パンストのデニールの選び方|同じ数字で差が出る光沢・つま先・腰の表示

**手持ちのパンストの袋が残っていたら、裏返して表示を見てください。**デニールの数字のほかに、いくつ書いてありますか。
パンストを選ぶとき、数字は場面と朝の気温で決め、見え方は袋の裏の表示で整える。この順番にすると、「同じ20なのに前の1足と違う」がほぼ起きなくなります。デニールは糸の太さの目安で、透け方の大まかな段を決めるものです。ただ、同じ数字でも、光沢があるか、どう編まれているか、脚のどこで厚さが変わるかで、履いたときの見え方は1段ほど動きます。
タイツ側の数字の目安はタイツのデニール数の目安、20〜50の薄い帯の違いは25デニール・40デニール・50デニールタイツの違い、色の選び方はストッキングの色の選び方にあります。この記事は、数字を決めたあとの表示の読み方です。
結論|数字は場面で、見え方は表示で決める
| 決める順 | 見るもの | 決め方 |
|---|---|---|
| 1 | デニール | 場面と朝の気温で15〜40のどこかに決める |
| 2 | 光沢かマットか | 膝や脛を白く光らせたくないならマット |
| 3 | 編み方 | 締め付けの強さと、糸の見え方で選ぶ |
| 4 | 足型 | 太ももから足首まで同じ厚さか、上が厚いか |
| 5 | つま先 | 靴の甲の深さで、補強ありか、つま先まで薄いかを選ぶ |
| 6 | 腰の切り替え | スカートの素材とウエストの位置で選ぶ |
| 7 | かかと | 靴を脱ぐ場面があるかで選ぶ |
**1番目だけで買うと、2番目以降はその袋に書いてあるものを受け取ることになります。**それで見え方が合わなかったとき、数字のせいだと思って数字を上げ下げすると、さらに迷います。数字は1番目で止めて、見え方の調整は2番目以降でする、と分けてください。
7つ全部を毎回確かめる必要はありません。最初の1足だけ7つを見て、合ったら、次からは同じ表示のものを選ぶだけで済みます。
まず数字を決める|場面と朝の気温
パンストの帯は、おおよそ15〜40デニールです。その中で、場面と朝の気温から数字を決めます。
| 場面 | 朝の気温が15度以上 | 朝の気温が15度未満 |
|---|---|---|
| 結婚式・式典 | 15〜20 | 20。会場までは上に重ねる |
| 弔事 | 20〜30の黒 | 30の黒 |
| 面接・改まった訪問 | 20 | 20〜30 |
| ふだんの仕事 | 20〜30 | 30〜40 |
| 学校行事・参観 | 20〜30 | 30〜40 |
| 外を長く歩く日 | 30 | 40 |
| 休日 | 好みで | 40か、タイツに替える |
**式と弔事だけは、寒くても数字を上げすぎない。**改まった場面では、肌の色が脚にほどよく残っていることが前提になっていることが多いからです。寒さは、会場までの移動を上に重ねるもので受け止めます。弔事の黒の濃さについては礼服のストッキングは何デニールに詳しくまとめています。
ふだんの日は、朝の気温と外にいる時間で動かしてください。10月に入ると、朝は15度を下回る日が増えます。朝に家を出る時間が早い人ほど、30以上の日が多くなります。
数字は、その日の中でいちばん長くいる場所に合わせるのが基本です。朝の数十分の寒さのために数字を上げると、日中の室内で暑く感じたり、思ったより脚が濃く見えたりします。移動の間の寒さは上に重ねるもので受け止め、数字は室内で過ごす時間に合わせると、一日を通して見え方も履き心地も安定します。
同じ数字でも透け方が変わる3つの表示
数字が同じでも、次の3つの表示が違うと、履いたときの透け方が1段ほど動きます。
| 表示 | 透けて見える方向 | 濃く見える方向 |
|---|---|---|
| 光沢 | 光沢あり(膝と脛が白く光る) | マット(肌になじむ) |
| 編み方 | ノンサポート(糸が細く均一) | サポート(糸が太めに見える) |
