19度の服装 夜|夕方から出かける日は、帰り道の気温から逆算して組む

**最高気温19度の日に夕方から出かけるなら、服は「帰り道の気温」で決めてください。**出発時の気温で決めると、ほぼ確実に帰りに寒くなります。
19度の日の夕方は、まだ昼の暖かさが残っていて、長袖1枚でちょうどいいと感じることが多いです。ところが、日が落ちてから2〜3時間たつと、気温は4〜6度下がります。食事を終えて店を出るころには13度前後になっていて、長袖1枚では肩がすくむ寒さです。
この記事は、昼間の19度ではなく、19度の日の夜に外にいる人のための記事です。仕事帰りの食事、友人との飲み会、夕方からの買い物、子どもの習い事の送り迎えなど、日が落ちてから外にいる時間がある日の服を、帰り道から逆にたどって決める方法を書きます。
昼間の19度の見方は、19度の服装と、晴れ・曇り・風で分けた19度の服装|晴れ・曇り・風にまとめています。
結論:帰りの気温で、羽織りを持つか着るかが決まる
先に答えを置きます。帰り道を歩く時刻の気温を見て、次の3つのどれに入るかで決めます。
| 帰り道の気温 | 出るときの服 | 足すもの |
|---|---|---|
| 15度以上 | 長袖1枚 | 薄手の羽織りを持つ |
| 12〜15度 | 長袖+羽織りを着る | なし |
| 12度未満 | 長袖+羽織りを着る | 首元を覆う布を持つ |
ポイントは、**表の左の列が「帰り道の気温」**だということです。家を出るときの気温でも、その日の最高気温でもありません。
最高気温19度の日の夜は、だいたい12度から15度のあいだに入ります。つまり、夜まで外にいる日のほとんどは、表の真ん中の行、羽織りを着て出る日です。出るときに暑いと感じても、着ていく1枚を決めておいて、暑ければ持って出る、という順番で考えてください。
帰りの気温は、時間ごとの予報で見る
帰り道の気温を知るには、天気予報の「時間ごとの予報」を見ます。多くの天気予報のアプリには、1時間ごとの気温が並んだ画面があります。1日の最高と最低だけが出ている画面ではなく、時刻ごとの数字が並んでいる画面を開いてください。
そこで、自分が店を出る時刻と、家に着く時刻の気温を確かめます。たとえば次のような予定の日です。
- 18時に職場を出て、店まで15分歩く
- 18時30分から21時まで店で食事
- 21時に店を出て、駅まで10分歩く
- 21時30分から電車で30分
- 22時10分に最寄り駅に着き、家まで12分歩く
この日に見るべき気温は、21時と22時の2つです。時間ごとの予報で21時が14度、22時が13度なら、帰り道は表の真ん中の行に入ります。
時間ごとの予報が見られないときは、最低気温を目安にしてください。最低気温はたいてい明け方に出ますが、夜の22時ごろには、最低気温より2〜3度高いくらいまで下がっていることが多いです。最低気温が11度の日なら、22時は13〜14度と見積もれます。
境目1|日没から何時間後に外にいるか
帰り道の気温を左右するのは、日没からどれだけ時間がたっているかです。日が落ちると、地面や建物にたまっていた熱が空に逃げて、気温が下がり始めます。下がり方は、日没直後の1〜2時間がいちばん急です。
日没の時刻は、天気予報のアプリの画面の下のほうに出ていることが多いです。秋は日に日に日没が早まるので、同じ19度の日でも、季節が進むほど夜の寒さが早く来ます。
帰り道が日没の何時間後かで、次のように見積もってください。
- 日没から1時間以内:昼の最高気温から2〜3度低い
- 日没から2〜3時間:昼の最高気温から4〜6度低い
