オフィスカジュアル レディース|秋冬の5日間は上と下の枚数から組む

**あなたの5日間が回るかどうかは、上の枚数で決まります。**机の天板から上に見える服を数えて5枚以上あれば、下は2本で足ります。3〜4枚なら、羽織りを1枚足すだけで回ります。2枚以下なら、買い足すのは下ではなく上です。
秋冬のオフィスカジュアルで疲れるのは、毎朝その日の1着を一から考えているからです。前の日に何を着たかを思い出し、同じ組み合わせにならないように鏡の前で入れ替え、気づけば家を出る時間が迫っている。この繰り返しは、手持ちの服の数が足りないから起きるのではなく、何を何枚持っているかを数えていないから起きています。
この記事では、まず手持ちを「上」と「下」に分けて数え、その枚数で5日間の組み方を3つの型に分けます。型が決まれば、毎朝は表を見るだけになります。数え方に迷う服、似た色の2枚、ワンピースやセットアップ、秋冬に特有のニットの休ませ方まで、自分の枚数を入れれば答えが出るように書きました。
同じ服に見える悩みを首元と表面で直す方法はオフィスカジュアル秋冬|毎日同じ服に見える悩みは首元と表面で直すに、セーターとシャツの重ね方はオフィスカジュアルのセーター|シャツの襟を出す日、出さない日にあります。ここでは、その前の段階である「数」を扱います。
結論:5日間は上の枚数で回り方が決まる。下は2本あれば足りる
職場で人の目に入る服の大半は、上半身です。席に座っているあいだ、向かいや隣の人から見えるのは机の天板から上、おおよそ胸から頭までの範囲で、下は立ち上がったときと通路を歩くときにしか目に入りません。会議室でも、テーブルについてしまえば同じです。
そのため、同じ組み合わせが続いたと気づかれるきっかけは、ほとんどが上です。下が同じでも上が違えば、別の日の服として受け取られます。反対に、下を毎日替えていても上が同じなら、「また同じ服」と見えてしまいます。
| 手持ちの上 | 5日間の組み方 | 足すなら |
|---|---|---|
| 5枚以上 | 下2本を1日おきに交互に置く | 足さなくてよい |
| 3〜4枚 | 羽織り1枚を重ねる日と外す日で、上を2通りに見せる | 羽織りを1枚 |
| 2枚以下 | 羽織りを足しても回りきらない | 上を2〜3枚 |
表は、自分がどの型にあたるかを見るためだけのものです。どの型でも下は2本を基準にしていますが、これは下を減らせという意味ではありません。下を3本以上持っていても、5日間の回り方は上の枚数で決まる、ということです。
まず数える|机の天板から上に見える服だけを「上」に数える
クローゼットを開けて、秋冬に職場へ着ていける服を全部出してください。夏物と、家でしか着ない服は外します。そのうえで、次の決まりで「上」と「下」に分けます。
上に数えるのは、机の天板から上に見える部分の色や形を決める服です。ニット、ブラウス、シャツ、カットソーがこれにあたります。カーディガンやジャケットのような羽織りは、上の枚数とは別に「羽織り」として数えます。羽織りは単独では着ないものの、重ねると上の見え方を変えるからです。
下に数えるのは、パンツとスカートです。座っているあいだは見えにくいので、色や形がよく似ている2本は1本として数えてかまいません。
数えるときに、もう一つ確かめてほしいことがあります。その服を、この1か月で一度でも職場に着ていったかどうかです。着ていない服は、着ていない理由がどこかにあります。肩が合わない、首元がちくちくする、丈が短くて座ると気になる。理由がある服は、数に入れても毎朝の候補から自然に外れていくので、最初から数に入れないでください。入れておくと、表の上では回るのに、実際の朝には回らなくなります。
数え終わったら、紙かスマートフォンのメモに「上◯枚・羽織り◯枚・下◯本」と書いておきます。この3つの数字が、この先の型を決めます。
上の枚数で分かれる3つの型
上の枚数がわかったら、次の3つのどれにあたるかを見ます。
ひとつ目は、上が5枚以上ある型です。週5日、毎日違う上を着られるので、同じ上が週に2回出ることがありません。下は2本を交互に置くだけで、5日間に同じ組み合わせは出ません。
ふたつ目は、上が3〜4枚の型です。毎日違う上を着ると、週の後半で最初の1枚に戻ります。ここで羽織りが効きます。羽織りを重ねた日と外した日では、上の見え方が別のものになるので、上3枚と羽織り1枚で6通りの見え方が作れます。
