カーディガンを骨格とパーソナルカラーで選ぶ|丈は骨格、色は襟元で

カーディガンは、丈と編みと襟ぐりを骨格で決め、色は襟元に見える幅で決めてください。前を開けて着るなら、顔の真下にあるのは中に着ている服です。カーディガンの色が顔に効くのは、前を閉めて着る日と、顎の下から左右に見えるカーディガンの幅が片側で指2本より広い日だけです。
だから、骨格に合う形を見つけたのに色がパーソナルカラーから外れている1枚も、多くの場合は着られます。中の服でパーソナルカラーを守れば、カーディガンは形の役割だけを果たせばよいからです。
この記事では、まず骨格ごとの丈・編み・襟ぐりの決め方を書き、次に襟元の幅で色の効き方を判断する方法を書きます。最後に、骨格とパーソナルカラーが逆の方向を指すとき、どちらとも取れるときの選び方を厚めにまとめます。骨格とパーソナルカラーで秋冬のニットを選ぶ話はニットを骨格とパーソナルカラーで選ぶにあります。カーディガンは前が開く分、ニットとは決め方が少し違います。
結論:丈と編みは骨格、色は襟元に出る幅で決める
カーディガンには、骨格が決める場所と、パーソナルカラーが決める場所がはっきり分かれています。
骨格が決めるのは、丈、編み目の太さ、襟ぐりの形の3つです。丈は腰まわりのどこで止まるかを決め、編み目は上半身の厚みの見え方を決め、襟ぐりは胸元の詰まり方を決めます。どれも体の形との関係で見え方が変わる部分です。
パーソナルカラーが決めるのは、顔のすぐ下に来る色です。ただし、カーディガンは前を開けて着ることが多いので、顔のすぐ下に来るのはカーディガンの色ではなく、中の服の色であることがほとんどです。
この2つを分けて考えると、選び方はとても単純になります。カーディガンを買うときは骨格で形を決め、色は「前を閉めて着るか」「襟元に指2本より広く出るか」の2つで、パーソナルカラーを気にするかどうかを判断します。両方を同時に満たす1枚を探して、売り場で何時間も迷う必要はありません。
カーディガンが、ニットやブラウスより迷いやすい服なのは、着方が何通りもあるからです。前を開けて羽織る日、前を閉めて1枚で着る日、肩に掛ける日、コートの下に重ねる日。どの着方をするかで、骨格が効く場所とパーソナルカラーが効く場所が入れ替わります。先に自分がいちばんよくする着方を1つ決めておくと、選ぶ基準がぶれません。
骨格ごとの丈・編み・襟ぐり
下の表は、骨格ごとにどこを見ればいいかを並べたものです。答えを出し切るためではなく、自分の骨格で見るべき場所を確かめるために使ってください。
| 骨格 | 丈の止まる場所 | 編み目 | 襟ぐり |
|---|---|---|---|
| ストレート | 腰骨にかかるか、腰骨のすぐ下 | 細くて目の詰まった編み | 深めのV |
| ウェーブ | くびれから腰骨の上まで | 細い編み、または軽い起毛 | 浅いV・丸首 |
| ナチュラル | 尻が隠れるか、腿の中ほど | 太い編み・畝のある編み | 深めのV・ショールカラー |
表の3つの列は、それぞれ違う物差しで測ります。丈は腰骨やくびれの位置との距離、編み目は指で厚みをつまんだ感触、襟ぐりは鎖骨のくぼみからVの底までの長さです。次の3つの節で、骨格ごとに測り方を書きます。
3つの中でいちばん優先するのは丈です。丈は重心の位置を決めるので、全身の見え方に最も大きく効きます。編み目と襟ぐりは、中に着る服や着方である程度調整できますが、丈はカーディガンそのものを替えない限り変わりません。売り場で迷ったら、まず丈が合う1枚に絞り、その中から編み目と襟ぐりで選んでください。
骨格ストレートのカーディガン|腰骨にかけて、細い編み、深いV
骨格ストレートの人は、上半身に厚みがあり、腰の位置が高めです。カーディガンでは、上半身に厚みを足さないことと、腰骨の位置で止めて重心を整えることが大事になります。
