雨の日の自転車送迎|秋冬はレインコートの丈と、脱ぐ場所で決める

**雨の日の自転車送迎の服は、座ったときに膝まで覆うレインコートと、途中で脱ぐ場所の数で決めてください。**立って歩く雨の日と同じ服では、膝とすねと足の甲が濡れます。
子どもを後ろの座席に乗せて、園まで自転車で送り、そのまま職場へ向かう。雨の朝のこの流れは、歩いて通勤する雨の日とは濡れ方が違います。自転車に座ると、体の前が雨と風を正面から受け、膝から下が上半身より前に出るからです。しかも、園の玄関と職場の2か所で、レインコートを脱いだり、子どもの支度をしたりする時間があります。
レインコートのサイズの選び方はレインコートのサイズ選び方に、雨の日の靴は雨の日の靴 女性にまとめてあります。この記事は、雨の朝の自転車送迎から職場までの一続きの服だけを扱います。
結論:レインコートは丈で、中の服は脱ぐ場所の数で決める
雨の日の自転車送迎で決めることは、4つに分けられます。
| 決めること | ものさし | 決め方 |
|---|---|---|
| レインコートの形 | 片道で自転車に乗る時間 | 15分を超えるなら上下に分かれた形 |
| レインコートの丈 | 座ったときの膝 | 座って膝まで覆う丈 |
| 中の服 | 途中で脱ぐ場所の数 | 2か所なら、脱ぎ着が早い形 |
| 中の厚み | 朝の気温 | 12度を下回るなら1枚足す |
**いちばん外しやすいのは丈です。**立って鏡で見ると膝まで届いているレインコートでも、自転車に座ると前が上がり、膝が外に出ます。買う前にも、手持ちを確かめるときにも、座った姿で見てください。
中の服は、天気より、その朝に脱ぐ場所の数で決めます。園の玄関で脱ぐのか、職場まで脱がないのか。脱ぐ場所が増えるほど、脱ぎ着の早い形が要ります。
朝の気温は、雨の朝ほど低めに感じます。予報の気温が同じでも、雨の中を自転車で走ると、濡れた生地と向かい風で、体感は2〜3度下がります。気温の数字を見るときは、晴れの日の感覚より1段寒い側に読んでください。
雨の日の送迎で、濡れる場所
自転車に乗っているときに雨が当たる場所を、先に並べておきます。
| 濡れる場所 | なぜ濡れるか | 守るもの |
|---|---|---|
| 膝から腿の上 | 座ると前に出て、雨を正面から受ける | 膝まで覆う丈 |
| すね | ペダルをこぐと前に出る | 上下に分かれた形の下、長い丈 |
| 足の甲 | 前輪がはね上げる水と、上からの雨 | 甲の覆われた、水のしみにくい靴 |
| 袖口と手 | ハンドルを握ると袖が上がる | 袖口の絞り、手袋 |
| 顔と前髪 | 前から雨を受ける | つばのあるフード |
| 背中のかばん | レインコートの外に出る | 中に背負う、カバーを掛ける |
立って歩くときは、肩と背中と裾が濡れやすい場所です。自転車に座ると、それが膝と足元と手に移ります。レインコートを選ぶときに見る場所も、肩から膝へ移ると考えてください。
濡れる場所のうち、職場に着いてから困るのは、膝と足元です。肩や背中はレインコートで守れても、膝から下が濡れると、パンツの色がそこだけ濃く変わり、乾くまで時間がかかります。濡れた膝のまま机に向かうと、冷房や暖房の風で冷えて、午前中ずっと気になります。膝と足元を先に守る、と覚えておいてください。
自転車に乗ると、立っているときと濡れ方が違う
自転車に座った姿は、立った姿と3か所で違います。
| 違う場所 | 立っているとき | 自転車に座ったとき |
|---|---|---|
| 前の裾 | 膝の下まで垂れる | 腿の上に乗って、膝が出る |
| 後ろの裾 | 腿の裏を覆う | サドルの上でたまり、背中側が上がる |
| 袖口 | 手首を覆う | 腕を前に伸ばして、手首が出る |
前の裾は、座ると腿の上に乗るぶん、立ったときより10cmほど短く見えます。立った姿で膝がちょうど隠れる丈は、座ると膝の上までしか届きません。
後ろの裾は、サドルに座るとたまって上がり、背中の下が出ることがあります。背中側の丈が前より長いレインコートなら、座っても腰が覆われます。
