ブライトサマーかどうかを手持ちの服で確かめる|ライトサマー・クールサマーとの分かれ目

いま手元に白いシャツ、灰みのグレーかベージュのニット、明るい青みの1枚(水色でも青みピンクでも構いません)があれば、それだけでブライトサマー側かどうかは絞れます。順番は決まっていて、灰みで沈むかを先に見て、次に淡くして足りるかを見て、最後に鮮やかにして顔が負けないかを見ます。この3段で答えが出ない人はほとんどいません。決まらなかった場合の扱い方も、後半にまとめてあります。

まず3枚を並べる|買い足さずに始める
用意するものは3枚だけです。手持ちのトップスで足ります。
- 白いシャツかTシャツ:できればマットな綿。光沢のある素材は避けます
- 灰みの強いニットかカットソー:グレージュ、モスグリーン、スモーキーな青のどれか
- 明るい青みの1枚:水色、青みピンク、ラベンダーのうち、色みがはっきり見えるもの
当てる場所はあごの下5cm。北向きの窓から1〜2mの位置で、午前10時から午後2時のあいだに行ってください。1枚につき3秒だけ見て、いったん目を離します。見続けると目が慣れて差が消えます。
見るのは布ではなく顔です。頬の明るさ、小鼻から口角のくすみ、目の下の影、唇の血色。この4点のうち3点以上が同じ方向に動いた枚が、あなたの帯です。1点だけの変化は偶然の範囲に入ります。
ブライトサマーが立っている位置
16タイプの夏は、ライト、ブライト、ミュート、クールの4つに分かれます。名前の並びだけ見ると横並びに見えますが、実際は**軸が2本しかありません。淡いか鮮やかか(彩度)と、明るいか中くらいか(明度)**です。
ブライトサマーは、この2本のうち彩度を残す側に立ちます。明度は高めですが、明るさそのものが答えではありません。白を混ぜて明度だけ上げた色は、ブライトサマーではいちばんぼやけます。ここが「サマー=淡い色」という一般的な説明とぶつかる場所で、迷いのほとんどはここから出ています。
16タイプ全体の並びは16タイプパーソナルカラーに、4分類との対応は16タイプと4シーズンの関係にまとめてあります。この記事は、夏と分かったあとの枝分かれだけを扱います。
測り方①|白の映り方で、外れる方向を先に決める
白は面積が大きく、顔のすぐ下に来ることが多いので、いちばん結果が出やすい色です。用意できるなら3枚、無ければ手持ちの白1枚でも情報は取れます。
| 当てる白 | 色み | ブライトサマーの反応 |
|---|---|---|
オフホワイト #F2F0EA | わずかに黄み | 頬が黄ばみ、面がざらついて見える |
グレイッシュホワイト #EAE7E4 | 灰みを含む | 顔全体が半段くすみ、輪郭がぼやける |
明るい青白 #F3F6FB | わずかに青み | 白目が澄み、目の輪郭がはっきりする |
灰みを含んだ白でくすみ、青みの白で目が澄むなら、ブライトサマーの方向に入っています。 逆に灰みの白で顔が落ち着くなら、この時点でミュート側です。
純白 #FFFFFF も試して構いませんが、判定は慎重に。純白で「目鼻立ちが立つ」なら冬側の検討に入ります。「顔の線だけが硬くなり、表情が固く見える」なら夏側に残ります。この差は写真のほうが分かりやすいので、迷ったら顔から50cmの距離で撮って見比べてください。
測り方②|灰みの強い色で、沈み方を見る
次が灰みです。グレージュ #B0A39A かスモーキーブルー #8CA3B8、手持ちならモスグリーンのニットでも代用できます。
| 顔に出るもの | 読み方 |
|---|---|
| 小鼻から口角に茶色い影が落ちる | 濁りが影になる側。ブライト・クール・冬のどれか |
| 頬の面がなめらかに整い、影が減る | 濁りが味方になる側。ミュート/ソフト寄り |
| 何も変わらない | 灰みの量が足りない。もう1段濁った色で試す |
