オフィスカジュアル秋冬|毎日同じ服に見える悩みは首元と表面で直す

**今週の月曜と水曜に着たトップスを思い出してください。首元の形は同じでしたか。表面の手ざわりは同じでしたか。**両方とも同じなら、色が違っていても、職場の人からは同じ服に見えている可能性が高いです。
秋冬のオフィスカジュアルが毎日同じに見えるのは、服が足りないからではありません。**首元の形と表面の質感が、毎日そろってしまうからです。**秋冬は色が暗い側に寄るので、夏なら色で出ていた差が縮みます。残るのは、首元の線と、光の当たり方の違いだけです。
この記事では、同じに見える原因を4つの数で確かめて、首元と表面を分け直す手順を書きます。室温と屋外の時間から枚数を組む話は冬のオフィスカジュアル レディースに、秋の色の暗さの段は秋のオフィスカジュアル レディースの色の選び方にまとめてあります。
結論:同じに見えるのは、首元と表面が毎日同じだから
| 同じに見える原因 | 数えるもの | 直し方 |
|---|---|---|
| 首元の形が1種類しかない | 手持ちのトップスの首元の形の数 | クルー・V・襟付きの3種類に分ける |
| 表面の質感が1種類しかない | 毛足のあるもの、なめらかなものの数 | 2種類を交互に着る |
| 明るさが近い色ばかり | 顔まわりの明るさの段の数 | 1段以上離した色を1枚入れる |
| 同じ組み合わせが中1日で並ぶ | 1週間の出社日数とトップスの枚数 | 同じトップスは2日以上空ける |
| 羽織りが毎日同じ | 羽織りの首元の形 | 羽織りで首元の線を替える |
| 脱いだあとの姿が同じ | 室内で残る1枚の首元 | 室内の1枚に首元の違いを置く |
**直すのは枚数ではなく種類です。**首元の形が3種類、表面が2種類に分かれていれば、トップスが5枚でも、5日間の見え方が隣り合いません。
秋冬だけ「同じ服」に見えやすい理由|色が暗くなり、差が縮む
春夏と秋冬で、同じ枚数のトップスを回しているのに、秋冬だけ同じに見えやすくなるのには理由があります。
| 見分けの手がかり | 春夏 | 秋冬 |
|---|---|---|
| 色の明るさ | 白・水色・黄みなど、段が大きく離れる | 紺・黒・焦げ茶・チャコールなど、近い段に集まる |
| 首元 | 半袖・五分袖で、腕と首の両方に差が出る | 長袖で腕の差が消え、首元だけが残る |
| 表面 | 薄手で、光を通す透け感に差がある | 厚手で光を通さず、表面の毛足と艶だけが差になる |
| 柄 | ストライプ・小花など柄物が混ざる | 無地のニットが中心になる |
| 重ね方 | 1枚で着る日が多い | 羽織りを重ね、中の1枚が見える面積が小さい |
| 照明 | 窓からの光が明るく、色の差が出る | 日が短く、蛍光灯の下で色の差が縮む |
秋冬は、見分けの手がかりのうち、色と袖と柄の3つが同時に弱くなります。**残るのは首元と表面の2つです。**だからこの2つを分ければ、秋冬の同じに見える悩みはほとんど解けます。
数える①|1週間の出社日数と、トップスの枚数
最初に、2つの数を紙に書いてください。1週間に出社する日数と、秋冬に職場へ着ていくトップスの枚数です。
| 出社日数 | トップスの枚数 | 同じトップスが戻ってくるまで | 同じに見えやすさ |
|---|---|---|---|
| 週5日 | 3枚 | 3日目 | 高い。種類を分けても中1日で戻る |
| 週5日 | 4枚 | 4日目 | やや高い。羽織りで首元を替える日が要る |
| 週5日 | 5枚 | 翌週の同じ曜日 | 種類が分かれていれば並ばない |
| 週5日 | 7枚 | 翌週の途中 | 種類が1種類だと、7枚でも同じに見える |
| 週3日 | 3枚 | 翌週の同じ曜日 | 種類が分かれていれば並ばない |
