骨格診断12分類、無料でどこまで決まるか|自己判定が届く範囲と、外れているかを自分で確かめる順番

無料でできる範囲は、はっきり線が引けます。自分の手だけで決まるのは、骨格3タイプの主軸と、買い物に直接効く4つの寸法まで。 ここは誰に見てもらっても、出てくる答えは変わりません。
決まらないのはその先です。自分が出した答えが合っているかどうかを、自分で判定する部分。 ここだけは、ひとりだと外れていることに気づけません。無料で足りないのは分類の細かさではなく、答え合わせの手段のほうです。
だからこの記事は、12分類の測り方そのものを扱いません。測る順番は12分類は2段階で辿るに手順として置いてあります。ここで扱うのは、そこで出した答えをお金を使わずに検証する方法と、「無料の診断をいくつかやったら結果がばらばらだった」という状態の片づけ方です。後半をまるごとそこに使います。
無料で決まる範囲と、決まらない範囲|3つの層に分ける
「無料でどこまで分かるか」は、分類の数では答えが出ません。分かることを3つの層に分けると、線がはっきりします。
| 層 | 中身 | 自分の手だけで |
|---|---|---|
| 測定の層 | 手首の断面、鎖骨の幅、肉のつく位置、重心比、骨の角の数 | 届く。触って数えるだけなので誰がやっても同じ |
| 変換の層 | 測定値から主軸と寄りを決め、素材の方向と4つの寸法に置き換える | 届く。手順が固定されていれば再現する |
| 検証の層 | その答えが合っているか、外れているとしたらどこがずれたか | 届きにくい。自分の目は自分の背面と全身を同時に見られない |
多くの方が「無料では足りない」と感じるのは、1つ目と2つ目の層ではなく、3つ目でつまずいているときです。測ることはできたし、タイプ名も出た。けれど、それが合っている確信が持てない。この記事は3つ目の層だけを扱います。
無料で届く①|主軸と、服に効く4つの寸法
まず、届く側をはっきりさせます。測定の層で出るのは5つの値で、そこから決まるのは次の2つです。
1つ目は主軸です。 ストレート・ウェーブ・ナチュラルのどれに寄るか。これは素材の方向を決めます。張りのある布を選ぶのか、柔らかい布を選ぶのか、乾いた質感の布を選ぶのか。買い物で最初に効くのはここで、主軸さえ出ていれば売り場で触った時点で半分は絞れます。
2つ目は4つの寸法です。 着丈・肩幅・袖丈・身幅。分類から目安を出してもいいのですが、もっと正確なやり方があります。手持ちの中で「これは着心地がいい」と感じている一着を平置きにして、この4か所を測ってください。センチメートルの数字は、どんな分類名よりも失敗を減らします。
この2つは、無料でも有料でも同じものが出ます。触って数える作業に、料金は関係しません。
無料で届きにくい②|「その答えが合っているか」の判定
届きにくいのは、答え合わせです。理由は3つあります。
- 背面が見えない:肩甲骨の出方と背中の厚みは、骨感の判定に効くのに自分の目に入りません
- 全身と細部を同時に見られない:鎖骨を触っているとき、全身の縦のつながりは見えていません
- 比べる相手がいない:「太い・細い」は相対の言葉です。基準になる別の体を、自分は持っていません
3つ目がいちばん厄介です。自分の手首が太いのか細いのかは、自分の手首しか触ったことがない状態では決まりません。 だから断面の形や幅という、相対でない言い方に置き換える必要があります。
ただし、これらは「お金でしか埋まらない」わけではありません。服・写真・他人の言葉という3つを使うと、検証の層は無料のまま埋められます。 その手順を後で置きます。
自己判定が外れる4つの条件
先に、外れる側の条件を潰します。検証をする前に条件がずれていると、検証そのものが無駄になるからです。
| 条件 | 何が起きるか | どう潰すか |
|---|---|---|
| 体重の増減後1か月以内 | 3kg動くと肉のつく位置だけが答えを変える。手首と骨の角は動かない | 肉の項目を保留にし、残り4か所で決める |
| 姿勢 | 骨盤が前に傾くとおへその位置が1〜2cm上がり、重心比が上に振れる | かかと・お尻・肩甲骨を壁につけて測る |
| 服の上から見ている | 厚み3mm以上の生地は、鎖骨の幅を指の腹1本ぶん太らせる | 薄手一枚か、鎖骨と手首が出た状態で測る |
| 鏡までの距離 | 近すぎると肩と丈しか見えず、縦のつながりが判定に入らない | 全身が余白ごと入る位置まで下がる |
上の2つは測定値そのものを動かし、下の2つは見え方を動かします。 性質が違うので、対処も別です。上の2つは項目を保留にすれば済みますが、下の2つは環境を変えないと直りません。
