イエベ秋とブルベ冬の混合と言われたとき|共通しているのは深さ1本。暖かみと濁りは1枚に1つだけ動かす

2つの季節を混合と言われたとき、色の選び方は2つを足すことでは決まりません。共有しているのは深さの1本だけで、暖かみと濁りの2本は逆方向に離れているからです。
だから1枚の中で2本とも動かすと、秋でも冬でもない色になります。逆に、1本だけ動かした色は、動かしていないほうの季節にも足がかりを残します。
このページで決めるのは、深さを固定したあとにどちらの1本を動かすかだけです。
📋 早見表|3本の軸と、その扱い
| 軸 | 2つの季節の関係 | 扱い |
|---|---|---|
| 深さ(明度) | 共通している | 固定する |
| 暖かみ | 逆方向に離れている | 1枚に1本だけ動かす候補 |
| 濁り | 逆方向に離れている | 1枚に1本だけ動かす候補 |
深さが足りていない色は、暖かみと濁りを合わせても届きません。順番は深さが先です。
結論:共通しているのは1本、分かれているのは2本
多くの組み合わせでは、2つの季節が共有している軸は2本あります。この組み合わせは1本しかありません。そこが扱いにくさの原因です。
共有が1本しかないということは、残りの2本のどちらを動かしても、もう一方の季節から離れるということです。2本同時に動かすと、離れ方が二重になります。
だから条件は単純になります。1枚につき1本。これだけで、混合と言われた結果が実務に使える形になります。
この組み合わせが特にまぎらわしいのは、深いというだけで2つが同じ棚に並ぶからです。濃紺もチャコールもダークブラウンも、遠目には同じ「濃い色」に見えます。深さだけを見て選ぶと、暖かみと濁りが同時に動いた1枚を持ち帰ることになります。
準備|手持ちで用意する3つ
白い紙を1枚、金色と銀色の小物を1つずつ、灰色の布を1枚。買い足すものはありません。
白い紙は深さの判定に、金と銀は暖かみの判定に、灰色は濁りの判定に使います。3つとも机の上で使う道具で、顔に当てるのは金と銀だけです。
白い紙は、印刷用紙のような光沢のないものを選んでください。つやのある紙は光を返して、隣に置いた色の明るさを実際より暗く見せます。
軸①|深さは、白い紙との差で固定する
候補の色を白い紙の隣に置き、明るさの差がどれくらいあるかを見ます。差が大きいほど深い色です。
この2つの季節はどちらも深い側にあるので、差が小さい色はここで候補から外れます。目安は、紙と色のあいだにはっきりした段差が見えることです。段差がなだらかで、どこから色が始まっているか目で追えない場合は、深さが足りません。
判定に迷ったら、写真を撮って白黒にしてください。色が消えて明るさだけが残るので、紙と色の差が数えられるほどはっきりします。白黒にしても紙と見分けがつく色が、深さのある色です。
外した色を惜しむ必要はありません。深さが足りない色は、暖かみと濁りをどれだけ合わせても、この組み合わせの側には来ません。
判定は同じ日にまとめて行います。日をまたぐと光が変わり、差が大きかったか小さかったかの記憶が当てになりません。候補を10枚ほど並べて、5分で仕分けてください。迷った色は「浅い」側に置きます。深さが十分にある色は、迷わずに段差が見えます。
軸②|暖かみは、金と銀で影の濃さを見る
顔の下に金色を当てて10秒、銀色に持ち替えて10秒。見るのは色ではなく、あご下と小鼻の横にできる影の濃さです。
金で影が薄くなるなら暖かみは秋側、銀で薄くなるなら冬側です。どちらも同じくらい薄くなるのがこの組み合わせの中間で、その場合は暖かみを動かせる幅が広いということになります。
見る場所を影に限定するのは、色そのものを見ると好みが混ざるからです。影の濃さは好みでは動きません。 判定が割れる人は、写真を撮って白黒にしてから見比べると、影の差だけが残ります。
10秒という時間にも意味があります。長く見ると目が慣れて、どちらも同じに見えてきます。金を10秒、いったん目を離して3秒、銀を10秒。この順番で1回だけ行ってください。
軸③|濁りは、灰色の布の上で見る(ここは固定しない)
候補の色を灰色の布の上に置きます。灰色から浮き上がって見える色は清の側、灰色に沈んで境目がぼやける色は濁の側です。
ここが、ほかの混合と大きく違うところです。この組み合わせでは、浮いた色も沈んだ色もどちらも候補に残ります。 浮くほうが冬側、沈むほうが秋側というだけで、片方を捨てる判定ではありません。