| 足型 | 太ももから足首まで同じ | 上が厚く、下に向けて薄い |
**3つのうち2つが透ける側にそろうと、20デニールでも15に近い見え方になります。**反対に、3つとも濃い側にそろうと、20でも25〜30に近くなります。
前の1足と見え方が違うと感じたら、まずこの3つを見比べてください。数字が同じで、この3つのどれかが違っていれば、それが見え方の差の理由です。
売り場では、袋の表に大きく書かれた数字と色に目が行きます。光沢や足型は、袋の裏の小さな文字や図に書かれていることが多く、見落としがちです。だからこそ、同じ数字を選んだつもりでも、袋ごとに見え方が違うということが起きます。3つの表示を確かめる習慣をつけるだけで、買ってからの「思っていたのと違う」はかなり減ります。
光沢かマットか|照明の下で数字が1段動く
光沢のあるパンストは、糸の表面が光を返すので、膝や脛のように脚が前に出ている場所が白く光ります。光っている場所は肌の色が見えにくくなり、脚の中で明るさの段ができます。
| 光沢 | 見え方 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 強い光沢 | 脚の前側が白く光り、華やか | 夜の会食、写真を撮る場 |
| 控えめな光沢 | 光が柔らかく、肌の色も残る | 式典、ふだんの仕事 |
| マット | 光らず、素足に近い | 弔事、面接、昼の行事 |
**蛍光灯の下では、光沢は実際より強く出ます。**職場の照明が白く明るい人は、売り場で見たときより一段控えめな光沢を選ぶと、膝だけが白く浮きにくくなります。
弔事の黒は、光沢のないものが基本です。光沢のある黒は、光の当たる場所が灰色に見えて、黒の面が途切れて見えます。
光沢の強さは、袋の表示だけでは分かりにくいこともあります。売り場で袋の中身が見えるなら、袋を斜めに傾けて、中の生地が光を返すかどうかを見てください。光の筋がはっきり走るものは光沢が強め、ぼんやり明るくなる程度なら控えめ、ほとんど変わらなければマットです。
編み方の表示|サポートとノンサポート
袋の表示に「サポート」と書かれているものは、脚を包む力が強めに編まれています。何も書いていないか、ノンサポートと書かれているものは、包む力が弱めです。
| 編み方 | 履いたときの感じ | 見え方 |
|---|---|---|
| サポート(強め) | 脚をしっかり包む | 糸が太めに見え、同じ数字でもやや濃い |
| サポート(弱め) | 軽く包む | 中間 |
| ノンサポート | 締め付けが少ない | 糸が細く均一に見え、薄く見える |
締め付けの強さは、好みと一日の過ごし方で決めてください。**締め付けが苦手な人がサポートを選ぶと、夕方に腰や足首が気になって、見え方より履き心地のほうが先に気になります。**見え方を薄くしたいときも、ノンサポートが向きます。
サポートを選ぶ理由が「たるむから」なら、先にサイズを見直してください。サイズが合っていれば、ノンサポートでも足首や膝にしわは寄りにくくなります。サイズの読み方はタイツ・ストッキングのサイズの選び方にまとめています。
糸の表示|伸びる糸の割合
袋の裏の素材表示には、ナイロンと、伸びる糸(ポリウレタン)の割合が書いてあります。
| 伸びる糸の割合 | 履いたときの感じ | 見え方 |
|---|---|---|
| 5%未満 | 伸びは少なめ | 膝や足首にしわが出やすい |
| 5〜15% | ほどよく伸びる | 多くのパンストがこの帯 |
| 15%を超える | よく伸びて戻る | 表面がなめらかに見える |
**伸びる糸が多いほど、膝を曲げ伸ばししたあとも形が戻りやすくなります。**長く座る仕事の日や、立ったり座ったりが多い日は、割合が高めのものを選ぶと、夕方に膝の後ろがたるみにくくなります。
ただし、伸びる糸の割合が高いものは、締め付けも少し強く感じられることがあります。編み方の表示とあわせて見てください。