| 週3日 | 2枚 | 3日目 | 羽織りで首元を替える日が要る |
| 週2日 | 2枚 | 翌週 | 同じに見えることは少ない |
| 週1日 | 1〜2枚 | 翌週以降 | 同じ人に会う間隔が空くので気にしなくてよい |
**枚数が出社日数以上あるのに同じに見えるなら、原因は枚数ではなく種類です。**逆に、枚数が出社日数より少ないときは、羽織りと首元に足すもので、トップスの代わりを作る必要があります。
数える②|首元の形が何種類あるか
次に、トップスを首元の形で分けます。袖や色は見ずに、首元だけで山を作ってください。
| 首元の形 | 2〜3m先からの見え方 | 同じ山に入るもの |
|---|---|---|
| クルーネック(丸首) | 首の下に丸い線が1本 | ボートネックの浅いもの |
| Vネック | 胸元に縦の線が入り、肌が三角に見える | カシュクール、深めのUネック |
| タートル・ハイネック | 首が布で覆われ、顔の下に色の面ができる | モックネック |
| シャツ襟 | 襟の先が左右に2本、硬い線が立つ | 襟付きのニット、ポロ襟 |
| スタンドカラー | 首に沿って細い帯が立つ | バンドカラー |
| ボウタイ・リボン | 首元に結び目のかたまりができる | スカーフ付き |
| ボートネック(横に広い) | 鎖骨の上に横の線が1本 | スクエアネック |
| ヘンリーネック | 丸首に短い縦のボタンの線 | ボタン付きの浅いV |
いちばん大きな山が全体の半分を超えていたら、首元が偏っています。**職場の人が2〜3m先から見分けているのは、この首元の線です。**丸首のニットが5枚あっても、この距離では1種類に見えます。
数える③|表面の質感が何種類あるか
同じトップスを、今度は表面の質感で分けます。手でなでて、光に向けて傾けて確かめてください。
| 表面の質感 | 見分け方 | 2〜3m先からの見え方 |
|---|---|---|
| 毛足がある | なでると指に毛が当たる。輪郭がぼやける | 光を吸って柔らかく見える |
| なめらかな編み地 | 編み目が細かく、表面が平ら | 光を均一に返し、面がそろって見える |
| 畝がある | リブや縦の畝が指に当たる | 縦の細い影が入る |
| 凹凸が大きい | 縄編み・ワッフルなど立体的な模様 | 影のかたまりができる |
| とろみ | 布が下へ落ち、ひだが柔らかく揺れる | ひだに沿って光の筋が出る |
| 張りがある | 布が自分で形を保ち、しわが角ばる | 輪郭がはっきりする |
| 艶がある | 光に傾けると一部が白く光る | 光の点が動いて見える |
| 起毛の織物 | 織り目の上に薄く毛が立つ | 色が一段沈んで見える |
**表面が1種類に偏っていると、首元を変えても似た日が続きます。**少なくとも「毛足がある」側と「なめらか」側の2つの山ができているかを見てください。凹凸や畝は、毛足がある側に入れて数えて構いません。
数える④|顔まわりの明るさの段
色は、名前ではなく明るさの段で数えます。白い紙の上に置いて、紙との差の大きさで5つの段に分けてください。
| 明るさの段 | 秋冬に多い色 | 職場の照明の下での見え方 |
|---|---|---|
| 1段目(いちばん明るい) | 白・生成り | 顔の下が明るく抜ける |
| 2段目 | 薄いグレー・薄いベージュ | 柔らかく明るい |
| 3段目 | 中間のグレー・キャメル・くすんだ緑 | 周りに溶け込む |
| 4段目 | チャコール・焦げ茶・深い緑 | 暗く沈んで見える |
| 5段目(いちばん暗い) | 黒・濃紺 | 4段目とほとんど区別がつかない |
秋冬のトップスは、4段目と5段目に集まりがちです。**4段目と5段目は、蛍光灯の下で2m離れると1つのかたまりに見えます。**色違いを持っていても、この2段の中だけなら、色で見分けてもらうことは期待できません。