- 日没から4時間以上:最低気温に近づいていく
最高19度の日に、日没が17時半なら、20時の帰り道は14〜15度、22時の帰り道は13度前後です。
晴れた日は、雲がないぶん熱が逃げやすく、夜の冷え込みが強くなります。昼によく晴れて暖かかった日ほど、夜は寒いと考えてください。逆に曇りの日は、雲がふたの役目をして、夜の下がり方がゆるやかです。
境目2|帰り道で止まる時間がどれだけあるか
同じ気温でも、歩いているあいだと止まっているあいだでは、寒さがまったく違います。歩いていると体が温まるので、13度でも長袖に羽織り1枚で寒さを感じにくいです。ところが、止まって何かを待っていると、数分で体が冷えてきます。
帰り道で止まる時間を数えてください。
- 駅のホームで電車を待つ時間
- バス停でバスを待つ時間
- 店の前で、ほかの人がそろうのを待つ時間
- 信号待ちの多い道を歩く時間
- タクシーを探して立っている時間
これらを合わせて10分を超えるなら、帰りの気温を1段寒い側の行に入れて考えてください。表で15度以上の行に入る日でも、止まる時間が長いなら12〜15度の行として扱い、羽織りを着て出ます。
止まる時間のなかでも、とくに冷えるのは駅のホームです。ホームは風が通り抜けるうえ、屋根があって日中の熱もたまっていません。終電に近い時刻ほど電車の間隔が空くので、待つ時間も長くなります。
境目3|店の中で何時間過ごすか
夜のお出かけでは、外を歩く時間より、店の中にいる時間のほうがずっと長いことが多いです。食事なら2〜3時間、映画なら2時間、買い物ならもっと長いこともあります。
店の中の温度は、外よりずっと高いです。秋口でも暖房が入っている店や、厨房の熱で暖かい店があります。人が多く集まる店ほど、体温で室内が暖まります。
店の中にいる時間が長い日は、中に着る1枚を薄めにするのが基本です。外の寒さに合わせて厚手のニットを着ていくと、店の中で汗をかきます。汗をかいたまま外に出ると、湿った服が冷えて、帰り道がいっそう寒くなります。
店の中にいる時間で、中に着るものを決めてください。
- 1時間以内:中は普段の長袖で構わない
- 1〜2時間:中は薄めの長袖にする。厚手のニットは避ける
- 2時間以上:中は薄手の長袖にして、羽織りで外の寒さを受け持つ
外の寒さは羽織りで、店の中の暖かさは中の1枚で受け持つ、と役割を分けると、どちらの場面でも過ごしやすくなります。
羽織りは、脱いだ後の置き場所から選ぶ
夜のお出かけで着ていく羽織りは、外での暖かさだけでなく、店の中で脱いだあとにどこに置くかまで考えて選んでください。
店の中で羽織りを置く場所は、だいたい次のどれかです。
- 自分の椅子の背に掛ける
- 膝の上にたたんで置く
- 店の入口や席の近くの掛ける場所に預ける
- 椅子の下のかごに入れる
椅子の背に掛けるなら、滑り落ちにくい生地がよいです。つるつるした生地の羽織りは、椅子の背から落ちて床につきやすいです。表面に少し凹凸のある綿やウールの羽織りは、椅子の背に掛けても落ちにくいです。
膝の上にたたんで置くなら、たたんだときの厚みが薄いものがよいです。厚いものを膝に置くと、食事のときに邪魔になります。
かごに入れるなら、しわになりにくい生地がよいです。かごの中で押されてしわになると、帰りに羽織ったときに見た目が崩れます。ニットや、張りの少ないやわらかい生地は、しわが目立ちにくいです。
置き場所が分からない店に行く日は、椅子の背に掛けられて、膝にも置ける、薄手でしわになりにくい羽織りを選ぶと、どの店でも困りません。
夜の羽織りは、裏地なし・前が開くもの