だから灰色の布は、外すための道具ではなく、いま手にしている色が2つのうちどちら側かを言うための道具になります。深さの判定で残った色を、ここで2つの山に分けてください。
灰色の布は、明るすぎても暗すぎても判定が鈍ります。白と黒のちょうど中間くらいの濃さを選んでください。手元にないときは、乾いたコンクリートの床や、光沢のない壁の上でも代用できます。
判定|1枚につき、動かすのは1本だけ
深さを固定したあと、暖かみと濁りのどちらか1本を動かします。もう1本は中間に置いたままにします。
| 動かす軸 | 動かさない軸 | できあがる位置 |
|---|---|---|
| 暖かみを秋側へ | 濁りは中間 | 秋寄りだが、輪郭のはっきりさは冬に足がかりが残る |
| 暖かみを冬側へ | 濁りは中間 | 冬寄りだが、温度は秋に足がかりが残る |
| 濁りを秋側へ | 暖かみは中間 | 沈むが、温度は偏らない |
| 濁りを冬側へ | 暖かみは中間 | 澄むが、冷たくなりすぎない |
4行のどれを選んでもよく、外れる選び方はありません。外れるのは、2行を1枚の中で重ねたときだけです。
「中間に置いたまま」というのが分かりにくいときは、手を加えないという意味だと考えてください。暖かみを動かす日は、濁りについて何も判断しない。判断しない軸を1本作ることが、この方法の中身です。
どの行を選ぶかは、日によって変えて構いません。同じ服を続けて着る必要もありません。1枚ごとに独立して判定できるので、買い物の場でもその場で使えます。
動かす1本を、どちらにするかの決め方
顔に近いほど暖かみ、顔から遠いほど濁りを動かします。
暖かみは肌の影の濃さに直接効くので、顔から離れると効き目が落ちます。濁りは面積が大きいほど輪郭のはっきりさに効くので、下半身や上着のように面積の広い場所で動かすと結果が出ます。トップスは暖かみ、ボトムスは濁り、これが最初の型です。
順番に迷ったら、鏡の前で30cm下がってください。その距離で最初に目に入るほうが、いま面積で効いている軸です。
上下で違う1本を動かす|たすき掛けの組み方
上で暖かみを動かし、下で濁りを動かすと、全身では2本ぶん使えます。条件は1つだけで、同じ1枚の中で重ねないことです。
上に暖かみを秋側へ振った色を置いたら、下は暖かみを中間に保ったまま濁りだけを動かします。こうすると、上下のどちらを見ても1本ぶんの差しかないので、全身が割れません。
ワンピースのように上下が1枚の場合は、この組み方は使えません。1枚ものは、1本だけ動かす行をそのまま採用します。
上着を羽織る日は、上着を「上」として数えます。中に着ているものは、外から見える面積が減るぶん、判定への効き方も小さくなるからです。外から見えている面だけを数えるのが原則です。
小物は数に入れません。靴やバッグは顔から遠いので、2本動いていても全身は割れません。数えるのは、上半身と下半身の大きな面2つだけです。
2本とも動いてしまったときに起きること
2本動くと、その色は秋の説明でも冬の説明でも当てはまらなくなります。着てみて「悪くないが、しっくり来ない」となるのはこの状態です。
この組み合わせでは、2本動いた色にはっきりした特徴が出ます。深いのに、顔の輪郭だけがぼやけて見えるか、逆に深いのに、顔から色だけが先に飛び出して見えるかのどちらかです。深さは合っているので、悪い色には見えません。合っていないのは、そこから先の2本です。
対処は捨てることではありません。顔から30cm以上外側へ移すと、判定にほとんど届かなくなります。靴やバッグの位置なら、2本動いていても全身は割れません。
どちらとも取れるとき①|濁りの弱い色しか手元にない
濁りが弱い、つまり澄んだ色ばかりが手元にある場合、全身が冬側へ寄ります。それ自体は間違いではありませんが、動かせる軸が1本減ります。
この日は、暖かみのほうで幅を作ってください。澄んだ色のまま、暖かみだけを秋側へ半分戻した1枚を顔まわりに置きます。顔に接している1枚だけが条件を満たしていれば、全身は成立します。
顔まわりに置く1枚は、面積が小さくても構いません。首元に見えている幅が3cmあれば足ります。暖かみは、面積ではなく顔との距離で効くからです。
