トップスイン お腹ぽっこり|秋冬は羽織りの丈と下腹の高さで決める

**横を向いて鏡の前に立ち、下腹がいちばん出ている点が、ウエストから何cm下にあるか見てください。**次に、いつも着ている秋冬の羽織り(カーディガン、ジャケット、ジレ)を着て、その裾がその点より上で終わるか、下まで届くかを見ます。
羽織りの裾が下腹の点より下に届くなら、トップスインしてもお腹ぽっこりは目立ちにくくなります。届かないなら、トップスは入れずに外に出すか、羽織りを丈の長いものに替えてください。
秋冬のトップスインで迷うときは、入れ方より先に羽織りの丈を見るほうが早く決まります。羽織りの裾は、体の前に横線を1本足すからです。その線が下腹の上にあるか下にあるかで、見え方が変わります。
羽織りがない状態での入れ方の決め方は股上で決まる入れ方4種をcmで判定する記事に、骨格ごとの秋冬のトップスインはトップスインで太って見える時の骨格別の直し方に書きました。この記事は、その上に羽織るものがある秋冬の日に絞ります。
結論:羽織りの裾が、下腹の頂点より下に届くか
| 羽織りの裾の位置 | トップスイン | 理由 |
|---|---|---|
| 下腹の頂点より上(ショート丈) | 入れない、または裾をそろえる | 裾と頂点の間に、入れた面がそのまま見える |
| 頂点の前後3cm以内 | どちらとも取れる(後の章) | 裾の横線が頂点に重なり、そこに目が行く |
| 頂点より下(ヒップ丈〜ロング) | 入れてよい。前の開き幅で入れ方を選ぶ | 前端の縦線が下腹の上を通る |
表は、羽織りの丈という1つの軸で分けたものです。実際の入れ方は、羽織りの前を開けたときの幅で、もう一段分かれます。
羽織りを着た体を正面から見ると、目に入る線が3本あります。羽織りの前端が左右に2本、縦に落ちる線。羽織りの裾が横に1本。そして、トップスを入れたウエストの横線です。
下腹のいちばん出ている点の上を、どの線が通るかで見え方が変わります。縦の前端が通れば、下腹は縦線の間に収まって目立ちません。裾の横線がちょうど頂点を横切ると、そこに目が止まって、出ている点が強調されます。羽織りの裾が上で終わって何も通らないと、入れたトップスとボトムスの面がそのまま見えます。
まず測る|下腹のいちばん出ている点はどこか
横を向いて立ち、力を抜いた姿勢で鏡を見てください。お腹をへこませず、いつもの姿勢です。
ウエスト(体のいちばんくびれている高さ、またはボトムスのウエストの縁)から下へ、下腹がいちばん前に出ている点までの距離を測ります。多くの人で、ウエストから5〜12cm下あたりです。
この「下腹の頂点」の位置は、時間帯や食事の前後で少し変わります。朝と夕方で数cm違うこともあります。測るなら、外出する時間帯に近いときに測ってください。
次に、羽織りを着て、裾がウエストから何cm下にあるかを測ります。カーディガンやジャケットは、立ったまま、前を開けた状態で測ります。
この2つの数字を比べると、羽織りの裾が下腹の頂点より上か、前後3cm以内か、下かがわかります。
裾が頂点より下に届くとき|前の開き幅で入れ方を選ぶ
羽織りの裾が下腹の頂点より下まで届く人は、トップスインして構いません。ここで見るのは、前を開けて立ったときの、前端2本の間の幅です。
前端2本の間が狭いほど、下腹は縦線の間に収まって見えます。目安は15〜20cmです。これは、多くの人で下腹がいちばん出ている部分の横幅に近い数字です。前端の間がこれより狭ければ、下腹の左右は羽織りの前身ごろに覆われ、縦線の間に見えるのは中央の一部だけになります。
前端の間が15〜20cm以内なら、前だけ入れる形が向いています。前だけ入れると、ウエストの横線は縦線の間にだけ短く出ます。横線が短いので目立たず、トップスの前が平らに収まって、下腹の上にたるみが乗りません。