最高19度の日の夜に着る羽織りは、厚手のコートではまだ重すぎます。帰り道の13度前後に合うのは、裏地のない薄手の上着です。
具体的には、次のようなものが向いています。
- 裏地のない薄手のジャケット
- 厚みのあるカーディガン
- 張りのある綿の上着
- 薄手のトレンチのような、軽い布の上着
前が開くものを選んでください。行きは前を開けて着て、帰りは前を閉じて着る、という調整ができます。前を開けるだけで風が通るので、夕方の暖かい時間でも汗をかきにくいです。
頭からかぶる厚手のニットを羽織りの代わりにすると、店の中で脱ぐときに髪が乱れます。夜のお出かけで、店の中で脱ぎ着する予定があるなら、前が開くものにしてください。
羽織りの丈も見てください。腰より短い丈の羽織りは、座ったときにお尻のあたりで背中が出やすく、椅子の背に寄りかかったときに冷えます。お尻が隠れるくらいの丈があると、座っているあいだも、帰り道でも、腰回りが冷えにくいです。
首元を足す日|12度を切るなら布を1枚持つ
帰り道の気温が12度を切る日は、羽織りに加えて、首元を覆うものを持ってください。
首元は、体のなかでも寒さを感じやすい場所です。羽織りを着ていても、首元が開いていると、そこから冷たい空気が入って、体全体が冷えたように感じます。首に薄い布を1枚巻くだけで、体感はかなり変わります。
最高19度の日の夜に巻くのは、厚手のマフラーではなく、薄手の大判の布で十分です。薄手なら、たたんでバッグに入れておけます。帰り道で寒くなったら取り出して巻き、店の中ではバッグにしまっておけます。
首元の詰まった長袖を中に着る方法もあります。首の開いた長袖に羽織りを着るより、首の詰まった長袖に羽織りを着るほうが、首元から入る冷気を防げます。帰りの気温が12度前後で、首元の布を持つほどか迷う日は、中の長袖を首の詰まったものにするだけで足りることもあります。
どちらとも取れる日|帰りの時刻が読めないとき
夜のお出かけで一番困るのは、帰りの時刻が読めない日です。食事が延びるかもしれない、二軒目に行くかもしれない、終電まで残るかもしれない。帰りの時刻が分からないと、帰りの気温も分かりません。ここを厚めに書きます。
読めない日は、遅いほうの時刻で決める
帰りの時刻が21時か23時か分からないなら、23時の気温で服を決めてください。早く帰れたら、羽織りを持て余すだけです。遅くなったのに薄着だったら、どうにもなりません。
これは、着るか持つかで迷う日にも同じです。持つか着るかで迷ったら、着て出て、暑ければ脱いで持つ。着ないか持つかで迷ったら、持って出る。寒い側に寄せておけば、外れたときの困り方が小さくなります。
読めない日は、薄手を2枚に割る
もうひとつの方法は、羽織りを1枚の厚いものにせず、薄手の2枚に分けることです。
たとえば、薄手のカーディガンを着て、首元の薄い布をバッグに入れておきます。21時に帰るなら、カーディガンだけで足ります。23時になったら、首元の布を足します。1枚の厚い羽織りだと、着るか脱ぐかの二択になりますが、2枚に分けておけば、帰りの時刻に合わせて足していけます。
2枚に割るときは、両方ともバッグに入るか、片方は着て片方はバッグに入るようにしてください。両方とも手に持つことになると、店を出入りするたびに荷物が増えます。
読めない日は、靴で足元を守っておく
夜の寒さは、足元からも来ます。帰りの時刻が読めない日は、足首まで覆う靴か、くるぶしが隠れる靴下にしておくと、遅くなったときの寒さがやわらぎます。
素足に浅い靴で出かけると、夕方には気にならなかった足首の冷えが、夜には体全体の寒さにつながります。上半身の羽織りを1枚減らしたいなら、足元を覆うほうが効くこともあります。
