ウィンターのパーソナルカラーで黒が強い人|白と鮮やかさの上限で分ける

**ウィンターと診断されたのに黒を着ると服のほうが目立つ人は、まず鏡から1m離れて、黒いトップスを着た自分を見てください。**顔に先に目が行くなら黒は顔の近くに置けます。黒に先に目が行くなら、あなたはウィンターの中で「黒を顔から離す側」です。診断が外れているのではありません。
ウィンターは「黒が似合う人」の集まりではなく、「青みと濃さに耐える人」の集まりです。その中に、髪と肌の明暗差が大きくて黒を顔のそばに置ける人と、明暗差が小さくて黒が顔に勝つ人が混ざっています。後者はウィンター全体の3割ほどいて、黒を首から10cm以上離し、間に白か濃い青を挟むだけで、ウィンターの色をそのまま着られます。
この記事では、真っ白と生成りの当て比べ、鮮やかさの上限、髪と肌の明暗差の3つで、あなたがウィンターのどこに立っているかを決め、黒・白・鮮やかな色をどこに置くかまで答えます。4タイプの境目や、ウィンターに含まれない色の一覧はブルベ冬に似合う色・似合わない色にあります。ここでは「ウィンターと出たあと、黒が強すぎると感じている人」だけを相手にします。
結論:ウィンターは黒の置き方で3つに分かれる
黒の扱いが分かれるのは、ウィンターの内側に3つの立ち位置があるからです。名前は覚えなくてよいので、自分がどこにいるかだけを決めてください。
| 立ち位置 | 髪と肌の明暗差 | 白の当て比べ | 鮮やかさの上限 | 黒の置き方 |
|---|---|---|---|---|
| はっきり側 | 大きい | 真っ白で顔の線が立つ | 高い(原色が肌を澄ませる) | 顔のすぐ下に置ける。全面黒もよい |
| 深い側 | 中くらい | 真っ白で顔が浮く・やや灰の白が合う | 低め(深い色のほうがなじむ) | 黒は濃紺・ワインと並べる。全面黒は避ける |
| 澄んだ側 | 小さい | 真っ白は合うが面積は小さく | 中くらい(明るく澄んだ色が合う) | 黒は腰より下。首元は白か淡い青み |
表は軸を示すためのもので、ここで答えを決めないでください。次の3つの見方を順に試し、2つ以上が指す側をあなたの立ち位置とします。
見方①:真っ白と生成りを首の下に当て、顔の線が立つほうを見る
白いコピー用紙と、生成りの紙(なければ茶封筒の裏の薄い部分)を用意し、昼の窓際で鏡の前に立ちます。首の下にそれぞれ15秒ずつ当て、見るのは色の好みではなく、顔の輪郭です。
真っ白を当てたときに、あごの線がくっきりし、目の白い部分が明るく見え、生成りに替えると顔全体が一段ぼんやりするなら、あなたは真っ白が働く側です。ウィンターの大多数がここに入ります。
逆に真っ白を当てると、顔の中心(鼻と口の周り)だけが浮いて見え、頬が青白く、生成りに替えても大きく崩れないなら、鮮やかさの上限が低い側です。白はごく薄く灰色を混ぜたものか、青みを帯びた白を選びます。この人は黒も「強い色の一つ」なので、顔の近くでは面積を減らします。
見方②:鮮やかなロイヤルブルーと深いワインで、肌が澄むほうを見る
次に、鮮やかな青(信号の青のような、濁りのない強い青)と、深いワイン色(赤ワインを布に落としたような、暗くて濃い赤紫)の布か紙を当てます。手元になければ、鮮やかな青のファイルと、ワイン色のマフラーで十分です。
鮮やかな青で肌が明るく澄み、色むらが消え、ワインで肌が少し重く見えるなら、鮮やかさの上限が高い側です。黒も原色も顔の近くに置けます。
