お宮参りの祖父母の服装 50代|母親と祖父との差を1段ずつ決める

**50代でお宮参りに祖母として出るなら、格は母親と同じ段か半段下に、色の明るさは母親より1段落として、隣に立つ祖父より1段上げてください。**これで決まります。普段の服が若いことは問題ではありません。写真に並んだときの順番だけが問題です。
50代の祖母だけが持つ悩みがあります。母親との年の差が20歳そこそこだと、写真で姉妹のように見えること。逆に、それを恐れて暗い色で固めると、顔が沈んで一気に老けて見えること。60代以上の祖母にはこの揺れがありません。だから50代は、自分の年齢ではなく、母親との差と、祖父との差という2つの物差しで決めます。
決める順番は3つです。まず母親の装いの格と色を聞く。次に、その格を上限にして、色の明るさを1段落とす。最後に、隣に立つ祖父の色を見て、同じ暗さに並ばないよう1段ずらす。秋の終わりから冬の立ち上がりの境内は寒いので、コートをいつ脱ぐかもここで決めておきます。
結論:母親を上限、祖父を色の相手にする
| 母親の装い | 祖母の格 | 祖母の色の明るさ | 祖父との差 |
|---|---|---|---|
| 着物 | 洋装の上段(ワンピース+ジャケット) | 中間の深さ | 祖父が濃紺なら祖母はグレージュ側 |
| ワンピース+ジャケット | 同じ段。ジャケットの色を落とす | 母親より1段深く | 祖父がチャコールなら祖母は深いベージュ側 |
| ワンピース1枚 | ワンピース+薄い羽織り | 母親より1段深く | 祖父がジャケットだけなら祖母も羽織りまで |
| セットアップやきれいめのパンツ | ワンピースかセットアップ。ジャケットなし | 中間の深さ | 色の明るさだけ1段ずらす |
格を母親より上げないこと、色を母親より明るくしないこと、祖父と同じ暗さに並ばないこと。この3つを守ると、写真で主役が母親と赤ちゃんに戻ります。
なぜ50代の祖母だけ、差で決めるのか
60代以上の祖母は、母親と並んだときに年の差がそのまま見えます。だから好きな色、好きな形で選んでも、立ち位置がずれることはありません。
50代は違います。母親が20代後半から30代前半なら、年の差は20歳前後。50代の顔と体は、まだ母親の側に寄っています。そこに母親と同じ明るさの色、同じ丈、同じ光り方の装いが乗ると、写真を見た人の目が一瞬どちらが母親か迷います。これが「姉妹に見える」の正体です。
逆に、年齢を意識して黒や濃い紺一色で固めると、50代の肌は暗い色に沈みます。写真で顔がぼんやりして、祖母だけが疲れて見える。「若作り」と「老け見え」の両方を同時に避ける方法が、自分の年齢ではなく母親との差で決めることです。
母親との差①|格は、母親を上限にする
格は、母親より上げないことがすべてです。お宮参りの主役は赤ちゃんと母親で、祖母は並ぶ側。祖母の格が母親を超えると、写真で祖母が母親に見えます。
母親が着物なら、祖母は洋装の上段。ワンピースにジャケットを重ねて、色は中間の深さ。祖母も着物にしたくなるかもしれませんが、母親が着物のときに祖母も着物だと、どちらが主役かが着物の格の差で決まってしまい、50代の祖母には差が付きません。洋装で1段落とすほうが、母親が立ちます。
母親がワンピースにジャケットなら、祖母も同じ段。ただし、ジャケットの色を母親より深くします。母親がワンピース1枚なら、祖母はワンピースに薄い羽織り。ジャケットを着ると祖母のほうが上に出ます。
母親がセットアップやきれいめのパンツなら、祖母はワンピースかセットアップで、ジャケットはなし。ここで祖母がジャケットを着ると、母親がカジュアルに見える方向に差が付いてしまいます。
母親との差②|色の明るさは、1段落とす。暗くはしない
格をそろえたら、次は色の明るさです。ここが50代の祖母の肝です。
母親が淡い色、たとえば生成りや薄いピンク、淡いブルーを着るなら、祖母は中間の深さ。グレージュ、深いベージュ、くすんだ青、灰色がかった緑。母親が中間の深さなら、祖母はそれより1段深い色。深いグレー、濃いモカ、深いワイン。
落とすのは1段だけです。2段落とすと黒や濃紺に行き着いて、50代の顔が沈みます。母親が淡い色のときに祖母が黒を着ると、写真で祖母の顔だけ影になり、祖母の表情が読めない写真が残ります。
目安は、自分の服と母親の服を並べて写真に撮ったとき、母親の服のほうが明るく、でも祖母の服も顔の色より明るいこと。顔の色より暗い服は、お宮参りの祖母には深すぎます。
母親との差③|丈と袖は、母親より長く
