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帽子が似合わない人は全身の比を見る|肩幅と身長で出す2つの数字

メグラシ編集部//読了 16分
帽子をかぶった姿を全身が映る鏡で見て、横の幅と縦に増えた高さを確かめている場面

帽子が似合わない人は、鏡に近づいて顔まわりを見ていることがほとんどです。見ている場所が違います。

人が実際に見ているのは、1メートル以上離れた全身です。そこで効いているのは顔立ちではなく、横と縦、2つの比です。

帽子の左右の最大幅を肩幅で割った値が0.4から0.6。かぶって増えた高さを身長で割った値が3パーセントから5パーセント。 この2つに入っていれば、全身の比としては成立しています。似合う帽子の選び方も、この2つの数字から逆算すれば決まります。

帽子が似合わない人と似合う人は、どこで分かれるか

帽子が似合う人と呼ばれる人を見ると、顔立ちはばらばらです。丸い輪郭の人もいれば、縦に長い輪郭の人もいます。共通しているのは顔ではなく、帽子の大きさが、肩幅と身長に対して範囲に入っていることです。

似合わないと感じている人の多くは、帽子そのものではなく、組み合わせの比が外れています。同じ帽子でも、肩幅の広い上着を着た日には成立し、肩の小さいニットだけの日には外れる。だから「私は帽子が似合わない人だ」と決めてしまう前に、比を測ってください。

似合う・似合わないは、人に付いている性質ではありません。その日の帽子と、その日の上着と、その日の髪型の組み合わせに付いている性質です。

2つの数字と、それぞれの範囲

見るところ測り方成立する範囲
横帽子の最大幅 ÷ 肩先から肩先までの幅0.4〜0.6
縦かぶって増えた高さ ÷ 身長3〜5パーセント

この2つを選んだ理由は、離れて見たときに人が読み取っているのが、輪郭の横の広がりと、上端の位置の2つしかないからです。素材も色も形も、この2つの数字に反映されます。

顔まわりの寸法は、別に見るべきものです。かぶりの深さやつばの長さの比は、近くで向き合ったときに効きます。順番としては全身が先で、顔まわりはそのあとです。全身の比が外れている状態で顔まわりだけを直しても、写真は変わりません。

似合わないと感じる人が見ている場所

鏡の前で帽子をかぶるとき、顔と鏡の距離は30センチから50センチです。この距離では、映っているのは肩から上だけです。

ところが、人があなたを見る距離は1メートルから3メートル。肩から上ではなく、頭から足までが視界に入っています。鏡で見ている絵と、人が見ている絵が違うのです。

鏡で整えても写真で落ち着かない、という感想が出るのはこのためです。判定は、全身が映る鏡から2メートル離れて行ってください。全身鏡がない場合は、スマートフォンを腰の高さに置いて、2メートル離れて撮ります。

輪郭より先に全身を見る理由

帽子の選び方として、輪郭に合わせる方法がよく紹介されます。丸い輪郭なら山の高いもの、縦に長い輪郭ならつばの広いもの、という考え方です。

この方法は間違いではありませんが、効くのは近くで向き合ったときです。1メートル以上離れると、輪郭の差は全身の中で小さな違いになります。帽子の幅が肩幅の0.7倍あれば、輪郭に合う形を選んでいても、肩の線が消えたことのほうが先に読まれます。

だから順番は、全身の比で範囲を決めて、その中で輪郭に合う形を選ぶ、です。範囲の外の帽子を、輪郭の理屈で救うことはできません。輪郭ごとの合わせ方は帽子は山の高さとつばの水平で決まるにあります。

横の数字|帽子の幅 ÷ 肩幅

帽子を平らな場所に置いて、いちばん広いところの左右の幅を測ります。つばがあるものはつばの先端どうし、ないものは本体のいちばん張り出したところです。

肩幅は、肩先の骨が出っ張っているところから反対側の同じ点まで、背中側で測ります。上着を着た状態で測ってください。

帽子の幅が22センチ、肩幅が40センチなら0.55で、範囲の中です。28センチなら0.7で、範囲の外になります。

測るときに間違えやすいのが、かぶった状態で測ってしまうことです。かぶると頭の丸みでつばが少し反り上がり、実際より狭く出ます。差は1センチから2センチ出ることがあり、0.6の境目ではその差が判定を分けます。

