骨格ストレートで老けて見える|顔の直線・曲線で引く所を変える

骨格ストレートで、勧められた服を着ると実際より年上に見える人は、顔の線が直線なら色の深さを引き、曲線なら生地の張りを引くことで直ります。体の診断は合っていることが多く、ずれているのは顔のまわり30cmだけです。
まず正面の写真を撮り、体が整って見えるのに顔だけが年上に見えるのかを確かめます。そうなら、顎の先と、耳の下から顎までの線を見てください。角があってまっすぐ下りる人は直線、丸くなだらかに下りる人は曲線です。
直線の人は、ジャケットやニットの形はそのままで、顔の下に見える暗い色の面積を減らします。曲線の人は、色はそのままで、肩と襟の硬さを抜きます。どちらとも取れない人は、首元の1か所だけを替えた写真を2枚撮って比べてください。
骨格ストレートの服で年上に見えるのは、何が起きているか
骨格ストレートは、上半身に厚みがあり、体の表面に張りがある体です。張りのある素材、まっすぐな線、Vの深い首元が体を整えます。この勧めは体には正しい。
一方で、顔は体とは別の性格を持っています。顔の線が柔らかい人や、目鼻の配置が中心に寄った人は、硬い襟や深い色が近くにあると、顔より服のほうが強くなります。服が強いと、見る人は顔ではなく服から年齢を読み取ります。張りのある紺のジャケットは、それだけで落ち着いた年齢の記号になるからです。
逆に、顔の線が直線の人は硬い襟とは喧嘩しません。それでも年上に見えるのは、顔の線の強さと、服の色の深さが重なって、全体の明暗の差が大きくなりすぎるからです。同じ「老けて見える」でも、原因が硬さか深さかで、直す場所が逆になります。
見分け①:年上に見えるのが顔だけか、全身かを写真で分ける
最初に、ずれの範囲を確かめます。勧められた服の中でいちばん年上に見えると感じる1着を着て、鏡から2m離れた位置で正面の写真を撮ってください。
- 写真の顔を手のひらで隠し、首から下だけを見る
- 次に、首から下を隠し、顔と首元だけを見る
- どちらを見たときに「年上だ」と感じるかを決める
首から下だけで年上に見えるなら、ずれは体の側にあります。この場合は骨格の診断や服の大きさを見直すほうが先です。顔と首元だけで年上に見えるなら、この記事の直し方が合います。
両方で少しずつ年上に見える人もいます。そのときは顔の側から先に直してください。顔まわりを直すと全身の印象も引っぱられて変わることが多く、体の側は残りのずれだけを見ればよくなります。
見分け②:顔の線が直線か曲線かを見る
次に、顔の線の性格を見ます。正面の写真で、顎の先、耳の下から顎までの線、目の形の3か所を見てください。
| 見る場所 | 直線寄り | 曲線寄り |
|---|---|---|
| 顎の先 | 角がある・尖る | 丸い |
| 耳の下から顎 | まっすぐ下りる | なだらかに丸く下りる |
| 目の形 | 切れ長・目尻が上がる | 丸い・目尻が下がる |
| 年上に見える原因 | 色の深さと面積 | 生地の張りと襟の角 |
3か所のうち2か所が同じ側なら、その側として読みます。顔タイプ診断を受けている人は、クールやエレガント、ソフトエレガントの多くが直線寄りに、フェミニンやキュート、フレッシュの多くが曲線寄りに入ります。ただし同じ顔タイプの中でも人によって差があるので、名前より写真で決めてください。
直線の顔:色の深さと無地の面積を引く
直線の顔の人は、硬い襟やまっすぐな肩とは相性がよく、形を変える必要はほとんどありません。年上に見える原因は、顔の線の強さに、暗く深い色が重なることです。
直すのは、顔の下に見える暗い色の面積です。ジャケットやコートが紺や黒なら、中に明るい色の薄手のニットやブラウスを着て、顎の下から15cmまでを明るい色で埋めてください。前を開けて着るだけで、暗い面積は半分ほどになります。
