イエベ春の茶色|瞳より明るい茶は顔の近く、暗い茶は腰から下

**イエベ春のあなたが顔の近くに置ける茶は、瞳の色と同じか、それより明るい段までです。**瞳より暗い茶は、腰から下へ回してください。それだけで、秋の茶色は大半が着られるようになります。
イエベ春は明るく澄んだ色が得意なタイプなので、秋の定番である焦げ茶やチョコレートのような深い茶は、顔の近くで重く見えがちです。ただし、茶色の中にも明るい段はあります。キャラメル、ミルクティー、明るいキャメル。これらは、むしろ春の肌の明るさを引き出します。
この記事では、手持ちの茶を瞳との明るさ、表面の艶、色の寄りの3つで仕分け、それぞれを体のどこに置くかを決めます。所要は15分ほどです。
結論:瞳と並べて、明るい・同じ・暗いの3段に分ける
先に全体を置きます。判定に使うのは、手鏡と昼の窓の光だけです。
| 瞳と比べた明るさ | 置ける場所 | 条件 |
|---|---|---|
| 瞳より明るい | 顔のすぐ下、襟元、マフラー | 灰みが強くなければそのまま |
| 瞳と同じくらい | 顔の下。ただし艶があるものを | 表面がマットなら明るい面を足す |
| 瞳より暗い | 腰から下、靴、鞄 | 上に着るなら明るい面を挟む |
比べる相手を瞳にするのは、瞳が顔の中でいちばん暗い色の1つで、しかも生まれつき人それぞれ明るさが違うからです。**瞳より暗い茶を顔の下に置くと、顔の中の暗い点より暗い面が下にできます。**すると視線がそちらへ落ちて、顔全体が沈んだように見えます。
なぜイエベ春に茶色は難しいと言われるのか
茶色は、黄みの色を暗くして鮮やかさを落とした色です。イエベ春は黄みの側にいるので温度は合っていますが、明るさと鮮やかさが逆向きです。つまり茶は、温度は合っていて、明るさと鮮やかさの2つがずれやすい色です。
イエベ秋は深くて穏やかな色が得意なので、茶の多くがそのまま合います。売り場の秋物は、イエベ秋に合う茶を中心に並びます。イエベ春の人が秋の売り場で茶を選ぶと、明るさがずれた茶を手に取りやすいのはこのためです。
逆に言えば、ずれるのは明るさと鮮やかさだけです。温度は合っているので、明るささえ合えば、茶色は春の人の肌にもなじみます。
準備|昼の窓際で、瞳の色を1つ控える
判定の前に、比べる相手である自分の瞳の明るさを見ておきます。
- 晴れた日の昼、窓に向かって立つ。部屋の照明は消す
- 手鏡を顔から20cmほど離して持ち、瞳を見る
- 瞳の外側の輪(黒目のふち)ではなく、内側の色を見る。ふちは暗く、内側はそれより明るい
- 内側の色に近い茶を、手持ちの中から1枚だけ選んでおく
4の1枚が、あなたの「同じ段」の基準になります。瞳の明るい人は明るいキャメルが、瞳の暗い人は中くらいの茶が、基準の1枚になることが多いです。基準が決まれば、あとはその1枚より明るいか暗いかで、残りの茶を分けられます。
判定①|明るさ|基準の1枚と並べて3段に分ける
手持ちの茶を、基準の1枚と1枚ずつ並べます。並べるのは窓際の机の上で、2枚を指1本ぶん離して置きます。
- 基準より明らかに明るい → 明るい段
- 基準と見分けがつかない、または目を細めると同じに見える → 同じ段
- 基準より明らかに暗い → 暗い段
迷ったときは、目を細めて見てください。細かい色の違いが消えて、明るさだけが残ります。それでも差がわからないものは同じ段に入れます。
ニットのように表面に凹凸があるものは、平らなものより一段暗く見えます。畳んだ面ではなく、手で軽く広げた面で比べてください。
判定②|艶|表面に窓の光が映るか
次に、それぞれの茶の表面を窓に向けて傾けます。表面に窓の四角い光がぼんやりでも映るなら、艶がある側。映らず、光がどこにも集まらないなら、マットな側です。
イエベ春は澄んだ色が得意なので、艶は明るさの不足を半段ほど埋めてくれます。同じ段の茶でも、艶のあるものは顔の下に置いたとき明るく見え、マットなものは一段沈んで見えます。
| 明るさ | 艶あり | 艶なし |
|---|---|---|
| 明るい段 | 顔のすぐ下に置ける | 顔の下に置ける |
| 同じ段 | 顔の下に置ける | 明るい面を1つ足す |
| 暗い段 | 腰から下、または挟んで上に | 腰から下 |
判定③|寄り|黄み・赤み・灰みのどれか
最後に、茶の寄りを見ます。白い紙の上に置くと寄りが見やすくなります。