素材表示は、袋の裏の下のほうに小さく書かれていることが多い部分です。割合の数字が書かれていない袋もありますが、その場合は、袋の中の生地を指で軽く引っ張ってみて、すぐに戻るかどうかで伸びやすさの見当をつけられます。
足型の表示|上下で厚さが変わるか
パンストには、太ももから足首まで同じ厚さで編まれたものと、太ももが厚く、足首に向けて薄くなるものがあります。後者は、袋に厚さの段や色の濃淡の図が描かれていることが多いです。
| 足型 | 見え方 | 合うとき |
|---|---|---|
| 上から下まで同じ厚さ | 脚全体が同じ明るさ | 膝丈のスカート、改まった場面 |
| 上が厚く、下が薄い | 太ももが濃く、足首が薄い | ロングスカート、パンツの下 |
| 腰まわりだけ厚い | 脚は同じ、腰だけ濃い | 薄いスカートで腰の切り替えを見せたくない |
上下で厚さが変わるものを膝丈のスカートで履くと、座ったときに太ももの濃い部分が見えて、脚の途中で明るさが変わります。膝丈以上のスカートの日は、上から下まで同じ厚さのものを選んでください。
上下で厚さが変わるものは、パンツの下に履く日には便利です。パンツの中では太ももが見えないので、太ももの厚さは寒さ対策として働き、足首は薄く、靴を履いたときに足元がすっきり見えます。スカートの日とパンツの日で使い分けると、1足がそれぞれの日でいちばん合う働き方をします。
つま先の表示|補強か、つま先まで同じ薄さか
つま先の作りは、靴を履いたときに見えるかどうかで選びます。
| つま先 | 見え方 | 合う靴 |
|---|---|---|
| つま先補強あり | つま先だけ色が濃く、線が入る | 甲の深い靴、スニーカー、ブーツ |
| つま先まで同じ薄さ | 指先まで肌の色が均一 | 甲の浅いパンプス、つま先の開いた靴 |
| つま先の縫い目が平ら | 縫い目が目立たない | 先の細い靴 |
**甲の浅いパンプスを履く日は、つま先補強の線が靴の縁からのぞくことがあります。**式典や面接でパンプスを履く日は、つま先まで同じ薄さのものにしておくと、足元に余計な線が出ません。
反対に、毎日歩く通勤には補強のあるもののほうが、つま先の穴あきが起きにくくなります。場面で使い分けるなら、通勤用と式用で別のものを持っておくと迷いません。
つま先まで同じ薄さのものは、補強のあるものより穴が開きやすい傾向があります。式の日に履くなら、出かける直前に履き、移動中は別の靴を履いて会場で履き替えるなど、つま先に負担のかかる時間を短くすると長持ちします。
腰の切り替えの表示|パンティ部があるか
パンストの腰まわりには、脚と同じ薄さのまま続くものと、腰の部分だけ厚く編まれた「パンティ部」があるものがあります。
| 腰まわり | 見え方 | 合うスカート |
|---|---|---|
| パンティ部あり | 腰で厚さの段ができる | 裏地のあるスカート、パンツ |
| 腰まで同じ薄さ | 段ができない | 薄手やタイトなスカート、スリットのある服 |
| 浅めのウエスト | ウエストの位置が低い | 腰で履くボトムス |
| 深めのウエスト | おへその上まで届く | 高い位置で履くボトムス |
**スリットのあるスカートや、座ると裾が上がる短めのスカートでは、パンティ部の段が見えることがあります。**その日は腰まで同じ薄さのものを選んでください。
ウエストの位置は、ボトムスを履く位置と合わせます。深めのウエストのパンストを、腰で履くボトムスと合わせると、パンストの上端がボトムスの上にのぞきます。
パンティ部のあるものは、腰まわりの生地が厚いぶん、上から重ねる下着の線が響きにくいという面もあります。裏地のあるスカートやパンツの日なら段は見えないので、どちらを選んでも構いません。段が見えるかどうかは、スカートの素材と丈だけで決まると考えてください。
かかとの表示|かかとがあるか
かかとの形が編み込まれているものと、かかとの無い筒状のものがあります。
| かかと | 履いたときの感じ | 合うとき |
|---|---|---|
