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運動会コーデ 50代ぽっちゃり|隠す羽織りが写真で重く見えない丈と色

メグラシ編集部//読了 20分
秋の校庭の観覧席の脇で、腰より手のひら1枚ぶん下まである薄手の羽織りを前を開けて着た50代の女性の、鎖骨から膝までの着こなし

**あなたが運動会で着ようとしている羽織り、写真に写るとどこが一番目立つか想像できますか。**50代でぽっちゃり体型の方が隠すために選んだ羽織りは、多くの場合、気になっている場所ではなく羽織りそのものの輪郭が写真の主役になってしまいます。

結論から言います。運動会の羽織りは「隠す」ではなく「縦の線を足す」ために着てください。決めるのは3つだけです。裾はお尻のいちばん高い位置から手のひら1枚ぶん下で止める。前は閉めずに、中の服が縦に指3本ぶん以上見える開きを残す。羽織りと中の服の明るさをそろえ、差をつけるのは首まわりの1か所だけにする。

この3つは、家の鏡の前で、手のひらと指とスマートフォンのカメラだけで確かめられます。以下では、なぜそうなるのか、どちらとも取れるときにどうするか、当日の朝に何を見ればいいかを順に書いていきます。

動作のたびに服が戻るかどうかの見方は運動会のぽっちゃりコーデ|動いたあとに服が戻るかを2cmと3秒で決めるに、座る時間と気温差の組み方は運動会のママの服装|シートに座る時間と、朝と昼の気温差で組むにまとめています。この記事は、50代で「隠すための1枚」を足したくなったときの、その1枚の選び方だけを扱います。

結論|羽織りは「隠す」ではなく「縦の線を足す」1枚

運動会の写真は、ほとんどが立っている全身か、座っている上半身です。そのどちらでも、見る人の目は最初に外側の輪郭をたどり、次に中の色の切り替わりを見ます。隠すために羽織りを足すと、外側の輪郭が羽織りの形になります。羽織りがまっすぐ下に落ちる四角い形なら、写真の中の体も四角く読まれます。

逆に、前を開けて中の服を縦に細く見せると、目は外側の輪郭より先に、中央の縦の帯をたどります。縦の帯が首から裾まで途切れずに続いていれば、全体が縦長に見えます。羽織りの役目は、外側を覆うことではなく、中央に縦の帯をつくる「額縁」になることです。

この考え方に切り替えると、選ぶ基準がはっきりします。厚みがあるか、ゆとりが多いか、という「隠れる量」ではなく、裾がどこで止まるか、前がどれだけ開くか、中の服と明るさがどれだけ近いか、という「線の出方」で選ぶことになります。

決めること目安外れたときに写真で起きること
裾の位置お尻のいちばん高い位置から手のひら1枚下短いと腰で横線、長いと胴が長く写る
前の開き中の服が縦に指3本ぶん以上見える閉めると羽織りの四角が輪郭になる
明るさの差羽織りと中の服をそろえ、差は首まわりだけ境目が体の幅として読まれる

先に確かめる1つ|その日、どこで何時間過ごすか

羽織りの丈を決める前に、当日の過ごし方を1つだけ確かめてください。観覧席が地面のシートなのか、パイプ椅子なのか、テントの下の長椅子なのか、それとも立ち見なのかです。

地面のシートに座る時間が長いなら、裾は短めが向きます。座ると羽織りの裾が腰の後ろで地面に触れ、立ち上がるたびに汚れたり折れたりするからです。椅子に座る時間が長いなら、手のひら1枚ぶんの丈がいちばん収まります。立ち見が長いなら、もう少し長くても乱れにくくなります。

50代になると、自分の子の運動会なのか、孫の運動会なのかで居場所が変わります。保護者として場所取りから片付けまで動き回る日と、祖父母席で座って見守る日では、羽織りが受ける動きの量がまったく違います。座って見守る時間が半分を超えるなら、座った姿勢の確認を必ず加えてください。