みっつ目は、上が2枚以下の型です。羽織りを足しても見え方は4通りまでしか増えず、5日間を埋めるには足りません。それに、2枚を交互に着ると、洗って乾かす時間がとれません。この型は、組み方を工夫するより先に、上を足すほうが早く楽になります。
それぞれの型の組み方を、次から順に書きます。自分の型のところだけ読んでもらってかまいません。
上が5枚以上ある人|下2本を1日おきに交互に置くだけで回る
上が5枚以上あるなら、組み方はいちばん簡単です。月曜から金曜まで上を1枚ずつ当て、下は2本を1日おきに交互に置きます。月曜・水曜・金曜が1本目、火曜・木曜が2本目という具合です。
| 曜日 | 上 | 下 |
|---|---|---|
| 月 | 上A | 下1 |
| 火 | 上B | 下2 |
| 水 | 上C | 下1 |
| 木 | 上D | 下2 |
| 金 | 上E | 下1 |
この型で気をつけるのは、上5枚の並べ方だけです。似た色の上を2日続けて置くと、5枚あっても3枚しかないように見えます。明るい色と暗い色、柄のあるものと無地、首の詰まったものと開いたもの。どれか一つで違いが出る2枚を隣り合わせにしてください。
上が6枚以上ある人は、残りを翌週に回します。6枚なら、翌週の月曜に6枚目を着て、そこから順に送っていけば、同じ上が同じ曜日に来ることがなくなります。毎週月曜に同じ服を着ている、という印象を残さずに済みます。
下が3本以上ある人は、下も順に送ってかまいません。ただ、下を毎日替えても、上ほどには気づかれません。下の本数を増やすより、手持ちの上の中で似ている2枚を見つけて並べ方を見直すほうが、5日間の見え方ははっきり変わります。
上が3〜4枚の人|羽織り1枚で見え方を増やす
上が3〜4枚の人は、羽織りを1枚使って、上の見え方を2通りにします。上3枚の場合の組み方は次のようになります。
| 曜日 | 上 | 羽織り | 下 |
|---|---|---|---|
| 月 | 上A | なし | 下1 |
| 火 | 上B | なし | 下2 |
| 水 | 上C | あり | 下1 |
| 木 | 上A | あり | 下2 |
| 金 | 上B | あり | 下1 |
木曜と金曜は、月曜と火曜の上をもう一度着ています。それでも羽織りを重ねると、机の天板から上に見える面積のうち、半分以上が羽織りの色になります。上の色は首元と胸の中央にだけ残るので、月曜とは別の服として見えます。
この型で効く羽織りは、手持ちの上のどれとも色が離れているものです。上が明るい色ばかりなら濃い色の羽織りを、濃い色ばかりなら明るい色の羽織りを選びます。上と羽織りの色が近いと、重ねても見え方が変わらず、2通りに増えません。
羽織りの丈も確かめてください。座ったときに、羽織りの裾が椅子の座面に乗って、背中側がもたつくものは、一日中気になって脱いでしまいます。脱いでしまえば、その日は羽織りなしの日になり、表の組み方が崩れます。座ったときに裾が座面の手前で止まる丈か、座面に乗っても薄くて平らにつぶれるものを選ぶと、一日着たままでいられます。
上が4枚ある人は、羽織りを重ねる日を2日にして、残りの3日を上だけで着れば足ります。4枚のうち、羽織りと色がいちばん離れている2枚を、羽織りを重ねる日に当ててください。
上が2枚以下の人|足すのは下ではなく上から
上が2枚以下の人は、組み方を工夫するより先に上を足してください。2枚と羽織り1枚では、見え方は4通りで、5日間を埋めるには1日足りません。それに、同じ上を3日に一度着ることになり、洗って乾かす時間が足りなくなります。
足す枚数は、2〜3枚が目安です。上が2枚の人が3枚足せば5枚になり、いちばん楽な型に移れます。予算や置き場所の都合で1枚しか足せないなら、3枚になって真ん中の型に移り、羽織り1枚と合わせて回します。
足す上を選ぶときは、いまの2枚と比べてください。2枚とも明るい色なら、足すのは濃い色です。2枚とも首が詰まっているなら、足すのは首元が開いたものです。2枚ともニットなら、足すのはシャツかブラウスです。いまの2枚と同じ側のものを足しても、数は増えるのに見え方は増えません。
