24度の服装|秋は半袖か長袖かを、日なたの時間と朝の気温で分ける

**天気予報の最高気温が24度の日、あなたが家を出る時刻の気温は何度ですか。**それが18度より上なら半袖から、下なら長袖か羽織りから考えてください。
秋の24度は、昼の数字だけを見ると半袖の気温です。でも、秋は朝と夕方の気温が昼より大きく下がります。最高気温24度の日でも、朝の7時台は16〜17度、帰りの18時台は19〜20度ということがよくあります。昼の数字で服を決めると、行きと帰りに肌寒く、昼は暑い、という1日になります。
だから、決める材料は昼の24度ではなく、あなたが外にいる時刻の気温と、日なたにいる時間です。この2つが分かれば、半袖に羽織りを持つか、薄手の長袖1枚で出るかが決まります。
この記事では、家を出る時刻の気温と、日なたにいる時間の数え方から、24度の秋の服装を決めます。迷いやすい「朝が17度で日なたが40分」のような日の扱いは、後半で厚めに書いています。
結論:秋の24度は、朝の気温と日なたの時間で決める
先に答えを書きます。家を出る時刻の気温と、その日に日なたにいる時間の合計で、次の4つのどれかに入ります。
| 家を出る時刻の気温 | 日なたにいる時間の合計 | 着るもの |
|---|---|---|
| 18度以上 | 30分を超える | 半袖1枚。帰りが日の入り後なら薄い羽織りを持つ |
| 18度以上 | 30分以内 | 薄手の長袖1枚 |
| 18度未満 | 30分を超える | 半袖に薄い羽織り。昼は脱いで持つ |
| 18度未満 | 30分以内 | 薄手の長袖1枚に、丸められる羽織りを持つ |
**この表で一番大事なのは、18度と30分という2つの境目です。**18度は、半袖1枚で外に出たときに、腕が冷えて感じ始める気温の目安です。30分は、日なたにいて体が温まり、長袖だと汗ばみ始めるまでの時間の目安です。
2つとも、天気予報の最高気温からは分かりません。家を出る時刻の気温は、時間ごとの予報で確かめてください。日なたにいる時間は、その日の予定から自分で数えます。数え方は、このあと順に書いていきます。
春の24度と秋の24度は、同じ服で出られない
24度と聞くと、春の終わりの、半袖で気持ちよく過ごせた日を思い出す人も多いと思います。でも、秋の24度は、同じ数字でも服の決め方が変わります。
1つ目の違いは、1日の気温の動き方です。春は、朝から昼にかけて気温がゆっくり上がり、夕方もゆっくり下がります。秋は、朝が冷えこみやすく、日が傾くと気温が下がり始める時刻も早くなります。最高気温が同じでも、秋のほうが朝と夕方の低さが目立ちます。
2つ目の違いは、体の慣れです。秋は、夏の暑さに体が慣れたあとで気温が下がってきます。そのため、同じ24度でも、春より肌寒く感じやすくなります。春なら半袖1枚で出かけられた朝が、秋だと腕が冷えて感じる、ということがよく起きます。
3つ目の違いは、日の入りの時刻です。秋は日の入りが早く、仕事や用事を終えて帰る時刻には、もう日が沈んでいることが増えてきます。日が沈んだあとの気温の下がり方は、日の出ている時間よりずっと早くなります。
4つ目の違いは、空気の乾き方です。秋は春より空気が乾いて、日なたと日陰の差がはっきりします。日なたに出ると思ったより暖かく、日陰に入ると急にひやりとする。この差が大きいので、同じ1日の中でも、半袖がちょうどいい時間と、長袖が欲しい時間がはっきり分かれます。
この4つの違いがあるので、秋の24度は、春より一段早めに羽織りを考えておくほうが、1日を楽に過ごせます。
境目1|家を出る時刻の気温が、18度より上か下か
1つ目の境目は、家を出る時刻の気温です。天気予報の時間ごとの気温を見て、あなたが家を出る時刻の数字を確かめてください。
その数字が18度以上なら、半袖1枚で外に出ても、腕が冷えて感じることはほとんどありません。18度未満なら、半袖1枚だと、家を出てしばらくのあいだ肌寒く感じます。
なぜ18度なのかというと、このあたりが、半袖で出た腕に風が当たったとき、冷たさを感じ始める境目だからです。19度や20度なら、少し風があっても半袖で歩けます。17度や16度になると、日陰を歩くあいだ腕が冷えて、思わず腕を組みたくなります。