もう1つは無地の広さです。胸から上が一面の無地だと、顔の線の強さだけが目立ちます。細い畝のあるニットや、細かい織り柄の生地にすると、面の中に小さな明暗が生まれて、顔とのつり合いが取れます。柄を足すのではなく、生地の表情を足すと考えてください。
形は骨格ストレートの勧めどおりで構いません。Vネック、テーラードの襟、まっすぐな肩はそのまま残します。
曲線の顔:生地の張りと襟の角を引く
曲線の顔の人は、色の深さより、硬さで年上に見えます。張りの強いジャケットの角ばった襟や、肩に芯の入った仕立ては、丸い顔の線と並ぶと、服だけが大人の側に寄ってしまいます。
直すのは、顔から30cm以内の硬さです。襟は角の取れたもの、襟のないもの、折り返しの小さいものを選びます。ジャケットなら肩の芯が薄いもの、ニットなら首元を丸く開けたものにします。
ただし、骨格ストレートの体には張りが必要です。柔らかくしすぎると、上半身の厚みが目立って体が大きく見えます。そこで、張りは胸から下に残します。上半身は目の詰まったハイゲージのニットのように、表面は滑らかで形は柔らかい素材を選ぶと、体も顔も両方が整います。
色は深くても構いません。曲線の顔の人は、紺や焦げ茶を着ても、襟が柔らかければ年上には見えにくいです。
子供顔か大人顔かで、引く量が変わる
直線か曲線かで引く場所が決まったら、次は引く量です。ここは、顔の縦の長さや目の位置で分かれる、子供顔か大人顔かで変わります。
子供顔の人は、服との年齢の差がもともと大きいので、引く量を多めにします。直線の子供顔なら、顔の下の明るい色を20cmまで広げます。曲線の子供顔なら、襟を外すだけでなく、ジャケットそのものを短い丈の柔らかいものにすると落ち着きます。
大人顔の人は、引く量を少なめにします。大人顔は落ち着いた服と年齢の差が小さいので、引きすぎると今度は服が軽く見えます。直線の大人顔なら明るい色は10cmほど、曲線の大人顔なら襟の角を取るだけで十分なことが多いです。
どちらとも取れる人:首元の1か所だけを替えて試す
顎は角があるのに目は丸い、耳の下の線はまっすぐなのに頬はふっくらしている。こうした人は、直線か曲線かを顔から決めようとすると迷い続けます。ここは服を替えて写真で決めるほうが早いです。
用意するのは、年上に見えた1着と、首元だけを替えるための2枚です。
- 年上に見えた服の中に、明るい色の薄手のニットを着て、顎の下15cmを明るくした写真を撮る
- 同じ服の中を元に戻し、上のジャケットだけを襟のない柔らかいものに替えた写真を撮る
- 2枚を並べ、顔に先に目が行くほうを選ぶ
1枚目が若く見えたら直線の直し方を、2枚目が若く見えたら曲線の直し方を全身に広げます。写真は同じ場所、同じ時刻の光で撮ってください。窓際と室内灯の下では、明るい色の効き方が変わります。
2枚とも同じくらいに見えるときは、両方の手を半分ずつ使います。明るい色は10cm、襟は角の取れたものに替える。こうすると、どちらに寄っていても大きく外れません。
どちらとも取れる人:迷ったら素材を先に動かす
写真を撮る時間がない日や、買い物の売り場で決めなければいけないときは、色より素材を先に動かしてください。
素材の硬さを少し抜いても、骨格ストレートの体は大きく崩れません。張りを胸から下に残せば、上半身は柔らかめでも整います。一方で色は、明るくしすぎると顔の線が強い人では顔だけが浮き、暗いままだと曲線の人には効きません。外れたときの差が大きいのは色のほうです。
売り場では、肩の芯の薄いジャケット、表面の滑らかなニット、襟の小さいシャツを先に手に取ります。色は手持ちと同じ深さのままで構いません。
秋冬のニットで年上に見えるとき
ニットは顔に近く、面積も広いので、ずれが出やすい服です。
