40代ぽっちゃりの秋カーディガン|前を開けたときの縦の幅で選ぶ

40代でぽっちゃり体型の人が、秋にカーディガンを前を開けて羽織るなら、見るのは身頃の大きさではなく、開いたときに中のインナーが見える縦の帯の幅です。 胸の高さでその帯が8〜12cmくらいあると、体の真ん中に縦の線が1本通り、左右の身頃が両脇を縦に覆います。
帯が5cmより細いと、左右の身頃が前で重なって、上半身がひとつの大きな面に見えます。反対に15cmより広いと、身頃が脇に流れて、体の幅がそのまま見えます。どちらも、カーディガンのサイズや形ではなく、前の開き方で起きていることです。
この記事では、帯の幅の測り方、着丈と肩線の合わせ方、編み地の厚み、インナーとの色の組み方、そして「どちらとも取れる」ときの寄せ方を順に書いていきます。手持ちのカーディガンを、買い替えずに着方で直す方法もまとめました。
結論:前を開けたとき、インナーの帯が8〜12cmあるか
カーディガンを前を開けて着たとき、正面から見た上半身は、3つの縦の帯に分かれます。左の身頃、中のインナー、右の身頃です。
この3つの帯の比率で、上半身の見え方が決まります。
- 真ん中のインナーの帯が、胸の高さで8〜12cm
- 左右の身頃が、それぞれ肩から脇までをまっすぐ覆っている
この形になっていると、真ん中の帯が縦の線になって、視線が上下に動きます。左右の身頃は、脇の輪郭を縦に覆う役目を果たし、体の幅がそのまま見えることを防ぎます。
真ん中の帯が細すぎても、広すぎても、この効果は弱まります。細すぎると縦の線にならず、左右の身頃がひと続きの横の面になります。広すぎると、身頃が脇の後ろに回って、体の輪郭を覆わなくなります。
カーディガンを選ぶときも、手持ちを着るときも、まずこの帯の幅を見てください。サイズを上げ下げするより、帯の幅を整えるほうが、見え方は大きく変わります。
帯の幅の測り方:鏡の前で、胸の高さを指で測る
帯の幅は、鏡の前で簡単に測れます。
- いつものインナーの上に、カーディガンを前を開けて羽織る
- 腕を体の横に自然に下ろし、背筋を伸ばして鏡の正面に立つ
- 胸のいちばん高いところの高さで、左の身頃の端から右の身頃の端までの距離を、指を横にして測る
指1本が約1.5〜2cmなので、指5〜6本ぶんが8〜12cmの目安です。
- 指3本以下(約5cm以下):帯が細い。左右の身頃が前に寄りすぎている
- 指5〜6本(約8〜12cm):ちょうどよい帯
- 指8本以上(約15cm以上):帯が広い。身頃が脇に流れている
測るときは、腕の位置に気をつけてください。腕を後ろに引くと身頃が開き、前に出すと身頃が閉じます。ふだん歩いたり立ったりしているときと同じ、自然に下ろした位置で測ります。
もう1つ、お腹の高さでも同じように測っておくと役に立ちます。胸の高さでちょうどよくても、お腹の高さで帯が大きく広がる場合は、身頃がお腹のふくらみに押されて外に開いています。この場合の直し方は、後の「どちらとも取れるとき」で書きます。
帯が細すぎるとき:身頃が前で重なっている
帯が5cmより細いのは、左右の身頃が前で重なり気味になっているときです。サイズが大きめのカーディガンや、身頃にゆとりのある形で起きやすくなります。
身頃が前に寄ると、正面から見たとき、左右の身頃がひと続きの大きな面に見えます。インナーの帯がほとんど見えないので、上半身にカーディガン1枚分の横に広い面ができ、肩から裾までがひとつの箱のように見えます。
直し方は2つあります。
肩を後ろに少しずらして着る
カーディガンの肩線を、自分の肩先より少し後ろにずらして羽織ると、左右の身頃が脇のほうへ移り、前の帯が広がります。羽織ったあと、両手で襟を軽くつまんで、後ろに1〜2cm引くだけで変わります。
インナーを明るくする
帯の幅は変わらなくても、インナーをカーディガンより明るい色にすると、細い帯でも縦の線としてはっきり見えるようになります。暗いカーディガンに白や淡い色のインナーを合わせると、帯が細くても目に入ります。
帯が広すぎるとき:身頃が脇に流れている
