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ペチコートの選び方|秋冬のスカートは、丈と滑りと裾の形で決める

メグラシ編集部//読了 12分
麻のベッドカバーの上に、細いゴムのウエストと平らな裾のベージュのペチコートを、チャコールグレーのウールのスカートと黒いタイツの横に広げて置いた秋の午後

**秋冬に履くスカートを1枚、裏返してみてください。**裏地はついていますか。ついているなら、裾から何cm上で終わっていますか。

秋冬のペチコートは、透けを止めるためより、スカートをタイツにまとわりつかせないために入れる1枚です。要るかどうかは、スカートを裏返して裏地を見るだけで分かります。要るなら、丈はスカートの裾から3〜5cm上で終わるもの、素材はタイツの上を滑るもの、形はスカートの裾の広がりに合わせたもの。この3つで選べば、1枚目から大きく外れません。

淡い色のワンピースの透けを下の1枚で止める方法はインナー透け防止、ニットの下に着るキャミソールの選び方はキャミソールの選び方にあります。この記事は、スカートの下の1枚の話です。

結論|裏地・丈・滑り・裾の形の順で決める

決める順見るもの決め方
1スカートの裏地裾から5cm以内まで届いていれば、要らない
2丈スカートの裾から3〜5cm上で終わる
3素材タイツの上を滑る、つるりとした織り
4形裾の幅がウエストの1.5倍未満ならタイト型、以上ならフレア型
5色スカートの色か、肌の色に近いもの
6ペチパンツにするか脚を大きく動かす日はペチパンツ

**1番目で「要らない」と出れば、そこで終わりです。**裏地がしっかりついたスカートにペチコートを足すと、腰まわりに布が3枚重なり、かえって動きにくくなります。

要ると出たら、2番目から順に決めていきます。2〜4番目はスカートの側の寸法で決まるので、スカートを1枚手に取れば、店に行く前に選ぶ形まで決められます。

30秒で確かめる|スカートを裏返して、裏地を見る

ペチコートが要るかどうかは、スカートの内側を見れば分かります。

  1. スカートを裏返して、ウエストから下を見る
  2. 裏地がついているか、ついているならどこで終わっているかを見る
  3. 裏地の終わりから、表の生地の裾までの長さを測る
スカートの内側判断理由
裏地が裾から5cm以内まで要らない裏地がタイツとの間に入っている
裏地が膝の上あたりで終わる要ることがある膝から下がタイツに触れる
裏地が腰まわりだけ要る脚に触れる部分に裏地が無い
裏地が無い要る表の生地が直接タイツに触れる
裏地はあるが、毛足のある素材要ることがある裏地自体がタイツに張り付く

**裏地があっても、短い裏地はまとわりつきを止めきれません。**裏地が膝の上で終わっているスカートは、歩くと膝から下の表の生地がタイツにこすれて、そこから張り付きます。その場合は、裏地より長いペチコートを足します。

裏地のついているスカートでも、洗濯を繰り返すうちに裏地だけが縮んで、買ったときより短くなっていることがあります。去年は気にならなかった一枚が今年まとわりつくようになったら、裏地の丈を測り直してみてください。表の生地の裾との差が広がっていれば、それが理由です。

秋冬にペチコートが要る3つの場面

裏地の無いスカートでも、いつでもペチコートが要るわけではありません。秋冬に要るのは、次の3つの場面です。

場面起きることペチコートの役目
タイツを履く日スカートがタイツに張り付く間に入って、表の生地を滑らせる
淡い色や薄い生地のスカート脚の形やタイツの線が透ける1枚足して、透けを止める
ウールなど肌触りの粗い生地歩くたびに脚にこすれる肌との間に滑らかな面を作る

**3つのどれにも当てはまらない日は、入れなくて構いません。**濃い色の厚い生地で、素足に近いストッキングの日なら、ペチコートなしでもまとわりつきは起きにくいからです。

秋冬にいちばん多いのは、1つ目のタイツの日です。タイツは表面に細かい凹凸があり、スカートの生地を引き寄せます。歩くたびに裾が脚に巻きつく、座って立ったら後ろが張り付いたまま、というのは、ほとんどがこの組み合わせで起きています。

まとわりつきは、スカートの形も変えてしまいます。フレアのスカートなら裾の広がりが脚に沿ってしぼみ、タイトなスカートなら太ももの後ろに横じわが寄ります。スカート自体の形が崩れたように見えるときも、原因はスカートではなく、タイツとの間に何も入っていないことにある場合が多いのです。