縁が外へ返っている形は、返っている先端までが幅になります。返りの分だけで2センチ増えることがあるので、思ったより数字が大きく出ます。

0.4を下回るとき、0.6を超えるとき

  • 0.35未満:帽子が頭の上に乗っているだけに見え、肩から上とつながらない
  • 0.4〜0.6:成立する
  • 0.65超:帽子の横線が肩の線より外へ出て、肩の位置が読めなくなる

0.65を超えたときに起きているのは、線の順番が入れ替わることです。ふつうは肩がいちばん外側の横線ですが、それより外に線ができると、目はそちらを先に読みます。

この状態を「大きすぎる」と表現する方が多いのですが、大きさそのものが問題なのではありません。肩の幅に対して外へ出ているかどうかだけが問題です。

下限側で起きていることは、これとは別です。0.35を下回ると、帽子の横線が肩の線から遠く離れます。離れた2本の線は関係を持たないので、帽子だけが独立した点として残ります。 上半身の色が濃くて肩の線がはっきり出ている日は、離れ方がより目立ちます。下限側の判定だけは、上半身の色の濃さで少し動くと考えてください。

分母は、上着の肩の形で3〜5センチ動く

肩の縫い目が肩先の真上にある形なら、分母は素の肩幅とほぼ同じです。

縫い目が肩先より外にある形では、見た目の横線が3センチから5センチ外へ移ります。 分母が40センチから44センチになれば、幅22センチの帽子は0.55から0.5へ下がります。

つまり、帽子を替えなくても、上着を替えれば横の数字は動きます。これが横だけをその場で直せる理由のひとつです。

秋冬は、コートの肩で分母が変わる

秋から冬にかけて帽子が増える季節は、上着も厚くなります。コートの肩は、薄手のニットより2センチから6センチ外に線を作ります。

夏の薄着で0.65だったつば広の帽子が、肩の張ったコートの日には0.58になって範囲に入る。こういうことがよく起こります。逆に、肩の落ちたやわらかいニット1枚の日は、肩先の線そのものがぼやけて、分母が読みにくくなります。

秋冬の判定は、その日いちばん外側に着るもので測ってください。室内で上着を脱ぐ日は、脱いだ状態でも一度測っておくと、店や職場で帽子を外すかどうかの判断が早くなります。

フードの付いた上着にも気をつけてください。フードを背中に下ろしていると、首の後ろに厚みが出て、つばの後ろ側と近づきます。横から見たときに帽子とフードが1つの塊に読まれるので、つば広の日はフードのない上着のほうが判定どおりに見えます。

分子は、髪の下ろし方で動く

髪を下ろしていると、頭の横に幅が加わります。このとき分子になるのは帽子の幅ではなく、帽子と髪を合わせた最大幅です。

帽子だけで0.35しかなくても、髪を足すと0.45に届くことがあります。下限を割っているときの、いちばん早い直し方がこれです。

逆に、上限を超えているときに髪を下ろすと、さらに外へ広がります。上限側では、髪は耳のうしろへ送ってください。

縦の数字|増えた高さ ÷ 身長

かぶる前と、かぶったあと。頭のいちばん高いところの差が、増えた高さです。壁ぎわに立って、鉛筆で2回印を付ければ1分で出ます。

身長160センチなら、範囲は4.8センチから8センチ。170センチなら5.1センチから8.5センチ、150センチなら4.5センチから7.5センチです。

  • 2パーセント未満:帽子が装いの一部として読まれにくい
  • 3〜5パーセント:成立する
  • 6パーセント超:上端が遠すぎて、視線が顔まで降りてこない

6パーセントを超えたときに起きているのは、視線の出発点が遠くなることです。人は全身を見るとき、まず上端を見つけて、そこから下へ降りていきます。上端から顔までの間が帽子の本体だけで埋まっていると、目はそこを素通りします。素通りされた高さのぶんだけ、装い全体が上に間延びして見えます。

この帯を使いたいなら、上端と顔の間に読むものを1つ置いてください。帽子の縁の線、髪の輪郭、耳のあたりの小物。どれか1つあれば、視線は段階を踏んで降りてきます。

身長別に、縦の範囲を先に出しておく

縦の範囲は身長で決まるので、自分の数字を一度出しておくと便利です。

  • 150センチ:4.5〜7.5センチ
  • 155センチ:4.7〜7.8センチ
  • 160センチ:4.8〜8センチ
  • 165センチ:5〜8.3センチ
  • 170センチ:5.1〜8.5センチ