丈は、腰骨に裾がかかるか、腰骨のすぐ下で止まる長さを選んでください。立って横から鏡を見て、裾が腰骨の出っ張りから指2本ぶん下までに収まっていれば、ちょうどよい丈です。それより長いと、腰まわりに布が溜まって重心が下がります。それより短いと、上半身の厚みだけが強調されます。
編み目は、細くて目の詰まった編みを選びます。編み地を指でつまんで、厚みが5mm以下に感じる程度の薄さが目安です。太い編みや、ふわふわした起毛は、上半身にさらに厚みを足します。
襟ぐりは、深めのVが似合います。鎖骨のくぼみからVの底まで、指4本ぶんほど開いていると、首から胸元に縦の線ができ、上半身の厚みがすっきり見えます。丸首のカーディガンを選ぶなら、前を開けて着て、Vの形を自分で作ってください。
前を閉めて着る日は、ボタンをいちばん上まで留めず、上から1つか2つ外しておくと、首元に縦の線が残ります。骨格ストレートの人は、留めるボタンの位置で胸元の開き具合を調整できるので、鏡の前で1つずつ外しながら、胸元がいちばんすっきり見える位置を探してみてください。
骨格ストレートの人で顔タイプがフェミニンの組み合わせについては、骨格ストレート×顔タイプフェミニンも手がかりになります。
骨格ウェーブのカーディガン|くびれで止めて、軽い編み、浅い襟ぐり
骨格ウェーブの人は、上半身が薄く、腰の位置が低めです。カーディガンでは、重心を上げることと、上半身にやわらかな厚みを少し足すことが大事になります。
丈は、くびれから腰骨の上までで止まる短めの長さを選びます。立って横から鏡を見て、裾がくびれのいちばん細い場所から、腰骨の出っ張りまでのあいだに収まっていれば、重心が上がって見えます。腰骨より下まであると、腰まわりの布が重心を下げます。長い丈を着たい日は、ベルトでくびれに留めると重心を戻せます。
編み目は、細い編みか、軽い起毛を選びます。指でつまんだときにやわらかく、ふんわりと戻る感触の編み地が、上半身にほどよい厚みを足します。太くて硬い編みは、体の薄さとの差が大きくなり、服だけが目立ちます。
襟ぐりは、浅いVか丸首が似合います。鎖骨のくぼみからVの底まで、指2本ぶんほどの浅さにとどめると、胸元が寂しく見えません。深いVを着るなら、中に襟付きの服や、首まわりに小さな飾りのある服を重ねて、胸元を埋めてください。
骨格ウェーブの人は、カーディガンの前を閉めて着るほうがきれいに見えることも多いです。前を閉めると、体の線に沿ってカーディガンが落ち、上半身にほどよい丸みが出ます。そのぶん顔の真下にカーディガンの色が来るので、前を閉めて着る1枚は、パーソナルカラーで色を選んでおくと安心です。
骨格ナチュラルのカーディガン|尻が隠れる丈、太い編み、肩を落とす
骨格ナチュラルの人は、骨や関節がしっかりしていて、肩幅や手首の骨が目立ちやすいです。カーディガンでは、骨の存在感に負けない量感と、ゆとりのある形が大事になります。
丈は、尻が隠れるか、腿の中ほどまで届く長さを選びます。立って後ろから鏡で見て、裾が尻のいちばん高いところより下にあれば、長さがちょうど体の骨の存在感と釣り合います。短い丈を着ると、肩幅の広さだけが目立つことがあります。
編み目は、太い編み、畝のある編み、表面に凹凸のある編みが似合います。指でつまんだときに1cm近い厚みを感じる編み地でも、骨格ナチュラルの人なら重たく見えません。細くて薄い編みは、骨の出っ張りを拾って体の線が強く出ます。
襟ぐりは、深めのVか、襟が大きく折り返るショールカラーが似合います。肩の線は、肩先より少し下に落ちている形を選ぶと、肩幅の広さがやわらいで見えます。肩の縫い目が肩先にぴったり合う形は、骨の目立つ場所を強調します。
骨格ナチュラルの人は、前を開けて羽織るのがいちばん似合う着方です。前を開けると、縦の長い線が体の両脇にでき、骨の存在感と布の量感が釣り合います。前を閉めて着る日は、ボタンを下のほうだけ留めて、上半分を開けておくと、重たく見えません。
色はどこで効くか|前を開けた日と閉めた日
