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19度の服装|晴れ・曇り・風で、同じ19度でも羽織りが1枚変わる

メグラシ編集部//読了 15分
曇りの風が強い日に、灰色の長袖シャツに前を開けた紺の薄手カーディガンを重ねて歩く女性の上半身

**予報が19度の日は、長袖1枚を土台にして、日差し・風速・雨の3つで羽織りを足すかどうかを決めてください。**同じ19度でも、天気によって羽織りが1枚変わります。

最高気温19度という予報を見て、長袖1枚で出かけたのに、外に出たら肌寒くて後悔した。反対に、念のためにと上着を着ていったら、昼には暑くて持て余した。19度は、こうした失敗がいちばん起きやすい気温です。

理由は、19度という数字が、体が感じる暖かさを半分しか表していないからです。予報の気温は、日かげの風通しのよい場所で測った空気の温度です。実際に外を歩くときには、日差しを浴びるか、風に当たるか、雨に濡れるかで、体が受け取る暖かさが大きく変わります。

この記事では、天気予報で見られる数字から自分の体感を出して、羽織りの有無と種類を決める方法をまとめます。19度の日に60代の方が羽織りを持つ境目を帰宅時刻で決める方法は19度の服装60代は長袖1枚で足りるに、18度の日の朝の寒さの見分け方は最高気温18度の服装にまとめています。ここでは、天気の違いを軸にします。

結論:19度は長袖1枚が土台、天気で羽織りを足す

先に結論を書きます。19度の日の服は、長袖1枚を土台にします。そのうえで、天気によって次のように羽織りを決めます。

晴れて風が弱い日は、長袖1枚で足ります。羽織りは要りません。日なたを歩くと、むしろ暖かく感じるくらいです。

曇りの日か、晴れていても風速が3メートル以上ある日は、薄手の羽織りを1枚足します。カーディガンや薄手のシャツ羽織りのような、前を開けられるものが使いやすいです。

風速が5メートル以上ある日や、雨が降る日は、風を通さない羽織りを足します。目の詰まった綿の織物の上着や、薄手の撥水の上着です。ニットのように風を通す素材では、体感の下がり方に追いつきません。

この3段階を覚えておけば、朝の天気予報を見て1分で服が決まります。ここから先は、それぞれの段階の理由と、どちらとも取れる日の決め方を順に説明します。

天気予報で見るのは、気温のほかに3つの数字

19度の日に服を決めるとき、天気予報で見るのは、最高気温のほかに3つです。

1つ目は最低気温です。最高気温が19度でも、最低気温が11度の日と15度の日では、朝の寒さがまったく違います。朝早く家を出る人や、夜遅く帰る人は、最高気温より最低気温のほうが服を決める基準になります。

2つ目は風速です。多くの天気予報には、時間ごとの風速がメートルで出ています。数字が出ていない場合は、風の強さを表す言葉や、風向きの矢印の太さで見当をつけます。風速は、体感の下がり方に直接かかわる数字です。

3つ目は天気のマークと降水確率です。晴れ、曇り、雨のどれかを見ます。降水確率が40パーセントを超える日は、雨が降る前提で組んだほうが安心です。

この3つの数字を、自分が外にいる時間帯について見てください。朝の通勤時間、昼の外出、夕方の帰り道。一日のうち外にいる時間帯の数字が、その日の服を決めます。家の中や職場の中にいる時間の天気は、服を決める材料には入れなくてかまいません。

晴れの19度:日なたは暖かく、日かげを歩く分数で決まる

晴れて風が弱い19度の日は、日なたにいると、数字より3度ほど暖かく感じます。秋の日差しは低い角度から差すので、体の正面や背中に直接当たり、服の上からでも暖かさが伝わります。長袖1枚で十分に過ごせます。

ただし、晴れの日にも注意したいのは日かげです。高い建物の間の道や、街路樹の下、駅のホームの屋根の下では、日差しがなくなって、予報どおりの19度か、それより少し低く感じます。日かげを歩く時間が長い人は、晴れていても少し寒く感じることがあります。

晴れの日に羽織りが要るかどうかは、日かげを歩く分数で決めてください。家から駅まで、駅から職場までの道のうち、日かげを歩く時間が合計10分以内なら、長袖1枚で足ります。15分を超えるなら、薄手の羽織りを持って出てください。着ないで鞄に入れておき、寒く感じたら羽織る、という使い方で十分です。

晴れの日の長袖は、色にも気を配ると体感が変わります。濃い色の服は日差しを吸収して暖まりやすく、淡い色の服は日差しを跳ね返して涼しく感じます。日かげを歩く時間が長い人は濃い色の長袖を、日なたにいる時間が長い人は淡い色の長袖を選ぶと、羽織りなしで過ごせる範囲が広がります。

曇りの19度:日差しがないぶん、体感は2度ほど下がる

曇りの19度は、晴れの19度とは別の日だと考えてください。日差しがない分、体が受け取る暖かさが減って、数字より2度ほど低く感じます。体感としては17度前後です。

17度前後になると、長袖1枚では少し肌寒いと感じる人が増えてきます。とくに、じっと立っている時間や、座っている時間がある場合です。歩いているうちは体が温まるので気になりませんが、信号待ちやバス停で立ち止まったときに、寒さを感じます。

曇りの日は、薄手の羽織りを1枚足してください。長袖のカットソーの上に薄手のカーディガン、またはシャツの上に薄手のニットベストを重ねるくらいの厚みです。重ねる1枚は、前を開けられるものが便利です。歩いて暑くなったら前を開け、立ち止まって寒くなったら閉じる。前の開け閉めだけで、体感を1〜2度調整できます。