| かかとあり | 足に沿って、ずれにくい | ふだんの日、長く歩く日 |
| かかとなし | どの向きでも履ける | サイズ選びが簡単、短時間の場面 |
| かかとの線が目立たない | 靴を脱いだときに線が見えない | 座敷に上がる日、靴を脱ぐ場面 |
靴を脱ぐ場面がある日は、かかとの線が目立たないものを選ぶと、足元を見られても気になりません。法事や座敷での会食のように、靴を脱いで座る時間が長い日に向きます。
かかとの無い筒状のものは、どの向きで履いても同じ形になるので、急いでいる朝には便利です。ただ、足の形に沿わないぶん、長く歩くとかかとの位置で生地が余ってずれることがあります。歩く時間が長い日は、かかとありを選ぶほうが一日を通して落ち着きます。
伝線しにくい表示|編み目の形
袋に「伝線しにくい」と書かれたものは、編み目の形が工夫されていて、穴が開いても線が長く走りにくくなっています。
| 表示 | 特徴 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 表示なし | ふつうの編み目 | 引っかけると長く走る |
| 伝線しにくい | 穴が広がりにくい | 見た目がわずかにマットになることがある |
伝線しにくい編み方は、近くで見ると編み目がわずかに見えることがあります。式典で近くから見られる日は、伝線しにくい表示より、見え方を優先して選び、替えを1足持っていくほうが安心です。
ふだんの仕事や通勤のように、多少の編み目の見え方より、穴が開いたときに広がらないことのほうが助かる日は、伝線しにくい表示を選んでください。替えを持ち歩かなくても一日を過ごせることが多くなります。
色の表示と、数字の関係
同じデニールでも、色によって見え方が変わります。
| 色 | 数字が同じときの見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 肌に近いベージュ | 数字のとおりに見える | 基準にする色 |
| 肌より明るいベージュ | 脚が白っぽく浮く | 数字を下げると浮きが小さくなる |
| 肌より暗いベージュ | 脚が締まって見える | 数字を上げると濃く見えすぎる |
| 黒 | 同じ数字でも一段濃く見える | 弔事は20〜30、ふだんは好みで |
| グレー | 黒より軽く、ベージュより濃い | 光沢を控えると落ち着く |
**黒は、同じ数字でもベージュより一段濃く見えます。**ふだんベージュで30を履いている人が黒にするなら、25前後で同じくらいの透け方になります。色の決め方はストッキングの色の選び方で、肌との明るさの差から選ぶ手順を紹介しています。
靴で変わる、選ぶ表示
合わせる靴で、気にしておく表示が変わります。
| 靴 | 気にする表示 | 理由 |
|---|---|---|
| 甲の浅いパンプス | つま先・かかと | 靴の縁からつま先とかかとが見える |
| ローファー | 光沢 | 甲が見えにくいので、脛の光り方が目に入る |
| ショートブーツ | 足型 | ブーツの上の脚の明るさがそろうか |
| スニーカー | つま先補強・伸びる糸 | 歩く距離が長く、穴が開きやすい |
| 靴を脱ぐ場面 | かかと・つま先 | 足全体が見える |
靴が変わると、脚のどこが見えるかが変わります。見える場所の表示だけを気にすればよいと考えると、確かめることが少なくて済みます。
ショートブーツの日は、ブーツの中に隠れる足首から下は気にしなくてよく、ブーツの上に出る脛から上の見え方だけを考えます。上下で厚さが変わるものだと、ブーツの上端あたりで明るさが変わって見えることがあるので、同じ厚さのものにしておくと、脚が一続きに見えます。
スカートの丈で変わる、選ぶ表示
スカートの丈によって、脚のどの部分が見えるかが変わります。
| スカートの丈 | 見える脚 | 気にする表示 |
|---|---|---|
| 膝上 | 太ももの下から足先まで | 足型・腰の切り替え |
| 膝丈 | 膝から足先まで | 光沢(膝が光るか) |
