チェック柄を骨格と顔タイプで選ぶ|生地の厚みは骨格、格子の幅は顔で

チェック柄で迷ったら、生地は骨格で、格子の大きさは顔で決めてください。
体に乗る生地の厚みや張りは、骨格のタイプで合うものが分かれます。一方、格子1つの大きさと、線がくっきりしているかにじんでいるかは、顔のパーツの大きさと輪郭の線に合わせると、顔と柄がけんかしません。2つの診断を、柄の別々の場所に割り当てるのがコツです。
骨格ストレートなら、張りがあって厚すぎない生地。骨格ウェーブなら、薄くやわらかい生地。骨格ナチュラルなら、厚みと起毛のある生地。そのうえで、子供顔なら格子は小さめ、大人顔なら大きめ。曲線の多い顔ならにじんだ線、直線の多い顔ならくっきりした線。これが基本の組み方です。
迷うのは、骨格と顔で答えが割れたときです。体は大きな柄を、顔は小さな柄を求める。そういう場合にどうするかを、この記事の後半で厚めに扱います。
骨格と顔タイプの掛け合わせ全体の考え方は骨格ストレート×顔タイプフェミニンのような掛け合わせの記事に、骨格のセルフチェックは骨格タイプの自分での決め方にまとめています。
結論:生地は骨格、格子の大きさと線は顔
| 決めるもの | 見る診断 | 物差し |
|---|---|---|
| 生地の厚み・張り・起毛 | 骨格 | 指でつまんだときの厚さ、折ったときの戻り方 |
| 格子1つの大きさ | 顔(子供顔か大人顔か) | 格子の一辺を、自分の目の横幅と比べる |
| 線のくっきり具合 | 顔(曲線か直線か) | 格子の境目が、にじんでいるか、切れているか |
| 柄の明暗差 | 顔と骨格の両方 | 白黒写真で、格子の2色の段の差を数える |
チェック柄は、色・形・素材のほかに「柄」というもうひとつの要素を持っています。柄の大きさや線の性質は、顔のパーツの大きさや輪郭の線と近い距離で並ぶので、顔の印象に直接響きます。生地の厚みや張りは、体の厚みや骨の出方と重なって、体の見え方を変えます。この2つを分けて考えると、1枚の中で何を見ればいいかがはっきりします。
骨格の記事では大きな柄を、顔タイプの記事では小さな柄を勧められて、どちらを信じればいいかわからなくなった人もいるかもしれません。2つの診断は、同じ柄の違う場所を見ています。骨格は生地を、顔は格子を見ている。そう分けると、2つの答えは矛盾しないことがほとんどです。
格子の大きさを、定規で測る
格子の大きさは、目で見ると印象に引っ張られます。小さな格子でも色の差が大きいと大きく見え、大きな格子でも色の差が小さいと小さく見えます。だから、まず定規で測ってください。
測るのは、柄の「1回の繰り返し」の幅です。同じ線から、次に同じ線が出てくるまでの長さです。チェック柄は太い線と細い線が組み合わさっていることが多いので、いちばん目立つ太い線から、次の同じ太い線までを測ります。
- 1cm未満:小さい格子
- 1〜3cm:中くらいの格子
- 3cm以上:大きい格子
売り場では、指の幅を物差しにすると便利です。人差し指の幅がおよそ1.5cm、指3本の幅がおよそ5cm。格子の1回の繰り返しが、指1本に収まるか、指2本か、それ以上かを見ます。
手持ちのチェックも、一度測っておいてください。よく着ていて、着るたびに褒められる1枚があれば、その格子の大きさが、あなたの顔に合う大きさの手がかりになります。逆に、買ったのにほとんど着ていない1枚があれば、その格子の大きさも測ります。2つの数字を並べると、自分に合う格子の幅が、思っていたより狭い範囲に収まっていることに気づくはずです。測った数字は、スマートフォンのメモに残しておくと、売り場で迷ったときにすぐ取り出せます。
格子が2重になっている柄は、大きいほうで測る