丈と袖は、母親より短くしないこと。母親がひざ丈なら、祖母はひざ下5センチから10センチ。母親がひざ下なら、祖母はふくらはぎの中ほど。長くしすぎると歩きにくく、境内の石段で裾を踏むので、床から20センチは上げておきます。
袖は七分以上。秋の終わりから冬の立ち上がりは寒いので自然にそうなりますが、室内の食事会で上着を脱いだときに、袖のない姿にならないよう、ワンピースそのものに袖があるものを選びます。
祖父との差①|格は祖父に合わせない
ここは迷いやすいところです。隣に立つ祖父がスーツを着ない、ジャケットだけにすると言ったとき、祖母も合わせて下げたくなります。
下げないでください。祖母の格の基準は母親で、祖父ではありません。祖父に合わせて祖母が下げると、母親との差が広がりすぎて、写真で祖母だけが場違いになります。祖父がジャケットだけでも、祖母はワンピースにジャケットかカーディガン。祖父がジャケットもなしでも、祖母はワンピースに薄い羽織りまでは残します。
祖父と合わせるのは、格ではなく色です。
祖父との差②|色の明るさは、祖父と1段ずらす
集合写真で、祖父と祖母は隣に並びます。祖父の服はたいてい濃紺かチャコールか黒。ここに祖母も深い色で並ぶと、2人の上半身がひとつの暗い塊に見えて、写真の端が重くなります。
祖母は祖父より1段明るく。祖父が濃紺なら祖母はグレージュか深いベージュ。祖父がチャコールなら祖母はくすんだ青か灰色がかった緑。祖父が黒なら祖母は中間の深さのどれか。
母親より1段落とし、祖父より1段上げる。この2つは、たいていの場合、中間の深さの色という同じ答えに落ちます。だから50代の祖母の色は、中間の深さの中で、肌に合うものを選ぶことになります。
秋の終わりから冬の立ち上がりの境内:コートをいつ脱ぐか
この時期の境内は、日の当たらない場所で昼でも10度を切ります。祈祷の待ち時間、写真の準備の時間と、外で立っている時間が長い。コートは必ず着ていきます。
脱ぐのは、集合写真の間だけ。それ以外は着ていてかまいません。写真の間だけ脱ぐために、コートに3つの条件を付けます。
- 前が全部開く。ボタンを外して、さっと腕から抜ける
- 脱いだあと、腕にかけて持てる重さ。重いコートは誰かに持たせることになる
- 中に着る服より1段暗い色。脱いだときに、中の色が明るく出る
中の服がグレージュならコートは深いグレーやモカ。中の服がくすんだ青なら、コートは濃紺。写真でコートを脱いだ瞬間に、顔まわりが明るくなる順番にしておきます。
抱く役が回ってくるかどうかで装いの下限がどう動くかは、お宮参りの祖母の服装、カジュアルはどこまでに役割ごとに書いてあります。この記事では、抱く役の有無にかかわらず、母親と祖父との差だけで決めています。
小物と髪:若作りに見える境目は、光る量
50代の祖母が若作りに見える原因で、服の次に多いのが光る量です。母親より光るものが多いと、目が祖母に行きます。
- 首か耳のどちらか1か所。両方には付けない
- 真珠なら一連。長さは鎖骨の下で止まるもの
- バッグは光らない革。金具は小さく
- 靴のヒールは3センチから5センチ。境内の砂利と石段で、それより高いと歩き方が不安定に見える
髪は、普段どおりで構いません。母親より手がかかっている髪にしないこと。母親が髪を上げるなら祖母は下ろすか、低くまとめる。母親が下ろすなら、祖母も下ろしてよい。ここも差で決めます。
どちらとも取れるとき①|母親の装いが、当日までわからない
直前まで母親の服が決まらないことはよくあります。このときは、中央値で用意して、当日に1段動かせる形にしておきます。
ワンピースはグレージュか深いベージュか、くすんだ青。これに、1段深い色のジャケットと、薄い羽織りの両方を持っていく。母親がジャケット姿で現れたらジャケットを着る。ワンピース1枚で現れたら羽織りに替える。着物で現れたらジャケットを着て、首の飾りを1つ足す。
色を中間の深さにしておけば、母親が淡い色でも深い色でも、祖母は1段落とした側に収まります。
どちらとも取れるとき②|娘の装いが、思ったより軽かった
母親が自分の娘のとき、娘がきれいめのパンツやシンプルなワンピース1枚で来ることがあります。そのとき、用意していた祖母の装いが上に出てしまう。
下げるのはジャケットです。ジャケットを脱いで、羽織りに替えるか、何も羽織らずにコートだけにする。下げないのは靴とバッグ。靴とバッグを下げると、祖母の装い全体が崩れて見えます。ジャケット1枚で、1段だけ落とす。それで娘と並びます。
どちらとも取れるとき③|母親が息子の妻で、聞きにくい
