キツネ顔に似合う服|秋冬は襟の角度・布の表面・柄の線で選ぶ

**鏡の前で、前髪を上げて髪を耳にかけ、顔の外周を指でなぞってみてください。**こめかみから頬骨、頬骨からあごの角、あごの角からあご先、あご先の面。この4区間のうち、まっすぐに読めたのは何区間でしたか。
キツネ顔に似合う服は、服の種類の名前では決まりません。**襟の開きの角度、布の表面、柄の線の形。**顔のすぐ下に来るこの3つの線が、顔の外周の線と同じ向きにそろうかどうかで決まります。そして外周の直線が何本あるかで、どこまで鋭く寄せるかが変わります。
外周の数え方そのものはきつね顔は輪郭の直線が3本そろった顔に、タヌキ顔との違いはキツネ顔とタヌキ顔の違いにあります。この記事は、見分けたあとの秋冬の服の選び方だけを扱います。
結論:外周の直線の本数で、3つの線の寄せ方が決まる
先に答えを並べます。自分の直線の本数の列を見てください。
| 見るところ | 直線3〜4本 | 直線2本 | 直線0〜1本 |
|---|---|---|---|
| 襟の開きの角度 | 鋭い(深さが幅の1.2倍以上) | 90度前後(深さと幅が同じ) | 丸い、浅い |
| 布の表面 | なめらか、目が詰んでいる | なめらかな面に少し凹凸 | 毛足、ふくらみ |
| 柄の線 | まっすぐ(縦縞、格子) | 直線と丸が混ざる | 丸い(ドット、花) |
| 顔から30cm以内の直線 | 2つ以上 | 1つ以上 | 無くてよい |
| 丸い要素の割合 | 全体の3割まで | 全体の半分まで | 制限なし |
**3つの線のうち、いちばん効くのは襟の角度です。**襟は顔のすぐ下で、外周のあご先の線とつながって見えるので、角度が合っていれば残り2つが多少ずれても顔と服は離れません。
測るのは3つ。所要2分
鏡と定規、それと手持ちの服を1枚用意します。
| 測るもの | 測り方 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| ① 外周の直線の本数 | 4区間を指でなぞる | どこまで直線に寄せるか |
| ② 襟の開きの深さと幅 | 着た状態で、Vの底までの深さと上端の幅を定規で | 襟の角度 |
| ③ 布の表面 | 指先で布をなでる | なめらかか、毛足があるか |
| ④ 柄の線 | 柄の輪郭を指でなぞる | まっすぐか、丸いか |
①は写真を白黒にすると読みやすくなります。こめかみから頬骨の区間がまっすぐなら、それだけで直線の側に大きく傾くので、迷ったらこの区間の結果を優先してください。
襟の角度は、Vの深さと幅の比で測る
Vネックやシャツの襟、テーラードの襟は、首元にV字の開きを作ります。このVの角度が、顔のあご先の線とつながって見えます。角度は、Vの深さ(首の付け根からVの底まで)を、Vの上端の幅で割って出します。
| 深さ÷幅 | おおよその角度 | 見え方 | 向く本数 |
|---|---|---|---|
| 1.5以上 | 60度前後 | 鋭い縦の線 | 直線3〜4本 |
| 1.2〜1.5 | 70度前後 | はっきりした縦 | 直線3本 |
| 0.9〜1.1 | 90度前後 | 縦と横の中間 | 直線2本 |
| 0.6〜0.8 | 100度以上 | 横に広い | 直線0〜1本 |
| 丸い開き | ― | 曲線 | 直線0〜1本、2本の日の一部 |
キツネ顔のあご先は、左右の線が下で一点に集まる形をしています。**Vの角度がこの集まり方に近いと、あご先から首元まで、同じ角度の線が2本重なって見えます。**深さが幅の1.2倍より浅くなると、Vは横に広がり、あご先の角度と別の線として読まれます。
