18度の服装|長袖1枚か羽織りかは、外にいる分数で決める

**最高気温18度の日は、その日に外にいる合計の分数で、着るものを決めてください。**30分以内なら中厚手の長袖1枚、30分を超えるなら長袖に薄手の羽織り。これがいちばん外れにくい分け方です。
18度は、秋の真ん中にあたる気温です。夏の名残の暑さはもうなく、かといって冬の上着が要るほど寒くもない。天気予報で18度と聞くと、「長袖1枚でいいのか、何か羽織ったほうがいいのか」で迷う人がとても多い気温です。
迷うのは当然です。18度は、日なたを歩けば少し暖かく、日陰に入ると少しひんやりする、ちょうど境目の気温だからです。同じ18度の日でも、外にいる時間が短い人は長袖1枚で快適に過ごし、外にいる時間が長い人は羽織りがないと寒く感じます。体質の違いもありますが、それ以上に、一日の過ごし方の違いが大きく効きます。
この記事では、18度の日に何を着ればいいかを、外にいる分数、日なたと日陰、風の強さ、朝晩の気温という、自分で確かめられるもので決めていきます。朝だけ寒い日の見分け方は最高気温18度の服装に、前後の気温の服装は17度の服装と19度の服装にまとめています。
結論:外にいる合計の分数で、羽織りの要る・要らないが決まる
先に答えを置きます。最高気温18度の日は、外にいる合計の時間で、着るものがほぼ決まります。
| 外にいる合計 | 着るもの | 持つもの |
|---|---|---|
| 30分以内 | 中厚手の長袖1枚 | なくてよい |
| 30分〜1時間 | 長袖+薄手の羽織り | なくてよい |
| 1時間を超える | 長袖+薄手の羽織り | 首に巻ける薄いストール |
外にいる合計は、駅まで歩く時間、乗り換えで外を歩く時間、昼休みに外へ出る時間、帰り道に歩く時間をすべて足したものです。電車やバスの中、建物の中は数えません。
通勤のある人なら、行きと帰りを合わせて20分から40分くらいになる人が多いはずです。ちょうど境目の30分をまたぐ人が多いので、迷う人が多いのも無理はありません。自分の通勤の歩く時間を、一度足してみてください。
なぜ外にいる時間で決まるのか
18度は、体が何もしなくても暖かさを保てる気温より、少しだけ低い気温です。外に短い時間いるだけなら、体の中にたまった暖かさで乗り切れます。外にいる時間が長くなると、体の暖かさが少しずつ外に逃げていき、ある時点から寒く感じはじめます。
この「ある時点」が、長袖1枚なら30分前後です。長袖1枚で外に出て、最初の15分ほどはちょうどよく感じても、30分を過ぎるころから腕や首のあたりがひんやりしてきます。羽織りを1枚重ねると、この時点が1時間以上先に延びます。
建物の中は、暖房を入れるにはまだ早い時期なので、室温は20度前後のことが多くなります。外より少し暖かいので、建物に入れば体の暖かさは戻ります。つまり、外にいる一回一回の長さと、その合計が、寒さを感じるかどうかを決めているのです。
この考え方のよいところは、天気予報の数字が同じでも、自分の予定に合わせて答えが変わることです。同じ18度の日に、在宅で近所に買い物へ出るだけの人と、一日外を回る人が同じ服を着る理由はありません。気温は全員に同じでも、外にいる時間は一人ひとり違います。だからこそ、気温の数字だけを見て決めると、人によって暑すぎたり寒すぎたりします。気温は出発点として見て、最後は自分の外にいる分数で決める。この順番にすると、18度のような境目の気温でも迷う時間が短くなります。
一回の長さも見る
合計の分数のほかに、一回あたりの長さも見ておくと、さらに外れにくくなります。
合計30分でも、10分ずつ3回に分かれているなら、それぞれの間に建物の中で体が温まるので、長袖1枚で乗り切れることが多くなります。合計30分が一回にまとまっている、たとえば30分歩き続ける日や、外で30分待つ日は、羽織りを着る側に入れてください。一回が20分を超えるかどうかを、もう一つの目安にするとわかりやすくなります。
日なたか日陰かで、体感は2〜3度変わる
同じ18度でも、日なたと日陰では体感がまったく違います。秋の日差しは夏ほど強くありませんが、それでも日なたに立つと、体感は2〜3度上がります。日陰に入ると、日なたより2〜3度下がります。