小さな格子の上に、別の色の大きな格子が重なっている柄があります。秋冬のウールの柄に多い組み方です。この場合は、大きいほうの格子で測ってください。
小さい格子は、近くで見ないと見分けられず、少し離れると生地の色の一部のように溶けます。顔の印象に響くのは、離れて見ても線として残る大きいほうです。1m離れて柄を見て、線として見える格子だけを測る、と覚えておくと迷いません。
格子の大きさは、自分の目の横幅と比べる
顔に合う格子の大きさは、顔のパーツの大きさで決まります。いちばん測りやすいパーツは目の横幅です。目頭から目尻までの長さを、鏡の前で定規を目の下に当てて測ってください。多くの人は2.5〜3.5cmに入ります。
**格子の1回の繰り返しが、目の横幅より小さい。**顔のパーツより柄が小さいので、柄が顔に勝たず、顔の印象を細かく整える方向に働きます。子供顔の人、パーツが小さめで顔の余白が多い人に合います。
**格子の1回の繰り返しが、目の横幅と同じくらい。**顔のパーツと柄の大きさがそろうので、顔と柄がなじみます。子供顔と大人顔の中間にいる人、どちらとも言い切れない人に合います。
**格子の1回の繰り返しが、目の横幅の2倍以上。**柄が顔のパーツより大きいので、柄の存在感がはっきり出ます。大人顔の人、パーツが大きめで顔立ちがはっきりしている人は、これくらいの柄でも顔が負けません。
子供顔の人が大きな格子を顔の近くに置くと、柄だけが目立って、顔が奥に下がって見えます。大人顔の人が小さな格子ばかり選ぶと、柄が細かすぎて、顔立ちの大きさと釣り合わず、地味に見えることがあります。
目の横幅だけでは決めきれないとき
目の横幅は測りやすい物差しですが、顔全体の印象は、パーツの配置や顔の長さでも変わります。目の横幅で出た答えに違和感があるときは、鏡から30cmほどの位置で格子を顔の下に当てて、柄と顔のどちらに先に目が行くかを見てください。柄に先に目が行くなら大きすぎ、顔に先に目が行けば合っています。
この確かめ方は、目の横幅の答えと食い違ったときに優先してください。数字は入口で、最後に決めるのは、鏡の中でどちらに先に目が行くかです。
線がくっきりか、にじむかは、輪郭の線で決める
格子の境目には、くっきり切れているものと、糸が混ざってにじんでいるものがあります。プリントや、細い糸で密に織ったものはくっきりしやすく、ツイードや起毛した生地、太い糸の織りはにじみやすくなります。
輪郭やパーツに曲線が多い人(丸い目、丸みのあるあご、ふっくらした頬)には、にじんだ線が合います。くっきりした線は、顔の曲線と対立して、柄だけが硬く浮いて見えることがあります。
輪郭やパーツに直線が多い人(切れ長の目、シャープなあご、頬骨の目立つ顔)には、くっきりした線が合います。にじんだ線は、顔のシャープさに対してぼんやりして、締まりなく見えることがあります。
見分け方は、格子の境目を顔から30cmの距離で見ることです。境目がはっきり1本の線として見えるならくっきり、色が混ざってぼんやりした帯として見えるならにじみです。
曲線か直線か、どちらとも言えない顔
輪郭は丸いのに目は切れ長、というように、曲線と直線が混ざっている人もいます。その場合は、輪郭のほうを優先してください。柄は顔の外側、首元や肩のあたりに来るので、輪郭の線と並ぶからです。輪郭も目も中間なら、くっきりとにじみの中間、たとえば細い糸で織った起毛の弱いウールのような、境目がわずかにやわらいだ柄を選ぶと外れにくくなります。
骨格ストレート:張りがあって、厚すぎない生地
骨格ストレートは、体に厚みがあり、筋肉の張りを感じやすいタイプです。この体には、張りがあって、表面がなめらかな、厚すぎない生地が合います。