細かい端数は気にしなくてかまいません。かぶり方で1センチは動くので、0.5センチの差は判定を変えません。

同じ帽子でも、身長で答えが変わります。増える高さ9センチの帽子は、150センチの人には6パーセントで範囲の外、170センチの人には5.3パーセントでほぼ範囲の中です。帽子が似合う人・似合わない人という言い方の一部は、この割り算の差でできています。身長は動かさなくてよいので、動かすのは帽子の高さのほうです。

縦は、かぶり方では1センチしか動かない

角度を後ろへ倒すと、頭頂までの高さは1センチほど下がります。範囲の外に2センチ以上出ているなら、角度では戻りません。

増える高さは本体の高さでほぼ決まるからです。ここは帽子を替える判断になります。

下限を割っているときは、逆の手があります。髪を上でまとめて、頭部の高さそのものを足す。まとめた位置が高いほど、増える高さは2センチから4センチ足されます。

髪をまとめると、横が助からず縦が苦しくなる

同じ帽子でも、その日の髪型で判定が変わります。

  • 下ろす:横に幅が加わる。縦は変わらない
  • 低くまとめる:横も縦もほとんど変わらない
  • 高くまとめる:横は変わらず、縦が2〜4センチ増える

上限側で縦が苦しい日は、まとめる位置を下げるだけで範囲に戻ります。判定はその日の髪型でやり直してください。前日に成立していたことは、翌日の根拠になりません。

頭まわりのサイズが大きめの人の選び方

頭まわりのサイズが大きめの人が帽子を似合わないと感じるとき、原因はたいてい内周が合っていないことです。内周が足りない帽子は深くかぶれず、頭の上に乗ります。乗った分だけ、縦の数字が増えます。

帽子のサイズ表記は、多くの場合、頭囲の長さです。眉の上と耳の上を通る1周を測り、その数字より1〜2センチ大きい内周を選んでください。ニット帽のように伸びる素材なら、表記と同じでもかまいません。

深くかぶれる帽子に替えると、増える高さが2センチほど下がり、縦が範囲に戻ることが多くなります。そのうえで横の数字を0.5以上に寄せると、帽子と頭の大きさの差が目立たなくなります。小さめの帽子を選ぶと、かえって0.35を割って頭の上に乗って見えるので、遠慮して小さくする必要はありません。

ニット帽・ベレー・つば広で、数字はどう出るか

秋冬によく使う3つの形で、2つの数字の出方を並べておきます。

ニット帽は、つばがないので横の数字が小さく出ます。多くは0.4前後で、下限の近くです。髪を下ろして横に幅を足すと、範囲の真ん中へ寄ります。縦は、頭頂に余らせる分で決まります。余らせるほど縦が増えるので、身長の5パーセントを超えるなら折り返しを深くして余りを減らしてください。帽子と髪の位置関係はニット帽が似合う髪型で詳しく扱っています。

ベレーは、横に張り出す形なので、横の数字が0.45から0.55に入りやすい帯です。縦はほとんど増えません。どちらの数字も外れにくいので、帽子が似合わないと感じている人が最初に試すなら、この形です。

つば広は、横の数字が0.6を超えやすい形です。コートの肩が張った日に合わせると範囲に入ります。薄手のニットだけの日は外れやすいので、上着とセットで判定してください。

マフラーや眼鏡と重ねる日の数え方

秋冬は、帽子と一緒にマフラーや眼鏡を重ねる日が増えます。

横の数字に効くのはマフラーです。首に厚く巻くと、肩の線の上にもう1本横の線ができます。その幅が帽子の幅に近いと、上下に同じ幅の線が2本並んで、肩から上に重さが集まって見えます。マフラーの横幅は、帽子の幅と3センチ以上差をつけてください。 帽子より細く巻くか、肩に広げて帽子より広くするか、どちらかです。

眼鏡は縦横の数字には入りません。ただし濃い色のフレームは、次の章で扱う濃さの点になります。濃い帽子に濃いフレームを重ねると、上半身に濃い点が2つ集まり、下に1つ足す必要が強くなります。眼鏡との合わせ方はメガネの横幅と顔まわりのバランスにあります。

濃さの点|帽子だけが最も濃くなっていないか

2つの数字が範囲に入っていても、落ち着かないことがあります。原因はたいてい、全身でいちばん濃い点が帽子ひとつだけになっていることです。

帽子は装いの最上部にあります。そこが唯一の濃い点だと、視線が上で止まって降りてきません。

直し方は単純です。同じくらい濃い点を、腰から下にもう1つ置く。 靴でも、鞄でも、ボトムスそのものでもかまいません。上と下に濃い点が1つずつあれば、視線は上下に往復します。

