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骨格ナチュラルのドレス|秋冬は裾に5筋ひだが残る布を選ぶ

メグラシ編集部//読了 20分
ドレスの裾を持ち上げてから離し、床に向かって立つ縦のひだの筋を数えている様子

骨格ナチュラルのドレスが決まるかどうかは、形の名前ではなく、裾に残る縦のひだの数で分かります。裾を膝の高さまで持ち上げて離し、落ちきったあとに5筋以上残れば、その一着はあなたの体と釣り合います。

2筋以下なら、布が張りで形を作っています。骨のしっかりした体の線と、布の線が競合して、ドレスだけが前に出て見えます。

秋冬のパーティードレスやお呼ばれドレスは、夏の一着より布が重くなります。重い布ほどひだが立ちやすいので、骨格ナチュラルにとっては選びやすい季節です。ただし厚手でも張りの強い布は例外なので、厚さではなく、ひだの数で見てください。この記事では、試着室で数える手順、迷ったときの決め方、秋冬に足す袖・羽織り・足元までを順に書きます。

まず試す|裾を持ち上げて、離す

道具はいりません。試着室でも、自宅の鏡の前でもできます。

  1. ドレスを着て、まっすぐ立つ
  2. 裾の前側を両手でつまみ、膝の高さまで持ち上げる
  3. 手を同時に離す
  4. 2秒待って、裾が落ちきるのを待つ
  5. 床から30cmほどの高さを横に見て、縦の折り山を数える

数えるのは、前身頃の左右の脇の間だけです。後ろ側を鏡で見て足すと、数がぶれます。前だけで判断してください。

手を離した直後は、布がまだ揺れています。揺れが止まるまで待つのがこの方法のいちばん大事なところです。落ちている途中の筋は、まだ布の重さを表していません。

ハンガーに掛けたままでも、同じことができます。裾を持ち上げて離し、掛かったまま落ちきったところで数えます。着たときより1筋ほど多く出ることが多いので、ハンガーで6筋以上なら試着に進む、という線で十分です。

境目は5筋|数で何が入れ替わるか

残るひだの数布に起きていること判断
0〜2筋張りか内側の構造で形を保っている外す
3〜4筋落ちてはいるが、布の量が足りていない条件つき
5〜8筋布が自分の重さで落ちている選ぶ
9筋以上布の量は十分。幅が細かすぎないかを次に見る幅で決める

数え間違いを減らすには、折り山を指で軽くなぞりながら数えるのが確実です。目だけで数えると、浅い谷を1筋に数えたり、深い筋を見落としたりします。指で触れて、はっきりした段差を感じる筋だけを数えてください。浅いうねりは数に入れません。数え終わったら、もう一度持ち上げて離し、同じ数が出るかを確かめます。2回とも同じ数なら、その一着の値として信用できます。

5筋を境に、布の振る舞いが入れ替わります。4筋までは、布が体の形に沿うか、自分の形を保つかのどちらかに寄っています。5筋を超えると、布が体から少し離れて、まっすぐ下へ落ちる量が増えます。

3〜4筋の一着は、外す前に後ろの章の「どちらとも取れるとき」を見てください。羽織りや小物で足せることがあります。

9筋以上は、布の量そのものは足りています。ここからは数ではなく、ひだの幅が細かすぎないかで決めます。

なぜ骨格ナチュラルの体には、落ちる布が釣り合うのか

骨格ナチュラルの体は、肩・鎖骨・手首・膝といった骨の位置がはっきり見えます。体の線が、なだらかな曲線より、骨と骨を結ぶ直線で読まれやすい体です。

張りのある布は、自分で形を作ります。裾が広がった形のまま止まり、その形の線が体の線と並んで見えます。骨の直線と、布の作った輪郭が二重に重なるので、どちらが主役か分からなくなります。

自分の重さで落ちる布は、輪郭を作りません。上から下へ垂れて、縦の筋を何本も残します。骨の直線を、縦の筋が受け止める形になるので、体と布が同じ方向を向きます。これが釣り合って見える理由です。