ここからは色の話です。カーディガンの色がパーソナルカラーの影響を受けるかどうかは、前を開けて着るか、閉めて着るかで大きく変わります。
前を閉めて着る日は、カーディガンがそのまま顔の真下に来ます。このときは、カーディガンの色をパーソナルカラーで選ぶ必要があります。ブルベ夏の人なら灰みや青みのある色、イエベ秋の人なら黄みと深みのある色、というように、ふだんの顔まわりと同じ考え方で選んでください。
前を開けて着る日は、顔の真下に来るのは中の服です。カーディガンは顔の左右と体の脇を縁取るだけになるので、パーソナルカラーの影響はずっと小さくなります。
どちらで着ることが多いかを先に決めておくと、売り場で迷う時間が減ります。前を閉めて着るのが好きな人は、カーディガンもパーソナルカラーで選びます。前を開けて着るのが好きな人は、カーディガンは骨格で選び、色は中の服で守る、という分け方ができます。
自分がどちらの着方が多いかわからないときは、この1か月で着たカーディガンを思い出してください。前を閉めて1枚で着た日と、開けて羽織った日、どちらが多かったでしょうか。多かったほうの着方に合わせて、次の1枚の選び方を決めます。
襟元に出る幅を測る|指2本が境目
前を開けて着るときでも、カーディガンの色がまったく顔に効かないわけではありません。どれくらい効くかは、顎の下から左右に見えるカーディガンの幅で決まります。
測り方は、カーディガンを前を開けて羽織り、鏡の正面に立って、顎の真下から左右を見ることです。顎の真下にある中の服の左右に、カーディガンの身ごろがのぞいています。その片側の幅を、指を当てて測ってください。
片側の幅が指2本、だいたい3cmより狭ければ、カーディガンの色はほとんど顔に効きません。顔の真下は中の服の色で決まるので、カーディガンはパーソナルカラーから外れた色でも構いません。
片側の幅が指2本より広ければ、カーディガンの色も顔に効きはじめます。とくに、襟ぐりが浅い丸首や浅いVのカーディガンを前を開けて着ると、首のすぐ横までカーディガンが来るので、幅が広くなりやすいです。この場合は、カーディガンの色もパーソナルカラーで選ぶか、中の服の襟を外に出して、カーディガンの色を顔から1枚ぶん離してください。
幅は、骨格で選んだ襟ぐりの深さによって変わります。深いVのカーディガンは前を開けると幅が狭くなりやすく、浅い襟ぐりは幅が広くなりやすいです。骨格ストレートやナチュラルの人は色の自由度が高く、骨格ウェーブの人は色をパーソナルカラーで選ぶ場面が多くなる、と覚えておくと便利です。
この幅は、写真で確かめることもできます。前を開けて羽織った自分を鏡越しに撮り、顎の下の左右にのぞくカーディガンの幅と、中の服の幅を見比べてください。中の服の幅のほうが広ければ、顔の真下を決めているのは中の服です。カーディガンの幅のほうが広ければ、カーディガンの色を選び直す候補になります。
パーソナルカラーが合わない色のカーディガンを着るとき|中の服で顔を守る
骨格に合う形のカーディガンを見つけたけれど、色がパーソナルカラーから外れている。そういうときは、中の服で顔の真下を守ってください。
中の服は、パーソナルカラーにいちばん合う色を選びます。首まわりがしっかり見える形、たとえば襟付きのシャツや、首まわりの詰まったニットを選ぶと、顔の真下を中の服が覆う面積が広くなり、カーディガンの色を顔から遠ざけられます。
カーディガンの色と中の服の色の明るさの差にも気をつけてください。カーディガンが暗くて中の服が明るい場合は、顔のまわりが明るく、外側が締まって見えるので、カーディガンの色はさらに目立ちにくくなります。反対に、カーディガンが明るくて中の服が暗い場合は、外側の明るさに目が行き、カーディガンの色が顔に効きやすくなります。
パーソナルカラーから外れた色のカーディガンは、暗めの色なら中の服で守りやすく、明るめの色なら守りにくい、と考えてください。手持ちの1枚がどちらに入るかで、着る日の中の服の選び方が変わります。