ここで大事なのは、この検査だけでは決まらないという点です。灰みで沈む反応は、ブライトサマーとクールサマー、それに冬の枝にも共通して出ます。つまりこの段階で外れるのはミュート側だけで、まだ3つ残っています。ここで止まって「灰みが苦手=ブライト」と決めてしまうのが、いちばん多い取り違えです。
濁りが味方になる側の色の使い方はパーソナルカラー・サマーに似合う霧のような色の使い方にまとめてあります。灰みで顔が整った方は、そちらに進んでください。
測り方③|明るい色を当てて、顔が負けるかを見る
残った3つを分けるのが、この検査です。ここがブライトサマーの中心になります。
用意するのは、明るく、しかも色みがはっきり残った青み色です。クリアブルー #4FB4DE、ブライトローズ #E87C9E、ライラック #B98BD4 のどれか1枚。手持ちなら、洗いざらしではない発色の残った水色のシャツが近くなります。
| 当てたときに起きること | 判定 |
|---|---|
| 顔と色が同じ強さで並び、目の輪郭が出る | ブライトサマー側 |
| 色だけが前に出て、顔が後ろに下がる | ライト/クール/ミュート側 |
| 顔が締まるが線が硬く、表情まで硬く見える | 冬側の検討へ |
「顔が負ける」というのは、その色を着た自分の写真を見たとき、最初に目が行くのが顔ではなく服になる状態です。逆に負けていなければ、鮮やかな色を着ていても最初に見えるのは顔のほうです。この見方は、色名を覚えるより確実に使えます。
ライトサマーとの分かれ目|淡くしたときに足りるか
ライトサマーとブライトサマーは、青みの方向が同じで彩度だけが違います。だから色名の一覧を並べると半分以上が重なり、一覧では絶対に決まりません。
分けるのは、淡くしたときに何が起きるかです。ベビーピンク #F4D2DA のように白を多く含んだパステルと、同じ色みで濃さを残したブライトローズ #E87C9E を交互に当ててください。
ライトサマーは、パステルで頬の面が明るく整い、鮮やかにすると色が強く出すぎます。ブライトサマーは逆で、パステルだと顔と服の境目が消えて、輪郭だけがぼやけて残ります。鮮やかにすると顎の線が戻ります。
「淡い色を着ると、ぼんやりして見えると言われる」「パステルより発色のある色のほうが顔が起きる」と感じてきた方は、ブライトサマー側の反応です。逆に「発色の強い色は服が目立ってしまう」と感じるなら、ライトサマー側の可能性が上がります。
クールサマーとの分かれ目|彩度を1段上げたとき
クールサマーとの境目は、もう少し細かくなります。どちらも灰みで沈み、どちらも青みが強いからです。違うのは、彩度を上げたときに顔が耐えるかどうかの一点です。
クールローズ #D98BA6 とブライトローズ #E87C9E を並べてください。色みは同じ方向で、後者のほうが1段鮮やかです。
- クールサマー:クールローズで顎の線が締まり、鮮やかにすると色だけが前に出る
- ブライトサマー:クールローズでは物足りず、鮮やかにしたほうが目と唇の輪郭が出る
もうひとつ、明度の帯も違います。クールサマーは中明度で止まりますが、ブライトサマーは明るいまま鮮やかにできる側です。明るくすると薄まってしまう人はクールサマー、明るくしても色みが残る人はブライトサマーになります。
クールサマー側の色域はクールサマーに似合う色に、夏全体の基準はブルベ夏に似合う色に整理してあります。
「サマーとは言われたが、明るい色が似合う気がしない」とき
ここがこの記事のいちばん厚いところです。診断で夏と出ているのに、明るい色を着ると違和感がある。この状態は、次の5つのどれかであることがほとんどです。順に潰していきます。
①「明るい」を明度の意味で受け取っている