18度の日に日なたを歩けば、体感は20度から21度。長袖1枚で少し暖かいくらいです。日陰を歩けば、体感は15度から16度。長袖1枚では少し肌寒く感じます。
その日に歩く道が、日なたと日陰のどちらが多いかを考えてみてください。高い建物の多い街中や、木の多い並木道は、日陰の時間が長くなります。開けた道や、低い建物の住宅街は、日なたの時間が長くなります。
日陰が半分を超える日は、一段上げる
歩く道の半分以上が日陰なら、外にいる分数の目安を一段上げて考えます。外にいる合計が20分でも、日陰が多い日なら、30分を超えるときと同じように羽織りを着てください。
逆に、ほとんど日なたを歩く日なら、目安を一段下げてかまいません。外にいる合計が40分でも、日なたばかりなら、長袖1枚で過ごせることが多くなります。ただし、帰りの時間に日が傾いて日陰が増えることは、あらかじめ考えに入れておいてください。秋は日が短く、夕方の4時を過ぎると街の多くが日陰になります。
風があると、体感はさらに下がる
風も、体感を大きく変えます。風が強いと、体のまわりの暖かい空気が吹き飛ばされて、実際の気温より寒く感じます。
風の強さは、天気予報の数字を見るより、外を見たほうが早くわかります。木の枝や葉がずっと揺れている、旗がはためいている、髪が顔にかかる。こうした様子が見えたら、体感は1〜2度下がっていると考えてください。
18度で風がある日は、体感が16度前後になります。長袖1枚では、外にいる時間が短くても少し寒く感じます。風がある日は、外にいる分数にかかわらず、風を通しにくい羽織りを一枚着て出かけてください。晴れ・曇り・風で服を分ける考え方は、19度の服装 天気と風にもまとめています。
風を通すかどうかで羽織りを選ぶ
風がある日の羽織りは、厚さよりも、風を通すかどうかで選びます。
ざっくりした編み目のカーディガンは、厚手でも風を通すので、風のある日にはあまり暖かくありません。薄手でも、目の詰まった布のシャツジャケットや、風を通しにくい布の上着のほうが、風の中では暖かく感じます。
手持ちの羽織りが風を通すかどうかは、布を口に当てて息を吹いてみるとわかります。息が向こう側に抜けるものは風を通し、抜けにくいものは風を通しにくい布です。風のある日には、抜けにくいほうを選んでください。
朝晩の気温も、一緒に見る
最高気温18度の日でも、一日中18度なわけではありません。最高気温になるのは昼過ぎで、朝と夜はもっと低くなります。
秋の18度の日は、朝の最低気温が12度から14度くらいのことが多くなります。昼との差は4度から6度。朝早く出かける人や、夜遅く帰る人は、最高気温の18度ではなく、出かける時間と帰る時間の気温で考えてください。
朝の気温が14度以下なら、出かけるときには羽織りが必要です。昼に暑くなったら脱いで手に持てるよう、薄手のものを選びます。夜の帰り道も同じくらい下がるので、昼に脱いだ羽織りは、帰りにまた着ることになります。
夜の外出が多い日の考え方は、19度の服装 夜にも詳しく書いています。
最高と最低の差が大きい日
最高気温と最低気温の差が8度を超える日は、朝と昼で着るものが大きく変わります。こういう日は、一枚で調整しようとせず、重ね着で調整します。
中に薄手の長袖、その上に中厚手の長袖、さらに薄手の羽織り。朝はすべて着て出かけ、昼に暑くなったら羽織りを脱ぎ、さらに暑ければ中厚手の長袖も脱ぐ。脱いだものは手に持つか、バッグにしまえる薄さにしておきます。
外にいる分数を、前の晩に数えておく
朝の支度の時間に、外にいる分数を数えるのは少し慌ただしいはずです。翌日の予定が決まっているなら、前の晩に数えておくと、朝は着るだけで済みます。
数え方は、翌日の予定を順に思い浮かべて、外を歩く場面と外で待つ場面を書き出すだけです。家から駅まで、乗り換え、駅から職場まで、昼休み、帰り道。それぞれのおおよその分数を足して、待つ時間は2倍にします。合計が30分を超えるかどうかがわかれば、羽織りを出しておくかどうかが決まります。
慣れてくると、いつもの通勤の日は数えなくても、だいたいの合計がわかるようになります。いつもと違う予定がある日だけ、前の晩に数え直してください。外出先が増える日、帰りが遅くなる日、外で人を待つ予定がある日は、いつもより合計が長くなりやすい日です。