丈の選び方|スカートの裾から3〜5cm上

ペチコートの丈は、スカートの裾から3〜5cm上で終わるものを選びます。

スカートの裾との差起きること判断
0〜2cm座ると裾からのぞく長すぎる
3〜5cmのぞかず、裾近くまで滑るちょうどいい
6〜10cm裾近くがタイツに張り付く少し短い
10cmを超える膝から下がまとわりつく短すぎる

**3cmより長いと、座ったときや階段を上るときに、裾からペチコートがのぞきます。**座るとスカートは前に引っぱられて上がりますが、ペチコートは一緒に上がらないことがあるからです。反対に5cmより短いと、スカートの裾近くの部分が直接タイツに触れて、そこから張り付きます。

3〜5cmの幅の中でどちらに寄せるかは、座る時間の長さで決めます。座っている時間が長い日に履くスカートなら5cm寄り、立っている時間や歩く時間が長い日なら3cm寄りにすると、それぞれの姿勢でのぞきにくく、まとわりつきにくくなります。

丈を測る|スカートの総丈から引く

ペチコートの丈を決めるには、スカートの総丈を測ります。

  1. スカートを平らに置く
  2. ウエストの上端から裾の端まで、まっすぐ測る
  3. その数字から3〜5cmを引く
スカートの総丈選ぶペチコートの丈
50cm(膝上)45〜47cm
60cm(膝丈)55〜57cm
70cm(ひざ下)65〜67cm
80cm(ミモレ)75〜77cm
90cm(ロング)85〜87cm

ペチコートの丈は、ウエストのゴムの上端から裾までの長さで表示されていることが多いです。スカートのウエストと、ペチコートのウエストを同じ高さで履く前提で引き算をしてください。スカートを腰で履いて、ペチコートをウエストで履くと、ペチコートが数cm短くなります。

手持ちのスカートの丈がばらばらなときは、いちばんよく履く1枚に合わせます。ロングスカートが多いなら長め、膝丈が多いなら短めを1枚目にして、残りは2枚目で合わせます。

売り場ではペチコートの丈が数cm刻みでしか選べないこともあります。ちょうどの丈が無いときは、長いほうではなく短いほうを選んでください。少し短いペチコートはまとわりつきを止める力がわずかに落ちるだけですが、長いペチコートは裾からのぞいてしまい、その日は履けなくなります。

形の選び方|裾の広がりで、タイト型かフレア型か

ペチコートの形は、スカートの裾がどれだけ広がっているかで決めます。

スカートの裾の幅合う形理由
ウエストの1.2倍未満(タイト・ペンシル)タイト型、スリット入り歩幅を邪魔しない
ウエストの1.2〜1.5倍(台形・Aライン)タイト型か、少し広がる形裾が軽く揺れる
ウエストの1.5〜2倍(フレア)フレア型裾の揺れについていく
ウエストの2倍を超える(たっぷりのフレア・ギャザー)フレア型か、ペチパンツ脚の間に布が入り込む
プリーツフレア型ひだが開いたときに中が見えない

スカートの裾の幅とウエストの幅は、平らに置いて測ります。裾の幅をウエストの幅で割った数字が1.5を超えたら、フレア型を選んでください。タイト型をフレアのスカートに入れると、裾が広がったときにペチコートの縁が見え、スカートの揺れも止めてしまいます。

裾の幅を測るときは、スカートの前と後ろを重ねて平らに置き、裾の端から端までを測ります。ウエストも同じように、平らに置いた幅を測ります。ギャザーやゴムのウエストは縮んだ状態で測ると小さく出るので、軽く伸ばして、履いたときに近い幅で測ってください。

タイトスカートとスリット

タイトスカートやペンシルスカートには、細身のタイト型のペチコートを合わせます。気をつけるのはスリットです。

スカートのスリットペチコート確かめること
スリットなしタイト型(スリットなしでも可)歩幅が取れるか
後ろにスリット後ろにスリットのあるタイト型スリットの高さがスカートより低いか
横にスリット横にスリットのあるタイト型か、ペチパンツ歩いたときに横から見えないか
前にスリット前が開くタイト型か、ペチパンツ座ったときに前から見えないか

ペチコートのスリットは、スカートのスリットより低い位置で止まっているものを選びます。ペチコートのスリットのほうが高いと、スカートのスリットから、ペチコートのスリットの端がのぞきます。反対に、スリットのないペチコートをスリットの深いスカートに入れると、スリットからペチコートの布が見えます。