前端の間が20cmより広いなら、全部入れて少し引き出す形のほうがなじみます。前だけ入れると、入れた部分と出した部分の段差が、開いた幅の中に全部見えるからです。全部入れて、ウエストの上に1〜2cm生地を引き出すと、横線がやわらかくなって、下腹の上に生地がふわりとかかります。
前端の幅は、羽織りの形で変わります。前端がまっすぐ落ちる形は、幅が一定です。前端が外に広がる形(裾に向かって開いていく形)は、下に行くほど幅が広がるので、下腹の高さで測ってください。
裾が頂点より上で終わるとき|入れずに裾をそろえる
ショート丈のジャケットや、腰より短いカーディガンを着る日は、裾が下腹の頂点より上で終わります。
この場合、トップスを入れると、羽織りの裾からボトムスまでの間に、入れたトップスとボトムスのウエストの面がそのまま見えます。その面のちょうど真ん中あたりに、下腹の頂点が来ます。下腹の上を通る線がないので、出ている点がそのまま輪郭になります。
ショート丈の羽織りを着る日は、トップスを入れずに外に出し、トップスの裾を羽織りの裾と同じくらいの高さで止めてください。そうすると、羽織りとトップスの裾が1本の横線にまとまり、その下はボトムスだけになります。下腹の上に横線が2本も3本も重ならなくなります。
トップスの裾が羽織りより長く出る場合は、その差を5cm以上にするか、0cmにするかのどちらかにします。2〜3cmだけ出ると、中途半端な段が下腹の上にできます。
どうしてもトップスを入れたい日は、羽織りを丈の長いものに替えてください。羽織りの丈は、トップスインできるかどうかを直接決めます。
どちらとも取れるとき①|裾が頂点の前後3cm以内
測ってみたら、羽織りの裾が下腹の頂点とほぼ同じ高さだった、という人がいます。上でも下でもない位置です。
この位置がいちばん難しいのは、羽織りの裾の横線が、ちょうど下腹の頂点を横切るからです。横線は目を止めます。止まった場所が出ている点だと、そこが強調されます。
この場合は、裾の横線を消すか、ずらすかを選んでください。
消す方法は、羽織りの裾とボトムスの色を近づけることです。羽織りとボトムスが同じ色か近い色なら、裾の横線は目立たなくなります。黒のカーディガンに黒のパンツ、グレーのジャケットにグレーのスカートなどです。横線が消えれば、縦の前端だけが残り、下腹は縦線の間に収まります。
ずらす方法は、羽織りの前を閉じるか、袖をまくるなどして、裾の位置を数cm動かすことです。前を1つだけボタンで留めると、裾が少し持ち上がることがあります。ベルトで羽織りを軽く締めると、裾の位置が上がります。数cm上にずれれば「裾が頂点より上」の段に、下にずれれば「下」の段に入るので、その段の入れ方に従います。
どちらの方法も使えないときは、トップスを入れずに外に出してください。入れない選択も、立派な答えです。
どちらとも取れるとき②|座ると前端が開く
立っているときは前端の間が15〜20cm以内でも、座ると前端が左右に開いて、30cm以上になることがあります。ジャケットのように張りのある生地だと、座ったときに前身ごろが横に逃げやすいです。
座る時間が長い日(デスクワーク、会議、移動の電車、食事)は、座ったときの幅で判断してください。座ったときに前端が大きく開くなら、前だけ入れる形は避け、全部入れて少し引き出す形にします。座ると下腹の頂点の位置も前に出やすくなるので、入れた部分の段差が見えにくい形のほうが安心です。
もうひとつの方法は、羽織りの生地を変えることです。落ち感のあるやわらかい生地のカーディガンは、座っても前端がまっすぐ下に落ちて、開きにくいです。張りのある生地のジャケットは、座ると前端が外に開きます。座る時間の長い日は、やわらかい生地の羽織りを選ぶと、立っても座っても前の幅が変わりません。