読めない日は、帰り道の最後を短くする
服でどうにもならないときは、帰り道のいちばん寒い部分を短くすることも考えてください。最寄り駅から家まで歩く道が長いなら、その日だけバスを使う、家族に迎えを頼む、といった方法です。
服の工夫だけで、深夜の寒さに完全に対応しようとすると、どうしても行き道や店の中で暑くなります。帰り道の最後の10分を短くできるなら、服は1段軽くできます。
読めない日は、同行者の服に合わせない
一緒に出かける人が薄着だと、自分だけ羽織りを着ていくのが大げさに思えて、つい合わせたくなります。けれど、寒さの感じ方は人によって違いますし、帰り道も同じとは限りません。相手は駅から家まで3分でも、自分は15分歩くかもしれません。
同行者の服装は、店の雰囲気をつかむ手がかりにはなりますが、寒さの備えを決める手がかりにはしないでください。自分の帰り道の気温と、止まって待つ時間で決めます。羽織りが大げさに見えるのが気になるなら、行きは手に持って、帰りだけ羽織れば済みます。
読めない日は、羽織りを店に置き忘れない工夫をする
暖かい店で長く過ごしたあとは、羽織りを椅子の背に掛けたまま店を出てしまうことがあります。二軒目に移るときや、会計で慌ただしいときほど起こりやすいです。夜の帰り道で羽織りがないことに気づいても、店に戻るのは大変です。
置き忘れを防ぐには、羽織りをバッグと一緒に置くことです。バッグを膝に置くならその下に羽織りを敷き、椅子の背に掛けるなら同じ椅子にバッグも掛けます。バッグを持てば羽織りにも手が触れるので、忘れにくくなります。
仕事帰りに出かける日|昼の服に何を足すか
仕事帰りに食事や飲み会がある日は、朝の時点で夜の服まで決めておく必要があります。朝に家を出て、夜まで帰らないからです。
朝の気温は、最高19度の日なら12〜14度くらいです。夜の帰り道とあまり変わりません。つまり、朝に寒くないように着て出た服は、夜の帰り道にもだいたい合います。問題になるのは、昼の暖かい時間と、職場の中です。
仕事帰りに出かける日は、次のように組んでください。
- 朝と夜:羽織りを着る
- 昼と職場の中:羽織りを脱いで、中の長袖1枚で過ごす
このとき、中の長袖は、職場で1日過ごしても見た目が崩れないものを選びます。羽織りを脱いだ姿で人に会うことになるからです。羽織りは、職場で椅子の背に掛けておけるか、ロッカーにしまえるものにしてください。
夜の食事の店で、羽織りを脱いだ姿をきれいに見せたいなら、中の長袖の首元に少し動きのあるものを選ぶと、羽織りを脱いでも寂しく見えません。昼から夜まで同じ服で過ごす日は、首元を首飾りや布で少し変えるだけで、夜の装いに切り替えられます。
夕方から出る日|家で着替えられる日の組み方
一度家に帰ってから、夕方に出かける日もあります。週末の夕食や、平日でも在宅の日の夜のお出かけです。
家で着替えられる日は、帰り道の気温だけに合わせて服を選べます。昼の暖かさを気にしなくていいので、夜のための服をそのまま着て出てください。
夕方から出る日でも、出発時はまだ暖かいことがあります。出発が17時で、日没が17時半なら、出るときは17度くらいあります。この時刻に羽織りを着て歩くと、少し暑いと感じるかもしれません。それでも、店に着くころには日が落ちて、帰り道は13度前後です。
出発時に暑いと感じたら、羽織りの前を全部開けて、袖を少しまくって歩いてください。店に着いたら脱いで、帰りに前を閉じて着ます。前を開ける・閉じるで調整できる羽織りを選ぶのは、このためです。
子どもの送り迎えや買い物|短い外出を繰り返す夜
