顔タイプフェミニン 仕事服|頼りなく見えるか浮くかで足す線を変える

職場で言われたのが「頼りない」なら、肩と襟に直線を足してください。「今日は何かあるの」「華やかだね」と服のことを言われるなら、逆に揺れる面積と生地の光を引いてください。顔タイプフェミニンの仕事服は、同じ顔タイプでもこの2つで直す方向が反対になります。
見分け方は1つです。鏡から2m離れて全身を映し、最初に目が行く場所を確かめます。顔に目が行くのに服の印象が残らないなら「頼りない側」、ブラウスの襟や揺れる裾に目が行くなら「浮く側」です。両方とも言われる人は、上半身を締めて下半身に柔らかさを残す組み方にします。
どちらの側でも、顔の曲線と大人っぽさそのものを消す必要はありません。仕事の場で求められるのは「話を任せられそう」という線が1本見えることで、それは服の一部分だけで足ります。以下、側ごとに足す場所と引く場所を書きます。
先に決める:言われたのは「頼りない」か「浮く」か
服を選ぶ前に、この半年で職場で言われた言葉を思い出して書き出してください。褒め言葉も含めます。
| 言われた言葉の例 | 側 | 直す方向 |
|---|---|---|
| 優しそう・頼りなさそう・新人に見える | 頼りない側 | 直線を足す |
| 話しかけやすい(が、仕事は回ってこない) | 頼りない側 | 直線を足す |
| 今日は何かあるの・華やかだね・デート? | 浮く側 | 揺れと光を引く |
| きれいだけど近寄りにくい | 浮く側 | 光を引く |
| 日によって全然違う | 両方 | 上下で役を分ける |
言葉が1つも思い出せない人は、次の見出しの「2mの確かめ方」で決めてください。言われていないのに不安な人ほど、実は直す必要がないことも多いです。
境目は鏡から2mで、目が先に行く場所
職場で人が相手を見る距離は、机をはさんで1〜2mです。顔を近づけて鏡を見ると、顔立ちばかりが目に入って判断がずれます。
- 仕事に着ていく服を一式着て、靴も履きます
- 鏡から2m離れ、正面を向いて3秒見ます
- 目をつぶって開け、最初に止まった場所を覚えます
最初に止まったのが目もとか口もとなら、服が顔を支えきれていません。顔だけが印象に残り、服は「柔らかい何か」として消えています。これが頼りなく見える仕組みです。
最初に止まったのが襟のフリル、袖の膨らみ、揺れる裾、光る生地なら、服が顔より先に話しています。顔のフェミニンさと服の甘さが重なり、仕事の場で必要な量を越えています。これが浮く仕組みです。
目が顔と服を行き来して止まらない人は、両方の側にいます。上下のどこかで甘さが過剰で、別のどこかで不足しています。
頼りなく見える人:足すのは肩と襟の直線
頼りなく見える人に足すのは、直線です。ただし全身を直線にすると、今度は顔だけが柔らかく浮いて、服に着られた印象になります。直線を置くのは肩と襟の2か所だけにします。
肩は、縫い目が肩の骨の真上で止まる服を選びます。肩が落ちる服はそれだけで柔らかく見え、上半身の輪郭が曖昧になります。肩パッドは要りません。縫い目の位置が正しければ、肩の線が1本立ちます。
襟は、首の付け根から鎖骨にかけて角のある形にします。シャツ襟、浅いVの襟、上着の下襟が候補です。丸い襟や詰まった首もとは顔の丸みと重なって、柔らかさを足してしまいます。
襟の角は鋭すぎないものを選びます。襟先が尖りすぎると顔の曲線と対立して、顔が浮いて見えます。襟先の角度が直角より少し開いている程度、指で触って角が刺さらない程度が目安です。
頼りなく見える人:色は濃さを1段だけ上げる
直線を足しても頼りなさが残るなら、色の濃さを見直します。淡い色を上下に着ていると、顔の柔らかさと服の淡さが重なって、印象がぼやけます。
上げるのは1段だけです。淡いベージュなら中間のベージュか灰みの茶、淡い水色なら紺寄りの青、白いブラウスなら灰白か生成りに上着の紺を重ねます。黒まで一気に下げると、顔より服が重くなって疲れて見えます。
濃くするのは上半身の外側(上着かカーディガン)です。内側のブラウスは淡いままでかまいません。顔の近くに淡い色が残ることで、フェミニンな顔の良さはそのまま残り、外側の濃さが輪郭を作ります。
