オードトワレをつける場所|秋冬は1日の予定で朝と夕方に分ける

**今日、いちばん香りが要るのは何時ごろですか。**朝の電車か、昼の打ち合わせか、仕事のあとの食事か。オードトワレをつける場所は、その時刻から逆に決めます。
オードトワレは、香水の中でも香りが軽く、持つ時間も長くはありません。朝に1回つけて1日を通そうとすると、夕方の約束のころには、自分ではほとんど香りが分からなくなっていることがあります。だからといって朝の量を増やすと、今度は朝の電車で強すぎる。朝と夕方の2回に分けて、場所を変えるほうが、量を増やさずに香ってほしい時刻に香りを残せます。
秋冬はもうひとつ、コートを脱ぐ場面が加わります。コートの下にこもった香りは、脱いだ瞬間にまとめて広がるからです。
服の上から何枚布がかぶさるかで場所を選ぶ考え方は香水をつける場所|4か所の違いと、秋に服が厚くなってからの選び方に、量を人との距離で決める方法は香水のつけ方|量は、会う人との距離と部屋の広さで決めるにまとめています。この記事は、オードトワレを1日の予定で使い分けることだけを扱います。
結論:1日を朝と夕方に分けて、つける場所を変える
オードトワレをつける場所は、次の順で決めてください。
- その日、香りがいちばん要る時刻はいつか
- コートを脱ぐ場面が、いつ、何回あるか
- 途中でつけ直せる場面があるか
朝から昼までを穏やかに香らせたいなら、朝は膝の裏・腰・足首のように、服の内側で体温によってゆっくり立ちのぼる場所につけます。夕方から夜に香らせたいなら、その前に手首の内側・肘の内側・耳の後ろのように、肌が出ていてすぐ香る場所に少量つけ直します。
朝と夕方で場所を変えるのは、残っている香りと新しい香りを重ねないためです。同じ場所に重ねると、そこだけ強くなりやすく、量の加減が分からなくなります。
早見表|1日の予定で、朝と夕方につける場所
| その日の予定 | 朝につける場所 | 夕方につける場所 | つけ直し |
|---|---|---|---|
| 仕事だけ(朝から夕方) | 腰・膝の裏 | ― | 昼過ぎに手首の内側を1回 |
| 仕事のあとに食事の約束 | 膝の裏 | 手首の内側・肘の内側 | 約束の30分前 |
| 仕事のあとに人と会う(近い距離) | 足首 | 耳の後ろ | 会う直前は避け、30分前に |
| 休日の昼の外出 | 腰・手首の内側 | ― | 夕方に帰るなら要らない |
| 休日の昼から夜まで | 膝の裏 | 手首の内側 | 夕方に1回 |
| 夜だけの約束 | つけない | 腰・手首の内側 | 出かける20〜30分前 |
| 長い移動の日 | 足首だけを控えめに | 着いてから手首の内側 | 降りる前か着いてから |
| 食事の席が中心の日 | 腰より下だけ | 足首 | 食事の前にはつけない |
| コートを何度も脱ぎ着する日 | 膝の裏・足首 | 手首の内側 | 少量ずつ |
迷ったときは、朝は膝の裏、夕方は手首の内側と覚えておいてください。この2か所なら、朝の香りが首まわりで強くなりすぎず、夕方のつけ直しも人前でさりげなくできます。
オードトワレが、ほかの濃さと違うところ
香水には、香りの濃さで呼び分けがあります。オードトワレは、その中でも軽いほうの濃さです。
| 呼び方 | 濃さの目安 | 香りの持ちの目安 | つけ方 |
|---|---|---|---|
| オードパルファム | 濃いめ | 半日ほど | 1日1回で足りることが多い |
| オードトワレ | 中くらい〜軽め | 数時間ほど | 1日を2回に分けると扱いやすい |
| オーデコロン | 軽い | 1〜2時間ほど | こまめにつけ直す前提 |
| 香りのある練り香水 | 軽く、近い距離だけ | 数時間ほど | 顔を寄せる距離の相手に |
持つ時間は、つけた場所、肌の乾き具合、その日の気温、服の厚みで変わるので、表の時間はあくまで目安です。オードトワレは、朝につけた香りが夕方まで残るとは限らない濃さだと思っておくと、使い方が決めやすくなります。
先に決める①|香りがいちばん要る時刻はいつか