時間ごとの予報が見られないときは、最低気温で代わりに判断します。最高気温24度の秋の日で、最低気温が15度以下なら、朝7時台はまだ18度未満のことが多いです。最低気温が17度以上なら、朝から18度を超えていることが多くなります。
最低気温が16度くらいの日は、家を出る時刻で分かれます。朝7時より前に出る人は18度未満、9時以降に出る人は18度以上と考えてください。同じ日でも、出る時刻が2時間違うだけで、選ぶ服が変わります。
風の強さも、18度の境目を動かします。風が強いと予報に出ている日は、家を出る時刻の気温から2度引いて考えてください。20度でも、風が強ければ18度の日と同じくらい腕が冷えて感じます。反対に、風がほとんど無く、朝から日が差している日は、17度でも18度以上の日と同じように半袖で歩けることがあります。
18度より少し低い日の考え方については18度の服装を外にいる分数で決めるもあわせて読んでみてください。
境目2|日なたにいる時間を、合計で数える
2つ目の境目は、その日に日なたにいる時間の合計です。今日の予定を思い浮かべて、外を歩く時間、外で待つ時間、外で過ごす時間のうち、日が当たっている時間を足していきます。
たとえば、駅まで日の当たる道を10分、昼休みに外へ食べに出て往復15分、帰りに駅から家まで日陰の道を10分、という日なら、日なたにいる時間は25分です。最後の10分は日陰なので数えません。
合計が30分を超える日は、昼に長袖だと汗ばむ日です。秋の日差しは、夏ほど強くなくても、晴れた昼に30分以上当たり続けると、体がしっかり温まります。この日は、半袖を中心に考えてください。
合計が30分以内の日は、ほとんど室内か日陰で過ごす日です。この日は、薄手の長袖1枚のほうが、室内でも日陰でもちょうどよく過ごせます。半袖で出ると、冷房の残る室内や、日陰の時間に腕が冷えます。
曇りの日は、日なたの時間を数えなくて構いません。24度でも曇っていると、日差しで体が温まることが少ないので、日なたが30分以内の日と同じ扱いにしてください。
数えるときは、いちばん長く日なたにいる時間を先に書き出すと、合計が出しやすくなります。たとえば、昼に公園で30分過ごす予定がある日なら、それだけでもう30分です。ほかの時間を細かく足さなくても、30分を超える日だと分かります。反対に、まとまった外の時間が1つも無い日は、細かい時間を足しても30分に届かないことがほとんどです。
数えるときに見落としやすいのが、待つ時間です。バス停で待つ、信号を待つ、店の前で並ぶ、子どもの習い事が終わるのを外で待つ。こうした時間は、歩いているより体が温まりにくい代わりに、同じ場所で日差しを受け続けます。日の当たる場所で10分以上待つ予定があるなら、日なたの時間に入れてください。
境目3|帰る時刻が、日の入りの前か後か
3つ目の境目は、帰る時刻です。朝の気温と日なたの時間で半袖1枚と決まった日でも、帰りが日の入りより後になるなら、薄い羽織りを1枚持って出てください。
秋の日の入りは、夏よりずっと早くなっています。日が沈むと、気温は1時間で2〜3度ずつ下がっていきます。昼に24度あった日でも、日の入りから1時間後には20度を下回ることがあり、半袖1枚では腕が冷えて感じます。
帰りが日の入りの前なら、羽織りは置いていって構いません。日が残っているうちは、昼の暖かさがまだ空気に残っています。
日の入りの時刻は、秋のあいだにも少しずつ早くなっていきます。秋の初めには帰り道にまだ明るかった時刻が、数週間後には暗くなっている、ということがよくあります。先週は羽織りが無くても平気だった帰り道が、今週は寒く感じたなら、日の入りの時刻が帰る時刻を追い越したということです。天気予報のページで日の入りの時刻を1度確かめておくと、羽織りを持つかどうかを毎日迷わずに済みます。
日の入りの前後どちらになるか分からない日は、持っていくほうに寄せてください。羽織りを持っていて使わなかった不便より、持っていなくて帰り道が寒かった不便のほうが大きいからです。
夕方から出かける日の考え方は19度の服装を帰り道の気温から逆算するでも扱っています。
