いかり肩 かっこいい女性|張りが骨か筋肉かで、上着の肩を選ぶ

**いかり肩をかっこよく見せたいなら、まず肩の張りがどこから来ているかを指で触って確かめてください。**肩先に硬い骨の角があって、そこで肩の線が止まっている人は「骨で張っている」側です。首の付け根から肩にかけて柔らかい盛り上がりがあり、そこが斜めに高い人は「筋肉で張っている」側です。
骨で張っている人は、肩線がまっすぐな上着を選び、肩の角をそのまま見せるとかっこよく見えます。テーラードジャケット、肩の縫い目が肩先ちょうどで止まるコート、肩に縫い目のない厚手のシャツが合います。隠そうとして丸い肩や落ちる肩を選ぶと、角が布の中でぼやけ、かえって肩幅が広く見えます。
筋肉で張っている人は逆で、肩よりも首の付け根を空けることが先です。Vネックや開いた襟で首の付け根を見せ、襟の線で肩の傾斜を斜めに切ると、肩の高さが「強さ」として見えます。どちらとも取れる人は、両腕を真上に上げたときに盛り上がる場所で決めます。以下で、分け方から順番に書きます。
首の長さで隠すか出すかを決める考え方はいかり肩をかっこよく見せる服|秋冬に隠すか出すかは首の長さで決めるにまとめています。この記事は、その手前の「張りがどこから来ているか」で上着の肩を選ぶ話です。
結論:骨の張りは肩線を見せ、筋肉の張りは首まわりで見せる
| 張りの出どころ | 触ったときの感じ | かっこよく見せる場所 | 上着の肩 |
|---|---|---|---|
| 骨 | 肩先に硬い角がある | 肩線そのもの | 縫い目が肩先ちょうど |
| 筋肉 | 首の付け根が柔らかく盛り上がる | 首の付け根から鎖骨 | 縫い目が肩先より外 |
| 両方 | 角も盛り上がりもある | 鎖骨の線 | 縫い目は肩先、襟は開く |
表は比較の軸を見せるためのものです。自分がどの行に入るかは、次の章の手順で確かめてください。
張りの出どころを、30秒で確かめる
鏡の前で、薄手のトップス1枚になって確かめます。
- 右手の指先を、左の肩先に置きます。腕の付け根の真上で、いちばん外側に出ている所です
- そこに硬い骨の角があり、指で押しても形が変わらなければ「骨」に1点
- 次に、指を首の付け根まで滑らせます。首の付け根から肩に向かう途中が、指で押すと沈む柔らかさで盛り上がっていれば「筋肉」に1点
- 最後に、肩を一度すくめてから、ストンと落とします。落とした後に首の脇の線が斜めに高く残るなら「筋肉」に、肩先の角だけが高く残るなら「骨」にもう1点
点の多い側があなたの張りの出どころです。両方が同じ点なら、後の「どちらとも取れる人」の章に進んでください。
骨で張っている人:肩線をまっすぐ見せる上着
骨で張っている人の肩は、ハンガーのような直線を持っています。この直線は、服の肩線と重なったときに最もかっこよく見えます。だから選ぶ基準は1つで、肩の縫い目が肩先の骨の角にぴったり来る上着です。
試着では、縫い目が骨の角から外へ1cm以内に収まるかを見てください。1cmを越えて外に落ちると、骨の角と縫い目の間に布のたるみができ、肩が丸く、厚く見えます。逆に、縫い目が骨の角より内側に入ると、角が縫い目を押し上げて肩が詰まって見えます。
素材は、張りのあるウールやツイル、厚手のコットンが向きます。肩の上で布が自立し、骨の角と一緒に直線を作るからです。柔らかく落ちる薄手のニットだけで仕上げるより、上に1枚、張りのある布を足すほうが、骨の直線が活きます。
骨で張っている人が避けたいのは、肩先を越える丸み
骨で張っている人が「隠そう」として選びがちなのが、ドロップショルダーやラグラン袖の丸い肩です。これは骨の角を布で包むので、肩が一回り大きく見えます。角が布の下で山を作るためです。
避けたい形をまとめると、次の3つです。
- 縫い目が肩先から3cm以上外に落ちる、ゆったりした肩
- 肩の上に厚いギャザーやパフが乗るブラウス
- 肩先で布が丸く盛り上がる、厚いパッド入りの肩
ただし、ドロップショルダーでも、生地が薄く、肩から腕へ真っすぐ落ちる形なら問題ありません。見るのは「肩先で布が丸い山を作るかどうか」です。鏡で正面から見て、肩先の外側の線が直線なら合格です。
筋肉で張っている人:首の付け根を空けて、肩の傾斜を襟で切る
筋肉で張っている人は、首の付け根から肩先までが斜めの山になっています。この山の上に、肩線のまっすぐな上着を乗せると、布が山の頂点で浮き、首まわりが詰まって見えます。かっこよさより窮屈さが先に出ます。