| ひざ下〜ミモレ | 脛から足先まで | 光沢・つま先 |
| ロング | 足首から足先まで | つま先・かかと |
| パンツ | 座ったときの足首 | ほとんど気にしなくてよい |
膝丈のスカートでは、膝が脚のいちばん前に出るので、光沢があるとそこだけが白く光ります。膝丈の日はマットか、控えめな光沢にしておくと、膝が目立ちにくくなります。
場面別の組み合わせ早見
ここまでの表示を、場面ごとにまとめると次のようになります。
| 場面 | デニール | 光沢 | つま先 | 腰 |
|---|---|---|---|---|
| 結婚式・式典 | 15〜20 | 控えめ | つま先まで同じ薄さ | 同じ薄さ |
| 弔事 | 20〜30の黒 | マット | どちらでも | どちらでも |
| 面接 | 20 | マット | つま先まで同じ薄さ | どちらでも |
| ふだんの仕事 | 20〜30 | 控えめかマット | 補強あり | どちらでも |
| 外を歩く日 | 30〜40 | マット | 補強あり | パンティ部あり |
| 夜の会食 | 15〜20 | 控えめな光沢 | 靴に合わせて | 同じ薄さ |
**同じ人でも、場面ごとに選ぶ表示が違います。**1足ですべての場面をまかなおうとすると、どこかで見え方がずれます。場面の数に合わせて2〜3種類を持つほうが、毎朝の迷いが減ります。
袋の裏で見る順番
売り場で袋を手に取ったら、次の順に見ます。
- デニールの数字が、決めた数字と合っているか
- 光沢かマットか
- つま先の作り(補強の線があるか)
- 腰の切り替え(パンティ部があるか)
- かかとがあるか
- サイズの表で、身長とヒップが範囲の真ん中に入るか
**表に大きく書いてあることだけで選ばない。**裏の図には、つま先と腰の作りが描かれていることが多く、そこを見るだけで、靴やスカートとの相性がおおよそ分かります。
表の目立つところにはデニール・色・光沢の有無、裏の図には足型・つま先・腰の切り替え、裏の小さな表にはサイズの範囲、その下に素材の割合が書かれていることが多いです。最初の何回かは時間がかかっても、順番を決めて見ていくうちに、袋を裏返して数秒で必要なところが読めるようになります。
手持ちの合う1足と比べて買う
いちばん確実なのは、手持ちで見え方が気に入っている1足の袋と、新しく買う袋を並べることです。
| 比べる表示 | 違っていたら |
|---|---|
| デニール | 数字の差の分だけ透け方が動く |
| 光沢 | 膝と脛の光り方が変わる |
| 編み方 | 締め付けと糸の見え方が変わる |
| 足型 | 太ももと足首の明るさの差が変わる |
| つま先 | 靴の縁から見えるものが変わる |
| 腰の切り替え | スカートの下の段の有無が変わる |
**違う箇所を1つだけにして買う。**2つ以上違うと、見え方が変わったときに、どの表示のせいかが分からなくなります。1つだけ違うものを試して、合えば次からそれを基準にします。
基準にした1足の表示は、スマートフォンで袋の裏を撮っておくと便利です。売り場で迷ったときに写真と見比べれば、違う箇所がすぐに分かります。
袋を捨ててしまった1足は、履いたときの見え方から表示を推し量ります。膝が白く光るなら光沢あり、つま先に色の濃い線があるなら補強あり、腰に段があるならパンティ部ありです。
買ったら最初に確かめる|窓の光と照明の下で
新しい1足を買ったら、大事な日に初めて履くのではなく、前日までに一度履いて確かめます。
| 確かめる場所 | 見るところ | 合わないとき |
|---|---|---|
| 窓の光の下 | 脚全体の色が肌になじんでいるか | 色を一段替える |
| 天井の照明の下 | 膝と脛が白く光っていないか | 光沢の控えめなものへ |
| 椅子に座って | 膝が白く浮かないか、腰の段が見えないか | サイズか腰の切り替えを見直す |
| 靴を履いて | つま先の線がのぞかないか | つま先まで同じ薄さのものへ |