1日のうちで、香りがいちばん要る時刻を1つ決めてください。そこから逆算して、朝につけるか、途中でつけるかが決まります。
| 香りが要る時刻 | つける時刻 | 理由 |
|---|---|---|
| 朝の通勤・朝の打ち合わせ | 家を出る30分前 | つけた直後の強い香りが落ち着く |
| 昼の食事・昼の打ち合わせ | 朝に下半身、昼前に手首 | 朝の香りは昼には弱まる |
| 午後の会議 | 昼休みに手首の内側 | 午後の数時間をまかなえる |
| 夕方の約束 | 約束の30分前 | 着いたころに落ち着いた香りになる |
| 夜の食事 | 出かける前か、店に向かう途中 | 食事の席では控えめに |
| とくにない | 朝に下半身を控えめに | 自分のために香らせる |
オードトワレは、**つけた直後がいちばん強く、20〜30分ほどで落ち着いた香りになります。**香りが要る時刻の直前につけると、強い香りのまま人に会うことになるので、30分前を目安にしてください。
先に決める②|コートを脱ぐ場面が、いつ、何回あるか
秋冬にオードトワレの扱いが難しくなるのは、コートのせいです。コートを着ているあいだ、香りは服の中にこもって外にはあまり出ません。そのかわり、室内でコートを脱いだ瞬間に、こもっていた香りがまとめて広がります。
| コートを脱ぐ場面 | 起きること | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 職場に着いたとき(朝) | 朝の香りが一度に広がる | 朝は首から遠い場所に、少なめに |
| 昼の食事の店 | 午前の香りが残っていれば広がる | 昼前のつけ直しは食事のあとに |
| 打ち合わせ先の部屋 | 狭い部屋で一度に香る | 打ち合わせの前はつけ直さない |
| 夕方の食事の店 | つけ直した香りが広がる | 約束の30分前に、少量だけ |
| 電車や乗り物の中で脱ぐ | 混んだ車内で香りが広がる | 乗る前につけない |
| 1日に何度も脱ぎ着する | そのたびに広がる | 下半身につけて、少なめに |
コートを脱ぐ場面が多い日ほど、つける場所を首から遠く、下へ移してください。足首や膝の裏につけた香りは、コートの中にこもりにくく、脱いだときにも一度に広がりにくくなります。
先に決める③|途中でつけ直せる場面があるか
オードトワレを1日に2回使う前提なら、つけ直す場面があるかを先に確かめておきます。
- 化粧室に寄る時間がある:手首の内側、肘の内側、耳の後ろ、どこでもつけ直せる
- 自分の席や車の中にいる時間がある:手首の内側、袖をずらして肘の内側
- 人前で少しだけ時間がとれる:手首の内側に、容器から1回だけ
- つけ直す時間がまったくない:朝に下半身を少し多めにして、夕方まで持たせる形にする
つけ直せない日の組み方は、あとの「どちらとも取れるとき」で扱います。
朝につける場所|服の内側で、ゆっくり立ちのぼる場所
朝につける場所は、長い時間、穏やかに香らせるための場所です。服の内側にあって、体温でゆっくり温められる場所を選びます。
| 場所 | 香り方 | 向く日 |
|---|---|---|
| 膝の裏 | 歩くたびに下から立ちのぼる | ほとんどの日。朝の基本 |
| 腰(ウエストの少し上) | 服の中で穏やかに広がる | 仕事の日 |
| 足首・くるぶしのまわり | いちばん遠く、控えめ | コートを何度も脱ぐ日、食事の日 |
| おなかの横 | 座っているあいだに香る | 座る時間が長い日 |
| 太ももの内側 | スカートの日に、歩くと香る | スカートの日 |
香りは、下から上へ立ちのぼります。下半身につけた香りは、時間をかけて上がってくるので、朝につけた香りを昼まで穏やかに続けたいときに向いています。首や胸元のように顔に近い場所に朝からつけると、コートを脱いだときや狭い部屋で、香りが強く感じられやすくなります。
夕方につける場所|肌の出ている、すぐ香る場所