かっこよく見せる手順は、山を隠すのではなく、山のふもと(首の付け根)を見せることです。Vネック、ノーカラーで深めの開き、シャツの第2ボタンまで開けた襟。首の付け根から鎖骨にかけての肌が見えると、肩の高さは「首が長く、姿勢が良い」という印象に変わります。
上着の肩は、縫い目が肩先より2〜4cm外に落ちる形が合います。縫い目が山の頂点から離れるので、布が山の傾斜に沿って斜めに落ち、肩の線が自然に流れます。そのうえで襟の線が肩の傾斜を斜めに横切ると、肩の高さが分断されて、強さだけが残ります。
筋肉で張っている人が避けたいのは、首まで詰まる厚い襟
筋肉で張っている人が避けたいのは、首の付け根を埋める形です。厚手のタートルネック、首に沿って立つスタンドカラー、首元で詰まるボトルネック。どれも山のふもとを布で埋めるので、首が短く、肩が高く見えます。
秋冬にタートルを着たい日は、首の部分が薄く、折り返さずにくしゅっと落ちるものを選んでください。首の付け根より上に布の厚みが溜まらなければ、山の印象は強くなりません。上にジャケットやコートを重ねる日は、上着の前を開けて、首から胸にかけて縦の空きを作ります。
どちらとも取れる人は、腕を上げたときの形で決める
触っても点が割れる人は少なくありません。肩先の骨もはっきりしていて、首の付け根も盛り上がっている人です。この場合は、動いたときにどちらが前に出るかで決めます。
鏡の前で両腕を真上に上げ、そのまま3秒止めてください。
- 首の両脇が山のように盛り上がり、耳に近づく → 筋肉側で選ぶ
- 首の脇はほとんど動かず、肩先の角だけがとがって残る → 骨側で選ぶ
- どちらも同じくらい動く → 「両方」として、肩の縫い目は肩先ちょうど、襟は開ける
両方の人は、骨側の上着の肩と、筋肉側の襟の開きを組み合わせます。テーラードジャケットなら、ラペルの折り返しが深く、第1ボタンの位置が低いもの。肩線は直線で見せながら、首の付け根には縦の空きを作れます。
それでも迷う人は、手持ちのジャケットを2着着比べて、正面から写真を撮ってください。肩線がまっすぐ写るほう、首が長く写るほうのうち、自分が「かっこいい」と思えたほうが答えです。写真で決めると、鏡で見るより迷いが少なくなります。
秋冬のジャケット:肩の縫い目の位置
秋冬のジャケットは、肩の縫い目の位置で印象がほぼ決まります。試着室では、鏡に対して正面と斜め45度の2方向から見てください。
骨で張っている人は、縫い目が肩先の骨の角ちょうどか、外へ1cm以内。肩パッドは薄いもの(5mm以下)なら肩線がそろってかっこよく見えます。厚いパッドは角とパッドの二重の山になるので避けます。
筋肉で張っている人は、縫い目が肩先から2〜4cm外。パッドは入っていないか、極薄のもの。前を開けて着る前提で、ラペルが胸の中ほどまで深く開く形を選ぶと、首の付け根の空きと縦の線が両立します。
丈は、どちらの人も腰骨にかかる長さ以上が合います。短い丈は上半身の面積を小さくするので、肩の幅だけが目立ちます。腰骨まで布が続くと、肩からの直線が下へ流れ、上半身が長方形にまとまります。
コートは襟の幅で選ぶ
コートは面積が大きいので、肩の縫い目に加えて、襟の幅が効きます。
骨で張っている人は、襟の幅が肩幅の3分の1までのものが合います。小さめの襟だと肩の直線が主役になり、かっこよさが出ます。チェスターコートの細いラペル、ステンカラーの小さな襟が向きます。襟が大きすぎると、襟と肩の2つの横線がぶつかって、肩幅が広がって見えます。
筋肉で張っている人は、襟が首の付け根から斜めに開く形が合います。ノーカラーのVの開き、ガウン型で前を深く重ねる形。襟が肩の傾斜を斜めに横切るので、首の付け根の山が分断されます。立ち襟のコートは、襟を立てずに倒して着ると、首の付け根が埋まりません。
マフラーやストールを足すときの位置はいかり肩に似合う服|秋冬はストールと襟が肩の角のどこに乗るかで選ぶで詳しく書いています。
ニットとタートルの首
ニットは、肩の縫い目と首の開きの2か所を見ます。
骨で張っている人は、肩の縫い目が肩先に来る細身のニットが合います。首はクルーネックでもタートルでも構いません。肩の直線が見えていれば、首が詰まっても強さが残ります。厚手のケーブル編みは肩の上で山を作るので、肩まわりは平らな編み地を選んでください。
