自分に似合う服の色診断|色の答えと形の答えが割れたら、面積の広いほうに色を譲る

結論を先に書きます。全身の60パーセント以上を占める1枚は、形の判定に従わせてください。 色はそこでは争いません。
色は、狭い面積で回収します。特に顔から下にいちばん近い1枚が、色の判定を最優先で受け持ちます。
「似合う色は分かったのに、その色で似合う形の服が見つからない」。これは探し方の問題ではなく、1枚に2つの判定を同時に満たさせようとしているときに起きます。担当を面積で割れば、1枚あたりの条件は1つになります。
なぜ全体では決められないのか
色と形は、効いている場所が違います。
| 判定 | 効く場所 | 距離が離れると |
|---|---|---|
| 色 | 顔まわり・肌の見え方 | 影響が残る |
| 形 | 丈・身幅・輪郭 | 影響が強く出る |
どちらも効くので、「色が優先」「形が優先」と全体で決めると、必ず片方で不満が残ります。1枚ごとに割るしかありません。
もう1つ、全体で決められない実務的な理由があります。色は後から足せて、形は後から直せません。 色が足りない一着には、上に載せる1枚で色を補えます。形が合っていない一着には、何を足しても輪郭は戻りません。取り返しのつかなさが違うので、同じ重さで扱えないのです。
だから優先順位という言い方も、正確ではありません。担当を割るという言い方のほうが実際に近くなります。どちらが偉いかではなく、どこを受け持つかの話です。
面積の数え方|写真を4分割して、マスを数える
センチで測る必要はありません。膝上までが入る正面写真を1枚撮り、上下左右に4分割します。
1つの服が何マスにまたがっているかを数えます。3マス以上なら60パーセント超え。1マス以下なら20パーセント以下。 2マスなら中間帯です。
ワンピースや丈の長い上着は、たいてい3マス以上を占めます。ここが形の担当になります。
数え方で迷うのは、上下に分かれた組み合わせのときです。上下それぞれを別の1枚として数えます。 上が1.5マス、下が1.5マスなら、どちらも中間帯です。合算して3マスとは数えません。合算すると、担当を割るという目的が消えます。
羽織りは、前を開けているなら見えている面積だけを数えます。閉じて着るなら全面積です。同じ1枚でも、着方で担当が変わるということです。
写真を撮るのが面倒なら、鏡の前で腕を横に伸ばし、指先までの範囲を4分割して見立てても構いません。精度は4分の1単位で十分です。
60パーセント以上の1枚|形に従わせる理由
面積の広い服は、輪郭そのものを決めます。丈が合っていない、身幅が余っている、という状態は、色をどれだけ合わせても消えません。
逆に言えば、この1枚の色は多少外れていても回収できます。 顔から離れた面積は、顔色への映り込みが小さいためです。
20パーセント以下の面積|色に従わせる理由
小物、羽織りの見えている部分、襟元から覗く1枚。こうした狭い面積では、輪郭の影響がほとんど出ません。
残るのは色の影響だけです。だからここは色の判定を素直に通します。 形の判定を持ち込んでも、面積が狭すぎて差が見えません。
例外は1つだけ|顔から下に、いちばん近い1枚
面積の原則には例外があります。襟元に触れている服です。
この1枚は、たとえ面積が広くても色の判定を優先します。 顔色に直接映り込むのは、この1枚だけだからです。
ただし優先するのは色だけです。丈と身幅は形の判定のまま置きます。1枚の中で、色と形の担当が分かれていると考えてください。
この1枚が判定から外れているとき、下に1枚差し込むだけで回収できます。襟元から数センチだけ覗く面積があれば足ります。顔色に効いているのは、面積ではなく位置です。
逆に言えば、襟元の1枚さえ合っていれば、その下がどんな色でも顔色は保てます。手持ちの多くを買い替えずに済むのは、この性質のおかげです。 最初に手を入れるべき場所も、ここになります。
中間帯(2マス)の扱い|その日の狙いで決める
2マスの服は、どちらにも振れます。ここで迷うなら、その日にどちらを効かせたいかで決めます。
人と近い距離で長く話す日は色に。歩いている姿を遠くから見られる日は形に。日ごとに変えて構いません。 中間帯は、そのために存在しています。