周りが覚えているのは、色と首元だけ
職場の人が、あなたの服をどこまで見ているかを考えておくと、変える場所を絞れます。
| 見られている距離 | 見えているもの | 見えていないもの |
|---|---|---|
| 隣の席(1m) | 首元の形、表面の質感、ボタン | 靴、ボトムスの形 |
| 向かいの席(2m) | 首元の形、色の明るさ、表面の艶 | 細かい編み目、小さなアクセサリー |
| 会議室の対面(3m) | 首元の線、色のかたまり | 表面の細部、袖口 |
| 通路ですれ違う | 全身の色の配分、丈の長さ | 首元の細部 |
| オンライン会議 | 胸から上の首元と色 | 腰から下のすべて |
| 同じエレベーター | 羽織り、バッグ | 中のトップス |
どの距離でも残っているのは、首元と色の明るさです。**だから直すなら首元から。**靴やバッグを変えても、席にいる時間の長い職場では、ほとんど目に入りません。
確かめ方|胸から上を2m離れて撮り、2日分を並べる
同じに見えているかどうかは、自分の目では分かりません。着ている本人は、色の名前も素材の手ざわりも知っているからです。
確かめるには、スマートフォンで写真を撮ります。**胸から上を、2m離れて、職場に近い明るさの室内で撮ってください。**2日分を撮ったら、画面に小さく並べます。
- 画面の上で、写真を親指の爪くらいの大きさまで縮める
- どちらが月曜で、どちらが水曜かを、色の名前を見ずに言えるか試す
- 言えなければ、その2つは同じ服に見えている組み合わせ
家族に見せて、同じかどうかを聞くのも手です。服を知らない人の目のほうが、職場の人の見え方に近くなります。
直し方①|首元の形を3種類に分ける
首元は、次の3つの系統から1枚ずつあれば、5日間を回しても並びにくくなります。
| 系統 | 入る形 | 顔の下に入る線 | 向く日 |
|---|---|---|---|
| 丸い線 | クルー、ボートネック | 横か丸の線 | 社内だけの日 |
| 縦の線 | Vネック、カシュクール、ヘンリー | 縦の線 | 前に立つ日、長時間座る日 |
| 硬い線 | シャツ襟、スタンドカラー、襟付きニット | 立った線 | 社外の人に会う日 |
| 面 | タートル、ハイネック | 首が布で覆われる | 寒い日、屋外に出る日 |
面の系統は4つ目として持っていても構いませんが、首元が覆われるので、丸い線の系統と並べると似て見えやすくなります。タートルを入れるなら、丸首の翌日には置かないでください。
首元の形が足りない系統は、トップスを買い足さずに、下にシャツを1枚着て襟を出すだけでも埋まります。襟の出し方はオフィスカジュアルのセーターにまとめてあります。
直し方②|表面を「毛足」と「なめらか」の2種類に分ける
表面は、2つの山を交互に着るだけで効きます。
月曜がなめらかなニットなら、火曜は毛足のあるニット、水曜はまたなめらかな1枚。**同じ首元でも、表面が交互になっていれば、2m先からは光の返り方が違って見えます。**毛足のある表面は光を吸って柔らかく、なめらかな表面は光を返して面がそろいます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|
| なめらか | 毛足 | なめらか | 毛足 | 張りのあるシャツ |
| とろみ | 畝 | なめらか | 凹凸 | なめらか |
凹凸の大きいニットは、会議の多い日には主張が強く見えることがあります。週の中で1日だけ、予定の軽い日に置くと効きます。
直し方③|同じトップスの日は、羽織りで首元を変える
トップスの枚数が出社日数より少ないときは、羽織りで首元を作り直します。
| 中の1枚 | 羽織り | 首元に見える線 |