指で生地をつまんで、すぐに元に戻るものは張りがあります。つまんだ指の間の厚さが、厚紙1枚くらいなら厚すぎない。この2つがそろった生地が、ストレートには扱いやすいです。目の詰んだウールや、張りのある綿のチェックがこれにあたります。
厚すぎる生地、たとえばざっくりしたツイードや毛足の長い起毛は、ストレートの体の厚みに生地の厚みが重なって、上半身が大きく見えやすくなります。どうしても厚い生地を着たいときは、ボトムや、前を開けて着るコートなど、体に面で乗らない置き方にしてください。
ストレートの人は、柄の大きさそのものより、生地が体に沿うかどうかの影響が大きいので、まず生地を決めて、そのあとに顔に合わせた格子の大きさを選ぶ順番が合っています。形は、体の線に沿うまっすぐな形を選ぶと、柄が体の上でゆがまず、格子がきれいに見えます。
骨格ウェーブ:薄くやわらかく、下半身に置く
骨格ウェーブは、体が薄く、やわらかい印象のタイプです。この体には、薄くて、落ち感のある、やわらかい生地が合います。
指で生地をつまんで、指の間にふわっと沈むものは、やわらかい生地です。つまんだ厚さが、コピー用紙数枚くらいなら薄手です。薄手のウールや、落ち感のある混紡の生地、細い糸のチェックがこれにあたります。
ウェーブの人は、チェック柄を下半身に置くと扱いやすくなります。チェックのスカートやパンツは、下半身に重心を足して、上半身とのバランスを取ってくれます。上半身に置くなら、薄手のシャツやブラウス、首元のストールなど、面積が小さく、軽いものにしてください。
厚く張りのある生地のチェックジャケットは、ウェーブの薄い体の上で生地だけが浮いて見えやすいです。着たいときは、丈の短いものを選んで、生地が体に乗る面積を小さくすると、釣り合いが取れます。
骨格ナチュラル:厚みと起毛を受け止められる
骨格ナチュラルは、骨や関節がしっかりしていて、体の枠を感じやすいタイプです。この体には、厚みがあって、表面に起毛や凹凸のある生地が合います。
ツイード、ざっくりしたウール、起毛したフランネルなど、指でつまんだときに厚紙より厚く感じる生地も、ナチュラルの体なら受け止められます。むしろ薄すぎる生地は、体の枠に対して頼りなく見えることがあります。
ナチュラルの人が薄手のチェックを着たいときは、形でゆとりを足してください。薄手のシャツでも、肩が少し落ちる大きめの形を選び、袖をまくって着ると、生地の薄さが体の枠に対して頼りなく見えにくくなります。薄手のスカートなら、たっぷりと布を使った長い丈にすると、生地の量で厚みを補えます。生地の厚みが足りないぶんを、布の量とゆとりで埋める考え方です。
反対に、厚手のツイードを着るときは、形はシンプルにしておくほうが、生地の表情が生きます。厚い生地に飾りの多い形を組み合わせると、体の枠と生地と飾りが重なって、全体が重く見えることがあります。生地に表情があるぶん、形は控えめに。これがナチュラルの人がチェックを着るときの釣り合いの取り方です。
ナチュラルの人は、生地の厚みと一緒に、格子も大きめのものが体に合いやすい傾向があります。ただし、格子の大きさは顔でも決まるので、次の章で扱う「割れたとき」に当たることが多いタイプでもあります。
骨格がどちらとも言えないときは、生地を体に当てて決める
骨格のセルフチェックをしても、ストレートとウェーブの間、ウェーブとナチュラルの間、というように、どちらとも言い切れない人は少なくありません。その場合は、診断の名前で生地を決めずに、生地を体に当てて決めてください。
やり方は、チェックの生地を胸から腰に当てて、鏡から1m離れて見るだけです。
- 生地が体より先に目に入る → 生地が体に対して強すぎる。もう少し薄く、やわらかいものへ
