秋コーデがいつも同じ|首元と足首のどちらか1か所を毎日替える

**この1週間に着た服を、首元と足首だけで思い出してください。**5日とも丸首で、5日とも同じ靴だったなら、あなたの秋コーデが同じに見える原因はそこにあります。
上に着る服の色を毎日替えていても、首元の形と足首の見え方がそろっていると、離れた場所から見た印象はほぼ同じになります。人は相手の全身を、まず顔のすぐ下と、動いている足元で見分けているからです。胴の真ん中の色は、その次に目に入ります。
だから、直す場所も首元と足首です。新しい服を買い足す前に、手持ちの服のまま、この2か所の形を毎日1か所だけ替えてみてください。それだけで、同じ服の組み合わせでも違う日に見えるようになります。
この記事では、あなたの今の首元と足首がどの型に寄っているかを数えて、そこから替えやすい1か所を決めます。迷いやすい「もう替える手が無い」場合と、「職場の決まりで動かせない」場合は、後半で厚めに書いています。
結論:同じに見えるのは、首元と足首が毎日同じだから
先に答えを書きます。秋のコーデが同じに見えるとき、替えるのは次の2か所のどちらかです。
| 見る場所 | 毎日同じになりやすい形 | 替えたときに変わるもの |
|---|---|---|
| 首元 | 丸首のニットやカットソー1枚 | 顔のまわりの明るさと、首の長さの見え方 |
| 足首 | 同じ靴と、肌が見えない裾の長さ | 歩いたときの軽さと、全身の重心の位置 |
**大事なのは、首元と足首のどちらか1か所を、毎日1つだけ替えることです。**2か所を同時に替えると、毎朝考えることが倍になって、3日目には元の組み方に戻ってしまいます。
秋は、夏に比べて重ねる枚数が増え、色も落ち着いたものが増えます。色の幅が狭くなるぶん、形の違いでしか日ごとの差を出せなくなります。夏は色で差が出ていたのに、秋になって急に同じに見え始めた、という人が多いのはこのためです。
色を替えても同じに見えるのは、離れると形しか残らないから
ここで、色を替えても同じに見える理由を、もう少しだけ説明しておきます。理由が分かっていると、替える場所を選ぶときに迷いません。
人が相手の服装を見分けるとき、近くでは色や素材まで見えますが、3mほど離れると、目に残るのは大きな形と明るさの差だけになります。職場の向かいの席、駅のホーム、廊下ですれ違うときの距離は、ほとんどがこの3m前後です。
この距離で見ると、茶色のニットと紺のニットは、色の違いよりも「首まで生地がある丸い形の服」という同じ形として目に入ります。どちらの日も、顔の下で生地が横一直線に区切られ、裾の下で足首が隠れている。その形がそろっているので、色が違っても同じ日に見えるのです。
反対に、同じ茶色のニットでも、襟を外に出した日と出さない日では、顔の下に白い線があるかないかが、離れていてもはっきり分かります。裾を折って足首を出した日と出さない日では、歩いたときの足元の軽さが違って見えます。
つまり、離れた距離で違いを作れるのは、色の違いではなく形の違いです。そして形の違いがいちばん目に入りやすいのが、顔のすぐ下と、動いている足元です。首元と足首を替える場所に選ぶのは、このためです。
自分でも確かめられます。全身の鏡から3mほど離れて、目を半分ほど細めて見てください。色の細かい違いがぼやけて、形と明るさだけが残ります。その状態で見て、昨日と今日の違いが分からなければ、色ではなく形が同じだということです。
まず確かめる|この1週間を、首元と足首だけで並べる
替える場所を決める前に、今のあなたがどちらに偏っているかを確かめます。
この1週間に撮った写真か、着た服の記憶で構いません。5日分を、紙に縦に並べて、首元と足首の2列に分けて書き出してください。服の色や名前は書かなくて大丈夫です。書くのは形だけです。
首元の列には、その日いちばん外に見えていた首まわりの形を書きます。丸首、Vの開き、シャツの襟、タートルの立ち上がり、ストールを巻いた、のどれかで十分です。
足首の列には、裾と靴の間がどう見えていたかを書きます。肌が見えていた、靴下が見えていた、裾が靴にかかっていて何も見えなかった、ブーツの筒に入っていた、のどれかです。靴の色もあわせて書いておきます。
