冬の部屋着が寒い|冷えるのが足元か背中かで厚くする1枚を変える

**冬の部屋着が寒いときは、上を厚くする前に、冷えている場所を1つに絞ってください。**座って10分たったとき、最初に「冷たい」と気になった場所がそれです。足元、背中や腰、首や手首。どこかによって、厚くする1枚が変わります。
足元が冷える人は、ズボンの裾と足首を塞ぎます。背中や腰が冷える人は、座ったときに上下の服の境目が開いていないかを見ます。首や手首が冷える人は、服の開いた口を塞ぎます。冷える場所以外をどれだけ厚くしても、寒さはほとんど減りません。
足元も背中も冷える人は、床に近いほうから先に塞いでください。床から上がってくる冷えは、上半身を厚くしても止まらないからです。この順番で、手持ちの服を1週間組み替えてみて、それでも足りない場所だけを買い足します。部屋着の枚数は部屋着は何枚あればいいに、サイズはルームウェアのサイズの選び方に分けてあります。
結論:冷える場所が違えば、厚くする1枚が違う
部屋着の寒さは、全身が均等に寒いことはあまりありません。どこか1か所から冷えが始まって、そこから全体が寒く感じます。
| 最初に冷える場所 | 原因になりやすいところ | 厚くする1枚 |
|---|---|---|
| 足元・足首 | 床の冷え、短いズボンの裾 | 厚手の靴下、足首まで覆うズボン |
| 背中・腰 | 座ると上の裾が上がり、上下の間が開く | 丈の長い肌着、腰まで隠れる上 |
| 首・手首 | 開いた襟ぐりと袖口 | 首の詰まった肌着、袖口の締まった上 |
**上の厚さは、この表の外にあります。**場所を塞いでも全体が寒いとき、初めて上を厚くします。
冷える場所の見つけ方|座って10分後に確かめる
立っているときと座っているときでは、冷える場所が違います。部屋で過ごす時間の大半は座っているので、確かめるのは座ったときです。
いつもの部屋着を着て、いつもの場所に座り、10分そのまま過ごしてください。スマートフォンを見ていても構いません。10分たったら、手のひらで足首、腰の後ろ、首の後ろの順に触ります。
いちばん冷たかった場所が、あなたの冷える場所です。手のひらで差が分からないときは、服の上から腰の後ろに手を入れて、肌が出ていないかを確かめてください。背中や腰が冷える人の多くは、ここで肌に直接触れます。
足元が冷える人|床に素足で10秒立つ
足元から冷える人は、家の床が冷えていることが多いです。素足で床に10秒立ってみて、冷たさがはっきり分かるなら、部屋着の問題は足元にあります。
まず、ズボンの裾を見ます。座ったときに裾が上がって、くるぶしより上まで肌が出ているなら、ズボンが短いか、裾が広すぎて上がりやすいかのどちらかです。座っても足首が隠れる長さか、裾にゴムやリブが付いて足首で止まるものに替えてください。
次に、靴下です。部屋で素足か薄い靴下の人は、厚手の靴下にするだけで変わります。床に足の裏をつけて座る時間が長い人は、足の甲まで覆うルームシューズも効きます。
足元の冷えは、上を何枚重ねても止まりません。上半身が暑いのに足が冷たいと感じるなら、足元から手を付けてください。
背中・腰が冷える人|座ると上下の境目が開く
背中や腰が冷える人は、立っているときは寒くないのに、座ると寒くなります。座ると背中が丸くなり、上の裾が上がって、ズボンのウエストとの間が開くからです。
確かめ方は、座って前かがみになり、腰の後ろに手を回すことです。肌に手が触れたら、そこが冷えの入り口です。