- 体の線が生地に埋もれて、ぼんやり見える → 生地が体に対して弱すぎる。もう少し厚く、張りのあるものへ
- 生地と体が同時に目に入り、どちらも主張しない → その厚みが、あなたにとっての中間の答え
骨格の中間にいる人は、この確かめ方で決めた厚みを、手持ちのチェックの基準にしてください。自分での見分け方は、ストレートかウェーブかのセルフチェックでも扱っています。
割れたとき①:体は大きな柄、顔は小さな柄を求める
ここからが、いちばん判断の難しいところです。いちばん多いのは、骨格ナチュラルで、顔が子供顔という組み合わせです。体は厚い生地と大きな格子を受け止められるのに、顔は小さな格子でないと奥に下がってしまう。
この場合は、柄の置き場所を顔から遠ざけるのがいちばん確実です。
- 大きな格子のチェックは、パンツやスカート、コートの裾など、胸より下に置く
- 顔に近い場所には、無地か、小さな格子の柄を置く
- 大きな格子のコートを着るなら、前を開けて、内側に無地のニットを見せる
置き場所を変えられないとき、たとえばチェックのジャケットを1枚買いたい場合は、生地を骨格に、格子を顔に合わせます。ナチュラルの体に合う厚手のツイードで、格子は小さめ、というように、2つの答えを1枚の中で分けて満たす選び方です。
もうひとつの方法は、柄の明暗差を小さくすることです。大きな格子でも、2色の明るさの差が小さければ、柄の存在感は小さく見えます。顔が子供顔でも、明暗差の小さい大きな格子なら、顔が奥に下がりにくくなります。明暗差の測り方は、後の章で扱います。
顔に近い無地は、柄の中の1色から選ぶ
大きな格子のボトムに、顔の近くは無地を合わせるとき、無地の色は、チェックの中に使われている色から選んでください。茶とベージュのチェックなら、ベージュのニット。紺と緑のチェックなら、紺のニット。柄の中の1色を上に置くと、上下がつながって、顔の近くは無地のまま、全身にチェックの印象が行き渡ります。
割れたとき②:体は小さな柄、顔は大きな柄を求める
逆の組み合わせもあります。骨格ウェーブで、顔が大人顔という組み合わせです。体は薄く、大きな格子や厚い生地に負けやすいのに、顔は大きな格子でないと柄が細かすぎて地味に見える。
この場合は、顔の近くに大きな柄を、小さな面積で置くのが効きます。
- 大きな格子のストールやマフラーを、首元に巻く
- 大きな格子のシャツを、無地のニットの内側から襟だけ見せる
- 体に乗る服は、無地か小さな格子にする
ストールなら、体の面に乗る面積が小さく、顔のすぐ下に大きな格子が来るので、体と顔のどちらの答えも満たせます。秋冬はストールやマフラーを使う季節なので、この組み合わせの人にとっては、チェックをいちばん取り入れやすい時期です。
1枚の服で選ぶなら、薄手の生地で、格子は大きめのものを選んでください。厚い生地で大きな格子だと、ウェーブの体が負けますが、薄手なら格子が大きくても、生地が体に沿うので、重く見えません。
大きな格子のストールは、巻き方で格子の見え方を調整する
大きな格子のストールは、巻き方によって、顔の下に見える格子の大きさが変わります。大きく広げて肩に掛けると、格子がそのままの大きさで見えます。細くたたんで首に巻くと、格子の一部だけが見えて、柄は小さく感じられます。
顔に対して柄が強すぎると感じたら細く、弱すぎると感じたら広く。巻き方で柄の大きさを調整できるので、1枚のストールで、顔と体の答えの間を行き来できます。
割れたとき③:線の質で割れる
骨格と顔の答えが、格子の大きさではなく、線の質で割れることもあります。骨格ナチュラルの体はざっくりしたツイードのにじんだ線が合うのに、顔は直線的で、くっきりした線が合う。骨格ストレートの体は目の詰んだくっきりした生地が合うのに、顔は曲線的で、にじんだ線が合う。