聞くのは色だけにします。「何色を着る予定ですか」。これなら息子経由でも聞きやすく、相手も答えやすい。格と丈は、お宮参りではたいてい決まった範囲に入るので、聞かなくても外れません。
色を聞いたら、それより1段落とした明るさにする。聞けなかったら、中間の深さの色。この答えは、どちらに出ても外れない側に置いた答えです。
50代の前半と後半で、変えるところ
母親との年の差で決めます。
年の差が20歳未満。50代前半で、母親が30代前半のとき。写真で姉妹に見える危険がいちばん高い。色を1段落とすことに加えて、丈を母親よりはっきり長くします。ひざ下10センチ。光るものは1か所だけ。
年の差が20歳以上。50代後半で、母親が20代後半から30代前半のとき。差は自然に出るので、色を無理に落とさなくてよい。中間の深さの中で、顔が明るく見える色を優先します。ここで色を落としすぎると、老け見えの側に倒れます。
当日に持っていくと、判断が楽になるもの
- 薄い羽織り1枚。ジャケットから1段下げるため
- 首に巻く薄いもの。待ち時間の寒さ用。写真では外す
- 替えのストッキング。境内で引っかけることがある
- 小さい鏡。コートを脱いだあと、髪と顔まわりを1度見る
よくある行き違い
「祖父がスーツを着ないので、自分も下げた」。祖母の基準は母親です。祖父に合わせて下げると、母親との差が開きすぎます。
「若く見えないよう、黒にした」。50代の顔は黒に沈みます。落とすのは1段だけ。中間の深さに止めます。
「写真でコートを着たままだった」。脱いだコートの置き場に困って着たままにすると、写真で祖母だけが外出姿になります。前が全部開いて腕にかけられるコートにしておきます。
「母親の服を聞かずに、自分の好みで決めた」。1つだけ、色を聞いてください。そこから1段落とすだけで、ほとんどの迷いが消えます。
装いに活かすなら
母親との差と祖父との差で決める考え方は、お宮参りの後の行事にもそのまま使えます。初節句、お食い初め、七五三。主役の親が誰で、隣に誰が立つか。それだけ見れば、自分の格と色の明るさが決まります。
両家の祖母が並ぶときにどこまでそろえるかは、お宮参りで両家の祖母の装いをそろえる範囲に書いています。この記事の差の決め方に、相手の祖母との並びを重ねるときに使ってください。
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よくある問い
- Q. 50代の祖母です。普段の服で行くと若作りに見えますか
- 若作りに見えるかどうかは、服の年齢ではなく、母親との差で決まります。母親より明るい色、母親より短い丈、母親より光る量が多い。この3つのどれかが当たると、写真で目が祖母に行き、若作りと呼ばれます。逆に3つとも母親の側より1段控えていれば、普段の服の延長で構いません。50代の普段の服が若いことは問題ではなく、母親の装いと並べたときの順番だけが問題です。先に母親の色と丈を聞いて、そこから1段ずつ落としてください。
- Q. 祖父がスーツを着ないと言っています。祖母はどこまで下げればいいですか
- 祖母は下げなくて構いません。隣の祖父の装いに合わせて祖母が下げると、母親の側より下がりすぎて、写真で祖母だけが場違いに見えます。祖父がジャケットだけなら、祖母はワンピースにジャケットかカーディガンを羽織る形。祖父がジャケットも着ないなら、祖母はジャケットをやめて、ワンピースに薄手の羽織りで、色の明るさは中間の深さに置く。祖母の基準は祖父ではなく母親です。祖父と合わせるのは、格ではなく色の明るさの差だけです。
- Q. 寒い時期のお宮参りで、コートは写真のときに脱ぐべきですか
- 境内での集合写真の間だけ脱いで、それ以外は着ていてください。秋の終わりから冬の立ち上がりの境内は、待つ時間が長く、日が差さない場所では昼でも10度を切ります。写真の間だけ脱ぐために、コートは前が全部開いて、脱いだあと腕にかけて持てる重さのものを選びます。中に着る服より1段暗い色のコートにしておくと、脱いだときに中の色が明るく出て、写真で顔まわりが沈みません。
- Q. 母親が息子の妻で、服装を直接聞きにくいです
- 聞くのは1つだけ、色にしてください。「何色を着る予定か」だけなら、息子経由でも聞きやすく、相手も答えやすい。格と丈は、お宮参りではだいたい決まった範囲に入るので、聞かなくても外れません。色だけ聞いて、それより1段落とした明るさの服を選びます。どうしても聞けないなら、中間の深さの色、たとえばグレージュや深いベージュ、くすんだ青にしておくと、母親が淡い色でも深い色でも、どちらに出ても1段落とした側に収まります。
— メグラシ編集部