ひだの数は、この「落ちる量」を目で読める数字に変えたものです。5筋以上というのは、布が体の外側でまっすぐ下へ落ちるだけの量と重さを持っている、という意味になります。

ひだの幅も見る|3〜6cmが落ち着く

数が足りていても、幅が細かすぎるとうまくいきません。折り山から次の折り山までの距離を、指を当てて見てください。

  • 3〜6cm:骨格ナチュラルの体と釣り合う幅
  • 1〜2cm:面が細かく刻まれて、光の当たり方が落ち着かない
  • 10cm以上:ひだではなく布のうねり。数に入れない

指を横に並べると、人差し指から薬指までの3本でおよそ5cmです。3本の幅に1本の折り山が入っていれば、幅は合っています。

細かいひだが並ぶ布は、プリーツ加工や、薄い布を何枚も重ねたものに多く見られます。数は多く出ますが、ひとつひとつの筋が細いので、骨の線を受け止めるほどの太さがありません。

歩いて確かめる|3歩で位置が変わるか

止まって数えたら、次は歩きます。試着室の前の通路で3歩、前に出て戻ってください。

見るのは、歩いたあとにひだの位置が入れ替わるかどうかです。入れ替わるなら、布が自由に落ちています。同じ場所に同じ筋が戻るなら、布の中に縫い目や裏地の構造があって、ひだを決めています。

構造で決まったひだは、数は合っていても、歩いたときに布が体についてきません。パーティーや式で立ったり歩いたりする時間が長い日は、構造のひだより、自由に落ちるひだのほうが一日を通して楽に見えます。

3歩のあいだに、裾が脚にまとわりつくかも見てください。厚手の冬の布で裏地がないと、タイツと擦れて裾が脚に沿ってしまうことがあります。この場合は布の問題ではなく足元の問題なので、後の章で扱います。

秋冬のドレスは、布が重いぶん有利になる

夏のドレスは、薄くて軽い布が中心です。軽い布は落ちる力が弱いので、ひだが立ちにくく、骨格ナチュラルには選べる一着が少なくなります。

秋冬は、布の重さが増えます。厚手の織物、起毛した布、目の詰まった編み地。重さがあると裾がまっすぐ下へ落ちて、ひだがはっきり立ちます。骨格ナチュラルのドレス選びは、秋冬のほうが当たりやすい季節です。

ただし、厚い布がすべて落ちるわけではありません。厚くて張りの強い布は、裾が広がったまま止まり、ひだが2筋ほどしか立ちません。秋冬の売り場では、この「厚いけれど張る布」が多く並びます。

見分けるには、ハンガーに掛かったまま裾を片手で持ち上げてみてください。手首に布の重さがかかって下へ引かれるなら落ちる布、持ち上げた形のまま手の上で止まるなら張る布です。厚さより、この重さの感じ方で選びます。

秋冬の素材ごとの、ひだの立ち方

秋冬の布残るひだの目安見るところ
厚手の起毛した織物5〜7筋毛足で筋がぼやけないか
目の詰まった編み地6〜9筋体に沿いすぎないか
光沢のある厚手の布4〜6筋折り山に光の帯が出すぎないか
張りのある厚手の布1〜3筋外す側。羽織りで補う前提
柔らかい起毛の布6〜8筋毛足の向きで色が変わらないか
薄い布を重ねた裾9筋以上幅が1〜2cmと細かくないか

あくまで目安です。同じ素材名でも、織り方や重さで数は変わります。表は「どこを見るか」の手がかりとして使い、最後は手を離して数えてください。

目の詰まった編み地は、数はよく出ますが、体に沿いすぎることがあります。腰や太もものまわりで布が体に貼りつくなら、ひだが立っていても体の線を拾っています。この場合は、裏地のある一着か、一段厚い編み地を選びます。

光沢のある厚手の布は、折り山ごとに光の帯が出ます。帯が太く出ると、ひだが強調されすぎて、布が主役に見えます。照明の下で一度見てから決めてください。

パーティードレスとお呼ばれドレスで、見る順番は同じ

秋冬は、年末の集まり、食事会、式典、結婚式のお呼ばれと、ドレスを着る場面が重なる季節です。場面ごとに選び方を変えたくなりますが、骨格ナチュラルの判定で見る順番は変わりません。