ワインで肌の色むらが消えて落ち着き、鮮やかな青で逆に肌がくすんで見えるなら、深い側です。この人は「ウィンターなのに鮮やかな色が苦手」と感じていた人で、診断は外れていません。深く暗い色が主役で、黒はその中の一つとして濃紺や深緑と並べて使います。黒だけを全面に使うと、深い色の中でも黒だけが「色がない」ので、顔の血色が吸われます。
両方とも悪くない、どちらも「まあ合う」と感じたら、見方③で決めます。
見方③:髪と肌の明暗差を、白黒写真で測る
スマートフォンで、昼の窓際で顔を正面から撮り、編集で彩度をゼロにして白黒にします。見るのは、髪の色と頬の色の差です。
髪が黒に近く、頬が明るい灰色に見え、差が大きいなら、黒を顔の近くに置けます。黒は髪と同じ明るさなので、顔を上下から挟んで輪郭を立てます。
髪を明るく染めていて、白黒にすると髪と頬が似た灰色に見えるなら、黒を顔のすぐ下に置くと、黒だけが写真の中で濃く浮きます。これが「黒を着ると服が目立つ」の正体です。この場合、黒は腰より下か、首から10cm以上離した位置に下げます。
地毛が黒くても、肌が黄みを帯びていて白黒で頬が中くらいの灰色になる人は、中間です。黒は着られますが、首元に白か淡い青みを幅5cm以上挟むと、顔が黒に負けません。
3つの見方が同じ側を指したら、そのまま置く
3つが全部「はっきり側」なら、黒は顔のすぐ下でよく、黒いタートルネックも全面黒のワンピースも働きます。白は真っ白、色は原色の青・赤・紫・緑を迷わず顔の近くに置けます。秋冬は黒いコートに真っ白なインナー、という王道の組み合わせがそのまま答えです。
3つが全部「深い側」なら、黒は濃紺・ワイン・深緑・濃いグレーの仲間として扱います。コートは黒より濃紺かチャコールのほうが顔が落ち着きます。黒を着るなら、首元に濃い色を重ねて、黒と肌が直接触れる面積を小さくします。白は真っ白より少し灰色がかった白です。
3つが全部「澄んだ側」なら、黒は腰より下に置き、トップスは白・淡い青み・明るい青・澄んだピンクにします。黒いスカートやパンツに白いトップス、という上下の分け方が定位置です。コートは黒でなく、グレーか明るいネイビーのほうが顔が明るく出ます。
どちらとも取れる人のほうが多い。そのときは「黒を顔から何cm離すか」だけを決める
実際には、見方①では「はっきり側」、見方③では「澄んだ側」というように、答えがばらける人のほうが多いです。ここが診断結果だけでは答えが出ない部分で、自分の服の配置で解決します。
考え方は一つで、黒を顔からどれだけ離すかです。黒そのものを捨てる必要はありません。3つの見方のうち「はっきり側」が多ければ離す距離は短く、「澄んだ側」が多ければ長くします。
- 3つとも「はっきり側」: 0cm。黒が顔に触れてよい
- 2つが「はっきり側」: 5cm。黒いトップスなら、首元に白か明るい色を幅5cm挟む(ネックレスでは足りません。布の幅で5cm)
- 1つだけ「はっきり側」: 10cm。黒いトップスは首の開きが深いものにして、間に白のインナーかストールを見せる
- 0個: 20cm以上。黒は胸より下、できれば腰より下
cmで決める理由は、黒は顔との距離で見え方が変わる色だからです。首の真下に黒があると、黒は顔の影として働きます。距離が10cmあれば、黒は「服の色」になり、顔とは別の場所で見えます。鏡の前で、黒いトップスの首元にタオルを挟んで幅を変えると、どこで顔が明るく戻るかが分かります。
「黒を顔から離す」をどの服でやるか
離す距離が決まったら、秋冬の服のどこにそれを置くかです。首の開きが深い黒いトップスなら、間に白いインナーを見せます。見せる幅が決めた距離です。黒いタートルネックは0cmの人以外は顔に近すぎるので、首元に細いストールを足すか、顔から離れたボトムに回します。
