顔タイプエレガント 仕事服|怖く見えるか地味に沈むかで襟と色を分ける

**顔タイプエレガントで仕事服がしっくりこないなら、先に「怖く見える」のか「地味に沈む」のかを決めてください。**怖く見える人は、襟の角を丸くし、顔の近くの色を一段やわらげます。地味に沈む人は、襟に高さか幅を足し、顔の近くに中くらいの濃さの色を1点置きます。
決め方は、いつもの仕事服で、無表情の正面写真を腕の長さで1枚撮るだけです。画面を見て、最初に目元と眉に視線が行くなら怖く見える側。顔より先に服のグレーや紺が目に入り、顔がその中に溶けているなら地味に沈む側です。
両方が当てはまる人は、襟は曲線、色は1点にしてください。形で柔らげて、色で存在感を足します。顔タイプエレガントの「きちんとした服が似合う」という強みは変わりません。直すのは、その強みが出る量です。
先に決める:怖く見えるか、地味に沈むか
顔タイプエレガントは、大人っぽい顔立ちで、直線と曲線の中間からやや曲線寄りの印象を持つタイプです。落ち着きと品があるので、ジャケットやきれいめのブラウスが借り物に見えにくいのが強みです。
仕事服でその強みがずれるときは、たいてい次のどちらかが起きています。
| 起きていること | 確かめ方 | 直す方向 |
|---|---|---|
| 怖く見える | 無表情の写真で、最初に目元と眉に視線が行く | 襟の角を丸く・顔の近くの明暗差を縮める |
| 地味に沈む | 写真で、顔より先に服の色が目に入る | 襟に高さか幅・顔の近くに色を1点 |
| 両方 | 目元は強いのに、全体は沈んで見える | 襟は曲線・色は1点 |
言われた言葉でも判断できます。「話しかけにくい」「怒ってる?」は怖く見える側、「疲れてる?」「いたの気づかなかった」は地味に沈む側です。
なぜ同じ仕事服で逆のことが起きるのか
仕事服は、直線が多く、色が暗く、飾りが少ない服です。ジャケットの襟の角、シャツの前立て、センタープレスの線。色は黒、紺、グレー、ベージュ。
顔タイプエレガントの顔の中に、目元や眉のように強い直線がある人は、仕事服の直線と暗い色が顔の強さに上乗せされます。顔と服が同じ方向に強くなるので、怖く見えます。
顔の強さが目元に集まっていない人、つまり顔全体の落ち着きでエレガントに見えている人は、仕事服の暗さと飾りのなさに落ち着きが重なります。全身が静かになりすぎて、顔が服の中に沈みます。
同じ紺のジャケットでも逆のことが起きるのは、このためです。服が悪いのではなく、顔のどこが強いかで、服が足し算になるか引き算になるかが変わります。
怖く見える側:襟の角を丸くする
怖く見える人がまずやることは、顔のいちばん近くにある直線を減らすことです。いちばん近い直線は、襟の角です。
テーラードジャケットの襟は、角が鋭く尖っているほど顔の直線を強めます。襟の先が丸いもの、ノーカラーで首元が曲線のもの、ショールカラーのものに替えてください。シャツなら、襟先の尖ったレギュラーカラーより、丸襟か、襟のないとろみのブラウスです。
全部を替えなくてかまいません。ジャケットはそのままで、中のシャツをとろみのあるボウタイなしのブラウスに替えるだけでも、顔のすぐ下の直線が1本減ります。
逆に、尖った大きな襟を立てて着る、首元を詰めた硬いシャツにネクタイ風のスカーフを結ぶ、という組み方は、直線を重ねるので避けてください。
怖く見える側:顔の近くの明暗の差を一段縮める
怖く見える人の次の手は、色です。顔の近くで、肌の明るさと服の色の差が大きいほど、目元の強さが際立ちます。
黒のジャケットに白いシャツは、差がいちばん大きい組み方です。黒を濃いチャコールか紺に、白を象牙色かごく薄いグレージュに替えてください。両方を替えると、差が一段縮みます。
黒が好き、または指定で黒を着る人は、黒を顔から離します。ジャケットではなくパンツやスカートを黒にして、上は濃いチャコールか紺。どうしても上が黒になる日は、首元に象牙色か淡いグレーのスカーフを指3本ぶんの幅で入れて、黒と肌の間をつないでください。
地味に沈む側:襟に高さか幅を足す
地味に沈む人がまずやることは、首元に量を足すことです。顔が服の中に沈むのは、顔のまわりに目を止める場所がないからです。
襟に高さのあるもの(スタンドカラー、小さめのボウタイ、ハイネックのブラウス)か、幅のあるもの(襟の大きめなテーラード、ラペルの広いジャケット)を選んでください。目安は、鏡で見たときに襟の端が顎の下から指3本以内まで来ていることです。
ノーカラーのジャケットに丸首のニットのように、首元に何もない組み方は、顔タイプエレガントでも地味に沈みやすい組み方です。同じノーカラーを着るなら、中を襟つきのブラウスにして、襟をジャケットの外に出してください。
地味に沈む側:顔の近くに色を1点置く
地味に沈む人の次の手は、色です。グレー、ベージュ、紺だけで全身を組むと、顔の落ち着きと服の静けさが重なって、存在感が消えます。
顔の近くに1点だけ、中くらいの濃さの色を置いてください。深い赤、深い緑、青みのある紺、からし色のような、明るすぎず暗すぎない色です。スカーフ、インナー、ブラウスのどれか1つで足ります。インナーなら、首元から指2本ぶんのぞかせるだけで効きます。
色を置けない職場なら、耳元を使ってください。直径1.5cm以上の、艶のある飾りを1つ。小さすぎる飾りは、顔タイプエレガントの大人っぽい顔の横では見えなくなります。