夕方のつけ直しは、これからの数時間をまかなうためのものです。すぐ香ってほしいので、肌が出ていて、体温の伝わりやすい場所を選びます。
| 場所 | 香り方 | つけやすさ |
|---|---|---|
| 手首の内側 | 手を動かすたびに香る | 人前でもさりげなくできる |
| 肘の内側 | 腕を曲げたときに香る | 袖をずらすだけでつけられる |
| 耳の後ろ | 隣に座った人まで届く | 化粧室で。量は少なく |
| 首の後ろ(襟足) | 後ろを通る人に届く | 髪をまとめる日に |
| 胸元 | 向かいに座る人に届く | 襟の開いた服の日に |
夕方は、朝と違って**顔に近い場所も使えます。**夕方からの数時間は、香りが持つ時間の中に収まるので、持ちの短い場所でも途中で消えずに済むからです。ただし量は朝より少なく、1か所に1回ぶんで十分です。夕方につけた香りは、夜の数時間で使い切るくらいの量にしておくと、帰り道まで強く残りません。
場所ごとの香り方|届く相手と持ちで見る
朝と夕方の場所を組み合わせるために、場所ごとの性格を並べておきます。
| 場所 | 届く相手 | 持ち | 秋冬の服で |
|---|---|---|---|
| 足首 | 自分にはほとんど分からない | 長め | 靴下やタイツの上から香りが抜ける |
| 膝の裏 | 自分と、すぐ近くの人 | 長め | パンツの中でもこもりにくい |
| 太ももの内側 | 自分と、隣の人 | 長め | スカートの日だけ |
| 腰 | 自分と、隣の人 | 中くらい | ニットの中で穏やかに |
| おなかの横 | 座ったときの隣の人 | 中くらい | 服の中にこもりやすい |
| 手首の内側 | 自分と、向かいの人 | 短め | 袖口が厚いとこもる |
| 肘の内側 | 自分と、隣の人 | 中くらい | 袖の中で穏やかに |
| 耳の後ろ | 隣に座る人 | 短め | マフラーの下でこもる |
| 首の後ろ | 後ろを通る人 | 短め | 襟の高い服ではこもる |
| 胸元 | 向かいの人 | 短め | 首の詰まった服では香らない |
下半身ほど持ちが長く、上半身ほど短いと覚えておくと、朝と夕方の組み合わせが決めやすくなります。
秋冬の服で変わること|コートとニットの下
秋冬は、服が厚くなり、重なる枚数が増えます。そのため、同じ場所につけても夏とは香り方が変わります。
- 首まわり:マフラーや襟の高いニットに覆われ、香りがこもる。外したときに一度に香る
- 手首:厚い袖口に覆われ、手を動かしても香りが出にくい。袖口の薄い服の日だけ手首に
- 腰:ニットとコートの2枚の下にあり、穏やかに長く香る
- 足首:靴下やタイツの上から、少しずつ香りが抜けていく
秋冬にオードトワレが「つけたのに香らない」と感じるのは、香りが消えたのではなく、服の中にこもっていることも多くあります。コートを脱いだときに香るなら、香りは残っています。その場合、つけ直す必要はありません。
服の素材で変わること|ウール・合成繊維・綿
秋冬の服は素材も変わります。肌に近い服の素材によって、香りがこもりやすいか、抜けやすいかが違います。
| 肌に近い服の素材 | 香りの出方 | つける場所 |
|---|---|---|
| ウールのニット | 編み目から少しずつ抜け、穏やかに長く香る | 腰・肘の内側 |
| 目の詰まった合成繊維 | 中にこもりやすく、脱いだときに強く出る | 首から遠い場所に、少なめに |
| 綿のシャツ | 香りを吸って、服に残りやすい | 服に直接かからない場所に |
| 厚手のタイツ | 足首の香りが上がりにくい | 膝の裏に移す |
| 薄手の靴下 | 足首の香りがよく上がる | 足首のままでよい |
| 裏地のあるスカート | 太ももの香りが裏地の中にこもる | 膝の裏に |
**目の詰まった素材の下ほど、香りは閉じ込められます。**そうした服の日は、朝の量を少なくし、コートを脱いだときにまとめて広がる香りを見込んでおきます。反対に、ざっくりしたニットの日は、香りが抜けやすいので、朝の量はふだんどおりで構いません。
綿のように香りを吸う素材は、肌から服に香りが移り、洗うまで残ることがあります。翌日に違う香りを使う予定があるなら、肌に近い服に直接かからない場所を選んでください。