中の服を何枚も持っていなくても、パーソナルカラーに合う色の襟付きシャツが1枚あれば、たいていのカーディガンに合わせられます。シャツの襟をカーディガンの外に出して着ると、顔のすぐ下に合う色の面が広がり、カーディガンの色はさらに顔から遠ざかります。
4つの季節で選ぶ秋冬のカーディガンの色
前を閉めて着ることが多い人や、襟元に指2本より広く出る形を選ぶ人のために、4つの季節ごとの秋冬のカーディガンの色の考え方を短くまとめます。色の候補を並べ切るのではなく、どの方向に寄せるかだけを書きます。
イエベ春の人は、黄みがあって明るい色が得意です。秋冬の暗い売り場では、キャメルやミルクを含んだ茶、黄みのある明るい灰に寄せると、顔が沈みにくくなります。
ブルベ夏の人は、青みがあってやわらかい色が得意です。灰みのある薔薇色、灰みの青、霜降りの灰に寄せてください。真っ黒より、灰を含んだ紺のほうが顔になじみます。
イエベ秋の人は、黄みがあって深い色が得意です。秋冬の売り場はこの人たちの色が多く、深い茶、カーキ、からし色がそのまま候補になります。
ブルベ冬の人は、青みがあって強い色が得意です。黒、真っ白、深い紺、紫を含んだ赤など、はっきりした色がカーディガンでも映えます。中の服とのコントラストをつけると、顔まわりが引き締まります。
骨格とパーソナルカラーが逆を指すとき
カーディガンでいちばん迷うのは、骨格が求める素材と、パーソナルカラーが求める色が、売り場で同時に見つからないときです。
たとえば、骨格ナチュラルでブルベ夏の人を考えてみてください。骨格ナチュラルの人には太い編みのカーディガンが似合いますが、太い編みは表面に影ができるので、同じ色でも1段暗く、1段にごって見えます。ブルベ夏の人が得意な淡くやわらかい色の糸で編んでも、太い編みにすると少し重たく見えることがあります。
逆に、骨格ストレートでイエベ秋の人を考えてみてください。骨格ストレートの人には細くて目の詰まった編みが似合いますが、細い編みは表面が平らで、色がそのまま出ます。イエベ秋の人が得意な深い色を細い編みで着ると、色がとても強く、硬く見えることがあります。
こういうときは、丈と編みは骨格に合わせ、色は中の服で守ってください。カーディガンは前を開けて、中の服でパーソナルカラーを顔の真下に置きます。カーディガンの色は、パーソナルカラーの方向に1段だけ寄せた色を選べば十分です。
骨格ナチュラルでブルベ夏の人なら、太い編みのカーディガンは灰みの色を選び、中に淡い薔薇色や灰みの青の服を着る、という組み方になります。骨格ストレートでイエベ秋の人なら、細い編みのカーディガンは深い茶やカーキを選び、中に黄みの明るい色の服を着て、強さをやわらげます。
逆を指すときに、どちらか一方をあきらめる必要はありません。形は骨格、色は中の服、と役割を分けてしまえば、両方の結果を1つのコーデの中で同時に使えます。売り場で「形は合うけれど色が違う」と迷ったときは、その1枚の下に手持ちのどの服を着るかを思い浮かべてください。合う中の服が浮かぶなら、その1枚は買って構いません。
骨格が2つのタイプの間のとき
骨格診断で、2つのタイプの中間と言われた人もいます。ストレートとウェーブの間、ウェーブとナチュラルの間、といった結果です。
カーディガンでは、上半身の結果と下半身の結果を分けて使ってください。襟ぐりと編み目は胸元から肩にかけて効くので、上半身の結果で決めます。丈は腰まわりに効くので、下半身の結果で決めます。
たとえば、上半身はストレート寄り、下半身はウェーブ寄りという人なら、襟ぐりは深めのV、編み目は細くて目の詰まった編み、丈はくびれから腰骨の上までの短め、という組み合わせになります。
どちらの結果がどこに出ているかわからないときは、鏡の前で丈だけを変えて確かめます。手持ちのカーディガンを着て、裾を内側に折り込んで短くしたり、そのまま長く着たりして、腰まわりがすっきり見えるほうを選んでください。
