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帽子が似合わないのは頭まわりのサイズ|縁が眉から指何本上かで決める

メグラシ編集部//読了 15分
窓辺で、日本人女性が両手で茶色のウールのベレー帽を眉の少し上まで下ろして被り心地を確かめている横顔

**あなたがいま持っている帽子を、鏡の前で被ってみてください。**縁は、眉から指何本ぶん上にありますか。

指2本ぶんなら、その帽子の寸法は合っています。指1本に届かないなら大きすぎ、指3本を超えるなら小さすぎです。帽子が似合わないと感じる理由の多くは、顔立ちではなく、この寸法のずれです。

小さい帽子は頭の上に乗って浮き、大きい帽子は眉まで沈みます。どちらも、帽子だけが別のものに見えるので、自分には似合わないと感じます。帽子の形と輪郭の合わせ方は輪郭に合う帽子は、顔の縦÷横の比から出るに、全身の比は帽子が似合わない人は全身の比を見るにあります。ここでは、その手前の寸法の話をします。

結論|似合わない帽子は「乗っている」か「沈んでいる」

帽子が似合わないと感じたときに、最初に見るのは形でも色でもなく、帽子と頭の位置関係です。

帽子の内側の寸法が頭まわりより小さいと、帽子は頭のいちばん広いところを越えられず、上の方で止まります。額が広く出て、帽子が頭の上に置かれているだけのように見えます。これが「乗っている」状態です。

逆に内側の寸法が大きいと、帽子は頭のいちばん広いところを越えて、下まで落ちてきます。縁が眉にかかり、耳が隠れ、顔の上半分が帽子に覆われます。これが「沈んでいる」状態です。

合っている帽子は、頭のいちばん広いところに縁がちょうど掛かって止まります。額は指2本ぶんほど見えて、帽子と頭がひとつながりに見えます。

縁と眉の間状態見え方
指1本未満沈んでいる(大きい)顔の上半分が隠れ、帽子が主役になる
指2本前後合っている帽子と頭がひとつながりに見える
指3本を超える乗っている(小さい)額が広く出て、帽子が上に置かれて見える

ニット帽やベレー帽のように、わざと浅く被ったり、深く被ったりする帽子もあります。その場合も、寸法が合っていて「選んでそうしている」のか、寸法が合わずに「そうなってしまう」のかで、見え方はまったく違います。

頭まわりの測り方|眉の上と、後ろのいちばん出たところを通す

巻き尺を1本用意してください。ひとりでも測れますが、鏡があると楽です。

巻き尺を、眉の上1〜2cmのところに当てます。そこから耳の上を通して、後頭部のいちばん出ているところを通り、また前に戻して一周させます。巻き尺はきつく締めず、指が1本すべり込むくらいのゆとりで読みます。

後頭部のいちばん出ているところは、手のひらで後ろ頭を上から下になでると見つかります。なでたときに、いちばん後ろに張り出している高さです。ここを外して上や下を通すと、1〜2cm小さく出ます。

測るときの髪型は、普段いちばん多い髪型にしてください。髪を下ろしている日が多いなら下ろしたまま、まとめている日が多いならまとめたまま。髪をぴったり押さえてしまうと、実際に帽子を被ったときより小さい数字になります。

2回測って、差が5mm以上あったら、もう一度測ってください。巻き尺が斜めになっていることがほとんどです。前から見て、巻き尺が眉と平行になっているかを確かめます。

測った数字は、髪型と一緒に残しておく

測った頭まわりは、そのときの髪型と一緒に書き留めておいてください。「下ろした髪で57cm、低いまとめ髪で57.8cm」というように、2つ並べておくと、帽子を選ぶたびに測り直さずに済みます。

メガネをかける人は、メガネをかけたままも一度測っておくと安心です。つるが耳の上を通るので、帽子の縁がつるの上に乗る分、0.3〜0.5cmほど大きく出ることがあります。普段メガネで出かける日が多いなら、こちらの数字を基準にしてください。

数字は、季節が変わるごとに一度だけ確かめ直すと十分です。髪の長さを大きく変えたときも、測り直してください。肩より長かった髪をあごの長さまで切ると、耳の上の厚みが減って、0.5cmほど小さくなることがあります。

帽子の内側の寸法を読む|表示と、実際に当たる寸法はずれる

帽子の内側には、サイズを示す表示が付いていることが多いはずです。数字で書かれている場合と、S・M・Lのような文字で書かれている場合があります。

文字の表示は、作り手によって中身が違います。よくある一例では、Sが55〜56cm、Mが57〜58cm、Lが59〜60cmあたりですが、同じMでも1cmほどずれることがあります。文字だけで選ばず、できるだけ数字を見てください。