書き終えたら、それぞれの列で同じ言葉が何回出てきたかを数えてください。5日のうち4日以上同じなら、そこが固まっている場所です。
両方の列が4日以上同じなら、首元から替えます。首元は顔のすぐ下にあって、会話をする相手にも、鏡を見る自分にも一番目に入る場所だからです。足首は、首元の型が2つに増えてから手を付ければ十分です。
境目1|首元は、鎖骨が見えるかどうかで2つに分ける
首元の形は、細かく分けるとたくさんありますが、見え方の違いとしては、鎖骨が見えるか見えないかの2つに分けると判断しやすくなります。
鏡の前でいつもの服を着て、首の付け根の骨のくぼみを探してください。このくぼみが見えていれば、鎖骨が見える側です。服の生地で隠れていれば、見えない側です。
秋のニットやカットソーは、丸首でも開きが浅いものが多く、ほとんどが見えない側に入ります。毎日見えない側の服を着ていると、顔の下が毎日同じ高さで区切られて、同じ人の同じ日に見えやすくなります。
見えない側に偏っている人は、週に2日だけ、見える側の日を作ってください。Vの開きのニットや、ボタンを2つ開けたシャツがそれにあたります。見える側の服が無ければ、丸首のニットの下に襟付きのシャツを着て、ボタンを1つ開けて襟を外に出すだけでも、首元の形は変わります。
反対に、Vの開きやシャツばかりで、見える側に偏っている人もいます。この場合は、タートルや、首にぴったり沿った丸首を週に1〜2日入れると、違う日に見えます。
鎖骨が見えるか見えないか、どちらとも言えない開きもあります。くぼみの上半分だけが見えている、というくらいの開きです。この形は、その日の髪型で見え方が変わります。髪を下ろしていれば見えない側、まとめていれば見える側として数えてください。
境目2|足首は、肌か靴下か、靴の色で3つに分ける
足首の見え方は、裾と靴の間に何が見えているかで3つに分けます。肌が見える、靴下やタイツが見える、何も見えない、の3つです。
秋は、裾が長いパンツやスカートが増えて、足首が見えない日が続きやすい季節です。裾が靴の甲にかかって、足首の位置が見えない状態が毎日続くと、足元の重さが毎日同じになって、全身の印象が変わりません。
鏡の前で立ったまま、裾の下端と靴の上端の間が何cm空いているかを見てください。3cm以上空いて肌か靴下が見えているなら見える側、ほとんど空いていないなら見えない側です。
見えない側に偏っている人は、週に2日だけ、裾を1回折って、足首を3cmほど出してみてください。それだけで、同じパンツでも歩いたときの軽さが変わります。裾が折れないスカートやワイドパンツの日は、靴下の色を替えて、裾から下にちらりと見える色を変えるのが、いちばん手軽な動かし方です。
靴の色も、足首の印象を大きく左右します。毎日黒い靴なら、週に1日だけ茶色か、明るい色の靴に替えてみてください。黒い靴の日と茶色の靴の日では、同じパンツでも足元の重さが違って見えます。
秋が深まって、ブーツを履き始めると、足首はブーツの筒に入ります。このときは、筒の上端とスカートやパンツの裾の間が、何cm見えているかを見てください。ブーツを出す時期の目安はブーツはいつから履くかを筒の高さで分けるで書いています。
境目3|2歩下がって見たとき、最初に目が行く場所
首元と足首のどちらを先に替えるか迷うときは、全身の鏡から2歩下がって、自分の姿を見てください。
見た瞬間に、最初に目が行った場所を覚えておきます。顔のまわりに目が行ったなら、あなたの装いは上に重心があります。足元に目が行ったなら、下に重心があります。胴の真ん中に目が行ったなら、上着かトップスの色がいちばん強く出ています。
上に重心がある人は、首元を替えると、変わったことがすぐに伝わります。下に重心がある人は、足首を替えたほうが、変化が大きく見えます。
胴の真ん中に目が行った人は、少し注意が必要です。その日の服の色がいちばん強く出ているということは、色を替えれば違う日に見えそうに思えます。でも、実際には、色が違っても形が同じなら、2歩下がった距離では同じ人の同じ日に見えやすいのです。胴の色が強い人こそ、首元か足首の形を替えて、目が行く場所を胴から外す日を作ってください。