- 黄み寄り:紙の上で、金色やはちみつの色に近く見える
- 赤み寄り:紙の上で、れんがや栗の色に近く見える
- 灰み寄り:紙の上で、灰色に茶を少し混ぜたように見える
イエベ春にいちばんなじむのは黄み寄りです。赤み寄りも、明るい段で澄んでいれば顔の近くで使えます。桃に近い明るい赤みの茶は、頬の血色とつながって見えることもあります。
灰み寄りだけは注意が要ります。灰みは鮮やかさを下げる成分なので、明るい段にあっても顔の近くで肌を一段くすませます。灰み寄りの茶は、明るさに関係なく腰から下へ回すか、次の章の方法で明るい面を挟んでください。
顔の近くに置ける茶|明るい段の黄み寄りから
3つの判定で「明るい段・黄み寄り」に入った茶は、顔のすぐ下に置いて構いません。タートルネック、襟のあるブラウス、マフラーのように、顎の下に直接くる場所です。
この段の茶は、白や生成りよりも肌との差が小さいので、顔と服の境目がやわらかくつながります。秋に白を着ると冷たく見える日に、白の代わりとして使うと顔まわりが明るく落ち着きます。
同じ段の茶を顔の下に置くときは、艶のあるものを選ぶか、耳元や首元に小さく光るものを1つ足してください。明るさが瞳と同じだと、顔と服の間に明るさの差が生まれにくいので、光で差を作ります。
暗い茶の置き場所|腰から下と、足元
暗い段の茶は、顔から遠い場所に置くと、春の人の着こなしを落ち着かせる役に回ります。
- スカートやパンツ:上に明るい段の茶や生成りを着ると、上下で明るさの段差ができ、上半身が明るく見える
- 靴とベルト:面積が小さく顔から遠いので、暗い茶でも重さが出ない
- 鞄:肩にかけると顔に近づくので、手に持つか、斜めがけなら腰の位置に来る長さにする
暗い茶を下に置くと、上に置いた明るい色が引き立ちます。秋の着こなしで暗い茶を捨てる必要はなく、置く高さを下げるだけで使い道は残ります。
暗い茶を上に着たい日|明るい面を指2本ぶん挟む
暗い茶のニットやジャケットを、どうしても上に着たい日もあります。その日は、顔と暗い茶の間に、明るい面を挟みます。
挟む面の幅は、首元で指2本ぶん(約3cm)以上です。それより細いと、暗い茶の面積に負けて、挟んだことが見えなくなります。
- 丸首のニット:下に明るい色の襟付きシャツを着て、襟を外に出す
- Vネック:Vの内側に明るい色のインナーを見せる。Vの底から上へ指2本ぶん以上
- ジャケット:中に明るい段の茶か生成りのトップスを着て、前を開ける
- コート:明るい色のマフラーを襟の内側に入れ、胸の上まで縦に垂らす
挟む色は、真っ白より生成りやアイボリーのほうが春の肌になじみます。明るい段の黄み寄りの茶でも構いません。
茶に合わせる色|春の色を1つだけ足す
茶だけでまとめると、春の人は落ち着きすぎて見えることがあります。そのときは、春の得意な色を1つだけ足してください。
コーラルのような明るい赤みのピンク、明るい黄緑、澄んだ水色。これらを小さな面積で1つ入れると、茶の落ち着きの中に春の明るさが戻ります。置き場所は顔の近く、たとえばイヤリング、スカーフの一部、インナーの色です。
足すのは1つまでにします。2つ入れると、茶が脇役に下がって、秋に茶を着ている意味が薄れます。
どちらとも取れるとき①|瞳と同じくらいの茶が多い
仕分けてみると、同じ段に入る茶がいちばん多かった、という人は少なくありません。同じ段は、置き方しだいで顔の近くにも遠くにも回せる、いちばん使い道の広い段です。
同じ段の茶を顔の近くに置くときは、次の3つのどれか1つを足してください。
- 艶のある素材を選ぶ(なめらかなニット、光沢のあるブラウス)
- 首元に明るい面を細く見せる(指1本ぶんでもよい)
- 耳元に光るものを置く
3つとも足せないときは、その茶は腰から下へ回します。同じ段の茶でスカートやパンツを持っていると、上に明るい段を置いたときに段差がちょうどよく出ます。
どちらとも取れるとき②|艶があるのに暗い茶
サテンのチョコレート色のように、暗い段なのに艶がある茶は、判定が割れやすいものです。艶で明るく見える部分と、暗い地の部分が同じ布の中にあるからです。
この茶は、顔から離した距離で見て決めてください。鏡から1.5m離れて全身を映したとき、艶のほうが先に目に入るなら、上に着ても重く見えません。暗い地のほうが先に目に入るなら、腰から下へ回します。