袖口は、ハンドルを握ると腕が前に伸びて、袖が手首から2〜3cm上がります。立った姿で手首まで覆っている袖でも、乗ると手首が出ます。袖の長さは、ハンドルを握る形で腕を前に出して確かめてください。
レインコートの形|上下・コート型・ポンチョ型
自転車送迎で使うレインコートは、大きく3つの形があります。
| 形 | 濡れにくさ | 脱ぎ着の早さ | 向く朝 |
|---|---|---|---|
| 上下に分かれた形 | 下まで守れて、いちばん濡れにくい | 遅い。下は靴を脱いで脱ぐ | 片道15分を超える、雨が強い |
| 膝まで覆うコート型 | 膝まで守れる。すねは濡れる | 早い。前を開けて脱ぐだけ | 片道15分以内、駅で乗り継ぐ |
| ポンチョ型 | ハンドルまで覆え、手元が濡れにくい | 早い。かぶって脱ぐ | 近い園、雨が弱い |
ポンチョ型は、手元まで覆えるので、ハンドルを握る手が濡れにくい形です。ただ、風が吹くと裾がめくれ、前が見えにくくなることがあります。風の強い朝には向きません。
上下に分かれた形は、いちばん濡れにくい一方、園の玄関で脱ぎ着しようとすると時間がかかります。園では脱がず、職場で脱ぐと決めておけば、上下に分かれた形でも朝の流れが滞りません。
どの形にするか決めるときは、1週間のうち雨の朝に自転車で送る日が何日あるかも数えてください。秋の長雨の時期に週3日以上あるなら、上下に分かれた形を1組持つと、職場に着いてからの濡れ方が大きく変わります。月に数回なら、コート型1着で足ります。
丈|座ったときに膝が出るか
レインコートの丈は、自転車に座った姿で確かめます。家に自転車があるなら、雨の降っていない日に一度、レインコートを着て座ってみてください。
| 座ったときの裾 | 濡れ方 | 足すもの |
|---|---|---|
| 膝の下まで届く | 腿も膝も濡れない | なし |
| 膝がちょうど出る | 膝の頭だけ濡れる | 膝掛け型の雨よけ |
| 膝の上で止まる | 膝から下と腿の先が濡れる | 上下に分かれた形の下 |
膝の頭は、ペダルをこぐたびに上下するので、裾が膝ちょうどの丈だと、こぐたびに出たり隠れたりします。座って膝の下まで届く丈が、いちばん安心です。
自転車がない場所で確かめるなら、椅子に浅く座って、両膝を少し前に出してみてください。自転車に座った姿に近い形になります。
丈が足りないレインコートに、あとから足せるのが膝掛け型の雨よけです。ハンドルやサドルに留めて、座った膝の上を覆う形のものがあります。手持ちのレインコートを買い替えずに膝を守りたいときは、こうした雨よけを足すのも1つの方法です。
袖口と手元|ハンドルを握る形で確かめる
ハンドルを握ると、腕が前に伸びて、袖口が手首から上がります。袖口から雨が入ると、中の服の袖まで濡れます。
| 袖口の形 | ハンドルを握ったとき | 足すもの |
|---|---|---|
| ゴムや面ファスナーで絞れる | 手首で止まり、雨が入りにくい | なし |
| 絞りのない広い袖口 | 手首が出て、雨が袖の中に入る | 手袋を袖口にかぶせる |
| 袖が短め | 手首から先が出る | 長めの手袋 |
手袋は、袖口の外側にかぶせると、袖口から入った雨が手袋の中に流れ込みにくくなります。袖口の内側に手袋を入れると、袖口から入った雨が手袋の中にたまります。
秋の雨なら手袋なしでも困らない日がありますが、冬の冷たい雨では、手袋があるかないかで、職場に着いたときの指先の冷え方が大きく違います。
手袋は、指先までしっかり覆うものを選んでください。指先の出る手袋は、ブレーキを握るときは楽ですが、雨の日は指先がすぐに濡れて冷えます。手のひら側に滑り止めのある手袋なら、濡れたハンドルやブレーキでも握りやすくなります。
フード|横を向いて視界を確かめる
雨の日の自転車では、フードで横が見えにくくなるのがいちばん怖いことです。交差点で左右を確かめるとき、首だけ回してもフードが一緒に回らないと、横が見えません。