測るときは、首の付け根のくぼみに定規の0を当て、Vの底までまっすぐ下ろします。幅は、Vの上端の左右の縁のあいだを水平に測ります。**着た状態で測ってください。**平置きで測ると、首の丸みで広がる分が入らず、実際より鋭い数字が出ます。ニットは特に、着ると首元が2〜3cm横に広がります。
布の表面は、指でなでて決める
布の表面は、光の当たり方で線の見え方を変えます。なめらかで目の詰んだ布は、光を面で返すので、服の輪郭がまっすぐ出ます。毛足のある布は、光を細かく散らすので、輪郭がぼけて丸く見えます。
| 布の表面 | 指でなでたとき | 輪郭の見え方 | 向く本数 |
|---|---|---|---|
| 目の詰んだウール | 引っかかりなく進む | まっすぐ | 直線3〜4本 |
| ハリのある綿 | さらっと進む | まっすぐ | 直線3〜4本 |
| ハイゲージのニット | なめらか | ほぼまっすぐ | 直線2〜4本 |
| 細い畝のコーデュロイ | 縦に段がある | 縦の線 | 直線2〜3本 |
| ミドルゲージのニット | 少し凹凸 | やや丸い | 直線2本 |
| モヘア、アンゴラ | 毛足が指を包む | 丸くぼける | 直線0〜1本 |
| ボア、ファー | 指が沈む | 丸い | 直線0〜1本 |
**直線3本以上の人は、顔の近くに来る布ほど、なめらかなものを選んでください。**顔から離れた下半身は、毛足のある布でも構いません。
布の表面は、店の照明と外の光で見え方が変わります。店の照明は上から均一に当たるので、毛足のある布でも表面が平らに見えます。外の斜めの光では、毛足の一本一本に影ができて、表面の丸さが強く出ます。**迷ったら、窓際に布を持っていって、斜めの光で表面を見てください。**外で着たときの見え方に近くなります。
柄の線は、輪郭が止まるかで決める
柄の輪郭を指でなぞって、角で向きを変えるために指が止まるなら直線の柄、止まらずに回るなら曲線の柄です。
| 柄 | 線の形 | 向く本数 |
|---|---|---|
| 縦縞(ピンストライプ、チョークストライプ) | まっすぐ | 直線3〜4本 |
| 千鳥格子、グレンチェック | 角のある格子 | 直線3〜4本 |
| ヘリンボーン | 斜めの直線 | 直線2〜4本 |
| 大きめの格子 | 格子 | 直線2〜3本 |
| ペイズリー | 曲線と先のとがり | 直線2本 |
| ドット | 丸 | 直線0〜1本、2本の日の一部 |
| 花柄 | 丸 | 直線0〜1本 |
秋冬の生地に多いヘリンボーンや千鳥格子は、直線の柄でありながら、離れると細かい面として読まれます。直線2本の人がはじめて柄物を試すなら、この2つがいちばん外れにくい柄です。
直線3〜4本|3つの線をすべて直線にそろえる
外周の直線が3本以上ある人は、襟の角度・布の表面・柄の線の3つを、すべて直線の側にそろえると、顔と服が一続きに見えます。
襟は深さが幅の1.2倍以上のV、シャツの尖った襟、テーラードの細い襟。布は目の詰んだウールやハリのある綿、ハイゲージのニット。柄は縦縞や千鳥格子。この3つがそろうと、こめかみから頬骨の線、あご先の線、首元のVが同じ角度で並びます。
直線3本以上の人は、顔の中の線がはっきりしているぶん、服の線がぼやけていると、顔だけが浮き上がって見えます。反対に、服の線がはっきりしていると、顔の線が服の線の一部として読まれ、顔そのものが目立ちすぎません。直線の顔に直線の服を合わせるのは、顔を強くするためではなく、顔と服を同じ強さにそろえるためです。
3つとも直線にすると硬く見えないか、と心配になるかもしれません。硬さを和らげたいときは、線の形ではなく色で調整してください。黒や濃紺の代わりに、灰みの茶や明るい灰を選ぶと、線は直線のまま、面の強さだけが落ちます。
