キツネ顔に似合う髪型|秋冬の首元に合わせて毛先の位置を決める

**あなたがキツネ顔なら、髪型は「丸みを1か所だけ置く」で決まります。**置く高さは、頬骨の横か、口角の横のどちらか。それ以外の場所はまっすぐのままで構いません。
キツネ顔は、目尻が上がる線、こめかみから頬骨にかけての線、頬骨からあご先へ向かう線と、顔の中に直線が3本そろいやすい顔立ちです。髪まで全部まっすぐにすると、直線が4本、5本と増えて、きつく見えます。かといって全体をふんわり巻くと、顔の直線と髪の丸みがばらばらになって、顔だけが浮きます。顔のすぐ横に丸みを1か所。これがちょうどつり合う量です。
秋冬はもう一つ、首元があります。タートルやマフラーで首元が布で詰まるので、毛先は首元の布の上端から3cm以上離すか、布の内側に入れる。毛先が布の縁にちょうど乗る長さが、一番まとまりにくい長さです。
キツネ顔そのものの見分け方はきつね顔は輪郭の直線が3本そろった顔に、服の選び方はキツネ顔に似合う服にあります。この記事は髪型の話です。
結論:丸みは1か所、分け目は黒目の上、毛先は布から離す
先に、決めることを3つにまとめます。
- 丸みを置く高さ 頬骨の横か、口角の横のどちらか1か所
- 分け目の位置 黒目の真上か、黒目と目尻の間。顔の真ん中は避ける
- 毛先の位置 秋冬は首元の布の上端から3cm以上上、または布の内側
長さは自由です。ショートでもロングでも、この3つが守られていれば、キツネ顔の直線と髪の柔らかさがつり合います。逆に、長さだけを変えても、この3つがずれていると印象はあまり変わりません。
長さを変える前に試すこと
髪型を変えたいと思うと、まず長さを変えたくなります。でもキツネ顔の場合、切る前に試せることがあります。今の長さのまま、顔まわりの毛を指2本分だけつまんで、頬骨の横で一度だけ内側に曲げてみてください。曲げた毛をピンで軽く留めて、鏡で顔を見ます。
これで顔が柔らかく見えたなら、長さを変える必要はありません。顔まわりの毛を曲げやすく整えてもらうだけで足ります。曲げても印象が変わらないなら、そのときに初めて長さや分け目を変えることを考えてください。切った髪はすぐには戻らないので、先に試せることから試すほうが、失敗が少なくて済みます。
キツネ顔の髪型で先に見る、3本の線
髪型を考える前に、自分の顔の直線がどこに強く出ているかを確かめます。鏡に正面から向かい、髪を全部後ろでまとめて、顔の輪郭を全部出してください。
1本目:目尻の上がり方
目頭と目尻を結んだ線が、水平からどのくらい上がっているかを見ます。目頭から目尻に向けて、定規や細いペンを当ててみてください。目尻が目頭より、黒目の半分くらいの高さ以上上がっていれば、この線ははっきり出ています。
2本目:こめかみから頬骨へ
こめかみの横から頬骨の一番高いところへ、指でなぞってみてください。指が途中でへこまず、まっすぐ斜め下に降りていくなら、この線は直線です。指がいったん内側に沈んでから頬骨で持ち上がるなら、ここには丸みがあります。
3本目:頬骨からあご先へ
頬骨の一番高いところから、あご先へ向けてなぞります。途中でふくらみを感じずに、まっすぐ細くなっていくなら直線です。
3本のうち、一番強く出ている線の近くが、丸みを置く高さの候補になります。
- 目尻やこめかみの線が強い → 丸みは頬骨の横
- 頬骨からあごの線が強い → 丸みは口角の横
両方とも強いなら、頬骨の横を選んでください。顔の上半分に丸みがあると、視線が目元に集まり、目尻の上がりが柔らかい印象に変わります。
横顔でも一度確かめる
正面で3本の線を見たら、横を向いて、もう一度だけ確かめてください。横顔で、目尻からこめかみ、耳の前を通ってあごの角へ向かう線が、まっすぐ斜めに見えるなら、横から見たときにも直線が強く出ています。
この場合、顔まわりの丸みを置くときは、正面から見える位置だけでなく、耳の前あたりにも少し毛を残してください。横顔の直線の上に毛が少しかかるだけで、人と並んで話すときの横からの印象が柔らかくなります。秋冬は人と並んで歩く時間が増えるので、横顔の見え方も意外に効いてきます。