もうひとつ、当日の予定表で確かめておきたいのが、保護者や祖父母が参加する種目があるかどうかです。綱引きや玉入れ、親子で走る種目に出るなら、羽織りは出番の前に脱ぐことになります。脱いだあとに中の服だけで写真に写る時間があるなら、中の服だけでも縦の帯が残るかどうかを、前の晩に確かめておいてください。中の服の首元が縦に開いていて、ボトムスと明るさが近ければ、羽織りがなくても縦の流れは保たれます。

出番がない日でも、お昼にお弁当を広げる時間は、ほぼ全員が座ります。シートの上で正座や横座りをするのか、折りたたみの椅子を持っていくのかで、羽織りの裾の扱いが変わります。地面に座るなら、裾が地面に触れないよう、指4本ぶんほどの短めの丈を選んでおくと、立ち上がるたびに裾を払う手間が省けます。孫の運動会で困りやすい点は孫の運動会の服装|観る側で困る7つを、前の晩に直すにも書いています。

判定1|裾はお尻のいちばん高い位置から手のひら1枚下

鏡の前に横向きに立ち、お尻のいちばん後ろに出ている高さに片手を水平に当ててください。そこから手のひらを1枚ぶん下にずらした位置が、羽織りの裾の目安です。だいたい8センチから10センチほど下になります。

この位置がよい理由は2つあります。1つは、お尻のいちばん高い位置で裾が止まると、そこにちょうど横の線が入り、腰まわりの幅をいちばん広い位置で強調してしまうからです。手のひら1枚ぶん下げると、横の線が幅の広い位置から外れ、裾が体から少し離れて落ちます。

もう1つは、写真の縦の比率です。全身写真では、上半身と下半身の分かれ目がどこにあるかで脚の長さが読まれます。羽織りの裾が太ももの真ん中より下まで来ると、上半身が長く、脚が短く読まれます。手のひら1枚ぶんなら、羽織りの下からボトムスがしっかり見えるので、脚の長さが保たれます。

身長が低めの方は、手のひら1枚より少し短く、指4本ぶんくらいで止めると比率が整います。身長が高めの方は、手のひら1枚半まで下げても重く見えにくくなります。測るときは、運動会で履く予定の靴を履いて立ってください。靴の高さで比率が変わるためです。

裾の位置は、手持ちの羽織りでいちばん直しにくい場所です。お直しで短くすることはできますが、ポケットの位置や前端のカーブが一緒に動くため、仕上がりが読みにくくなります。だからこそ、手持ちの中から選ぶときも、新しく探すときも、裾の位置を最初の関門にしてください。売り場で試すときは、横向きに立ってお尻の高さに手を当てる動作を、恥ずかしがらずにその場でしてみるのがいちばん確実です。鏡の前で手を当てるだけなので、数秒で終わります。

もうひとつ、裾の形にも目を向けてください。裾がまっすぐ水平に切られている羽織りは、横の線がはっきり出ます。前が短く後ろが長い形や、脇に切れ込みのある形は、横の線が斜めに崩れるので、同じ丈でも腰まわりの横線が目立ちにくくなります。迷ったら、脇に切れ込みのある形を選ぶと、座ったときにも裾が左右に逃げて、お腹の前でたまりにくくなります。

判定2|前は閉めずに、中の服を縦に指3本ぶん見せる

羽織りの前を閉めると、羽織りの前端がまっすぐ合わさり、体の前面は1枚の大きな面になります。面が大きいほど、写真では幅が強調されます。前を開けると、左右の前端のあいだに中の服が縦の帯として見えます。この帯の幅が、縦長に見えるかどうかを左右します。

目安は指3本ぶん、つまり6センチほどです。鏡の前で、羽織りを着たまま自然に腕を下ろし、みぞおちの高さで左右の前端の間に指を縦に入れてみてください。3本入れば十分です。2本しか入らないなら、前端が体に沿って寄りすぎていて、帯が細すぎます。5本以上入るなら、羽織りが肩から後ろに落ちかけていて、横から見ると羽織りが背中だけに付いているように見えます。