下を買い足したくなる人は多いのですが、ここで下を足しても、毎朝の悩みはほとんど減りません。下が3本、4本と増えても、上が2枚のままなら、机から上に見える服は2通りしかないからです。売り場で下に手が伸びたら、一度手持ちの上の枚数を思い出してください。
似た2枚を1枚と数えるか|2歩下がって見分けられるかで決める
数えているうちに、迷う2枚が出てきます。同じ形で色違いのニット、白と生成りのブラウス、紺と黒のカーディガン。これを2枚と数えるか1枚と数えるかで、自分の型が変わることもあります。
決め方は一つです。2枚を並べて床かベッドの上に置き、2歩下がって見分けられるかどうかで判断します。2歩、おおよそ1.5mほどは、職場で向かいの席の人と自分のあいだの距離に近い長さです。この距離で色の違いがはっきりわかれば2枚、わからなければ1枚と数えます。
2歩下がっても迷う場合は、スマートフォンで2枚を並べて撮り、写真を白黒にしてみてください。白黒で見分けられる2枚は、明るさがはっきり違うので、職場でも別の服として見えます。白黒で同じ灰色に見える2枚は、色が違っても明るさが同じなので、離れたところからは似た服として受け取られます。
形が同じで色だけ違う2枚は、白黒で見分けられても、並べ方に気をつけてください。続けて2日着ると、色の違いより形の同じさのほうが目に入ります。間に1日以上、形の違う上を挟みます。
反対に、色が同じでも形がはっきり違う2枚、たとえば同じ色のタートルネックと、Vネックのカーディガンは、2枚と数えてかまいません。首元の形は、机の天板から上でいちばん目に入る部分だからです。
数え方に迷う服|ワンピース・セットアップ・ベスト
上と下に分けにくい服は、次のように数えます。
ワンピースは、上と下の両方を使う1組として数えます。ワンピースを着る日は、下の1本を休ませる日にあたるので、下2本の人にとっては、交互の並びに1日余裕が生まれます。上にカーディガンを重ねる日と重ねない日で見え方が変わるので、羽織りを使えば、同じワンピースを週に2回入れても別の日に見えます。
セットアップは、上下そろえて着る日と、ばらして着る日で数え方が変わります。そろえて着ることが多いなら、ワンピースと同じく1組として数えます。上だけを他のパンツに、下だけを他のニットに合わせて着られるなら、上1枚と下1本として数えてください。ばらして着られるかどうかは、上だけを手持ちの下に重ねて鏡の前に立ち、上下で生地の表面の質感が違いすぎないかで見ます。光り方が明らかに違う組み合わせは、ばらして着ると上下で別の服に見えて落ち着きません。
ニットのベストは、羽織りとして数えます。シャツやブラウスの上に重ねると、机から上に見える面積の大半がベストの色になるので、上の見え方を変える働きは羽織りと同じです。ベストとジャケットの関係はオフィスカジュアルのベスト|ジャケットの代わりになる日、ならない日でも扱っています。
スカーフや大ぶりのアクセサリーは、数には入れません。見え方を少し変える役には立ちますが、職場で一日つけていられるかどうかが日によって変わるので、表の上に置くと崩れやすくなります。表がうまく回らない日の補いとして、手元に置いておく程度にしてください。
秋冬は同じニットを2日続けない|休ませる日を組み込む
秋冬の5日間を組むときに、春や秋口と違うことが一つあります。ニットを休ませる日が要ることです。
ニットは、一日着ると肘や背中が体の形に伸び、汗や湿気を含みます。一晩ハンガーに掛けたり、平らに置いたりして休ませると形が戻りますが、戻るのに丸1日ほどかかります。同じニットを2日続けて着ると、伸びたところがそのまま戻らずに残り、数週間で形が崩れてきます。
そのため、上がニットばかりの人は、同じニットのあいだに1日以上空けて並べてください。上3枚の型で、3枚ともニットの場合、月曜の上Aを木曜にもう一度着る並びなら、間に2日空くので足ります。上2枚がニットで、交互に着るしかない場合は、毎日休ませる時間が1日しか取れないので、ここでも上を足すほうを先に考えます。
シャツやブラウスは、洗って乾けば形が戻るので、ニットほど間を空けなくてかまいません。上の中にシャツやブラウスが1〜2枚あると、ニットを休ませる日にそれを当てられるので、並べ方の自由が増えます。