帯が15cmより広いのは、左右の身頃が脇のほうへ流れているときです。身頃の幅が体に対して足りない、または胸やお腹のふくらみに押されて身頃が外に開いているときに起きます。
身頃が脇に流れると、インナーの見える面が広くなり、体の正面の幅がそのまま見えます。カーディガンを羽織っている意味が薄れ、脇の輪郭も覆われません。
直し方は2つあります。
上から1つか2つ、ボタンを留める
胸の下あたりのボタンを1つ留めると、身頃が前に戻り、帯が狭まります。ボタンを留めた位置から上は、Vの形に開くので、首元から胸にかけて縦の線ができます。留めたところから下は、裾に向かって自然に開きます。
どのボタンを留めるかは、留めたあとの帯の形で決めます。胸のいちばん高いところより少し下のボタンを留めると、上のVと下の開きのバランスがよくなります。
身頃の幅に余裕のあるものに替える
ボタンを留めても身頃が引っぱられて横じわが出るなら、身頃の幅が足りていません。この場合は、ひとつ大きいサイズか、もともと身頃にゆとりのある形を選んでください。サイズを上げると肩が落ちますが、肩線の位置は次の章で書く方法で合わせられます。
着丈:腰骨から指4本下〜お尻のいちばん高いところ
帯の幅と同じくらい見え方を左右するのが、着丈です。カーディガンの裾がどこで終わるかで、横の線がどこにできるかが決まります。
目安は、腰骨のいちばん出っ張ったところから指4本下(約7cm)から、お尻のいちばん高いところまでの間です。この間に裾があると、体のいちばん厚みのある場所を避けて横の線ができます。
短い丈:お腹の高さで終わるとき
裾がお腹のいちばん出ているところで終わると、その高さに横の線ができ、視線がそこに集まります。短い丈のカーディガンを着るなら、裾がお腹のふくらみより上、ウエストのくびれ近くで終わるものを選ぶと、ウエストの位置を高く見せる効果に変わります。
長い丈:お尻より下に落ちるとき
裾がお尻より下、太ももの途中まで来るロング丈は、縦の線を長くできます。ただし、膝に近づくほど脚の見える部分が短くなるので、ボトムを裾と同じか近い明るさにして、脚の線とつなげてください。
ちょうど体の厚いところに裾が来るとき
腰骨より上で、お腹のいちばん出ているところに裾が来る長さは、もっとも扱いにくい丈です。手持ちがこの丈なら、前の帯をしっかり見せて縦の線を強くするか、ボタンを全部留めて裾の位置をインナーより目立たなくする方法があります。
肩線:肩先から指1本以内
カーディガンの肩の縫い目(肩線)の位置も、見え方を変えます。肩線が肩先より大きく外に落ちると、肩から腕にかけてのラインがぼやけ、上半身全体が丸く見えやすくなります。
鏡の前で正面から見て、肩線が肩先から指1本(約2cm)以内にあれば、肩の輪郭がはっきり出ます。肩の輪郭がはっきりすると、そこを起点に左右の身頃がまっすぐ下に落ちて、縦の線が強くなります。
肩を落としたデザインのカーディガンも、それ自体が悪いわけではありません。肩線が落ちる形なら、身頃がその分ゆったり落ちるので、前の帯の幅を広めに取りやすくなります。ただし、肩線が肩先から指3本以上外に出ていると、腕が太く見えやすいので、袖を少したくし上げて手首を見せ、腕の先に細い部分をつくってください。
肩線の位置は、立ち上がったときにも見ておきます。座っている間に肩が前に落ちて、立ち上がったときに肩線が戻らないカーディガンは、一日着ているうちに形が崩れていきます。立ち上がって肩を軽く回し、肩線が元の位置に戻るかを確かめておくと安心です。
編み地の厚み:つまんで5mmを超えるか
秋のカーディガンは、薄いものから厚いものまで幅があります。厚みで見え方が変わるのは、主に前立ての端のふるまいです。
確かめ方は、前立てのあたりの生地を、親指と人差し指でつまんで厚みを見ることです。
- 5mm以下:薄手。前立ての端がまっすぐ下に落ち、縦の線がきれいに出る
- 5〜10mm:中くらい。端が少し丸まることがあるので、着てから確かめる
- 10mm以上:厚手。端が外に反りやすく、前の帯の輪郭が丸くなる