夜の外出は、食事や飲み会だけではありません。子どもの習い事の送り迎えや、夕方の買い物のように、短い外出を何度か繰り返す夜もあります。
短い外出を繰り返す日は、羽織りを着たり脱いだりするのが面倒になります。家と外を行き来するたびに脱ぎ着するより、家の中でも外でも着ていられる、薄手の羽織りを1枚着たままにしておくほうが楽です。
このときの羽織りは、家の中で着ていても暑すぎない厚みのものにしてください。厚手の上着は家の中で暑くなります。薄手のカーディガンや、軽いシャツの上着なら、家の中でも着ていられます。
習い事の送り迎えで、教室の外で待つ時間がある日は、境目2の「止まる時間」が長い日です。待つ時間が10分を超えるなら、首元を覆う布も持ってください。待っているあいだに体が冷えると、家に帰ってからもなかなか温まりません。
雨の夜と風の夜|同じ19度でも、もう1段寒い側に寄せる
ここまでの表は、晴れか曇りで、風の弱い夜を前提にしています。雨が降る夜や、風の強い夜は、同じ気温でも体が感じる寒さが変わるので、表の行を1段寒い側にずらしてください。
雨の夜は、濡れる場所を先に決める
雨の夜にいちばん冷えるのは、服が濡れた場所です。乾いている服なら13度でも羽織り1枚で過ごせますが、濡れた服は肌に張りついて、体の熱をどんどん奪っていきます。
雨の夜に濡れやすいのは、傘からはみ出る肩と腕、歩くたびに跳ね返りを受ける裾、水たまりを踏んだときの足元の3か所です。とくに、バッグを肩に掛けている側の肩は、傘の外に出やすく、気づくと袖まで濡れていることがあります。
雨の夜は、羽織りを表面に張りのある生地にしてください。ニットのカーディガンは雨を吸って重くなり、乾くのにも時間がかかります。張りのある綿や、水をはじきやすい生地の上着なら、少しの雨なら表面で止まってくれます。
裾は、足首より上で止まる丈にすると、跳ね返りを受けにくくなります。床に近い長い裾のスカートやパンツは、雨の夜には裾から濡れてきて、そこから足元が冷えます。
雨の夜は、店の中で乾かす時間を取る
店に着いたときに服が少し濡れていたら、羽織りは脱いで、椅子の背に広げて掛けてください。たたんで膝に置くと、濡れた面どうしが重なって乾きません。広げて掛けておけば、食事をしているあいだに表面が乾き、帰り道に羽織ったときの冷たさがやわらぎます。
店の中の暖かさは、ここでは味方になります。2時間あれば、薄手の生地ならほとんど乾きます。乾きにくい厚手の生地を雨の夜に着ていかないのは、このためです。
風の夜は、生地の目の詰まり方を見る
風の強い夜は、羽織りの生地の目がどれだけ詰まっているかで、寒さが大きく変わります。ざっくりと編んだニットは、編み目のあいだを風が通り抜けるので、厚みがあっても思ったほど温かくありません。目の詰まった布の上着は、薄くても風を止めてくれます。
風の夜に、ニットと布のどちらを着るか迷ったら、布を選んでください。どうしてもニットを着たい日は、その上に薄い布の上着を重ねるか、中に首の詰まった長袖を着て、風が肌に直接当たらないようにします。
風は、ビルのあいだや駅の出入口、橋の上で急に強くなります。帰り道にそういう場所を通るなら、天気予報で風が弱くても、風の夜として考えておくと安心です。
夜の装いに見せる|色と光る小物で切り替える
夜のお出かけでは、寒さへの備えだけでなく、店の中で羽織りを脱いだときの見た目も気になります。昼と同じ服で出かけると、夜の店の明かりの下では少し地味に見えることがあります。ここでは、寒さの備えを崩さずに、見た目を夜に寄せる方法を書きます。
店の明かりは、昼の光より暗くて黄色い