帽子が全身でいちばん淡い点になっている場合は、これをやる必要がありません。中間の濃さなら、何もしなくてかまいません。この帯の帽子は装いに溶けるので、横と縦の2つの数字だけで判定が終わります。手持ちが1つしかないなら、中間の濃さを選んでおくと使える日が増えます。

秋冬は靴やブーツが濃くなりやすい季節です。足元が濃い日は、濃い帽子をかぶっても上下に点が1つずつそろうので、濃さの点で外れることが少なくなります。

どちらとも取れる場合①|横が0.62

上限のすぐ上です。このときは、肩の線と帽子の線が交差しているかどうかで決めます。

正面から見て、帽子の輪郭の外端から真下へ線を降ろしてください。その線が肩の内側に落ちるなら成立、肩の外へ落ちるなら範囲外です。

肩の傾きは人によって違うので、同じ0.62でも答えが分かれます。この帯だけは、割り算ではなく目で見て決めてください。

どちらとも取れる場合②|縦がちょうど5パーセント

境目です。判断材料は、その日の靴です。

底の厚い靴を履くと身長が2センチほど増えるので、分母が大きくなって数字は下がります。逆に底の薄い靴では上がります。その日に履く靴で身長を測り直せば、境目は片側に決まります。

靴を先に決めていない日は、範囲の内側で判定してください。あとから底の薄い靴を選ぶと外へ出ますが、厚い靴なら中へ入るので、内側で構えておくほうが外れにくいからです。秋冬は底の厚いブーツを選ぶ日が増えるので、夏より境目を越えにくくなります。

どちらとも取れる場合③|横も縦も範囲、それでも落ち着かない

数字が2つとも中にあるなら、残っているのは濃さの点です。

写真を1枚撮って、目を細めて見てください。細めると細部が消えて、濃い点だけが残ります。残った点が帽子ひとつだけなら、下に1つ足す。 2つ以上残っていて、その位置が上に偏っているなら、下の点を1つ濃くします。

濃さの判定は、色の名前では決まりません。明るいか暗いかだけを見てください。

2つが同時に外れているときの順番

横から直します。 理由は3つです。

  1. 横は髪の下ろし方で分子が動く
  2. 横は上着の肩の形で分母が動く
  3. 縦は、その場では1センチしか動かない

たとえば肩幅38センチ、身長155センチの人が、幅26センチ、増える高さ9センチの帽子をかぶったとします。横は0.68、縦は5.8パーセントで、どちらも外です。まず髪を耳のうしろへ送り、肩の張ったコートを着ると、分母が42センチになって横は0.62。肩の線との交差を目で見て、内側に落ちていれば横は成立です。縦は角度で1センチ下げても5.2パーセントなので、ここで止めます。次に選ぶときの上限として、増える高さ7.5センチ以下と控えておきます。

横を範囲に入れてから縦を測り直すと、片方だけが残ることが多くなります。残った縦は、帽子を替える話として次に持ち越してかまいません。その日のうちに解決しようとしないほうが、選択肢が広く残ります。

似合う帽子の選び方|店で確かめる3つのこと

これから帽子を選ぶなら、店で確かめることは3つです。

1つめは、幅を肩幅の0.4倍から0.6倍で先に決めておくこと。 肩幅40センチなら16センチから24センチ。棚の前で手に取る前に、範囲を控えておきます。つば広を探すなら、ふだん着るコートの肩で計算してください。

2つめは、かぶって増える高さ。店の鏡の横で、かぶる前とかぶったあとの頭頂の高さを、指で比べます。身長160センチなら、指3本から5本ぶんの範囲です。

3つめは、内周。眉の上と耳の上を通る1周より、1〜2センチ大きいものを選びます。深くかぶれないものは、どれだけ形が好みでも縦が外れます。

通販で選ぶときは、寸法表に全体の幅と高さが書かれているかを確かめてください。つばの長さしか書かれていないものは、店で同じ形を1つ測っておくと目安になります。

この3つを満たしたうえで、色や素材を選んでください。形や色から入ると、似合わない帽子をもう1つ増やすことになりがちです。

手持ちの帽子を、一度だけ並べて測る

持っているものすべてについて、幅と増える高さを測って控えておいてください。幅は帽子ごとに固定の数字なので、一度測れば二度と測る必要はありません。

肩幅と身長は自分の側の数字なので、これも一度で済みます。控えておけば、朝に必要なのは割り算だけです。

控えるのは、帽子ごとに幅、増える高さ、濃さの3つです。濃さは、濃い・中間・淡いの3段階で足ります。スマートフォンのメモに1行ずつ書いておけば、出かける前に上着と合わせて選べます。