筋肉で張っている人は、Vネックか、首まわりが広めのボートネックが合います。タートルを着る日は、首の部分が薄く柔らかいもの。肩はドロップショルダーで、縫い目が外に落ちる形が首の付け根から布を離します。
黒を着る日のかっこよさ
いかり肩の人が黒の上着を着ると、肩の輪郭がくっきり出ます。これは骨で張っている人には味方、筋肉で張っている人には注意点です。
骨で張っている人は、黒のジャケットで肩線を見せると、それだけで完成します。中は白や明るい色のシャツにして、首まわりに明るさを残すと、黒の輪郭がさらに際立ちます。
筋肉で張っている人が黒を着るときは、首の付け根の肌を必ず見せてください。黒で首の付け根まで覆うと、肩の山の輪郭が黒い面として浮き上がります。Vの開きから肌が見えるだけで、黒の強さが首の長さに置き換わります。
髪をまとめるか下ろすか
髪型も、張りの出どころで逆になります。
骨で張っている人は、髪をまとめて首を出すと、肩の直線がそのまま見えてかっこよく見えます。下ろす日は、毛先が肩先の骨の角より上で終わるか、角を越えて胸の前まで落ちるかのどちらかにしてください。毛先がちょうど角の上で止まると、肩の横線に髪の横線が重なります。
筋肉で張っている人は、首の付け根の山に髪がかかると山が強調されます。まとめるなら、首の付け根より高い位置で。下ろすなら、耳の後ろから前へ流して、首の脇の線を縦の髪で切ると、肩の傾斜がやわらぎます。
かっこよく見えない日の直し方
選び方を守っても、かっこよく見えない日があります。原因はたいてい次の3つのどれかです。
**肩が前に入っている。**いかり肩の人は、肩の高さを気にして無意識に肩を前に丸めがちです。肩先が前に出ると、骨で張っている人の直線が消えます。肩甲骨を一度寄せてから力を抜き、肩先が耳の真下に来る位置に戻してください。
**中に着たものが肩で厚い。**上着の選び方が合っていても、中のニットの肩が厚いと、上着の肩が押し上げられます。中に着るのは、肩の縫い目が上着と同じ位置か、それより内側に来る薄手のものにします。
**バッグの紐が肩の角に乗っている。**肩掛けのバッグは、紐が肩先の角か首の付け根の山に乗ると、その場所に横線を足します。斜め掛けにして紐を肩の傾斜に沿わせるか、手で持つバッグにしてください。
鏡の前で毎朝やる確認
出かける前に、鏡で3つだけ確かめます。
- 肩の縫い目が、自分の張りの出どころに合った位置にあるか(骨なら肩先、筋肉なら肩先より外)
- 首の付け根に、布の厚みが溜まっていないか
- 肩先が耳の真下にあるか
3つとも合っていれば、その日の肩は「隠すもの」ではなく「見せるもの」になっています。
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よくある問い
- Q. いかり肩は隠したほうがいいですか、出したほうがかっこいいですか
- 張りが骨から来ているなら、出したほうがかっこよく見えます。肩線がまっすぐな上着は、肩先の骨の角で生地が止まり、ハンガーに掛けたような線が出るからです。首の付け根の筋肉で張っている人は、肩を出すより首の付け根を空けるほうが効きます。どちらも隠すのではなく、見せる場所を選ぶ考え方です。
- Q. 肩パッドの入ったジャケットは、いかり肩だと強すぎますか
- 骨で張っている人は、薄い肩パッドなら肩線がそろってかっこよく見えます。厚さの目安は5mm以下で、肩先から1cm以上はみ出さないものです。筋肉で張っている人は、肩パッドが首の付け根の盛り上がりと重なって段ができやすいので、パッドなしか、肩の縫い目が肩先より外に落ちる形を選んでください。
- Q. 触っても骨か筋肉か分かりません
- 両腕を真上に上げて、鏡で首の両脇を見てください。首の付け根から肩にかけての線が山のように盛り上がるなら筋肉寄り、首の脇はほとんど動かず肩先の骨だけが角として残るなら骨寄りです。それでも決まらない人は、手持ちのジャケットを着て、正面の写真で肩線がまっすぐ写るかで決めてください。
- Q. スカートでもかっこよく見せられますか
- 見せられます。いかり肩のかっこよさは上半身の線で決まるので、下は膝下丈の細めのスカートか、まっすぐ落ちるスカートが合います。広がる裾は肩の直線と線がぶつかるので、裾の広がりは片側の幅で10cm以内にとどめてください。
— メグラシ編集部