コートが似合わないと感じるときの見分け方はコートが似合わないときの骨格・顔・色の分け方にまとめています。上半身と下半身を分けて見る考え方は、カーディガンでもほとんど同じです。
パーソナルカラーが2つの季節の間のとき
パーソナルカラーも、2つの季節の中間と言われる人がいます。この場合は、前を閉めて着るカーディガンと、前を開けて着るカーディガンで考え方を変えてください。
前を閉めて着るカーディガンは、2つの季節のどちらにも入る色を選びます。たとえばブルベ夏とイエベ秋の間の人なら、灰みのある茶や、くすんだ緑など、やわらかさと深さを両方持つ色が候補になります。
前を開けて着るカーディガンは、色の自由度が高いので、どちらか片方の季節の色でも構いません。そのかわり、中の服は2つの季節のどちらにも入る色にしてください。顔の真下は、2つの季節の重なる色で守るのがいちばん外しにくい方法です。
どちらの季節にも入る色がどうしても見つからないときは、暗めの色のカーディガンを選び、中の服で明るさを補ってください。暗めの色は、季節の違いが出にくい色だからです。
骨格もパーソナルカラーも中間と言われた人は、まず骨格の丈を決め、次に前を開けて着る前提で色を選ぶと、いちばん迷いが少なくなります。前を開けて着るなら、色の判断は中の服に任せられるので、決めることが1つ減ります。
肩に掛ける・腰に巻く|着方で効く場所が変わる
カーディガンは、羽織るだけでなく、肩に掛けたり、腰に巻いたりして使うこともあります。着方を変えると、骨格とパーソナルカラーが効く場所が入れ替わります。
肩に掛けると、カーディガンの色は顔のすぐ横に来ます。前を開けて羽織るより、パーソナルカラーの影響がずっと強くなります。肩掛けにするのは、パーソナルカラーに合う色の1枚にしてください。結び目が胸元に来るので、骨格ストレートの人は結び目を小さく、骨格ナチュラルの人はゆったりと大きく結ぶと、上半身の見え方が整います。
腰に巻くと、カーディガンは顔から遠ざかります。色はパーソナルカラーをほとんど気にしなくて構いませんが、腰まわりに布の量が増えるので、骨格の見え方を優先してください。骨格ウェーブの人は腰に巻くと重心が下がりやすいので、薄手の1枚を細く巻くと軽く見えます。
骨格ストレートの人は、腰に巻くと腰まわりに厚みが出やすいので、細い編みの薄い1枚を選び、結び目を体の横にずらすとすっきり見えます。骨格ナチュラルの人は、腰に巻いても量感が体の骨格と釣り合うので、太い編みの1枚でも重たくなりません。
コートの下に着る日
秋が深まり、カーディガンの上にコートを重ねる日が増えてきます。この日は、カーディガンがコートの襟元から少しだけのぞくことになります。
コートの下に着る日は、カーディガンの丈がコートの丈より長くならないように気をつけてください。骨格ナチュラルの人の長い丈のカーディガンは、短いコートの裾から出てしまうことがあります。裾が出る場合は、コートを長めのものに替えるか、カーディガンを短い1枚に替えます。
襟元からのぞく部分は、コートの襟とカーディガンと中の服の3枚が重なる場所です。3枚の色の明るさが、外側から内側へ順に明るくなっていると、顔のまわりがすっきりまとまります。コートの色が暗めなら、カーディガンは少し明るく、中の服はさらに明るく、という並べ方です。
コートそのものを骨格と顔タイプで選ぶときは、コートを骨格と顔タイプで選ぶも参考にしてみてください。
ボタンと前立ての色|細部で顔に効く場所
カーディガンの色を選ぶとき、身ごろの色ばかり見ていると、見落としやすいのがボタンと前立ての色です。前を開けて着ると、前立ては顔のすぐ下から縦にのびるので、身ごろより顔に近い場所に来ることがあります。