|---|---|---|
| 丸首のニット | 襟付きのジャケット | 硬い線 |
| 丸首のニット | 前を開けたカーディガン | 縦の線 |
| 丸首のニット | 何も羽織らない | 丸い線 |
| タートル | ノーカラーのジャケット | 面の上に縦の線 |
| タートル | 襟付きのジャケット | 面の上に硬い線 |
| シャツ | 丸首のベスト | 丸い線の中に硬い線 |
| シャツ | 何も羽織らない | 硬い線 |
同じ丸首のニットでも、羽織りを替えれば3通りの首元になります。**トップス3枚と羽織り2枚で、5日間の首元を全部違えることもできます。**上着の肩の見方はオフィスカジュアルのジャケットにあります。
直し方④|ボトムスは色ではなく、縦と横の形を変える
ボトムスは、席に座っている時間の長い職場では目に入る時間が短い場所です。変えるなら、色ではなく形の縦と横を変えてください。
| ボトムスの形 | 縦横の見え方 | 通路からの印象 |
|---|---|---|
| 細身のパンツ | 縦に細い | すっきり縦長 |
| まっすぐなパンツ | 縦にまっすぐ | きちんと |
| 幅の広いパンツ | 縦に面が大きい | 落ち着いた量感 |
| タイトスカート | 縦に細く、膝で止まる | 硬い |
| プリーツスカート | 縦の線が細かく入る | 動きがある |
| 長めのフレアスカート | 裾に向けて横に広がる | 柔らかい |
色は黒・紺・グレーのままでも、縦に細い日と面の大きい日を交互にすれば、通路ですれ違ったときの印象が変わります。スカートの丈の組み方はオフィスカジュアルスカートにあります。
直し方⑤|靴と足元は、週の前半と後半で分ける
足元は、席にいる間はほとんど見えません。ただ、通路や会議室への移動で目に入ります。
| 足元 | 向く曜日 | 理由 |
|---|---|---|
| 甲の浅いパンプス | 前半 | 会議が多い日に、足元が硬く収まる |
| ローファー | 後半 | 甲が覆われ、厚手のボトムスと釣り合う |
| ショートブーツ | 寒い日 | 屋外に出る時間の長い日 |
| 黒のタイツ | どの日も | 足元の色をそろえる |
| 色のあるタイツ | 週に1日 | 足元の色を1日だけ変える |
| 厚手の靴下 | ローファーの日 | 甲の上に色の線が入る |
足元を曜日で2つに分けておくと、同じトップスが戻ってきた日でも、全身の見え方が1か所ずれます。**ただし、首元が同じままなら、足元だけでは足りません。**首元を先に直してから、足元を足してください。
5日間の並べ方|同じ組み合わせが隣り合わないように
首元と表面を分けたら、5日間に並べます。決まりは2つだけです。首元の系統が隣の日と違うこと。表面が隣の日と違うこと。
| 曜日 | 首元の系統 | 表面 | 羽織り |
|---|---|---|---|
| 月 | 硬い線(シャツ) | 張り | ジャケット |
| 火 | 丸い線(クルー) | 毛足 | なし |
| 水 | 縦の線(V) | なめらか | カーディガン |
| 木 | 面(タートル) | 畝 | ノーカラーのジャケット |
| 金 | 丸い線(クルー) | なめらか | なし |
月曜に硬い線を置いているのは、週の初めに会議が集まる職場が多いからです。自分の職場で会議の多い曜日に、硬い線を置いてください。
手持ちが少ないとき|トップス4枚で5日回す
トップスが4枚しかない場合も、羽織りで首元を作れば5日回せます。
| 曜日 | 中の1枚 | 羽織り | 見える首元 |
|---|---|---|---|
| 月 | 丸首のなめらかなニット | 襟付きのジャケット | 硬い線 |
| 火 | Vネックの毛足のあるニット | なし | 縦の線 |