塞ぎ方は2つあります。1つは、丈の長い肌着をズボンの中に入れることです。肌着の裾をウエストより10cm以上下まで入れておくと、前かがみになっても抜けません。もう1つは、上を腰まで隠れる丈にすることです。立って裾がお尻の半分ほどにかかる丈なら、座っても腰が出にくくなります。
スウェットの上下で過ごす人は、上の裾にリブが付いていると、座ったときにリブが腰の上で止まって上がりやすくなります。この場合は、上の丈を長くするより、肌着を入れるほうが早く効きます。
首・手首が冷える人|開いた口を塞ぐ
首の後ろや手首が冷える人は、服の口が開いていて、そこから温まった空気が逃げています。
首は、襟ぐりが広い部屋着ほど冷えやすくなります。首の付け根の骨が見えるくらい開いているなら、首の詰まった肌着を下に着るか、ネックウォーマーを部屋でも使ってください。上を首の詰まったものに替えるより、下で塞ぐほうが、寝るときに外しやすく楽です。
手首は、袖口が広いものや、袖を上げて過ごす癖がある人に冷えが出ます。袖口にリブがあって手首で止まるものなら、作業をしても袖が落ちてきません。手を使う作業が多い人は、袖口の締まったものを選んでください。
床が冷える家と、窓が冷える家
冷える場所は、体だけでなく家の作りでも分かれます。自分の家がどちらに寄っているかで、先に手を付ける場所が変わります。
床が冷える家は、一階の部屋や、床に断熱の入っていない部屋に多く、足元から冷えが上がってきます。床に座る、ソファに足を下ろす過ごし方の人ほど、この冷えを受けます。足元を先に塞いでください。
窓が冷える家は、窓が大きい部屋や古い窓の部屋に多く、窓に近い側の肩や背中が冷えます。座る場所が窓から1m以内なら、背中側に冷えた空気が降りてきます。部屋着を変える前に、窓から1m離れた場所に座れないかを試してください。座る場所を変えられないなら、背中を覆う丈の長い羽織りを部屋着の上に重ねます。
スウェットの部屋着が寒いときは裏地を見る
スウェットで過ごしているのに寒い人は、裏地を確かめてください。同じスウェットでも、裏が輪っか状のループになっているものと、毛羽立たせてあるものでは暖かさが違います。
裏がループのままのものは、汗を吸って乾きやすい代わりに、空気を含む量が少なく、冬の部屋では寒く感じやすくなります。裏が毛羽立っているものは、空気を含むので暖かい一方で、乾くのに時間がかかります。
裏を指でなでてみて、輪っかが指にかかるならループ、ふわっとした毛が指に触れるなら毛羽立てたものです。寒いのがスウェットのせいなら、上下のうち冷える場所に近いほうだけを毛羽立てたものに替えてください。上下両方を替える必要はありません。
もこもこ素材は、場所を塞いでから選ぶ
毛足の長いもこもこした部屋着は、着た瞬間に暖かく感じます。ただ、冷える場所が足首や腰の隙間なら、もこもこにしても隙間は残ります。
もこもこ素材には、乾くのに時間がかかる、こすれる所に毛玉ができやすい、乾いた部屋で静電気が起きやすい、という性質もあります。洗い替えを考えると、1枚で回すのは難しい素材です。
先に冷える場所を塞いで、それでも全体が寒いとき、上か下のどちらか1枚だけをもこもこにするのが、扱いやすい使い方です。
座りっぱなしの日と、動き回る日
同じ部屋着でも、過ごし方で寒さが変わります。在宅で仕事をする日や、長く座って本を読む日は、体が動かない分だけ冷えます。家事で動き回る日は、体が温まって、座りっぱなしの日と同じ部屋着では暑くなります。
座りっぱなしの日は、足元と腰を塞いだうえで、膝にかける1枚を手元に置いてください。動き回る日は、上を1枚減らして、座ったときにだけ羽織るものを近くに置きます。
同じ部屋着を一日中着るより、上に1枚を足し引きできるようにしておくほうが、寒い日も暑い日も同じ服で過ごせます。在宅で仕事をする日の上半身の選び方は在宅勤務の部屋着にまとめています。