  1. 裾のひだの数(5筋以上か)
  2. ひだの幅(3〜6cmか)
  3. 歩いて位置が変わるか
  4. 丈・袖・首元
  5. 羽織りと足元

場面で変わるのは、4と5の許容範囲だけです。結婚式のお呼ばれなら肩を覆う羽織りが前提になり、立食のパーティーなら歩きやすい丈が優先されます。けれど1〜3は場面に関係なく、布そのものの性質です。

順番を守る理由は、直せるかどうかにあります。ひだの数は素材で決まるので、買ったあとに直せません。丈や袖や羽織りは、後から足したり直したりできます。直せないものから先に見て、直せるものは後で合わせる。これがいちばん失敗の少ない順番です。

上半身は、ひだを作らない

裾にひだを立てるなら、上半身は平らに保ちます。胸元や肩にギャザーやフリルが多いと、上と下の両方に筋が立って、体の線が見えにくくなります。

骨格ナチュラルの上半身は、肩の骨と鎖骨の横の線がはっきりしています。この横の線を、平らな布でそのまま見せたほうが、裾の縦のひだと十字に組み合って、全身が整理されて見えます。

上半身に柄や装飾がある一着は、装飾が縦に走っているか、横に走っているかを見てください。縦の切り替えや縦のタックなら、裾のひだと方向がそろうので、まだ成立します。横に重なるフリルは、裾と方向がぶつかります。

切り替えの高さ|ひだが始まる位置

ひだがどこから始まるかも、見え方を変えます。切り替えの位置を、体のどこに置くかで3つに分けます。

  • 腰骨の高さ:骨格ナチュラルの体と合いやすい。骨盤の幅から布がまっすぐ落ちる
  • ウエストの高さ:上半身が短く見え、裾の量が増える。ひだが5筋以上あれば成立
  • 胸の下:布が上から長く落ちるので、ひだは立つが、全身が縦に間延びしやすい

腰骨の位置は、手を腰に当てたときに親指が触れる骨の出っぱりです。切り替えがこの高さから上下5cm以内に来ていれば、ひだの始まりが骨の位置と重なって、無理のない落ち方になります。

切り替えのない一枚仕立てのドレスは、肩から裾まで布が続いているので、ひだの始まりは布の重さが決めます。この形は、裾で5筋以上残れば、それだけで成立します。

袖は、手首までの距離で決める

秋冬のドレスは、袖のある一着が増えます。袖は、骨格ナチュラルの手首の骨とどう重なるかで決めます。

  • 手首の骨が隠れる長さ:袖口に布が少したまる。落ちる布ならたまりがひだになり、裾と呼応する
  • 手首の骨の上で止まる長さ:骨がそのまま見える。袖口が広めなら成立
  • 七分袖:前腕の途中で止まるので、腕の直線が2つに切られる。袖口が布でたっぷりしていれば成立

袖口を見るときは、腕を下ろしたまま、袖口と手首の間に指が何本入るかを確かめます。指が2本以上入る広さなら、袖口から布が落ちて、骨の線を受け止めます。指1本しか入らない細い袖口は、手首の骨を締めて、そこだけ線が強く出ます。

首元は、鎖骨の横幅に合わせて開く

首元の開きは、鎖骨の横の線を見せるかどうかで決まります。骨格ナチュラルの鎖骨は横に長くはっきりしているので、開きの横幅がそれより狭いと、首元が詰まって見えます。

鏡の前で、左右の鎖骨の外側の端に指を置いてください。その幅と、首元の開きの横幅を比べます。開きが鎖骨の幅の6〜8割あれば、骨の横の線と首元の線がそろいます。

秋冬のドレスは、詰まった首元が多くなります。詰まった首元を選ぶなら、高さを首の付け根で止め、首に沿わせないことです。首に沿う高い襟は、肩の横の線と首の縦の線を同時に強く見せます。