暖房の部屋に入ったとき
秋冬のもうひとつの変化は、暖房です。暖かい部屋に入ると、体温が上がり、肌の上の香りが立ちやすくなります。
外を歩いているあいだは控えめだった香りが、暖房の効いた部屋でコートを脱いだ瞬間に、**ふだんより強く香ることがあります。**朝につけた量が、外では弱く感じても、部屋の中ではちょうどいいか、少し強いこともあります。
職場や会議室のように、暖房の効いた部屋に長くいる日は、朝の量を夏より少なめにして、首から遠い場所につけてください。
予定①|仕事の日(朝から夕方まで)
仕事の日は、朝に1回、昼過ぎに1回の2回に分けるのが基本です。朝から夕方まで8時間ほどあると、オードトワレの香りは途中で一度弱まるので、その弱まる時刻にあたる昼過ぎに、少しだけ足す形です。
- 朝:家を出る30分前に、腰か膝の裏に1回ずつ
- 昼過ぎ:昼休みの終わりに、手首の内側に1回
朝の香りは、通勤と午前中をまかないます。昼過ぎのつけ直しは、午後の数時間をまかなう量です。打ち合わせや会議の直前にはつけないでください。狭い部屋で、つけたばかりの強い香りが広がります。
職場によっては、香りを控えるよう求められることもあるので、その場合は朝の1回だけにして、足首に控えめにつける形にします。
| 職場での場面 | 香りの扱い |
|---|---|
| 自分の席で作業する | 朝の香りのままでよい |
| 会議室での打ち合わせ | 直前につけない。朝の香りが残っていれば十分 |
| 来客の対応 | 手首を避け、下半身の香りだけに |
| 昼の食事を人ととる | 昼前にはつけ直さない |
| 外回りでコートを脱ぎ着する | 足首だけを控えめに |
職場の香りは、自分の席のまわりの人が1日中いっしょにいることを前提に考えてください。短い時間だけ会う人より、長く同じ部屋にいる人のほうが、香りを強く感じやすくなります。
予定②|仕事のあとに食事の約束がある日
仕事のあとに食事の約束がある日は、昼の香りは控えめにして、夕方に香りの中心を置きます。
- 朝:膝の裏に1回だけ
- 昼:つけ直さない
- 夕方:約束の30分前に、手首の内側と肘の内側に1回ずつ
食事の店に着くと、まずコートを脱ぎます。このとき、夕方につけた香りと、朝から服の中にこもっていた香りが一緒に広がります。朝につけた膝の裏の香りはこの時刻にはかなり弱まっているので、夕方につけた分が主になりますが、念のため夕方の量は1か所に1回までにしておくと安心です。
食事の席では、香りが料理の香りとぶつからないよう、顔から遠い場所を選んでください。手首の内側は食事中に手を動かすたびに香るので、量を少なめにします。料理を楽しむ席なら、手首ではなく足首にして、香りを下に置く方法もあります。
予定③|休日の昼の外出(買い物・映画・美術館)
休日の昼の外出は、朝から夕方までの数時間で終わることが多く、朝に1回で足りる日です。
- 朝:出かける30分前に、腰と手首の内側に1回ずつ
| 休日の行き先 | 朝につける場所 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 買い物 | 腰 | 試着で服を脱ぎ着するので首まわりは避ける |
| 映画館・劇場 | 膝の裏 | 暗く静かな場所で隣の人と長く近い |
| 美術館 | 腰 | 作品の前で人と並ぶ。手首は避ける |
| 公園・屋外の散歩 | 手首の内側・腰 | 風で香りが流れるので、ふだんどおりの量で |
| 友人の家 | 足首 | 室内で長く過ごす。料理が出るなら控えめに |
映画館や美術館のように、静かで人との距離が近い場所に長くいる日は、手首を避けて、腰か膝の裏だけにしてください。買い物の日は、試着のたびに服を脱ぎ着するので、首まわりにはつけないほうが、試着した服に香りが移りません。
予定④|夜だけの約束
夜だけの約束の日は、朝にはつけず、出かける前に1回で済みます。