鏡までの距離は、いちばん見落とされる条件
4つ目だけ、もう少し細かく書きます。ここは自覚しにくい割に、判定を大きく動かします。
全身鏡から一歩(およそ50cm)の位置に立つと、視野に入るのは肩から膝までです。この距離で決められるのは肩線と丈だけで、重心の高さと縦のつながりは判定に入っていません。 それなのに「全身鏡で見た」という記憶だけが残るので、見ていない部分まで判断したつもりになります。
下がる目安は、鏡の中の自分の頭の上と足元の下に、こぶし1つぶんずつ余白が見える位置です。多くの家庭用の鏡だと、1.5mから2mほど離れることになります。それだけ下がれない部屋なら、鏡での全身判定はあきらめて写真に切り替えてください。
もう一つ。鏡の上端が自分の目線より高い位置にあると、上半身が実際より大きく映ります。 見下ろす角度で映るからです。上重心・下重心の判定を鏡でやるなら、鏡の中心が自分の胸の高さに来ているかを先に確かめてください。ここがずれていると、重心の判定だけが毎回同じ方向に外れます。
外れを確かめる手順①|判定どおりの一枚を着て、2か所だけ見る
ここから検証です。1つ目は服で確かめます。
出た判定に沿った服を、一枚だけ用意してください。買い足す必要はありません。手持ちの中で条件に近いもので足ります。着たら、全体の雰囲気は見ないでください。 雰囲気には好みと気分が混ざるので、判定の答え合わせになりません。見るのは2か所だけです。
- 肩の縫い目:肩の骨の先端の上に落ちているか、内側に入っているか、外に落ちているか
- 袖の端:手首の骨に対して、上か・ちょうどか・下か
この2か所は好みが入りにくく、体の側の答えが出ます。加えて、着たまま30分過ごしてから、鎖骨の上あたりの布が浮いているかどうかを見てください。着た直後は布が落ち着いていないので、30分は必要です。浮きが出るなら、主軸が一つ隣にずれている可能性があります。
外れを確かめる手順②|写真は、条件を固定して撮る
2つ目は写真です。ただし、条件を固定しないと鏡と同じ間違いが起きます。
撮り方は4つ決めておきます。カメラの高さは自分の胸の高さ(床から120cm前後)、距離は2m以上、レンズは標準(広角の0.5倍にしない)、光は正面から。 広角で近くから撮ると、カメラに近い部分だけが大きく写るので、重心の判定が丸ごと壊れます。ここを守らない写真は、検証に使えません。
撮るのは3枚です。正面、真横、斜め45度。真横は自分ではまず見ない角度で、背中の厚みと肩甲骨の出方が唯一映る一枚になります。届きにくいと書いた背面の情報は、ここで半分ほど埋まります。
そして、撮った写真は1週間置いてから見てください。 撮った直後は自分の顔と表情に目が行き、体の輪郭が見えません。1週間空けると、他人の写真に近い見え方になります。この待ち時間だけは省けません。
外れを確かめる手順③|他人の反応は、感想ではなく単語で拾う
3つ目は他人の反応です。ただし「似合ってる?」と聞いてはいけません。聞かれた側は、ほぼ全員が「似合ってる」と答えます。 質問の形が答えを決めてしまうので、情報になりません。
やることは、何も聞かずに着て、相手が自分から言った言葉を、そのまま単語で控えることです。5人ぶんくらい集まると方向が見えます。集めた単語が、判定と同じ方向を指しているかを見てください。
- ストレート方向の言葉:きちんと、すっきり、しっかりして見える
- ウェーブ方向の言葉:やわらかい、華やか、軽い感じ
- ナチュラル方向の言葉:こなれた、ラフ、力が抜けてる
褒められたかどうかは関係ありません。見るのは、言葉の方向だけです。 ウェーブと判定したのに「きちんとして見える」が3人から出たなら、その一枚では主軸が反対側に働いています。
3つの検証を、どう合否にするか
3つそろったら、線を引きます。基準は単純です。
3つのうち2つが判定と同じ方向を指したら、その判定を採用します。 1つだけなら保留にして、条件を潰してからもう一度。0なら、測定の層に戻って測り直しです。
全部そろわないと決められない、とは考えないでください。検証は判定を確定させる作業ではなく、大きく外している状態を見つける作業です。 2つ一致していれば、服を選ぶには十分な確からしさがあります。
そして、この3つの検証は何度でも無料でやり直せます。やり直せることが、自己判定のいちばん大きい利点です。 一度きりの答えより、条件を変えて3回測った答えのほうが、たいてい安定します。
結果がばらばらだったとき①|ばらつきには3つの型がある
ここからが本題です。無料の診断をいくつか受けて、違う結果が出た。この状態でまずやることは、どの型のばらつきなのかを見分けることです。原因も対処も、型ごとにまったく違います。