フレア・プリーツ|裾の揺れについていく

裾の広がったスカートには、フレア型のペチコートを合わせます。

スカートペチコートの形気をつけること
軽いフレア裾が少し広がるフレア型スカートより広がりすぎない
たっぷりのフレア広めのフレア型裾が重なってもたつかないか
細かいプリーツフレア型ひだが開いたときに縁が見えないか
粗いプリーツフレア型か、ペチパンツ大きく開くひだの奥が見えないか
ギャザーフレア型腰まわりで布が重なりすぎないか

**プリーツは、歩くとひだが開いて、奥まで見えます。**ペチコートの色がスカートと離れていると、ひだの奥に違う色がちらつくので、プリーツの日は色を特にスカートに寄せてください。

フレア型のペチコートがスカートより広がっていると、スカートの裾の内側でペチコートが波打ち、スカートの形を崩します。ペチコートの裾の幅は、スカートの裾の幅より少し狭いくらいが目安です。

フレアのスカートは、歩くと裾が前後に揺れます。ペチコートがその揺れについていけないと、スカートの裾だけが揺れて、内側のペチコートが脚に沿ったまま止まり、スカートの裾の内側からペチコートの縁が見えることがあります。フレア型のペチコートは、スカートと一緒に揺れることで、外から見えなくなるのです。

ニットスカート|伸びる生地の下

ニットのスカートは、伸びる生地がタイツに張り付きやすく、座ると膝や後ろが伸びて形が残ることがあります。

ニットスカートペチコート理由
細い編みで薄手タイト型、伸びる素材ニットと一緒に伸びて、線が出ない
太い編みで厚手タイト型か、少し広がる形編み目の凹凸がタイツに引っかかる
リブ編み伸びる素材のタイト型リブが体に沿うので、ペチコートも沿わせる
裾の広がるニットフレア型裾の揺れを止めない

ニットの下のペチコートは、少し伸びる素材を選びます。伸びないペチコートをリブのスカートの下に入れると、ニットが伸びようとしたときにペチコートが突っ張り、腰やお尻の位置にペチコートの線が出ます。

ニットのスカートは、座ったときに後ろが伸びやすい生地です。ペチコートを入れると、ニットが直接お尻や太ももに触れなくなるので、座ったあとの伸びも少し残りにくくなります。

ニットのスカートにペチコートを入れると、腰まわりの布が1枚増えます。体に沿うニットの場合は、ペチコートのウエストのゴムの段が上から見えないかを、横から鏡で確かめてください。段が見えるなら、平らなゴムのものに替えるか、ペチコートのウエストをスカートのウエストより少し下げて履きます。

ウエストの選び方|ゴムの幅と高さ

ペチコートのウエストは、スカートのウエストと同じ高さで履けるものを選びます。

ウエストの作り合うスカート気をつけること
細いゴム(1cm前後)薄手のスカート、体に沿うスカートゴムの線が響きにくい
太いゴム(2〜3cm)厚手のスカート、ゴムのウエストのスカート締め付けが分散するが、厚みが出る
平らなゴム体に沿うニットスカートゴムの段が出にくい
浅めのウエスト腰で履くスカートスカートの上にのぞかない
深めのウエストハイウエストのスカートスカートのウエストより下がらない

**ハイウエストのスカートに浅めのペチコートを合わせると、ペチコートの上端がスカートの中で止まって、腰の途中に線が出ます。**スカートのウエストの位置に合わせて、深さを選んでください。

体に沿うスカートの下には、細いゴムか平らなゴムのものが向きます。太いゴムは締め付けがやわらかい反面、厚みが出るので、薄手のスカートの上から段が見えることがあります。

ウエストの締め付けは、一日の終わりに感じ方が変わります。朝に履いたときはちょうどよくても、夕方になると気になることがあるので、初めて履く日は家で数時間過ごしてみると安心です。締め付けが気になるなら、ゴムの幅の広いものを選ぶと、同じ力でも当たりがやわらかくなります。

素材の選び方|タイツの上を滑るか

秋冬のペチコートは、何よりタイツの上を滑ることが大事です。

素材の手触りタイツとの相性向くスカート
つるりとした織り、光沢があるよく滑るウール、ツイード、厚手のスカート
つるりとした織り、光沢が少ないよく滑る薄手のスカート、淡い色のスカート
少し伸びる、なめらかな編み滑るニットスカート
綿の平らな織りやや引っかかる素足やストッキングの日
毛足のある生地張り付く秋冬のタイツの日には向かない