直線2本|3つのうち2つを直線、1つを丸に
外周の直線が2本ちょうどの人は、キツネ顔と反対側の中間にいます。**3つの線のうち2つを直線、1つを丸に振り分けてください。**どれを丸にするかは、その日に寄せたい側で決めます。
| 丸にするもの | 残る直線 | 仕上がり |
|---|---|---|
| 襟を丸に | 布の表面と柄 | 顔の近くがやわらかく、全体は整う |
| 布の表面を丸に(毛足) | 襟と柄 | 顔の下に直線、全体にやわらかさ |
| 柄を丸に | 襟と布の表面 | 襟で顔とつながり、柄で軽さ |
**迷ったら、布の表面を丸にしてください。**襟の角度で顔とつながりを作りつつ、毛足のある布で全体の印象をやわらげられるので、どちらの側から見ても大きく外れません。
直線2本の人は、キツネ顔と呼ばれることもあれば、呼ばれないこともある位置にいます。これは、どちらの服でも着られる幅が広いということでもあります。その日の場面に合わせて、丸にする1つを入れ替えるだけで、きちんとした日にもくつろいだ日にも寄せられます。3つのうち何を丸にしたかを覚えておくと、次に同じ場面が来たときに迷わずに済みます。
直線0〜1本の人は、この記事の反対側
外周の直線が1本以下なら、呼ばれ方としてはキツネ顔の反対側にいます。その場合は、襟を丸く浅く、布の表面に毛足やふくらみを、柄を丸にするほうが顔となじみます。
ただし、こめかみから頬骨の区間だけが直線という人は、目の形や写真の角度でキツネ顔と呼ばれることがあります。**この場合は、顔から30cm以内に直線を1つだけ置いてください。**細いバー型のピアスや、シャツの襟先1か所。それだけで、呼ばれ方と服の線のずれが埋まります。
コート|襟の形と前の開き
秋冬にいちばん顔の近くで大きな面を作るのはコートです。コートの襟は、顔のすぐ下に広い面で残ります。
| コートの襟 | 線の形 | 直線3〜4本 | 直線2本 |
|---|---|---|---|
| テーラード(チェスター) | 鋭いV | 合う | 襟幅8cm以内なら合う |
| ステンカラー | 立った襟の直線 | 合う | 合う |
| トレンチ(大きな襟) | 直線と面 | 合う | 前を開けて着る |
| ノーカラー(丸い首元) | 曲線 | 中にVを重ねる | 合う |
| ノーカラー(V字の首元) | 直線 | 合う | 合う |
| ショールカラー | 曲線の帯 | 中に直線を重ねる | 合う |
| フードつき | 丸い面 | 中にシャツ襟を出す | 合う |
コートの前を開けて着る日は、左右の前端が顔から下へ2本の縦の線を作ります。**直線3本以上の人は、前を開けて縦の線を見せる日のほうが、顔と服がつながりやすくなります。**前を閉める寒い日は、コートの襟を立てずに、襟の角度をそのまま首元に残してください。襟を立てると、あご先の下に横の面ができて、外周の直線と首元のVが途切れます。
コートの布は、顔から遠い部分まで大きな面で続くので、表面の違いがいちばん出やすい服です。直線3本以上の人は、なめらかなウールや目の詰んだ綿のコートを1枚持っておくと、中に着るものが毛足のあるニットの日でも、外側の面で直線を保てます。襟の形ごとの詳しい見方は顔タイプ別コートの襟に分けてあります。
ジャケット|襟の幅と、下襟の角
ジャケットは、テーラードの襟の幅と、上襟と下襟のあいだの切れ込み(刻み)の角度で見ます。
| 見るところ | 直線3〜4本 | 直線2本 |
|---|---|---|
| 襟の幅 | 6〜8cm | 7〜9cm |
| 刻みの角度 | 尖った刻み | ふつうの刻み |
| 前のボタン | 1つ、低め | 1〜2つ |
| 肩の線 | まっすぐな肩 | 少し丸みのある肩 |