天気予報の「最高気温」がいつの気温か
天気予報の最高気温は、その日のいちばん暖かい時間の気温です。多くの場合、昼の1時から3時ごろにあたります。朝の通勤の時間や、夜の帰り道の時間は、最高気温よりも4度から6度低いと考えてください。
外にいる時間の多くが朝と夜に集まっている人、つまり昼は建物の中にいて、外を歩くのは通勤の行き帰りだけという人は、実際に外にいるときの気温は14度前後です。この場合は、最高気温18度でも、14度の日の服装に近づけて考えたほうが外れません。昼に外へ出ることが多い人だけが、18度の暖かさをそのまま受け取れます。
長袖1枚で過ごすなら、厚さを選ぶ
外にいる時間が短く、長袖1枚で過ごせる日でも、長袖の厚さは選ぶ必要があります。18度の日に向くのは、中厚手の長袖です。
薄手のカットソーやシャツだけでは、18度の日には少し心もとなく感じます。日なたにいるときはいいのですが、日陰に入ったときや、建物の出入りで冷えたときに、腕から寒さを感じます。
中厚手の長袖とは、たとえば目の詰まったコットンのニット、少し厚みのあるスウェット、裏が少し起毛したカットソーなどです。指でつまんだとき、布の厚みが2〜3mmあるくらいが目安です。光に透かして、向こう側がほとんど見えなければ、18度の日に1枚で着られる厚さです。
首元の形で、暖かさが変わる
長袖1枚で過ごす日は、首元の形でも暖かさが変わります。首元が大きく開いたVネックやボートネックは、首から暖かさが逃げやすく、18度の日には少し寒く感じることがあります。
丸首や、首元の詰まった形を選ぶと、同じ厚さでも暖かく感じます。首元が開いた服を着たい日は、薄いストールやスカーフを首に巻くと、首元から逃げる暖かさを抑えられます。
羽織りを着るなら、手に持てる薄さを選ぶ
外にいる時間が長く、羽織りを着る日は、羽織りの厚さを選びます。18度の日に向くのは、脱いで手に持てる薄さの羽織りです。
18度の日は、外では羽織りがほしくても、建物の中や日なたでは暑く感じることがよくあります。そのとき脱いで手に持てるかどうかが、一日を快適に過ごせるかを分けます。
手に持てる薄さの目安は、畳んで小さなバッグに入るくらいです。カーディガン、シャツジャケット、薄手のブルゾン、裏地のない薄い上着。こうしたものなら、暑いときに脱いで腕にかけても邪魔になりません。
裏地のついたウールのコートや、厚手のジャケットは、18度の日にはまだ早い厚さです。外では暖かくても、建物の中で脱いだときに置き場所に困ります。厚い上着が必要になるのは、最高気温が15度を下回るころからです。
羽織りの丈も考える
羽織りの丈によっても、暖かさは変わります。腰までの短い丈の羽織りは、上半身だけを覆うので、腰から下は冷えやすくなります。腿の中ほどまでの長い丈の羽織りは、腰まわりまで覆うので、短い丈より暖かく感じます。
18度の日に外で座っている時間が長い人、たとえば屋外のベンチで待つことが多い人は、長い丈の羽織りを選ぶと、腰まわりの冷えを防げます。歩いている時間が長い人は、短い丈のほうが動きやすく、汗もかきにくくなります。
どちらとも取れる日は、こう決める
ここがいちばん迷うところです。外にいる時間が30分前後で、日なたと日陰が半々、風もそれほど強くない。長袖1枚でも、羽織りを着ても、どちらでもよさそうな日。そういう日は、次の順に考えてください。
1. 帰りの時間を見る
迷ったら、まず帰りの時間を見てください。帰りが夕方の5時を過ぎるなら、羽織りを着る側に入れます。秋の夕方は、日が落ちるとすぐに気温が下がり、風も冷たくなります。昼にちょうどよかった長袖1枚が、帰り道には寒く感じることがよくあります。
帰りが昼過ぎや夕方の早い時間なら、長袖1枚の側に入れてかまいません。日がまだ高いうちに帰れるなら、朝の冷えさえしのげれば、一日を長袖1枚で過ごせます。
2. 寒いのと暑いの、どちらが我慢できないか
次に、寒いのと暑いのとで、どちらがより我慢できないかを考えます。寒いのが苦手な人は、羽織りを着る側に入れます。暑いのが苦手な人は、長袖1枚の側に入れます。