手のひらで生地を軽くこすって、引っかからずにつるりと滑るかを確かめてください。売り場では、袋や表示を見なくても、この方法で大まかに分かります。素材表示で選ぶなら、キュプラやポリエステルの平らな織りのものが、タイツの上を滑りやすい傾向があります。

綿は肌触りがやわらかく、素足やストッキングの日には向きますが、タイツの日には生地どうしが引っかかりやすくなります。秋冬に1枚だけ持つなら、つるりとした織りのものを選んでください。

光沢のある素材は、薄い色のスカートの下で光が透けることがあります。淡い色のスカートには光沢の少ないものを、濃い色や厚手のスカートには光沢のあるものを、と分けておくと、見え方でも困りません。

静電気が起きやすい組み合わせ

乾燥する時期は、スカートとペチコートとタイツの組み合わせによって、静電気でまとわりつくことがあります。

組み合わせ起きやすさ替えるもの
ウールのスカート+化繊のタイツ起きやすいペチコートを間に入れる
化繊のスカート+化繊のペチコート+化繊のタイツ起きやすいことがあるペチコートの素材を替える
ウールのスカート+キュプラのペチコート起きにくいこのままでよい
綿のスカート+綿のペチコート起きにくいただしタイツの上は滑りにくい

**同じ種類の化繊ばかりが重なると、静電気でまとわりつくことがあります。**ペチコートを入れてもまとわりつきが止まらないときは、ペチコートの素材を替えてみてください。静電気が起きる仕組みと、服の組み合わせでの減らし方は服の静電気にまとめています。

色の選び方|白ではなく、スカートか肌に近い色

ペチコートの色は、スカートの色か、肌の色に近いものを選びます。

スカートペチコートの色理由
淡い色・薄い生地肌に近いベージュ白は透けて輪郭が見える
濃い色スカートに近い濃い色か黒裾からのぞいても目立たない
黒黒裾やスリットから見えても同じ色
プリーツ・スリットのある服スカートに近い色ひだやスリットの奥が同じ色に見える
柄のスカート柄の中でいちばん多い色開いたときに柄になじむ

**白いペチコートは、淡い色のスカートの下でかえって輪郭が見えます。**白は肌よりも明るいので、スカートの生地越しに、ペチコートの縁の線がくっきり浮きます。淡い色のスカートには、肌に近いベージュを選んでください。

濃い色のスカートには、ベージュよりもスカートに近い濃い色のほうが向きます。座ったときや風で裾が揺れたとき、裾からのぞいたのが濃い色なら、スカートの一部のように見えます。ベージュがのぞくと、そこだけ明るく目に入ります。

裾の始末|レース・折り返し・切りっぱなし

ペチコートの裾の始末によって、スカートの上から線が響くかどうかが変わります。

裾の始末見え方向くスカート
細いレース縁が柔らかく、線が出にくい厚手のスカート
幅の広いレース凹凸が透けて見えることがある濃い色で厚手のスカート
細い折り返し平らで、線が出にくい薄手のスカート
切りっぱなし段が出ない体に沿うスカート、ニット

薄手や体に沿うスカートの日は、裾の始末が平らなものを選びます。レースの凹凸は、薄い生地の上から模様のように浮き出ることがあります。厚手のウールやツイードのスカートなら、レースがあっても響きません。

裾の始末は、売り場では見落としやすい部分です。袋に入っているときは、裾の写真や生地の端を見て、平らな折り返しか、レースか、切りっぱなしかを確かめてください。

ペチパンツを選ぶとき

ペチコートと同じ役目で、脚が左右に分かれたペチパンツという形もあります。

選ぶとき理由
裾の広いスカートで、脚を大きく動かす脚の間に布が入り、まとわりつきが減る
自転車に乗る日裾がめくれても、中が見えにくい
前や横に深いスリットがある座ったときにスリットから脚が見えにくい
ワイドパンツやガウチョパンツの下パンツの内側がタイツに張り付かない
タイトなスカート股の部分が響くので向かない

**ペチパンツは、裾の広い服の下でいちばん力を出します。**脚の間に布が入るので、歩いたときにスカートの前側が脚の間に入り込むのを防ぎます。反対に、タイトなスカートの下では、股の部分の縫い目がスカートの上から響きやすいので、ペチコートのほうが向きます。