ニットの休ませ方そのものは、厚いものほど長く要ります。目の詰まった薄手のものは一晩で戻りやすく、ざっくり編んだ厚手のものは2日ほどかかることもあります。厚手のニットは、週に1回までにしておくと形を長く保てます。
予定のある日から先に置く
表を組むときは、月曜から順に埋めるのではなく、予定のある日から先に置くと迷いが減ります。
1週間の予定表を開いて、社外の人に会う日、人前で話す日、大事な会議のある日に印をつけてください。その日に、手持ちの中でいちばんきちんと見える組み合わせを置きます。ジャケットを持っている人は、ここにジャケットを当てます。
次に、その前後の日を決めます。きちんとした組み合わせの前の日と次の日には、色も形もそれと離れた組み合わせを置きます。似た組み合わせを隣に置くと、大事な日の服がいつもの延長に見えてしまうからです。
予定のない日は、残った上と下を順に入れていきます。予定のない日が続く週は、着心地を優先した組み合わせを当ててかまいません。社内だけで過ごす日に、座って楽な上と下を回せると、一週間を通して疲れにくくなります。
社外の人に会う日がどの程度きちんとすればよいかは、職場ごとに違います。職場の中でどこまで崩せるかを測る方法はオフィスカジュアル レディース|崩せる幅は職場の3人の服で測るに書きました。
寒い週と暖かい週で、組み方を入れ替える
秋冬は、週によって寒さが大きく変わります。先週は薄手のブラウスで過ごせたのに、今週は朝晩が冷えて厚手のニットが要る、ということが珍しくありません。
寒い週は、羽織りを重ねる日を増やします。上3枚の型なら、羽織りを重ねる日を3日から4日に増やし、上だけで過ごす日を減らします。羽織りは脱ぎ着ができるので、暖房が強く効いた日には外せます。
暖かい週は、厚手のニットを休ませ、薄手の上とシャツを中心に回します。上の枚数が減ったように感じても、羽織りを重ねる日を1〜2日入れれば足ります。
天気予報で翌週の最低気温を見て、日曜の夜に表を組むときに、寒い週と暖かい週のどちらかを決めておくと、朝になって慌てることがなくなります。週の途中で急に冷え込んだ日は、その日だけ羽織りを足して、表の残りはそのままにしておきます。
同じ秋冬でも、色の選び方で重さの感じ方は変わります。秋口の色の考え方は秋のオフィスカジュアル レディースの色の選び方|暗さの段を3か所で数えるを参考にしてください。
1週間の表を、日曜の夜に1回だけ書く
型がわかって並べ方も決まったら、1週間の表を日曜の夜に1回だけ書きます。紙でもスマートフォンのメモでもかまいません。曜日、上、羽織りの有無、下の4列があれば十分です。
書くときは、先週の表を横に置いてください。先週の月曜と今週の月曜に同じ上が来ていないかを確かめるためです。上が5枚ちょうどの人は、どうしても毎週同じ曜日に同じ上が来ます。それを避けたいなら、週ごとに上の並びを1つずつずらします。先週の月曜が上Aなら、今週の月曜は上Bから始めます。
表を書いたら、朝は表を見て、その日の服を出すだけにします。迷いそうになっても、表を変えないでください。朝に入れ替えると、週の後半で同じ組み合わせが重なり、結局また朝に考えることになります。
どうしても入れ替えたい日、たとえば雨で裾の長い下を避けたい日は、その日と、同じ下が入っている次の日とで入れ替えます。1日だけを差し替えるのではなく、2日をまとめて入れ替えると、週全体の並びが崩れません。
表を3週間ほど続けると、自分の手持ちで足りないところが見えてきます。毎週同じ日に羽織りを重ねているのに、羽織りの色が1つしかない。上にシャツが1枚もなくて、ニットを休ませる日が取れない。そうした気づきを、次に買い足すものの候補として書き留めておいてください。
どちらの型か決めきれないとき|境目の4枚目をどう扱うか
数えてみると、上がちょうど4枚や5枚で、どちらの型として組めばよいか迷う人が出てきます。境目にいる人は、次の順番で決めてください。
まず、上の中にニットが何枚あるかを数えます。5枚のうち4枚以上がニットなら、5枚の型として組んでも、ニットを休ませる日が足りなくなることがあります。月曜にニットA、火曜にニットB、水曜にニットC、木曜にニットD、金曜にブラウスEと並べると、ニットは毎回3日以上空くので休ませられますが、翌週の月曜にニットAへ戻ると、金曜を挟んで間が2日しかありません。厚手のニットが含まれているなら、5枚の型ではなく4枚の型として、羽織りを重ねる日を作ったほうが、ニットの形を長く保てます。