上に着る場合でも、首元は詰めず、明るい面を挟みます。艶は光の向きで消えるので、夜や室内の照明の下では暗い段と同じに見えることも覚えておいてください。
どちらとも取れるとき③|灰みの茶を持っている
グレージュやモカのような灰みの茶は、明るい段にあっても顔の近くでくすみやすい、と書きました。ただ、すでに持っている服を手放す必要はありません。
灰みの茶は、黄み寄りの明るい茶と重ねると、灰みがやわらいで見えます。たとえば灰みの茶のカーディガンの下に、明るい黄み寄りの茶のインナーを着る。顔のすぐ下に来るのはインナーのほうなので、灰みは顔から離れた位置で見えるだけになります。
下に回す場合は、パンツやスカートが使いやすい色です。灰みの茶は、黒や紺よりもやわらかく、明るい上とつないだときに段差が強く出すぎません。
どちらとも取れるとき④|髪の茶と服の茶が並ぶ
茶色に染めた髪の人は、髪と服の茶が同じ明るさで並ばないようにしてください。髪と襟元の茶が同じ段だと、境目が消えて、顔の輪郭がぼやけて見えます。
髪と服の明るさは、一段ずらします。
- 髪が明るい茶 → 顔の下には生成り寄りの明るい色か、髪より明るい茶。暗い茶は腰から下
- 髪が中くらいの茶 → 顔の下には明るい段の茶。同じ段の茶はマフラーを挟んで
- 髪が暗めの茶 → 顔の下に明るい段の茶を置くと、髪と服の間に差ができて顔が浮き上がる
イエベ春に向く髪の明るさそのものはイエベ春の髪色にまとめてあります。
秋の手持ちを仕分ける15分
最後に、手持ちの茶をまとめて仕分けます。
- クローゼットから茶色の服と小物をすべて出す(3分)
- 窓際で、基準の1枚と並べて明るい・同じ・暗いに分ける(5分)
- 窓に傾けて艶を見て、白い紙の上で灰み寄りのものを抜き出す(4分)
- 明るい段は顔の近く、同じ段は艶と足し方を決め、暗い段と灰み寄りは腰から下に回す(3分)
仕分けたあと、暗い段ばかりが残って上に着る茶がないときは、明るい段の黄み寄りの茶を1枚だけ足してください。ニットかブラウスが1枚あれば、手持ちの暗い茶を下に置いて、秋の着こなしが組めます。
自分がイエベ春かどうか自信がないときは、先にパーソナルカラー診断で季節を確かめてから、この仕分けに戻ってください。
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よくある問い
- Q. イエベ春は茶色が似合わないと聞きました。着ないほうがいいですか
- 着ないほうがいい茶はありますが、茶色そのものを避ける必要はありません。イエベ春に合いにくいと言われるのは、暗くて灰みを含み、表面に光が映らない茶です。明るくて黄みがあり、表面がなめらかな茶は、むしろ顔の近くで肌の明るさを引き出します。まず手持ちの茶を瞳の色と並べて、明るい・同じ・暗いの3段に分けてください。明るい段と同じ段は顔の下に置いて構いません。暗い段は、腰から下に回すか、明るい面を挟んで着ます。
- Q. キャメルとベージュのどちらがイエベ春向きですか
- 名前では決まりません。同じキャメルでも、瞳より明るいものと暗いものがあります。売り場では、布を顔の横まで持ち上げて、手鏡で瞳と並べて見てください。瞳と同じか明るく見えて、表面に照明がぼんやり映るなら、顔の下に置けるほうです。ベージュでも灰みが強く、瞳の横に並べたときに肌の色が一段くすんで見えるものは、顔から離して使います。
- Q. 焦げ茶のコートを持っています。イエベ春でも着られますか
- 着られます。コートは面積が大きく、襟元が顔に近いので、首元に明るい面を挟む前提で着てください。明るい色のマフラーやストールを、コートの襟の内側に指2本ぶん以上見えるように入れます。襟を立てず、前を少し開けて、明るい面が胸の上まで縦に続くようにすると、焦げ茶が顔の下で止まらずに体の側へ流れます。コートの下に着るものも、明るい段の茶か、生成りに近い色にそろえると重さが残りません。
- Q. 髪を茶色に染めています。服の茶と色がかぶりませんか
- 髪と服の茶が同じ明るさで並ぶと、境目が消えて、顔の輪郭がぼやけて見えることがあります。髪と服の茶は、明るさを一段ずらしてください。髪が明るい茶なら、服は同じ段を避けて、それより明るい生成り寄りか、腰から下の暗い茶に回します。髪が暗めの茶なら、服は顔の下に明るい段を置いて、髪との間に明るさの差を作ります。
— メグラシ編集部





