ペチコートの選び方|秋冬のスカートは、丈と滑りと裾の形で決める

**秋冬に履くスカートを1枚、裏返してみてください。**裏地はついていますか。ついているなら、裾から何cm上で終わっていますか。
秋冬のペチコートは、透けを止めるためより、スカートをタイツにまとわりつかせないために入れる1枚です。要るかどうかは、スカートを裏返して裏地を見るだけで分かります。要るなら、丈はスカートの裾から3〜5cm上で終わるもの、素材はタイツの上を滑るもの、形はスカートの裾の広がりに合わせたもの。この3つで選べば、1枚目から大きく外れません。
淡い色のワンピースの透けを下の1枚で止める方法はインナー透け防止、ニットの下に着るキャミソールの選び方はキャミソールの選び方にあります。この記事は、スカートの下の1枚の話です。
結論|裏地・丈・滑り・裾の形の順で決める
| 決める順 | 見るもの | 決め方 |
|---|---|---|
| 1 | スカートの裏地 | 裾から5cm以内まで届いていれば、要らない |
| 2 | 丈 | スカートの裾から3〜5cm上で終わる |
| 3 | 素材 | タイツの上を滑る、つるりとした織り |
| 4 | 形 | 裾の幅がウエストの1.5倍未満ならタイト型、以上ならフレア型 |
| 5 | 色 | スカートの色か、肌の色に近いもの |
| 6 | ペチパンツにするか | 脚を大きく動かす日はペチパンツ |
**1番目で「要らない」と出れば、そこで終わりです。**裏地がしっかりついたスカートにペチコートを足すと、腰まわりに布が3枚重なり、かえって動きにくくなります。
要ると出たら、2番目から順に決めていきます。2〜4番目はスカートの側の寸法で決まるので、スカートを1枚手に取れば、店に行く前に選ぶ形まで決められます。
30秒で確かめる|スカートを裏返して、裏地を見る
ペチコートが要るかどうかは、スカートの内側を見れば分かります。
- スカートを裏返して、ウエストから下を見る
- 裏地がついているか、ついているならどこで終わっているかを見る
- 裏地の終わりから、表の生地の裾までの長さを測る
| スカートの内側 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 裏地が裾から5cm以内まで | 要らない | 裏地がタイツとの間に入っている |
| 裏地が膝の上あたりで終わる | 要ることがある | 膝から下がタイツに触れる |
| 裏地が腰まわりだけ | 要る | 脚に触れる部分に裏地が無い |
| 裏地が無い | 要る | 表の生地が直接タイツに触れる |
| 裏地はあるが、毛足のある素材 | 要ることがある | 裏地自体がタイツに張り付く |
**裏地があっても、短い裏地はまとわりつきを止めきれません。**裏地が膝の上で終わっているスカートは、歩くと膝から下の表の生地がタイツにこすれて、そこから張り付きます。その場合は、裏地より長いペチコートを足します。
裏地のついているスカートでも、洗濯を繰り返すうちに裏地だけが縮んで、買ったときより短くなっていることがあります。去年は気にならなかった一枚が今年まとわりつくようになったら、裏地の丈を測り直してみてください。表の生地の裾との差が広がっていれば、それが理由です。
秋冬にペチコートが要る3つの場面
裏地の無いスカートでも、いつでもペチコートが要るわけではありません。秋冬に要るのは、次の3つの場面です。
| 場面 | 起きること | ペチコートの役目 |
|---|---|---|
| タイツを履く日 | スカートがタイツに張り付く | 間に入って、表の生地を滑らせる |
| 淡い色や薄い生地のスカート | 脚の形やタイツの線が透ける | 1枚足して、透けを止める |
| ウールなど肌触りの粗い生地 | 歩くたびに脚にこすれる | 肌との間に滑らかな面を作る |