どちらとも取れるとき③|室内で羽織りを脱ぐ日
秋冬は、外では羽織っていても、室内で脱ぐことがあります。暖房の効いたオフィスや、食事の席、友人の家などです。
羽織りを脱ぐと、この記事で説明してきた縦線と裾の横線が全部なくなります。残るのは、トップスを入れたウエストの横線だけです。羽織りがあったから成立していた入れ方が、脱いだとたんに成立しなくなることがあります。
脱ぐ予定がある日は、羽織りがない状態で成立する入れ方を先に決めてください。羽織りがない状態での決め方は、股上の深さと下腹の頂点の位置の差で決まります。詳しくはトップスインとお腹まわりを股上で判定する記事にまとめています。
その入れ方が決まったら、羽織りはその上に足すものとして考えます。羽織りがあるときは、この記事の基準で見え方がさらに整う、という順番です。逆の順番で考えると、脱いだときに困ります。
脱ぐか脱がないかわからない日は、脱ぐ前提で決めておくほうが安全です。
羽織りの種類別|カーディガン・ジャケット・ジレ
羽織りの種類によって、前端の落ち方と裾の位置が違います。
カーディガンは、前端がやわらかく落ちます。丈はショートからロングまで幅があり、前を開けると前端がまっすぐ下に落ちる形が多いです。下腹の頂点より下に届く丈なら、前だけ入れる形と相性がいいです。ボタンを1つだけ留めると、前端の幅が狭まり、下腹がより収まります。
ジャケットは、前端に張りがあります。丈は腰の上からヒップまでが多く、前を開けると前端が少し外に開きます。開いた幅を測ると、カーディガンより広くなることが多いです。前だけ入れるより、全部入れて少し引き出す形のほうがなじみやすいです。ボタンを留めて着るなら、ボタンの位置が下腹の頂点より上か下かを見てください。頂点より上でボタンを留めると、その下で前端が開いて、ちょうど下腹のあたりに三角形の隙間ができます。
ジレ(袖のない羽織り)は、袖がないぶん前端の縦線がいちばん強く見えます。丈の長いジレは、下腹の頂点より下まで縦線が通るので、トップスインと組み合わせやすいです。腕が出るので、袖のあるトップスとの重なりがすっきりします。
1枚足すなら、ロングカーディガンかロングジレか
手持ちの羽織りがショート丈ばかりで、トップスインできる日を増やしたいなら、丈の長い羽織りを1枚足すのが早道です。候補はロングカーディガンとロングジレの2つです。
ロングカーディガンは、袖があるぶん、秋から冬の初めまで1枚で羽織れます。前端がやわらかく落ちるので、前を開けたときの幅が安定しやすく、前だけ入れる形と合わせやすいです。厚手のトップスの上に着ると袖まわりがもたつくので、中は薄手から中くらいの厚さのトップスにしてください。
ロングジレは、袖がないので、中に厚手のニットを着ても腕まわりがもたつきません。秋の終わりから冬にかけて、厚手のニットにトップスインする日が多い人に向いています。前端の縦線が強く出るので、下腹を縦線の間に収める効果も大きいです。ただし、ジレだけでは寒い時期は、その上にコートを着ることになります。
どちらを選ぶかは、中に着るトップスの厚さで決めてください。薄手から中くらいが多いならロングカーディガン、厚手のニットが多いならロングジレです。丈はどちらも、下腹の頂点より下、ヒップの下から太ももの真ん中くらいまでが合わせやすい範囲です。
手持ちのショート丈を生かす日
ショート丈のジャケットやカーディガンしか手元にない日でも、着方で下腹の頂点との関係を変えられます。
1つは、羽織りの前を全部閉じて着ることです。前を閉じると、羽織りの裾の横線は1本残りますが、トップスを入れたウエストの横線は羽織りの中に隠れます。裾の位置が下腹の頂点より上なら、トップスは入れずに外に出し、羽織りの裾と同じ高さで止めるか、5cm以上長く出します。