前端がまっすぐ下に落ちる形の羽織りは、帯の幅が首から裾まで一定に保たれます。前端が下に向かって外に広がる形は、裾に向かって帯が太くなり、写真ではお腹から下に目が行きやすくなります。前端がまっすぐ落ちるかどうかは、ハンガーに掛けた状態ではなく、着て腕を下ろした状態で見てください。

前の開きは、羽織りの形だけでなく、中の服の首元の形とも関係します。中の服の首元が丸く詰まっていると、帯のいちばん上が横に切れて、縦の流れが首の下で止まります。首元がV字や細長いU字に開いていると、帯の上端が首に向かって細くなり、目が自然に顔のほうへ上がっていきます。中の服を選べるなら、首元が縦に開いた形を選ぶと、羽織りの縦の帯がいっそう長く見えます。

前の開きを保つために、羽織りの前端の裏側に小さな重みがあると便利です。前端がふわりと浮いて開きすぎたり、風で左右に揺れたりするのを抑えられます。運動会の校庭は風が通りやすいので、前端が軽すぎる羽織りは、気づくと肩から落ちかけていることがあります。試着のときに腕を前後に振ってみて、前端の位置が大きく動かないかを確かめてください。

判定3|明るさの差は、首まわりの1か所だけ

羽織りを中の服より暗くすると、羽織りの外側の輪郭と、中の服の明るい帯の境目が両方ともはっきりします。目は明るさの差が大きいところに集まります。外側の輪郭に目が行けば幅が強調され、内側の帯に目が行けば縦が強調されます。両方に差があると、どちらにも目が散って、結果として全体が大きく見えがちです。

いちばん安定するのは、羽織りと中の服の明るさをそろえることです。同じ色である必要はありません。白黒写真にしたときに、ほぼ同じ灰色に見えれば十分です。スマートフォンのカメラで撮り、編集画面で白黒にして確かめてください。羽織りと中の服がほとんど同じ灰色に見えれば合格です。

そのうえで、差をつけたいときは首まわりの1か所だけにします。中の服の襟元に明るい色を少しだけ見せる、首に細いスカーフを巻く、などです。首まわりに明るさが集まると、写真を見た人の目は最初に顔の近くに行き、そこから縦の帯をたどって下りていきます。お腹や腰に目が止まる前に、縦の流れができるのです。

明るさをそろえるとき、迷いやすいのが柄物の扱いです。細かい柄の羽織りは、写真では柄がならされて1つの中間の明るさとして写ります。白黒にしたときにその中間の明るさが中の服と近ければ、柄物でも問題ありません。大きな柄や、明暗の差が大きい柄は、柄の一つひとつが目を集めるので、縦の帯よりも柄のほうが目立ちます。柄物を着たい日は、中の服とボトムスを無地にして、柄を羽織り1か所に限ってください。

首まわりの差のつけ方も、やりすぎないことが大切です。大きな首飾りや、首のまわりをぐるりと囲む太いスカーフは、首まわりに横の面をつくり、肩幅を広く見せることがあります。細いスカーフを縦に垂らす、中の服の襟を少しだけ立てる、といった縦の向きの差のつけ方を選ぶと、縦の流れを邪魔しません。

判定を3つとも満たす羽織りを、手持ちから探す順番

新しく買う前に、手持ちの羽織りを3つの判定にかけてください。順番は、裾、前の開き、明るさの順です。裾は直せないことが多いので、最初にふるいにかけます。

まず、手持ちの羽織りを全部着て、横向きに鏡に立ち、お尻のいちばん高い位置から手のひら1枚下に裾が来るものだけを残します。次に、残ったものを着て腕を下ろし、前の開きに指が3本入るものを残します。最後に、運動会に着る予定の中の服と合わせて写真を撮り、白黒にして明るさがそろうものを選びます。

ここで1枚も残らなかったとしても、すぐに買いに行く必要はありません。次の「どちらとも取れるとき」で、手持ちを使い切る直し方を書いています。

どちらとも取れるときの4つの場面

3つの判定をそのまま当てはめられる日ばかりではありません。寒さ、中の服の落ち方、肩の幅、撮る側か撮られる側か。この4つの場面では判定どうしがぶつかりやすいので、どちらを優先するかを場面ごとに決めておきます。迷ったときは、写真で外側の輪郭が四角くならないほうを選ぶ、という原則に戻ってください。