**3つのどれにも当てはまらない日は、入れなくて構いません。**濃い色の厚い生地で、素足に近いストッキングの日なら、ペチコートなしでもまとわりつきは起きにくいからです。
秋冬にいちばん多いのは、1つ目のタイツの日です。タイツは表面に細かい凹凸があり、スカートの生地を引き寄せます。歩くたびに裾が脚に巻きつく、座って立ったら後ろが張り付いたまま、というのは、ほとんどがこの組み合わせで起きています。
まとわりつきは、スカートの形も変えてしまいます。フレアのスカートなら裾の広がりが脚に沿ってしぼみ、タイトなスカートなら太ももの後ろに横じわが寄ります。スカート自体の形が崩れたように見えるときも、原因はスカートではなく、タイツとの間に何も入っていないことにある場合が多いのです。
丈の選び方|スカートの裾から3〜5cm上
ペチコートの丈は、スカートの裾から3〜5cm上で終わるものを選びます。
| スカートの裾との差 | 起きること | 判断 |
|---|---|---|
| 0〜2cm | 座ると裾からのぞく | 長すぎる |
| 3〜5cm | のぞかず、裾近くまで滑る | ちょうどいい |
| 6〜10cm | 裾近くがタイツに張り付く | 少し短い |
| 10cmを超える | 膝から下がまとわりつく | 短すぎる |
**3cmより長いと、座ったときや階段を上るときに、裾からペチコートがのぞきます。**座るとスカートは前に引っぱられて上がりますが、ペチコートは一緒に上がらないことがあるからです。反対に5cmより短いと、スカートの裾近くの部分が直接タイツに触れて、そこから張り付きます。
3〜5cmの幅の中でどちらに寄せるかは、座る時間の長さで決めます。座っている時間が長い日に履くスカートなら5cm寄り、立っている時間や歩く時間が長い日なら3cm寄りにすると、それぞれの姿勢でのぞきにくく、まとわりつきにくくなります。
丈を測る|スカートの総丈から引く
ペチコートの丈を決めるには、スカートの総丈を測ります。
- スカートを平らに置く
- ウエストの上端から裾の端まで、まっすぐ測る
- その数字から3〜5cmを引く
| スカートの総丈 | 選ぶペチコートの丈 |
|---|---|
| 50cm(膝上) | 45〜47cm |
| 60cm(膝丈) | 55〜57cm |
| 70cm(ひざ下) | 65〜67cm |
| 80cm(ミモレ) | 75〜77cm |
| 90cm(ロング) | 85〜87cm |
ペチコートの丈は、ウエストのゴムの上端から裾までの長さで表示されていることが多いです。スカートのウエストと、ペチコートのウエストを同じ高さで履く前提で引き算をしてください。スカートを腰で履いて、ペチコートをウエストで履くと、ペチコートが数cm短くなります。
手持ちのスカートの丈がばらばらなときは、いちばんよく履く1枚に合わせます。ロングスカートが多いなら長め、膝丈が多いなら短めを1枚目にして、残りは2枚目で合わせます。
売り場ではペチコートの丈が数cm刻みでしか選べないこともあります。ちょうどの丈が無いときは、長いほうではなく短いほうを選んでください。少し短いペチコートはまとわりつきを止める力がわずかに落ちるだけですが、長いペチコートは裾からのぞいてしまい、その日は履けなくなります。
形の選び方|裾の広がりで、タイト型かフレア型か
ペチコートの形は、スカートの裾がどれだけ広がっているかで決めます。
| スカートの裾の幅 | 合う形 | 理由 |
|---|---|---|
| ウエストの1.2倍未満(タイト・ペンシル) | タイト型、スリット入り | 歩幅を邪魔しない |
| ウエストの1.2〜1.5倍(台形・Aライン) | タイト型か、少し広がる形 | 裾が軽く揺れる |
| ウエストの1.5〜2倍(フレア) | フレア型 | 裾の揺れについていく |
| ウエストの2倍を超える(たっぷりのフレア・ギャザー) | フレア型か、ペチパンツ | 脚の間に布が入り込む |
| プリーツ | フレア型 | ひだが開いたときに中が見えない |