数字の表示は、帽子の内側を一周する寸法です。この数字は、自分の頭まわりと同じか、0.5〜1cm大きいものが合います。頭まわり57cmなら、57〜58cmの表示です。

ただし、内側には汗止めの帯が縫い付けられていることが多く、この帯の厚みのぶん、実際に頭に当たる寸法は表示より少し小さくなります。帯が厚い帽子や、帯の裏にクッションが入っている帽子は、表示より0.5cmほどきつく感じることがあります。

手持ちの帽子でちょうどいいものがあるなら、その帽子の内側を巻き尺で一周測っておくと、次に選ぶときの物差しになります。表示より、手持ちの実寸の方が当てになります。

縁の位置で確かめる|被ったら、眉から指を何本置けるか

頭まわりを測らなくても、被った瞬間に寸法が合っているかを確かめる方法があります。

帽子を、いつも被るつもりの深さで被ります。前の縁を水平にしてください。前が下がっていたり、上がっていたりすると、正しく測れません。

そのまま、眉の上に指を横に寝かせて重ねていきます。人差し指から順に、眉から縁までを何本で埋められるかを数えます。

指2本前後で縁に届けば、合っています。指1本で縁に当たるなら、帽子が沈んでいます。指3本を置いてもまだ縁に届かないなら、帽子が乗っています。

この確かめ方の良いところは、店でも家でも、巻き尺なしでできることです。試着のときに、鏡の前で指を当ててみてください。合っている帽子は、指2本で止まります。

もう一つ確かめておきたいのが、耳です。つばのある帽子やベレー帽なら、縁は耳の上の付け根に軽く触れるか、ほんの少し上を通るのが合っている状態です。耳の上半分が隠れるなら、沈んでいます。

乗っているとき|小さい帽子のサインと、どうするか

小さい帽子を被ると、いくつかのサインが出ます。

額が指3本以上出る。被ったあと、帽子が少しずつ上に上がってくる。こめかみや後頭部に、帽子の縁の跡がくっきり残る。長く被っていると頭が痛くなる。このどれかがあれば、帽子が小さいということです。

見え方としては、帽子が頭の大きさに対して小さく、上にちょこんと置かれているように見えます。帽子が軽く見えて、顔の下半分や体の大きさとの釣り合いが取れません。

小さい帽子を大きくするのは、難しい作業です。フェルトの帽子なら、蒸気を当てて木型で伸ばしてもらう方法がありますが、伸ばせるのは1cm程度で、家でやると形が崩れます。布の帽子や、つばと本体を縫い合わせた帽子は、ほとんど伸ばせません。

内側の汗止めの帯の裏にクッションやテープが入っているなら、それを外すだけで0.5cmほど楽になることがあります。それでも合わないなら、その帽子は前を少し上げて後ろを下げる、つまり後ろ寄りに被ることで、乗っている感じを和らげることはできます。ただし根本的に直すには、ひとつ大きい寸法を選び直すしかありません。

沈んでいるとき|大きい帽子のサインと、どうするか

大きい帽子のサインは、わかりやすいものが多いです。

縁が眉にかかる。耳の上半分が隠れる。風が吹くと飛びそうになる。下を向くと、前にずれてくる。頭を横に振ると、帽子が少し遅れてついてくる。

見え方としては、顔の上半分が帽子に覆われて、帽子が主役になります。目元に影が落ちて、表情が読み取りにくくなります。

大きい帽子は、小さい帽子より直しやすいです。内側の汗止めの帯の裏に、帽子用のサイズ調整テープを貼ると、1cmほど詰められます。テープは、前と左右の3か所に分けて貼ってください。前だけに貼ると帽子が後ろに傾き、後ろだけに貼ると前に傾きます。

2cm以上大きい場合は、テープで詰めると帯が波打って、縁の線がでこぼこになることがあります。その場合は、お直しの売り場で帯を付け直してもらうか、寸法を選び直す方が確実です。

ベレー帽やニット帽が大きい場合は、テープは使えません。かぶり口が伸びてしまっているなら、それはもう戻りにくいと考えてください。

髪型で1cm変わる|まとめ髪の日と、おろす日

頭まわりは、髪型によって変わります。とくに秋冬は、髪をまとめる日と下ろす日が入れ替わりやすい季節です。

髪を後ろで低くひとつにまとめると、後頭部に結び目のふくらみができて、頭まわりが0.5〜1cm大きくなります。高い位置でまとめると、結び目が帽子の縁より上に来るので、帽子そのものが入りにくくなります。