どこにも目が行かず、全体がぼんやり見えた、という人もいると思います。これは、上から下まで明るさの差が小さく、形にも強い場所が無い装いです。秋の落ち着いた色を全身でそろえた日によく起きます。この場合は、首元に明るい色を1か所入れるのが近道です。どこにも目が行かない装いに、顔のすぐ下の小さな明るさが入ると、そこが最初に目が行く場所になり、日ごとの違いも伝わりやすくなります。
この確かめ方は、朝の支度で毎日するものではありません。替える場所を決める最初の1回と、2週間たって形が増えてきたときにもう1回するだけで十分です。
首元を替える|手持ちの服でできる4つの動かし方
ここからは、首元を実際に替える方法です。買い足しをしなくても、手持ちの服で首元の形を増やすやり方は4つあります。
| 動かし方 | 使う服 | 変わる見え方 |
|---|---|---|
| 襟を外に出す | 丸首ニットと襟付きシャツ | 顔の下に白か明るい色の線が入る |
| 重ねて段を作る | 薄手のタートルと開きのあるニット | 首の立ち上がりに2段の色ができる |
| 前を開ける | カーディガンやシャツの前ボタン | Vの形ができて、鎖骨の側に寄る |
| 巻く | 薄いストールやスカーフ | 首のまわりに厚みと柄が足される |
**この4つのうち、1週間で2つ以上を使えば、首元の型は少なくとも3つに増えます。**型が3つあれば、同じニットでも、週の中で違う日に見えます。
襟を外に出すときは、シャツの襟をニットの丸首の上に、平らに寝かせます。襟の先がニットから2〜3cm外に出るくらいが、ちょうどいい量です。シャツのボタンは、いちばん上を留めると窮屈に見えるので、1つ開けておきます。
重ねて段を作るのは、秋の立ち上がりにちょうどいい動かし方です。薄手のタートルの上に、Vや丸首の開きのあるニットを重ねると、首の立ち上がりに2段の色ができます。下のタートルを明るい色にすると、顔のまわりが明るく見えます。
前を開けるのは、カーディガンやシャツを羽織るときに使えます。前ボタンを全部留めると丸首と同じ形に近づきますが、上の2つを開けるだけでVの形が生まれます。中に着る服の首元が丸首なら、羽織りの前を開けた日は、丸首とVが重なった形になります。
巻くのは、いちばん首元の印象が大きく変わる動かし方です。ただし、毎日巻くと、それがまた新しい「いつも同じ」になります。週に1〜2日、首元を一番変えたい日に使ってください。
4つのどれを最初に試すか迷ったら、境目1で数えた結果から選んでください。鎖骨が見えない側に偏っていた人は、前を開けるか、襟を外に出すかのどちらかです。どちらも、顔の下にVか線ができて、首元が開いた側に寄ります。見える側に偏っていた人は、重ねて段を作るか、巻くかのどちらかです。どちらも首まわりに生地が増えて、見えない側に寄ります。
組み合わせるときは、首元の色にも少しだけ気を付けます。顔のすぐ下に入る色は、顔の明るさに直接影響するからです。襟を出すシャツや、重ねるタートルの色は、迷ったら白か生成り、薄いグレーのような明るい色を選んでください。秋のニットの色が深い分、首元の明るい色が1か所あるだけで、顔のまわりが沈まずに済みます。
足首を替える|裾と靴と靴下の組み合わせ
足首を替える方法は、裾の長さ、靴の色、靴下の色の3つの組み合わせで考えます。
いちばん手軽なのは、裾を1回折ることです。足首の上で裾が止まると、足首の細い部分が見えて、全身が軽く見えます。折る幅は、裾の生地の厚さによって変わりますが、3〜4cmが目安です。厚手のデニムなら太めに1回、薄手のパンツなら細めに2回折るときれいに収まります。
靴の色を替えるときは、パンツの色と比べて考えます。パンツと靴が同じ色なら、足元が一続きに見えて、脚が長く見えます。違う色なら、足首の位置で区切れて、足元に目が行きやすくなります。毎日同じ色でつなげている人は、週に1日、違う色で区切ってみてください。
靴下の色は、足首の見え方の中でいちばん小さな変化ですが、裾が長い服の日には、ほとんど唯一動かせる場所になります。靴と同じ色の靴下なら足首は目立たず、靴と違う色の靴下なら、そこに小さな色の点ができます。秋の色の服に合わせやすいのは、ベージュやグレー、深い緑や茶色のような色です。
スカートの日は、タイツの濃さでも足首の見え方が変わります。肌の透ける薄いタイツと、透けない厚いタイツでは、足首から下の重さがまったく違って見えます。透けるタイツの日を週に1日入れるだけで、同じスカートでも違う日に見えます。