スカートの裾の幅とウエストの幅は、平らに置いて測ります。裾の幅をウエストの幅で割った数字が1.5を超えたら、フレア型を選んでください。タイト型をフレアのスカートに入れると、裾が広がったときにペチコートの縁が見え、スカートの揺れも止めてしまいます。
裾の幅を測るときは、スカートの前と後ろを重ねて平らに置き、裾の端から端までを測ります。ウエストも同じように、平らに置いた幅を測ります。ギャザーやゴムのウエストは縮んだ状態で測ると小さく出るので、軽く伸ばして、履いたときに近い幅で測ってください。
タイトスカートとスリット
タイトスカートやペンシルスカートには、細身のタイト型のペチコートを合わせます。気をつけるのはスリットです。
| スカートのスリット | ペチコート | 確かめること |
|---|---|---|
| スリットなし | タイト型(スリットなしでも可) | 歩幅が取れるか |
| 後ろにスリット | 後ろにスリットのあるタイト型 | スリットの高さがスカートより低いか |
| 横にスリット | 横にスリットのあるタイト型か、ペチパンツ | 歩いたときに横から見えないか |
| 前にスリット | 前が開くタイト型か、ペチパンツ | 座ったときに前から見えないか |
ペチコートのスリットは、スカートのスリットより低い位置で止まっているものを選びます。ペチコートのスリットのほうが高いと、スカートのスリットから、ペチコートのスリットの端がのぞきます。反対に、スリットのないペチコートをスリットの深いスカートに入れると、スリットからペチコートの布が見えます。
フレア・プリーツ|裾の揺れについていく
裾の広がったスカートには、フレア型のペチコートを合わせます。
| スカート | ペチコートの形 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 軽いフレア | 裾が少し広がるフレア型 | スカートより広がりすぎない |
| たっぷりのフレア | 広めのフレア型 | 裾が重なってもたつかないか |
| 細かいプリーツ | フレア型 | ひだが開いたときに縁が見えないか |
| 粗いプリーツ | フレア型か、ペチパンツ | 大きく開くひだの奥が見えないか |
| ギャザー | フレア型 | 腰まわりで布が重なりすぎないか |
**プリーツは、歩くとひだが開いて、奥まで見えます。**ペチコートの色がスカートと離れていると、ひだの奥に違う色がちらつくので、プリーツの日は色を特にスカートに寄せてください。
フレア型のペチコートがスカートより広がっていると、スカートの裾の内側でペチコートが波打ち、スカートの形を崩します。ペチコートの裾の幅は、スカートの裾の幅より少し狭いくらいが目安です。
フレアのスカートは、歩くと裾が前後に揺れます。ペチコートがその揺れについていけないと、スカートの裾だけが揺れて、内側のペチコートが脚に沿ったまま止まり、スカートの裾の内側からペチコートの縁が見えることがあります。フレア型のペチコートは、スカートと一緒に揺れることで、外から見えなくなるのです。
ニットスカート|伸びる生地の下
ニットのスカートは、伸びる生地がタイツに張り付きやすく、座ると膝や後ろが伸びて形が残ることがあります。
| ニットスカート | ペチコート | 理由 |
|---|---|---|
| 細い編みで薄手 | タイト型、伸びる素材 | ニットと一緒に伸びて、線が出ない |
| 太い編みで厚手 | タイト型か、少し広がる形 | 編み目の凹凸がタイツに引っかかる |
| リブ編み | 伸びる素材のタイト型 | リブが体に沿うので、ペチコートも沿わせる |
| 裾の広がるニット | フレア型 | 裾の揺れを止めない |
ニットの下のペチコートは、少し伸びる素材を選びます。伸びないペチコートをリブのスカートの下に入れると、ニットが伸びようとしたときにペチコートが突っ張り、腰やお尻の位置にペチコートの線が出ます。
ニットのスカートは、座ったときに後ろが伸びやすい生地です。ペチコートを入れると、ニットが直接お尻や太ももに触れなくなるので、座ったあとの伸びも少し残りにくくなります。