いちばん多いのがこれです。夏の解説が勧める「明るい色」は、たいてい白を多く混ぜた淡い色を指しています。淡い色は明度が高いだけで、彩度は低い色です。ブライトサマーはこの帯でいちばんぼやけるので、「明るい色が似合わない」という感想になります。
確かめ方は単純です。同じ色みのまま、白の混ざりを減らした1枚で試し直してください。淡い水色ではなく、色みの残った水色。淡いピンクではなく、発色のあるピンク。それで顔が起きるなら、苦手なのは明るさではなく淡さのほうです。
② 顔側の彩度が足りていない
ブライトサマーは、顔と服が同じ強さで並んだときにいちばん収まります。だから服だけ鮮やかにして顔が薄いままだと、顔が負けます。この状態で判定すると、鮮やかな色が全部「似合わない」に見えます。
やり直し方は、青みの発色があるリップを1本だけ足して、同じ服をもう一度当てることです。リップだけで結果が変わるなら、それは服の問題ではありません。変わらなければ、服のほうが原因です。
③ 面積が小さすぎる/大きすぎる
鮮やかな色は、面積で印象が大きく変わります。小さなスカーフ1枚では顔映りの変化が出ず、全身が同じ鮮やかさだと今度は圧が出ます。判定に使うのは上半身の胸から上を覆う面積にしてください。手持ちで足りなければ、大判のストールを肩から前に垂らす形で代用できます。
④ 素材の光沢が結果を変えている
同じ色でも、光沢のあるサテンやシルクは彩度が上がって見え、起毛したニットは彩度が下がって見えます。判定はマットな平織りの綿で行うのが最も安定します。手持ちの鮮やかな1枚が光沢素材だった場合、その反応は色の答えではなく素材の答えになっている可能性があります。
⑤ そもそも枝が違う
ここまで4つを潰しても鮮やかな色が合わないなら、ブライトサマーではありません。淡さで整うならライトサマー、中明度で締まるならクールサマー、灰みで落ち着くならミュート側です。測り方①〜③に戻って、どこで顔が起きたかをもう一度確かめてください。
診断結果と自分の感覚がずれる原因そのものはパーソナルカラー診断が合わないと感じたらに、年齢による見え方の変化はパーソナルカラーは年齢で変わるのかにまとめてあります。
ブライトウィンターとの境目|明度を落としたときに
鮮やかな色で顔が負けないと分かったとき、次に迷うのが冬側です。どちらも彩度が高く、どちらも青みが強いので、色名だけでは分かれません。
| 当てるもの | ブライトサマーのサイン | 冬側のサイン |
|---|---|---|
明るいクリアブルー #4FB4DE | 顔と色が同じ強さで並ぶ | 色が軽く、顔だけが浮く |
濃いロイヤルブルー #2B4C9B | 色が重く、顔が後ろに下がる | 顔と色が並び、目が澄む |
真っ黒 #111111 | 目の下の影が濃くなる | 顔が締まり、白目が澄む |
つまり同じ鮮やかさでも、明るい側で並ぶのが夏、濃い側で並ぶのが冬です。3つのうち2つ以上が同じ側に振れれば、その側と考えて構いません。ばらばらなら、それは失敗ではなく重なっているという答えです。
どちらとも取れたときに、どうするか
2周しても差が出ないことがあります。夏の枝は、もともと差が小さく出ます。
まず、寄せないでください。「たぶんライト」と決めて淡い側に寄せると、ブライトだった場合に顔がぼやけます。「たぶん冬」と決めて濃い側に寄せると、夏だった場合に色が重く残ります。どちらの外し方も、重なりを認めたまま運用するより結果が悪くなります。
重なっているときに使えるのは、両方の帯に入る色です。
- ラベンダー:明度を上げても下げても色みが崩れにくく、夏の3枝すべてに入る
- 明るいネイビー:黒より軽く、夏の濃色より締まる。冬と迷うときの逃げ道になる
- 青みの効いた明るいグレー:無彩色に近いぶん、どちらの判定でも大外しにならない
- 青白:黄みが出ず、純白ほど硬くならない
この4つでトップスをそろえておくと、判定が決まる前でも困りません。中間に立っている場合の考え方はパーソナルカラー診断 中間タイプの読み解き方にまとめてあります。