丈は、座ったときの膝からの距離で決める

ドレスの丈は、立って鏡を見るだけでは決まりません。秋冬の集まりは座る時間が長いので、座ったときの裾の位置で決めます。

試着室の椅子に浅く腰かけて、裾が膝からどれだけ下にあるかを見てください。膝が隠れて、膝下に10cm以上の布が落ちていれば、座っていても裾にひだが残ります。膝が出る丈は、座ると布が太ももに乗って、ひだが消えます。

ふくらはぎの途中から足首の上まで落ちる丈は、骨格ナチュラルの脚の骨の長さと合いやすい丈です。床に着く長さは、歩くたびに裾を踏みやすく、秋冬の厚い布では重さが足にかかります。会場までの移動も含めて、足首の骨が見えるか隠れるかの位置を上限にしてください。

色は、ひだの影が見える濃さを選ぶ

ひだは、折り山と谷の明るさの差で目に入ります。色が濃すぎると影が溶けて、ひだが立っていても見えません。淡すぎると光で飛んで、同じように見えにくくなります。

秋冬のドレスで選びやすいのは、中くらいの濃さの色です。深い緑、くすんだ青、焦げ茶、深い赤みの色。こうした色は、谷に影が残り、折り山に光が乗るので、ひだの筋がはっきり読めます。

黒やごく濃い紺を選ぶなら、表面に起毛か光沢がある布を選んでください。毛足や艶が光を拾うので、色が濃くても筋が見えます。真っ黒でつや消しの平らな布は、ひだが5筋立っていても、一枚の面に見えやすくなります。

羽織りは、肩から落ちる布として足す

秋冬のドレスには、羽織りが加わります。羽織りは寒さをしのぐためだけでなく、骨格ナチュラルにとっては、肩から下へ落ちる布をもう一枚増やす役目も持ちます。

羽織りも、ドレスと同じように手を離して見ます。肩に掛けて、前を開けたまま立ち、前端が縦にまっすぐ落ちるか、肩の形で横に張るかを見ます。縦に落ちる羽織りは、裾のひだと同じ方向を向いて、全身の縦の流れをつなぎます。

肩に張る羽織りは、肩の骨の横の線をさらに強めます。肩先から布が5cm以上外に出る羽織りは、上半身だけ幅が広がって、裾との釣り合いが崩れます。

羽織りの丈は、ドレスの裾より15cm以上短いか、ほぼ同じ長さにそろえるかのどちらかにします。中途半端に5cmほどだけ短いと、裾の上にもう一本の横線が並んで、ひだの縦の流れを切ります。

冬の外套とドレスの裾の関係

真冬の集まりでは、ドレスの上にコートを着て会場まで行きます。会場では脱ぐとしても、行き帰りの姿も見られています。

コートを選ぶときは、ドレスの裾がコートの裾から出るかどうかを決めておきます。出すなら10cm以上。出さないなら、コートがドレスを完全に覆う長さ。5cmだけのぞくと、2枚の裾が重なって見えて、どちらのひだも読めなくなります。

コートの布も、ドレスと同じく落ちる布のほうが、骨格ナチュラルの体と釣り合います。肩の線が自然に落ちて、前を開けたときに縦にまっすぐ垂れる一着です。会場の入口でコートを脱いだ瞬間に、肩の線が大きく変わらないことも、きれいに見える条件です。

足元とタイツの厚み

秋冬のドレスでは、タイツやストッキングの厚みも裾の落ち方に関わります。厚手のタイツは表面に摩擦があるので、裏地のないドレスの裾が脚にまとわりつきやすくなります。

歩いて3歩で裾が脚に貼りつくなら、裏地のついた一着を選ぶか、ドレスの下に滑りのよいペチコートを一枚重ねてください。これで、布が本来の重さで落ちるようになります。

靴は、甲の見え方で選びます。甲が深く覆われる靴は、足首から下が重く見えて、裾のひだの終わりがぼやけます。甲が少し見える靴なら、裾から足首、足の甲へと縦の流れが続きます。かかとの高さは、歩いて裾が揺れても足元がぶれない高さを上限にしてください。