これは体質の話ですが、18度という境目の気温では、この好みで決めてしまってかまいません。どちらを選んでも大きくは外れない気温なので、自分が困らないほうに倒すのがいちばんです。
3. 荷物を増やせるかどうか
羽織りを着ていくと、暑いときに脱いで手に持つことになります。荷物が多い日や、両手がふさがる日は、脱いだ羽織りを持つのが負担になります。
荷物を増やしたくない日は、長袖1枚で出かけ、首に巻ける薄いストールを一枚だけバッグに入れておきます。ストールなら小さく畳めて、寒くなったら首に巻くだけで体感が上がります。羽織りほど暖かくはありませんが、境目の日の寒さなら十分にしのげます。
4. それでも決まらないなら、長袖1枚に薄手の羽織りを足す
最後まで決まらない日は、長袖1枚に、脱いで手に持てる薄手の羽織りを足して出かけてください。寒ければ着て、暑ければ脱ぐ。脱いでも手に持てる薄さなら、どちらに転んでも困りません。
ここで大事なのは、羽織りを「持てる薄さ」にすることです。厚い上着を着ていくと、暑いときに脱いでも持て余します。迷う日ほど、薄いものを選んでください。
立ち止まる時間は、歩く時間の2倍で数える
外にいる分数を数えるとき、歩いている時間と立ち止まっている時間は、同じ重さではありません。歩いているあいだは体が動いて暖かさをつくりますが、立ち止まっているあいだは暖かさがつくられず、逃げていくだけです。
目安として、立ち止まっている時間は、歩いている時間の2倍に数えてください。バス停で10分待つなら20分、屋外の行列に15分並ぶなら30分、子どもの公園遊びを20分見守るなら40分。こう数えると、歩く時間が短い日でも、外にいる合計が30分を超えることがよくあります。
立ち止まる時間が長い日は、上半身だけでなく、足元の冷えにも気をつけてください。じっと立っていると、冷えは足元から上がってきます。足首を覆う丈のパンツに靴下を合わせ、できれば足の甲まで覆う靴を履いておくと、立ち止まる時間が長くても体感が下がりにくくなります。
子どもの送り迎えや、外で待つ日
子どもの送り迎えは、立ち止まる時間がとくに長くなる場面です。門の前で待つ、公園で遊ぶのを見守る、習い事の終わりを外で待つ。こうした時間は、ひとつひとつは短くても、合わせると思った以上に長くなります。
送り迎えのある日は、待つ時間を2倍に数えて、外にいる合計を出してください。合計が30分を超えるなら、長袖に薄手の羽織り。夕方のお迎えなら、行きより帰りのほうが寒くなるので、羽織りを着て出るか、少なくとも手に持って出かけます。子どもの荷物を持つことも多いので、羽織りは腰に巻けるか、肩にかけられる薄さにしておくと、両手がふさがりません。
雨の18度は、晴れの16度と考える
18度の日でも、雨が降っていると体感はずいぶん下がります。雨の日は日差しがないので日なたの暖かさがなく、さらに雨で服や肌が濡れると、そこから暖かさが逃げていきます。
雨の18度は、晴れの16度くらいの体感だと考えてください。晴れなら長袖1枚で過ごせる日でも、雨なら薄手の羽織りを着る側に入れます。外にいる時間が短い日でも、雨の日は羽織りを一枚着て出かけるほうが安心です。
雨の日の羽織りは、濡れても冷たくなりにくい素材を選びます。綿のように水を吸う布は、濡れると重くなり、乾くまで冷たさが続きます。表面が水をはじく布や、化学繊維の薄い上着なら、少し濡れてもすぐに乾き、冷たさが残りにくくなります。
雨の日の足元
雨の日は、足元が濡れると一気に体が冷えます。18度の雨の日に、足の甲が大きく出る靴や、布の靴を履くと、靴の中まで水が入って足先から冷えていきます。
雨の日は、足の甲を覆う靴で、水を通しにくい素材のものを選んでください。パンツの裾は、地面の水をはねて濡れない長さにしておきます。くるぶしの上で止まる丈なら、裾が濡れることはほとんどありません。足元さえ濡れなければ、雨の18度でも、上半身は長袖に薄手の羽織りで十分に過ごせます。
建物の出入りが多い日は、脱ぎ着のしやすさで選ぶ
18度の日は、外と建物の中の温度差はそれほど大きくありません。それでも、建物の出入りが多い日は、羽織りの脱ぎ着のしやすさが快適さを左右します。