この場合は、顔に近い場所は顔の答え、体に乗る場所は骨格の答えで分けてください。
ナチュラル×直線の顔なら、ツイードのボトムに、くっきりした柄のシャツ。ストレート×曲線の顔なら、目の詰んだチェックのパンツに、やわらかい起毛のチェックのストール。
1枚で選ぶなら、線の質は顔に、生地の厚みは骨格に合わせます。ナチュラル×直線の顔なら、厚手でも線のくっきりした織りのチェック。ストレート×曲線の顔なら、張りのある生地でも、格子の境目が少しやわらいでいるもの。こうした中間の1枚は、売り場で生地をつまんで、格子の境目を30cmの距離で見ると見つけやすくなります。
どちらの答えも満たせないときは、顔を優先する
置き場所でも1枚の選び方でも、どうしても両方を満たせないことがあります。そのときは、顔の答えを優先してください。チェック柄の失敗でいちばん気になるのは、柄が顔より目立つことだからです。体に合わない生地は、丈や着方で調整できますが、顔と柄の大きさが合わないことは、着方では直しにくいです。
柄の明暗差を、白黒写真で測る
チェック柄のもうひとつの物差しが、格子を作る色同士の明暗差です。白と黒のように明暗差が大きいと、柄の存在感が強く、同じ色味でも明暗差が小さいと、柄はやわらかく見えます。
測り方は、柄をスマートフォンで撮って白黒にするだけです。白黒にしたとき、白を1段目、黒を5段目として、格子のいちばん明るい色と、いちばん暗い色が何段離れているかを数えます。
- 1段差:柄がほとんど目立たない。無地に近い感覚で着られる
- 2段差:柄が穏やかに見える。多くの人に扱いやすい
- 3段差以上:柄の存在感が強い。顔立ちがはっきりした人、大人顔の人に合いやすい
子供顔の人や、顔立ちがやわらかい人は、2段差までにすると、柄が顔に勝ちすぎません。大人顔の人や、顔立ちがはっきりした人は、3段差以上でも顔が負けません。
明暗差は、格子の大きさと組み合わせて考えます。大きな格子で明暗差も大きいと、柄の存在感が最大になります。大きな格子でも明暗差が小さければ、存在感は中くらいになります。割れたとき①で書いた「明暗差を小さくする」は、この組み合わせを使った方法です。
置く場所で、チェック柄の働き方が変わる
チェック柄は、置く場所によって、顔と体のどちらに響くかが変わります。
**ジャケットやシャツ(上半身)。**顔に近く、体の面にも乗るので、顔と骨格の両方の答えが要ります。いちばん選ぶのが難しい場所です。
**スカートやパンツ(下半身)。**顔から遠いので、骨格の答えを中心に選べます。顔の答えは、明暗差を大きくしすぎない程度に気にすれば十分です。
**ストールやマフラー(首元)。**顔のすぐ下に来るので、顔の答えを中心に選びます。体に乗る面積は小さいので、骨格の影響は小さくなります。
**コート(外側)。**面積がいちばん大きく、前を閉めると顔の下から膝まで柄になります。前を開けて着るなら骨格の答えを中心に、閉めて着るなら顔の答えも気にします。
秋冬は、チェックのコートやストール、ウールのスカートが増える季節です。どこに置くかを先に決めると、どちらの診断を中心に見るかが決まり、選ぶのが楽になります。チェックの色は、骨格や顔タイプとは別にパーソナルカラーで決まるので、色で迷ったときは、骨格とパーソナルカラーで秋冬の1枚を選ぶダウンの選び方やニットワンピースの選び方の考え方も参考にしてください。
コートは、前を開けるか閉めるかを先に決める
チェックのコートは、前を開けて着るか、閉めて着るかで、見るべき診断が変わります。買う前に、自分がふだんどちらで着るかを決めておいてください。
