練り香水 付ける場所|秋冬は30分で消える人と残りすぎる人で変える

**練り香水をつけて30分後に、自分の鼻を近づけても分からない人。**あなたの肌は乾いていて、油分が肌に吸われています。場所を変える前に、保湿の上に重ねてから、袖の内側に隠れる手首の内側へ移してください。
**夕方まで残って、自分で持て余す人。**暖房の部屋に長くいて、首を布で覆っています。量を半分にして、腰より下の膝の裏か足首の内側へ下げてください。首には今日からつけなくて構いません。
同じ練り香水を同じ場所につけていても、この2人の正解は逆です。だから「つける場所」の一覧をいくら見ても決まりません。先に、自分がどちら側かを3つの見方で決めます。その上で、肌か布か、体の上か下か、保湿を挟むかを分けていきます。10か所それぞれの香りの届く距離は練り香水をつける場所|誰に届けたいかと、襟と袖口の位置で選ぶに分けてあるので、この記事は秋冬に消える人と残る人の分け方だけに絞ります。
結論:消える人は「肌と袖の中」、残る人は「量と腰より下」
練り香水の香りの持ちを決めるのは、場所の名前ではなく、その場所の肌の状態と、周りの空気の温度です。秋冬はこの2つが人によって大きく違うので、同じ場所でも結果が割れます。
| 見方 | 消える側 | 残る側 |
|---|---|---|
| 手首の内側を指で押して離したとき | 白っぽく粉が立つ、かさつく | しっとりしている、艶がある |
| 暖房のある部屋で過ごす時間 | 1日2時間以内、移動が多い | 4時間以上、同じ席に座る |
| 首を覆う布 | 襟が開いている、首が出ている | マフラー・ハイネック・タートル |
3つのうち2つが同じ側に寄った人は、その側の直し方から始めてください。1対2に割れた人や、日によって変わる人は、あとの「どちらとも取れるとき」で分けます。
まず測る:つけてから30分後に、鼻を5cmまで近づける
自分がどちら側かは、感覚で決めずに1回だけ測ります。朝、いつもの量を手首の内側にひとなでして、時計を見ます。30分たったら、手首を鼻の5cmまで近づけて嗅いでください。
- 何も分からない:消える側です。肌の乾きから直します
- 近づけると分かるが、腕を下ろすと分からない:ちょうどよい状態です。場所を変える必要はありません
- 腕を下ろしたままでも、動くたびに分かる:残る側です。量と場所の高さから直します
30分という時間は、自分の鼻が1つの香りに慣れる目安です。これより早く測ると、鼻が慣れているだけで消えたと思い込みます。これより遅いと、消える側の人は本当に何も残っていません。
消える側①:肌の乾きが油分を吸っている
秋冬に手首や首すじがかさつく人は、練り香水の油分が肌の表面で広がる前に、肌の側に吸い込まれます。香りの成分は油分に溶けているので、油分が肌に入ってしまうと、立ちのぼる分が残りません。
直し方は、場所を変える前に、肌の表面を先に整えることです。無香料のクリームか乳液を、つける予定の場所に薄くなじませて、表面がしっとりしてから練り香水を重ねます。クリームの香りが強いものは、練り香水の香りとぶつかるので避けてください。
保湿を挟むだけで、30分で消えていた香りが1〜2時間は残るようになる人が多いです。それでも消える人だけ、次の場所の話に進みます。
消える側②:外気に触れる場所から、袖の内側へ
手の甲、首すじ、耳の後ろは、秋冬の乾いた外気に直接触れています。乾いた空気は、肌の表面の油分を奪うので、乾燥肌の人がここにつけると、保湿をしても早く消えます。
袖の中に隠れる場所へ移してください。手首の内側、肘の内側は、長袖の中で体温がこもり、空気が乾きにくい場所です。香りは一気に広がらず、腕を動かすたびに袖口から少しずつ出てきます。
ここでの境目は、袖口が手首を覆っているかどうかです。七分袖や、袖をまくって過ごす人は、手首の内側も外気に触れてしまうので、肘の内側を選びます。袖口が手の甲まで届く長さなら、手首の内側で足ります。
消える側③:つけ直しの時間を、朝の量で補わない
消えるのが早いと感じると、朝の量を増やしたくなります。練り香水は量を増やしても、肌に吸われる速さは変わらないので、増やした分は最初の30分だけ強く香って、やはり消えます。
朝は指先でひとなでの量を守り、昼過ぎに一度つけ直すほうが安定します。つけ直す場所は、朝と同じ手首の内側で構いません。保湿は朝の分が残っているので、昼は練り香水だけで足ります。