足元も背中も冷えるときの順番
いちばん迷うのは、足元も背中も冷えていて、どちらが先か分からないときです。この場合は、床に近いほうから塞ぎます。
順番はこうです。まず足首を塞ぎます。厚手の靴下と、座っても足首が隠れるズボンです。その状態で座って10分過ごし、もう一度足首と腰の後ろを触ります。
足首を塞いだだけで腰の冷えが気にならなくなる人がいます。足元から上がってくる冷えが、腰まで冷やしていたからです。この人は、腰のほうは何もしなくて構いません。
足首を塞いでも腰が冷たいままなら、次に腰を塞ぎます。肌着を入れるか、上を長い丈にするかです。それでも寒ければ、最後に首と手首を見ます。
**下から順に1か所ずつ塞いで、そのたびに10分座って確かめる。**同時に全部を変えると、どれが効いたのか分からず、要らないものまで買うことになります。
寝るときまで同じ服で過ごす人
部屋着のまま寝る人は、部屋で過ごすときと寝るときで、冷える場所が変わります。寝ているときは床の冷えが届かないので、足元より肩や首が冷えやすくなります。
部屋で過ごすときに厚手の靴下を履いていた人は、寝るときに外して構いません。代わりに、肩が布団から出て冷えるなら、首の詰まった肌着を下に着ておくと、そのまま寝られます。
寝るときに足が冷たくて眠れない人は、靴下を履いたままにするより、足首まで覆うズボンの裾を確かめてください。寝返りで裾が上がっているなら、裾にリブやゴムのあるものに替えるほうが、足先を締め付けずに済みます。パジャマのズボンの選び方はパジャマの選び方にあります。
買い足す前に、手持ちで1週間試す
新しい部屋着を買う前に、手持ちの服で冷える場所を塞いでみてください。丈の長い肌着、厚手の靴下、ネックウォーマー、膝にかける1枚。この4つのどれかで、たいていの冷えは手当てできます。
1週間試して、塞いだ場所がちゃんと温まるなら、買い足すのはその場所に合った1枚だけで足ります。上下をそろえて替える必要はありません。
1週間たっても寒さが変わらないなら、そのときに上下の厚さを見直します。冷える場所を絞ってから選ぶと、暖かい部屋着を買ったのに寒い、ということが起きにくくなります。
よくある問い
- Q. 部屋着を厚手にしたのに寒いのはなぜですか
- 厚くした場所と、冷えている場所がずれているからです。多いのは、上を厚手のスウェットにしたのに、座ると裾が上がって腰が出ている場合と、ズボンの裾が短くて足首が床の冷えに触れている場合です。座って10分たったときに最初に冷たいと感じる場所を確かめて、そこを塞ぐ1枚を足してください。上の厚さは、それからで間に合います。
- Q. もこもこした素材の部屋着は暖かいですか
- 空気を多く含むので、着た瞬間は暖かく感じます。ただ、毛足の長い素材は乾くのに時間がかかり、こすれる所に毛玉ができやすく、乾いた部屋では静電気も起きやすくなります。寒さの原因が足元や腰の隙間なら、もこもこにしても寒さは残ります。先に冷える場所を塞いで、それでも全体が寒いときに選ぶ素材です。洗い替えの枚数も合わせて考えてください。
- Q. 暖房をつけているのに部屋着だと寒いです
- 暖かい空気は天井の側にたまるので、床に座る人や、ソファで足を下ろしている人は、部屋の温度計の数字より冷たい空気の中にいます。床に素足で10秒立って、冷たさがはっきり分かるなら、部屋着の問題は足元です。厚手の靴下か、足首まで覆う長さのズボンに替えるだけで変わります。窓際に座っているなら、窓から1m離れた場所に移るだけでも違います。
— メグラシ編集部