- 出かける20〜30分前:腰と手首の内側に1回ずつ
夜の約束は、昼より人との距離が近くなることが多いので、耳の後ろや首まわりは避け、腰と手首に控えめに。帰り道まで強く残らない量にしておくと、オードトワレの軽さがいちばん生きます。
夜の約束に出かける前に、昼の外出から一度家に帰る日もあります。そのときは、昼の香りがまだ服に残っていないかを先に確かめてください。昼に着ていた服のまま出かけるなら、昼につけた場所とは違う場所に、いつもの半分ほどの量で足します。服を着替えるなら、新しくつけ直して構いません。
予定⑤|長い移動の日(電車・新幹線・飛行機)
長い移動の日は、移動のあいだは香りを控えめにして、着いてから香らせます。電車や機内は人との距離が近く、空気がこもりやすいからです。
- 出発前:足首に控えめに1回、またはつけない
- 到着後:着いた先の化粧室で、手首の内側に1回
乗り物の中でコートを脱いだり、上着を掛けたりするときにも、香りが広がります。移動中につけ直すのは避けてください。
| 移動の手段 | 出発前 | 到着後 |
|---|---|---|
| 電車(長い時間) | 足首に控えめに | 降りてから手首の内側 |
| 新幹線 | つけないか足首だけ | 着いた駅の化粧室で |
| 飛行機 | つけない | 着いてから手首と腰 |
| 車(自分で運転) | 腰に1回 | 着いてから足すかを決める |
| 車(人の車に乗る) | つけないか足首だけ | 降りてから |
車の中は、電車よりさらに空間が狭く、香りが逃げにくい場所です。人の車に乗せてもらう日は、とくに控えめにしてください。
1日を時刻で並べる|仕事のあとに食事がある日の例
朝と夕方に分けると言っても、実際にどう動くかを時刻で並べておくと、迷いが減ります。仕事のあとに食事の約束がある日を例にします。
| 時刻 | すること | 香りの状態 |
|---|---|---|
| 7:30 | 膝の裏に1回つける | つけた直後で強め。服を着て落ち着かせる |
| 8:00 | 家を出る | 香りが落ち着き、歩くと下から立ちのぼる |
| 9:00 | 職場でコートを脱ぐ | こもっていた香りが一度に出て、すぐ落ち着く |
| 12:00 | 昼の食事 | 朝の香りは弱まっている。つけ直さない |
| 15:00 | 午後の仕事 | 自分ではほとんど分からない |
| 18:00 | 化粧室で手首と肘の内側に1回ずつ | 約束の30分前。強い香りが落ち着くのを待つ |
| 18:30 | 店に着いてコートを脱ぐ | 夕方の香りがちょうどよく広がる |
| 21:00 | 帰り道 | 香りは穏やかに残る程度 |
この例では、朝と夕方で合わせて3回しか吹きかけていません。朝に多めにつけて1日を通すより少ない量で、昼の職場では控えめに、夕方の食事の席ではちょうどよく香らせることができます。
つけ直しの量と、つけ直す場所
つけ直しは、朝より少なくが原則です。朝の香りがまだ少し残っているので、同じ量をつけると、合わせて強くなります。
| 朝の香りの残り方 | つけ直しの量 | 場所 |
|---|---|---|
| 自分では分からない | 1か所に1回 | 手首の内側 |
| 近づくと少し分かる | 1か所に半分ほど | 肘の内側 |
| まだはっきり香る | つけ直さない | ― |
| コートを脱いだら香った | つけ直さない | ― |
| 朝につけていない | 2か所に1回ずつ | 手首の内側と腰 |
つけ直すときは、肌から15〜20cmほど離して1回吹きかけます。近すぎると1点に集まって強くなり、離しすぎると服や髪にかかります。手首の内側なら、腕を体の前に伸ばし、反対の手で容器を持って吹きかけると、まわりに広がりにくくなります。
つけ直す場所は、朝と違う場所にしてください。朝に膝の裏につけたなら、夕方は手首の内側。上と下に分けると、香りが1か所に重ならず、量の加減がしやすくなります。
持ち歩き方|小さな容器に移す