| フードの形 | 横を向いたとき | 気をつけること |
|---|---|---|
| 顔まわりを絞れる | フードが頭と一緒に回る | 絞りすぎると耳がふさがる |
| つばのある形 | 前からの雨を受ける | 横が見えるかを確かめる |
| 大きくゆるい形 | 頭だけ回って、フードが残る | 帽子の上からかぶる |
フードの下につばのある帽子をかぶると、フードが頭に沿って回りやすくなり、前からの雨も顔に当たりにくくなります。
**傘をさしながらの運転は、片手運転になって危ないので避けてください。**雨の日の自転車は、レインコートで両手を空けるのが前提です。
フードの耳のあたりがふさがると、後ろから来る車や自転車の音が聞こえにくくなります。顔まわりを絞るときは、耳の前で止めて、耳までふさがないようにしてください。
足元|ペダルを踏む靴を選ぶ
足元は、上からの雨と、前輪がはね上げる水の両方を受けます。
| 靴 | 濡れ方 | ペダルの踏みやすさ |
|---|---|---|
| 短いレインブーツ(足首の上まで) | 甲も足首も濡れない | 底がやわらかく踏みやすい |
| 長いレインブーツ(ふくらはぎまで) | すねの下まで守れる | 膝の曲げ伸ばしで筒が当たる |
| 水のしみにくい革の靴 | 甲は守れる。足首は濡れる | 踏みやすい |
| 布のスニーカー | 甲から水がしみる | 踏みやすいが、濡れると冷える |
長いレインブーツは、ペダルをこぐと膝の曲げ伸ばしで筒の上端がすねに当たり、こぎにくく感じることがあります。自転車の朝には、足首の上までの短いレインブーツのほうが扱いやすくなります。
職場で履き替える靴があるなら、行きはレインブーツ、職場ではふだんの靴、と分けてください。履き替えの考え方はレインブーツコーデ 通勤にもまとめてあります。
レインブーツの底は、ペダルの上で滑りにくい、溝のあるものを選んでください。底の平らなレインブーツは、濡れたペダルの上で足がずれやすく、信号で止まって足をつくときにも滑ります。
下|パンツかスカートか
自転車送迎の朝は、パンツのほうが濡れにくく、安心です。
| 下 | 自転車で | 雨の日に |
|---|---|---|
| 細めのパンツ | 裾が車輪に寄らない | 裾をレインブーツに入れられる |
| 幅の広いパンツ | 裾がチェーンに寄ることがある | 裾が濡れて重くなる |
| 膝下丈のスカート | 座ると膝が出る | 膝から下が濡れる |
| 長いスカート | 裾が車輪に巻き込まれやすい | 自転車の日は避ける |
幅の広いパンツの日は、裾をレインブーツの中に入れるか、裾を留める帯で足首に留めてください。裾がチェーンや車輪のほうへ寄ると、汚れるだけでなく、巻き込む心配があります。
職場でスカートを履きたい日は、行きはパンツで、職場で替える方法もあります。替える時間と場所があるかで決めてください。
パンツの生地は、濡れても乾きやすい化繊の混ざったものが、雨の朝には向きます。厚手の綿のパンツやデニムは、膝や裾が濡れると乾くまで時間がかかり、職場で一日中冷たいまま過ごすことになります。
中に着るもの|脱ぐ場所の数で決める
雨の朝の送迎では、途中でレインコートを脱ぐ場所が1〜2か所あります。中の服は、この脱ぐ場所の数で選びます。
| 脱ぐ場所 | 中の服の形 | 理由 |
|---|---|---|
| 職場だけ | 何でもよい | レインコートを1回脱ぐだけ |
| 園の玄関と職場 | 前の開く羽織り、薄手の重ね着 | 玄関で暑くなったら前を開けられる |
| 園の玄関と駅と職場 | 薄手の重ね着、コート型のレインコート | 脱ぐたびにたためる軽さ |
園の玄関では、子どもの靴を脱がせ、着替えを棚に入れ、先生に連絡を伝えます。レインコートを着たまま玄関に入ると、園の中は暖かいので汗ばみます。玄関でレインコートの前を開けるだけで済む形にしておくと、脱ぎ着の時間をかけずに済みます。
レインコートの中に厚手のニットを着ると、玄関で汗ばんで、また外に出たときに冷えます。中は薄手を重ねて、厚さで調整してください。