厚手のカーディガンでも、前立ての端がまっすぐ落ちるものなら、問題なく着られます。端が外に反る厚手のものは、ボタンを1つ留めると端が押さえられて、縦の線が戻ります。
編み目が大きく凹凸のあるものは、その凹凸が光と影をつくり、体のふくらみと重なると厚みが強調されることがあります。凹凸のある編み地を選ぶなら、凹凸が縦方向に走っているもの(縦の畝が入っているものなど)を選ぶと、縦の線を補う方向に働きます。
素材で変わる、身頃の落ち方
同じ厚みでも、素材によって身頃の落ち方は変わります。ウールの多い編み地は、体に沿いながらも形を保つので、前立ての端がまっすぐ落ちやすくなります。綿の多い編み地は、洗うたびに少しずつ伸びやすく、着ているうちに身頃が下に引っぱられて、帯の幅が広がっていくことがあります。化学繊維の多い編み地は、軽くて扱いやすい一方、静電気でインナーにまとわりつき、身頃が体の形に沿いすぎることがあります。
秋のはじめに買ったカーディガンが、秋の終わりには形が変わっていた、ということもよくあります。帯の幅は、季節の途中で一度測り直してみてください。広がっていたら、ボタンを1つ留める着方に切り替えます。
インナーとの組み方:明るさの差で帯の見え方が変わる
前を開けたカーディガンでは、インナーが縦の帯として見えます。インナーとカーディガンの明るさの差で、その帯がどう見えるかが変わります。
- インナーがカーディガンより1〜2段明るい:帯がはっきりした縦の線になる
- インナーとカーディガンが同じ明るさ:帯がやわらかく、全体が1つの面に近くなる
- 半端に明るさが違う:帯の輪郭がぼやけ、縦の線が弱くなる
はっきりした縦の線を出したいなら、明るいインナーを選びます。たとえば濃い茶色や紺のカーディガンに、生成りや淡いベージュのインナーです。やわらかく見せたいなら、同じ色系統でそろえます。たとえばグレーのカーディガンにグレーのインナーです。
避けたいのは、どちらとも言えない中間の差です。たとえば明るいベージュのカーディガンに、少しだけ濃いベージュのインナーを合わせると、帯の端がぼやけて、縦の線にも面にもならない、どっちつかずの見え方になります。
インナーの首元の形も見え方を変えます。
- Vネック:帯の上の端がVの形になり、縦の線が首元まで伸びる
- クルーネック:帯の上の端が丸く横に区切られる。帯が短く見える
- タートルネック:帯が首まで続くので、縦の線が最も長くなる。首が詰まって見えないかは襟の高さで決まる
インナーに柄を選ぶときは、柄の向きを見てください。縦の縞や、縦に流れる小さな柄は、帯の縦の線を補います。横の縞や大きな柄は、帯の中に横の線をつくるので、縦の線が途切れます。柄を使いたいときは、帯が見える範囲がもともと細めのカーディガンに合わせると、柄の面積が小さくなり、縦の線を崩しにくくなります。
首元の詰まりが気になる人は、タートルネック 40代ぽっちゃり|首元が詰まって見えない襟の高さも参考にしてください。
ボトムとの組み方:裾の位置とボトムの明るさ
カーディガンの裾がどこで終わるかと、ボトムの明るさの組み合わせで、下半身の見え方が変わります。
スカートと合わせるとき
ふくらはぎ丈のスカートに、お尻のいちばん高いところまでのカーディガンを合わせると、上下の長さの比がおよそ1対2になり、縦に長く見えます。スカートの色をカーディガンと同じ明るさにすると、カーディガンの左右の身頃からスカートまでが縦につながります。
パンツと合わせるとき
まっすぐ落ちる形のパンツなら、カーディガンの縦の線をそのまま足元までつなげられます。パンツの色をインナーと同じ明るさにすると、インナーの帯がパンツへと続いて、体の真ん中に長い縦の線ができます。
裾とボトムのウエストの重なり
インナーをボトムに入れるか出すかでも、見え方が変わります。インナーを入れるとウエストの位置がはっきりして、そこに横の線ができます。出すと横の線はできませんが、インナーの裾がどこで終わるかが見えます。前を開けたカーディガンでは、インナーは前だけ軽く入れて、横と後ろは出しておくと、横の線が真ん中の帯の中だけに収まり、目立ちにくくなります。
ワンピースの上に羽織るとき