分け目の位置|真ん中・黒目の上・目尻の上
分け目は、顔の縦の線を1本作ります。どこで分けるかで、顔の直線と髪の線の関係が変わります。
| 分け目の位置 | できる線 | キツネ顔との相性 |
|---|---|---|
| 顔の真ん中 | 左右対称の縦線 | 直線がそろいやすい。顔まわりに丸みを必ず足す |
| 黒目の真上 | やや斜めの線 | 合いやすい。前に落ちる毛が額に斜めの線を作る |
| 黒目と目尻の間 | 斜めで、片側に毛が多く落ちる | 合いやすい。毛の多い側で頬骨の横に丸みを作りやすい |
| 目尻より外 | 深い横分け | 片側の額が大きく出る。毛の多い側が重くなりすぎることがある |
**真ん中分けは、キツネ顔の左右対称の直線をさらに強めます。**似合わないわけではありませんが、真ん中で分けるなら、顔の左右どちらにも丸みを1か所ずつ置いてください。片側だけだと、左右の差が目立ちます。
黒目の上や、黒目と目尻の間で分けると、分け目から前に落ちる毛が、額に斜めの柔らかい線を作ります。この斜めの線は、目尻の上がる線と角度がずれるので、直線が平行に並ぶのを防ぎます。
分け目を変えるのが難しいとき
長く同じ位置で分けていると、髪がその位置に癖づいて、すぐには変わりません。まず指1本分(1.5cmほど)だけずらしてみてください。それだけでも、前に落ちる毛の量が変わり、顔の見え方が変わります。
つむじと生えぐせ
分け目を変えようとしても、つむじの位置や前髪の生えぐせで、髪が元の位置に戻ってしまうことがあります。生えぐせに逆らって分けると、時間がたつにつれて分け目の毛が立ち上がり、頭のてっぺんに不自然な線ができます。
無理に逆らわず、生えぐせの流れる方向に、黒目の上までの範囲で分け目を探してください。生えぐせの方向が真ん中に向かうなら、真ん中で分けて、顔の左右に丸みを1か所ずつ。生えぐせが片側に流れるなら、その流れに沿って黒目の上か黒目と目尻の間で分けると、1日たっても形が崩れにくくなります。
前髪|あり・なし・流し
前髪は額の面に線を作ります。ここが横一文字か、斜めか、なしかで、目尻の上がりとの関係が変わります。
前髪を作る
前髪を作るなら、幅を黒目の外側までにとどめてください。目尻の外まで広げた幅の広い前髪は、額全体を横に覆って、目尻の上がる線とぶつかります。
長さは、毛先が眉に少しかかるくらい。毛先の線は、まっすぐな横一文字に切りそろえず、毛先を少しずつずらして柔らかくしてもらうと、額に強い横線ができません。
厚さは、額がうっすら透けるくらいの薄さが合います。厚い前髪は額の上に大きな面を作り、その下の目尻の線がより鋭く見えます。
前髪を作らない
前髪なしで額を出すなら、分け目から前に落ちる毛を、目尻の横まで流してください。額の端に斜めの線が1本でき、こめかみの直線を少し隠します。
額を全部出してしまうと、こめかみから頬骨への直線がそのまま見えます。きりっとした印象にしたい日はそれでも構いませんが、柔らかく見せたい日は、こめかみの横に毛を少し残してください。
流し前髪
前髪を作って、片側に流すスタイルは、キツネ顔に合いやすい形です。斜めの線が額と目元の間に1本でき、流した先の毛先が目尻の横で丸く曲がれば、そこが丸みの1か所になります。
前髪を伸ばしている途中
前髪を伸ばしている途中は、毛先が目の高さにかかって、一番扱いにくい時期です。キツネ顔の場合、目尻の上がりに前髪の毛先がかかると、目元の直線と毛先の線が重なって、まぶたが重く見えることがあります。
この時期は、前髪を片側に流して、毛先を目尻の横、こめかみのあたりに逃がしてください。ピンで留めるなら、こめかみより後ろで、ピンが見えない位置に。流した毛先が目尻の横で少し曲がっていれば、そこが丸みの1か所になります。伸ばしている途中の前髪も、丸みの置き場所として使えるのです。
顔まわりの毛を落とす高さ|頬骨の下か、口角の横か
ここが、この記事で一番大事なところです。顔のすぐ横に落ちる毛を、どの高さで曲げるかを決めます。
頬骨の横で丸める
