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ニット帽の流行と選び方|編み目の太さとトップの余り丈で読む。浅く被る形が定着し、長く垂れる形は消えた

メグラシ編集部//読了 12分
編み目の太さと折り返しの幅が違うニット帽を並べて比べている様子

ニット帽の流行は、色や飾りではなく、帽子そのものの寸法で動いています。

見る場所は4つです。編み目の太さ、頭のてっぺんから布の先までの余り丈、折り返しの幅、耳がどこまで隠れるか。この4つは、流行が振れても毎年同じ場所で測れます。

📋 早見表|4つの寸法と、変わる見え方

測る場所小さいとき大きいとき
編み目の太さ頭の形がそのまま出る輪郭の外側に厚みが足される
余り丈頭の形に沿う後ろや横に布が残る
折り返しの幅額の位置が高く見える額が隠れ、顔の縦が短く見える
耳の隠れ方髪が横に出て幅が出る顔まわりが縦に細く見える

名前ではなく、この4つの数字で見てください。 呼び名は毎年入れ替わりますが、測る場所は変わりません。

定着したもの|余り丈が短く、頭の形に沿う形

この数年で棚に残ったのは、余り丈が短い形です。被ったときに、頭のてっぺんから布の先までが5cm以内に収まるものが、いまの標準になりました。

残った理由は、上着の襟と干渉しないからです。襟の高い上着が増えた時期と重なり、余り丈の長い形は襟の中に入って落ち着かなくなりました。

  • 余り丈5cm以内 — 襟が高くても干渉しない
  • 頭の形に沿う — 横から見たときに輪郭がひとつながりに見える

測り方は簡単です。被った状態で、頭のてっぺんに手を当て、そこから布の先までを指で挟んでください。指2本ぶんに収まっていれば5cm以内です。手持ちのものを何個か並べて測ると、自分がどのあたりを買ってきたかが見えます。

定着したかどうかは、続いた季節の数で判断できます。 一度の秋冬だけ棚に多かった形は、翌年には減ります。三つの秋冬を続けて残った形は、しばらく標準として扱って構いません。余り丈の短い形は、この条件を満たしています。

消えたもの|後ろへ長く垂れる形

頭の後ろに10cm以上垂れる形は、棚から大きく減りました。

減った理由も襟です。垂れた部分が襟の中に入り、上着の襟が立たなくなります。 襟の低い上着が多かった時期には成立していた形でした。

手持ちにある場合は、襟のない上着と合わせるか、垂れる部分を内側に折り込んで余り丈を短くすれば、いまの形に寄せられます。

編み目の太さ|厚みを足すか、頭の形を出すか

編み目の太さは、輪郭の見え方をいちばん大きく動かします。

  • 細い編み目 — 布が薄く頭に沿う。頭の形と髪の量がそのまま出る
  • 中くらい — どちらにも寄らない。合わせる服を選ばない
  • 太い編み目 — 布そのものに厚みがある。輪郭の外側に幅が足される

上に着ているものの厚みと合わせてください。 厚い上着に細い編み目を合わせると、頭だけが小さく見えます。逆に、薄い上着に太い編み目を合わせると、頭のほうが目立ちます。

太さの見分け方は、編み目の1本の幅を見ることです。1本が指の幅より細ければ細い編み目、指の幅より太ければ太い編み目です。あいだのものが、いちばん合わせる服を選びません。

編み目の太さは、被ったあとの形の残り方にも効きます。 細い編み目は、脱いだあとすぐ平らに戻ります。太い編み目は、被った形がしばらく残ります。かばんに入れて持ち歩く日は、細いほうが扱いやすくなります。

折り返しの幅|額の位置が動く

折り返しは、幅を変えると被る深さが変わります。同じ帽子でも、折り返しを1回増やせば1.5cmから2cm浅くなります。

  • 折り返しなし、または細い — 額が広く見え、顔の縦が長く見える
  • 4cm前後 — 額の半分が隠れる。いちばん多い幅
  • 6cm以上 — 眉に近づく。顔の縦が短く見える

手持ちの1つで、折り返しの回数を変えて試すのがいちばん早い方法です。買い足す前に、いまあるもので幅を変えてみてください。

耳の隠れ方|顔まわりの幅が変わる

耳が隠れるかどうかで、顔まわりの幅が変わります。

  • 耳が全部隠れる — 顔まわりが縦に細く見える。防寒の面でも効く
  • 耳の上半分だけ隠れる — 髪が横に出て、輪郭の外側に幅が出る
  • 耳が出る — 帽子が頭の上に乗って見える

この選択は、その日の髪型で決まります。 髪をまとめている日は耳が出やすく、下ろしている日は隠れやすくなります。同じ帽子でも見え方が変わるので、髪型を決めてから被り方を決めてください。

海の向こうで先に広がった被り方

浅めに被り、前髪を出す形は、海の向こうで先に広がってから、こちらの棚に増えました。

この形の中身を寸法に置き換えると、こうなります。

  • 折り返しは細いか、なし
  • 余り丈は短い
  • 耳の上半分だけ隠れる
  • 前髪を数センチ出す

名前ではなく、この4つの組み合わせとして覚えておくと、呼び名が変わっても追えます。 実際、同じ形が数年のあいだに何度か別の呼び名で紹介されています。

秋冬の重ね着の中での位置

帽子は、重ね着の中でいちばん上に乗ります。上着の襟、首元に巻くもの、帽子。この3つが顔まわりで重なります。

  • 首元に巻くものが厚い日 — 帽子は編み目を細めにして、上下の厚みを分ける
  • 襟が高い日 — 余り丈を短くして、襟の中に入らないようにする
  • 首元が開いている日 — 太い編み目でも重くならない