つけ直す前提なら、外出先に香りを持って行く必要があります。持ち歩く量は、1日のつけ直しが1〜2回なら、数回分あれば足ります。たくさん持ち歩くほど、つい足したくなるので、その日に使う分だけ移しておくのも、量を守る一つの方法です。瓶ごと持ち歩くのは重く、割れる心配もあるので、小さな容器に移して持ち歩くと扱いやすくなります。
| 持ち歩き方 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 小さな吹きつける容器に移す | 1回ずつの量を決めやすい | 移すときにこぼさない |
| 香りを含ませた小さな紙 | 軽い。手首に押し当てて使う | 香りは弱め |
| 香りを含ませた綿を小袋に | 手首につけやすい | 香りが早く飛ぶ |
| 瓶ごと持つ | 量を気にせず使える | 重い。割れないよう布で包む |
容器に移した香りは、日の当たる場所や暖房の近くに置くと香りが変わりやすいので、鞄の内側のポケットに入れておいてください。秋冬はコートのポケットに入れたくなりますが、コートを脱いで暖房の効いた部屋に掛けておくと、ポケットの中が温まります。持ち歩く容器は、コートではなく鞄に入れておくほうが、香りが変わりにくくなります。
マフラーと手袋|身につける布に香りを移すか
秋冬は、マフラーや手袋のように、肌の近くに身につける布が増えます。こうした布に香りを移すかどうかも、決めておきます。
マフラーにつけると、首まわりで長く香りますが、外したときに一度に香ることと、布に香りが残り続けることに気をつけてください。翌日に別の香りをつけると、マフラーに残った香りと混ざります。布につける場合は、肌から離した位置で1回、布の内側に軽く吹きかける程度にしてください。素材によっては、しみになることがあるので、目立たない場所で先に確かめておきます。
確かめ方|自分の鼻は、20〜30分で慣れる
自分のつけた香りは、20〜30分ほどで自分では分かりにくくなります。毎日同じ香りを使っていると、さらに慣れが進み、つけた直後でも弱く感じることがあります。分からなくなったから、と重ねてつけると、まわりには強すぎることがあります。
確かめるなら、手首の内側に鼻を近づけるのではなく、腕を伸ばした距離で手首を顔の前に持ってきて、ふっと香るかどうかを見てください。そこで分かれば、まわりの人にも届いています。家族や親しい人に、1m離れたところで香るかを聞く方法もあります。
どちらとも取れるとき①|1日中つけ直せない日
つけ直す場面がない日は、朝に下半身を少し多めにして、夕方まで持たせる形にします。
膝の裏と足首の2か所に1回ずつ。下半身の香りは持ちが長く、時間をかけて上がってくるので、夕方まで穏やかに続きます。朝は2か所につけた直後に少し強く感じるので、家を出る40分ほど前につけて、服を着たり身支度をしたりするあいだに落ち着かせてください。手首や首まわりにも足すと、朝の香りが強くなりすぎるので、上半身にはつけないでください。夕方に香りが弱まっていても、それはオードトワレの軽さとして受け止めて構いません。
どちらとも取れるとき②|コートを脱ぐ時刻が読めない
外回りや、予定の決まらない休日のように、コートをいつ脱ぐか分からない日は、どの時刻に脱いでも強すぎない場所と量にしておきます。
足首に1回だけ。これなら、コートの中にもこもりにくく、脱いだ瞬間に一度に広がることもありません。香りが要る場面が見えてきたら、その30分前に手首の内側へつけ足してください。
外回りの日は、訪ねる先ごとにコートを脱いで、また着る、を繰り返します。そのたびに香りが少しずつ外に出ていくので、夕方にはほとんど残っていないことも多いはずです。それで構いません。訪ねる先の部屋で強く香らなかったのなら、香りの量としてはちょうどよかったということです。
どちらとも取れるとき③|オードトワレとほかの濃さを両方持っている
オードトワレと、より濃いオードパルファムの両方を持っているなら、1日の長さで使い分けることができます。