半袖で出る日|羽織りは、丸めて腰に巻けるかで選ぶ
ここからは、決まった服装ごとに、選び方を書いていきます。まず、半袖で出る日です。
半袖で出る日に持つ羽織りは、昼に脱いだときにどこに持つかで選びます。手に持つか、バッグに入れるか、腰に巻くか、のどれかです。
いちばん楽なのは、バッグに入る大きさまで丸められる羽織りです。薄手の綿のカーディガンや、裏地のない薄いシャツがこれにあたります。丸めて、こぶし2つ分くらいの大きさに収まれば、小さめのバッグにも入ります。
バッグが小さくて入らない日は、腰に巻けるかを確かめてください。袖を腰の前で結んで、背中側に身ごろを垂らす持ち方です。厚みのあるニットだと腰まわりがふくらんで見えますが、薄手の綿や麻なら、すっきり収まります。
半袖の中身は、綿のカットソーや薄手のブラウスが合わせやすい組み合わせです。秋の24度では、夏に着ていた薄すぎる生地より、少しだけ目の詰まった綿のほうが、朝晩に羽織りを足したときにも季節に合って見えます。
シャツを羽織りにするときは、前を開けたまま袖をまくれるかも見ておいてください。昼に少し暑くなっても、前を開けて袖をひじまで上げれば、脱がずに済むことがあります。脱いで持ち歩く手間が減るので、両手を使う予定のある日には、カーディガンよりシャツのほうが楽です。
色は、羽織りと中の半袖で明るさを分けておくと、羽織ったときと脱いだときの両方がまとまって見えます。中が白なら羽織りは茶や紺のような深い色、中が深い色なら羽織りはベージュのような明るい色、というように、どちらかを明るく、どちらかを深くしてください。
薄手の長袖1枚で出る日|袖をひじの上までまくれるかで選ぶ
次に、薄手の長袖1枚で出る日です。日なたにいる時間が30分以内の日は、こちらが基本になります。
この日の長袖は、袖をまくれる形を選んでください。日なたの時間が30分以内と決めても、思ったより日が当たる時間が長くなることはあります。そのとき、袖をひじの上までまくれれば、長袖のままでも暑さを逃がせます。
袖をまくれるかどうかは、袖口の形で分かります。ボタンの付いたシャツの袖や、ゆとりのあるカットソーの袖は、ひじの上まで上げても落ちてきません。袖口がゴムで絞られたものや、手首にぴったり沿ったリブの袖は、まくっても途中で止まって、腕に跡が残りやすくなります。
素材は、綿か麻、またはそれに近い薄手のものが合います。秋らしく見せたいからといって、厚手のニットや起毛した生地を選ぶと、24度では日陰でも暑く感じます。ニットを着るなら、指でつまんで向こうが透けるくらいの薄さのものにしてください。ニットの厚さを替える気温の目安はニットはいつから着るかでまとめています。
薄手の長袖1枚の日でも、家を出る時刻が18度未満なら、丸められる羽織りを1枚持ちます。表のいちばん下の行にあたる日です。朝の30分だけ羽織って、着いたら脱いでバッグにしまう、という使い方になります。
素材|秋の24度に、綿・麻・薄いニットのどれを着るか
半袖でも長袖でも、24度の秋に着る服の素材は、主に綿、麻、薄いニットの3つから選ぶことになります。それぞれ、向いている日が違います。
綿は、いちばん使いやすい素材です。汗を吸って、乾くのも早すぎず遅すぎず、朝晩の冷えにも昼の暑さにも、ほどほどに対応できます。迷ったら綿を選んでおけば、大きく外れることはありません。
麻は、日なたの時間が長い日に向いています。風を通しやすく、汗をかいても肌に張り付きにくいので、昼の外で長く過ごす日でも楽です。ただし、麻は朝晩の冷えには弱く、風が当たると冷たく感じます。麻を着る日は、羽織りを必ず持ってください。
薄いニットは、日なたの時間が短く、ほとんど室内で過ごす日に向いています。肌ざわりがやわらかく、秋らしい見た目にもなります。ただし、日なたに長くいると、ほかの素材より暑く感じます。日なたの時間が30分を超える日には、薄いニットを中心にしないほうが楽です。
綿と麻が混ざった生地は、両方のいいところを持っています。麻だけより朝晩の冷えに強く、綿だけより昼の風通しがいい。秋の24度のように、1日の中で気温の差が大きい日には、いちばん扱いやすい素材の1つです。服の内側の表示を見て、綿と麻の両方が書かれていれば、この素材です。