直線の顔の人は、深い色の厚手ニットを1枚で着ると、顔の下が一面の暗い面になります。首元のVの内側に明るい色のインナーを見せるか、ニット自体を一段明るい色にします。編み目は細い畝のあるものにすると、面の中に明暗が生まれます。
曲線の顔の人は、目の粗いローゲージや、硬い糸の厚手ニットで年上に見えやすいです。表面が滑らかで、目の詰まったハイゲージを選び、首元は浅めのVか丸首にします。タートルネックを着たいときは、折り返しを細くして、顎との間に指1本ぶんの空きを残してください。
秋冬のコートで年上に見えるとき
コートは全身の面積が大きく、顔の下に来る襟の形がそのまま印象を決めます。
直線の顔の人は、チェスターコートやステンカラーの形は変えずに、前を開けて中の明るい色を見せます。暗い色のコートを前まで閉めると、顔の下が一面の暗さになるので、閉めるならマフラーを明るい色にします。
曲線の顔の人は、襟の大きく角ばったコートで年上に見えやすいです。襟のないもの、ショールのように丸く落ちる襟、折り返しの小さいものを選びます。丈は膝の少し下までにして、裾に張りのある生地を選ぶと、体の整い方は残ります。
黒とネイビーを着たいとき
骨格ストレートの人は、黒や紺の張りのある服がよく似合う体です。年上に見えるからといって、暗い色をやめる必要はありません。
直線の顔の人は、暗い色を顔から離します。ボトムや靴、コートの下半分に暗い色を置き、顔の下には明るい色を挟みます。上下とも暗い色にしたい日は、首元に白や生成りの細い線を入れるだけでも、暗い面が分かれます。
曲線の顔の人は、暗い色はそのままで、硬さだけを抜きます。黒でも、表面に艶の少ない柔らかい生地なら年上には見えにくいです。避けたいのは、黒で、張りが強くて、襟が角ばっている、の3つが重なった服です。
引きすぎると、今度は体が大きく見える
年上に見えるのを避けたくて柔らかい服ばかりにすると、骨格ストレートの体には別のずれが出ます。上半身の厚みに柔らかい生地が沿って、体が実際より大きく見えるのです。
引くのは顔から30cm以内だけ、と決めてください。胸から下は、張りのある素材と、まっすぐな縦の線を残します。スカートやパンツは、生地に張りのあるまっすぐな形のままで構いません。
直し方を全身に広げるのではなく、顔のまわりだけを動かす。これが、骨格の勧めと顔の両方を立てるやり方です。
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よくある質問
Q. 骨格ストレートの服を着ると老けるのは、診断が間違っていたからですか。 そうとは限りません。体の線が整って見えているのに顔だけが年上に見えるなら、体の診断は合っていて、顔とのつり合いがずれています。写真の顔を隠して首から下だけを見たときにも年上に見えるなら、そのときだけ骨格の診断を見直してください。
Q. 顔タイプは子供顔と言われました。骨格ストレートの服は諦めたほうがいいですか。 諦める必要はありません。張りのある素材やVネックは体を整えるので残し、顔の近くだけ柔らかさを足します。首元を丸く開けたニットや、角の取れた襟に替えるだけで、年上に見える感じはかなり減ります。
Q. 黒やネイビーのジャケットを着たいのですが、どうすればいいですか。 直線の顔の人は、中に明るい色を顔の下15cmまで見せて、暗い色の面積を減らします。曲線の顔の人は、色はそのままで、肩と襟の硬いものを避け、柔らかい仕立てのものを選びます。
Q. 引きすぎて今度は太って見えました。 引いたものが体の側にまで広がったからです。骨格ストレートの体は、張りと縦の線で整います。引くのは顔から30cm以内だけにして、胸から下は張りのある素材とまっすぐな線を戻してください。
— メグラシ編集部