並べてみると、同じように見えて幅が5センチ違うものが混じっていることがよくあります。似合わないと感じていた一つが、幅だけ範囲の外だった、という結論になることも珍しくありません。数字が出れば、次に選ぶときの上限も決まります。

写真で確かめるときは、2メートル離れる

判定の最後に、写真を1枚撮ってください。撮る距離は2メートル、カメラの高さは腰。頭から足までが1枚に収まる距離です。

近くで撮ると、帽子と顔だけが大きく写って、肩幅との比が読めなくなります。上から撮ると、帽子の上面が広く写って縦の数字が実際より小さく見えます。

同じ距離と高さで、帽子を替えて2枚並べると、どちらが範囲に入っているかが一目でわかります。比べるときは、必ず同じ上着、同じ髪型で撮ってください。

光は、窓際の昼の光がいちばん判定しやすい条件です。夕方の室内のように暗い場所では、濃さの点が全部同じように沈んで、どこに濃い点があるかが読めなくなります。

判定の順番

横 → 縦 → 濃さの点の順です。

横はその場で直せます。縦はほぼ選ぶ段階で決まります。濃さの点は、前の2つが範囲に入ってから初めて効きます。順番を逆にすると、直したことの効果が見えません。

近くで向き合ったときの見え方は、かぶりの深さやつばの長さで別に判定します。この記事が扱ったのは、離れて見たときの比です。帽子が似合わない人だと決めてしまう前に、この2つの割り算を一度だけやってみてください。

秋の立ち上がりは、帽子を出すのと同時にコートとブーツも入れ替わる時期です。肩の線も足元の濃さも夏とは変わるので、夏に外れていた帽子が範囲に戻っていることがあります。しまい込む前に、その季節の上着と靴で一度だけ測り直してください。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 帽子が似合わない人と似合う人は、何が違うのですか
顔立ちより、全身の2つの比です。帽子の左右の最大幅を肩先から肩先までの幅で割った値が0.4から0.6、かぶって増えた高さを身長で割った値が3パーセントから5パーセント。この2つに入っている帽子を選んでいる人が、似合う人と呼ばれています。似合わないと感じている人は、どちらかが外れた帽子を、鏡に近づいて顔まわりだけで直そうとしていることが多いです。
Q. 横の数字はどうやって測るのですか
帽子を平らな場所に置いて、いちばん広いところの左右の幅を測ります。つばがあるものはつばの先端どうし、ないものは本体のいちばん張り出したところです。肩幅は、肩先の骨が出っ張っているところから反対側の同じ点までを、背中側で測ります。上着を着た状態で測ってください。肩の縫い目が肩先より外にある形だと、実際の分母は3センチから5センチ大きくなります。帽子の幅が28センチ、肩幅が40センチなら0.7で、範囲の外です。
Q. 縦の数字が範囲を超えていました。かぶり方で直せますか
少しだけ動きます。かぶる角度を後ろへ倒すと、頭頂までの高さは1センチほど下がります。ただし範囲の外に2センチ以上出ているなら、角度では戻りません。増える高さは本体の高さでほぼ決まるので、そこは帽子を替える判断になります。逆に、かぶって増えた高さが身長の2パーセントを下回るときは、本体の高いものを選ぶか、髪を上でまとめて頭部の高さそのものを足してください。
Q. 頭まわりのサイズが大きめで、どの帽子も浅く乗ってしまいます
内周が合っていないと、帽子が頭の上に乗って縦の数字だけが増えます。帽子の内周は、自分の頭囲より1〜2センチ大きいものが目安です。深くかぶれると増える高さが下がり、縦の数字が範囲へ戻ります。そのうえで、横の数字を0.5以上に寄せると、帽子と頭の大きさの差が目立たなくなります。つばのある形や、横に張り出すベレーが選びやすい帯です。
Q. 2つとも範囲の外でした。どちらから直しますか
横からです。理由は、横だけがその場で動かせるからです。髪を下ろす、髪を耳にかけずに横へ流す、肩の縫い目が外にある上着へ替える。この3つのどれかで、分子か分母が3センチから5センチ動きます。縦は本体の高さでほぼ決まるので、その場では1センチしか動きません。横を範囲に入れてから縦を測り直すと、片方だけが残ることが多いです。

— メグラシ編集部

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