中間帯の服を買うときは、両方の条件を6割ずつ満たすものを狙います。形が完璧で色が外れているものより、どちらも少しずつ譲ったもののほうが、日によって使い回せます。広い面積と狭い面積では、この狙い方を採りません。中間帯だけの特例です。
手持ちを面積で仕分ける|偏りは3マスの棚に出る
裁定の考え方は、買い物より先にクローゼットで使えます。手持ちを3つの棚に分けてください。3マス以上、2マス、1マス以下です。
3マス以上の棚に、形の合わない服が多いなら、そこが不満の発生源です。 狭い面積をいくら入れ替えても、輪郭は変わりません。逆に1マス以下の棚に色の合う服が1枚もないなら、顔色を支える手段を持っていないことになります。
仕分けは30分で終わります。買い足す前に、どの棚が薄いかを先に知る。 順番を守るだけで、無駄になる買い物が減ります。
色をそろえすぎたときに起きること
全身を似合う色だけで組むと、色の判定は満たせます。ところが輪郭の情報が消えます。
同じ色調が並ぶと、丈の差や身幅の差が見えにくくなり、形の判定が効かなくなるためです。目安は3割から5割。 残りは輪郭を作るための色として使います。
形をそろえすぎたときに起きること
逆に形だけで組むと、輪郭は整うのに顔が沈みます。特に襟元の1枚が外れているとき、この症状が出ます。
点検は簡単です。襟元の1枚だけを取り替えて、顔まわりを鏡で見比べてください。 顎の下の影が薄くなるほうが、色の判定に合っています。
買い替えの対象になる条件
組み替えで回収できないのは1つだけです。面積60パーセント以上の1枚が、色も形も外れているとき。
色か形のどちらか一方が合っているなら、合っているほうを軸に組み替えれば使えます。両方外れているなら、どこに何を足しても回収できません。
判定は2分で済みます。平置きにして総丈と身幅を測り、落ち着く一着と比べる。 次に、着た状態で顔の下に来る色を鏡で見る。この2つで、どちらが外れているかが分かります。両方が外れていた場合だけ、手放す候補に入れてください。
手放す前に1つ試せることがあります。着る位置を変える。 上に着ていたものを羽織りに回す、閉じて着ていたものを開けて着る。面積の担当が変われば、求められる条件も変わります。3マスの服が1マスに変われば、形の判定から外れて色の判定へ移ります。
買う順番|形から確保して、色を載せる
新しく買うときは順番があります。先に形が合う一着を確保し、色はその上に載る狭い面積で回収します。
色から確保すると、輪郭の直しようがなくなります。形は買ったあとに直せませんが、色は上に載せる1枚で足せます。直せないほうを先に決める、という原則です。
この順番は、店の回り方にも影響します。先に形の条件で候補を絞り、残った中から色を選ぶ。 逆にすると、色で選んだ候補の中に形の合うものが1枚もない、という結果になりがちです。条件の厳しいほうを先に通すと、探す時間が短くなります。
予算の配分も同じ考え方で決まります。面積の広い1枚に費用を寄せて、狭い面積は数を持つ。 広い1枚は形で選ぶので買い替えが利きにくく、狭い面積は色で選ぶので入れ替えが利きます。
色の判定が2つ出ているとき
似合う色の答えが2系統出ていて、どちらとも言えない場合があります。このときは面積の話に持ち込まず、明るさだけを見ます。
顔の下に当てて、顎の下の影が薄くなるほうを採ります。色味の系統より、明るさのほうが顔色への影響が大きく出ます。判定が割れているときほど、見る要素を減らしてください。
当てる条件もそろえます。窓からの自然光で、顔が正面を向いた状態。 店の照明の下で比べると、照明の色が両方に乗って差が消えます。判定できる時間帯は日中に限られますが、1回やっておけば、その後は覚えた明るさで選べます。
2系統のどちらでも影が同じなら、どちらも使ってよいという結果です。無理に1つへ絞る必要はありません。選べる色が増えたと考えて、面積の配分だけ守ってください。
色を足す位置は3か所しかない
狭い面積で色を回収する、と書きました。回収に使える位置は、実際には3か所に限られます。