髪を下ろしているときは、髪の量によって変わります。髪が多い人や、肩より長い人は、下ろした髪が耳の上で厚みになるので、0.5cmほど大きくなります。短い髪で量が少なければ、ほとんど変わりません。

前髪も影響します。前髪を下ろしていると、額の上に髪の厚みが1枚乗るので、縁が少し持ち上がります。指2本の確かめ方をするときは、前髪を下ろした状態のまま、前髪の下から眉までを測ってください。

まとめ髪の日も帽子を被りたいなら、結び目は耳の高さより下にしてください。帽子の縁より下に結び目が来るので、帽子が押し上げられません。結び目と帽子の位置関係は帽子の日のヘアアレンジで詳しく書いています。

つばのある帽子|秋のフェルトは、つばの水平で確かめる

秋から冬にかけて被ることが増える、つばのあるフェルトの帽子から見ていきます。

つばのある帽子は、寸法がずれると、つばの角度に出ます。小さい帽子は、頭の後ろの方に引っかかって止まるので、前のつばが上を向きます。大きい帽子は、前に沈んで、つばが下を向きます。

鏡の前に横向きに立って、つばの線を見てください。床と平行なら、寸法が合っています。前が上がっているなら小さく、前が下がっているなら大きいということです。

つばの水平と、山の高さの合わせ方は帽子は山の高さとつばの水平で決まるに詳しくありますが、その前提として、まずつばが水平になる寸法を選ぶことが必要です。寸法が合わないまま形で選ぶと、どんな形でもつばが傾いて見えます。

フェルトの帽子は、使っているうちに頭の形になじんで、少しだけ大きくなります。最初に被ったときに、ほんの少しきついと感じる程度なら、そのまま選んで大丈夫です。指2本の確かめ方で、縁が指2本半くらいなら、なじんだときにちょうどになります。

ベレー帽|かぶり口のゴムと、傾けたときの縁

ベレー帽は、平たい布をかぶり口だけで頭に留める帽子です。かぶり口に細い帯やゴムが入っていて、その内周が寸法になります。

ベレー帽は、被り方で縁の位置が大きく変わります。まっすぐ被ると縁は額を水平に横切り、片側に傾けると、片方のこめかみに縁が下がって、反対側は上がります。

寸法を確かめるときは、まずまっすぐ被って、指2本の確かめ方をしてください。そこで合っていれば、傾けたときも自然に止まります。まっすぐ被った時点で浮いているなら、傾けると反対側がさらに浮いて、頭から落ちそうになります。

かぶり口にゴムが入っているベレー帽は、伸びるぶん、少し小さくても入ります。ただし、ゴムがきつく伸びていると、かぶり口の線がこめかみに食い込んで、上の布だけがふくらみます。ふくらみが強すぎると、頭の上に皿を乗せたように見えます。

秋のベレー帽の合わせ方は秋ベレー帽のコーデを見てください。

ニット帽|伸びるぶんを引いて、浅め・深めを選ぶ

ニット帽は伸びるので、サイズを気にしなくていいと思われがちです。でも、伸びるからこそ、合わない寸法の影響が見えにくく出ます。

ニット帽の内周は、平たく置いた状態のかぶり口の幅を2倍した数字で考えます。この数字が、頭まわりより2〜4cm小さいものが、伸びたときにちょうどよく合います。

頭まわりより5cm以上小さいニット帽を無理に被ると、編み目が大きく開いて、頭の形がそのまま出ます。上に押し上げられて浅くなり、被っているうちに少しずつずり上がってきます。

頭まわりと同じか、それより大きいニット帽は、眉と耳を覆うまで沈みます。かぶり口を折り返して浅くしても、折り返した部分が厚くなって、額の上に帯のような段ができます。

ニット帽は、わざと浅く被るか、深く被るかを選べる帽子です。浅く被る形は、額が指3本以上出ても「乗っている」ようには見えません。それは、縁が頭のいちばん広いところに掛かって止まっているからです。寸法が合っていれば、浅く被っても安定します。寸法が小さくて浅くなっているのとは、止まる位置が違います。