どちらとも取れるとき①|4筋で、幅は合っている

いちばん多い迷い方です。数は5筋に届かないけれど、幅は3〜6cmで落ち着いている。この一着をどうするか。

まず、もう一度だけ持ち上げて離してください。持ち上げる高さを膝から腰の高さに変えます。高く持ち上げても4筋のままなら、布の量が足りていません。5筋に増えるなら、布は落ちる性質を持っていて、量がぎりぎりです。

量がぎりぎりの一着は、羽織りで補えます。肩から前へ縦に落ちる羽織りを重ねると、上から下への布の量が増えて、裾の4筋と羽織りの前端の2本で、合わせて縦の筋が6本になります。

高く持ち上げても4筋のままの一着は、羽織りで補っても裾の量は変わりません。この場合は、ストールを腰の高さから斜めに垂らす方法を使います。ストールの端が裾に向かって落ちるので、ひだの数を目で補えます。それでも迷うなら、外す側に決めてください。

どちらとも取れるとき②|ひだは合うが、丈が長い

裾に7筋立って幅も合っているのに、丈が床に着くほど長い。秋冬のドレスでよくある迷い方です。

長すぎる丈は、直せます。裾上げの範囲で足首の骨が見える高さまで上げれば、ひだの数はほとんど変わりません。ひだは裾の端ではなく、布全体の重さで立つからです。

ただし、裾にひだを作るための切り替えやフレアが下のほうから始まっている一着は、切ると量が減ります。裾から20cm以内に切り替えの縫い目があるなら、丈を詰めるとその縫い目が裾に近づきすぎます。この場合は、かかとの高い靴で丈に合わせるほうを選んでください。

どちらとも取れるとき③|立つと合うのに、座ると重い

立った状態では5筋以上立つのに、座ると裾が膝の上に溜まって、布が重く見える。秋冬の厚い布で起きやすい迷い方です。

座ったときに重く見えるのは、布の量が多すぎるからではなく、座ったときに布が逃げる場所がないからです。膝の上に溜まった布を、座ったまま両手で左右に払ってください。膝の両側へ落ちて、脚の外側に縦の筋が戻るなら、その一着は成立します。

払っても膝の上に布が残るなら、座る時間が長い食事会には向きません。立食のパーティーや、立って過ごす時間の長い式典に回してください。一着を外すのではなく、場面で使い分けます。

どちらとも取れるとき④|ナチュラルとウェーブの間で迷う

骨格の診断で、ナチュラルとウェーブの間と言われたことがある人もいます。この場合、ひだの数の基準は少し変わります。

ウェーブ寄りの体では、落ちる布がまっすぐ下へ垂れすぎると、上半身が平らに見えることがあります。裾の5筋に加えて、上半身の布が体に少し沿うかを見てください。胸のまわりに薄い布がなだらかに沿い、腰から下で布が落ちて5筋以上立つなら、両方の体の特徴を受け止められます。

ナチュラル寄りの体なら、この記事の基準どおりで構いません。迷ったら、裾の数を優先し、上半身は平らな布で整える、という順番で決めてください。上半身の沿い方は羽織りで調整できますが、裾のひだは後から増やせないからです。

手持ちのドレスを秋冬に回すとき

夏に着たドレスを、秋冬の集まりにも着たいことがあります。手持ちの一着を、まず同じ方法で数え直してください。

夏のドレスで5筋以上立つなら、布の性質は合っています。秋冬に回すには、上に重ねるものを足します。

  • 袖のない一着:肩から縦に落ちる羽織りを重ねる
  • 薄い布:裏地のあるペチコートを足して、裾に重さを加える
  • 明るい色:濃い色の羽織りと足元で、全体の重さを秋冬に寄せる

