骨格ナチュラル タイトスカート|腰骨か膝かで丈と生地を分ける

**骨格ナチュラルでタイトスカートが似合わないと感じたら、外れている場所を腰骨か膝かで分けてください。**直すのが生地か丈かは、そこで決まります。
腰骨が張って腰回りが四角く見える人は、生地と腰回りの作りを直します。指で押してもへこまないくらい厚手で張りのある生地を選び、腰骨の横で布が体から少し浮く作りなら、骨の形は表に出ません。膝の骨が目立つ人は、裾の位置を直します。膝の皿から指4本分以上下か、ふくらはぎの中ほどで裾を止めれば、膝は目に入らなくなります。
両方当てはまる人は、膝を先に直してください。丈は買う前に選べて、効き目がいちばん大きいからです。そのうえで厚手の生地を選べば、腰骨の張りも一緒に目立ちにくくなります。
結論|外れ方で、直すところが違う
骨格ナチュラルの体は、骨や関節がしっかりしていて、腰骨や膝の骨が表に出やすいのが特徴です。タイトスカートは体の線に沿う服なので、骨の形をそのまま拾いやすく、外れるときは骨のある場所で外れます。
腰骨で外れる人は、腰の横に角ができ、腰回りが四角く見えます。前から見ると、ウエストから腰骨にかけての線がまっすぐ横に張り出します。膝で外れる人は、裾のすぐ近くに膝の骨があり、膝が強調されて脚が太く見えます。
同じタイトスカートでも、腰骨で外れる人に丈を直しても効かず、膝で外れる人に生地を直しても効きにくい。まず場所を分けてください。
鏡の前で、腰と膝のどちらに目が行くかを見る
手持ちのタイトスカートを履き、普段の靴で鏡の前に立ってください。正面と、体を斜め45度にした姿の両方を見ます。
最初に腰に目が行くなら、腰骨の型です。腰骨の横で布が横に引っ張られている、ウエストから腰骨にかけて四角い角ができている、後ろから見ると腰の幅が肩幅と同じくらいに見える。これが目印です。
最初に膝に目が行くなら、膝の型です。裾が膝の皿のすぐ下か上で止まっている、膝の骨の出っ張りが裾の近くで目立つ、歩くと裾が膝に引っかかる。これが当てはまります。
斜め45度の姿で見ると、腰骨の型は腰の横の張り出しが、膝の型は膝の骨の形が、正面よりはっきり見えます。
腰骨が張る人|生地は厚手で張りのあるもの
腰骨が張る人が最初に変えるのは生地です。薄い生地や伸縮性の高い生地は、腰骨の形を拾って、骨の角をそのまま外に出します。
選ぶのは、指で押してもへこみにくい厚手の生地です。秋冬なら、厚手のウール、ツイード、コーデュロイ、フランネルが当てはまります。どれも生地自体に形があるので、腰骨の上を布が渡り、骨の角が表に出ません。
生地の厚さは、スカートの腰の部分を指で挟み、指の間に布の厚みがはっきり感じられるかで確かめてください。挟んだ指の形が布越しに分かるほど薄い生地は、腰骨の形も拾います。
腰骨が張る人|腰回りは布が浮く作りを選ぶ
生地が厚くても、腰回りが体に沿いすぎる作りだと、腰骨の上で布が引っ張られます。腰骨の横で、布が体から少し浮く作りを選んでください。
目安は、スカートを履いて腰骨の横の布をつまんだとき、指1本分ほどつまめることです。まったくつまめないなら小さすぎ、指2本分以上つまめるなら大きすぎて腰回りが膨らみます。
作りで言うと、ウエストにゴムが入った形より、ヨークと呼ばれる腰の切り替えや、前にタックが入った形が向きます。腰骨の高さで布が切り替わると、骨の上で布が引っ張られにくくなります。ゴムのウエストは、腰骨の上で布が寄って、横に張り出しやすくなります。
腰骨が張る人|上は腰骨にかぶせる
腰骨の張りは、トップスの丈でも隠せます。タイトスカートにトップスを入れて着ると、腰骨の横がすべて見えます。外に出して、腰骨にかぶさる丈にすると、角が隠れます。
トップスの裾は、腰骨のいちばん出ている所から指2本分下で止まる丈が目安です。それより短いと腰骨の上で裾が止まって、角がむしろ強調されます。長すぎると、タイトスカートの縦の線が消えます。
ニットなら、厚手で裾にリブのないものを選んでください。リブが腰骨の上で締まると、そこで横の線ができます。
膝が目立つ人|裾は膝の皿から指4本分以上下