| 水 | シャツ | なし | 硬い線 |
| 木 | タートル | カーディガン | 面の上に縦の線 |
| 金 | 丸首のなめらかなニット | なし | 丸い線 |
月曜と金曜は同じトップスですが、月曜はジャケットの襟が首元を作り、金曜は丸首がそのまま見えます。間が3日空いていて、首元の線が違えば、同じ1枚だと気づかれることはほとんどありません。
3枚しかない場合は、シャツを1枚持っているかどうかで変わります。シャツがあれば、ニットの下に着て襟を出す日と、1枚で着る日で2通りに使えるからです。
黒・紺・グレーばかりのとき
手持ちのトップスが、黒・紺・チャコールに集まっていることは珍しくありません。明るさでは4段目と5段目の間なので、色では分けられません。
| 手持ちの偏り | 分けられる場所 | 具体的な分け方 |
|---|---|---|
| 黒ばかり | 表面 | なめらかな黒、毛足のある黒、艶のある黒 |
| 紺ばかり | 首元 | 紺の丸首、紺のV、紺のシャツ |
| チャコールばかり | 表面と首元 | 毛足のあるチャコールの丸首、なめらかなチャコールのV |
| 黒と紺が半々 | 明るさの差を足す | どちらかの日に、首元に白い襟を足す |
| 全部暗い | 顔まわりに1段目 | 下に白いシャツ、白い縁取りのインナー |
| 全部なめらか | 表面に1枚 | 毛足のある1枚を入れて交互に |
**表面の違う黒を重ねる考え方は、オフィスカジュアルの黒にあります。**暗い色を手放す必要はありません。暗い色のまま、表面と首元で分ければ、同じに見える悩みは解けます。
暖房で脱いだあとに同じに見える
朝は羽織りで首元を変えていても、暖房の効いた職場で昼に羽織りを脱ぐと、中の1枚だけになります。このとき、中の1枚が毎日同じ系統だと、午後はずっと同じ服に見えます。
| 朝の組み方 | 脱いだあと | 午後の見え方 |
|---|---|---|
| ジャケット+丸首 | 丸首だけ | 丸い線 |
| カーディガン+丸首 | 丸首だけ | 丸い線。朝と印象が大きく変わる |
| ジャケット+シャツ | シャツだけ | 硬い線 |
| ジャケット+タートル | タートルだけ | 面 |
| ベスト+シャツ | シャツだけ | 硬い線 |
羽織りを脱ぐ職場では、**首元の違いを羽織りではなく、中の1枚に持たせてください。**羽織りで首元を作るやり方は、脱がない職場か、朝の会議の間だけ羽織る日に向いています。暖房のきいた席での重ね方は冬のオフィスカジュアル レディースにあります。
コートは毎日同じでいい理由
コートは、秋冬でいちばん目立つ1枚ですが、毎日同じで構いません。
職場の人がコート姿を見るのは、朝と帰りのわずかな時間です。席に着けば脱いで、ロッカーか椅子の背にかけます。**同じ服に見えるかどうかを決めているのは、席に座っている何時間かの姿です。**コートを2着にするより、中のトップスの首元を1種類増やすほうが、同じに見える悩みにはずっと効きます。
ただし、外回りや来客の出迎えでコートのまま人に会う仕事なら別です。その場合は、マフラーやストールで首元の色を替えるだけで、コートが同じでも印象がずれます。
買い足すなら、足りない首元か表面の1枚
数えた結果、足りない種類が分かったら、その1枚だけを買い足します。
| 足りないもの | 買い足す1枚 | 手持ちとの組み方 |
|---|---|---|
| 硬い線がない | 薄手のシャツ | ニットの下に着て襟を出す |
| 縦の線がない | Vネックの薄手ニット | 下にシャツを着ない日に |
| 毛足の表面がない | 毛足のある丸首のニット | なめらかなニットと交互に |
| なめらかな表面がない | 編み目の細かい薄手ニット | 毛足のあるニットと交互に |