黒いコートは、襟を立てずに開け、中に白か明るい色のトップスを見せます。コートの前を閉めるときは、首元に明るい色のストールを巻きます。巻く幅が決めた距離です。深い側の人は、ここで真っ白ではなく濃紺やワインのストールを使うと、黒とつながって一つの深い色になります。
黒いスカートやパンツは、どの立ち位置でも使えます。顔から50cm以上離れているので、黒の強さは顔に届きません。黒を捨てられない人は、まず黒をボトムに集めて、トップスを白と色に替えるところから始めると、クローゼットを買い替えずに済みます。
白の選び方も同じ3つで決まる
ウィンターは「白が似合う」と言われますが、どの白かは分かれます。見方①で真っ白が働いた人は、真っ白を顔のすぐ下に置けます。白いシャツの襟、白いタートルネック、白いニットが顔を明るくします。
真っ白で顔が浮いた人は、少し灰色が入った白か、青みがかった白にします。売り場では、真っ白のシャツと並べたときに「わずかに暗いが黄みはない白」です。生成りやアイボリーは黄みが入るので、ウィンターのどの立ち位置でも顔が黄ばみます。
迷ったら、白の面積で調整します。真っ白が少し強いと感じる人は、真っ白を首元の幅5cm程度のインナーだけにして、トップス本体は色にします。白を減らすのではなく、顔に近い場所だけ白を細くする、という方法です。
鮮やかな色の「上限」をどこに置くか
見方②で「鮮やかな青が肌を澄ませた」人は、原色の青・赤・紫・緑を顔の近くに置けます。秋冬のニットは、くすんだ色よりも鮮やかな色のほうが顔が立ちます。
「深いワインがなじんだ」人は、鮮やかさの上限を一段下げます。原色は小物(バッグ・手袋・靴)に回し、顔の近くは深い色にします。この人が原色のニットを着ると、顔よりニットが目立ち、「黒が強い」と同じ現象が色でも起きます。
両方悪くなかった人は、鮮やかな色を「面積の小さい場所」から試します。ストール、袖口から見えるインナー、スカートの一部。顔から離れた場所で原色が合えば、次に顔の近くに上げます。
髪を染めると、答えが動く
見方③は髪の色で変わります。地毛が黒い人が明るく染めると、髪と肌の明暗差が小さくなり、黒を顔の近くに置けなくなります。ウィンターと診断された頃は黒髪で、いまは明るく染めている人は、「以前は黒が似合ったのに最近似合わない」と感じます。診断が変わったのではなく、見方③の答えが変わっただけです。
この場合、髪を戻すか、黒の距離を10cm伸ばすかの二択です。髪を戻す必要はありません。黒を顔から離すほうが簡単で、ウィンターの色はそのまま着られます。
逆に、白髪が増えて髪の明るさが上がった人も同じです。黒を顔のそばに置くと、髪の白と黒の服で顔が挟まれ、顔の血色が目立たなくなります。黒を腰より下に下げ、首元に濃い青か深い紫を置くと、白髪が黒の服より明るいことが生きます。
黒以外で「黒の役」をする色
黒を顔から離すと決めた人には、顔の近くで黒の役をする色が必要です。ウィンターで黒の代わりになるのは、濃いネイビー、チャコールグレー、深いワイン、深緑です。
濃いネイビーは、どの立ち位置でも顔の近くに置けます。黒より一段だけ柔らかく、黒と同じ締まりが出ます。黒いコートに迷っている人は、濃いネイビーのコートにすると、黒の距離問題がほぼ消えます。
チャコールグレーは、澄んだ側の人に向きます。黒より明るいので、髪と肌の明暗差が小さい人でも、顔より目立ちません。深いワインと深緑は、深い側の人の主役です。黒と並べると黒が沈み、この2色が顔を支えます。