膝が目立つ人が変えるのは丈です。骨格ナチュラルの人は膝の骨がしっかりしているので、裾が膝の近くにあると、裾の線と膝の骨が並んで目に入ります。
裾の位置を、膝の皿のいちばん下から何cm下で止まっているかで測ってください。指4本分以上下で止まっていれば、膝は裾から離れて目立たなくなります。指2本分以内だと、裾と膝が近すぎます。
膝の皿の上で止まる短めの丈は、膝の骨がすべて見えるので、膝が目立つ人には難しい丈です。膝を出したいなら、厚手のタイツで膝の骨の陰影を和らげてください。
膝が目立つ人|ふくらはぎの中ほども候補に
膝から十分に離したい人は、ふくらはぎの中ほどまでの丈も候補です。ミディ丈と呼ばれる長さで、骨格ナチュラルの人には膝のすぐ下よりむしろ合いやすい丈です。
ただし、ふくらはぎのいちばん太い所で裾が止まると、今度はふくらはぎが太く見えます。いちばん太い所から指3本分以上離れた位置で止めてください。上に離すか下に離すかは、膝から離したい距離で決めます。
長めの丈のタイトスカートは歩きにくいので、後ろか横にスリットが入ったものを選んでください。スリットの深さは、膝の皿の下あたりまでで十分です。
膝が目立つ人|足元は筒の太いブーツ
秋冬は、ブーツで膝の骨を覆う手もあります。タイトスカートの裾から膝の下までをブーツで覆えば、膝の骨は見えません。
骨格ナチュラルの人に向くのは、筒にゆとりのあるブーツです。脚にぴったり沿う細い筒は、すねや膝の骨の形をそのまま拾います。筒と脚の間に指1本が入る程度のゆとりがあると、脚が骨っぽく見えません。
ブーツの履き口は、膝の皿から指3本分以上下で止まるものを選んでください。膝の皿に近いと、ブーツの履き口と膝の骨が重なって、膝が強調されます。足首まわりのブーツ選びは、骨格ナチュラル ショートブーツ|足首の骨と脛の長さで筒と丈を分けるで詳しく扱っています。
どちらとも取れる人|膝から直す
腰骨も張っていて、膝も目立つ。骨格ナチュラルの人には珍しくありません。その場合は、膝から直してください。
理由は2つあります。1つは、丈は買う前に選べて、すぐに効くことです。裾の位置を膝から離すだけで、脚全体の印象が変わります。もう1つは、膝から離した長めの丈は、布の量が増えて腰回りにもゆとりが出やすいことです。結果として腰骨の張りも和らぎます。
膝を直したうえで、腰骨がまだ気になるなら、生地を厚手に替えてください。丈と生地の2つを変えれば、ほとんどの場合、タイトスカートは骨格ナチュラルの人になじみます。
どちらとも取れる人|ニットタイトなら編み目で選ぶ
秋冬に増えるニットのタイトスカートは、腰骨も膝も拾いやすい素材です。両方気になる人がニットを選ぶなら、編み目の粗い厚手のものに限ってください。
目安は、リブの幅が指1本分ほどある太い畝のものです。細いリブや平らな編み地は、体に沿いすぎて骨の形を拾います。太い畝は、それ自体が縦の線を作るので、腰骨の横の張り出しや膝の骨の陰影がまぎれます。
ニットのタイトスカートは、座った後に膝が伸びて形が残りやすいので、膝が目立つ人は膝が当たる位置より下まで丈のあるものを選んでください。
身長で、丈の目安が変わる
膝から離す丈の目安は、身長によって少し変わります。膝の皿から裾までの距離は同じでも、脚の長さに対する割合が違うからです。
155cmより低い人は、裾を膝の皿から指4本分下で止める丈がいちばん扱いやすい長さです。ふくらはぎの中ほどまで下げると、脚の見える部分が短くなり、全身が下に重く見えやすくなります。ミディ丈を履くなら、靴を甲の見える浅いものにして、足首から先を軽くしてください。
160cm以上の人は、ふくらはぎの中ほどの丈も無理なく履けます。むしろ膝のすぐ下で止まる丈は、脚が長いぶん膝の骨が目の高さに近い位置に来て、目立ちやすくなります。迷ったら長いほうを選んでください。
155cmから160cmの間の人は、膝の皿から指4本分下と、ふくらはぎの中ほどの両方を試して、膝とふくらはぎのどちらが目に入るかで決めてください。
職場で履くなら、腰と膝の両方を一度に整える