夏のドレスで3筋以下しか立たないなら、秋冬に回しても条件は同じです。重ねる服で布の量を補うしかないので、新しく選ぶ一着と比べて、手間が多いほうを外してください。

サイズで迷うときは、大きいほうでひだを数える

同じ一着で2つのサイズに迷ったら、両方で裾のひだを数えてください。骨格ナチュラルのドレスでは、大きいほうのサイズでひだが1〜2筋増えることがよくあります。布の量が増えるぶん、裾で落ちる布も増えるからです。

ただし、肩の位置は動かせません。大きいサイズで肩の縫い目が肩先から2cm以上外へずれるなら、上半身の横の線が崩れます。肩の縫い目が肩先の骨の上か、骨から1cm以内に収まるほうを選び、そのうえでひだの多いほうを残します。

ウエストや胸まわりが合わない場合は、直せる範囲かどうかで決めます。脇の縫い目で詰められるゆとりは直せますが、肩の幅と裾の布の量は直せません。迷ったら、肩とひだの2つで決めて、残りは直しで合わせる、と考えてください。

髪とアクセサリーは、首から肩の線に合わせる

裾のひだが縦に立つドレスでは、首から上も縦の流れにそろえると、全身がまとまります。髪をまとめるなら、低い位置でまとめて首の後ろに少し量を残すと、肩の横の線と首の縦の線がつながります。

高い位置でまとめると、首が長く見えるぶん、肩の骨の横の線が強く出ます。肩を見せる首元のドレスなら、髪は下ろすか低くまとめるほうが落ち着きます。

アクセサリーは、骨の大きさに合わせて少し大きめを選びます。骨格ナチュラルの鎖骨や手首は骨がはっきりしているので、小さく細い飾りは骨の線に負けて見えなくなります。首元なら鎖骨の幅の半分ほどの長さ、手首なら骨を少し覆う幅が目安です。耳元は、縦に揺れる形を選ぶと、裾のひだと同じ方向を向きます。

バッグは、ひだを隠さない位置で持つ

パーティーやお呼ばれでは、小さなバッグを手に持つか、肩から掛けることになります。バッグの位置によっては、せっかく立ったひだを隠してしまいます。

手に持つバッグは、腰骨より上の高さで持つと、裾のひだを隠しません。腕を下ろして太ももの横に下げると、ちょうどひだが立つ高さにバッグが重なります。

肩から掛ける細い鎖や紐のバッグは、斜めに掛けずに片方の肩から縦に下げてください。斜めの線は、裾の縦のひだと方向がぶつかります。縦に下げれば、紐の線もひだと同じ向きになって、全身の流れを邪魔しません。

秋冬は手袋やストールを持ち歩く日も増えます。小物を持つ手は片方にまとめ、もう片方の手は空けておくと、立ったときに裾の前に余計な影が落ちません。

3分で決める試着の手順

売り場で迷う時間を短くするために、順番を固定しておきます。

  1. ハンガーのまま裾を持ち上げて離す。6筋未満なら試着に進まない(30秒)
  2. 試着して、膝の高さから持ち上げて離す。5筋以上かを数える(30秒)
  3. 指3本でひだの幅を見る。3〜6cmか(20秒)
  4. 通路で3歩歩いて、ひだの位置が入れ替わるか(20秒)
  5. 椅子に座って、膝下に10cm以上の布が落ちるか(30秒)
  6. 袖口に指2本、首元が鎖骨の幅の6〜8割か(30秒)
  7. 羽織りを重ねて、前端が縦に落ちるか(20秒)

1〜4は布の性質、5〜7は直せるか足せるものです。1〜4のどこかで止まったら、そこで外します。5〜7で止まったら、直し方か足し方が決まっているかで判断します。

まとめ|数えるのは、落ちきったあとに残るもの

骨格ナチュラルのドレスは、裾を持ち上げて離し、落ちきったあとに残る縦のひだで決まります。5筋以上、幅は3〜6cm、歩くと位置が入れ替わる。この3つがそろえば、布が自分の重さで落ちていて、骨のある体と釣り合います。

秋冬は布が重くなるので、骨格ナチュラルにとって選びやすい季節です。ただし厚手で張る布は例外なので、厚さではなくひだで見てください。

迷ったときは、直せないものから先に決めます。ひだの数は素材で決まり、丈・袖・羽織り・足元は後から合わせられます。この順番を守れば、パーティードレスでもお呼ばれドレスでも、同じ手順で一着を決められます。