| 布 | 目の詰んだウール | ウール、ツイード |
**下襟の先が上を向いて尖っている形は、顔の外周の直線と同じ向きの線を、胸の上にもう1本作ります。**直線3本以上の人には、襟の形の中でいちばん顔とつながる形です。
ボタンの位置も見てください。前のボタンが低いほど、襟のVは深くなります。1つボタンで、ボタンの位置がみぞおちより下にあるジャケットは、Vの深さが幅の1.5倍を超えることが多く、直線3〜4本の人の首元にちょうど合います。ボタンが2つで高い位置にあるものは、Vが浅くなるので、直線2本の人に向きます。
シャツとブラウス|襟先の長さと、開ける数
シャツは襟先の長さと、ボタンをいくつ開けるかで、首元のVの角度が変わります。
| 襟とボタン | 首元の角度 | 向く本数 |
|---|---|---|
| 襟先7cm以上、2つ開け | 鋭いV | 直線3〜4本 |
| 襟先6cm前後、2つ開け | 70度前後 | 直線3本 |
| 襟先6cm前後、1つ開け | 90度前後 | 直線2本 |
| 丸い襟先 | 曲線 | 直線0〜2本 |
| ボウタイ | 曲線の結び目 | 直線0〜2本 |
| スキッパー(襟つきの浅いV) | 直線寄り | 直線2〜3本 |
シャツの布も見てください。ハリのある綿やなめらかな化繊は、襟先がまっすぐ立って直線がそのまま出ます。やわらかいレーヨンや薄い絹は、襟先が下へ垂れて丸く見えます。直線3本以上の人は、ハリのある布、直線2本の人は、やわらかい布でも襟先の長いものを選ぶと釣り合います。
ボタンを1つ開けるか2つ開けるかで、Vの深さは5〜7cm変わります。同じシャツでも、開ける数で直線2本の人向けと3本の人向けを行き来できます。
ニットの首元|V・タートル・クルー
ニットの首元は、Vネック・タートルネック・クルーネックで線の形が分かれます。
| 首元 | 線の形 | 直線3〜4本での着方 | 直線2本での着方 |
|---|---|---|---|
| 深いVネック | 鋭いV | そのまま | Vの深さを幅と同じまで |
| 浅いVネック | 広いV | 中にシャツ襟を出す | そのまま |
| タートルネック(リブ) | 縦の畝 | 折り返しをあご先から指2〜3本下に | そのまま |
| タートルネック(なめらか) | 面 | 上にVのジャケットを重ねる | そのまま |
| クルーネック | 丸 | 中にシャツ襟を出すか、ネックレスで縦を | そのまま |
| ボートネック | 横の直線 | 首元に縦の線を1本足す | そのまま |
**タートルネックの折り返しが、あご先に近づきすぎないように注意してください。**あご先の直線と首元の横の線が近いと、顔の下半分が詰まって見えます。
クルーネックのニットは、首元に丸い線が1本入るので、直線3本以上の人には丸の側の服になります。着る日は、襟ぐりの下に細いチェーンを縦に落とすか、中にシャツの襟を出して、首元に直線を1本足してください。**丸い襟ぐりそのものを避ける必要はありません。**丸の横に直線が1本あれば、顔とのつながりは保たれます。
ピアス・イヤリングとメガネ|顔からいちばん近い線
ピアスとメガネは、顔からいちばん近い位置に置く線です。服で3つの線を寄せにくい日は、ここだけで直線を1つ足せます。
| 小物 | 直線3〜4本 | 直線2本 | 丸を足したい日 |
|---|---|---|---|
| ピアス | 細いバー、縦に落ちるもの | 小さなフープ、しずく形 | 丸いパールを1つ |
| イヤリング | 四角、縦長 | 小さな四角と丸の組み合わせ | 丸い形、ただし直径1cmまで |
| メガネ | 角のあるフレーム、細い線 | 角の丸い四角 | 丸いフレームなら線を細く |