| 1段目の明るさがない | 白か生成りのインナー | 暗いニットの首元から見せる |
| 羽織りが1枚しかない | 首元の形が違う羽織り | 襟付きとノーカラーで分ける |
**色違いの同じ形は、買い足しても効きにくい1枚です。**秋冬は色の差が縮むので、首元と表面が同じなら、手持ちがもう1枚増えるだけになります。予算の割り振り方はオフィスカジュアルを安くそろえるにあります。
やりがちな直し方の失敗
同じに見える悩みを直そうとして、別の困りごとが増えることがあります。
| やりがちな直し方 | 起きること | 代わりの直し方 |
|---|---|---|
| 色の明るいトップスを足す | 明るい1枚だけが浮いて、その日だけ覚えられる | 明るさは首元のインナーで1段足す |
| アクセサリーを毎日替える | 2m先からは見えず、効果がない | 首元の線を替える |
| 柄物を足す | 柄の1枚が記憶に残り、次に着た日に気づかれる | 無地で表面を替える |
| 同じ形の色違いを足す | 4段目と5段目の中で、見分けがつかない | 首元の違う1枚を足す |
| ボトムスの色を替える | 席にいる間は見えない | ボトムスは形の縦横を替える |
| 羽織りを毎日替える | 脱いだあとは同じ | 中の1枚の首元を替える |
いちばん多いのは、明るい色の1枚を足して、その日だけが目立つ失敗です。**覚えられやすい1枚ほど、次に着た日に同じ服だと気づかれます。**目立つ1枚を足すより、目立たない違いを毎日つくるほうが、同じに見える悩みには効きます。
どちらとも取れるとき①|毎日同じ人と会う職場か、日替わりか
同じに見えることを、どこまで気にするかは、職場で会う人の顔ぶれで変わります。
同じ部署の決まった人と、毎日同じ席で顔を合わせる職場なら、この記事の手順をそのまま使ってください。会う人が日によって入れ替わる職場、たとえば来客対応や外回りが中心の仕事なら、同じ人に続けて会う間隔が空きます。
**判断の目安は、同じ人と週に何日顔を合わせるかです。**週4日以上なら首元と表面を分ける。週2日以下なら、同じ組み合わせを2日続けないことだけ守れば足ります。その間の週3日なら、首元だけを分けて、表面は気にしなくて構いません。
どちらとも取れるとき②|制服に近い職場で、変えるのは気が引ける
黒か紺のジャケットに白いインナー、のように、ほぼ決まった服装の職場もあります。変えること自体が目立ちそうで、気が引けるという声も届きます。
この場合は、**色と形は職場に合わせたまま、首元と表面だけを動かしてください。**白いインナーを、丸首のカットソーの日とシャツ襟の日で交互にする。黒のニットを、なめらかな編み地の日と、畝のある編み地の日で交互にする。
どちらも、服装の決まりからは外れていません。それでも、2m先から見たときの首元の線と光の返り方は日ごとに変わります。同じ服に見える状態から抜けるのに、目立つ変化は要りません。
どちらとも取れるとき③|同じ服を着ていても、気にされていない気がする
実際、多くの職場では、人が昨日何を着ていたかを覚えている人は多くありません。それでも「同じ服に見えていそう」と気になるのは、自分の側で、服の組み合わせに飽きている合図であることもあります。
その場合に変えるのは、周りから見える場所ではなく、自分が一日に何度も目にする場所です。机に向かっているとき、自分の目に入るのは袖口と手元です。袖口の色が違う1枚、手首で袖をまくれる1枚を入れると、同じ組み合わせに自分が飽きる感じが和らぎます。
周りに向けて変えるのか、自分のために変えるのかで、動かす場所が違います。どちらか分からないときは、首元から変えてください。首元は、周りにも自分にも見える場所です。
月曜の朝に10分でやる、1週間の割り振り
毎朝迷うより、週の初めに一度決めてしまうほうが、同じ組み合わせが並びません。