秋は、ワンピースの上にカーディガンを羽織る日もあるはずです。ワンピースは上下が1枚でつながっているので、前の帯がそのまま裾まで伸びて、縦の線がいちばん長くなる組み合わせです。
このとき気をつけたいのは、カーディガンの裾とワンピースのウエストの切り替えの位置関係です。カーディガンの裾がワンピースの切り替えと同じ高さで終わると、横の線が2本重なって、そこが強調されます。裾を切り替えより指3本以上上か下にずらすと、横の線が分散して目立たなくなります。ワンピースに切り替えがない形なら、この心配はいりません。
袖の扱い:手首を見せて、細い部分をつくる
カーディガンの袖は、手首が見える位置までたくし上げるか、折り返すと、腕の先に細い部分ができます。上半身にボリュームがあるときほど、手首や足首のように細い部分を見せると、全体の印象が軽くなります。
たくし上げる位置は、手首の骨から指2〜3本上が目安です。それ以上上げると、袖口に布がたまって、ひじの近くに厚みが出ます。
袖口のリブが長いカーディガンは、リブを折り返して手首の上で止めると、たくし上げた布がずり落ちにくくなります。リブが短いものは、たくし上げてもすぐ落ちてくるので、手首の上で軽く押し上げる程度にしておきます。
どちらとも取れるとき:外れた1つを、別の場所で補う
実際に手持ちのカーディガンで確かめると、帯の幅・着丈・肩線・厚みのすべてがそろうことは少なく、1つか2つが「微妙」になることがほとんどです。ここでは、その寄せ方を書きます。
胸の高さではちょうどいいが、お腹の高さで帯が広がるとき
胸の高さで8〜12cmの帯があっても、お腹の高さで身頃が外に開き、帯が15cm以上に広がることがあります。お腹のふくらみに身頃が押されて起きることです。
この場合は、お腹の高さのボタンを1つだけ留めます。胸の高さはそのまま開けておき、お腹の前で身頃を寄せると、上のV字と下の開きができて、縦の線が保たれます。ボタンを留めたくないときは、インナーをカーディガンと同じ明るさにして、帯の広がりを目立たなくする方法もあります。
帯の幅はよいが、着丈がお腹の高さで終わるとき
帯が整っていれば、縦の線はできています。裾がお腹の高さで終わっても、真ん中の帯が上下に伸びていれば、横の線より縦の線のほうが強く見えます。このときは、インナーを明るめにして帯をはっきりさせ、ボトムをカーディガンと同じ明るさにして、裾の横の線を目立たなくしてください。
着丈はよいが、肩線が落ちすぎているとき
袖をたくし上げて手首を見せ、腕の先に細い部分をつくります。さらに、前の帯を少し広めにとって、縦の線を強くします。肩のぼやけは、縦の線の強さで目立ちにくくなります。
厚手で端が外に反るが、ほかはよいとき
ボタンを1つ留めて、端を押さえます。留める位置は、端がいちばん反っている高さです。それでも反るなら、前立ての裏に小さな薄いおもりのようなものを縫い付けると、端が落ち着きます。縫い付けたくないなら、上から細い長めのストールを縦に垂らして、端の反りを覆う方法もあります。
全部少しずつずれているとき
1つずつは小さな差でも、すべてが少しずつずれていると、どこを直しても別のところが気になります。この場合は、ボタンを全部留めて、カーディガンを前開きの羽織りではなく、ニットのトップスとして着る方法に切り替えてください。前を開けて着ることをやめると、帯の幅も前立ての端も関係なくなり、着丈と肩線だけを見ればよくなります。
胸に厚みがあって、胸の高さで帯が大きく開くとき
胸に厚みのある人は、前を開けると胸の頂点で身頃が外に押され、胸の高さだけ帯が大きく開くことがあります。胸の上と下では帯が狭く、胸の高さだけがふくらむので、帯がひし形のような形になります。
この場合は、胸のすぐ下のボタンを1つ留めると、ひし形の下半分が閉じて、胸から上がVの形に整います。Vの先が胸の下に来ると、胸の厚みがVの両側の斜めの線に分かれて、正面の幅が目立たなくなります。ボタンの位置が胸の頂点と重なって、留めると横じわが出る場合は、そのボタンは使わず、1つ下のボタンを留めてください。
背中の丸みで、後ろの裾が持ち上がるとき