前を開けて着る人は、コートの柄は体の両脇に縦長の帯として見えます。顔のすぐ下には内側の服が来るので、顔の答えは内側の服で満たし、コートは骨格の答えで選べます。骨格ナチュラルで子供顔の人が大きな格子のコートを着たいなら、この着方が向いています。
前を閉めて着る人は、顔の下から膝まで柄が続きます。この場合は、格子の大きさも線の質も、顔の答えに合わせたものを選んでください。マフラーを巻く日が多いなら、マフラーが顔のすぐ下の柄を隠すので、格子がひと回り大きくても顔とけんかしにくくなります。
スカートは、丈で格子の見え方が変わる
チェックのスカートは、丈によって、体の上に見える格子の数が変わります。膝丈なら格子の数が少なく、1つ1つの格子が大きく感じられます。くるぶし近くまでの長い丈なら格子の数が増え、柄が全身に広がって見えます。
骨格ウェーブの人が長い丈のチェックスカートを選ぶと、柄の面積が大きくなって、下半身が柄に負けることがあります。薄手で落ち感のある生地にするか、格子を小さめにすると、長い丈でも軽く見えます。骨格ナチュラルの人は、長い丈で格子も大きめのほうが、体の枠と柄の大きさが釣り合います。骨格ストレートの人は、膝が隠れるくらいの丈で、張りのある生地を選ぶと、格子がゆがまず、すっきり見えます。
人に見てもらうときは、「どちらを先に見たか」だけ聞く
自分で鏡を見ても決めきれないときは、家族や友人に見てもらってください。そのとき「似合う?」と聞くより、「柄と顔、どっちを先に見た?」と聞くほうが、使える答えが返ってきます。柄を先に見たと言われたら、格子が大きすぎるか明暗差が大きすぎます。顔を先に見たと言われたら、その1枚は顔に合っています。答えるほうも気をつかわずに済むので、正直な答えが返ってきやすくなります。
試着室で15秒ずつやる確認
チェック柄の服を試着したら、次の順で15秒ずつ確認してください。
- 生地をつまんで、骨格に合う厚みと張りかを確かめる
- 鏡から1m離れて、柄と顔のどちらに先に目が行くかを見る
- スマートフォンで全身を撮って白黒にし、柄の明暗差と、全身の重さを見る
2で柄に先に目が行くなら、格子が大きすぎるか、明暗差が大きすぎます。3で全身が重く見えるなら、生地が厚すぎるか、柄の面積が大きすぎます。
試着室の照明は明るいので、柄の明暗差は実際より小さく見えがちです。白黒写真で確かめておくと、家で見たときの「思ったより柄が強い」を防げます。
通販で選ぶときは、写真の中の物差しを探す
通販では、生地をつまむことも、格子を顔に当てることもできません。その代わりに、商品写真の中から物差しになるものを探してください。
いちばん使えるのは、ボタンです。ジャケットやコートのボタンは、多くが直径1.5〜2.5cmほどです。写真の中で、格子の1回の繰り返しが、ボタン何個ぶんかを数えると、およその大きさがわかります。商品説明に生地の厚みや「裏地あり」「起毛」などの言葉があれば、骨格に合う厚みかどうかの手がかりになります。
モデルが着ている写真があれば、モデルの目の横幅と格子の大きさを見比べるのも一つの方法です。モデルの目の横幅と格子が同じくらいなら、中くらいの格子です。そこから、自分の目の横幅に合うかを考えます。
髪型で顔の余白が変わると、格子の答えも動く
格子の大きさを目の横幅で決めたあとでも、髪型を変えると、合う格子の大きさが少し動くことがあります。前髪の有無や、髪の長さで、顔の中の余白の見え方が変わるからです。
前髪をおろすと、額が隠れて顔の余白が小さく見え、パーツが相対的に大きく見えます。このとき、合う格子は少し大きめの側に動きます。前髪を上げて額を出すと、顔の余白が大きく見え、合う格子は少し小さめの側に動きます。