| ネックレス | 細いチェーンの縦長、バー | 小さなトップ | 丸いトップを胸の高さに |
マフラーとストール|巻き方で首元に直線を作る
冬になると、顔のすぐ下にいちばん大きな面を作るのはマフラーです。マフラーは巻き方で、首元の線を直線にも丸にも変えられます。
| 巻き方 | 首元にできる線 | 直線3〜4本 | 直線2本 |
|---|---|---|---|
| 首に1周して両端を前に垂らす | 2本の縦の線 | 合う | 合う |
| 半分に折って輪に通す | 結び目と縦の線 | 結び目を小さく | 合う |
| 首にぐるぐる巻いて量を出す | 丸いかたまり | 端を1本だけ縦に垂らす | 合う |
| 肩にかけて前で交差させる | 斜めの直線 | 合う | 合う |
| 大判を三角に折って巻く | V字と面 | Vの先を下に向ける | 合う |
**直線3本以上の人は、首元に丸いかたまりを作る巻き方の日ほど、端を縦に1本垂らしてください。**丸いかたまりの下から縦の線が出ると、あご先から胸までの線が途切れません。マフラーの布は、毛足の長いものより、目の詰んだなめらかなウールのほうが外周の直線とそろいます。
秋冬の色は、明るさの差で線の強さを決める
襟の角度や柄の線が合っていても、色の明るさの差が大きすぎると、線が強く出すぎることがあります。顔の明るさと、顔のすぐ下に来る服の明るさの差を見てください。
| 顔のすぐ下の色 | 顔との明るさの差 | 線の出方 | 向く日 |
|---|---|---|---|
| 黒、濃紺 | 大きい | 線がいちばん強い | 人前で話す日、式典 |
| 灰みの茶、チャコール | 中くらい | 直線のまま落ち着く | 仕事の日、ふだん |
| 明るい灰、生成り | 小さい | 線がやわらぐ | 初対面の日、休日 |
| くすんだ青、深い緑 | 中くらい | 直線に色みが乗る | 休日の外出 |
| 淡い桃、淡い黄 | 小さい | 線が溶ける | やわらかくしたい日 |
**直線3本以上の人が、線は直線のまま印象だけやわらげたい日は、形を変えずに色の明るさの差だけを小さくしてください。**襟の角度を丸にするより、ずっと少ない手数で済みます。
仕事の日と休日で、直線の数を変える
顔から30cm以内に置く直線の数は、場面で増やしたり減らしたりできます。直線が多いほど整って見え、少ないほどくつろいで見えます。
| 場面 | 30cm以内の直線(直線3〜4本の人) | 30cm以内の直線(直線2本の人) | 例 |
|---|---|---|---|
| 人前で話す、式典 | 3つ | 2つ | テーラード、シャツ襟、バーのピアス |
| 仕事のふだんの日 | 2つ | 1〜2つ | Vのニット、細いチェーン |
| 初めて会う人と話す | 2つ、色の差は小さく | 1つ | シャツ襟、明るい灰 |
| 休日の買い物 | 1〜2つ | 1つ | Vの開き、角のあるメガネ |
| 家で過ごす日 | 1つ | 0〜1つ | 深いVのカーディガン |
休日に直線を1つまで減らしても、襟の角度だけ残しておけば、顔と服の線はつながったままです。減らす順番は、ピアス、柄、布の表面、襟の角度の順にすると、崩れにくくなります。
下に合わせる服の線
顔から離れた下半身は、上半身ほど顔と比べられません。そのうえで、下の服の線も上とそろえると、全身が一続きになります。
| 下の服 | 直線3〜4本 | 直線2本 |
|---|---|---|
| パンツ | センター線の入ったまっすぐな形 | まっすぐな形、ややゆとり |
| スカート | タイト、プリーツの細いもの | 台形、ゆるいプリーツ |