背中や肩まわりに厚みがあると、カーディガンの後ろの身頃がその丸みに使われ、後ろの裾が前より短くなることがあります。前から見ると気になりませんが、横や後ろから見ると、裾が斜めに上がっています。
鏡の前で横を向いて、前と後ろの裾の高さを比べてください。後ろが2cm以上上がっているなら、着丈の長めのものを選ぶか、後ろの身頃が前より長く作られた形を選ぶと、裾が水平に戻ります。手持ちで直すなら、前のボタンを1つ留めて前の身頃を少し上げ、前後の差を小さくする方法があります。
腕を動かすと、帯の幅が大きく変わるとき
立っているときはちょうどよい帯でも、腕を前に出したり、物を持ったりすると、左右の身頃が前に寄って帯が細くなります。家事や仕事で腕をよく使う日は、この変化が一日中続きます。
腕を動かしても帯の幅が変わりにくいのは、身頃の脇の部分にゆとりがあるカーディガンです。試すときは、着たまま両腕を前に伸ばして、身頃がどれだけ前に引っぱられるかを見てください。引っぱられて帯が半分以下になるなら、脇のゆとりが足りていません。
判断に迷ったら、写真を撮る
鏡では、自分の目線の高さから見るので、全身の比率が分かりにくくなります。家族か友人に頼んで、2〜3m離れた位置から、腰の高さで全身の写真を撮ってもらってください。写真で見ると、帯の幅と裾の位置の効果がはっきり分かります。
手持ちのカーディガンを、買い替えずに直す手順
手持ちのカーディガンが今の体に合わないと感じても、すぐに手放す前に、次の手順で着方を変えてみてください。
- 前を開けて羽織り、胸の高さで帯の幅を測る
- 帯が細いなら、襟をつまんで後ろに1〜2cm引く
- 帯が広いなら、胸の下のボタンを1つ留める
- 着丈がお腹の高さで終わるなら、ボトムをカーディガンと同じ明るさにする
- 肩線が落ちているなら、袖をたくし上げて手首を見せる
- 2〜3m離れた位置から写真を撮って、縦の線が通っているかを見る
この手順で縦の線が通れば、そのカーディガンは今年も着られます。どうしても通らない場合は、身頃の幅か着丈が今の体と合っていないので、その2点を基準に次の1枚を選んでください。
去年の秋服が重く見えるときの直し方は、40代ぽっちゃり着痩せコーデ|去年の秋服が重く見える日の直し方でも詳しく書いています。
売り場で確かめる3つのこと
新しいカーディガンを選ぶときは、売り場の鏡の前で、次の3つを確かめてください。どれも数十秒でできます。
1. 前を開けて、胸の高さで帯の幅を測る
ハンガーにかかっている状態では、帯の幅は分かりません。必ず羽織って、腕を自然に下ろした姿勢で、胸の高さの帯を指で測ります。売り場のインナーはいつもと違うことが多いので、できればふだんよく着るインナーに近い厚みの服を着て行くと、家で着たときとの差が小さくなります。
2. 両腕を前に伸ばして、身頃の動きを見る
前の章で書いたように、腕を動かしたときに帯がどれだけ細くなるかを見ます。半分以下になるものは、日常の動きで帯が保てません。
3. 鏡から離れて、全身を見る
試着室の鏡は近いので、全身の比率が分かりにくくなります。試着室を出て、売り場の大きな鏡から2〜3m離れて、全身を見てください。裾の位置と帯の縦の線が、全身の中でどう見えるかが分かります。
同じ形で色違いがあるなら、手持ちのインナーやボトムの明るさに近い色と、1〜2段違う色の両方を試すと、帯の見え方の違いがその場で比べられます。
職場の日と休日で、着方を変える
同じカーディガンでも、職場の日と休日では、求められる印象が少し違います。着方を変えるだけで、1枚を両方に使えます。
職場の日
職場では、きちんとした印象を優先します。前を開けて着るなら、インナーを無地の明るい色にして、帯をはっきり見せます。ボタンを留める場合は、胸の下の1つだけにして、上はVの形に開けておくと、首元がすっきりして見えます。袖はたくし上げすぎず、手首が少し見える程度にとどめます。
座っている時間が長い仕事なら、座ったときに身頃がお腹の上で重なるかどうかも見ておきます。座るとお腹が前に出て、身頃が外に開きやすくなるので、座っている間だけボタンを1つ留める、という着方も使えます。