浮く人:引くのは揺れる面積
浮く人が引くのは、動いたときに揺れる部分の面積です。フリル、ギャザー、リボンの垂れ、裾の広がり、ボウタイ。顔タイプフェミニンの顔はもともと曲線と大人っぽさを持っているので、揺れる部分が多いと甘さが二重になります。
目安は、揺れる部分を全身で1か所までにすることです。ボウタイのブラウスを着るなら、スカートは揺れない直線の形に。フレアスカートをはくなら、上はフリルのない無地のニットに。
どこを残すかで迷ったら、顔から遠いほうを残します。顔の近くの揺れは顔の曲線と重なりやすく、腰から下の揺れは歩いたときにしか目に入りません。袖のフリルより裾の揺れ、襟のリボンより前立ての小さなギャザー、という順で残します。
甘さそのものの量の見直しは顔タイプフェミニン 甘すぎる|顔まわりか全身かで外す所を分けるで詳しく扱っています。ここでは仕事の場に絞って、揺れの数だけを数えてください。
浮く人:素材の光を半分にする
揺れを1か所に減らしても浮くなら、生地の光を見ます。とろみのあるサテン、光沢の強いポリエステル、ラメの入ったニット。光る生地は、照明の下で顔より先に目に入ります。
光る生地を全部やめる必要はありません。光る面積を半分にします。光るブラウスを着るなら上に光らない上着を重ねて、見える面積を襟もとと袖口だけにする。光るスカートをはくなら、上は光らないニットにする。
秋冬は、光らない素材で柔らかさを出せる季節です。細い糸で編んだニット、起毛の少ないウール、表面がなめらかな綿。これらは揺れも光もないのに、顔の曲線と喧嘩しません。浮く人の仕事服は、この3つで組むと迷いが減ります。
どちらとも言われる人:上と下で役を分ける
日によって「頼りない」と「華やか」の両方を言われる人は、甘さの量ではなく置き場所がばらついています。ある日は全身が淡く、ある日は全身が甘い。
この場合は、上半身に直線、下半身に柔らかさと役を決めて固定します。
- 上半身:肩の縫い目が肩の骨で止まり、襟に角がある。色は中間の濃さ
- 下半身:揺れる裾か柔らかい落ち感。色は淡くてもかまわない
この分け方なら、机をはさんで見られる上半身では任せられそうな線が見え、立ったときと歩いたときにだけ柔らかさが出ます。座っている時間の長い職場ほど効きます。
逆(上が柔らかく下が直線)にすると、座っているあいだは甘く見え、立つと硬く見えます。両方言われる人がいちばん避けたい組み方です。
どちらとも言われる人:会う相手で入れ替える1点
上下の役を決めたら、毎日の調整は首まわりの1点だけで行います。
初めて会う相手、目上の相手、数字の話をする日は、首まわりに直線を置きます。シャツ襟、細い棒のネックレス、上着の下襟を立てずに沿わせる。
社内の打ち合わせ、後輩と話す日、話しかけてほしい日は、首まわりに曲線を置きます。丸い粒のネックレス、柔らかく結んだスカーフ、丸みのある襟。
入れ替えるのは1点だけにしてください。上着も変え、ブラウスも変え、アクセサリーも変えると、毎朝の判断が増えて、結局いつもの服に戻ります。
職場の服装規定が厳しい場合
色が紺・黒・灰に限られる、上着が必須、という職場では、色で調整できない分を形と素材で調整します。
頼りなく見える人は、紺を選び、襟は直線、上着の丈は腰骨にかかる長さにします。丈が短い上着は軽く見え、頼りなさを強めることがあります。
浮く人は、灰を選び、生地は光らないもの、上着の前を閉じたときに胸もとの開きが浅いものにします。黒は顔の明るさを強く引き立てるので、浮く人が着ると顔が華やかに見えすぎることがあります。
両方言われる人は、上着を紺か黒、スカートかパンツを灰にして、上を締めて下を柔らかくする役分けを色でも作ります。
秋冬の上着で調整する
秋から冬にかけては、通勤の上着が仕事服の印象の半分を決めます。室内で上着を脱ぐ職場でも、出入りの数分と外での打ち合わせで見られます。