夜の店の明かりは、昼の外の光より暗く、黄色っぽいことが多いです。この明かりの下では、くすんだ色や淡すぎる色は、沈んで見えやすくなります。反対に、少し深みのある色や、光を受ける素材は、明かりを拾って映えます。
羽織りを脱いだときに見える中の1枚は、昼に着るものより、色を少し深くするか、表面に少し艶のある素材にすると、夜の店でも沈みません。深い赤や、濃い緑、深い青のような色は、暗い明かりの下でも色がはっきり見えます。
光る小物は、首元か手元に1つ
夜らしさを出したいときは、光る小物を1つだけ足してください。首元の小さな首飾りや、耳元の小さな飾り、手首の細い腕輪などです。店の明かりは上から当たることが多いので、首元と耳元の光る小物は、明かりを拾ってよく映えます。
光る小物を2つ以上足すと、昼の服との落差が大きくなりすぎて、着替えてきたように見えます。仕事帰りに寄る日は、とくに1つだけにしておくと、職場から店まで同じ姿で自然に過ごせます。
羽織りは、脱いだときに中の1枚とつながる色にする
羽織りを脱いで椅子の背に掛けたとき、その羽織りも同じ視界に入ります。羽織りと中の1枚の色が離れすぎていると、脱いだあとの姿と、椅子に掛けた羽織りがばらばらに見えます。
羽織りは、中の1枚と同じ色の仲間か、どちらかを白や黒、灰色のような色味の少ない色にしておくと、脱いでも着ても、全体がつながって見えます。
足元は、寒さの備えと見た目を同時に取れる
夜の装いに寄せるとき、意外に効くのが足元です。足首まで覆う靴や、くるぶしが隠れる靴下は、帰り道の冷えを防ぐだけでなく、足元に重さが出るので、昼の軽い靴より落ち着いた印象になります。
秋の夜なら、つま先の閉じた革の靴や、足首の少し上まである短いブーツがちょうどよいです。素足に浅い靴の軽さは、昼の明るい光の下では季節感になりますが、夜の店の明かりの下では少し寒々しく見えることがあります。
靴を替えるだけで、羽織りを1枚軽くできる日もあります。足元が温かいと、体全体が感じる寒さがやわらぐからです。帰り道が12〜15度の行に入るか迷う日は、先に靴を足首まで覆うものにしてから、羽織りの厚みを決めてください。
季節が進んだら、同じ表を使い続ける
秋が深まると、最高気温19度の日は少しずつ減り、夜の帰り道も10度を下回る日が増えていきます。そのときも、この記事の考え方はそのまま使えます。帰り道の気温を時間ごとの予報で見て、止まって待つ時間を数え、店の中にいる時間で中の1枚を決める、という順番は変わりません。
変わるのは、羽織りの厚みと、首元に足すものの厚みだけです。帰りの気温が10度を下回るようになったら、裏地のない薄手の上着から、裏地のある上着に移る時期です。
反対に、季節が戻って暖かい夜が続くこともあります。帰りの気温が15度を超える夜が何日か続いたら、羽織りは着ずに持つだけにして、首元の布もバッグから出しておいて構いません。毎晩同じ服で出るのではなく、その夜の帰り道の数字を見て決めることを続けていると、自分がどの気温で寒いと感じるかが少しずつ分かってきます。分かってきたら、表の境目の数字を自分用に1度ずらしてください。寒がりなら境目を1度上げ、暑がりなら1度下げると、自分の体感により近い表になります。
よくある失敗と、その場での直し方
19度の日の夜に起きやすい失敗を、その場での直し方と一緒に挙げておきます。
店を出たら寒くて、駅まで震えながら歩く
出るときに暖かかったので羽織りを持たずに出て、店を出たら寒かった、という失敗です。
その場での直し方は、首元を覆うことです。手持ちのハンカチや薄い布を首に巻くだけでも違います。何もなければ、シャツの一番上のボタンを留めて、襟を立ててください。駅までの道では、建物のそばを歩くと風が弱くなります。