自分で測るときの3つの条件
当て比べの答えは、光と鏡の条件で変わります。3つの見方は、全部同じ条件でやってください。
- 光は昼の窓際。白熱灯の下では全部の色が黄ばみ、生成りが合って見えます。白い蛍光灯の下では全部が青白く、真っ白が合って見えます
- 顔は素顔か、色のない日焼け止めだけ。口紅と頬紅は色の答えを変えます
- 鏡から50cmで当て比べをし、1mに離れて黒いトップスを見る。50cmは色の変化を見る距離、1mは「顔と服のどちらが先に目に入るか」を見る距離
3つの見方は、15分あれば一度に終わります。1回で結論を出し、迷ったら「黒を顔から何cm離すか」だけを決めて、それで2週間過ごしてください。黒が顔に乗らなくなった感覚があれば、その距離が答えです。
まとめ:ウィンターのまま、黒の距離だけを変える
ウィンターと出て黒が強い人は、診断をやり直す前に、黒の置き場所を変えます。真っ白と生成りで顔の線が立つほう、鮮やかな青と深いワインで肌が澄むほう、白黒写真で髪と頬の明暗差、この3つで自分の立ち位置を決め、黒を顔から0cm・5cm・10cm・20cmのどこに置くかを選びます。
黒を離しても、ウィンターの白・濃紺・原色はそのまま使えます。黒いボトムは全員が使えて、黒いコートは首元の幅で直せます。黒を捨てる話ではなく、黒を顔から下げる話です。
4タイプのどこに属するかを自分で確かめたい人はパーソナルカラーを自分で決める手順を、16タイプの考え方は16タイプの分け方を見てください。この記事の3つの見方は、16タイプの名前を知らなくても使えるように作っています。
よくある問い
- Q. ウィンターと言われたのに黒を着ると疲れて見えます。診断が間違っていますか
- すぐに誤診と決めなくてよいです。ウィンターは「黒が似合う人」ではなく「青みと濃さに耐える人」の集まりで、その中には黒を顔のすぐそばに置くと強すぎる人が3割ほど含まれます。まず髪と肌の明暗差を見てください。地毛が黒く肌が白めなら黒は顔の近くで働きますが、髪を明るく染めている、または肌がやや黄みを帯びて黒髪との差が小さい場合、黒は顔より目立ちます。この場合は黒を首から10cm以上離し、間に白か濃い青を挟むと、ウィンターのまま黒を着られます。
- Q. ウィンターで似合う白は、真っ白でよいですか
- 真っ白か、青みを含んだ白かで分かれます。真っ白の紙と生成りの紙を首の下に当て、真っ白で顔の輪郭がはっきりし、生成りで顔がぼんやりするなら、真っ白が合う側です。逆に真っ白で肌が青白く見え、顔の中心だけが浮くなら、鮮やかさの上限が低い側なので、少し灰色がかった白か、ごく淡い青みの白にします。
- Q. 鮮やかな色が苦手なのにウィンターと出ました。ありえますか
- あります。ウィンターの中には、鮮やかな原色よりも深く暗い色のほうが肌になじむ側があります。濃いワイン色と鮮やかなロイヤルブルーを当て比べ、ワインで肌の色むらが消え、ロイヤルブルーで肌がくすむなら深い側です。この人は黒を「深い色の一つ」として扱い、全面黒ではなく濃紺や深緑と並べると、黒の強さが消えます。
- Q. 秋冬のコートは黒を買ってよいですか
- 黒を顔の近くに置けるかどうかで決めてください。髪と肌の明暗差が大きく、真っ白で顔の線が立つ人は黒コートをそのまま着られます。それ以外の人は、黒コートでも首元に白か青みの明るい色を幅10cm以上挟むか、襟のない形にして顔と黒の距離を作ると、黒の重さが顔に乗りません。
— メグラシ編集部