髪を短くすると、首元に柄が直接見えるようになるので、格子の大きさと線の質が顔に響きやすくなります。髪が長く、首元に髪がかかっている人は、髪が柄の一部を隠すので、格子が大きくても顔とけんかしにくくなります。
髪型を大きく変えたら、手持ちのチェックを1枚、鏡から30cmで顔の下に当て直してください。柄と顔のどちらに先に目が行くかが、以前と変わっていることがあります。
眼鏡をかける人は、フレームの太さも格子の一部として見る
眼鏡をかける人は、フレームの線が顔の上にもう1本の線として加わります。太く濃いフレームなら、くっきりした線が顔に加わるので、くっきりした格子と並べても違和感が少なくなります。細く淡いフレームなら、顔の線はやわらかいままなので、にじんだ格子のほうがなじみます。
眼鏡をかける日とかけない日で、合うチェックが少し変わる人もいます。よく着るチェックを、眼鏡をかけた状態でも一度鏡で確かめておくと、外出先での違和感を防げます。
手持ちのチェックが、どれも合わないと感じるとき
手持ちのチェック柄の服を着ると、どれもしっくりこない。そういうときは、1枚ずつ次の3つを確かめてください。
- 生地が骨格に合っているか(つまんだときの厚さと戻り方)
- 格子の大きさが顔に合っているか(目の横幅との比較)
- 置いている場所が、合っている答えを生かせる場所か
多くの場合、3つのうち1つだけがずれています。生地が合っていて格子が合わないなら、顔から遠い場所に移す。格子が合っていて生地が合わないなら、羽織りや首元など、体に面で乗らない場所に移す。置き場所を変えるだけで、手持ちのチェックがまた着られるようになることが多いです。
3つともずれている1枚は、無理に着ようとせず、ほかの1枚を基準にしてください。手持ちの中で、いちばん「しっくりくる」チェックを1枚選び、その1枚の生地の厚み、格子の大きさ、明暗差を測っておく。それが、次に買うときのあなたの物差しになります。チェック柄は、一度自分の物差しを持てば、秋冬のたびに迷わずに選べる柄です。
よくある問い
- Q. 骨格ナチュラルで子供顔です。大きなチェックは避けたほうがいいですか
- 避けなくて大丈夫です。大きな格子は、パンツやスカート、前を開けたコートなど、胸より下に置いてください。顔の近くには無地か小さな格子を置きます。1枚のジャケットで選ぶなら、生地は厚手、格子は小さめ、または格子が大きくても2色の明暗差が小さいものにすると、体と顔の両方に合います。
- Q. 格子の大きさは、どこからどこまでを測ればいいですか
- いちばん目立つ太い線から、次に同じ太い線が出てくるまでの長さを測ってください。細い線が何本も重なった柄でも、太い線の繰り返しが顔に響く大きさです。定規がなければ、人差し指の幅がおよそ1.5cm、指3本の幅がおよそ5cmを目安にします。
- Q. 骨格も顔タイプも、どちらとも言えない中間です。何を基準にすればいいですか
- 柄を当てて決めてください。顔は、鏡から30cmで格子を当て、柄と顔のどちらに先に目が行くかを見ます。体は、生地を体に当てて1m離れ、生地が体より先に目に入るかを見ます。どちらも先に目に入らない1枚が、あなたにとっての中間の答えです。
- Q. 手持ちのチェック柄が、どれもしっくりきません
- 生地・格子の大きさ・置き場所の3つのうち、1つだけがずれていることが多いです。生地が合っていて格子が合わないなら顔から遠い場所に、格子が合っていて生地が合わないならストールや前を開けた羽織りのように体に面で乗らない場所に移すと、また着られるようになります。
— メグラシ編集部