場面①|丈は合うが、前を開けると寒い

運動会は朝が冷え、昼に暑くなり、夕方にまた冷えることが多い行事です。朝の観覧席で前を開けていると寒いと感じる方は多いはずです。

この場合は、前を閉めるのではなく、中の服を1枚足して温度を取ってください。羽織りの下に、首まで詰まった薄手の肌着か、薄い長袖を1枚重ねます。中の服の色を羽織りと近い明るさにしておけば、前を開けたままでも縦の帯は保たれ、寒さは中の1枚が受け止めます。

どうしても前を閉めたい時間帯があるなら、閉めるのはボタンを1つか2つだけにして、みぞおちより下は開けておきます。上だけ閉めると、首から胸にかけては面になりますが、お腹から下には縦の帯が残り、裾が左右に逃げて体から離れます。全部閉めるより、輪郭がずっと柔らかく写ります。

場面②|前を開けると、中の服のお腹まわりが気になる

羽織りの前を開けると、中の服がお腹の前でどう落ちているかが見えるようになります。中の服が体に張りついていたり、逆にお腹のいちばん出ている位置から真下に落ちてテントのように広がっていたりすると、縦の帯が「お腹の形」として読まれてしまいます。

見るべきは、中の服がお腹のいちばん前に出ている位置から、どれだけ離れて落ちているかです。横向きに立って、お腹のいちばん前と、中の服の生地の間に指を入れてみてください。指1本ぶん離れて、そのまままっすぐ落ちていれば理想です。張りついているなら生地が薄すぎるか、サイズが小さすぎます。指3本以上離れて裾に向かって広がるなら、ゆとりが多すぎます。

中の服で調整しきれないときは、中の服の裾をボトムスに少しだけ入れ、前だけを軽く出すと、お腹の前で生地がふくらまずに落ちます。全部入れるとウエストに横線が入るので、前の中央だけ、指2本ぶんほど入れるのが目安です。

場面③|体の幅より、羽織りの肩が気になる

羽織りの肩の縫い目が、自分の肩の骨の端より外に落ちていると、写真では肩幅が広く読まれます。50代の体型カバーとして選ばれやすい、ゆとりの大きい羽織りは、肩の縫い目が腕のほうに落ちる形が多いのです。

肩の縫い目が自分の肩の端から指2本ぶん以内に収まっていれば、写真でもほぼ気になりません。指3本以上外に落ちているなら、肩から腕にかけての輪郭が横に広がって見えます。この場合は、羽織りの袖を肘の少し下までたくし上げると、肩から肘までの輪郭が斜めに細くなり、横の広がりが和らぎます。

二の腕まわりを隠したい気持ちから袖をおろしたままにしがちですが、袖を少し上げて手首を見せると、腕の中でいちばん細い場所が写真に入り、全体の印象が軽くなります。袖の扱いについては二の腕を隠す服|暖房の室内で羽織を脱いでも気にならない袖でも詳しく書いています。

場面④|写真を撮る側と撮られる側、どちらが多いか

50代の運動会では、撮る側に回る時間が長い方も多いと思います。撮る側に回るなら、羽織りは動きの邪魔にならないことが最優先です。カメラを構えて腕を上げると、羽織りの前端が左右に引かれ、背中側が持ち上がります。腕を上げたときに背中の裾がお尻の上まで上がってしまうなら、その羽織りは撮る側には向きません。

撮られる側になる時間が長いなら、ここまで書いた3つの判定を優先してください。家族写真、子や孫と並んだ写真、ゴールの前で撮る写真など、立った全身写真に写る回数が多いほど、裾と前の開きの差が効いてきます。

どちらも同じくらいなら、腕を上げたときの背中の裾の動きを先に確かめ、上がりすぎないものの中から3つの判定で選ぶ、という順番にしてください。

素材|写真で重く見えるのは厚さではなく「面の硬さ」

羽織りが重く見えるかどうかは、厚さより生地の硬さで決まります。硬い生地はまっすぐ下に落ちず、体から離れたまま角をつくります。写真ではその角が輪郭になり、体の外側に四角い枠が足されたように見えます。

