骨格ストレートなのにウェーブの服が似合う|胸の厚みと体の変化で分ける

**骨格ストレートと診断されたのにウェーブの服のほうが似合うなら、まず横から見た胸の厚みを測ってください。**胸が薄いなら、診断はウェーブ寄りに振れていた可能性が高く、上半身の服だけウェーブ向けに替えれば片づきます。
胸に厚みがあるのにウェーブの服が似合うなら、診断は合っています。ここ数年で体重や張りが変わったか、身長に対してストレート向けの服が大きすぎたかのどちらかです。前者は素材のハリを一段落とし、後者は丈と量を詰めます。
どれにも当てはまりそうで迷う人は、似合ったウェーブの服が「上だけ」だったか「全身」だったかで決めてください。上だけなら胸の厚みの問題、全身なら体の変化か寸法の問題です。
先に答え:あなたはどの型か
| 自分の状態 | 原因 | 直す場所 |
|---|---|---|
| 横から見て胸が薄い・似合うのは上だけ | 診断がウェーブ寄り | 上半身の服をウェーブ向けに |
| 胸に厚みがある・数年で体重が5kg以上動いた | 体の張りが変わった | 素材のハリを一段落とす |
| 胸に厚みがある・身長155cm前後以下 | 服の寸法が大きい | 丈と布の量を詰める |
| 胸に厚みがある・どれも当てはまらない | 顔の印象が柔らかい | 体はストレートのまま、首元で甘さを足す |
表の4行目は、骨格ではなく顔のほうがウェーブの服を呼んでいる型です。最後の章で扱います。
胸の厚みを測る:横から見て2つの点を比べる
鏡に対して横を向き、薄手の服で立ってください。見るのは2つの点です。
- 鎖骨の下から胸のいちばん高い所までの、前に出る量
- 胸のいちばん高い所と、背中の肩甲骨のあいだの厚み
1が指2本ぶん以上前に出て、胸の頂点が鎖骨に近い高い位置にあるなら、上半身はストレートの特徴がはっきり出ています。指1本ぶん以下で、胸の頂点が低い位置にあるなら、上半身の特徴はウェーブ寄りです。
診断の結果がストレートになったのは、腰の位置や太ももの張りといった下半身の特徴で点が入ったからかもしれません。診断はいくつかの部位の合計で決まるので、上と下で別のタイプの特徴を持っている人は珍しくありません。
胸が薄い人:上半身だけウェーブの服にする
胸の厚みが薄い人は、上半身の服をウェーブ向けに替えてください。替える場所は3つです。
- 襟ぐり: 深いVより、浅めのUや丸首、ボートネック。首まわりが空きすぎると胸元が寂しく見える
- 素材: ハリのある綿より、薄手のニットや落ち感のある化繊。体の前に布が浮かない程度に沿うもの
- 丈: 腰骨にかかる長さより、ウエストの少し下で終わる短めの丈。上半身を短く見せると、重心が上がる

下半身はストレート向けのまま残してください。腰の位置が高く太ももに張りがある人が、ウェーブ向けのフレアスカートや柔らかいギャザーを下に持ってくると、腰まわりが膨らんで見えることがあります。上は柔らかく、下はまっすぐ。この組み合わせが、上下で特徴が割れている人の基本形です。
体が変わった人:診断は合っている、素材が合わなくなった
胸に厚みがあり、何年か前の診断ではストレートの服がよく似合っていた人。その人が最近になってウェーブの服のほうがしっくりくるなら、体の張りが変わったことを先に疑ってください。
体重が5kg以上落ちた、運動の習慣が変わった、年齢とともに肌や体の張りが落ちてきた。こうした変化があると、骨の配置は同じでも、体の表面の張りが弱まります。すると、強いハリの綿や厚手のウールが体から浮いて、服だけが立って見えるようになります。