決まらないまま運用する|距離で分ける
色が顔に与える影響は、顔からの距離でほぼ決まります。あごの下30cm以内にある色は顔映りを直接変えますが、腰から下の色はほとんど影響しません。
- 顔から30cm以内:トップス、ストール、ピアス。明るめ・青み・彩度は残す、で固定する
- 腰から下:ボトムス、靴、バッグ。黒でも濃色でも自由に使ってよい
- 境目:アウターは前を開けて、顔まわりに来る面積を減らす
灰みのニットを手放す必要もありません。着ると顔がくすむ感覚があるなら、それは間違いではないので、パンツや大きめのバッグなど顔から離れた位置に回せばそのまま使えます。苦手側の色の扱い方はブルベ夏に似合わない色にも整理してあります。
判定がぶれるとき|光・髪色・時間帯
同じ色を当てて、日によって答えが変わることがあります。原因のほとんどは目ではなく環境です。
- 光:昼白色の蛍光灯は青みを足すので、誰でもクール寄りに見える。電球色は逆に働く
- 髪色:明るい茶に染めていると顔まわりの黄みが増え、鮮やかな青みが浮いて見える
- 時間帯:夕方以降は明度が落ちて、淡い色と鮮やかな色の差が消える
- メイク:ファンデーションの色みが、肌の反応をそのまま上書きする
昼の北向きの窓辺で、マットな布で、素肌に近い状態で。この3つを固定すると2回目以降の結果がそろいます。それでも動くなら、環境ではなくあなたが境目に立っているという情報です。
手持ちの服で、先に動かせるところ
判定が決まる前でも、変えられる場所があります。
いちばん効くのは顔まわりの白の入れ替えです。オフホワイトのインナーやシャツを青白か明るい青みグレーに替えるだけで、同じ組み合わせの顔映りが変わります。白は面積が大きく、顔のすぐ下に来るので、1枚替えるだけで結果が動きます。
次にアクセサリーの金属です。ブライトサマーは金色より銀色が軽く出ますが、つや消しより細くても光を返す銀色のほうが馴染みます。彩度を残す側なので、ここだけは光沢を落としすぎないほうが収まります。
3つめは、淡い色の使い方です。手持ちのパステルを処分する必要はありません。顔まわりに置く1枚だけを色みの残った側に替えて、淡い色は下半身や重ね着の内側に回すと、そのまま使えます。夏の枝ごとのトップスの選び方はブルベ夏に似合うトップスにまとめてあります。
よくある質問
Q. ブライトサマーの代表色をひとつ挙げるなら?
A. ブライトローズ #E87C9E です。青みがはっきり残り、彩度は中の上、明度は中から高。この1色を基準に置くと、他の色を選ぶときの物差しになります。淡くしたくなったときは白を混ぜるのではなく、同じ彩度のまま明度だけ半段上げてください。
Q. ビビッドカラーなら何でも似合いますか?
A. 分かれます。青みが残った鮮やかさは馴染みますが、黄みの入った鮮やかさ、たとえばオレンジ寄りの赤やマスタードは、同じ鮮やかさでも口元に影が出やすい傾向です。鮮やかさの量ではなく、鮮やかさの方向を見てください。
Q. 職場で鮮やかな色を着にくいのですが。
A. 面積を落として位置で効かせてください。顔から30cm以内に鮮やかな色が入っていれば、面積は小さくても顔映りは変わります。インナー、スカーフ、ピアスのどれか1点で足ります。上下は明るいグレーやネイビーでまとめて構いません。
Q. 16タイプ診断を受けずに、この記事だけで決めていいですか?
A. 「どちらの側に振れやすいか」はこの手順で絞れます。ただし隣接する枝との重なりが大きい場合は、ドレープを何十枚も切り替える対面の判定でないと決まりません。決まらないまま運用する方法は本文の後半にまとめてあります。
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— メグラシ編集部