顔まわりで厚みが3つ重なると、首から上が詰まって見えます。 どれか1つを薄くすると、そのまま解けます。

順番としては、いちばん外にあるものから薄くしてください。上着の襟は動かせないことが多く、首元に巻くものは寒さに直結します。帽子は3つの中でいちばん動かしやすい場所なので、ここで調整するのが早く済みます。

室内に入ったときのことも見ておいてください。帽子を脱ぐと、髪が押さえられた状態になります。編み目が太く、深く被るものほど、この跡が残ります。室内に長くいる日は、浅めに被るほうが過ごしやすくなります。

顔の輪郭ではなく、その日の分量で決める

同じ帽子でも、合わせる服によって見え方が変わります。輪郭に合う形をひとつ決めてしまうより、その日の上半身の分量に合わせて選ぶほうが、手持ちを使い切れます。

  • 上半身に厚みがある日 — 太い編み目、または深めに被る
  • 上半身が細い日 — 細い編み目、または浅めに被る
  • 髪をまとめている日 — 耳が出やすいので、折り返しを1回増やす

上と下ではなく、顔から上と顔から下でつり合いを見ると分かりやすくなります。 顔から上に厚みが集まると、その日の全体が上に寄って見えます。

色は毎年変わるが、選び方は変わらない

色は流行の中でいちばん早く入れ替わります。追うと毎年買い替えることになります。

長く使う1つを選ぶなら、上着の色と、いちばん多く使う首元のものの色のどちらかに合わせてください。この2つに合っていれば、色の流行が動いても浮きません。

流行の色を取り入れたい場合は、帽子ではなく、面積の小さいところに置くほうが持ちます。

どちらとも取れるとき①|浅く被ると落ちてくる

浅く被ると、動いたときに後ろへずれます。これは深さではなく、頭のまわりの寸法が合っていないためです。

折り返しを1回増やして、縁が締まるようにすると止まります。それでも落ちる場合は、そのサイズが合っていません。編み目の細いもののほうが、縁が締まりやすくなります。

どちらとも取れるとき②|太い編み目にしたいが、頭が大きく見える

太い編み目は、輪郭の外側に厚みを足します。気になる場合は、余り丈を短くして、頭の形に沿わせてください。

厚みが横に出るのではなく、頭の形に沿って乗る状態になれば、幅の印象が変わります。余り丈が長いまま太い編み目にすると、上と横の両方に大きくなります。

どちらとも取れるとき③|来年また形が変わりそう

そのときは、4つのうちどれが動いたかを1つだけ特定してください。

棚に並んでいるものを見て、去年と違うのが余り丈なのか、折り返しなのか、編み目なのか、耳の隠れ方なのか。1つ特定できれば、あとは同じ手順で自分に合う範囲を決められます。

形の名前を覚えるより、測る場所を覚えておくほうが長く使えます。

まとめ

  • 見る場所は4つ。編み目の太さ、余り丈、折り返しの幅、耳の隠れ方
  • 定着したのは余り丈5cm以内で頭の形に沿う形。襟と干渉しないため
  • 消えたのは後ろへ10cm以上垂れる形。上着の襟が立たなくなるため
  • 編み目の太さは、上に着ているものの厚みと合わせる
  • 形が動いても測る場所は変わらない。動いた寸法を1つ特定すれば読み替えられる

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. ニット帽の流行は、どこを見れば分かりますか
帽子そのものの寸法を4つ見てください。編み目の太さ、頭のてっぺんから布の先までの余り丈、折り返しの幅、耳がどこまで隠れるかです。色や飾りは毎年入れ替わりますが、この4つは毎年同じ場所で測れます。棚に並んでいるものの中で、この4つがどのあたりに集まっているかを見れば、その年に多い形が分かります。
Q. 浅く被るのと深く被るのでは、何が変わりますか
顔の縦の見え方と、髪の出る量が変わります。浅く被ると額が広く見え、髪が横に出るぶん輪郭の外側に幅が出ます。深く被ると額が隠れ、顔の縦が短く見えます。どちらがよいという話ではなく、その日の髪型と、上に着ているものの襟の高さで決まります。襟が高い日は、浅めのほうが首から上が詰まって見えません。
Q. 頭の後ろに長く垂れる形は、もう使えませんか
使えないわけではありませんが、棚から減っています。減った理由は、垂れた部分が襟の中に入り、上着の襟が立たなくなるためです。上着の襟が低い時期には成立していた形でした。手持ちにある場合は、襟のない上着と合わせるか、垂れる部分を内側に折り込んで余り丈を短くすれば、いまの形に寄せられます。
Q. 編み目の太さは、何を基準に選べばいいですか
頭の形をそのまま出したいか、外側に厚みを足したいかで決めてください。編み目が細いものは、布が薄く頭に沿うため、頭の形と髪の量がそのまま出ます。太いものは、布そのものに厚みがあるぶん、輪郭の外側に幅が足されます。上に着ているものが厚い日は、太い編み目のほうがつり合いが取れます。
Q. 来年また形が変わったら、どう読み替えればいいですか
4つの寸法のうち、どれが動いたかを1つ特定してください。棚に並んでいるものを見て、去年と違う場所が余り丈なのか、折り返しなのか、編み目の太さなのかを絞ります。1つ特定できれば、あとは同じ手順で自分に合う範囲を決められます。形の名前を覚えるより、測る場所を覚えておくほうが長く使えます。

— メグラシ編集部

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