買い足すなら、濁りのある深い色を1枚だけ選んでください。この組み合わせで最も使い回せるのは、暖かみが中間で、深くて、少し沈んだ1枚です。この1枚があると、残りの服の判定をしなくてよい日が増えます。
どちらとも取れるとき②|金も銀もどちらも合う
暖かみが中間にあるということなので、動かす1本は濁りのほうにします。暖かみを中間に置いたままにできるのは、この組み合わせでは扱いやすい状態です。
濁りだけを動かすと、澄んだ側と沈んだ側の2つの型が両方使えます。同じ日のうちに、澄んだ1枚と沈んだ1枚を同じ場所に当てて、影の出方で決めてください。
このとき、深さは両方とも同じにしておきます。片方だけ浅いと、濁りの差ではなく深さの差を見てしまいます。比べる2枚は、白い紙との差をそろえてから当てるのが条件です。
どちらとも取れるとき③|診断のたびに順番が入れ替わる
深さを共有しているので、深い布ばかりで見ると2つは近く見えます。順番が入れ替わるのは、その日に見た布がどれくらい深かったかの差であることが多いです。
浅い布を混ぜて見た日は、2つの差がはっきり出ます。深い布だけを並べた日は、共有している1本だけが目立つので、順番が揺れます。揺れているのはあなたではなく、その日に並んだ布の深さの幅です。
順番を決めきる必要はありません。順番が要るのは細かく分類するときだけで、色を選ぶ実務は深さ固定と1本ルールだけで回ります。
記録の残し方|3行だけ
「深さ=あり」「今日動かした軸=暖かみ/濁り」「動かした方向=秋側/冬側」。この3行を、着た日と一緒に残します。
3回ぶんたまると、どちらの軸を動かした日に手が伸びているかが見えます。それが、自分の側の傾きです。診断名より先に、この記録のほうが買い物に効きます。
記録を10回ぶん集めると、もう一段先が見えます。同じ軸ばかりを動かしているなら、動かしていないほうの軸は、あなたにとって中間で安定しているということです。安定している軸は、買い物のときに考えなくてよい軸になります。考える対象が1本に減ると、店頭で迷う時間が半分になります。
逆に、動かす軸が毎回変わっているなら、両方を使えているということです。その場合は減らす必要がありません。1枚に1本、という条件だけを守っていれば足ります。
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よくある問い
- Q. 混合と言われたら、2つの季節の色をどちらも使っていいのですか
- 1枚ごとに条件をつければ使えます。この2つの季節が共有しているのは深さだけで、暖かみと濁りは逆方向に離れています。だから1枚の中で暖かみと濁りの両方を冬側へ振ると、秋側の要素が消えます。逆も同じです。ルールは1つで、1枚につき動かすのは2本のうち1本だけ。もう1本は秋と冬の中間に置いたままにします。
- Q. 深さは、どうやって確かめますか
- 白い紙を1枚用意して、その隣に候補の色を置きます。紙と色の明るさの差が大きいほど深い色です。差が紙の半分ほどまでしかない色は、この2つの季節のどちらにも足りません。判定は色を顔に当てる前、机の上で終わります。深さが足りない色は、暖かみと濁りをどれだけ合わせても届きません。
- Q. 暖かみと濁り、どちらを動かすほうが安全ですか
- 顔に近い場所ほど暖かみを動かし、顔から遠い場所ほど濁りを動かすほうが外れにくくなります。暖かみは肌の影の濃さに直接効くので、顔から離れると効き目が落ちます。濁りは面積が大きいほど輪郭のはっきりさに効くので、下半身や上着のように面積の広い場所で動かすと結果が出ます。トップスは暖かみ、ボトムスは濁り、と分けるのが最初の型です。
- Q. 2本とも動かしてしまった色は、どう扱いますか
- 顔から離します。全身のうち顔から30cm以上外側、たとえば靴やバッグの位置なら、2本動いていても判定にほとんど届きません。捨てる必要はなく、置く場所を変えるだけです。顔まわりに置きたい場合は、あいだに1本を中間へ戻した色をはさむと、2本ぶんの差が1本ずつに割れます。
- Q. 診断のたびに秋と冬の順番が入れ替わります
- この2つは深さを共有しているので、深い布ばかりで見ると近く見えます。順番が入れ替わるのは、その日に見た布がどれくらい深かったかの差であることが多いです。順番を決めきる必要はありません。順番が要るのは16分類まで絞るときだけで、色を選ぶ実務は深さ固定と1本ルールだけで回ります。
— メグラシ編集部