ニットのスカートにペチコートを入れると、腰まわりの布が1枚増えます。体に沿うニットの場合は、ペチコートのウエストのゴムの段が上から見えないかを、横から鏡で確かめてください。段が見えるなら、平らなゴムのものに替えるか、ペチコートのウエストをスカートのウエストより少し下げて履きます。
ウエストの選び方|ゴムの幅と高さ
ペチコートのウエストは、スカートのウエストと同じ高さで履けるものを選びます。
| ウエストの作り | 合うスカート | 気をつけること |
|---|---|---|
| 細いゴム(1cm前後) | 薄手のスカート、体に沿うスカート | ゴムの線が響きにくい |
| 太いゴム(2〜3cm) | 厚手のスカート、ゴムのウエストのスカート | 締め付けが分散するが、厚みが出る |
| 平らなゴム | 体に沿うニットスカート | ゴムの段が出にくい |
| 浅めのウエスト | 腰で履くスカート | スカートの上にのぞかない |
| 深めのウエスト | ハイウエストのスカート | スカートのウエストより下がらない |
**ハイウエストのスカートに浅めのペチコートを合わせると、ペチコートの上端がスカートの中で止まって、腰の途中に線が出ます。**スカートのウエストの位置に合わせて、深さを選んでください。
体に沿うスカートの下には、細いゴムか平らなゴムのものが向きます。太いゴムは締め付けがやわらかい反面、厚みが出るので、薄手のスカートの上から段が見えることがあります。
ウエストの締め付けは、一日の終わりに感じ方が変わります。朝に履いたときはちょうどよくても、夕方になると気になることがあるので、初めて履く日は家で数時間過ごしてみると安心です。締め付けが気になるなら、ゴムの幅の広いものを選ぶと、同じ力でも当たりがやわらかくなります。
素材の選び方|タイツの上を滑るか
秋冬のペチコートは、何よりタイツの上を滑ることが大事です。
| 素材の手触り | タイツとの相性 | 向くスカート |
|---|---|---|
| つるりとした織り、光沢がある | よく滑る | ウール、ツイード、厚手のスカート |
| つるりとした織り、光沢が少ない | よく滑る | 薄手のスカート、淡い色のスカート |
| 少し伸びる、なめらかな編み | 滑る | ニットスカート |
| 綿の平らな織り | やや引っかかる | 素足やストッキングの日 |
| 毛足のある生地 | 張り付く | 秋冬のタイツの日には向かない |
手のひらで生地を軽くこすって、引っかからずにつるりと滑るかを確かめてください。売り場では、袋や表示を見なくても、この方法で大まかに分かります。素材表示で選ぶなら、キュプラやポリエステルの平らな織りのものが、タイツの上を滑りやすい傾向があります。
綿は肌触りがやわらかく、素足やストッキングの日には向きますが、タイツの日には生地どうしが引っかかりやすくなります。秋冬に1枚だけ持つなら、つるりとした織りのものを選んでください。
光沢のある素材は、薄い色のスカートの下で光が透けることがあります。淡い色のスカートには光沢の少ないものを、濃い色や厚手のスカートには光沢のあるものを、と分けておくと、見え方でも困りません。
静電気が起きやすい組み合わせ
乾燥する時期は、スカートとペチコートとタイツの組み合わせによって、静電気でまとわりつくことがあります。
| 組み合わせ | 起きやすさ | 替えるもの |
|---|---|---|
| ウールのスカート+化繊のタイツ | 起きやすい | ペチコートを間に入れる |
| 化繊のスカート+化繊のペチコート+化繊のタイツ | 起きやすいことがある | ペチコートの素材を替える |
| ウールのスカート+キュプラのペチコート | 起きにくい | このままでよい |
| 綿のスカート+綿のペチコート | 起きにくい | ただしタイツの上は滑りにくい |