- その週の出社日と、会議や来客のある日をカレンダーで確かめる
- 会議や来客のある日に、硬い線(襟)の首元を置く
- 残りの日に、丸い線と縦の線を交互に置く
- 表面が隣の日と同じになっていないかを見る
- 羽織りを脱ぐ予定の日は、中の1枚だけで首元が違うかを確かめる
5番目を忘れると、午後になって同じ服に見える日ができます。**書き出すのは曜日と首元の系統だけで十分です。**服の名前まで書く必要はありません。
よくある行き違い
**「毎日違う服を着ないと、だらしないと思われる」。**同じトップスを週に2回着ても、首元の線が違えば気づかれることはほとんどありません。気をつけるのは、同じ組み合わせが中1日で並ぶことだけです。
**「色違いを持っていれば、同じ服に見えない」。**秋冬は色が暗い側に集まり、紺とチャコールのように明るさの近い色は2m先で1つのかたまりになります。色違いより、首元の違う1枚のほうが効きます。
**「小物で変化をつければ十分」。**細いネックレスや小さなピアスは、隣の席の人にしか見えません。会議室の対面や通路からは見えないので、同じに見える悩みにはほとんど効きません。
**「コートを2着にすれば印象が変わる」。**職場の人が長く見ているのは、コートを脱いで席に座っている姿です。コートより先に、室内で着ている1枚の首元を分けてください。
関連記事
- 冬のオフィスカジュアル レディース ── 室温と屋外の時間から枚数を組む場合
- 秋のオフィスカジュアル レディースの色の選び方 ── 暗さの段を3か所で数える場合
- オフィスカジュアルのセーター ── ニットの下にシャツを着て襟を出す場合
- オフィスカジュアルの黒 ── 黒ばかりの手持ちを表面で分ける場合
- オフィスカジュアルを安くそろえる ── 買い足す1枚の予算を決める場合
- タートルネックとハイネックの違い ── 首元の高さを測って選ぶ場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 秋冬のオフィスカジュアルが、毎日同じ服に見えてしまいます。服を増やすしかないですか
- 増やす前に、手持ちのトップスを首元の形と表面の質感で分けてみてください。丸首の編み地のニットばかりなら、枚数があっても2〜3m先からは同じに見えます。首元がクルー・V・襟付きの3種類、表面が毛足のあるものとなめらかなものの2種類に分かれていれば、5枚で5日を回しても隣り合う日が似ません。足りない種類が分かれば、買い足すのはその1枚だけで済みます。
- Q. 色違いのニットを買えば、同じ服に見えなくなりますか
- 秋冬は色が暗い側に寄るので、紺とチャコール、焦げ茶と黒のように、色違いでも明るさがほとんど同じになりがちです。職場の照明の下で2m離れると、明るさが近い色は1つのかたまりに見えます。色で分けるなら明るさの段を1段以上離し、それが難しいときは同じ形の色違いではなく、首元の形か表面の違う1枚を選んでください。
- Q. 毎日同じ人と顔を合わせる職場です。同じ服を週に2回着るのは避けるべきですか
- 同じトップスを週に2回着ることそのものは、ほとんど気づかれません。気づかれやすいのは、同じトップスに同じ羽織りと同じボトムスを重ねた日が、中1日で並ぶときです。同じトップスを2回着るなら、間を2日以上空け、2回目は羽織りか首元に足すものを変えてください。首元に見える線が変われば、2〜3m先からは別の組み合わせに見えます。
- Q. 制服に近い職場で、服を変えるのが気が引けます
- 変える場所を、首元と表面だけに絞ってください。色も形も職場に合わせたまま、丸首の日とシャツ襟の日を交互にする、なめらかなニットの日と毛足のあるニットの日を交互にする、という変え方なら、目立たずに同じ服に見える状態から抜けられます。
— メグラシ編集部