職場でタイトスカートを履く人は、座る時間が長いぶん、腰骨と膝の両方が気になりやすくなります。座ると裾が上がって膝の骨が出て、腰回りの布が横に引っ張られるからです。
座る時間が長い人は、立ったときより指2本分長い丈を選んでください。座ったときに裾が膝の皿にかかる程度で止まれば、膝の骨は隠れます。生地は厚手で、座っても腰の横に横じわが入りにくいものです。ウールにわずかに伸縮性のある糸が混ざった生地は、座ったときの引っ張られ方が穏やかです。
上には、腰骨にかかる丈のジャケットかカーディガンを重ねてください。腰骨の張りが隠れるうえ、職場できちんと見える形になります。
合わせる上の服で、腰と膝の目立ち方が変わる
タイトスカートの外れ方は、上に合わせる服でも変わります。上半身が小さくまとまりすぎると、下半身の骨の形に視線が集まるからです。
骨格ナチュラルの人には、上に少し量のある服が合います。厚手のニット、肩が少し落ちた形のシャツ、ざっくりした編み目のカーディガンです。上に量があると、視線が上半身に上がり、腰骨や膝の骨が目立たなくなります。
体に沿う薄いトップスを合わせると、上が小さく、下のタイトスカートの線が強く見えて、腰骨と膝に視線が下ります。薄いトップスを着るなら、上にジャケットやカーディガンを重ねてください。
手持ちのタイトスカートを活かすなら
今持っているタイトスカートを履き続けたい人は、外れ方の型ごとに次の手を使ってください。
腰骨の型なら、トップスを外に出して腰骨にかぶせます。腰骨から指2本分下で止まる丈の、厚手のニットやシャツが向いています。ベルトでウエストを締めるのは、腰骨の張りが強調されるので避けてください。
膝の型なら、タイツと靴で膝を和らげます。厚手で肌の透けないタイツを履き、靴をタイツと同じ色にすると、膝から下が一続きになって膝の骨が目立たなくなります。短めの丈なら、膝を覆う長さのブーツと合わせてください。
2つの型を並べる
| 見る所 | 腰骨が張る型 | 膝が目立つ型 |
|---|---|---|
| 最初に目に入る所 | 腰の横の角 | 裾の近くの膝の骨 |
| 直すもの | 生地と腰回りの作り | 裾の位置 |
| 測る場所 | 腰骨の横でつまめる幅 | 膝の皿から裾まで |
| 合格の目安 | 指1本分つまめる | 指4本分以上下 |
| ウエスト | ヨークかタック | 選ばない |
| トップス | 外に出して腰骨にかぶせる | 選ばない |
| 足元 | 選ばない | 筒にゆとりのあるブーツか濃いタイツ |
まとめ|場所を分ければ、タイトスカートは外れない
骨格ナチュラルの人がタイトスカートで外れる場所は、腰骨か膝のどちらかです。腰骨なら生地と腰回りの作りを、膝なら裾の位置を直してください。両方当てはまるなら、膝から直します。
ロングスカートの重さに悩んでいる人は、骨格ナチュラル ロングスカートが重い|腰か足元かで生地と靴を分けるも合わせて読んでください。膝の骨そのものの見分け方は、骨格診断の膝チェックで確かめられます。
よくある問い
- Q. 骨格ナチュラルはタイトスカートを避けたほうがいいですか
- 避ける必要はありません。体に張りつく薄い生地と、膝のすぐ下で止まる丈が外れやすいだけです。厚手の生地で、裾の位置を膝の骨から離せば、タイトスカートは骨格ナチュラルの人にもよくなじみます。
- Q. ニットのタイトスカートは骨格ナチュラルに合いますか
- 編み目の粗い厚手のニットなら合います。リブが太く、腰に布がたまらない程度に厚いものです。薄いニットは腰骨や膝の骨の形を拾うので、骨格ナチュラルの人には難しい素材です。
- Q. 腰骨も膝も気になります。どちらを優先すればいいですか
- 膝を先に直してください。丈は買う前に選べて、膝の骨から裾を離すだけで印象が大きく変わります。そのうえで生地を厚手にすれば、腰骨の張りも同時に目立ちにくくなります。
- Q. スリットは入っているほうがいいですか
- 膝が目立つ人には、後ろか横に短めのスリットがあると歩いたときに裾が膝に引っかからず、すっきり見えます。前のスリットは膝が見えやすくなるので、膝を隠したい人は避けてください。
— メグラシ編集部