裾を折るか、そのままにするかで迷うパンツもあります。裾がもともと足首の少し上で止まっている丈なら、折る必要はありません。そのまま足首が見えている側です。逆に、裾が靴の甲を覆って、床に向かって生地が溜まっている丈なら、折ったほうが足元がすっきりします。ちょうどくるぶしにかかるくらいの丈は、靴で決めてください。甲の見える靴なら折らずにそのまま、甲の隠れる靴なら1回折って足首を出すと、どちらも足元が重くなりません。
足首を替えた日は、歩いているときの自分の足元を、店のガラスや駅の鏡に映して1度見てみてください。立ち止まって見るより、歩いているときのほうが、周りから見える足首の印象に近くなります。
替えるのは1日1か所。2か所同時に替えると続かない
首元と足首、両方の替え方が分かると、全部を一度に試したくなります。でも、ここは1日1か所に絞ってください。
2か所を同時に替えると、毎朝の判断が倍になります。首元の形を決めて、それに合わせて足元も考えて、と考えることが増えると、忙しい朝には面倒になって、いつもの組み方に戻ってしまいます。秋のマンネリ直しが3日で終わる人の多くは、最初に全部を替えようとした人です。
1か所だけ替えるなら、残りの半分はいつもどおりで構いません。首元を替えた日は、足元はいつもの靴。足元を替えた日は、首元はいつもの丸首。いつもの半分が残っているので、自分でも違和感が少なく、周りから見ても無理のない変化に見えます。
替えたことは、2週間ほど続けると習慣になります。習慣になってから、もう1か所の替え方を足してください。そのころには、首元の型が3つ、足首の型が2〜3つになっていて、組み合わせだけで1週間が違う日になります。
どちらとも取れるとき|首元も足首も、もう替える手が無い
ここからが、いちばん判断に迷う部分です。書き出してみたら、首元も足首も、もう替える手が無いように思えるときです。
たとえば、手持ちのトップスが全部丸首のニットで、襟付きのシャツも、重ねられる薄いタートルも無い。靴は黒い1足だけで、パンツは全部くるぶしまでの長さ。こういう場合です。
このときは、まず足首から見直してください。首元を増やすには服を足す必要がありますが、足首は裾を折る、靴下の色を替える、の2つが手持ちだけでできるからです。黒い靴1足でも、靴下を3色用意すれば、足首の見え方は3つに増えます。
それでも足りないと感じたら、1枚だけ足すものを考えます。足すなら、首元の型を2つ以上作れるものを選んでください。いちばん効くのは、白か明るい色の襟付きシャツです。単体で着ればシャツの襟、丸首ニットの下に着れば襟を外に出した形、前を開けて羽織ればVの形、と1枚で3つの首元が作れます。
反対に、首元の型を1つしか作れないものを足しても、いつも同じの解消にはなりません。新しい丸首のニットを1枚足すと、色は増えても首元の形は変わらないので、2週間後にはまた同じに見え始めます。
もう1つの見方は、自分が一番よく着る1着を基準にすることです。この1週間でいちばんよく着た服を1枚選んで、その服で首元と足首を何通り作れるかを数えてください。2通り以下なら、その服に合わせられるものを1つ足すのが近道です。3通り以上作れるなら、足すより先に、今ある組み方を週の中で散らすことから始めてください。
どちらとも取れるとき|職場の決まりで首元が動かせない
もう1つ迷いやすいのが、職場の服装の決まりで、首元を大きく変えられないときです。襟付きのシャツを着ることが決まっている、首元の開きに制限がある、制服の上に羽織るだけ、といった場合です。
この場合は、首元の形ではなく、首元の色と重なり方で動かします。襟付きのシャツが決まっているなら、シャツの色を白と薄い水色と薄いグレーで替えるだけでも、顔のすぐ下の明るさが変わります。シャツの上にカーディガンを着るなら、カーディガンの前を開ける日と閉める日を作ると、首元の重なり方が変わります。
首元がまったく動かせないなら、足首に替える場所を移してください。職場の服装の決まりは、首元や上着には細かいことが多い一方で、靴下の色や裾の長さには何も決まっていないことがよくあります。
動かせる場所が足首しか無い人は、週の中で足首の型を3つ作ることを目標にします。黒い靴に黒い靴下、黒い靴にベージュの靴下、茶色い靴にグレーの靴下、のように組めば、首元が毎日同じでも、全身の印象は日によって変わって見えます。