残る側①:暖房の部屋の温度が、油分をゆるめている
暖房の効いた部屋は、秋冬でも20度を超えます。練り香水の油分は、この温度で肌の上でゆるみ、朝につけた分が昼を過ぎても立ちのぼり続けます。外の空気の中では程よい量が、部屋の中では多すぎる量になります。
直し方の1つめは量です。指先でひとなでしていた人は、その半分にしてください。指先の第一関節の半分までで、表面をかすめる程度で足ります。暖房の部屋に4時間以上いる日は、1か所だけにして、2か所以上につけません。
残る側②:首を覆う布が、香りを閉じ込めている
マフラー、ハイネック、タートルネックの日に、首や鎖骨に練り香水をつけると、布の内側に香りがこもります。首は顔に近いので、こもった香りがそのまま自分の鼻に上がってきて、夕方には持て余します。
首を覆う日は、首にはつけないと決めてください。代わりに場所を、腰より下へ下げます。膝の裏、足首の内側は、立ち上がったり歩いたりしたときだけ、下から立ちのぼって周りに届きます。座っている間は自分の鼻に届きにくいので、長く座る日ほど向いています。
スカートやワイドパンツで、膝の裏に布が触れない日は膝の裏を。細いパンツで膝の裏に布が密着する日は、布にしみが出るので足首の内側に下げてください。
残る側③:肌ではなく、布の端に少しだけ移す
首を覆う日でも、顔の近くでほんのり香らせたい人は、肌にはつけず、マフラーの内側の端や、ストールの裏の端に、指先に残った分だけをなでつけます。布は肌より温度が低いので、同じ量でも立ちのぼる速さがゆるやかです。
ただし、練り香水の油分は布にしみを作ります。試すのは、濃い色で毛足のある布か、洗える布に限ってください。淡い色のシルクやカシミヤには向きません。しみが心配な布の日は、この方法を使わず、腰より下に戻します。
境目になる数字:暖房の部屋で過ごす時間が4時間
消える側と残る側を分けるいちばん大きな要因は、暖房のある部屋で座って過ごす時間です。目安は4時間です。
- 2時間以内で、移動や外歩きが挟まる日:乾いた外気に触れる時間が長く、消える側に寄ります。保湿と袖の中を優先
- 4時間以上同じ席に座る日:暖房の温度で油分がゆるみ、残る側に寄ります。量を半分、腰より下を優先
- 2〜4時間の日:肌の乾きと、首を覆う布の2つで決めます
同じ人でも、在宅の日と外回りの日で側が変わります。毎日同じ場所につけるのではなく、その日の予定を見て場所を変えるほうが、朝の量を調整するより楽です。
どちらとも取れるとき①:肌は乾くのに、暖房の部屋に長くいる
秋冬でいちばん多いのがこの組み合わせです。肌の乾きだけを見れば消える側、部屋の時間だけを見れば残る側です。
場所で分けてください。首と鎖骨は、暖房の部屋で残りすぎるので使いません。手首の内側と肘の内側に、保湿の上から重ねます。袖の中は、暖房の部屋でも外気の乾きからは守られ、首ほど自分の鼻には近くないので、消えすぎも残りすぎも起きにくい場所です。
それでも夕方に残りすぎると感じた日は、翌日から肘の内側をやめて、手首の内側1か所にします。逆に昼には消えていた日は、翌日から昼過ぎに手首へつけ直します。2〜3日でどちらかに落ち着きます。
どちらとも取れるとき②:首が出ている日と覆う日が交互に来る
襟の開いた日はちょうどよいのに、マフラーの日だけ残りすぎる人は、肌の側ではなく布の側の問題です。この人は、首を覆う日だけ場所を下げれば足ります。
朝、首に何を巻くかを決めた時点で、場所も決めてください。首が出る日は、いつも通り首すじか鎖骨に。首を覆う日は、首にはつけず膝の裏か足首へ。量は変えなくて構いません。首を覆う日は、玄関でマフラーを巻く前に、もう一度自分の鼻で首の香りを確かめ、何かついていると感じたら、その日はそのまま出て、翌日から首をやめます。
どちらとも取れるとき③:測った日によって結果が変わる
30分後に測っても、ある日は消え、ある日は残る人は、肌の乾きが日によって違います。入浴の直後、暖房の部屋で寝た翌朝、風の強い日の外出のあとは、同じ人でも肌の乾き方が変わります。
この人は、つける前に手首の内側を指で押して、その日の肌を見てから決めます。押して白く粉が立つ日は保湿を挟み、しっとりしている日は保湿を抜く。場所は手首の内側で固定して、保湿を挟むか挟まないかだけを毎日変えると、結果が安定します。
量の目安:指先のどこまでを使うか
練り香水は、液体の香水のように何回押すかで量を決められません。指先に取る量で決めます。