頼りなく見える人は、襟の形がはっきりした上着を選びます。テーラード襟、角のあるステンカラー。色は中間の濃さか、それより1段濃いもの。上着の襟の選び方は顔タイプフェミニンのコートの襟で、顔との距離から詳しく決められます。
浮く人は、襟の装飾が少ない上着を選びます。大きなファーの襟、リボンベルト、ケープのような肩は、仕事の場では華やかに見えすぎます。ノーカラーなら首もとが詰まりすぎない浅い丸、ステンカラーなら襟幅が狭いもの。
髪とアクセサリーで仕上げる量
服を直したあとに、髪とアクセサリーで甘さの最終量を合わせます。
頼りなく見える人は、髪の毛先の巻きを弱めます。顔のまわりで毛先が丸く揺れると、服で足した直線を打ち消します。ひとつにまとめる日は、低い位置できっちり結ぶより、耳の高さで軽くまとめるほうが顔の柔らかさと合います。
浮く人は、揺れるピアスやイヤリングを外します。耳もとで揺れるものは、顔の近くの揺れとして数えます。服の揺れを1か所に減らしても、耳で揺れていれば2か所です。小さく光らない粒か、何も着けない日を作ってください。
やってはいけない直し方
どちらの側でも、次の直し方は遠回りになります。
全身を黒と直線で固める。頼りなさは消えますが、顔の曲線だけが浮き、服に着られた印象になります。「怖い」「無理している」と言われる方向へずれます。
甘さを全部抜いて無地の灰だけで組む。浮かなくなりますが、顔の華やかさが服に受け止められず、疲れて見えることがあります。顔タイプフェミニンの顔は、服に少しの柔らかさがあってはじめて落ち着きます。
職場で言われた言葉を1回で判断する。1回だけ言われた言葉は、その日の服のたまたまの印象であることもあります。2回以上言われた言葉から直してください。
年齢が上がって見え方が変わった人
数年前まで問題なかった仕事服で急に言われるようになった人は、顔の側が変わっています。頬の位置が少し下がり、顔の曲線がおだやかになると、同じ服でも甘さの量の感じ方が変わります。
以前は「華やか」で済んでいた服が「頑張っている」と見えるようになったら、浮く側に移っています。揺れを1か所に減らしてください。以前は「優しそう」で済んでいたのに「疲れている?」と言われるなら、頼りない側に移っています。色を1段濃くしてください。
年齢による変化の全体は顔タイプフェミニンがおばさんっぽい|甘さの足しすぎか引きすぎかで直すで、仕事以外の場面も含めて扱っています。
まとめ:言われた言葉から逆に組む
- 「頼りない」と言われたら、肩と襟に直線を足し、上半身の外側の色を1段濃くする
- 「浮いている」と言われたら、揺れる部分を全身で1か所に減らし、光る面積を半分にする
- 両方言われるなら、上半身に直線、下半身に柔らかさと役を固定し、毎日入れ替えるのは首まわりの1点だけ
鏡から2m離れて、最初に目が行く場所を確かめるところから始めてください。顔なら足す側、服なら引く側です。
よくある問い
- Q. 顔タイプフェミニンは仕事でジャケットを着ないほうがいいですか
- 着てかまいません。避けたいのは肩パッドが厚く、襟が太い直線だけで組まれた上着です。襟の先が少し丸いもの、肩の縫い目が肩の骨の位置で止まるもの、生地に軽い落ち感があるものを選ぶと、頼りなさを消しながら顔とも離れません。
- Q. 職場の規定で色が紺と黒と灰しか使えません
- 色で調整できないぶん、素材と首まわりで差をつけます。頼りなく見える人は紺の濃さを上げて襟を直線にし、浮く人は灰を選んで光沢のない生地にします。色の幅が狭い職場ほど、襟の形の差がそのまま印象の差になります。
- Q. フリルやリボンのブラウスはもう着られませんか
- 着られます。浮くと言われる人は、フリルを襟もとから外して袖口か前立てに移すか、上着の中に隠れる量に減らしてください。頼りなく見える人は、リボンを結ばずに垂らすだけにして、上に直線の上着を重ねると甘さが仕事の場の量に収まります。
- Q. 在宅とオンライン会議だけの日はどうすればいいですか
- 画面に映るのは鎖骨から上だけです。頼りなく見える人は襟のある服を1枚、浮く人は首まわりが無地で光らないものを1枚。下は普段着のままでかまいません。
— メグラシ編集部