売り場で一着ずつ広げて羽織るより、ハンガーのまま裾を持ち上げて離すほうが、ずっと早く候補を絞れます。6筋未満の一着はその場で棚に戻し、残ったものだけを試着室に持ち込んでください。試着室では、数・幅・歩いたときの入れ替わりの3つを確かめ、そこを通った一着だけを、丈と袖と羽織りの話に進めます。

手持ちのドレスも、同じ手順で一度数え直しておくと便利です。5筋以上の一着と、羽織りで補う前提の一着に分けて掛けておけば、秋冬の集まりの前日に迷う時間がなくなります。数えるのは一度だけで、その結果は季節が変わっても使えます。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 骨格ナチュラルに似合うドレスは、何を見れば分かりますか
裾を膝の高さまで持ち上げて手を離し、落ちきったあとに縦のひだが何筋残るかを数えてください。5筋以上なら、布が自分の重さで落ちていて、骨格ナチュラルの体の骨の線と釣り合います。形の名前や流行の型より先に、この数で一着を残すか外すかを決めます。
Q. 裾のひだは、どうやって数えますか
裾の前側を両手で膝の高さまで持ち上げ、そのまま手を離してください。落ちきったところで、床から30cmほどの高さを横に見ます。縦に走る折り山が何本あるかを、前身頃の左右の脇の間だけで数えます。後ろ側は鏡で見て足さず、前だけで判断します。
Q. 秋冬のパーティードレスは、厚い布を選べばいいですか
厚さだけでは決まりません。厚手でも張りが強い布は、裾が自分の形で広がって、ひだが2筋ほどしか立ちません。厚くて重く、手で持つと下へ垂れる布が骨格ナチュラルの側です。厚みではなく、持ち上げて離したあとのひだの数で見てください。
Q. ひだが少ない一着は、どうやっても着られませんか
着られますが、裾以外で布の量を足すことになります。羽織りを重ねて肩から布を落とす、ストールを腰から斜めに垂らす、といった方法で、ひだの役割をほかの場所に持たせます。秋冬は羽織りが自然に使えるので、夏より救いやすい季節です。
Q. ひだの幅は、どれくらいがいいですか
折り山から次の折り山まで3〜6cmが目安です。1〜2cmの細かいひだが並ぶと、面が細かく刻まれて、光の当たり方が落ち着きません。10cmを超える大きなうねりは、ひだではなく布の波なので、数に入れません。
Q. 試着室が狭くて歩けないときは、どう確かめますか
その場で半回転してください。体をひねって戻すだけでも、裾は一度広がってから落ちます。落ちきるまで2秒ほど待ってから数えます。それも難しければ、ハンガーに掛けたまま裾を持ち上げて離す方法でも、数の傾向は読めます。

— メグラシ編集部

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骨格ナチュラルのトップス|似合うかは縦じわ2〜4筋で決まる

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骨格ナチュラルのトップス|似合うかは縦じわ2〜4筋で決まる

骨格ナチュラルに似合うトップスは、着て腕を下ろし30秒待ったとき、肩から裾まで通る縦じわが2〜4筋立つ一枚です。秋冬のニット・シャツ・カーディガンの重ね方、筋が立たない布の扱い、迷ったときの決め方まで整理しました。

メグラシ編集部/読了 20分
骨格ストレートに似合うドレス|秋冬のお呼ばれは縫い目と衿ぐりで選ぶ

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骨格ストレートに似合うドレス|秋冬のお呼ばれは縫い目と衿ぐりで選ぶ

骨格ストレートに似合うドレスは、前身頃の縦の縫い目が胸の頂点の外側を通るか、衿ぐりが鎖骨のくぼみから3cm以上下がるかの2か所で決まります。秋冬の結婚式・年末のパーティーで、生地・袖・羽織り・タイツまで同じ物差しで選べます。

メグラシ編集部/読了 20分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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