顔まわりの毛を、頬骨の一番高いところの横で、内側か外側に一度だけ曲げます。曲げる毛束の量は、指2本でつまめるくらい。片側に1束ずつで十分です。
この位置に丸みがあると、こめかみから頬骨への直線の終わりに、柔らかい曲線が1つ重なります。目元に視線が集まり、目尻の上がりが「きつい」から「涼しげ」に変わって見えます。
口角の横で丸める
頬骨からあごへの直線が強い人は、口角の横の高さで丸めてください。顔の下半分に丸みが加わり、あご先へ細くなる線の印象が和らぎます。
両方に置かない
頬骨の横にも口角の横にも丸みを置くと、顔の横に曲線が2つ並びます。キツネ顔の直線の顔立ちに対して丸みの量が多くなり、髪だけがふんわりと浮いて見えます。丸みは1か所。どちらかを選んでください。
どちらとも取れるとき
3本の線のどれも同じくらいの強さで、どちらに置くか決められないときは、両方を試してください。片側を頬骨の横、もう片側を口角の横で丸めて、鏡で左右を見比べます。顔がすっきりして見える側の高さを、両側にそろえます。この方法なら、1回の鏡の前で答えが出ます。
毛先の位置と長さ|あご・肩・鎖骨の下
長さは自由ですが、毛先がどこで止まるかで、顔の輪郭との関係が変わります。
あごの高さ 毛先があご先と同じ高さで止まると、あご先へ向かう直線と毛先の横線が交わって、あごの細さが強く見えます。あご丈にするなら、毛先をあごより2〜3cm下で止めるか、内側に丸く入れて、あご先の線と重ならないようにしてください。
肩の高さ 毛先が肩に乗ると、肩で外へはねやすくなります。外はねはそれ自体が丸みになるので、キツネ顔には合わせやすい長さです。ただし、顔まわりにも丸みを置いた場合は、毛先の外はねと合わせて2か所になります。そのときは、顔まわりの丸みを小さめにしてください。
鎖骨の下 ロングヘアは、顔まわりの毛をどう扱うかで全部決まります。毛先は胸の上で直線に落ちても構いません。その代わり、顔まわりの1か所の丸みをはっきり作ってください。
ショートヘアのとき
耳が出るくらいのショートヘアは、顔の輪郭がすべて見えるので、キツネ顔の直線がそのまま出ます。それが似合う人も多いのですが、柔らかく見せたいなら、耳の前に少し長めの毛を残してもらってください。長さは頬骨の下から口角の横あたりまで。そこで毛先がわずかに内に曲がれば、ショートでも丸みの1か所が作れます。
トップには少し高さを出してもらうと、頭の形に丸みが加わり、こめかみの直線とのつり合いがとれます。高さの目安は、頭のてっぺんで指1本分くらい。それ以上ふくらませると、顔の細さとの差が大きくなります。
ボブのとき
あご下から肩の間で切りそろえたボブは、キツネ顔にとって扱いやすい長さです。毛先を内側に軽く入れるか、外へ軽くはねさせるかで、毛先そのものが丸みの1か所になります。
毛先の線は、あご先の高さを避けてください。あご先と同じ高さで切りそろえると、あご先へ細くなる線と毛先の横線が交わって、あごの細さが強調されます。あご先から2〜3cm下か、首の中ほどで止めると、あごの線と毛先の線がずれて、顔の下半分が柔らかく見えます。
秋冬の首元との距離|タートル・ハイネック・マフラー
秋冬は首元に布が来ます。この布と毛先の関係が、夏とは違う分かれ目になります。
毛先が布の縁に乗るのが一番まとまりにくい
タートルネックやマフラーの上端に毛先がちょうど触れる長さは、毛先が布に押されて外へはね、ばらばらな方向を向きます。首の横に短い直線が何本もでき、キツネ顔の直線と重なって、顔まわりが騒がしく見えます。
3cm以上離す
毛先を、首元の布の上端から3cm以上上で止めてください。首と布の間に肌の見えるすき間ができ、毛先がそこで自然に落ち着きます。あご下の長さの人は、タートルの襟の折り返しを浅くするか、ハイネックより低い首元にすると、この距離がとれます。
布の内側に入れる
肩より長い人は、毛先を首元の布の内側に入れてしまうのもひとつの方法です。マフラーを巻くときに、髪を一度前に持ってきて、マフラーを巻いてから毛先だけ外に出さない。こうすると、首元が布だけですっきりして、顔まわりの毛の丸み1か所がよく見えます。