もう1つは、職場の外で見られる時間を考えることです。通勤の行き帰りや、昼休みに外に出る時間は、上着を着ていることが多いはずです。この時間は、上着の衿の形が首元の代わりになります。衿を立てるか寝かせるか、前を開けるか閉めるかで、職場の中では動かせない首元を、外では動かすことができます。
休日は、首元より足首から替える
ここまでは、主に平日の通勤や職場を念頭に書いてきました。休日の秋コーデが同じに見えるときは、替える順番を逆にしてください。休日は、首元より足首から替えるほうが効きます。
休日は、平日より歩く時間が長く、立っている時間も長くなります。買い物をしたり、子どもと公園に行ったり、友人と街を歩いたりする時間は、相手の足元が目に入りやすい時間です。座って向かい合う時間が長い平日とは、見られる場所が違います。
休日の服は、楽なパンツとスニーカーの組み合わせに偏りやすいのも特徴です。この組み合わせは、裾がスニーカーにかかって、足首が隠れることが多くなります。毎週末この形が続くと、休日だけ同じ服に見える、ということが起きます。
休日に足首を替えるなら、まず靴を替えてみてください。いつもスニーカーなら、週末のうち1日だけ、底の薄いローファーやバレエシューズのような、足の甲が見える靴にします。甲が見えると、足首から下の見え方が軽くなり、同じパンツでも違う日に見えます。
靴を替えられない日は、靴下を替えます。スニーカーの白に合わせて白い靴下を履いている人は、グレーや深い色の靴下に替えるだけで、足首に色の点ができます。歩くたびに見え隠れする小さな色が、休日の印象を変えてくれます。
首元は、休日にはむしろ替えすぎないほうが楽です。休日に首元を大きく変えると、平日と休日の両方で考えることが増えて、どちらも続かなくなります。休日は足首、平日は首元、と分けておくと、毎朝考える場所が1か所で済みます。
2週間たったら、もう一度並べて確かめる
替え方を始めたら、2週間後にもう一度、首元と足首の2列を書き出してください。最初に書いた1週間と比べて、型がいくつ増えたかを数えます。
首元の列に、違う言葉が3つ以上並んでいれば、首元はもう固まっていません。足首の列も同じで、3つ以上の違う見え方があれば十分です。どちらかの列が、まだ4日以上同じ言葉で埋まっているなら、そちらがまだ固まっている場所です。次の2週間は、そちらを中心に替えてください。
2週間後に見直すと、意外なことに気づくことがあります。たとえば、首元を替えたつもりでも、襟を出す日ばかりが続いて、それが新しい「いつも同じ」になっている場合です。替え方が1つに偏ってきたら、4つの動かし方の表に戻って、まだ使っていないものを1つ選んでください。
写真が撮れるなら、2週間分を並べて見るのがいちばん分かりやすい方法です。全身が写っていなくても、首元と足首が写っていれば足ります。並べたときに、写真の中のあなたが違う日に見えていれば、周りから見てもそう見えています。
見直しは、秋のあいだに2〜3回で十分です。季節が変わって上着を着始めたら、見る場所を上着の衿と裾の下に移して、同じように書き出してください。
秋の立ち上がりと冬の手前で、替える場所が変わる
秋と言っても、初めのころと終わりのころでは、首元と足首の見え方が変わります。季節が進むにつれて、替える場所を少しずつ移していくと、無理なく続けられます。
秋の立ち上がりは、まだ羽織りを着ない日が多い時期です。このころは、首元も足首も見えているので、どちらからでも替えられます。重ねて段を作る首元と、裾を折った足首が、いちばん使いやすい組み合わせです。外にいる時間によって羽織りを持つかどうかを決める考え方は18度の服装を外にいる分数で決めるでまとめています。
秋が深まると、ニットが厚くなり、上着を着る日が増えます。このころは、首元はニットの首の形で、足首は靴下とブーツで替えていくことになります。タートルを着る日と、開きのあるニットに薄いタートルを重ねる日を分けるだけでも、首元の印象は変わります。ニットの厚さを替える気温の目安はニットはいつから着るかも参考にしてください。
冬の手前になると、外ではほとんど上着で隠れて、首元と足首が見えるのは上着の衿と、裾から下だけになります。このころからは、外で見られる形と、室内で見られる形を分けて考えてください。外では衿とストール、室内では中に着た服の首元、と替える場所を2つ持っておくと、冬に入っても同じに見えにくくなります。