| 靴 | 角のあるつま先、甲の深い靴 | アーモンド形のつま先 |
| バッグ | 四角く自立するもの | 四角で角の丸いもの |
下半身は、丸い要素を置くのにいちばん向いた場所でもあります。**やわらかい服を取り入れたい人は、まず下半身の布から丸にしてください。**顔から遠いぶん、顔の線とぶつかりません。
やわらかい服を着たい日の足し方
キツネ顔の人が、ふんわりした服や甘い服を着たい日もあります。その日は、次の2つを守れば着られます。
1つ目は、**顔から30cm以内に直線を1つ残すこと。**丸い襟のブラウスなら、上に直線の襟のジャケットを重ねるか、細いバー型のピアスを足します。モヘアのニットなら、Vの開きを鋭くします。
2つ目は、**丸い要素を全体の3割までにすること。**全身を10として、襟・布・柄・下の服の形・小物のうち、丸が3つまでなら、直線の顔と服が離れて見えません。
| やわらかくしたい服 | 残す直線 | 置き場所 |
|---|---|---|
| 丸襟のブラウス | テーラードのジャケット | 胸の上 |
| モヘアのニット | 深いVの開き | 首元 |
| フリルのブラウス | 細いバーのピアス | 耳元 |
| 花柄のスカート | 深いVのハイゲージのニット | 上半身 |
| ボアのコート | シャツの襟先 | 首元 |
やわらかい服を着る日に、いちばん手軽に直線を残せるのは首元です。**シャツの襟先を1cm出すだけで、あご先の下に直線が1本入ります。**上に何を重ねていても、この1cmがあれば、丸い服の中で顔の線が浮きません。反対に、首元まで丸いものでふさぐと、どこに直線を足しても顔とのつながりが弱くなるので、首元だけは最後まで直線の場所として取っておいてください。
どちらとも取れるとき①|こめかみの線だけが直線
外周の4区間のうち、こめかみから頬骨だけが直線、他は丸。この形の人は、離れて見るとキツネ顔側に、近くで見ると反対側に読まれやすくなります。
この形の人が迷うのは、鏡の前と外出先で、自分の顔の読まれ方が違うからです。鏡は50cmほどの距離で見るので、頬やあごの丸みが先に目に入ります。外で人に見られるのは、多くが2m以上離れた距離なので、こめかみから頬骨の直線が先に読まれます。
**見られる距離で分けてください。**人と向かい合って話す日は、顔の近くの丸が先に目に入るので、服は直線2本の人の着方で構いません。離れた場所から見られる日や、全身の写真を撮る日は、こめかみの直線が先に読まれるので、襟の角度を1段鋭くします。
どちらとも取れるとき②|目は丸いのに、外周が直線
目が丸くて大きいのに、外周に直線が3本ある。こういう人は、写真ではキツネ顔と呼ばれ、会うとやわらかいと言われることがあります。
服は外周の本数を優先して、直線の側で選んでください。人が離れた位置から最初に受け取るのは、面積の大きい輪郭のほうだからです。**そのうえで、目の丸さを活かしたい日は、顔にいちばん近いピアスかメガネだけを丸にします。**30cm以内に服の襟で直線が1つ残っていれば、丸い小物を1つ足しても、顔と服の線は離れません。
目の丸さと外周の直線の両方を持っている顔は、服の側で片方だけを強めると、もう片方が埋もれます。襟で外周の直線を、小物で目の丸さを、と役割を分けて置くと、両方が同時に活きます。
どちらとも取れるとき③|髪型で外周の見え方が変わる
外周の直線の本数は、髪型で変わります。髪を全部耳にかければ4区間すべてが見え、耳より前に髪を落とせば、こめかみから頬骨の区間が覆われて、読まれる直線が1本減ります。
| 髪の置き方 | 見える区間 | 服の寄せ方 |
|---|---|---|
| 全部耳にかける、まとめ髪 | 4区間 | 数えた本数どおり |