次からは、出発時の気温ではなく、時間ごとの予報で帰りの気温を見てから服を決めてください。
店の中で暑くて、汗をかいた
外の寒さに合わせて厚手のニットを着ていったら、店の中で暑くて汗をかいた、という失敗です。
その場での直し方は、ニットの袖をまくるか、首元を少し開けることです。脱げるなら脱いでください。店を出る前に、汗が引くまで少し待ってから外に出ると、帰り道の冷えがやわらぎます。
次からは、中に着る1枚を薄めにして、外の寒さは羽織りで受け持つようにしてください。
羽織りが椅子から落ちて、床で汚れた
椅子の背に掛けた羽織りが滑り落ちて、床で汚れた、という失敗です。
その場での直し方は、汚れを軽くはたいて、膝の上にたたんで置き直すことです。次からは、表面に少し凹凸のある、滑り落ちにくい生地の羽織りを選んでください。または、店の人に掛ける場所がないか聞いてください。
帰りが遅くなって、足元から冷えた
予定より帰りが遅くなって、素足の足首から冷えた、という失敗です。
その場での直し方は、駅のホームでは風の当たらない場所に立つことです。家に着いたら、すぐに足首を温めてください。次からは、帰りの時刻が読めない日は、足首まで覆う靴か、くるぶしが隠れる靴下にしてください。
出かける前に確かめる順番
最後に、最高19度の日に夜まで外にいるときの確認の順番をまとめます。
- 時間ごとの予報で、帰り道を歩く時刻の気温を見る
- 帰りの時刻が読めないなら、遅いほうの時刻の気温を見る
- 帰り道で止まって待つ時間が10分を超えるなら、1段寒い側で考える
- 帰りの気温が15度以上なら持つ、12〜15度なら着る、12度未満なら首元も足す
- 店の中にいる時間が長いなら、中の1枚を薄めにする
- 羽織りは、前が開いて、脱いだあとの置き場所に困らないものを選ぶ
慣れてくると、この確認は時間ごとの予報を一度見るだけで済むようになります。出発時の暖かさに引きずられずに、帰り道を歩いている自分を先に思い浮かべてください。
もう少し寒い夜の考え方は最高気温18度の服装、19度の日に着ていく羽織りの選び方は最高気温19度のアウターにまとめています。
19度の日の夜は、昼とは別の気温の日です。昼の服で出て夜に困らないように、帰り道から逆にたどって組んでみてください。
よくある問い
- Q. 夕方の時点で暖かいのに、羽織りは要りますか
- 帰りの時刻が日没より後なら要ります。最高19度の日は、日が落ちてから2〜3時間で4〜6度下がることが多いので、出発時の暖かさは帰り道には残っていません。出るときに暑いなら、着ずに持って出てください。
- Q. 食事の店が暖かい場合、中は薄着でいいですか
- 店の中に2時間以上いるなら、中は薄めの長袖1枚にしておくと汗をかかずに済みます。ただし窓際やテラス席、入口近くの席は外の空気が入るので、羽織りを椅子の背に掛けておき、冷えたらすぐ着られるようにしてください。
- Q. 夜のお出かけで、厚手のコートを着るのは早いですか
- 最高19度の日なら、帰りが夜遅くでも厚手のコートはまだ早いです。帰り道の15分のために厚手を着ると、店の中では置き場所に困り、行き道では汗をかきます。裏地のない薄手の上着に、首元の布を足すほうが過ごしやすいです。
- Q. 帰りが終電近くになる日はどうしますか
- 深夜の気温は最低気温に近づきます。最低気温が12度を切る予報なら、羽織りに加えて首元を覆うものを持ってください。駅のホームで電車を待つ時間がいちばん冷えるので、その数分のために薄い布を1枚バッグに入れておくと安心です。
— メグラシ編集部