首元が詰まる日は、顔まわりの丸みを高めに
タートルやマフラーで首元が詰まる日は、口角の横の丸みが布に近くなり、埋もれてしまいます。首元が詰まる日だけは、丸みを頬骨の横の高さに上げてください。布と丸みの間に距離ができて、両方がはっきり見えます。
首元の高さそのものの選び方は顔タイプ別のタートルネックの選び方とも合わせて読むと、髪と首元の量の決め方がつながります。
帽子をかぶる日
秋冬は、ニットの帽子やつばのある帽子をかぶる日も増えます。帽子をかぶると、額とこめかみが隠れ、顔まわりに残る髪の量が減ります。
帽子の日は、顔まわりの丸みを口角の横の高さに下げてください。頬骨の横は帽子のふちに近く、毛が押さえられて丸みが消えやすいからです。帽子のふちから毛を少し引き出し、口角の横で一度だけ曲げる。帽子という大きな曲線が頭の上にある分、顔まわりの丸みは小さめで足ります。
コートの襟と髪
コートの襟を立てる日は、襟と髪が首の横で重なります。襟の外側に髪を出すか、内側に入れるかで、首まわりの線の数が変わります。
肩より長い髪は、コートの襟の外側に全部出すと、襟の縁の線と髪の線が並んで重なります。襟の内側に入れるか、片側の肩の前にまとめて流すと、首まわりの線が1本にまとまります。肩上の長さなら、襟を立てずに寝かせて、毛先と襟の間に首の肌が少し見える距離をとってください。
まとめ髪の日|結ぶ高さと、後れ毛の位置
秋冬はまとめ髪も増えます。マフラーやコートの襟に髪が擦れないように、結んで上げる日が多くなるからです。
結ぶ高さ 耳の上端から耳たぶの間の高さで結ぶと、顔の輪郭の直線と結び目の位置がずれて、横顔が柔らかく見えます。耳より高い位置でぴったりまとめると、こめかみの直線がそのまま見えて、きりっとした印象が強くなります。
後れ毛 まとめ髪のときも、丸みは1か所です。後れ毛を出すなら、こめかみか耳の前に1束だけ。顔の両側に何本も細い後れ毛を出すと、細い直線が増えてしまいます。出した1束は、毛先から5cmくらいを軽く曲げて、頬骨の横か口角の横で丸みを作ってください。
結び目の形 ぴったりした小さなお団子は、頭の形の直線を強めます。少しゆるく、丸みのある結び目にすると、後ろ姿の丸みが加わって、顔の直線とのつり合いがとれます。
カールの大きさ|巻くなら何mmか
丸みを作るのにカールを使うなら、太さで印象が変わります。
- 26mm前後の細いカール はっきりした丸みが出る。キツネ顔には甘さが強く出やすいので、毛先5cmだけに使う
- 32mm前後のカール 自然な丸み。顔まわりの1か所を作るのに一番使いやすい
- 38mm以上の太いカール ゆるやかな曲線。丸みというより、毛の流れの向きを変える程度
キツネ顔の顔まわりの1か所には、32mm前後で、毛先から10cmくらいを一度だけ曲げるのが基本です。全体を巻く日は38mm以上の太いものにして、顔まわりの1束だけを32mmで少ししっかり曲げると、全体はゆるやか、顔の横だけ丸み、という形になります。
髪の色と表面のつや|直線を強めるか、和らげるか
髪の形だけでなく、色の濃さと表面のつやも、顔の直線の見え方に関わります。
色の濃さ とても暗い色の髪は、顔の輪郭との境目をはっきりさせ、こめかみや頬骨の直線をくっきり見せます。少しだけ明るさを足すと、顔と髪の境目がやわらぎます。どのくらいの明るさが合うかは肌の色によるので、ここでは決めませんが、今の色から一段だけ明るくする、という程度で十分変わります。
表面のつや 表面に強いつやがあると、光が縦にまっすぐ反射して、髪に縦の線ができます。まっすぐな髪にこのつやが乗ると、直線がさらに強く見えます。秋冬は乾燥で髪が広がりやすい季節ですが、広がりを抑えようとして重いつやを出しすぎないでください。表面のつやはほどほどにして、毛先だけをまとめるくらいが、キツネ顔の顔まわりには合います。
巻かずに丸みを作る
毎朝巻く時間がない人は、乾かし方だけで丸みを作れます。顔まわりの毛を、丸みを置く高さで内側に向けて、手のひらで包むように軽く押さえながら乾かしてください。乾ききる直前に手を離せば、毛先がそのまま少し曲がって落ち着きます。