**同じ種類の化繊ばかりが重なると、静電気でまとわりつくことがあります。**ペチコートを入れてもまとわりつきが止まらないときは、ペチコートの素材を替えてみてください。静電気が起きる仕組みと、服の組み合わせでの減らし方は服の静電気にまとめています。
色の選び方|白ではなく、スカートか肌に近い色
ペチコートの色は、スカートの色か、肌の色に近いものを選びます。
| スカート | ペチコートの色 | 理由 |
|---|---|---|
| 淡い色・薄い生地 | 肌に近いベージュ | 白は透けて輪郭が見える |
| 濃い色 | スカートに近い濃い色か黒 | 裾からのぞいても目立たない |
| 黒 | 黒 | 裾やスリットから見えても同じ色 |
| プリーツ・スリットのある服 | スカートに近い色 | ひだやスリットの奥が同じ色に見える |
| 柄のスカート | 柄の中でいちばん多い色 | 開いたときに柄になじむ |
**白いペチコートは、淡い色のスカートの下でかえって輪郭が見えます。**白は肌よりも明るいので、スカートの生地越しに、ペチコートの縁の線がくっきり浮きます。淡い色のスカートには、肌に近いベージュを選んでください。
濃い色のスカートには、ベージュよりもスカートに近い濃い色のほうが向きます。座ったときや風で裾が揺れたとき、裾からのぞいたのが濃い色なら、スカートの一部のように見えます。ベージュがのぞくと、そこだけ明るく目に入ります。
裾の始末|レース・折り返し・切りっぱなし
ペチコートの裾の始末によって、スカートの上から線が響くかどうかが変わります。
| 裾の始末 | 見え方 | 向くスカート |
|---|---|---|
| 細いレース | 縁が柔らかく、線が出にくい | 厚手のスカート |
| 幅の広いレース | 凹凸が透けて見えることがある | 濃い色で厚手のスカート |
| 細い折り返し | 平らで、線が出にくい | 薄手のスカート |
| 切りっぱなし | 段が出ない | 体に沿うスカート、ニット |
薄手や体に沿うスカートの日は、裾の始末が平らなものを選びます。レースの凹凸は、薄い生地の上から模様のように浮き出ることがあります。厚手のウールやツイードのスカートなら、レースがあっても響きません。
裾の始末は、売り場では見落としやすい部分です。袋に入っているときは、裾の写真や生地の端を見て、平らな折り返しか、レースか、切りっぱなしかを確かめてください。
ペチパンツを選ぶとき
ペチコートと同じ役目で、脚が左右に分かれたペチパンツという形もあります。
| 選ぶとき | 理由 |
|---|---|
| 裾の広いスカートで、脚を大きく動かす | 脚の間に布が入り、まとわりつきが減る |
| 自転車に乗る日 | 裾がめくれても、中が見えにくい |
| 前や横に深いスリットがある | 座ったときにスリットから脚が見えにくい |
| ワイドパンツやガウチョパンツの下 | パンツの内側がタイツに張り付かない |
| タイトなスカート | 股の部分が響くので向かない |
**ペチパンツは、裾の広い服の下でいちばん力を出します。**脚の間に布が入るので、歩いたときにスカートの前側が脚の間に入り込むのを防ぎます。反対に、タイトなスカートの下では、股の部分の縫い目がスカートの上から響きやすいので、ペチコートのほうが向きます。
ペチパンツの丈も、ペチコートと同じように、スカートの裾から3〜5cm上で終わるものを選びます。脚が分かれているぶん、歩くと裾が少し上がるので、迷ったら長めのほうでも構いません。ワイドパンツの下に履くときは、パンツの裾から10cm以上短いものにしておくと、座ったときにパンツの裾からのぞきません。
場面別の選び方
ここまでの選び方を、秋冬の場面ごとにまとめます。
| 場面 | 形 | 丈 | 素材と色 |
|---|---|---|---|
| ふだんの通勤 | スカートに合わせる | 裾から3〜5cm上 | 滑る素材、スカートか肌の色 |
| 式典・改まった席 | タイト型かフレア型 | 裾から3〜5cm上 | 光沢の少ない滑る素材、スカートの色 |
| 座敷に上がる会食 | フレア型か、ペチパンツ | 裾から5cm上 | 座ってものぞかない短めの丈 |