ニット帽の形の流れはニット帽の流行と選び方に、髪型との合わせ方はニット帽が似合う髪型を長さ別ににあります。

店で試着するときの手順

ここまでの確かめ方を、売り場での試着の手順としてまとめておきます。1つの帽子にかける時間は、3分ほどです。

まず、普段いちばん多い髪型で行きます。まとめ髪で行って、下ろした髪の日に被る帽子を選ぶと、寸法がずれます。

被るときは、内側のタグや帯の縫い目が後ろに来る向きにします。前後がわかりにくい帽子は、つばの長い方や、飾りの付いている側が前のことが多いです。

被ったら、前の縁を水平にして、眉から指を何本置けるかを数えます。指2本前後なら、次に進みます。

横を向いて、つばのある帽子ならつばの線が床と平行か、ベレー帽やニット帽なら縁が耳の上の付け根に軽く触れているかを見ます。

最後に、下を向いて、首を左右に振ってみます。帽子が前にずれたり、頭より遅れて動いたりしなければ、寸法は合っています。少し時間があれば、そのまま売り場をひと回りして、こめかみに痛みが出ないかも確かめてください。

手持ちの帽子を見直す順番

すでに帽子をいくつか持っていて、どれも似合わない気がしている人は、次の順番で見直してみてください。

1つずつ被って、眉から指を何本置けるかを数え、メモします。指2本前後の帽子は、寸法は合っています。似合わないと感じるなら、形や色の問題なので、輪郭や全身の比の記事を見てください。

指1本に届かない帽子は、大きすぎます。つばのある帽子なら、調整テープを前と左右に貼って、指2本になるまで詰めます。ベレー帽やニット帽なら、髪を下ろして厚みを作る日に回すか、手放すかを決めます。

指3本を超える帽子は、小さすぎます。内側のクッションを外しても変わらなければ、その帽子は後ろ寄りに被るか、手放すかの二択です。

こうして寸法で分けてみると、「似合わない」と思っていた帽子のうち、何割かは詰めるだけで被れるようになることがあります。

調整テープの貼り方

大きい帽子を詰める調整テープは、貼る場所と量で仕上がりが変わります。

まず、帽子の内側の汗止めの帯を、指で内側に折り返して、帯と本体の間を出します。テープは、帯の裏、つまり帯と本体の間に貼ります。帯の表に貼ると、頭に直接当たって、そこだけ押されて痛くなります。

1cm詰めたいなら、厚さ2〜3mmほどのテープを、前の真ん中に1枚、左右のこめかみの位置に1枚ずつ貼ります。後ろには貼りません。後ろに貼ると、帽子が前に押し出されて、つばが下を向きます。

貼ったら、帯を元に戻して被り、指2本の確かめ方をします。まだ沈むなら、前の1枚を2枚に重ねます。一度に厚くしすぎると、縁が波打つので、少しずつ足してください。

被り続けて、寸法が変わったとき

帽子は、被り続けるうちに少しずつ寸法が変わります。

フェルトの帽子は、頭の形になじんで、少しだけ大きくなります。被り始めは指2本だったのが、ひと冬で指1本半くらいまで沈むことがあります。そのときは、調整テープを薄く1枚足してください。

ニット帽は、洗うたびに、また被るたびに、かぶり口が少しずつゆるみます。ゆるんだかぶり口は、ぬるま湯で洗って、平らに置いて形を整えながら乾かすと、多少は戻ります。それでも眉まで沈むようになったら、その帽子は浅く被る形から、深く被る形に役割を変えてもいい頃です。

頭まわりが大きめ、小さめの人の探し方

頭まわりが平均的な寸法から離れている人は、合う帽子を探すだけでひと苦労します。

大きめの人は、内側の寸法が数字で書かれている帽子を探し、文字だけの表示の帽子は避けてください。かぶり口にゴムの入ったベレー帽や、伸びる編み地のニット帽から始めると、選択肢が広がります。

小さめの人は、大きい帽子を調整テープで詰めるという手が使えます。内側に調整用の紐やベルトが付いている帽子なら、数cm単位で詰められるので、さらに選びやすくなります。

家族や友人に手伝ってもらうとき

頭まわりは、ひとりで測るより、誰かに測ってもらう方が正確です。後ろの巻き尺の位置が、自分では見えないからです。

手伝ってもらうときは、測る人に、後頭部のいちばん出ているところを手のひらで探してもらい、そこに巻き尺の下の端が来るように当ててもらいます。前は、眉の上1〜2cmの位置を自分で押さえておきます。