素材を決めるときは、生地を指でつまんで、光にかざしてみてください。指の形が透けて見えるくらいの薄さなら、24度の秋にちょうどいい厚さです。まったく透けないものは、20度以下の日に回してください。
足元|素足か靴下か、甲の見える靴か隠れる靴か
足元も、24度の秋は迷いやすい場所です。昼は素足でも暑いくらいなのに、朝晩は足首が冷えて感じることがあります。
家を出る時刻が18度以上の日なら、素足に甲の見える靴でも、寒く感じることはほとんどありません。ローファーやバレエシューズのような、つま先とかかとが覆われた靴なら、素足でも季節に合って見えます。
家を出る時刻が18度未満の日は、薄い靴下を履いてください。足首が冷えると、体全体が寒く感じやすくなります。くるぶしが隠れるくらいの長さの、薄手の綿の靴下がちょうどいい厚さです。
素足か靴下か迷う日は、帰る時刻で決めます。帰りが日の入り後になる日は、朝が18度以上でも、薄い靴下を履いて出てください。夕方に気温が下がり始めると、足首から先に冷えてきます。靴下は途中で脱ぎ履きしにくいので、羽織りより一段早めに、冷える側に合わせておくほうが安心です。
靴下の色は、靴か、パンツの裾のどちらかに合わせると、足元がまとまって見えます。秋の24度では、まだ夏の白い靴下を履いている人も多いと思いますが、ベージュや薄いグレーに替えるだけで、足元が季節に合って見えます。
靴は、つま先の覆われた靴を選んでおくと、朝晩の冷えにも、昼の暑さにも対応できます。スニーカーやローファーがその代表です。秋が進むにつれて、甲まで隠れる靴の日を少しずつ増やしていくと、季節の移り変わりに自然に合わせられます。
どちらとも取れるとき|朝17度・日なた40分の日
ここからが、いちばん判断が分かれる部分です。表の4つの行のどれにも、ぴったりとは当てはまらない日の決め方です。
たとえば、家を出る時刻の気温が17度で、日なたにいる時間が40分ある日を考えます。表の上では、18度未満で30分を超えるので、半袖に薄い羽織りの行に入ります。でも、17度は18度にかなり近く、40分も30分にそれほど遠くありません。こういう日は、長袖1枚でもいいのではと迷います。
このときは、日なたの40分が、1日のどの時間帯にあるかで決めてください。
40分のうち、30分以上が昼の11時から14時のあいだにあるなら、半袖に羽織りにします。この時間帯の日差しは、秋でも体をしっかり温めます。長袖で30分以上歩くと、汗ばんで、そのあと室内に入ったとき冷えて感じます。
40分が、朝と夕方に分かれているなら、薄手の長袖1枚にします。朝と夕方の日差しは弱く、気温も低いので、40分あっても長袖で汗ばむことは少なくなります。袖をまくれる長袖を選んでおけば、昼に少し暑くなっても調整できます。
朝の気温が18度ちょうど、日なたの時間が30分ちょうど、というように、両方とも境目の上にある日もあります。この日は、前の日の帰り道に寒かったかどうかで決めてください。寒かったなら羽織りを持つ側、寒くなかったなら半袖1枚か長袖1枚の側です。境目ちょうどの日は、表のどちらを選んでも大きく外れることはないので、前の日の自分の感じ方をそのまま当てはめるのがいちばん確かです。
もう1つの見方は、その日に脱いだ羽織りを持ち歩けるかどうかです。半袖に羽織りを選ぶと、昼のあいだ羽織りを持ち歩くことになります。両手がふさがる予定の日や、小さなバッグしか持たない日は、持ち歩くのが負担になります。この場合は、袖をまくれる長袖1枚に寄せたほうが、1日を楽に過ごせます。
どちらとも取れるとき|室内の温度が読めない日
もう1つ迷いやすいのが、行き先の室内の温度が読めない日です。秋の24度の日は、冷房をまだ入れている建物もあれば、もう切っている建物もあります。
室内の温度は、外の気温と違って予報では分かりません。初めて行く場所や、日によって冷房の強さが変わる場所では、着いてみるまで寒いか暑いか分かりません。
この場合は、室内で過ごす時間の長さで決めてください。室内に2時間以上いる予定なら、寒い側に備えておきます。冷房が効いた部屋に2時間いると、半袖1枚では腕が冷えて、集中しにくくなります。薄い羽織りを1枚持っていれば、寒ければ着て、暑ければバッグにしまうだけで済みます。