| 側 | 指先に取る量 | 場所の数 |
|---|---|---|
| 消える側 | 第一関節の先の半分、表面をひとなで | 2か所まで。朝と昼に分ける |
| ちょうどよい | 第一関節の先の半分 | 1〜2か所 |
| 残る側 | 指先でかすめる程度、第一関節の先の4分の1 | 1か所。腰より下 |
消える側の人は、量を増やさず回数を分けます。残る側の人は、場所を減らすより先に量を減らします。量を減らしても残る人だけ、場所を腰より下に移します。
自分の鼻で確かめる:慣れた鼻を一度リセットする
自分の鼻は、同じ香りに20〜30分で慣れます。消えたと感じたとき、本当に消えたのか、鼻が慣れただけなのかは、こうして分けます。
いったん別の部屋か外の空気のある場所へ出て、1〜2分、香りのない空気を吸います。戻ってきてから、つけた場所に鼻を5cmまで近づけます。ここで分かるなら、消えていません。周りには届いています。分からないなら、本当に消えています。
この確かめ方を朝の30分後と昼に1回ずつやると、自分がどちら側かが、感覚ではなく結果で分かります。
やらないほうがいいこと
- 消えるからと首すじに増やす:乾いた外気に触れる場所に量を増やしても、最初の30分だけ強くなり、同じ時間で消えます
- 残るからと肌につけるのをやめて、服の表側に塗る:表側の布は外気に触れるので香りが飛びやすく、しみだけが残ります
- 液体の香水と練り香水を、別の香りで重ねる:暖房の部屋で2つの香りが混ざり、残る側の人はさらに持て余します。重ねるなら同じ系統の香りで、液体は下、練り香水は手首1か所に
- 肌が荒れている場所につける:かさつきを越えて赤みやひび割れのある場所は、保湿だけにして練り香水は別の場所へ
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よくある問い
- Q. 練り香水をつけても、すぐに香りが分からなくなります。量が足りないのでしょうか
- 量を増やす前に、つけた場所の肌が乾いていないかを見てください。練り香水の油分は、乾いた肌に触れると肌の側に吸われて、香りの成分が広がる前に薄くなります。秋冬に手首や首すじがかさつく人は、まずそこに無香料のクリームをなじませて、表面がしっとりしてから練り香水を重ねます。それでも30分で消えるなら、場所を手の甲や首すじから、袖の内側に隠れる手首の内側や肘の内側へ移してください。外気に触れない場所のほうが、油分が乾きにくく、体温で少しずつ立ちのぼります。自分の鼻が20〜30分で慣れるので、消えたと感じても、隣の人には届いていることもあります。
- Q. 練り香水なのに、夕方まで香りが残って自分で気になります
- 暖房のある部屋に長くいる人に起きやすい状態です。室温が高いと練り香水の油分がゆるみ、首や鎖骨につけた分が、マフラーやハイネックの内側にこもって逃げません。まず量を、指先でひとなでした半分にしてください。次に、つける場所を首から下げて、腰より下の膝の裏や足首の内側へ移します。下につけた香りは立ちのぼる途中で薄まるので、自分の鼻には届きにくく、立ち上がったり歩いたりしたときだけ周りに届きます。首を覆う日は、肌ではなくマフラーの内側の端に少しだけ移すのも手です。
- Q. 乾燥肌で、ハイネックの日が多いです。どちらの側に当たりますか
- 肌の乾きだけを見れば消える側、布で首を覆うことだけを見れば残る側なので、場所ごとに分けます。首は布で覆われるので、つけると残りすぎます。首にはつけず、手首の内側と肘の内側に、保湿の上から重ねてください。袖の中で体温がこもる場所なら、乾いた肌でも30分で消えることは少なくなります。暖房の部屋で過ごす時間が4時間を超える日は、肘の内側をやめて手首の内側だけにして、午後につけ直すほうが、朝に多くつけるより安定します。
- Q. 練り香水は、液体の香水とどちらが秋冬に向いていますか
- 周りに届く距離で選ぶと決まります。練り香水は、顔を寄せた距離でしか分からない程度の広がり方なので、暖房の効いた狭い部屋で何時間も人と過ごす日に向いています。液体の香水は、乾いた空気の中で立ち上がりが早く、歩いて移動する日や外で過ごす時間が長い日に向いています。両方を同じ日に使うなら、液体は体の下のほう、練り香水は手首の1か所に絞って、香りの種類をそろえてください。別の種類を重ねると、暖房の部屋でぶつかります。
— メグラシ編集部