もうひとつは、夜に髪をゆるく1本にまとめて寝る方法です。顔まわりの毛だけを、耳の前で一度ねじってから後ろへまとめると、朝ほどくと耳の前にやわらかい曲線が残ります。巻いた丸みほどはっきりしませんが、キツネ顔の1か所の丸みにはちょうどいい強さです。
直線を残したほうがいい日もある
ここまで丸みを足す話をしてきましたが、キツネ顔の直線は、それ自体が魅力です。直線を消しすぎる必要はありません。
仕事で人前に立つ日、しっかりした印象を残したい日、黒や紺など濃い色の服でまとめる日は、顔まわりをまっすぐなまま落とし、丸みは毛先だけにとどめてください。キツネ顔の涼しげで凛とした印象が、そのまま前に出ます。
逆に、友人と会う日、柔らかく見せたい日、淡い色のニットを着る日は、顔まわりの丸みをはっきり作る。予定によって、丸みの強さを変えると、同じ髪型でも印象の幅が広がります。
髪の量が多いとき、少ないとき
髪の量が多い人は、顔まわりの丸みが大きくなりやすく、1か所のつもりでも面積が広がります。丸みを作る毛束を指1本分に減らし、その下の毛は内側をすいて、まっすぐ落としてもらってください。丸みの大きさを絞ると、顔の直線とのつり合いが保てます。
髪の量が少ない人は、まっすぐ下ろすと頭の形がそのまま出て、顔の細さと合わせて全体が細長く見えることがあります。丸みは頬骨の横の高い位置に置き、トップに指1本分くらいの高さを出してください。丸みを1か所にする決まりは変わりませんが、置く位置を少し上げるだけで、顔まわりに柔らかさが出ます。
キツネ顔とネコ顔・混合型で迷うとき
目尻が上がっていても、頬からあごにかけて丸みがある人は、キツネ顔よりネコ顔の側にいます。キツネ顔とネコ顔の違いは猫顔ときつね顔の違いで詳しく書いています。
髪型で迷ったら、次の順で決めてください。
- 頬からあごを指でなぞる まっすぐならキツネ顔、ふくらみを感じればネコ顔の側
- キツネ顔の側なら この記事の通り、丸みは1か所
- ネコ顔の側なら 顔そのものに丸みがあるので、髪の丸みは毛先だけにして、顔まわりはまっすぐ落とす
- どちらとも言えない混合型なら 丸みを1か所にして、カールを38mm以上の太いものにする
混合型の人は、丸みの「数」をキツネ顔の基準で1か所に、丸みの「強さ」を弱めに。この組み合わせなら、どちらに寄っていても大きく外れません。
タヌキ顔の要素が混ざるとき
目尻は上がっているのに、目の縦幅が広く、頬が高めに丸い人もいます。キツネ顔とタヌキ顔の要素が混ざった顔立ちです。この場合、顔そのものに丸みが少しあるので、髪の丸みを足しすぎると、顔と髪の両方が丸くなって甘く寄ります。
丸みは1か所、カールは38mm以上の太いもの、という混合型の基準で始めてください。そのうえで、顔の丸みが目立つ頬の高さを避けて、口角の横に丸みを置くと、頬の丸みと髪の丸みが重ならずに、それぞれが生きます。キツネ顔とタヌキ顔の境目はキツネ顔とタヌキ顔の違いで詳しく扱っています。
きつく見えると言われたとき
「怖そう」「きつそう」と言われたことがある人は、髪型で次の3つを順に確かめてください。
- 顔の横に、まっすぐ縦に落ちる毛があるか あれば、そこに丸みを1か所。これだけで変わることが多い
- 前髪が横一文字か、額を全部出しているか 横一文字なら毛先をずらす、全出しならこめかみに毛を少し残す
- 分け目が真ん中で、左右対称か 黒目の上へ指1本分ずらす
この順番で直していくと、髪を大きく切らずに、印象を柔らかくできます。服の色で顔がきつく見える場合は顔がきつく見える黒い面の扱い方も合わせて確かめてください。
美容室で伝える言葉
美容室では、髪型の名前より、場所と量で伝えたほうが伝わります。
- 「顔まわりに丸みを1か所だけ作りたいです。高さは頬骨の横(または口角の横)で」
- 「分け目は黒目の上くらいにしたいです」
- 「前髪の幅は黒目の外側まで。毛先は横一文字にしないでください」
- 「冬はタートルを着るので、毛先が首元の布に乗らない長さにしたいです」