| 型 | 見え方 | 起きていること |
|---|---|---|
| 型A | タイプ名そのものが全部違う | 診断ごとに見ている場所が違う。設問の中身がそろっていない |
| 型B | タイプ名は同じで、上重心と下重心などが分かれた | 境目に立っている。服への影響はほとんどない |
| 型C | 同じ診断を測り直すたびに答えが変わる | 測る条件が固定されていない。時間帯・服・姿勢のどれかが動いている |
型Bだと分かった時点で、悩みは終わります。 素材の方向と輪郭の基本形は主軸で決まるので、寄りが割れても服はほとんど変わりません。動くのは丈と寸法の目安だけで、それは手持ちの一着を測れば埋まります。
型Cも、対処は前の章の4条件です。 起床後2時間以内・薄手一枚・壁に背をつけた姿勢という3つを固定して測り直すと、たいてい同じ答えに落ち着きます。厄介なのは型Aだけです。
結果がばらばらだったとき②|設問を5か所に振り分け直す
型Aのときにやることは、診断結果を比べることではありません。自分がどう答えたかを、比べます。
受けた診断の設問を思い出して、次の5か所のどれを聞いていたのかで振り分けてください。手首の断面、鎖骨の出方、肉のつく位置、重心の高さ、骨の角の数。この5つは体系が違っても共通していて、どこかの流派だけが持っている秘密の場所というものは、ほぼありません。
振り分けたら、同じ場所について自分が違う答えを出しているところを探します。 ここが分かれ目です。実際にやってみると、ずれているのは全体ではなく1〜2か所しかありません。たとえば「鎖骨が目立つか」に「はい」と答えた診断と、「鎖骨の幅は指1本ぶん以上か」に「いいえ」と答えた診断。この2つは矛盾していませんが、集計では反対側に票が入ります。
疑うべきは診断全体ではなく、その1〜2か所です。 そこだけを、触って数える形で測り直してください。目で見て答える質問に、触った結果で上書きします。
結果がばらばらだったとき③|設問の作りの違いを、先に消す
もう一つ、ばらつきの原因になるのに気づかれにくいものがあります。設問の作りそのものが違うと、同じ体でも別の結果が出ます。 次の4つを見てください。
- 選択肢の数:3択か4択か。「どちらでもない」がある診断とない診断では、境目の人の結果が変わります
- 設問数:10問と30問では、少数派の1票の重みがまるで違います
- 骨格以外を聞いているか:身長・顔立ち・好みの服を聞く設問が混ざると、骨以外の情報が集計に入ります
- 印象を聞く設問の割合:「全体的にどう見えるか」型の設問が半分を超えるなら、それは骨ではなく服と体重を測っています
4つ目に当てはまる診断の結果は、他と並べないでください。 見ているものが違うので、一致しなくて当然です。比べる対象から外すだけで、残った結果はきれいにそろうことがよくあります。
ここまでやると、比べる価値のある結果は2つか3つに減ります。 ばらばらに見えていたものの半分は、比較の相手を間違えていただけです。
結果がばらばらだったとき④|それでも2つ残ったら、服の側から決める
条件を潰し、設問を振り分け直し、比較対象を絞っても、まだ2つ残ることがあります。ここで焦って有料の診断に進む必要はありません。残った2つの共通部分から始めれば、確定を待たずに服が選べます。
2つに割れているということは、その2つに共通する指示は確実に当てはまるということです。
- ストレートとウェーブで割れた:共通するのは「布を余らせない」。大きすぎる服はどちらでも重く出ます
- ストレートとナチュラルで割れた:共通するのは「切り替えを増やさない」。上下を細かく分断すると縦が切れます
- ウェーブとナチュラルで割れた:共通するのは「体に張り付かせない」。密着すると骨か厚みのどちらかが強く出ます
共通部分だけで一週間ぶんの服を組んでみて、そのあいだに前の章の3つの検証をかけてください。多くの場合、そこで片方に寄ります。 服を着て過ごすというのは、無料でできるいちばん情報量の多い検証です。
主軸が2つに割れた状態の潰し方は骨格診断がわからないときの決め方に原因別で並べてあります。ストレートとウェーブで割れているなら骨格ストレートとウェーブ、どちらか迷ったときの決め方、9つの体系で数え直したい方は骨格9タイプの自己診断が、5票の内訳をそのまま持ち越す形になっています。12分類の測る順番そのものを固定したい方は12分類は2段階で辿るへ戻ってください。
それでもお金を払う必要があるのは、どんなときか
最後に、進む目安を置きます。次の3つのうち2つ以上が当てはまるときが、その段階です。
| 条件 | 当てはまる状態 |