どちらとも言えないとき:形で柔らげ、色で足す
写真を見ても、目元は強いのに全体は沈んで見える。そういう人は、両方の手を半分ずつ使ってください。
襟は、怖く見える側の手を使います。角が丸いか、曲線の襟にします。目元の強さを服の直線で上乗せしないためです。
色は、地味に沈む側の手を使います。顔の近くに中くらいの濃さの色を1点置きます。ただし、色は明るすぎるものではなく、深みのある色にしてください。明るい色は目元との差が大きくなり、怖く見える側に戻ってしまいます。
迷ったら、ジャケットを脱いだ状態で写真を撮り直してください。ジャケットを脱ぐと怖さが減るなら怖く見える側の比重が大きく、脱ぐともっと沈むなら地味に沈む側の比重が大きいです。
会議や商談の日の組み方
人前で話す日は、どちらの側も「顔に視線を集める」ことを優先します。
怖く見える人は、ジャケットを濃いチャコールか紺の丸い襟にして、中は象牙色のとろみのブラウス。口紅は、肌になじむ深めのローズかベージュ系にして、目元より口元に少し視線を下ろします。
地味に沈む人は、襟に幅のある紺のジャケットに、深い赤か深い緑のインナーを首元からのぞかせます。口紅は、いつもより一段はっきりした色にしてください。
内勤の日と冬の重ね着
ジャケットを着ない内勤の日は、ニットやカーディガンが主役になります。
怖く見える人は、細かい編みのニットで、首元がVか丸首のものを選びます。タートルネックを着るなら、首に沿う薄手のもので、折り返しを作らずに伸ばしてください。折り返しが厚いと、顎の下に横の直線ができます。
地味に沈む人は、首元に少し量があるものを選びます。ボトルネック、小さめの襟つきのニット、首元にリブの幅があるカーディガンです。色は、グレーやベージュでも、顔の近くに1点の色をどこかに入れてください。
冬のコートは、通勤のあいだの印象を決めます。怖く見える人は、襟の角が丸いか、ノーカラーのコート。地味に沈む人は、襟の大きいコートか、首元にマフラーで量を足してください。
服を変えにくい日はメイクと髪で調整する
仕事服は毎日替えられるものではありません。服を変えにくい日は、顔の側で調整してください。
怖く見える人は、眉の角を作らず、眉山をなだらかにします。アイラインは目尻で跳ね上げず、目の幅の中で止めてください。髪は、顔の横に毛先をまっすぐ下ろすより、耳の後ろへゆるくかけるか、毛先に少し丸みをつけます。
地味に沈む人は、頬と唇に血色を足します。頬は、黒目の外側の下に、肌より一段濃い色をふわっと置きます。髪は、まとめるなら根元に少し高さを出し、耳元の飾りが見えるようにしてください。
手持ちの仕事服を残すか替えるか
クローゼットの仕事服を全部替える必要はありません。上で決めた側で、替える場所を1か所に絞ってください。
怖く見える人は、角の鋭い襟のジャケットと、真っ白なシャツが替える候補です。ジャケットは中のブラウスを替えれば残せることが多いので、先にシャツから替えてください。
地味に沈む人は、首元に何もないノーカラーのジャケットと、グレーやベージュの無地の丸首ニットが替える候補です。どちらも、中や首元に色か襟を足せば残せます。
まとめ:顔のどこが強いかを決めてから、襟と色を動かす
顔タイプエレガントで仕事服がしっくりこないなら、服を探し直すのではなく、仕事服が顔の強さに足し算になっているのか、引き算になっているのかを先に決めてください。
怖く見える人は、襟の角を丸くし、顔の近くの明暗の差を一段縮めます。地味に沈む人は、襟に高さか幅を足し、顔の近くに中くらいの濃さの色を1点置きます。両方の人は、襟は曲線、色は1点です。
きつく見えるときの全体の直し方は顔タイプエレガントがきつく見える、黒の扱いは顔タイプエレガント 黒が似合わない、ニットの選び方は顔タイプエレガントに似合うニットを見てください。顔タイプフェミニンの人の仕事服は顔タイプフェミニン 仕事服にまとめています。
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントは仕事服が似合うタイプではないのですか
- 似合うタイプです。大人っぽさと落ち着きがあるので、きちんとした服が借り物に見えにくいのが強みです。ただ、その強みがそのまま出すぎると怖く見え、引っ込みすぎると地味に沈みます。似合わないのではなく、強みが出る量の調整がずれている状態です。
- Q. 黒のジャケットを着ると、会議で話しかけにくいと言われます
- 怖く見える側です。黒をやめるか、黒を顔から離してください。ジャケットを濃いチャコールか紺に替え、中のブラウスを白ではなく象牙色にすると、顔の近くの明暗の差が一段縮みます。黒を着たい日は、ジャケットではなくパンツやスカートに黒を回してください。
- Q. グレーのニットで出社すると、体調が悪いのかと聞かれます
- 地味に沈む側です。グレーの濃さはそのままで、顔の近くに1点だけ中くらいの濃さの色を足してください。深い赤、深い緑、青みのある紺などのスカーフか、同じ色のインナーを首元から指2本ぶんのぞかせます。耳元に直径1.5cm以上の飾りを1つ置くのも効きます。
- Q. 制服や指定の服で、色や形を選べません
- 選べる場所が首元と耳元だけでも足ります。怖く見える人は、ブラウスの襟を丸いものにするか、首元に柔らかい艶のある細いスカーフを1本。地味に沈む人は、耳元に大きめの飾りを1つ置くか、口紅を一段明るい色にしてください。
— メグラシ編集部