秋から冬にかけて、黒や紺の服が増えて全体が暗く見えるときは、首元に明るい色を1か所入れると、顔のまわりが沈みません。冬のコーデの暗さを直す方法は冬コーデが暗く見えるときの直し方でまとめています。
1週間の回し方|5日を首元3日・足首2日で組む
最後に、平日5日の回し方の例を書いておきます。最初の1週間は、この形をそのまま試してみてください。
月曜日は、いつもの組み方のまま出かけます。その代わり、首元と足首をよく見て、自分の基準を確かめる日にします。
火曜日は、首元を替えます。丸首のニットの下に襟付きのシャツを着て、襟を外に出します。足元はいつもどおりです。
水曜日は、足首を替えます。首元はいつもの丸首に戻して、パンツの裾を1回折って、足首を3cmほど出します。
木曜日は、もう一度首元を替えます。火曜日とは違う動かし方を選んでください。カーディガンの前を開けてVを作る、薄いタートルを重ねる、などです。
金曜日は、もう一度足首を替えます。靴の色か、靴下の色を、水曜日とは違うものにします。
週の途中で雨が降ったり、急に冷えたりして、予定どおりにいかない日もあります。そういう日は、替える場所をもう一方に入れ替えて構いません。雨で裾を折れない日は首元を替える日に、寒くてストールを巻きたい日は足首はいつもどおりにして首元の日にする、という具合です。大事なのは、その日1か所だけ替えることで、どちらを替えるかは天気に合わせて動かして大丈夫です。
この回し方なら、毎朝考えるのは1か所だけです。2週目からは、月曜日も何か1か所を替える日にしていくと、5日すべてが違う日になります。週の途中で、同じ組み方の日が2日続いたら、その次の日は首元か足首のどちらかを必ず替える、と決めておくのも続けやすい方法です。
まとめ:首元か足首を、1日1か所だけ替える
秋のコーデがいつも同じに見えるのは、上の服の色ではなく、首元と足首の形が毎日そろっているからです。まずこの1週間を、首元と足首の2列に書き出して、どちらが固まっているかを数えてください。
首元は、鎖骨が見えるかどうかで2つに分けて、少ない側の日を週に2日作ります。足首は、肌か靴下か何も見えないかの3つで分けて、裾を折る、靴下を替える、靴の色を替えるの3つで動かします。
替えるのは1日1か所だけです。もう替える手が無いと感じたら足首から、職場の決まりで首元が動かせないなら足首と上着の衿で替えてください。それだけで、手持ちの服のままでも、秋の毎日が違う日に見え始めます。
よくある問い
- Q. 新しい服を買わないと、同じに見えるのは直りませんか
- 買わなくても直ります。同じに見えている原因の多くは、手持ちの服の組み方が首元と足首で固定されていることです。シャツの襟を外に出す、ニットの下に1枚重ねる、裾を1回折る、靴下の色を替える、のような手持ちの範囲の動かし方で、まず1週間試してみてください。それでも首元の型が1つしか作れないときに、1枚足すものを考えれば十分です。
- Q. 毎日違う服を着ているのに、同僚に同じ服と言われました
- 色が違っても、首元と足首の形が同じだと、離れた場所から見た印象はほぼ同じになります。人は相手の全身を、まず顔の近くと、動いている足元で見分けているからです。この1週間の首元が全部丸首、足首が全部同じ靴だったなら、そこを1か所替えるだけで、言われることは減っていきます。
- Q. 首元も足首も替えると、ちぐはぐになりそうで不安です
- だからこそ、替えるのは1日1か所にします。首元を替えた日は、足首はいつもどおり。足首を替えた日は、首元はいつもどおり。いつもの半分が残っているので、ちぐはぐには見えません。慣れて2か所とも型が増えたら、組み合わせが自然に増えていきます。
- Q. 秋が深まって上着を着ると、首元も足首も隠れてしまいます
- 上着を着た日は、上着の衿の形と、裾から下に見える長さが、首元と足首の代わりになります。衿を立てるか寝かせるか、前を開けるか閉めるかで首元が変わり、パンツやスカートの裾と靴の間が何cm見えるかで足首が変わります。外では上着、室内では中の服、と見られる場所を分けて考えてください。
— メグラシ編集部