確かめ方は簡単です。羽織りの裾を片手でつまんで持ち上げ、手を離してください。すっと落ちて体に沿うなら柔らかい生地、ふわりと形を保ったまま落ちるなら硬い生地です。柔らかい生地は、前を開けたときに前端がまっすぐ落ち、縦の帯の幅が一定に保たれます。

ただし、柔らかすぎて体に張りつく生地は、お腹や腰の形をそのまま拾います。つまんで離したときに、すっと落ちたあと、体の凹凸に沿って細かいしわが寄るようなら柔らかすぎです。落ちたあとに表面がなめらかに一枚に見えるくらいが、ちょうどよい柔らかさです。

運動会は砂ぼこりが立つことがあるので、表面に毛足のある生地は汚れが目立ちやすくなります。毛足の短い、表面がなめらかな生地を選ぶと、帰ってからの手入れも楽になります。

秋の運動会では、朝夕と昼の気温差に合わせて羽織りを何度も脱ぎ着することになります。脱いだ羽織りをかばんに入れたり、椅子の背に掛けたりするたびに、硬い生地は折りじわがつきやすく、またすぐに着たときにしわの線が横に入って写ります。柔らかく、しわが残りにくい生地を選ぶと、脱ぎ着を繰り返しても見た目が崩れにくくなります。つまんで握り、5秒ほどしてから手を開いてみて、しわがすぐに戻るかどうかを確かめておくと安心です。

色|明るさをそろえたうえで、どの色を選ぶか

明るさの差を小さくする、という条件を満たしたうえで、色そのものは好きなものを選んで構いません。ただ、運動会の写真には、校庭の土の色、空の青、木の緑がたいてい背景に入ります。背景の色と羽織りの色が近すぎると、体が背景に溶けて輪郭がぼやけ、逆に強すぎると羽織りだけが浮いて見えます。

背景から少しだけ浮く色、たとえば土色に対して少し明るいベージュ、緑に対して少し灰色がかった色などを選ぶと、輪郭がほどよく見えて、写真全体がまとまります。真っ白や真っ黒の羽織りは、屋外の強い光の中では明るさの差が極端になりやすく、白は膨らんで、黒は輪郭が硬く写りやすいので、少し灰色に寄せた白や黒を選ぶと扱いやすくなります。

全体の分量の釣り合いを上下で見たいときは、40代ぽっちゃりコーデ|トップスとボトムスの分量比率をウエスト位置から決めるの考え方がそのまま使えます。

ボトムス|羽織りの裾の下で、何を見せるか

羽織りの裾を手のひら1枚ぶん下げたとき、その下に見えるボトムスが、写真の下半分の印象を決めます。ここでも見るのは、外側の輪郭と、縦の線が続くかどうかです。

パンツなら、羽織りの裾の下から足首まで、外側の線がまっすぐ落ちる形が向きます。裾に向かって細くなる形は、羽織りの裾との間で輪郭が急に細くなり、上半身が大きく見えることがあります。裾に向かって大きく広がる形は、羽織りの裾の広がりと重なって、全体が台形に見えやすくなります。

スカートを選ぶなら、運動会では座る・しゃがむの動きが多いので、膝下から脛の真ん中くらいまでの丈で、裾が広がりすぎないものが扱いやすくなります。羽織りの裾からスカートの裾までの距離が、羽織りの丈よりも長くなるようにすると、縦の比率が整います。

パンツとスカートで迷ったら、当日の居場所で決めてください。地面のシートに座る時間が長いならパンツのほうが気をつかわずに済みます。椅子やテントの長椅子に座るなら、どちらでも構いません。立ち見が長く、歩き回る時間も長いなら、脚の動きが妨げられないパンツが楽です。