外回りの仕事で何軒も訪ねる日、買い物でいくつもの店を回る日、乗り換えの多い移動の日。こうした日は、外にいる一回一回は短くても、建物に入るたびに羽織りを脱ぐか着たままにするかを決めることになります。
脱ぎ着が多い日は、前を開け閉めしやすい羽織りを選んでください。ボタンが多いものより、ボタンが少ないものか、前を開けたまま着られるものが向いています。頭からかぶる形の羽織りは、脱ぎ着のたびに髪が乱れるので、出入りの多い日には向きません。
建物の中が暑いとき
建物によっては、まだ冷房が入っていることもあれば、早めに暖房を入れていることもあります。18度の日の建物の中は、場所によって暑かったり涼しかったりと、ばらつきが大きくなります。
建物の中が暑く感じたら、羽織りを脱ぐだけでなく、長袖の袖を肘までまくれるかどうかも大事になります。袖をまくれる長袖なら、羽織りを脱いでもまだ暑いときに、もう一段調整できます。きつい袖の長袖や、袖口の詰まった長袖は、まくりにくいので、建物の中で暑くなったときに逃げ場がなくなります。
18度の日の組み合わせ例
ここまでの考え方を、実際の組み合わせに当てはめてみます。どれも手持ちの服でつくれる組み合わせです。
外にいる時間が短い日
通勤で歩くのが行き帰り合わせて20分くらい、昼は建物の中で過ごす日。この日は、中厚手のコットンのニットに、くるぶし丈のパンツか、膝下丈のスカート。足元は素足を避けて、薄手の靴下か、肌色に近いタイツを合わせます。羽織りはなくてかまいません。
外にいる時間が長い日
通勤に加えて、昼休みに外へ出たり、仕事で外回りをしたりして、合計で1時間を超える日。この日は、薄手の長袖カットソーに、シャツジャケットか薄手のブルゾンを羽織ります。首元には薄いストールを巻くか、バッグに入れておきます。パンツは足首まで覆う丈にすると、足元の冷えを防げます。
休日に外で過ごす日
公園を散歩したり、屋外の催しに出かけたりして、昼のあいだずっと外にいる日。この日は、中厚手の長袖に、腰まわりまで覆う丈の羽織り。日なたで暑くなったら羽織りを脱ぎ、日陰や夕方には着る。歩く距離が長いなら、汗をかいても乾きやすい素材を選んでおくと、汗が冷えて寒くなるのを防げます。
足元と小物で、体感を上げる
18度の日は、上半身の重ね方だけでなく、足元と小物でも体感を調整できます。
体の中でも、首、手首、足首の三つは、冷えを感じやすい場所です。この三つのどれかを覆うだけで、上着を厚くしなくても体感が上がります。
足首は、パンツの丈と靴下で覆います。くるぶしが出る丈のパンツに素足で靴を履くと、足首から冷えます。18度の日は、くるぶしまで覆う丈のパンツにするか、靴下を合わせて足首を隠してください。
手首は、袖の長さで覆います。袖がくしゅっと手首にかかる長さの長袖なら、手首から冷えることはありません。七分袖や、手首が出る長さの袖は、18度の日にはまだ少し早い長さです。
首は、首元の詰まった服か、薄いストールで覆います。ストールは小さく畳めるので、寒くなったときのために一枚バッグに入れておくと安心です。
靴はまだ秋の靴でよい
18度の日は、靴もまだ冬の靴でなくてかまいません。足の甲が覆われるスニーカーやローファー、薄手の靴下と合わせられるパンプスで十分です。ブーツは、外にいる時間が長い日や、足元が冷えやすい人なら履いてもかまいませんが、建物の中で暑く感じることもあります。足の甲が大きく出る靴は、18度の日には足元が冷えるので避けてください。
年代や体質で、目安をずらす
ここまでの目安は、多くの人に当てはまるものですが、年代や体質によって、少しずらしたほうがいい人もいます。
寒さを感じやすい人は、外にいる分数の目安を半分にして考えます。30分ではなく15分を超えたら、羽織りを着る側に入れます。年齢を重ねると、若いころより寒さを感じやすくなる人が多いので、去年までは長袖1枚で平気だった人も、今年は少し早めに羽織りを着るつもりでいると安心です。
暑さを感じやすい人や、よく歩いて汗をかく人は、外にいる分数の目安を一段上げてかまいません。1時間までは長袖1枚で過ごせることが多いはずです。ただし、汗をかいたあとに風に当たると急に冷えるので、汗をかく人ほど、首に巻ける薄いものを一枚持っておくと安心です。