職場に着いてからの見た目も考えておきます。レインコートの中で汗ばむと、中の服にしわが寄ったり、髪がまとまらなくなったりします。中に着るものは、しわの寄りにくい生地を選んでおくと、職場に着いてレインコートを脱いだときの姿が整います。
秋の雨と冬の雨で、中の1枚を替える
秋の雨と冬の冷たい雨では、レインコートの中に着るものが違います。朝の気温で決めてください。
| 朝の気温 | レインコートの中 | 手と首 |
|---|---|---|
| 18度以上 | 長袖1枚 | なし |
| 12〜18度 | 長袖と薄手のカーディガン | 手袋はあれば |
| 6〜12度 | 長袖と薄手のニット、上着は着ない | 手袋、首を覆うもの |
| 6度未満 | 長袖とニットと薄手の中わた | 厚手の手袋、首、耳 |
**境目は朝の気温12度前後です。**12度を下回る朝の雨は、自転車で風を受けると体感がさらに下がり、指先や膝が冷たくなります。この日から、手袋と首を覆うものを足してください。
冬の雨の日、ふだんのコートの上からレインコートを着ると、腕が動かしにくく、ハンドルの操作がぎこちなくなります。コートの代わりに、中に薄手の中わたの上着か、ニットを1枚足して、レインコートを上着の役にしてください。
冬の雨の日は、首を覆うものをレインコートの内側に入れてください。外に出しておくと、マフラーやストールが雨を吸って重くなり、首元から冷えが伝わります。フードの中に収まる薄手のものが扱いやすくなります。
朝の流れ1|家を出る前
雨の朝は、出る前の準備がいつもより多くなります。順番を決めておくと、慌てずに済みます。
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 | 自分の中の服と、下と靴を身につける |
| 2 | 子どもにレインコートを着せる |
| 3 | 子どもの座席の雨よけを確かめる |
| 4 | 自分のレインコートを着て、フードをかぶる |
| 5 | 手袋をはめ、かばんを前かごか背中に |
自分のレインコートは、子どもの支度が終わってから最後に着てください。先に着ると、子どもの支度の間に家の中で汗ばみます。
子どもが2人いる朝や、子どもがぐずる朝は、支度に思った以上に時間がかかります。そうした朝は、自分の支度をさらに前倒しして、レインコート以外は子どもを起こす前に済ませておくと、玄関での時間が短くなります。
朝の流れ2|園の玄関で
園の玄関は、送迎の保護者が集まり、雨の日は床が濡れて混み合う場所です。
| すること | 服で気をつけること |
|---|---|
| 子どもを降ろし、レインコートを脱がせる | 自分はフードだけ外す |
| 子どもの靴を脱がせる | しゃがむので、レインコートの前を開ける |
| 濡れた子どものレインコートを掛ける | 自分の袖口から水が垂れないように |
| 先生に連絡を伝える | フードを外して顔を見せる |
玄関では、自分のレインコートは脱がずに、前を開けてフードを外すだけにしてください。脱いでしまうと、置き場に困り、濡れたレインコートをもう一度着るのが億劫になります。
しゃがむときは、レインコートの裾が濡れた床に触れます。裾を手で軽く持ち上げてからしゃがむと、裾の内側まで濡れずに済みます。
雨の日の玄関では、ほかの保護者のレインコートの水が床に落ちて、滑りやすくなっています。子どもを抱えて歩く場面もあるので、玄関の中では急がずに歩いてください。靴を脱いで上がる園なら、レインブーツは脱ぎ履きのしやすい短いものにしておくと、玄関で手間取りません。
朝の流れ3|園から職場へ
子どもを降ろしたあとは、自分だけで職場へ向かいます。後ろの座席が空くので、荷物の置き場が変わります。
| 職場への行き方 | 服の扱い |
|---|---|
| そのまま自転車で職場へ | フードをかぶり直し、前を閉める |
| 駅の駐輪場に置いて電車へ | 駐輪場でレインコートを脱いでたたむ |
| 一度家に戻って、歩いて職場へ | 家でレインコートを替える |