次に、上の中に、一日着ていると気になる1枚が入っていないかを考えます。首元が少しちくちくする、袖口が机に当たって伸びやすい、座ると裾がずり上がる。そうした1枚は、表の上では1枚と数えても、実際の朝には避けたくなります。気になる1枚が入っているなら、その1枚を除いた枚数で型を決めてください。除いた1枚は、表がうまく回らない日の控えにします。
最後に、羽織りの枚数を見ます。羽織りが2枚以上ある人は、4枚の型でも見え方は十分に増えます。羽織りが1枚もない人で、上が5枚ちょうどなら、5枚の型として組み、似た2枚を隣り合わせにしないことだけに気をつけます。
迷ったときは、いったん少ない側の型で1週間組んでみてください。少ない側の型で回るなら、多い側の型でも必ず回ります。反対に、多い側の型で組んで週の後半に詰まると、朝に組み替えることになり、表を書いた意味がなくなります。少ない側で組んで余った1枚は、翌週の始まりに回せば無駄になりません。
職場の服の決まりが細かい人の数え方
職場によっては、着てよい服に細かい決まりがあります。襟のある上だけ、柄のない上だけ、明るい色は控える。決まりが細かいほど、手持ちの中で職場に着ていける服の数は少なくなり、似た服が増えます。
決まりが細かい職場では、数える前に、決まりに合う服だけをまず取り分けてください。決まりに合わない服を数に入れておくと、表の上では回るのに、朝になると着ていけない服が出てきます。
取り分けた服は、色が似ていることが多いはずです。白、淡い水色、薄い灰色のシャツが並んでいるような場合です。こうした手持ちは、2歩下がって見分ける方法を使うと、ほとんどが1枚と数えられてしまいます。その場合は、色ではなく、首元と袖口と表面の違いで見分けてください。襟の形が尖ったものと丸いもの、袖口にボタンが2つあるものと1つのもの、生地の表面がなめらかなものと少し凹凸のあるもの。違いが1つでもあれば、近くで見たときに別の服として受け取られます。
決まりが細かい職場ほど、周りの人も似た服を着ています。全員が似た服を着ている中では、同じ上が週に2回出ても気づかれにくいので、上が3枚しかなくても、色ではない違いが1つずつあれば、羽織りなしでも回ることがあります。決まりが細かいほど、枚数の基準は少しゆるめてかまいません。
数えると、手放してよい服も見えてくる
手持ちを数えて表を組むと、表に一度も出てこない服が見つかります。数に入れたはずなのに、並べてみると毎回ほかの服に押し出されてしまう1枚です。
表に出てこない服には、たいてい理由があります。ほかの上と色が近すぎて、並べ方の上で居場所がない。羽織りと合わせると首元が重なってもたつく。下の2本のどちらとも、裾の長さが合わない。理由がわかれば、手放すか、組み合わせる相手を変えるかを決められます。
3週間表を続けても一度も出てこなかった服は、秋冬の職場では着ないと決めて、クローゼットの別の場所に移してください。すぐに手放さなくてもかまいません。場所を移すだけで、毎朝クローゼットを開けたときに目に入る服の数が減り、表どおりに服を出す手間がさらに軽くなります。
移した服は、次の季節の始めにもう一度だけ見直します。そのときにも着たいと思えなければ、手放してよい服です。数えることは、足りない服を見つけるためだけでなく、要らない服を見つけるためにも役に立ちます。
よくある迷いと、その答え
**上が5枚あるのに、毎朝迷います。**5枚の中に、2歩下がると見分けがつかない2枚が入っていないかを確かめてください。数の上では5枚でも、似た2枚が1枚分の働きしかしていなければ、実際は4枚の型です。4枚の型として、羽織りを重ねる日を入れると迷いが減ります。
**羽織りを持っていません。**上が3〜4枚の人は、羽織りを1枚足すのがいちばん早く楽になります。選ぶときは、手持ちの上のどれとも色が離れていて、座ったときに裾が背中でもたつかないものにしてください。カーディガンなら、ボタンを全部留めても外しても着られるものが、見え方を増やしやすいです。
**下を1本しか持っていません。**下1本では、毎日同じ下をはくことになり、休ませる日が取れません。上が5枚以上あっても、下は2本にしてください。