**窓の光と照明の下では、同じ1足でも見え方が違います。**一日の多くを過ごす場所の光で見て、合っていれば、その1足の表示を基準として覚えておきます。合わない点があれば、表の右の列の1つだけを替えて、次の1足を選んでください。
2〜3足だけ持つなら
場面の数が少ない人は、2〜3種類で回せます。
| 持つ数 | 組み合わせ | 回し方 |
|---|---|---|
| 2種類 | 20のマット・つま先まで同じ薄さ/30のマット・つま先補強 | 改まった日は20、ふだんと寒い日は30 |
| 3種類 | 上の2つに、20〜30の黒・マットを足す | 弔事と、黒い服の日に黒 |
| 3種類(式が多い人) | 15の控えめな光沢/20のマット/30のマット | 式・ふだん・寒い日 |
**光沢はマットに寄せておくと、場面を選ばずに使えます。**強い光沢は華やかな場面には合いますが、昼の行事や仕事では膝が目立ちやすくなります。数を絞るなら、光沢の強いものは最後に足してください。
季節が進んだら、どの表示から替えるか
10月から11月にかけて朝の冷えが強くなると、数字を上げたくなります。ただ、数字を上げる前に替えられる表示もあります。
| 寒さの段階 | 替える順 | 見え方の変わり方 |
|---|---|---|
| 朝だけ少し冷える | 足型を上が厚いものへ | 脚の見え方はほぼそのまま |
| 一日を通して冷える | 数字を1段上げる | 透け方が1段濃くなる |
| 外にいる時間が長い | 数字を上げ、パンティ部ありへ | 腰まわりも暖かくなる |
| 40でも寒い | タイツに替える | 肌の色はほぼ見えなくなる |
改まった場面の多い時期は、数字を上げるより、足型や腰の切り替えで寒さを受け止めると、見え方を大きく変えずに済みます。40を超える数字が必要になったら、パンストの帯は終わりで、タイツへの切り替えどきです。
どちらとも取れるとき①|20と30で迷う
20と30の間で迷うときは、膝が肌の色に見えるかで決めます。
| 状況 | 選ぶ数字 | 理由 |
|---|---|---|
| 改まった場面で、膝丈のスカート | 20 | 膝に肌の色が残る |
| ふだんの仕事で、膝下のスカート | 30 | 膝が隠れ、脛の透け方だけ見ればよい |
| 朝の気温が15度前後 | 30 | 外にいる時間が長いなら暖かいほう |
| 光沢のある1足を履く | 30 | 光沢で薄く見えるぶん、数字で戻す |
| マットな1足を履く | 20 | マットで濃く見えるぶん、数字を下げる |
光沢で1段薄く見え、マットで1段濃く見えると考えると、20と30の差はその1段で埋められます。表示を変えるか数字を変えるか、どちらか一方だけを動かしてください。
どちらとも取れるとき②|光沢は控えたいが、膝が白く浮く
マットなものを選んでも膝が白く浮くときは、光沢ではなく色が原因のことがあります。
| 見え方 | 原因 | 替えるもの |
|---|---|---|
| 膝だけが白く浮く | 膝の伸びで糸が広がっている | サイズを1つ上げる |
| 脚全体が白く見える | 色が肌より明るい | 色を一段暗いベージュへ |
| 脛が光る | 控えめな光沢でも照明で光る | マットに替える |
**膝だけが白いのは、たいてい膝で生地が伸びて、糸の間が広がっているからです。**サイズが小さいと、膝を曲げたときに糸が開いて、その場所だけ白く見えます。表示より先に、サイズの範囲を確かめてください。
どちらとも取れるとき③|締め付けが苦手だが、たるむ
ノンサポートを選ぶと足首にしわが寄り、サポートを選ぶと夕方につらい、というときは、次の順で見直します。
| 見直す順 | すること |
|---|---|
| 1 | サイズの表で、身長とヒップの両方が範囲の真ん中に入るか確かめる |
| 2 | 伸びる糸の割合が5〜15%のものを選ぶ |
| 3 | かかとありのものを選ぶ |