駅の駐輪場でレインコートを脱ぐ日は、コート型のほうが早く脱げます。たたんだレインコートを入れる袋を、かばんに1枚入れておいてください。電車の中で濡れたレインコートを手に持つと、ほかの人の服に水が付きます。
自転車で職場へ向かう日は、園を出る前にフードをかぶり直し、前を閉め、手袋をはめ直します。玄関で開けた前をそのままにして走り出すと、腿の上に雨が入ります。自転車に乗る前に、一度だけ全体を閉め直す習慣をつけておいてください。
朝の流れ4|職場に着いてから
職場に着いたら、レインコートを脱いで、濡れたものを片づけます。
| 片づけるもの | 置き場 |
|---|---|
| レインコート | 掛ける場所、なければ袋に入れて足元 |
| レインブーツ | 靴箱、なければ袋に入れて足元 |
| 手袋 | 机の端に広げて乾かす |
| 濡れた裾や袖 | タオルで押さえて水を取る |
職場に着いたときに、パンツの裾や靴下が少し濡れていることがあります。替えの靴下を1足、かばんか職場の引き出しに入れておくと、一日中冷えた足で過ごさずに済みます。
職場に着いたら、まず髪とフードで濡れた前髪を整えます。職場の化粧室に小さなタオルとくしを置いておくと、雨の朝に慌てずに済みます。
夕方のお迎え|暗くなる時間と冷え込み
秋から冬にかけて、夕方のお迎えの時間には、もう暗くなっています。朝と同じ雨でも、夕方は気温が下がり、周りから見えにくくなります。
| 夕方の様子 | 足すもの |
|---|---|
| 暗くなっている | 明るい色か、光を返す飾りのあるレインコート |
| 朝より気温が下がっている | 手袋、首を覆うもの |
| 朝のレインコートが乾いていない | 濡れた面を内側に着ないよう、表を払う |
暗い雨の夕方は、車から自転車が見えにくくなります。レインコートの色が暗い色なら、かばんや袖に光を返す飾りを付けておくと、ライトに照らされたときに気づかれやすくなります。
お迎えのあとは、子どもを乗せて、買い物に寄ることもあります。店に入るときは、レインコートの水を入口で軽く払い、前を開けておくと、店の床に水が垂れにくくなります。
子どもの座席まわり
子どもの座席の雨よけと、子どものレインコートも、朝の流れに合わせて選びます。
| 子どもの側 | 選び方 |
|---|---|
| 座席の雨よけ | 子どもを乗せたまま閉められるもの |
| 子どものレインコート | 雨よけの中なら、薄手で脱ぎやすいもの |
| 子どもの足元 | 雨よけから出る足先を、長靴で守る |
座席の雨よけがあれば、子どもは厚いレインコートを着なくても濡れにくくなります。園の玄関で脱ぎ着が早いぶん、親の支度の時間も短くなります。
子どもが座席の雨よけを嫌がる場合は、子ども用の薄手のレインコートと、つばのある帽子を合わせてください。前後どちらの座席でも、子どもの足先は雨よけから出やすいので、長靴を履かせておくと、園に着いたときに靴下まで濡れずに済みます。
かばんと荷物|前かごと背中
雨の日は、かばんの置き場で、荷物が濡れるかどうかが決まります。
| 置き場 | 濡れ方 | 守り方 |
|---|---|---|
| 前かご | 上と前から雨を受ける | かごに掛けるカバー |
| 背中 | レインコートの外なら濡れる | レインコートの中に背負うか、かばんにカバー |
| 後ろの座席(子どもを降ろしたあと) | 雨よけの中なら濡れにくい | 雨よけを閉めて置く |
背中に背負うかばんを、レインコートの中に入れて背負える形なら、かばんは濡れません。背中側にゆとりのあるレインコートを選ぶと、かばんを中に入れても前が閉まります。
かばんの中身は、雨の日だけ大きめの袋に入れて二重にしておくと、カバーの隙間から水が入っても中が濡れません。仕事の書類や、子どもの連絡帳のように濡らしたくないものは、袋の中に入れてください。
色|暗い雨の朝に見えやすい色
雨の朝は、晴れの朝より周りが暗く、車から自転車が見えにくくなります。
| レインコートの色 | 雨の朝の見えやすさ |