休日
休日は、もう少しくだけた着方ができます。前を大きく開けて、柄のあるインナーや、明るい色のインナーを合わせても構いません。袖を大きくたくし上げて、腕の先を軽く見せると、全体がくつろいだ印象になります。
休日に長く歩く日は、カーディガンを肩にかけたり、腰に巻いたりすることもあるでしょう。腰に巻くと、お腹の高さに横の線と厚みができるので、脱いだときは手に持つか、バッグに入れておくほうが、全身の縦の線は崩れません。
年齢を重ねて、去年の着方がしっくりこないとき
40代になると、同じサイズのままでも、体の厚みの出る場所が少しずつ変わっていきます。去年までちょうどよかったカーディガンが、今年は帯の幅や裾の位置で合わなくなっていることもあります。それは服のせいでも体のせいでもなく、両方の関係が少し動いただけです。季節の初めに一度だけ、帯の幅と裾の位置を測り直す習慣をつけておくと、今の自分に合う着方をすぐに見つけられます。
秋のはじめと終わりで、着方を変える
秋は、はじめと終わりで気温が大きく違います。カーディガンの役割も、季節が進むにつれて変わります。
秋のはじめ:1枚で羽織る
まだ暖かい日が多い時期は、カーディガンを一番外側の羽織りとして着ます。この時期は、前を開けて帯を見せる着方がいちばん効きます。インナーは薄手のものにして、カーディガンの身頃がまっすぐ落ちるようにします。
秋の半ば:ストールや薄いコートと重ねる
朝晩が冷えてくると、カーディガンの上にストールや薄手のコートを重ねる日が出てきます。重ねるときは、カーディガンの前の帯と、上に重ねるものの前の開きをそろえると、縦の線が2重になって強くなります。ストールは首から縦に垂らすと、帯の縦の線を補います。
秋の終わり:コートの下に着る
冬に近づくと、カーディガンはコートの下に着る中間の層になります。この時期は、厚手のカーディガンだとコートの中でかさばるので、薄手から中くらいの厚みのものに替えます。コートの前を開けたとき、中のカーディガンとインナーが段になって見えるので、カーディガンとインナーの明るさの差を小さくして、段を目立たなくしてください。
冬のコートの丈の選び方は、低身長ぽっちゃりコーデ40代の冬コート|丈は膝との距離で選ぶにまとめています。
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よくある問い
- Q. ぽっちゃり体型でも、カーディガンは前を開けて着たほうがいいですか
- 開けるか閉めるかは、開いたときにインナーがどれだけ見えるかで決まります。胸の高さで8〜12cmくらいの縦の帯ができるなら、開けて着るほうが縦の線が強くなります。開けると身頃が脇に流れて帯が広くなりすぎる、反対に身頃が前で重なって帯がほとんど見えない、という場合は、上から1つか2つボタンを留めて帯の幅をつくってください。
- Q. 厚手のカーディガンは避けたほうがいいですか
- 厚手そのものが問題になるのではなく、前を開けたときに身頃の端が丸まって外に反るかどうかが見た目を左右します。厚手でも、前立ての端がまっすぐ下に落ちるものなら、縦の線はきれいに出ます。端が外に反る厚手のものは、ボタンを1つ留めて端を押さえると落ち着きます。
- Q. ロング丈とショート丈、どちらがいいですか
- 腰骨から指4本下からお尻のいちばん高いところまでの間に裾が来る長さが、もっとも扱いやすい丈です。ロング丈は縦の線が長くなりますが、膝の近くまであると脚が短く見えやすいので、ボトムを裾と同じ明るさにそろえてください。ショート丈はウエストの位置を高く見せられますが、裾がお腹のいちばん出ているところで終わる長さは避けるほうが安心です。
- Q. インナーは何色を選べばいいですか
- カーディガンより1〜2段明るい色か、反対に同じ明るさの色のどちらかに寄せます。明るいインナーは縦の帯がはっきり見え、同じ明るさのインナーは帯がやわらかく見えます。中間の、半端に明るさが違う色は、帯の端がぼやけて縦の線が弱くなります。
— メグラシ編集部