この場合、形は変えなくて大丈夫です。Vネック、まっすぐな身頃、センタープレスのパンツといったストレート向けの形はそのままで、素材のハリを一段だけ落としてください。ブロードの綿シャツなら、とろみのあるシャツに。厚手のウールなら、なめらかなウールジャージーに。形まで柔らかくすると、今度は胸の厚みで服が膨らみます。
体の変化を確かめる:3年前の写真を1枚出す
体が変わったかどうかは、自分では気づきにくいものです。3年前くらいの全身写真を1枚出して、いまの写真と比べてください。見るのは次の2つです。
- 二の腕と肩の外側の線: 前は張っていたのに、いまは丸く落ちて見える
- 同じ服の見え方: 当時よく着ていた服を今着ると、胸元や背中に布が余る
どちらかに当てはまれば、体の張りが変わっています。両方とも変わっていなければ、次の章の寸法か、最後の章の顔の印象を疑ってください。
身長が低めの人:型ではなく寸法が合っていない
身長が155cm前後かそれ以下で、胸に厚みもある人。ストレート向けとされるシンプルなシャツや、膝下まであるIラインのスカートを着ると、服が大きく見えて「着られている」感じがする。そのかわり、ウェーブ向けのコンパクトな丈の服を着るとすっきりする。
この場合、似合っているのはウェーブの型ではなく、短い丈と少ない布の量です。ストレート向けとして並ぶ服の多くは、平均的な身長を前提に丈が決まっています。身長が低めの人がそのまま着ると、丈が長いぶんだけ布の面が大きくなって重く見えます。
直し方は、ストレート向けの形のまま寸法を詰めることです。シャツは着丈が腰骨にかからない長さに、スカートは膝下5cm程度で止まる長さに、パンツは足首が見える丈に。布の量は、身頃の脇に指2本ぶんのゆとりが残る程度に抑えてください。
どちらとも取れる人:似合った服を「上だけ」「全身」で分ける
ここまで読んで、胸の厚みはどちらとも言えない、体の変化も少しある、身長も平均よりやや低い。そういう人も多いはずです。その場合は、これまでに似合ったと感じたウェーブの服を思い出して、次の2つに分けてください。
| 似合ったウェーブの服 | 当てはまる型 | まず直す場所 |
|---|---|---|
| 上半身の服だけ(ブラウス・ニット) | 胸の厚みの問題 | 上半身の襟と素材 |
| 全身(ワンピース・セットアップ) | 体の変化か寸法の問題 | 素材のハリと丈 |
| 小物だけ(柔らかいスカーフ・華奢なアクセ) | 顔の印象の問題 | 首元と顔まわり |
上だけで似合ったなら、胸の厚みを優先して上半身を替えます。全身で似合ったなら、素材と丈の両方を少しずつ直してください。どちらとも決めきれないときは、上半身の素材を一段柔らかくするところから始めると失敗が少ないです。この直し方は3つの型のどれに当たっても効くからです。
似合った服を思い出せない人は、手持ちの服で確かめてください。いちばんよく着るストレート向けのシャツの上に、柔らかいカーディガンを1枚羽織って鏡の前に立ちます。シャツだけのときより顔まわりが明るく見えたなら上半身の問題、全身の重さが消えたなら素材か丈の問題です。どちらの変化も感じなければ、骨格よりも顔の印象のほうを疑ってください。
迷ったときに1着だけ試すなら
どの型か決めきれないまま服を買い替えると、手持ちとの合わせが崩れます。迷ったら、次の1着だけを試してください。
**薄手のハイゲージニットで、浅めのVネック、ウエストの少し下で終わる丈。**下はいま持っているストレート向けのセンタープレスのパンツで合わせます。
このニットは、胸が薄い人には柔らかい素材と短い丈が効き、体が変わった人にはハリを落とした素材が効き、身長が低めの人には短い丈が効きます。着てみて上半身がすっきりしたなら、あなたはその方向で服を少しずつ入れ替えてかまいません。何も変わらなかったなら、骨格ではなく顔のほうを疑ってください。