もう1つは、羽織りを肩に掛けるだけにすることです。袖を通さずに肩に掛けると、前端が体の横寄りに落ち、縦線が体の両脇に来ます。下腹の頂点は縦線の間に大きく見えるので、トップスは全部入れて少し引き出す形にして、ウエストの横線をやわらかくしてください。
どちらも、ショート丈を無理に生かすための方法です。トップスインしたい日が週に何度もあるなら、丈の長い羽織りを1枚足すほうが、毎朝の判断は短くなります。
体型を責めず、線の位置を動かす
この記事で測ってもらった下腹の頂点の位置は、体型を評価するための数字ではありません。羽織りの裾、前端、ウエストの3本の線を、どこに置くかを決めるための数字です。
下腹が出ていることは、多くの人にある自然な体の形です。年齢や時期によっても変わります。変えるのは体ではなく、線の位置です。羽織りの丈を変える、前の開きを変える、トップスを入れる幅を変える。どれも、その日の服で今すぐできることです。
素材と厚み|前端がまっすぐ落ちるか、外に広がるか
羽織りの素材でも、前端の落ち方が変わります。
落ち感のあるやわらかい素材(ハイゲージのニット、とろみのある織り地)は、前端がまっすぐ下に落ちます。前を開けても幅が広がらず、縦線がはっきり出ます。下腹を縦線の間に収めるには、いちばん向いています。
張りのある素材(ウールの織り、厚手のツイード、ボンディング)は、前端が外に広がります。下に行くほど幅が広がるので、下腹の高さで測った幅が大きくなりがちです。張りのある羽織りを着る日は、トップスを全部入れて少し引き出す形を選ぶほうが安心です。
厚手のローゲージのニットは、前端そのものが厚く、縦線というより太い帯になります。帯が太いと、その間に見える部分が狭くなるので、下腹はよく隠れます。ただ、全体のボリュームが上半身に集まるので、トップスを入れてウエストの位置を見せると、上下のバランスが整います。
トップス側の素材も合わせて見てください。厚手のニットを入れると、ウエストの上に生地がたまります。羽織りの中で、その厚みが下腹の上に乗ると、前端の間で膨らみが見えます。秋冬に厚手のトップスを入れるなら、前だけ入れて、入れる量を少なくするほうがすっきりします。
色の組み合わせ|縦線を強くするか、横線を消すか
色の組み合わせでも、見え方を調整できます。
縦線を強くしたいときは、羽織りとトップスの色に差をつけます。濃い羽織りに明るいトップス、あるいはその逆です。前端の縦線がはっきりし、下腹は縦線の間に収まります。前端の間に見える部分(トップスとボトムス)を同じ色にすると、そこが1本の縦の帯になって、さらに縦に長く見えます。
横線を消したいときは、羽織りの裾とボトムスの色を近づけます。裾が下腹の頂点の前後にある「どちらとも取れる」位置の人に効く方法です。裾の横線がボトムスになじむと、目が止まらなくなります。
トップスを入れたウエストの横線を消したいときは、トップスとボトムスを同じ色にします。入れた部分の段差が、色の境目にならないので目立ちません。ベルトを締める場合は、ベルトもトップスかボトムスと同じ色にすると、横線が増えません。
3つ全部を一度にやる必要はありません。自分がいちばん気になっている線を1本選んで、その線だけを調整してください。
横から見たとき|羽織りの後ろ丈と下腹の頂点
ここまでは正面から見た話でした。お腹ぽっこりが気になる人は、正面より横から見たときのほうが気になることが多いはずです。
横から見ると、下腹の頂点は体の前にいちばん出ている点として輪郭になります。羽織りは、前を開けていると横からは体の前に何も覆っていない状態になり、下腹の輪郭がそのまま見えます。
