パーソナルカラー診断を簡単に|紙1枚・3分でどこまで言えるか

簡単というのは、手数が少ないという意味です。当たりやすいという意味ではありません。
だから先に手数を決めます。道具はコピー用紙1枚。質問は2つ。所要は3分。
これで春夏秋冬の4タイプのどこかまでは入ります。そこから先は、この手数では出ません。出ないものを先に言っておくのが、簡単な診断を使ううえでいちばん大事なところです。
📋 早見表|手数と、その手数で言えること
この表は答えではありません。いま自分に必要な精度がどこかを決めるためのものです。
| 手数 | 使うもの | 出せるところ | 出せないところ |
|---|---|---|---|
| 3分 | 紙1枚 | イエベ/ブルベ、明るい側/深い側 | 4タイプの中の細かい位置 |
| 10分 | 紙1枚+金銀 | 春夏秋冬の4タイプ | 16分割、1stと2nd |
| 30分以上 | 布と光源をそろえる | 16分割の方向 | 確定した診断結果 |
上へ行くほど当たるのではありません。 条件を外せばどの行も当たりません。手数は精度の上限を決めるだけで、精度そのものは条件で決まります。
用意するもの1つと、外してはいけない条件
コピー用紙を1枚。それだけです。
条件は3つ。この3つを外すと、手数をいくら増やしても読めません。
- 時刻と場所:昼間、窓から1m以内。直射日光には当てない
- 顔:化粧を落として20分あける
- 距離:紙をあごの下10cm以内に置く
3つめの距離が、いちばん軽視されて、いちばん効きます。15cm以上離すと、紙から返ってくる光が肌に届かなくなります。 届かない光では、影の色は変わりません。
質問①|あごの下の影は、青灰か黄灰か
紙をあごの下10cmに、水平に持ちます。鏡を正面に置いて、あごの下にできる影を見てください。
見るのは影の濃さではなく色みです。
- 青灰・青紫に見える → ブルベ側
- 黄灰・黄土色に見える → イエベ側
3秒で決めてください。長く見るほど目が慣れて、どちらにも見えてきます。最初の3秒の印象が、いちばん正確です。
読めなければ、紙をもう1枚重ねてください。返る光の量が増えて、影の色が出やすくなります。
質問②|紙を近づけると、顔は起きるか沈むか
同じ紙を、今度は顔の横まで持ち上げます。頬の高さで、10cmまで近づけてください。
近づけた瞬間の顔の変化を見ます。
- 顔の輪郭がはっきりして、目が開いて見える → 明るい側
- 顔がぼやけて、白のほうが前に出る → 深い側
こちらも3秒です。白い紙は明度が高い側の色なので、明るい側の方が近づけたときに顔が起きます。 深い側の方は、白だけが前に出て顔が引っ込みます。
2つの答えを掛けると、4タイプのどこかに入る
質問2つの答えを掛け合わせます。
- イエベ × 明るい側 → イエベ春
- イエベ × 深い側 → イエベ秋
- ブルベ × 明るい側 → ブルベ夏
- ブルベ × 深い側 → ブルベ冬
ここまで3分です。この4つのうちどれか、というところまでが3分版の到達点です。
この3分版が言えること、言えないこと
言えることは2つ。顔まわりに置く色の方向と、買い足すときに外さない範囲です。この2つには十分使えます。
言えないことは3つあります。
16分割の位置は出ません。 16タイプは明度・彩度・清濁・冷暖の4本を採点して割る形なので、質問2つでは軸が足りません。
1stと2ndは出ません。 2番目のシーズンを絞るには、外れた色の外れ方を見る必要があります。
確定した結果になりません。 3分版は方向を決める道具です。人に自分のタイプを伝える場面や、大きな買い物の判断には足りません。
どちらとも取れるとき①|影の色が読めない
いちばん多い行き止まりです。原因はほぼ照明です。
暖かい色の照明の下では、青灰の影が黄灰に見えます。 部屋の照明を消して、窓の光だけにしてください。それでも読めなければ、時刻を変えて昼の12時前後にやり直します。
条件をそろえても読めない場合は、影ではなく首の色を見てください。紙を当てた瞬間に首が青白く浮くならブルベ側、黄ばんで沈むならイエベ側です。影より読みやすい方がいます。
どちらとも取れるとき②|近づけても変化がない
質問②で変化が読めないのは、あなたが明るい側と深い側の中間にいるということです。中間は実在します。
この場合は、質問①の答えだけを採ってください。イエベかブルベかが決まっていれば、日々の色選びの8割は決まります。 明るい側か深い側かは、着ながら決めても間に合います。
決めきりたい場合は、次の1手を足します。
3分で決まらなかったら、足す手は1つだけ
足すのは金と銀です。それ以上は足さないでください。
手持ちの金色の小物と銀色の小物を、それぞれ顔の横に3秒ずつ置きます。見るのは金属ではなく、目の下の影です。影が薄くなるほうが、あなたの側です。
- 金で影が薄くなる → イエベ側の裏づけ
- 銀で影が薄くなる → ブルベ側の裏づけ
これで質問①の答えが確認できます。質問②が読めなかった場合は、ここで止めてください。 手数を増やしても、中間にいる人の明度は決まりません。