ボトムスの色は、羽織りや中の服より少し暗いくらいがまとまりやすくなります。上が明るく下が暗いと、目は上半身の顔まわりに集まり、下半身は背景に落ち着きます。ただし、上下の明るさの差が大きすぎると、ウエストの位置で横に切れて見えるので、白黒写真にしたときに一段だけ暗い、という程度にとどめてください。上下の差が気になるときは、羽織りの色をボトムスに少し寄せると、上から下まで縦の流れがつながります。

靴と小物|縦の線を足元まで通す

縦の帯を首から裾までつくっても、足元で横に切れてしまうと、写真の縦の流れが途中で止まります。靴の色をボトムスか靴下と近い明るさにすると、縦の線が足元まで通ります。

運動会は歩く距離も長く、校庭の土の上で過ごすので、底が平らで滑りにくい靴が基本です。白い靴は明るさの差が大きくなるので、ボトムスが暗い色なら、少し灰色がかった色や、ボトムスに近い色の靴を選ぶと、足元で目が止まりません。

帽子や斜めがけのかばんを使うときは、ひもが体の前を斜めに横切ることに気をつけてください。斜めのひもは、前を開けた羽織りの縦の帯を横切り、帯を途中で切ってしまいます。かばんは片方の肩に掛け、ひもが体の横側を通るように持つと、縦の帯が残ります。

前の晩に家で撮る、3枚の確認写真

ここまでの判定は、当日の朝にあわてて確かめるより、前の晩に家で写真を撮って確かめるほうが確実です。撮るのは3枚だけです。

1枚目は、正面からの全身写真です。家族にお願いするか、スマートフォンを棚に置いてタイマーで撮ります。カメラは胸の高さに置き、2メートルほど離れてください。これで裾の位置と前の開きが、写真でどう見えるかがわかります。

2枚目は、椅子に座った上半身の写真です。座ったときに羽織りの裾がお腹の前で折れ重なっていないか、前の開きが保たれているかを確かめます。

3枚目は、1枚目を白黒にしたものです。羽織りと中の服の明るさがそろっているか、首まわりだけに明るさの差があるかを確かめます。

3枚を見て、気になるところが1か所だけなら、その1か所を直すだけで十分です。全部を一度に直そうとすると、結局何を変えたのかわからなくなるので、直すのは1回に1か所にしてください。

直す順番に迷ったら、裾、前の開き、明るさの順に優先してください。裾は写真の縦の比率を、前の開きは外側の輪郭を、明るさは目の集まる場所をそれぞれ決めています。この順番で効き目が大きいので、上から直していけば、1か所直すたびに写真の印象がはっきり変わっていくのがわかるはずです。家族に3枚の写真を見せて、どこが一番気になるかを聞いてみるのもよい方法です。自分では気づかない場所を、ほかの人の目はすぐに見つけてくれます。

当日の朝に3分で見るところ

前の晩に確かめていても、当日の朝は気温や予定が変わることがあります。出かける前に、鏡の前で次の3つだけ見てください。

横向きに立って、裾がお尻のいちばん高い位置から手のひら1枚下にあるか。腕を下ろして、前の開きに指が3本入るか。首まわりに、明るさの差をつける1か所があるか。

気温が低い朝は、中に1枚足して前は開けたままにする、という順番を思い出してください。気温が高くなったら羽織りを脱ぐことになりますが、そのときに中の服だけでも縦の帯が残るよう、中の服とボトムスの明るさも近くしておくと安心です。

子や孫と並ぶ写真で、立ち位置をひと工夫する

最後に、服ではありませんが、写真の写り方を大きく変える立ち方をひとつだけ書いておきます。並んで写るときは、体を正面に向けず、カメラに対して少しだけ斜めに立ってください。肩の線が斜めになるだけで、体の幅が写真の中で小さく読まれます。

斜めに立ったとき、カメラに近いほうの羽織りの前端が体の中央に寄り、遠いほうの前端が外側に流れます。縦の帯は、斜めに立つことでかえって強調されます。羽織りの前を開けておくことと、少し斜めに立つことは、一緒に使うと効果が大きくなります。