写真を見せるときも、髪型全体ではなく「この人の顔の横の、この毛の曲がり方」と、場所を指して伝えてください。写真のモデルと顔立ちが違っても、場所と量が伝われば、自分の顔に合わせて調整してもらえます。顔タイプ別の髪型の考え方は顔タイプ別の似合う髪型にもまとめています。
切ったあと、家で戻す手順
美容室で整えてもらった丸みは、家で洗って乾かすと消えてしまうことがあります。翌朝からの手順を1つだけ覚えておいてください。
乾かすときに、顔まわりの毛だけ、丸みを置く高さ(頬骨の横か口角の横)で、指に一度巻きつけたまま温風を当て、冷えるまで数秒待ってから指を抜きます。これだけで、丸みの1か所は戻ります。全体をブローし直す必要はありません。ほかの部分はまっすぐ乾かしてかまわないので、朝の手間は1分も増えません。
メガネをかける日
メガネをかける日は、顔の中にフレームの線が加わります。フレームの上の線は、目尻の上がる線と近い位置に来るので、ここが直線だと、キツネ顔の直線がもう1本増えます。
メガネの日は、顔まわりの丸みを頬骨の横の高さに置いてください。フレームのつるが耳へ向かう線の近くに丸みがあると、つるの直線と髪の曲線が並んで、目元のまわりがやわらぎます。前髪を作っている人は、前髪の毛先がフレームの上の縁にかからない長さに整えると、目元に線が重なりません。フレームの形そのものは、角の少し丸いものを選ぶと、髪と合わせて丸みを数えすぎずに済みます。
まとめ:丸みの数と毛先の位置だけ決めれば、長さは自由
キツネ顔の髪型は、丸みを1か所だけ、頬骨の横か口角の横に置きます。分け目は黒目の上か、黒目と目尻の間。前髪は幅を黒目の外側までにして、毛先を横一文字にしない。
秋冬は首元の布との距離が加わります。毛先は布の上端から3cm以上離すか、布の内側に入れる。首元が詰まる日は、丸みを頬骨の横に上げる。
この2つさえ決まれば、長さはショートでもロングでも構いません。季節の変わり目に髪を切る前に、鏡の前で3本の線と、丸みを置く高さを一度だけ確かめてみてください。
よくある問い
- Q. キツネ顔は前髪を作らないほうがいいですか
- 作っても作らなくても構いません。決め手は前髪の幅です。前髪を作るなら、幅を黒目の外側までにとどめ、毛先を眉に少しかかる長さで、下ろした線がまっすぐな横一文字にならないようにします。横一文字に切りそろえた厚い前髪は、目尻の上がった線と平行な直線が額にもう1本増えて、きつさが強く出ます。前髪を作らないなら、分け目から前に落ちる毛を目尻の横まで流すと、額に斜めの柔らかい線が1本できます。
- Q. ストレートのロングヘアが好きですが、きつく見えると言われます
- 長さはそのままで、顔まわりの毛だけに丸みを1か所足してみてください。頬骨の横か口角の横に、内側か外側へ一度だけ曲がる毛束を作ります。顔の横に縦にまっすぐ落ちる毛が、頬骨からあごへの直線と並んで、直線の数を増やしているのが、きつく見える理由のことが多いからです。全体を巻く必要はなく、顔の左右それぞれ1束ずつ、毛先から10cmくらいを曲げるだけでも見え方が変わります。
- Q. 秋冬にタートルネックを着ると、髪型がまとまりません
- 毛先が首元の布の縁にちょうど乗っているのが原因のことが多いです。毛先が布の上端に触れて外へはねると、首の横に短い直線が何本もできます。毛先を布の上端から3cm以上上で止めるか、反対に布の内側へ入れてしまうかのどちらかに決めてください。肩につく長さなら、布の内側に入れる、または結んで上げる。あご下の長さなら、タートルの襟の折り返しを浅くして、毛先との距離を空けます。
- Q. キツネ顔とネコ顔のどちらか分かりません。髪型はどちらに合わせればいいですか
- 頬からあごの線を見て決めてください。目尻の上がり方はキツネ顔とネコ顔で似ていても、頬からあごにかけての線がまっすぐならキツネ顔、丸みがあればネコ顔の側です。迷う場合は、丸みを置く位置をキツネ顔の基準で1か所にして、その丸みを少し大きめのカールにします。これなら、どちらに寄っていても顔とつり合います。
— メグラシ編集部