そのまま、測る人に横から見てもらって、巻き尺が前から後ろへ、わずかに下がる線になっているかを確かめてもらってください。前が高く、後ろが低い、ゆるい斜めの線になっていれば正しく測れています。巻き尺が水平だと、後ろのいちばん出たところより上を通ってしまい、小さく出ます。

指2本の確かめ方も、人に見てもらうと、前の縁が水平かどうかを横から確かめてもらえるので、より確実になります。

どちらとも取れるとき①|頭まわりが、表示と表示の間にある

頭まわりが57.5cmで、手に取った帽子が57cmと58cmの2つ。表示と表示のちょうど間にいるとき、どちらを選ぶかで迷います。

基本は、大きい方を選んで、中で詰めることです。理由は、大きい帽子は調整テープで詰められますが、小さい帽子は大きくできないからです。58cmを選んで、前と左右に薄いテープを貼れば、57.5cmにぴったり合わせられます。

ただし、例外が2つあります。

1つは、使ううちになじむフェルトの帽子です。フェルトは少しずつ頭の形に広がるので、間にいるなら小さい方を選ぶと、ひと月ほどでちょうどよくなります。被った瞬間に頭が痛くなるほどきつくなければ、小さい方で構いません。

もう1つは、ニット帽です。ニット帽は伸びるので、間にいるなら、自分の頭まわりより2〜4cm小さい内周のものを選ぶという考え方は変わりません。表示と表示の間というより、どれくらい伸ばして被るかで選んでください。

迷ったら、両方を被って指2本の確かめ方をしてみてください。指2本で止まる方が、あなたの寸法です。どちらも指2本の範囲に入るなら、髪をまとめる日が多い人は大きい方、髪を下ろす日が多い人は小さい方を選びます。

どちらとも取れるとき②|髪型を季節や日によって変える

秋は髪を下ろし、冬になったらまとめる。平日はまとめ髪、休日は下ろす。髪型が入れ替わる人は、頭まわりが日によって1cm近く変わります。

この場合は、大きい方の頭まわりで寸法を選び、小さい方の日は中で詰める、という考え方が基本です。調整テープは貼ったりはがしたりしにくいので、ここでは帽子の内側に入れる取り外しのできる薄い帯を使う方法があります。帽子の売り場で、汗止めの帯の裏に差し込むタイプのものを探してください。

もう一つの方法は、髪型ごとに帽子を分けることです。まとめ髪の日はベレー帽、髪を下ろす日はつばのある帽子、というように。ベレー帽は、かぶり口が後ろの結び目の下を通るので、まとめ髪でも比較的被りやすい形です。

どちらにするかは、帽子を被る日が週に何日あるかで決めてください。週に2日以下なら、帽子を分ける方が手軽です。週に3日以上被るなら、1つの帽子を大きい方の寸法で選んで、詰めたり緩めたりする方が、持ち物が増えずに済みます。

どちらとも取れるとき③|試着できない帽子を選ぶ

店に行けず、写真と寸法の表示だけで帽子を選ぶことがあります。このときがいちばん迷います。

まず、手持ちのいちばん合う帽子の内側を、巻き尺で一周測ってください。頭まわりの数字より、こちらの方が当てになります。手持ちの帽子がない場合は、頭まわりに0.5〜1cmを足した数字を目安にします。

次に、選ぼうとしている帽子の説明に、内周の寸法が書かれているかを確かめます。S・M・Lだけで数字がない場合は、作り手の説明の中のサイズ表を探してください。それでも見つからない場合は、ニット帽やかぶり口にゴムの入ったベレー帽のように、伸びる帽子を選ぶ方が失敗が少なくなります。

つばのある帽子を試着なしで選ぶなら、迷ったときは大きい方です。調整テープで詰められるからです。ただし、2cm以上の差になりそうなら、選ばない方がいいでしょう。

届いたら、すぐに指2本の確かめ方をしてください。合わなかったときに返せる期間のうちに確かめることが大切です。タグを外す前に、髪型も普段どおりにして被ってみます。

寸法が合ったあとで、もう一度だけ見るところ

寸法が合って、縁が指2本の位置に来るようになったら、最後に1つだけ見てほしいところがあります。帽子の山の高さと、額の見え方の釣り合いです。

縁が正しい位置にあっても、山が高い帽子は頭の上が長く伸びて見え、山が低い帽子は頭の上が平らに見えます。これは寸法ではなく形の問題なので、合わないと感じたら、同じ寸法で山の高さが違うものを被り比べてください。