|---|---|
| 黄、明るいオレンジ | 遠くからでもわかる |
| 白、明るい灰 | 見えやすいが、泥はねが目立つ |
| 紺、黒、深い緑 | 雨の朝には見えにくい |
| 柄もの | 色の明るさによる |
職場に着ていくことを考えると、落ち着いた色を選びたくなります。その場合は、袖やフードに光を返す飾りがあるものか、かばんに光る飾りを付けて、暗い朝の見えにくさを補ってください。
子どものレインコートや座席の雨よけを明るい色にしておくのも、見えやすくする方法です。自分のレインコートを落ち着いた色にするなら、後ろの座席の雨よけを明るい色にすると、後ろから来る車に気づかれやすくなります。
濡れたレインコートを、翌朝までに乾かす
雨が2日続く予報の日は、夜のうちにレインコートを乾かしておく必要があります。
| 乾かし方 | 気をつけること |
|---|---|
| 広げてハンガーに掛ける | 内側も乾くよう、前を開ける |
| 浴室で乾かす | 換気をして、湿気を逃がす |
| 扇風機の風を当てる | 熱を当てない |
レインコートの表に付いた泥は、乾く前に水で流しておくと落ちやすくなります。撥水が弱くなって水がしみてくるようになったら、レインコートが撥水しなくなったを見てください。
子どもの分と自分の分を合わせると、雨の夜は乾かすものが多くなります。玄関の近くに、レインコートを2着掛けられる場所を決めておくと、帰ってきてすぐ広げられ、翌朝もそこから取って着られます。
どちらとも取れるとき①|朝は降っていないが、昼から雨の予報
朝は曇り、夕方のお迎えの時間に雨の予報。レインコートを着ていくか迷う朝です。
| 予報 | 朝の決め方 |
|---|---|
| 夕方の降る確率が高い | レインコートを着ずに、かばんか前かごに入れて持っていく |
| 夕方は小雨の予報 | コート型かポンチョ型を持っていく |
| 夕方に強い雨 | 自転車を職場に置き、お迎えは歩くか別の手段も考える |
朝に着ていかないなら、レインコートはたためる軽いものにしてください。職場で置き場に困らず、夕方に取り出してすぐ着られます。
職場に置き傘ならぬ置きレインコートを1着用意しておくと、昼から降りだす日に慌てずに済みます。薄手のコート型を1着、職場の引き出しやロッカーに入れておけば、朝に持っていくかどうか迷う必要もなくなります。
どちらとも取れるとき②|小雨で、レインコートを着るか迷う
小雨の朝は、レインコートを着るほどか迷います。片道の時間で決めてください。
| 片道の時間 | 決め方 |
|---|---|
| 5分以内 | 撥水の上着とフードで足りる |
| 5〜15分 | コート型のレインコート |
| 15分を超える | 上下に分かれた形 |
小雨でも、15分自転車に乗れば、膝と腿は思ったより濡れます。職場に着いてから濡れたパンツで過ごすことを考えると、迷ったら着ていくほうが一日が楽です。
撥水の上着で済ませる日も、膝から下だけは別に守っておくと安心です。膝掛け型の雨よけや、裾を足首で留めたパンツにレインブーツを合わせれば、上半身は撥水の上着でも、職場に着いたときの濡れ方がかなり変わります。
どちらとも取れるとき③|雨は上がったが、道が濡れている
雨は上がったけれど、道路に水たまりが残っている朝もあります。
| 道の様子 | 決め方 |
|---|---|
| 水たまりが少し | レインコートは不要。靴だけ水のしみにくいものに |
| 水たまりが多い | 下だけ雨よけ、または膝まで覆うコート型 |
| 再び降る予報 | レインコートを持っていく |
雨上がりの朝は、前輪がはね上げる水で、すねと足の甲が濡れます。上半身にレインコートは要らなくても、足元だけは雨の日と同じにしておくと安心です。
自転車に泥よけが付いていない場合は、後輪がはね上げる水で、背中の下とお尻のあたりが濡れることもあります。雨上がりの朝は、レインコートを着ないときでも、お尻の部分が濡れたサドルに触れないよう、乗る前にサドルを拭いてください。