| こめかみの脇に毛を落とす | 3区間(こめかみが覆われる) | 本数を1本減らして選ぶ |
| 頬まで毛を落とす | 2区間 | 直線2本の着方 |
| 前髪を下ろす | 4区間、ただし額の横線が増える | 襟を1段鋭く |
**髪を下ろす日と結ぶ日で、服の寄せ方を変えて構いません。**朝、髪を決めてから服を決めると、外周と服の線がずれずに済みます。
どちらとも取れるとき④|顔タイプ診断の結果と食い違う
キツネ顔の判定は、顔の外周が直線か曲線かという1つの軸だけを見ています。顔タイプ診断はそれに子供顔か大人顔かの軸を加えるので、キツネ顔なのに顔タイプはフェミニン、ということも起こります。
たとえば、キツネ顔で顔タイプがクールカジュアルなら、線は直線で柄は小さく。キツネ顔でエレガントなら、線は直線で柄は大きく。同じキツネ顔でも、柄の大きさとアクセサリーの大きさは、子供顔か大人顔かで逆になります。
**線の形はキツネ顔の判定で、服の量と柄の大きさは顔タイプの子供顔か大人顔かで決めてください。**襟の角度、布の表面、柄の線はこの記事の表で、柄の一単位の大きさやアクセサリーの大きさは顔タイプの側で選ぶと、2つの結果を両方とも使えます。
写真に写る日は、襟を1段鋭く
写真では、顔と服が小さく縮んで1枚に収まります。細かい線は消え、大きな線だけが残るので、襟の角度が鏡で見るより浅く写ります。
**写真に残る予定のある日は、ふだんより襟の角度を1段鋭くしてください。**シャツならボタンを1つ多く開ける、ニットなら深いVを選ぶ、ジャケットなら襟幅の細いものを選ぶ。全身の集合写真なら、顔から30cm以内の直線を1つ増やしておくと、写真の中でも顔と服の線がそろって写ります。
手持ちの服を当てはめる|鏡から1.5mで
手持ちの秋冬の服を、次の順で確かめてください。
| 順番 | やること | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 着て、首元のVの深さと幅を測る | 自分の本数の角度に入る |
| 2 | 顔から30cm以内に直線を数える | 3本以上の人は2つ、2本の人は1つ |
| 3 | 布の表面を指でなでる | 顔の近くほどなめらか |
| 4 | 丸い要素を数える | 全体の3割まで(2本の人は半分まで) |
| 5 | 鏡から1.5m離れる | 顔と服の線が同じ向きに見える |
5で、顔より先に襟や柄が目に入ったら、線の向きがずれています。**いちばん直しやすいのは、シャツのボタンを1つ開けるか閉めるかです。**Vの深さが5cm以上変わるので、角度の調整がすぐにできます。
10月から1月の予定
季節が進むと、顔の近くに来る服が増えます。月ごとに見るところを変えてください。
| 時期 | 顔の近くに来る服 | 見るところ |
|---|---|---|
| 10月 | シャツ、薄手のニット | 首元のVの角度 |
| 11月 | ジャケット、ハイゲージのニット | 襟の幅と刻み |
| 12月 | コート、タートルネック | コートの襟の形、折り返しの高さ |
| 1月 | 厚手のコート、マフラー | 顔から30cm以内の直線の数 |
**10月にシャツとニットで襟の角度を確かめておくと、**11月以降のジャケットやコートは、同じ角度の襟を選ぶだけで済みます。冬が深まるほど顔の近くに重なる服が増えるので、いちばん外側の襟の角度と、いちばん内側の首元の角度が、同じ向きになっているかだけを見てください。
よくある行き違い