簡単な診断が外れる4つの条件
3分版が外れるときは、たいていこの4つのどれかに当たっています。
夕方以降にやった。 照明の色が入ると、影の色は必ず暖かい側へ振れます。
化粧をしたままやった。 下地とファンデーションは肌の色みを均一にするための道具なので、判定したい差を消してしまいます。
日焼けの直後だった。 肌の表面は日に当たると黄みが濃くなり、数週間残ります。この期間はイエベ側へ振れます。
紙が白くなかった。 再生紙や少し古い紙は黄みを帯びています。使うなら新しい紙にしてください。
3分版で足りる場面と、足りない場面
足りる場面。 手持ちの服を顔まわり可とそれ以外に仕分ける。1枚買い足すときの色の方向を決める。手持ちの中から今日の1枚を選ぶ。
足りない場面。 冠婚葬祭や式典の一着を決める。人に自分のタイプを伝える。長く着る上着を選ぶ。
分け方はひとつです。やり直せる判断なら3分版で足ります。やり直しにくい判断には足りません。
方法ごとに何が分かって何が分からないかはパーソナルカラー診断は当たる?に整理してあります。
結果を1週間の服で検算する
出た結果は、そのまま信じずに検算してください。方法は簡単です。
出た4タイプの方向にある色の服を1枚選び、1週間、顔まわりに置いて着てください。 見るのは鏡ではなく、他人の反応です。
- 顔色を褒められる回数が増える → 方向は合っています
- 体調を聞かれる回数が増える → 方向が逆の可能性があります
この検算は3分版の弱点をほぼ埋めます。 判定は一瞬で読み間違えることがありますが、1週間の反応は読み間違えません。
人に見てもらうと、3分版の精度は上がる
同じ手数のまま精度だけ上げる方法があります。自分ではなく、人に見てもらうことです。
自分で鏡を見ているとき、視線は必ず顔の一部に集中します。目のまわり、口元、肌の質。ところが判定に必要なのは、顔全体が起きているかどうかという、離れた見方です。
やり方は簡単です。紙を当てた状態と当てていない状態を、家族や友人に2秒ずつ見てもらいます。聞くのは1つだけ。
「どちらのほうが、顔がはっきりして見える?」
色の知識はまったく要りません。人は色を説明できなくても、変化には気づきます。 3人に聞いて2人が同じ答えなら、その方向で進めてください。
同じ理由で、写真も有効です。紙を当てた顔と当てていない顔を撮って、翌日に見比べてください。 その場で見るより、時間をあけたほうが判定がぶれません。
何度やっても結果が変わるとき
記録を4項目つけてください。時刻、照明の色、化粧の有無、紙とあごの距離。
4つをそろえて3回やって、それでも変わるなら、あなたは実際に境目にいます。境目は珍しくありません。
境目にいる方は、結果を1つに決めるより両方の色を持って使い分けるほうが実用的です。顔まわりには両方の中で明るさの近いものを置き、迷ったら明るいほうを採ってください。
もっと細かく割りたくなったら、軸を4本立てる16分割の自己診断、4タイプの分岐を布で丁寧に見たい場合は春夏秋冬の見分け方へ進んでください。この3分版は、その入口を決めるためのものです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. パーソナルカラー診断でいちばん簡単な方法は何ですか
- 白いコピー用紙1枚を顔の下に当てて、あごの下にできる影の色を見る方法です。影が青灰に見えればブルベ側、黄灰に見えればイエベ側。ここまでで所要は1分です。そこから紙を顔に近づけて顔が起きるか沈むかを見れば、明るい側か深い側かが分かり、合わせて4タイプのどこかに入ります。
- Q. 3分の診断で、16タイプまで分かりますか
- 分かりません。16タイプは明度・彩度・清濁・冷暖の4本の軸をそれぞれ採点して、いちばん強く出た1本を採る形なので、質問2つでは軸が足りません。3分版で出せるのは春夏秋冬の4タイプまでです。そこから先へ進みたい場合は、軸を4本立てる手順に移ってください。
- Q. 質問2つの答えが両方とも読めませんでした
- 条件が外れている可能性が高いです。夕方の照明の下、化粧をしたまま、紙をあごから15cm以上離した状態、この3つのどれかに当たっていないか確認してください。3つとも外していて読めない場合は、紙をもう1枚重ねて明るさを上げてください。反射する光の量が増えると、影の色が読みやすくなります。
- Q. 簡単な診断の結果は、どこまで信用していいですか
- 手持ちの服を仕分ける用途なら十分です。顔まわりに置く色を決める、買い足す色の方向を決める、この2つには使えます。一方で、大きな買い物の判断や、人に自分のタイプを伝える場面では足りません。3分版は方向を決めるための道具で、確定させるための道具ではないと考えてください。
- Q. やるたびに結果が変わります
- 測っている条件がそろっていません。時刻、照明の色、化粧の有無、紙とあごの距離の4つを記録して、同じ条件で3回やってください。4つをそろえても変わるなら、あなたは実際に境目にいます。その場合は結果を1つに決めるより、両方の色を持ちながら使い分けるほうが実用的です。
— メグラシ編集部