| 4 | それでもしわが寄るなら、サポートの弱めを試す |
サイズが合っていないままサポートに替えると、締め付けだけが強くなって、しわは残ることがあります。サポートに替えるのは最後にしてください。
締め付けの感じ方は人によって大きく違います。同じサポートでも、朝は気にならず夕方に気になる人もいれば、その逆の人もいます。一日の終わりに腰や足首がどう感じたかを、何足か試して覚えておくと、自分に合う強さが見えてきます。
どちらとも取れるとき④|10月の朝は冷えて、昼は暖かい
10月は、朝が冷えて昼が暖かい日が多く、朝に合わせると昼に暑く、昼に合わせると朝に寒くなります。
| 一日の過ごし方 | 選び方 |
|---|---|
| 朝早く出て、日中は室内 | 室内の時間が長いので、20〜30 |
| 日中に外を歩く時間が長い | 30。朝の冷えに合わせる |
| 夕方以降も外にいる | 30〜40 |
| 式の日で数字を上げられない | 20のまま、会場までは上に重ねる |
**長くいる場所の温度で決める。**朝の寒さは、移動の間だけ上に何かを重ねれば受け止められます。式の日のように数字を動かせない日は、会場に着いてから外せるものを重ねてください。
迷った日は、薄いほうを履いて、厚いほうを鞄に入れておく方法もあります。替えを1足持っていれば、伝線したときにも使えます。
まとめ|数字を決めたら、表示を1つずつ
- 数字は場面と朝の気温で決める。式と弔事は15〜20、ふだんは20〜30、冷える日は30〜40
- 光沢・編み方・足型の3つは、同じ数字でも透け方を1段動かす
- 膝丈の日はマットか控えめな光沢、甲の浅いパンプスの日はつま先まで同じ薄さ
- スリットや短めのスカートの日は、腰まで同じ薄さ
- 袋の裏は、デニール→光沢→つま先→腰→かかと→サイズの順に見る
- 手持ちの合う1足と並べて、違う箇所を1つだけにして買う
- 迷ったら、表示か数字のどちらか一方だけを動かす
**次にパンストを買うときは、袋を裏返して、つま先と腰の図を見てください。**数字の横に書いてあるそれらの表示が、履いたときの見え方を決めています。
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よくある問い
- Q. パンストは何デニールを選べばいいですか
- 場面と朝の気温で決めます。結婚式や改まった式、弔事は15〜20、ふだんの仕事や学校行事は20〜30、10月の朝のように冷える日は30〜40が目安です。そのうえで、同じ数字でも光沢があるものは膝や脛が白く光って薄く見え、マットなものは肌になじんで見えます。数字を決めたら、光沢の有無で見え方を整えてください。
- Q. 同じデニールなのに、前に買ったものと見え方が違います
- デニール以外の表示が違っている可能性が高いです。光沢かマットか、サポートかノンサポートか、太ももから足首に向けて厚さが変わる足型かどうか、の3つは、同じ数字でも透け方を1段ほど動かします。前の1足の袋が残っていれば表示を見比べ、違っている箇所を1つずつ確かめてください。袋が無ければ、履いたときに膝が白く光るかどうかで、光沢の有無はおおよそ分かります。
- Q. パンプスのつま先から、ストッキングの補強部分が見えてしまいます
- つま先に補強のあるタイプは、つま先だけ糸が厚く編まれていて色が濃く見えます。甲が浅いパンプスや、つま先の開いた靴の日は、つま先まで同じ薄さで編まれた表示のものを選んでください。袋の裏では、つま先の部分の写真や図で、色の切り替えがあるかどうかを確かめられます。
- Q. 締め付けが苦手ですが、たるむのも困ります
- 締め付けの強さは、編み方の表示で変わります。サポートと書かれたものは脚を包む力が強く、ノンサポートは弱めです。たるむのが気になるときは、締め付けではなくサイズを見直すほうが先です。ヒップと身長の両方が表の範囲の真ん中に入るサイズを選ぶと、ノンサポートでも足首にしわが寄りにくくなります。
— メグラシ編集部