2本目は、1本目と色の明るさがはっきり違うものを選ぶと、同じ上を合わせても別の組み合わせに見えます。
**職場で制服の上着を着るので、上は見えません。**上着を着る職場では、上着の下からのぞく首元と袖口が、見え方を変える場所になります。首元の形が違う上を3枚あれば、5日間は十分に回ります。数えるときも、首元の形で分けて数えてください。
**在宅勤務の日がある週は、どう組めばいいですか。**出社する日だけで表を組みます。週3日出社なら、上3枚で毎日違う上が着られるので、羽織りがなくても回ります。在宅の日の服は、表の外に置いてかまいません。
**シャツを1枚も持っていません。ニットだけで回せますか。**回せますが、同じニットのあいだに必ず1日以上空けてください。上がニットだけで4枚以下なら、羽織りを重ねる日を作り、ニットを休ませる時間を長くとります。次に買い足すなら、ニットを休ませる日に着られるシャツかブラウスを1枚にすると、並べ方がぐっと楽になります。
**表を書いても、朝になると別の服を着たくなります。**着たくなった服が、表のどこにも入っていないなら、その服は数に入れ忘れていた1枚かもしれません。次の日曜に数え直して、表に入れてください。表に入っている服を別の日に着たくなったのなら、その日と、その服が置かれている日を入れ替えます。1日だけ差し替えるより、2日をまとめて入れ替えたほうが、週の後半に詰まりません。
**同じ組み合わせを、隔週で着てもいいですか。**かまいません。1週間のうちに同じ組み合わせが出なければ、隔週で同じ組み合わせが来ても、周りの人はほとんど覚えていません。自分で気になるなら、表を書くときに上の並びを1つずらしてください。
枚数がわかると、買い足しの順番が決まる
秋冬のオフィスカジュアルを、毎朝一から考えるのをやめるには、手持ちの服を数えるところから始めるのがいちばん近道です。机の天板から上に見える服を上として数え、その枚数で5日間の組み方が決まります。
上が5枚以上あれば、下2本を交互に置くだけで回ります。3〜4枚なら、色の離れた羽織りを1枚使って見え方を2通りにします。2枚以下なら、組み方を工夫するより先に、いまの2枚と反対側の上を足してください。
数えたあとは、日曜の夜に表を1回だけ書き、朝は表どおりに着ます。似た2枚の見分け方と、ニットを休ませる日の入れ方を押さえておけば、表は秋冬のあいだずっと使えます。
買い足すときは、売り場に行く前に、表の上で足りなかったところを思い出してください。足りないのは多くの場合、下ではなく上です。上の中でも、いまの手持ちと色か形か素材のどれかが離れた1枚が、5日間の見え方をいちばん大きく増やしてくれます。
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よくある問い
- Q. オフィスカジュアルの秋冬は、何枚あれば1週間回りますか
- 机の天板から上に見える服が5枚、下が2本あれば、5日間で同じ組み合わせは一度も出ません。上が3〜4枚でも、カーディガンやジャケットのような羽織りが1枚あれば、上の見え方が2通りに増えるので回ります。足りないのは多くの場合、下ではなく上です。
- Q. 同じパンツを週に何回はいてもいいですか
- 下は1日おきなら週3回までで十分です。座っている時間が長い職場では、周りの人の目に入るのは机の天板から上がほとんどで、下は立ち上がったときと通路を歩くときにしか見えません。続けて2日はかないことと、上を毎日替えることのほうが効きます。
- Q. 色違いで同じ形のニットを持っています。2枚と数えていいですか
- 2歩下がって並べたときに、色の違いがはっきりわかるなら2枚と数えてください。濃い紺と黒、生成りと白のように、離れると区別がつかない2枚は1枚として数えます。迷うときはスマートフォンで2枚を並べて撮り、白黒にして見分けられるかで決めると判断が速くなります。
- Q. ワンピースは上と下のどちらに数えればいいですか
- ワンピースは上と下の両方を使う1組として数え、その日は下の1本を休ませる日と考えます。上にカーディガンを重ねて着る日は、カーディガンの色で上の見え方が変わるので、羽織りを替えれば同じワンピースでも別の日として扱えます。
— メグラシ編集部