横から見たときに下腹の輪郭をやわらげたいなら、羽織りの前を1つだけボタンで留めるか、前端が体の前に少し回り込む形を選んでください。前端が体の横ではなく前寄りに落ちていると、横から見たときに前端の生地が下腹の輪郭に重なって、出ている点がなだらかに見えます。
もうひとつ見るのは、羽織りの後ろの丈です。後ろの丈が前より長い形は、横から見ると裾の線が後ろに向かって下がります。斜めの線は、横から見たときに体の前後の厚みを分散させるので、下腹の輪郭だけが目立ちにくくなります。前後の丈が同じ形より、後ろが2〜5cm長い形のほうが、横からの見え方は落ち着きます。
トップスを入れた部分も、横から見るとウエストの横線が体の前後を一周して見えます。前だけ入れる形は、横から見ると前で入って後ろは出ている斜めの線になり、ここでも線が分散します。横から見たときを気にするなら、前だけ入れる形が向いています。
ボトムス別|スカート・細身のパンツ・ワイドパンツ
羽織りの丈と下腹の頂点の関係は、ボトムスの形によっても少し変わります。
細身のパンツやタイトなスカートは、腰から下が細く収まるので、下腹の頂点が相対的に目立ちやすくなります。この組み合わせでは、羽織りの裾が下腹の頂点より下、できればヒップの下まで届く丈を選ぶと、頂点から下の細い部分との差がやわらぎます。
ワイドパンツやフレアスカートは、腰から下に広がりがあるので、下腹の頂点は広がりの中に吸収されやすくなります。羽織りの丈は頂点より下に届けば十分で、長すぎると上下ともにボリュームが出て、全体が重く見えることがあります。ヒップの真ん中くらいで止まる丈が合わせやすいです。
タックの入ったパンツは、ウエストのすぐ下にタックの膨らみがあります。この膨らみがちょうど下腹の頂点と重なると、そこがさらに前に出て見えます。タック入りのパンツを合わせる日は、トップスを全部入れずに前だけ入れ、羽織りの前端がタックの上を縦に通るようにしてください。
前だけ入れる幅|前端の間に収める
前だけ入れる形を選んだら、どのくらいの幅を入れるかも見ておきます。
目安は、羽織りの前端2本の間の幅と同じか、それより少し狭い幅です。前端の間が18cmなら、トップスの前を15〜18cm幅だけ入れます。入れた部分が前端の内側に収まり、入れた部分と出した部分の境目が、羽織りの前身ごろに隠れます。
入れる幅が前端の間より広いと、入れた部分の端が前端の外にはみ出して、羽織りの前身ごろの下で段差になります。前身ごろがその段差の上に乗って浮き、前端がまっすぐ落ちなくなります。
入れる深さも見てください。前だけ入れる形では、深く入れすぎると、入れた部分の下でトップスの生地がたまって、下腹の上に膨らみができます。ボトムスのウエストの縁から3〜5cm入る程度にすると、生地がたまらず、平らに収まります。
ベルトを足すかどうか
トップスを入れたら、ベルトを足すかどうかも迷うところです。ベルトは、ウエストに横線を強く足します。
羽織りの前を開けて着る日は、ベルトは前端の間にだけ見えます。前端の間が15〜20cm以内なら、ベルトの見える部分も短いので、横線は目立ちません。ウエストの位置がはっきりして、上下の比率が整います。
前端の間が広い日や、羽織りを脱ぐ予定のある日は、ベルトの横線が長く見えます。下腹の頂点がウエストのすぐ下にある人は、ベルトの横線とその下の頂点が近く、出ている点が強調されることがあります。この場合は、ベルトをトップスかボトムスと同じ色にして、横線を弱めてください。
ベルトの幅も影響します。太いベルトはウエストを強調し、その下の下腹との差も強く見せます。細いベルトのほうが、下腹への影響は少なくなります。
コートを着る日|外では羽織りがもう1枚増える
秋の終わりから冬にかけては、羽織りの上にさらにコートを着ます。コートを着ている間は、コートの丈と前の開きが、この記事の判断をそのまま引き継ぎます。