50代・60代の18度
50代や60代になると、気温の変化に体が追いつくのに時間がかかるようになります。朝晩と昼の差が大きい18度の日は、特に朝の冷えに気をつけてください。
前後の気温の目安は、16度の服装や20度の服装とあわせて見ると、季節が進んでいく中で、どのあたりで着るものを替えればいいかがつかみやすくなります。
18度から気温が下がっていくときの準備
18度は、秋の真ん中の気温です。ここから季節が進むと、最高気温は16度、14度と下がっていき、やがて冬の上着が必要になります。18度の日に何を着るかを決めておくと、その先の気温での着替えも楽になります。
18度の日に「長袖1枚では少し寒い」と感じたら、それは羽織りを常に持ち歩く季節に入った合図です。翌週からは、外にいる時間が短い日でも、薄手の羽織りを一枚持って出かけるようにしてください。
18度の日に「羽織りを着たら暑かった」と感じたなら、まだ長袖1枚で過ごせる季節です。羽織りは持つだけにして、最高気温が16度を下回るころまでは、長袖1枚を中心に組んでいけます。
衣替えのタイミング
18度の日が続くようになったら、薄手の服を奥にしまい、秋冬の服を手前に出す時期です。ただし、薄手の服を全部しまう必要はありません。重ね着の中に着る一枚として、薄手のカットソーは秋のあいだも使えます。片づけるのは、袖のない服や、薄くて透ける素材の服からにしてください。
反対に、手前に出しておきたいのは、中厚手の長袖と、手に持てる薄手の羽織りです。この二つがすぐ取り出せる場所にあれば、18度の朝に外にいる分数を数えたあと、迷わずどちらかを選べます。厚手のニットや裏地のあるコートは、最高気温が15度を下回る日が出てくるまで、まだ奥に置いたままでかまいません。出すのが早すぎると、暖かい日に着てしまって汗をかき、かえって体を冷やすことになります。季節を一歩ずつ進めるつもりで、手前に置く服を少しずつ入れ替えていくと、境目の気温の日も慌てずに済みます。
まとめ:18度は、外にいる時間で決める気温
最高気温18度の日は、長袖1枚で足りる人と、羽織りがないと寒い人に分かれます。その分かれ目は、体質よりも、その日に外にいる合計の分数です。
30分以内なら中厚手の長袖1枚、30分を超えるなら長袖に薄手の羽織り。日陰が多い日と風のある日は、一段上げて考えます。朝早く出る日と夜遅く帰る日は、最高気温ではなく、出かける時間と帰る時間の気温で考えます。
迷った日は、長袖1枚に、脱いで手に持てる薄手の羽織りを足してください。寒ければ着て、暑ければ脱ぐ。持てる薄さなら、どちらに転んでも困りません。18度の日の服で失敗しないコツは、厚い一枚で合わせることではなく、薄いものを重ねて、その日の過ごし方に合わせて脱ぎ着することです。
よくある問い
- Q. 18度は半袖でもいいですか
- 日なたに長くいる人や、歩く距離が長くて汗をかく人なら、半袖に羽織りを重ねる組み方で過ごせます。ただし半袖1枚で出かけるのはすすめません。18度の日の朝夕は14度前後まで下がることが多く、日陰や風の中では腕が冷えます。半袖を着るなら、羽織りを必ず持つと決めてください。
- Q. 18度でコートは早いですか
- 裏地のついたウールのコートは、まだ早いと感じる人がほとんどです。昼間に日なたを歩くと汗ばみます。着るなら、裏地のない薄手の上着か、風を通しにくい薄い上着までにしてください。朝晩の最低気温が10度を下回る日だけ、もう一段厚いものを考えます。
- Q. 冷え性で、18度でも寒く感じます
- 寒く感じる人は、外にいる分数の目安を半分にして考えてください。外にいる合計が15分を超えたら、羽織りを着る側に入れます。そのうえで、首と手首と足首のどれかを覆うと、上着を厚くしなくても体感が上がります。薄いストールを首に巻くだけでも、ずいぶん違います。
- Q. 18度の日の子どもの送り迎えは何を着ればいいですか
- 送り迎えは外で待つ時間が長く、立ち止まっている時間も多いので、歩いているときより寒く感じます。待つ時間が10分を超えるなら、長袖に薄手の羽織りを着て出かけてください。特に夕方のお迎えは、出るときより戻るときのほうが寒くなります。
— メグラシ編集部