どちらとも取れるとき④|風の強い雨の朝
秋は台風、冬は低気圧で、風の強い雨の朝があります。レインコートで濡れを防げるかより、自転車に乗るかどうかを先に決めてください。
| 風の様子 | 決め方 |
|---|---|
| 傘が裏返る強さ | 自転車をやめ、歩くか別の手段で送る |
| 時々強く吹く | ポンチョ型は避け、上下に分かれた形 |
| 弱い | ふだんの雨の日と同じ |
子どもを乗せた自転車は、横から強い風を受けるとふらつきやすくなります。風の強い朝は、服をどうするかより、送り方を変えることを先に考えてください。台風の日の服は台風の日の服装にまとめてあります。
風の強さは、家の前の木や電線の揺れ方でもわかります。前の晩の予報で風の強い朝になりそうなら、自転車以外の送り方を家族で先に決めておくと、朝の判断が短くて済みます。
前の晩に、玄関に置いておくもの
雨の予報が出ている夜は、玄関に次のものをまとめておくと、朝の支度が短くなります。
| 置いておくもの | 理由 |
|---|---|
| 自分のレインコート(上下) | 子どもの支度のあと、すぐ着られる |
| 子どものレインコートと長靴 | 玄関で着せられる |
| 手袋と首を覆うもの | 朝の気温で足すか決める |
| 替えの靴下とたたむ袋 | 職場と駅で使う |
| 座席の雨よけ | 夜のうちに付けておく |
朝は、天気と気温を見て、手袋と首を覆うものを足すか引くかだけ決めれば済みます。雨の朝の支度は、晴れの朝より10分ほど長くかかるので、出る時刻も少し早めに決めておいてください。
雨の朝の予報は、前の晩と当日の朝で変わることがあります。前の晩には雨の日の組み方を並べておき、朝に雨が上がっていたら、レインコートだけ外す、という順で決めると、準備のやり直しが少なくて済みます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 自転車送迎のレインコートは、上下に分かれた形と長いコート型のどちらがいいですか
- 園から職場まで自転車で向かう日が多いなら、上下に分かれた形が濡れにくく、下までしっかり守れます。ただ、園の玄関で脱ぎ着するのに時間がかかります。園が近く、職場まで電車やバスに乗り継ぐ日が多いなら、膝まで覆う長いコート型のほうが、園の玄関で脱がずに済み、駅で脱いでたためます。どちらか1つにするなら、自転車に乗っている時間が片道15分を超えるかで決めてください。超えるなら上下に分かれた形、超えないならコート型です。
- Q. 雨の日の送迎でスカートは履けますか
- 長いスカートは、ペダルを踏むと裾が車輪のほうへ寄り、巻き込む心配があるので、自転車の日は避けてください。膝下丈のスカートなら乗れますが、座ると裾が上がって、膝から下が雨に当たります。上下に分かれたレインコートの下を重ねるか、膝まで覆うコート型のレインコートを着れば、スカートでも濡れずに済みます。職場でスカートを履きたい日は、職場でスカートに替える方法もあります。
- Q. 冬の雨の日、自転車で冷えないようにするにはどうすればいいですか
- 冷えるのは、手と首と膝です。レインコートの中に1枚足すより、手袋と首を覆うものを先に足してください。手はハンドルを握って風を受け続けるので、雨でも濡れにくい手袋があると、指先の冷え方が大きく変わります。膝は、座ると布が張って冷たい雨が当たり続ける場所なので、膝まで覆うレインコートにするか、下に厚手のパンツを履いてください。朝の気温が12度を下回る日は、中に薄手のニットを1枚足すのが目安です。
- Q. 職場で濡れたレインコートをどこに置けばいいですか
- 職場にロッカーや傘立ての近くの掛ける場所があれば、そこに掛けて乾かしてください。置き場がない職場なら、表の水を軽く払ってから、濡れた面を内側にしてたたみ、大きめの袋に入れて足元に置きます。帰りのお迎えまでに少しでも乾かしたいなら、袋の口を開けておくと、閉めたままより乾きやすくなります。翌朝も雨の予報なら、家に帰ってから広げて掛けておいてください。
— メグラシ編集部