室内の時間が1時間以内なら、外の判断を優先してください。1時間なら、冷房が強めでも我慢できる範囲のことが多く、羽織りを持つために外の服装を変えるほどではありません。
職場のように毎日通う場所なら、室内の温度は1週間もすれば分かってきます。冷房が強めの職場なら、羽織りを1枚、職場に置いておくのも1つの方法です。毎朝持っていくかどうか考えずに済み、朝の判断を外の気温だけで決められます。
スカートの日とパンツの日|脚の冷えをどう見るか
24度の秋は、上半身だけでなく、脚の冷えも考えておくと、朝晩を楽に過ごせます。スカートの日とパンツの日で、考え方が少し変わります。
パンツの日は、脚が生地で覆われているので、上半身の判断だけで十分なことがほとんどです。裾が足首の上で止まる丈なら、家を出る時刻が18度未満の日だけ、靴下で足首を覆ってください。
スカートの日は、丈で考えます。ひざが隠れる丈なら、素足でも朝晩に冷えて感じることは少なくなります。ひざが出る丈なら、家を出る時刻が18度未満の日は、肌の透ける薄いタイツを履いておくと、朝の冷えを和らげられます。昼に暑く感じたら、それ以上薄くはできないので、上半身の羽織りを脱いで調整してください。
脚の冷えは、上半身の冷えより後から気づきやすいのが特徴です。歩いているあいだは気にならなくても、電車で座ったり、室内の冷房の下でじっとしたりしているうちに冷えてきます。じっとしている時間が長い日ほど、脚の冷えを先に考えておいてください。
電車や車の中|冷房が残る秋の移動
室内と同じように、電車やバス、車の中も、秋の24度では温度が読みにくい場所です。
秋の初めの電車は、まだ冷房を入れていることが多く、外より5〜6度低く感じることもあります。乗っている時間が20分を超える日は、半袖1枚だと腕が冷えて感じます。
冷房の強さは、車両によっても違います。同じ電車でも、冷房を弱めにした車両が用意されていることがあり、そちらに乗るだけで寒さがかなり和らぎます。毎日同じ電車に乗る人は、どの車両が寒いかを1度覚えておくと、羽織りを出す回数を減らせます。座る場所も、冷房の吹き出し口の真下を避けて、ドアの近くか車両の端を選ぶと、腕に直接冷たい風が当たりにくくなります。
秋が深まると、反対に暖房が入り始めます。暖房の効いた車内で羽織りを着たままだと、今度は汗ばんで、降りたあとに体が冷えます。乗ったら羽織りの前を開ける、と決めておくと、冷房の日にも暖房の日にも対応できます。
移動の時間が長い日は、羽織りをバッグのいちばん上に入れておいてください。乗ってから寒いと感じたときに、すぐ取り出せる場所です。バッグの底に入れると、混んだ車内で取り出せず、結局寒いまま過ごすことになります。
車で移動する日は、自分で温度を調整できるので、羽織りがなくても困ることは少なくなります。ただし、車を降りてから目的地まで歩く時間が長い日は、その時間を日なたの時間に入れて数えてください。
24度が続く週と、1日だけ24度の日
同じ24度でも、それが何日も続く週の24度と、前後の日が20度前後なのに1日だけ24度になる日とでは、服の選び方が少し変わります。
24度が何日も続く週は、体がその気温に慣れていきます。週の初めは肌寒く感じた朝も、3日目くらいからは半袖で出ても気にならなくなります。この週は、表のとおりに決めて構いません。
前後が20度前後で、1日だけ24度になる日は、体がまだ涼しい側に慣れています。この日は、昼の暑さを感じやすい一方で、朝晩の冷えには慣れているので、半袖に寄せても寒く感じにくいです。羽織りを持つかどうかは、帰る時刻だけで決めてください。
反対に、前後が26〜27度で、急に24度に下がった日は、体がまだ暑い側に慣れています。この日は、数字以上に朝晩を寒く感じます。表で薄手の長袖1枚の行に入っても、羽織りを持って出るほうに寄せてください。
季節の進み方でも変わります。秋の初めの24度は、夏の名残の暑さに近く、半袖がいちばん楽です。秋が深まってからの24度は、晴れた昼だけの暖かさで、朝晩はもう冷えこみます。同じ24度でも、秋の後半になるほど、表の中で長袖や羽織りの行に寄せていくと、季節に合った服装になります。