①襟元。 顔にいちばん近く、効きが最も大きい位置です。数センチ覗くだけで顔色が変わります。 ②手首。 動くたびに視野に入るので、面積のわりに印象に残ります。 ③足元。 顔から遠いぶん効きは弱く、全身の色をまとめる役に回ります。
この3か所以外に色を置いても、面積が中途半端で、形の判断と競合します。腰まわりや胸元に色を足すのは、面積の広い1枚の担当なので、回収の手段には向きません。
3か所すべてに同じ色を置く必要もありません。顔まわりの1か所が合っていれば足りて、残りは全身をまとめるために使えます。 回収の目的は顔色を支えることなので、優先順位は①が最も高くなります。
1週間で確かめる|言われた言葉を2つに分ける
裁定が合っているかは、人の反応で確かめられます。7日ぶん、言われた言葉を集めます。
顔色や雰囲気に関する言葉が多いなら、色の担当が効いています。すっきりした、締まって見える、といった言葉が多いなら形の担当が効いています。片方に偏っているなら、もう片方の面積配分を見直します。
言葉が集まらない日が続くこともあります。そのときは自分の行動で代用してください。鏡の前で直した場所を記録します。襟元ばかり直しているなら色の担当が弱く、丈やすそを直しているなら形の担当が弱い、という読み方になります。
7日で足ります。それ以上続けると、季節や予定の偏りが混ざります。 短く区切って、季節ごとにやり直すほうが読みやすい記録になります。
まとめ|1枚に1つの条件だけ背負わせる
- 面積60パーセント以上の1枚は形に従わせる。色はそこで争わない
- 面積20パーセント以下は色に従わせる。輪郭の差が見えない面積だから
- 例外は襟元に触れる1枚。ここだけは面積が広くても色を優先する
- 買うときは形から確保して、色は上に載せる。直せないほうを先に決める
似合う色と似合う形は、同じ1枚で両立させる必要がありません。 面積で割れば、探す条件はいつも1つになります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 色診断の結果と骨格の結果、どちらを優先すべきですか
- 全体では決めません。1枚ごとに、その服が全身に占める面積で決めます。面積が60パーセントを超える1枚は形の判定に従わせてください。丈と身幅が合っていない服は、色がどれだけ合っていても輪郭で外れます。逆に面積が20パーセント以下の1枚は色の判定に従わせます。狭い面積では輪郭の影響が小さく、色の影響だけが残るからです。
- Q. 面積の割合は、どうやって数えるのですか
- 膝上までが入る正面写真を1枚撮り、写真を上下左右に4分割します。1つの服が何マスにまたがっているかを数えれば、4分の1単位で割合が出ます。3マス以上なら60パーセント超え、1マス以下なら20パーセント以下です。中に入る場合は、上下の境目がどのマスにあるかで判断します。センチで測る必要はありません。
- Q. 顔から近い服は特別扱いすると聞きました
- そのとおりです。面積の原則には例外が1つあります。顔から下にいちばん近い1枚、つまり襟元に触れている服は、面積が広くても色の判定を優先します。顔色に直接映り込むのはこの1枚だけだからです。ただしその場合も、丈と身幅は形の判定のまま置きます。優先するのは色であって、形ではありません。
- Q. 60パーセントの1枚が、色も形も外れていたらどうしますか
- そのときだけ買い替えの対象になります。色か形のどちらか一方が合っているなら、合っているほうを軸に組み替えれば使えます。両方外れている場合は、どう組んでも回収できません。判断の順番としては、まず形が合う一着を先に確保して、色はその上に載せる狭い面積で回収してください。逆に色から確保すると、輪郭の直しようがなくなります。
- Q. 全身を似合う色でそろえたほうが失敗しませんか
- そろえると色の判定は満たせますが、輪郭の情報がなくなります。全身が同じ色調だと、丈や身幅の差が見えにくくなり、形の判定が効かなくなります。目安として、似合う色の占有は全身の3割から5割です。残りは輪郭を作るための色として使います。色の判定は顔まわりを支える道具で、全身を塗りつぶすための指定ではありません。
— メグラシ編集部