朝から夜まで1回で済ませたい日は、濃いほうを下半身に控えめに。朝と夕方に分けられる日や、夜だけの約束の日は、オードトワレで軽く。同じ日に2つを重ねる場合は、同じ系統の香りどうしにして、場所を上と下に分けてください。違う系統の香りを重ねると、時間がたつにつれて混ざり方が変わり、狙った香りになりにくくなります。
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際に起きること |
|---|---|
| 朝に多めにつければ夕方まで持つ | 朝の電車や職場で強すぎる。2回に分けるほうが量は少なくて済む |
| オードトワレは軽いから首につけていい | コートを脱いだ瞬間や狭い部屋では、顔の近くで強く香る |
| 香らなくなったら香りは消えている | 服の中にこもっているだけのことがある。コートを脱ぐと香る |
| つけ直しは朝と同じ場所に | 残っている香りと重なって強くなる。違う場所に |
| 自分で分からなければ足してよい | 20〜30分で鼻が慣れる。腕を伸ばした距離で確かめる |
| 秋冬は香りが弱まるから量を増やす | 暖房の部屋では夏より強く香ることがある |
| 食事の前につけ直すと好印象 | 料理の香りとぶつかる。食事の前は控える |
| 手首の内側同士をこすり合わせるとなじむ | こすると香りの立ち方が変わる。軽く押し当てる程度に |
装いに活かすなら
オードトワレをつける場所は、その日いちばん香りが要る時刻から決めてください。朝から穏やかに香らせたいなら膝の裏や腰、夕方から香らせたいなら手首の内側や肘の内側に、その30分前に少量。1日を通す日は、朝と夕方の2回に分けて、場所を上と下に分けます。
秋冬は、コートを脱ぐ場面が多い日ほど、首から遠い下半身へ移し、量を控えめにします。服の中にこもった香りは、脱いだときに広がるので、香らないと感じても重ねる前に一度コートを脱いで確かめてください。軽い香りを1日の予定に合わせて置き直すと、オードトワレの軽さが、そのまま扱いやすさになります。
練り香水と組み合わせる日は練り香水をつける場所|誰に届けたいかと、襟と袖口の位置で選ぶも参考にしてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. オードトワレはどこにつけるのがいいですか
- その日にいちばん香りが要る時刻で決めてください。朝から昼にかけて穏やかに香らせたいなら、膝の裏や腰、足首のように、服の内側で体温によってゆっくり立ちのぼる場所が向きます。夕方や夜の約束に香らせたいなら、出かける直前か約束の前に、手首の内側や耳の後ろ、肘の内側のように、肌が出ていてすぐ香る場所に少量つけます。オードトワレは持つ時間が長くないので、1日のうちに2回に分けると、香ってほしいときに残っています。
- Q. オードトワレはどれくらい香りが持ちますか
- 目安としては数時間ほどで、つけた場所や肌の状態、その日の気温や服装でも変わります。朝につけた香りが、夕方には自分ではほとんど分からなくなっていることもよくあります。1日を通して香らせたい日は、朝に1回で済ませようとせず、昼過ぎか夕方につけ直す前提で組むほうが、量をつけすぎずに済みます。
- Q. 秋冬にコートを着ると、オードトワレが香らなくなりますか
- コートを着ているあいだは、香りが服の中にこもり、外にはあまり出ません。そのかわり、室内でコートを脱いだ瞬間に、こもっていた香りがまとめて広がります。だから秋冬は、コートを脱ぐ場面に合わせて量を決めることが大切です。脱いだ瞬間に強く香るのが気になるなら、朝につける量を減らし、首に近い場所を避けて、腰から下につけてください。
- Q. オードトワレをつけ直すとき、どこにつければいいですか
- 人前でもさりげなくできる場所として、手首の内側と肘の内側が使いやすいです。袖を少しずらすだけでつけられます。量は朝より少なく、1か所に1回ぶんで十分です。朝につけた場所に重ねると、残っている香りと混ざって強くなりやすいので、つけ直しは朝と違う場所にしてください。外出先では、小さな容器に移して持ち歩くと扱いやすくなります。
— メグラシ編集部