ペチパンツの丈も、ペチコートと同じように、スカートの裾から3〜5cm上で終わるものを選びます。脚が分かれているぶん、歩くと裾が少し上がるので、迷ったら長めのほうでも構いません。ワイドパンツの下に履くときは、パンツの裾から10cm以上短いものにしておくと、座ったときにパンツの裾からのぞきません。

場面別の選び方

ここまでの選び方を、秋冬の場面ごとにまとめます。

場面形丈素材と色
ふだんの通勤スカートに合わせる裾から3〜5cm上滑る素材、スカートか肌の色
式典・改まった席タイト型かフレア型裾から3〜5cm上光沢の少ない滑る素材、スカートの色
座敷に上がる会食フレア型か、ペチパンツ裾から5cm上座ってものぞかない短めの丈
長く歩く日ペチパンツか、タイト型のスリット入り裾から3〜5cm上滑る素材
自転車に乗る日ペチパンツパンツの裾がスカートに隠れる丈滑る素材

座る時間の長い日は、丈を5cm上に寄せると、座ったときにのぞきません。座敷で正座をする日は、膝が前に出てスカートが大きく引っぱられるので、短めの丈が安心です。

式典や改まった席では、ペチコートが見えないことがいちばん大事です。光沢の強いものは、スカートの生地越しにわずかに光が透けることがあるので、光沢の少ないものを選び、色もスカートに寄せておくと、近くで見られても気になりません。

1〜2枚だけ持つなら

ペチコートを何枚も持つ必要はありません。手持ちのスカートに合わせて、1〜2枚を選びます。

持つ数選び方
1枚いちばんよく履くスカートの丈に合わせた、滑る素材の肌色に近いもの
2枚1枚目に加えて、黒か濃い色のもの
2枚(裾の広いスカートが多い)1枚目をフレア型、2枚目をペチパンツ

1枚目は、肌に近いベージュで、タイツの上を滑る素材が最も使い回せます。淡い色のスカートにも濃い色のスカートにも合わせられ、裾からのぞいてもスカートとの差が目立ちにくい色です。

2枚目を足すときは、1枚目と違う働きをするものを選びます。同じ色と形を2枚持つより、色か形のどちらかを変えておくほうが、合わせられるスカートの幅が広がります。洗い替えが欲しいだけなら、1枚目と同じものを足しても構いません。

どちらとも取れるとき①|裏地はあるが、裾から少し短い

裏地が裾から5〜10cm上で終わっているスカートは、要るとも要らないとも取れます。

確かめること要らない要る
タイツを履いて歩いたとき裾が脚に巻きつかない裾が脚に巻きつく
座って立ったとき後ろがすぐに落ちる後ろが張り付いたまま
表の生地厚手でつるりとしている薄手か、毛足がある

一度タイツを履いて、家の中を10歩ほど歩いてみてください。**裾が脚に巻きつかなければ、そのスカートにペチコートは要りません。**巻きつくなら、裏地より下まで届く丈のペチコートを足します。

裏地の下に重ねるときは、ペチコートの丈を裏地の終わりより5cm以上長くしておきます。裏地とペチコートの縁が同じ高さに並ぶと、2枚の縁が重なって、薄いスカートの上から段になって見えることがあるからです。

どちらとも取れるとき②|タイトとフレアの中間

台形やAラインのスカートで、裾の幅がウエストの1.4〜1.6倍のあたりにあるときは、生地の厚さで決めます。

生地選ぶ形理由
厚く、張りがあるタイト型スカートの形が生地で保たれるので、中は細くてよい
薄く、落ち感があるフレア型裾が揺れるので、ペチコートも揺れに沿わせる
中くらい少し広がる形どちらにも寄せられる

張りのある生地は、スカートの形がペチコートに左右されにくいので、細いタイト型で十分です。落ち感のある生地は、ペチコートの形がそのままスカートの形に出るので、スカートと同じ広がり方のものを選んでください。

どちらとも取れるとき③|ペチコートかペチパンツか

フレアのスカートで、ペチコートとペチパンツのどちらにも取れるときは、その日の動き方で決めます。

その日の動き選ぶもの
座っている時間が長いペチコート
歩く距離が長いペチパンツ
階段や乗り降りが多いペチパンツ
椅子に浅く腰かけることが多いペチコート
床に座る場面があるペチパンツ

歩幅が大きくなる日はペチパンツ、座る日はペチコートと覚えておくと迷いません。どちらか1枚しか持っていないなら、手持ちのスカートの裾の幅で、多いほうの形に合わせて選んでください。