前の日にどう感じたかを覚えておくのも、判断の助けになります。昨日の帰り道が寒かったなら、今日は一段暖かい側に、昨日の昼が暑かったなら、今日は一段涼しい側に寄せる。前の日の自分の感じ方は、どんな予報よりもあなたに合った目安になります。
外の時間が読めない日|送り迎えや外回りの日
最後に、日なたの時間を前もって数えられない日の決め方です。子どもの送り迎えで外で待つ時間が日によって違う日、仕事で外回りがある日、友人と出かけて行き先がまだ決まっていない日などです。
こういう日は、数えられないぶんを、重ねることで補います。半袖の上に、前の開く薄い羽織りを着て出かけてください。外の時間が長くなったら羽織りを脱ぎ、短く済んだら着たまま過ごす、という調整ができます。
外回りの仕事の日は、建物の出入りが多くなるのも特徴です。外の日なたから冷房の残る室内へ、また外へ、と短い時間で行き来すると、そのたびに暑さと寒さが入れ替わります。こういう日は、羽織りを着たり脱いだりするより、前を開けたまま着続けるほうが楽です。外では前を開けて風を通し、室内では前を合わせて腕を覆う、という調整だけで1日を過ごせます。
このときの羽織りは、前を開けたまま着ていてもまとまって見えるものを選びます。前が開いていると、半袖の中身が見えるので、中と羽織りの明るさが分かれていると、きちんとして見えます。
外で待つ時間が長くなりそうな日は、日陰を選んで待つのも1つの方法です。日陰に入るだけで、体感の暑さは大きく変わります。秋の日差しは、日なたと日陰の差が夏よりはっきりしているので、待つ場所を選ぶだけで、羽織りを脱ぐかどうかの判断も変わってきます。
気温がもっと下がって、上着を考え始める時期の判断については12度の服装でコートを出すか決めるも参考にしてください。
まとめ:昼の24度ではなく、外にいる時刻で決める
秋の24度の服装は、天気予報の最高気温ではなく、あなたが外にいる時刻の気温で決めます。家を出る時刻の気温が18度以上か未満か、日なたにいる時間が合計30分を超えるかどうか。この2つで、半袖に羽織りか、薄手の長袖1枚かが決まります。
帰りが日の入りより後になる日は、朝の判断に関係なく、薄い羽織りを1枚持って出てください。秋は日が沈むと気温が早く下がります。
迷う日は、日なたの時間が昼に集まっているか、朝晩に分かれているかで決めます。室内の温度が読めない日は、室内にいる時間が2時間を超えるかどうかで、羽織りを持つかを決めてください。昼の数字に振り回されず、自分が外にいる時刻を見ることが、秋の24度を1日楽に過ごすいちばんの近道です。
よくある問い
- Q. 24度は半袖で大丈夫ですか
- 昼の日なたでは半袖がいちばん楽な気温です。ただし秋の24度は、朝と夕方が18度前後まで下がることが多く、半袖1枚だと行き帰りに肌寒く感じます。家を出る時刻の気温が18度以上で、帰りが日の入りより前なら半袖1枚、どちらかが外れるなら半袖に薄い羽織りを持つ、と決めておくと迷いません。
- Q. 24度で長袖は暑すぎますか
- 厚い長袖は暑いですが、薄手の綿や麻の長袖なら、日陰や室内ではちょうどいい気温です。日なたにいる時間が合計30分以内の日なら、薄手の長袖1枚がいちばん楽です。日なたの時間が長い日に長袖を選ぶなら、袖をひじの上までまくれる形を選んでください。
- Q. 24度でカーディガンはいりますか
- 家を出る時刻が18度未満の日と、帰りが日の入り後になる日は、持っていくと安心です。昼は手に持つか腰に巻くことになるので、丸めて小さくなる薄手のものを選んでください。朝も帰りも18度以上の日なら、置いていっても困ることはほとんどありません。
- Q. 同じ24度なのに、春と秋で寒さが違うのはなぜですか
- 秋は、夏の暑さに体が慣れたあとで気温が下がるので、同じ温度でも肌寒く感じやすくなります。また、秋は日の入りが早く、夕方に気温が下がり始める時刻も早くなります。春の24度と同じ服で出ると、秋は帰り道で寒く感じることが多いので、羽織りの判断を一段早めにしてください。
— メグラシ編集部