手の置き場所も写真の印象を左右します。腕をまっすぐ体の横に下ろすと、腕の外側の線が体の輪郭と重なって、幅が広く見えます。片手を軽く前で重ねる、子や孫の肩に手を添える、といった動きで腕と体の間に少しすき間をつくると、体の輪郭と腕の輪郭が分かれて、全体が細く読まれます。羽織りの袖を少したくし上げて手首を見せておくと、この効果はさらに大きくなります。

座って撮る写真では、背もたれに深く寄りかからず、浅めに腰掛けて背すじを伸ばしてください。深く座ると羽織りの前端がお腹の前で寄り、裾が折れ重なって、せっかくの縦の帯が途中で消えてしまいます。浅く座って膝をそろえ、羽織りの裾を左右に軽く払っておくと、座った写真でも縦の流れが残ります。

隠すより、縦の線を足す1枚を

50代の運動会で羽織りを選ぶとき、つい「どれだけ隠れるか」で決めたくなります。けれど写真に残るのは、隠した場所ではなく、羽織りがつくった輪郭です。裾は手のひら1枚、前は指3本、明るさは首まわりの1か所だけ。この3つを手持ちの羽織りで確かめるところから始めてみてください。

冬の式典や会食で羽織りを使う場面については50代の結婚式の服装・ぽっちゃり|秋冬に羽織りで隠すと重く見えるときも参考になります。

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よくある問い

Q. 50代のぽっちゃり体型で、運動会に羽織りは着たほうがいいですか
朝晩の冷えと日差しのために1枚あるのは安心です。ただ、隠すことだけを目的にすると重さが出やすいので、丈・前の開き・明るさの3つを先に決めてから選んでください。裾がお尻のいちばん高い位置から手のひら1枚ぶん下、前は指3本ぶん開ける、羽織りと中の服の明るさをそろえる。この3つがそろえば、写真で羽織りだけが目立つことはほとんどありません。
Q. ロング丈のカーディガンで全部隠すのはだめですか
だめではありませんが、膝より下まである丈は、座ったときに裾が地面やシートに触れ、立ったときに後ろが乱れて写ります。運動会は立つ・座る・しゃがむを何十回も繰り返すので、膝上で止まる丈のほうが整って見える時間が長くなります。ロング丈を着るなら、前を必ず開けて、中の服を縦に長く見せてください。
Q. 暗い色の羽織りなら細く見えますか
羽織りだけ暗くすると、中の明るい服との境目がはっきりして、羽織りの外側の輪郭がいちばん目立つ線になります。写真では外側の輪郭が体の幅として読まれるので、かえって大きく見えることがあります。暗い色にするなら中の服も近い暗さにして、明るさの差は首まわりだけでつけてください。
Q. 孫の運動会でも同じ考え方でいいですか
同じで大丈夫です。祖父母席はテントの下で座っている時間が長いので、座った姿勢で羽織りの裾がどこに来るかを特に確かめてください。座ったときに裾がお腹の前で折れ重なるなら、丈を手のひら半分ほど短くするか、前を開けて裾を左右に逃がします。

— メグラシ編集部

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黒のタイトスカートは体を細く見せる色と形なのに、着ると大きく見える日があります。原因は色ではなく、横じわが出る位置・裾が止まる位置・タイツとの境目の3つ。ヒップ下・お腹の下・太ももの前のどこに横じわが出るかで、サイズ・生地・形のどれを替えるかが分かれます。秋冬の生地の厚み、膝のどこで止まる丈がいいか、スリットとタイツの濃さ、上に何を合わせるかまで。ウエストとヒップで合うサイズが違うなど、どちらとも取れる場合の決め方も書きました。

メグラシ編集部/読了 20分
トップスイン お腹ぽっこり|秋冬は羽織りの丈と下腹の高さで決める

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トップスイン お腹ぽっこり|秋冬は羽織りの丈と下腹の高さで決める

お腹ぽっこりが気になってトップスインをためらうなら、秋冬は上に羽織る1枚の丈と、下腹のいちばん出ている点の高さを比べて決めます。羽織りの裾が下腹より下に届くか、前を開けたときの幅が何cmかで、入れてよいかと入れ方が分かれます。

メグラシ編集部/読了 15分

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