このとき、寸法は変えないことが大切です。形を比べるときに寸法まで変えてしまうと、何が良くなったのかがわからなくなります。同じ指2本の位置で、山だけが違う帽子を2つ並べて比べると、自分に合う山の高さがはっきりします。

秋冬の襟元と、帽子の縁

秋から冬は、帽子と一緒に、タートルネックやマフラー、襟の高いコートを合わせる日が増えます。首元に厚みが出ると、帽子の縁との間の距離が縮まって、顔のまわりが布で囲まれたように見えます。

こういう日は、帽子の縁の位置をいつもより少しだけ上げて、指2本半くらいにすると、額の見える面積が増えて、顔のまわりに抜けができます。寸法が合っている帽子なら、半本ぶん浅く被っても浮いて見えません。寸法が小さい帽子ではこれができないので、ここでも寸法が合っていることが前提になります。

よくある困りごとと、その場での直し方

最後に、帽子を被ったときによくある困りごとと、その場でできる直し方をまとめます。

被っているうちに、帽子がずり上がってくる。帽子が小さいか、ニット帽の内周が小さすぎます。その日は、後ろ寄りに被って、縁を後頭部のいちばん出たところの下に掛けると止まりやすくなります。

風で飛びそうになる。帽子が大きいサインです。調整テープを前と左右に貼ってください。応急処置なら、髪を下ろして耳の上に厚みを作ると、少し安定します。

こめかみに縁の跡が残る。小さいか、汗止めの帯が厚すぎます。帯の裏のクッションを外せるなら外し、それでもきついならひとつ大きい寸法を選び直します。

前から見て、帽子が左右どちらかに傾いて見える。頭の形は左右で少し違うことがあります。傾いて下がっている側の内側に、薄いテープを1枚だけ貼ると、水平に戻ります。

ベレー帽が、頭の上で皿のように平たく広がる。かぶり口が小さくて、布が上にふくらんでいます。かぶり口のゴムが調整できるなら少し緩めるか、布の量が少ないベレー帽を選び直します。

ニット帽の額の上に、段ができる。大きいニット帽を折り返して浅くしようとしています。折り返しの幅を細くするか、ひとつ小さい内周のものに替えてください。

まとめ|形の前に、指2本で寸法を確かめる

帽子が似合わないと感じたら、まず形ではなく、寸法を疑ってください。

被った縁が、眉から指2本ぶん上で止まっていれば、その帽子は合っています。指1本に届かないなら大きく、指3本を超えるなら小さい。頭まわりは、眉の上1〜2cmと後頭部のいちばん出たところを通して、普段の髪型のまま測ります。

表示と表示の間にいるなら、大きい方を選んで中で詰める。フェルトの帽子は、なじむぶん小さい方でも構いません。ニット帽は、頭まわりより2〜4cm小さい内周を選びます。

寸法が合えば、帽子と頭がひとつながりに見えるようになります。形や色を選ぶのは、それからで十分です。

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よくある問い

Q. 帽子が似合わないのは、頭が大きいからですか
頭まわりの大きさそのものではなく、帽子の内側の寸法とのずれが原因であることがほとんどです。内側が小さいと帽子が頭の上に乗って浮き、大きいと眉まで沈みます。どちらの場合も、帽子だけが別のものに見えて似合わないと感じます。頭まわりに合った寸法の帽子を選べば、見え方は大きく変わります。
Q. 頭まわりはどこを測ればいいですか
巻き尺を、眉の上1〜2cmのところと、後頭部のいちばん出ているところを通るように一周させて測ります。耳の上を通すようにすると、帽子が実際に当たる線とほぼ同じになります。髪は普段いちばん多い髪型にしたまま測ってください。
Q. 少し大きい帽子は、どうすれば合わせられますか
内側の汗止めの帯の裏に、帽子用のサイズ調整テープを貼ると1cmほど詰められます。前と左右に分けて貼ると、帽子が片側に傾きにくくなります。2cm以上大きい場合は、テープで詰めると縁が波打つことがあるので、お直しに出すか、ひとつ小さい寸法を選び直す方が確実です。
Q. ニット帽はサイズを気にしなくていいですか
伸びるぶん許容の幅は広いですが、気にしなくていいわけではありません。小さいニット帽を無理に被ると、編み目が開いて頭の形がそのまま出て、上に押し上げられて浅くなります。大きいニット帽は、眉と耳を覆うまで沈みます。頭まわりより2〜4cm小さい内周のものが、伸びたときにちょうど合う目安です。

— メグラシ編集部

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