顔の印象が柔らかい人:体はストレートのまま、首元で甘さを足す
胸に厚みがあり、体の変化もなく、寸法も合っている。それでもウェーブの服が似合うと感じるなら、骨格ではなく顔の印象がウェーブの服を呼んでいる可能性があります。丸みのある輪郭や、柔らかい目元の人は、ストレート向けのシンプルな服だと顔だけが浮いて見え、ウェーブの服の装飾が顔の柔らかさとつながって「似合う」と感じやすいのです。
この場合は体の服はストレート向けのままにして、甘さは顔に近い場所だけに置いてください。首元の小さなリボン、柔らかい素材のスカーフ、丸みのある小ぶりのアクセサリー。体に柔らかい服を着せると、胸の厚みで布が膨らんで着太りして見えます。
骨格と顔の両方が服の印象に関わる仕組みは、ボアジャケットが骨格と顔タイプで割れる理由でも同じ考え方で整理しています。
避けたい直し方:診断を全部捨てる
ウェーブの服が似合ったからといって、ストレートの診断を丸ごと捨てるのはおすすめしません。胸の厚みや腰の位置といったストレートの特徴は、多くの場合どこかに残っています。全身をウェーブ向けにすると、残っている特徴の場所で服がもたつきます。
特に起きやすいのが、腰まわりのギャザーと、太ももに沿う柔らかいパンツです。腰の位置が高く太ももに張りがある人がこれを着ると、腰から下だけが膨らんで見えます。ウェーブの服を取り入れるときは、上半身か首元から始めて、下半身は最後に回してください。
診断をもう一度受けるかの判断
受け直す価値があるのは、胸が薄く、上半身でウェーブの服だけが似合う人です。この型は、診断のときに下半身の特徴で点が入った可能性が高く、もう一度見てもらうと「上半身はウェーブ寄り」とはっきり言われることがあります。
体の変化や寸法が理由の人は、受け直しても結果は変わりにくいです。骨の配置は変わっていないからです。この場合は診断を受け直すより、素材と丈を直すほうが早く効きます。
診断の結果そのものが割れたときの採り方は骨格診断の結果が違うときの決め方に、パンツで迷う人は骨格ストレートかウェーブか迷うときのパンツにまとめています。
まとめ
骨格ストレートなのにウェーブの服が似合う人は、まず横から胸の厚みを見てください。薄いなら上半身だけウェーブに替える。厚いなら、体の変化があれば素材のハリを落とし、身長が低めなら丈と量を詰める。どれにも当たらなければ、顔の印象が柔らかいので首元で甘さを足す。
迷ったら、薄手のハイゲージニットを1枚だけ試してください。それで上半身がすっきりすれば、その方向に少しずつ入れ替えてかまいません。
よくある質問
Q. 骨格ストレートと言われたのに、ウェーブの服が似合うのはなぜですか A. 胸の厚みが薄く診断の決め手が下半身だった、体の張りが変わった、服の寸法が大きすぎた、の3つのどれかが多いです。横から見た胸の厚み・体重の変化・身長の3つを先に確かめてください。
Q. 診断を受け直したほうがいいですか A. 胸が薄く、上半身でウェーブの服だけが似合う人は、受け直す価値があります。体の変化や身長が理由の人は、結果が変わりにくいので、素材と寸法を直すほうが早いです。
Q. ウェーブの服を全身で着てもいいですか A. 全身で似合うなら止める理由はありません。腰まわりでもたつく人は、下半身だけストレート向けの直線的な形を残してください。
Q. ストレートの服を全部手放すべきですか A. 手放す前に、ハリの強い服だけを分けてください。体の変化が理由なら、形はそのままで素材を一段柔らかくすれば着られる服がほとんどです。
— メグラシ編集部