コートの裾は、多くの場合、下腹の頂点よりかなり下にあります。前を開けて着れば、コートの前端2本が縦線になって、中の羽織りもトップスも縦線の間に収まります。コートを着ている間は、トップスインの入れ方をそれほど気にしなくて構いません。
気にするのは、コートを脱いだときです。室内に入ってコートを脱ぐと、中の羽織りの丈と前端の幅で見え方が決まります。外ではコートがあるからと油断していると、脱いだときに羽織りの裾が下腹の頂点に重なっていた、ということがあります。
コートを着る日も、中の羽織りで判断しておいてください。コートは、その上にさらに足すものとして扱うと、脱いだときに困りません。
コートの前を閉じて着る日は、少し事情が違います。前を閉じたコートは、下腹の頂点を含めて体の前を1枚の面で覆うので、中の入れ方はほとんど見えません。ただ、コートの生地が薄く体に沿う形だと、中でトップスを入れた部分の段差や、下腹の上にたまった生地の膨らみが、コートの表に浮き出ることがあります。
前を閉じて着る薄手のコートの日は、中のトップスは前だけ入れる形にして、入れる深さを3cm程度に抑えてください。入れた部分の生地が少なければ、コートの表に段差が出ません。厚手のコートなら、中の段差はほとんど表に響かないので、入れ方は羽織りを脱いだときの基準で決めて構いません。
コートを脱ぐ場所が多い日、たとえば買い物で店に何度も出入りする日は、羽織りまで含めて着脱が増えます。そういう日ほど、いちばん内側のトップスとボトムスだけで成立する入れ方を先に決めておくと、どこで脱いでも慌てません。
前の晩・朝に確かめる3つ
最後に、確かめる順番を3つにまとめます。
1つ目は、横を向いて立ち、下腹がいちばん出ている点がウエストから何cm下かを測ることです。外出する時間帯に近いときに測ります。
2つ目は、その日に着る羽織りの裾が、その点より上か、前後3cm以内か、下かを見ることです。上ならトップスは入れずに裾をそろえます。前後3cm以内なら、裾の横線を色で消すか、位置をずらします。下ならトップスを入れて構いません。
3つ目は、羽織りの前を開けて立ち、前端2本の間の幅を測ることです。15〜20cm以内なら前だけ入れる、それより広いなら全部入れて少し引き出す。座る時間が長い日は、座ったときの幅で判断します。
羽織りを脱ぐ予定がある日は、この3つの前に、羽織りなしで成立する入れ方を決めておいてください。
お腹まわりを目立たせない服の考え方全体はお腹が目立たない服の選び方にまとめています。羽織りなしの入れ方は股上で決まるトップスインの入れ方、骨格ごとの違いはトップスインで太って見える時の骨格別の見直し方を続けて見てください。
よくある問い
- Q. ショート丈のジャケットにトップスインすると、お腹が目立ちます
- ジャケットの裾が下腹のいちばん出ている点より上で終わっているからです。裾と下腹の頂点の間に、トップスを入れた面がそのまま見えるので、そこに目が行きます。ショート丈を着る日は、トップスを入れずに裾をジャケットの裾と同じ高さで止めるか、羽織りをヒップまで届く丈に替えてください。
- Q. ロングカーディガンなら必ずトップスインしていいですか
- 裾が下腹より下に届いていても、前を開けたときの前端2本の間が広すぎると、下腹がそのまま見えます。前を開けて立ったとき、前端2本の間が何cmあるかを測ってください。15〜20cmより広いなら、前だけ入れる形より、全部入れて少し引き出す形のほうがなじみます。
- Q. 室内で羽織りを脱ぐときはどうしたらいいですか
- 脱ぐ予定がある日は、羽織りがない状態で決まる入れ方を先に選んでください。股上の深さと下腹の位置の差で入れ方が決まります。羽織りは、その上に足すものとして考えると、脱いだときに困りません。
— メグラシ編集部