| 長く歩く日 | ペチパンツか、タイト型のスリット入り | 裾から3〜5cm上 | 滑る素材 |
| 自転車に乗る日 | ペチパンツ | パンツの裾がスカートに隠れる丈 | 滑る素材 |
座る時間の長い日は、丈を5cm上に寄せると、座ったときにのぞきません。座敷で正座をする日は、膝が前に出てスカートが大きく引っぱられるので、短めの丈が安心です。
式典や改まった席では、ペチコートが見えないことがいちばん大事です。光沢の強いものは、スカートの生地越しにわずかに光が透けることがあるので、光沢の少ないものを選び、色もスカートに寄せておくと、近くで見られても気になりません。
1〜2枚だけ持つなら
ペチコートを何枚も持つ必要はありません。手持ちのスカートに合わせて、1〜2枚を選びます。
| 持つ数 | 選び方 |
|---|---|
| 1枚 | いちばんよく履くスカートの丈に合わせた、滑る素材の肌色に近いもの |
| 2枚 | 1枚目に加えて、黒か濃い色のもの |
| 2枚(裾の広いスカートが多い) | 1枚目をフレア型、2枚目をペチパンツ |
1枚目は、肌に近いベージュで、タイツの上を滑る素材が最も使い回せます。淡い色のスカートにも濃い色のスカートにも合わせられ、裾からのぞいてもスカートとの差が目立ちにくい色です。
2枚目を足すときは、1枚目と違う働きをするものを選びます。同じ色と形を2枚持つより、色か形のどちらかを変えておくほうが、合わせられるスカートの幅が広がります。洗い替えが欲しいだけなら、1枚目と同じものを足しても構いません。
どちらとも取れるとき①|裏地はあるが、裾から少し短い
裏地が裾から5〜10cm上で終わっているスカートは、要るとも要らないとも取れます。
| 確かめること | 要らない | 要る |
|---|---|---|
| タイツを履いて歩いたとき | 裾が脚に巻きつかない | 裾が脚に巻きつく |
| 座って立ったとき | 後ろがすぐに落ちる | 後ろが張り付いたまま |
| 表の生地 | 厚手でつるりとしている | 薄手か、毛足がある |
一度タイツを履いて、家の中を10歩ほど歩いてみてください。**裾が脚に巻きつかなければ、そのスカートにペチコートは要りません。**巻きつくなら、裏地より下まで届く丈のペチコートを足します。
裏地の下に重ねるときは、ペチコートの丈を裏地の終わりより5cm以上長くしておきます。裏地とペチコートの縁が同じ高さに並ぶと、2枚の縁が重なって、薄いスカートの上から段になって見えることがあるからです。
どちらとも取れるとき②|タイトとフレアの中間
台形やAラインのスカートで、裾の幅がウエストの1.4〜1.6倍のあたりにあるときは、生地の厚さで決めます。
| 生地 | 選ぶ形 | 理由 |
|---|---|---|
| 厚く、張りがある | タイト型 | スカートの形が生地で保たれるので、中は細くてよい |
| 薄く、落ち感がある | フレア型 | 裾が揺れるので、ペチコートも揺れに沿わせる |
| 中くらい | 少し広がる形 | どちらにも寄せられる |
張りのある生地は、スカートの形がペチコートに左右されにくいので、細いタイト型で十分です。落ち感のある生地は、ペチコートの形がそのままスカートの形に出るので、スカートと同じ広がり方のものを選んでください。
どちらとも取れるとき③|ペチコートかペチパンツか
フレアのスカートで、ペチコートとペチパンツのどちらにも取れるときは、その日の動き方で決めます。
| その日の動き | 選ぶもの |
|---|---|
| 座っている時間が長い | ペチコート |
| 歩く距離が長い | ペチパンツ |
| 階段や乗り降りが多い | ペチパンツ |
| 椅子に浅く腰かけることが多い | ペチコート |
| 床に座る場面がある | ペチパンツ |
歩幅が大きくなる日はペチパンツ、座る日はペチコートと覚えておくと迷いません。どちらか1枚しか持っていないなら、手持ちのスカートの裾の幅で、多いほうの形に合わせて選んでください。