前立てが身ごろと違う色で縁取られているカーディガンは、その縁取りの色が顔の真下の縦の線になります。縁取りがパーソナルカラーに合う色なら、身ごろの色が少し外れていても、顔まわりは整って見えます。反対に、縁取りがパーソナルカラーから外れていると、身ごろの色が合っていても、顔の下に違和感が残ります。
ボタンの色も同じです。金色のボタンは黄みの方向、銀色のボタンは青みの方向に顔まわりを寄せます。イエベの人は金色や木のボタン、ブルベの人は銀色や貝のボタンを選ぶと、細部まで顔とつながって見えます。ボタンは付け替えができるので、形が骨格に合っているのにボタンだけが気になる1枚は、付け替えてみるのもひとつの方法です。
骨格の面では、ボタンの大きさにも目を向けてください。骨格ストレートの人は小さめで平らなボタン、骨格ウェーブの人は小さくて丸みのあるボタン、骨格ナチュラルの人は大きめで素朴な質感のボタンが、それぞれの体の質感となじみます。
手持ちのカーディガンを3つの質問で残す
最後に、手持ちのカーディガンを見直すときの3つの質問を書いておきます。全部出して、1枚ずつ答えてみてください。
1つ目の質問は、丈が自分の骨格の止まる場所に合っているか、です。骨格ストレートなら腰骨、骨格ウェーブならくびれから腰骨の上、骨格ナチュラルなら尻が隠れる位置。ここが外れている1枚は、ベルトで留めるか、裾を折り込むかで調整できるかを確かめてください。
2つ目の質問は、編み目が骨格に合っているか、です。指でつまんだ厚みが、骨格ストレートなら薄く、骨格ウェーブならやわらかく、骨格ナチュラルならしっかり厚いか。編み目は後から直せないので、合っていない1枚は手放す候補です。
3つ目の質問は、前を開けて着たときに、襟元に見える幅が指2本より広いか狭いか、です。狭ければ、色はパーソナルカラーから外れていても、中の服で守れば着られます。広ければ、色もパーソナルカラーで選び直すか、中の服の襟を外に出して着る1枚として残します。
3つの質問のうち、1つ目と2つ目に答えられた1枚は、色にかかわらず残す価値があります。カーディガンは形の役割を果たせば、色は中の服で補えるからです。
反対に、色はパーソナルカラーにぴったり合っているのに、丈も編み目も骨格から外れている1枚は、前を閉めて1枚で着る日には顔まわりを助けてくれますが、全身の見え方では損をしています。こういう1枚は、肩に掛けて顔の横に色を足す使い方に回すと、色のよさを生かしながら形の弱点を隠せます。
よくある問い
- Q. カーディガンは骨格とパーソナルカラー、どちらを優先して選べばいいですか
- 丈・編み・襟ぐりは骨格で、色はパーソナルカラーで決めます。どちらか一方を優先するのではなく、決める場所が違うと考えてください。前を開けて着ることが多いなら、色はカーディガンより中に着る服のほうが顔に効くので、カーディガンは骨格を優先して選んで構いません。
- Q. 似合わない色のカーディガンを持っています。もう着ないほうがいいですか
- 前を開けて、中にパーソナルカラーに合う色の服を着れば、顔の真下は守れます。鏡の前で前を開けたとき、顎の下から左右に見えるカーディガンの幅が、片側で指2本より狭ければ、カーディガンの色はほとんど顔に効きません。前を閉めて着る日だけ避ければ、十分に使えます。
- Q. 骨格が2つのタイプの間です。カーディガンの丈はどう決めればいいですか
- 上半身の結果で襟ぐりと編みを、下半身の結果で丈を決めてください。カーディガンは上から下まで1枚でつながっていますが、襟ぐりは胸元、丈は腰まわりに効くので、それぞれ近いほうの結果を使うと外しにくくなります。
- Q. 肩に掛けたり腰に巻いたりするとき、色はどう考えればいいですか
- 肩に掛けると、カーディガンの色が顔のすぐ横に来ます。前を開けて着るよりパーソナルカラーの影響が強くなるので、肩掛けにするのはパーソナルカラーに合う色の1枚にしてください。腰に巻くときは顔から離れるので、色より骨格の腰まわりの見え方を優先します。
— メグラシ編集部