決めかねる日は、ペチパンツのほうが失敗が少ない選び方です。座っている時間が長くても、ペチパンツが困るのは股の縫い目が響くタイトなスカートの日くらいで、フレアのスカートの下ならほとんど気になりません。

試すときの確かめ方|歩く・座る・階段

ペチコートを選んだら、出かける前に3つの動きで確かめます。

動き見るところ合わないとき
10歩歩く裾が脚に巻きつかないか素材か丈を見直す
椅子に座る裾からペチコートがのぞかないか丈を短く
階段を1段上がる後ろの裾からのぞかないか丈を短く
座って立つ後ろが張り付いたままにならないか滑る素材に替える
横から鏡で見る腰やお尻にペチコートの線が出ていないかウエストか裾の始末を見直す

**3つの動きで何も起きなければ、そのペチコートとスカートの組み合わせは合っています。**合わない点が出たら、表の右の列の1つだけを替えて、もう一度試してください。

試すときは、その日に履くタイツも一緒に履いてください。ストッキングと厚手のタイツでは、まとわりつき方が大きく違います。秋のうちはストッキングで問題がなくても、冬にタイツへ替えた日に、同じ組み合わせで張り付くことがあります。タイツに替えた最初の日に、もう一度歩いて確かめておくと安心です。

まとめ|スカートを裏返すところから

  • スカートを裏返して、裏地が裾から5cm以内まで届いていれば、ペチコートは要らない
  • 丈は、スカートの総丈から3〜5cmを引いた長さ
  • 裾の幅がウエストの1.5倍未満ならタイト型、それ以上ならフレア型
  • 秋冬は、手のひらでこすってつるりと滑る素材
  • 色は白ではなく、スカートの色か肌に近いベージュ
  • 裾の広いスカートで脚を大きく動かす日は、ペチパンツ
  • 選んだら、歩く・座る・階段の3つで確かめる

**今夜、明日履くスカートを裏返してみてください。**裏地の終わる位置を見れば、ペチコートが要るか、要るならどの丈かが、その場で決まります。

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よくある問い

Q. ペチコートは何cmの丈を選べばいいですか
スカートの裾から3〜5cm上で終わる丈が目安です。スカートのウエストから裾までの長さを測り、そこから3〜5cmを引いた数字が、選ぶペチコートの丈になります。3cmより長いと、座ったときや階段を上るときに裾からのぞきます。5cmより短いと、スカートの裾近くがタイツにまとわりつきやすくなります。
Q. 裏地のあるスカートにもペチコートは要りますか
裏地が裾から5cm以内まで届いていれば、ほとんどの場合要りません。裏地がスカートの途中、たとえば膝の上で終わっているときは、その下の部分がタイツにまとわりつくことがあります。その場合は、裏地の終わりより下まで届く丈のペチコートを足してください。
Q. タイツを履くとスカートがまとわりつきます
タイツとスカートの生地がこすれて張り付いている状態です。間にタイツの上を滑る素材のペチコートを1枚入れると、スカートがタイツに直接触れなくなり、まとわりつきが減ります。手のひらでこすってみて、引っかからずにつるりと滑る織りのものを選んでください。毛足のある生地や、ざっくりした編みの生地は、かえって張り付くことがあります。
Q. ペチコートとペチパンツは、どちらを選べばいいですか
スカートの裾が広く、脚を大きく動かす日や、自転車に乗る日はペチパンツ、タイトなスカートや、座っている時間の長い日はペチコートが向きます。ペチパンツは脚が左右に分かれているので、広い裾の中で脚どうしの間に布が入り、まとわりつきを防ぎます。タイトなスカートの下に入れると、股の部分が響くことがあるので、細い形のスカートにはペチコートを選んでください。

— メグラシ編集部

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自分を知る

パンツスーツの着こなし|きつく見える・硬すぎるときの直し方

パンツスーツを着ると、きつく見える、近寄りがたいと言われる。原因の多くはスーツそのものではなく、暗い面の広さと、首元・襟・靴先に集まった角の数です。全身の暗い面の割合、角の数、首元の開き、生地の張りと艶の4つを鏡の前で数える確かめ方、秋冬に硬さが増す理由、中の1枚・首元・靴先・裾・小物で和らげる7つの直し方、面接や会議のように硬さを残したい日の残し方まで。手持ちの1着のまま直せる順に書きました。

メグラシ編集部/読了 20分

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