決めかねる日は、ペチパンツのほうが失敗が少ない選び方です。座っている時間が長くても、ペチパンツが困るのは股の縫い目が響くタイトなスカートの日くらいで、フレアのスカートの下ならほとんど気になりません。
試すときの確かめ方|歩く・座る・階段
ペチコートを選んだら、出かける前に3つの動きで確かめます。
| 動き | 見るところ | 合わないとき |
|---|---|---|
| 10歩歩く | 裾が脚に巻きつかないか | 素材か丈を見直す |
| 椅子に座る | 裾からペチコートがのぞかないか | 丈を短く |
| 階段を1段上がる | 後ろの裾からのぞかないか | 丈を短く |
| 座って立つ | 後ろが張り付いたままにならないか | 滑る素材に替える |
| 横から鏡で見る | 腰やお尻にペチコートの線が出ていないか | ウエストか裾の始末を見直す |
**3つの動きで何も起きなければ、そのペチコートとスカートの組み合わせは合っています。**合わない点が出たら、表の右の列の1つだけを替えて、もう一度試してください。
試すときは、その日に履くタイツも一緒に履いてください。ストッキングと厚手のタイツでは、まとわりつき方が大きく違います。秋のうちはストッキングで問題がなくても、冬にタイツへ替えた日に、同じ組み合わせで張り付くことがあります。タイツに替えた最初の日に、もう一度歩いて確かめておくと安心です。
まとめ|スカートを裏返すところから
- スカートを裏返して、裏地が裾から5cm以内まで届いていれば、ペチコートは要らない
- 丈は、スカートの総丈から3〜5cmを引いた長さ
- 裾の幅がウエストの1.5倍未満ならタイト型、それ以上ならフレア型
- 秋冬は、手のひらでこすってつるりと滑る素材
- 色は白ではなく、スカートの色か肌に近いベージュ
- 裾の広いスカートで脚を大きく動かす日は、ペチパンツ
- 選んだら、歩く・座る・階段の3つで確かめる
**今夜、明日履くスカートを裏返してみてください。**裏地の終わる位置を見れば、ペチコートが要るか、要るならどの丈かが、その場で決まります。
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よくある問い
- Q. ペチコートは何cmの丈を選べばいいですか
- スカートの裾から3〜5cm上で終わる丈が目安です。スカートのウエストから裾までの長さを測り、そこから3〜5cmを引いた数字が、選ぶペチコートの丈になります。3cmより長いと、座ったときや階段を上るときに裾からのぞきます。5cmより短いと、スカートの裾近くがタイツにまとわりつきやすくなります。
- Q. 裏地のあるスカートにもペチコートは要りますか
- 裏地が裾から5cm以内まで届いていれば、ほとんどの場合要りません。裏地がスカートの途中、たとえば膝の上で終わっているときは、その下の部分がタイツにまとわりつくことがあります。その場合は、裏地の終わりより下まで届く丈のペチコートを足してください。
- Q. タイツを履くとスカートがまとわりつきます
- タイツとスカートの生地がこすれて張り付いている状態です。間にタイツの上を滑る素材のペチコートを1枚入れると、スカートがタイツに直接触れなくなり、まとわりつきが減ります。手のひらでこすってみて、引っかからずにつるりと滑る織りのものを選んでください。毛足のある生地や、ざっくりした編みの生地は、かえって張り付くことがあります。
- Q. ペチコートとペチパンツは、どちらを選べばいいですか
- スカートの裾が広く、脚を大きく動かす日や、自転車に乗る日はペチパンツ、タイトなスカートや、座っている時間の長い日はペチコートが向きます。ペチパンツは脚が左右に分かれているので、広い裾の中で脚どうしの間に布が入り、まとわりつきを防ぎます。タイトなスカートの下に入れると、股の部分が響くことがあるので、細い形のスカートにはペチコートを選んでください。
— メグラシ編集部