**「キツネ顔はきつく見えるから、やわらかい服を着たほうがいい」。**きつく見えるのは、顔の直線と服の線の向きがばらばらなときです。直線の顔に直線の服をそろえると、線が一続きになって、むしろ落ち着いて見えます。やわらかい服を着る日は、30cm以内に直線を1つ残してください。
**「キツネ顔には黒い服が合う」。**黒は線をはっきりさせる色ですが、顔の近くに大きな黒い面があると、面の強さが先に立ちます。顔まわりの黒い面の距離の考え方は秋冬に顔がきつく見えるのは黒い面の近さにあります。線は直線のまま、色を灰みの茶や明るい灰に変えるだけで、面の強さは落ちます。
**「目が細くないから、キツネ顔の服は関係ない」。**呼ばれ方を決めているのは、目の細さより外周の直線です。目が丸くても外周に直線が3本あれば、服は直線の側で選ぶほうが顔とつながります。
**「キツネ顔はシャツが似合うから、シャツだけ着ていればいい」。**シャツが合いやすいのは、襟が尖っていて布にハリがあるからです。同じ直線は、Vネックのニットやテーラードのジャケット、ステンカラーのコートでも作れます。服の種類を絞るより、襟の角度・布の表面・柄の線の3つをそろえるほうが、選べる服はずっと増えます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. キツネ顔に似合う服は、どう選べばいいですか
- 顔のすぐ下に来る3つの線を見てください。襟の開きの角度、布の表面、柄の線の形です。顔の外周に直線が3本以上ある人は、Vの深さが幅の1.2倍以上ある鋭い開き、目の詰んだなめらかな布、縦縞や格子のようにまっすぐな線の柄が、顔の線と同じ向きにそろいます。服の種類の名前は、そのあとで選べば足ります。同じシャツでも、襟の角度と布の表面が合っていれば顔とつながり、合っていなければ別々に見えます。
- Q. キツネ顔は、丸い襟やふんわりした服を着てはいけませんか
- 着て構いません。顔から30cm以内に直線を1つ残すことと、丸い要素を全体の3割までにすることの2つを守れば、丸い襟もふんわりした素材も着られます。丸襟のブラウスを着る日は、上にテーラードの襟のジャケットを重ねるか、細いバー型のピアスを足してください。ふんわりしたモヘアのニットを着る日は、Vの開きを鋭くするか、下にセンター線の入ったパンツを合わせます。丸い要素の横に直線が1本あると、顔と服の線が離れずに済みます。
- Q. 目は丸いのに、キツネ顔と言われます。どちらに合わせればいいですか
- 顔の外周の直線の本数を優先してください。人が離れた位置から顔を見るときに先に受け取るのは、目の形より面積の大きい輪郭のほうです。外周に直線が3本以上あれば、服は直線の側で選びます。そのうえで、目の丸さを活かしたい日は、顔から近いピアスやメガネだけを丸にしてください。30cm以内に直線が1つ残っていれば、丸いピアスを足しても顔と服の線は離れません。
- Q. キツネ顔でも、タートルネックは着られますか
- 着られます。タートルネックは首元に横の線ができるので、折り返しの高さと編み目で直線を作ります。折り返しはあご先から指2〜3本分下で止め、畝のはっきりしたリブか、目の詰んだなめらかな編み地を選んでください。折り返しがあご先に近づきすぎると、あご先の直線と首元の線が重なって、顔の下半分が詰まって見えます。上にジャケットやコートを重ねる日は、その襟の角度で直線を足せるので、タートルそのものは丸い編み地でも構いません。
- Q. キツネ顔と顔タイプ診断の結果が合いません
- キツネ顔かどうかは、顔の外周が直線か曲線かという1つの軸だけを見ています。顔タイプ診断は、それに子供顔か大人顔かの軸を加えて8つに分けるので、同じキツネ顔でも行き先は分かれます。服を選ぶときは、襟の角度や柄の線の形はキツネ顔の判定で、柄の大きさや服全体の量は顔タイプ診断の子供顔か大人顔かの側で決めると、両方の結果を無駄なく使えます。
— メグラシ編集部