|---|---|
| 検証が逆を指す | 3つの検証のうち2つ以上が、判定と反対の方向を指した |
| 保留が動かない | 5か所のうち3か所以上が保留のまま、2回測っても動かない |
| 上下が毎回衝突する | トップスとボトムスで判定が食い違い、服を選ぶ場面で毎回止まる |
1つ以下なら、いま無料で出ている答えのままで服は選べます。 分類が細かくなっても、変わるのは説明の言葉であって、体ではありません。
対面で見てもらうと何が変わるかも、正直に書いておきます。埋まるのは主に、自分の目に入らない背面の情報と、「他の体と比べてどうか」という相対の判断です。そして、複数の服をその場で着て比べる時間。この3つは、ひとりだと用意しにくいものです。
一方で、対面でも条件がずれていれば同じようにずれます。 だから進むと決めたなら、測る条件を固定して測り直し、この記事の記録を持っていってください。タイプ名ではなく観察を渡せば、どんな体系で見る相手にも同じ材料が渡ります。判定を受ける意味そのものを迷っている方は骨格診断は必要かのほうが先です。
記録の残し方|次に測るときに比べられる形で
無料でやるなら、記録が唯一の資産です。日付と一緒に、次の8つだけ残してください。
- 手首の断面(円 / 細い楕円 / 角が2か所)
- 鎖骨の幅(指の腹の何本ぶんか)と、肩まで追えたか
- 二の腕と太ももの厚みの差(上が厚い / 下が厚い / 差なし)
- 重心比(おへその高さ ÷ 身長、小数点2桁)
- 角が当たった数(4か所のうち何か所か)
- 検証①の結果(肩の縫い目と袖の端の位置)
- 検証②の結果(真横の一枚で見えた背中の厚み)
- 検証③の結果(他人から出た単語を3つ)
タイプ名は書かないでください。 タイプ名はこの8つから毎回導き直せますが、逆はできません。名前だけ残すと、次に測ったときに何が変わったのかが分からなくなります。
そして、この記録があること自体が、有料か無料かの差をいちばん埋めます。 一度きりの判定より、条件をそろえて2回測り、3つの検証をかけた記録のほうが、材料としては厚いからです。無料で足りるかどうかは、料金ではなく、この8行を残したかどうかで決まります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格診断の12分類は、無料の自己判定だけでどこまで分かりますか
- 骨格3タイプの主軸と、服に直接効く4つの寸法(着丈・肩幅・袖丈・身幅)まで決まります。ここは自分の手でも同じ答えが出る部分で、測り方さえ固定すれば精度は変わりません。決まらないのは、その答えが合っているかどうかを自分で判定する部分と、自分の目に入らない背面の情報です。つまり無料で足りないのは分類の細かさではなく、答え合わせの手段のほうです。
- Q. 無料の診断をいくつかやったら、結果がばらばらでした。どうすればいいですか
- ばらつきを3つの型に分けてください。タイプ名そのものが全部違うなら設問が見ている場所が違う型、タイプ名は同じで上重心と下重心などが分かれたなら境目にいる型、同じ診断を測り直すたびに変わるなら条件が固定されていない型です。次に、自分の答えを手首・鎖骨・肉のつく位置・重心・骨の角という5か所に振り分け直します。同じ場所に違う答えを出している箇所は、たいてい1〜2か所しかありません。
- Q. 自己判定が外れているかどうかは、どうやって確かめられますか
- 判定どおりの一枚を着て、肩の縫い目が肩の骨の上に落ちるか、袖の端が手首の骨のどこに来るかの2か所だけを見てください。次に同じ服で正面・真横・斜めの3枚を撮り、1週間置いてから見ます。最後に、5人から出てきた言葉を集めます。この3つのうち2つが判定と同じ方向を指せば採用、1つだけなら保留、0なら測り直しです。
- Q. 体重が変わったあとに測ると、結果はどう変わりますか
- 3kgほど動くと、肉のつく位置の項目だけが答えを変えます。手首の断面と骨の角の数は変わりません。したがって増減から1か月以内に測るときは、肉の項目を保留にして残り4か所で決めてください。体重が動いたのに全項目を測り直すと、変わっていない部分まで巻き添えで動いた結果になり、去年の判定と比べられなくなります。
- Q. 無料の自己判定から、対面で見てもらうほうへ進む目安はありますか
- 3つあります。検証を3つやって2つ以上が判定と逆を指したとき、5か所のうち3か所以上が保留のまま2回測っても動かないとき、上半身と下半身の判定が毎回衝突して服が決まらないときです。このうち2つ以上が当てはまるなら進む段階で、1つ以下なら、いま出ている答えのままで服は選べます。
— メグラシ編集部