曇りの日には、空の明るさにも目を向けてください。薄い雲で空が白っぽく明るい日は、雲越しに日差しが届いているので、晴れに近い暖かさがあります。厚い雲で空が灰色に暗い日は、日差しがほとんど届かず、体感がはっきり下がります。空が暗いほど、羽織りを着て出るほうに寄せてください。

風の19度:風速3メートルで薄手、5メートルで風を通さない1枚

19度の日に服を決めるうえで、いちばん見落とされやすいのが風です。気温が同じでも、風が吹くと体の表面の暖かい空気が運び去られて、体感が下がります。

目安としてよく言われるのは、風速が1メートル上がるごとに、体感がおよそ1度下がるというものです。風速3メートルの日なら、19度の体感は16度前後。風速5メートルの日なら、14度前後になります。14度は、多くの人が上着を着たくなる気温です。

風速3メートルは、木の葉や細い枝が絶えず揺れ、旗がはためく程度の風です。この程度の風の日は、薄手の羽織りを1枚足してください。曇りの日と同じ考え方で、前を開けられる薄手のものが使えます。

風速5メートルを超えると、髪が乱れ、砂ぼこりが舞い、スカートの裾が大きくあおられます。この日は、羽織りの素材を変えてください。ニットのように編まれた素材は、編み目の隙間から風が通り抜けるので、厚手でも寒さを防ぎきれません。目の詰まった綿の織物、薄手の撥水の生地のように、風を通さない素材の羽織りが必要です。

風の強さは、住んでいる場所でも変わります。海や川の近く、高い建物の間の道、広い通りの交差点は、天気予報の数字より強い風が吹きやすい場所です。毎日歩く道にこうした場所がある人は、予報の風速に1〜2メートル足して考えると、外れが少なくなります。

風の日は、服の形にも気を配ってください。裾の広がったスカートや、袖口の大きく開いた服は、風が入り込む入り口になります。風が服の中に入ると、体のまわりの暖かい空気が一気に入れ替わって、体感がさらに下がります。風の強い日は、裾や袖口が体に沿う形の服を選ぶと、同じ羽織りでも暖かさが違います。

前を開けて着る羽織りも、風の日は閉じて着てください。前を開けたままだと、背中側から風が抜けて、羽織りの暖かさが半分しか生かせません。ボタンを全部留めるのが窮屈なら、胸の高さのボタンを1つ留めるだけでも、風の通り道が狭くなります。

雨の19度:濡れると体感がさらに下がる

雨の19度の日は、曇りの日の体感にさらに雨の冷たさが加わります。日差しがなく、空気が湿って重たく、服が濡れると体の熱が奪われます。体感としては15〜16度前後と考えてください。

雨の日の羽織りは、風を通さず、水をはじくものを選びます。薄手の撥水の上着があれば、それがいちばん使いやすい1枚です。傘を差していても、横から吹き込む雨や、歩くときに跳ね上がる水しぶきで、肩や袖、裾は濡れます。濡れやすい場所が水をはじく素材で覆われていると、体感の下がり方を抑えられます。

雨の日は、足元の冷えにも気を配ってください。靴の中が濡れると、足先から体全体が冷えていきます。19度の日に浅い靴を履いて雨に降られると、足首の素肌が雨で冷えて、体感が一段と下がります。雨の予報がある日は、足首が隠れる丈のパンツか、厚手の靴下を合わせてください。

雨が上がったあとも、すぐには暖かくなりません。地面や建物が濡れていると、そこから水が蒸発するときに周りの熱を奪うので、雨上がりの数時間は空気がひんやりとしています。昼前に雨が上がる予報の日でも、午後の早い時間までは雨の日と同じ体感で考えて、撥水の羽織りを脱がずにいられる組み方にしておくと安心です。

傘を差す日は、手首の冷えにも気をつけてください。傘の柄を握る手は、体から離れて風に当たり続けます。袖口が手首まで届く長袖か、袖を少し長めにした羽織りを選ぶと、手首が覆われて冷えにくくなります。

雨の日のパンツの裾の濡れ方は雨の日のパンツの丈の選び方でも詳しく扱っています。裾が濡れると、そこから冷えが上ってくるので、丈の選び方も体感にかかわります。

天気ごとの体感を、ひとつの軸で比べる

ここまでの体感の目安を、比べやすいように並べます。数字はあくまで目安で、人によって前後します。

天気体感の目安足すもの
晴れ・風速2m以下20〜22度なし(長袖1枚)
晴れ・風速3〜4m16〜18度薄手の羽織り
曇り・風速2m以下17度前後薄手の羽織り
曇り・風速5m以上13〜15度風を通さない羽織り
雨15〜16度撥水の羽織りと足首を覆うもの

表で比べると、晴れていても風が強い日は、風の弱い曇りの日と同じくらいの体感になることが分かります。晴れマークだけを見て長袖1枚で出ると、風の強い日には寒い思いをします。19度の日は、天気のマークよりも風速の数字を先に見る習慣をつけると、失敗が減ります。

朝と夕方は、最低気温で別に考える

最高気温19度の日でも、一日中19度ではありません。最高気温に届くのはたいてい昼過ぎで、朝と夕方はそれより低くなります。

朝早く家を出る人と、日が暮れてから帰る人は、最低気温を見てください。最低気温が13度以上なら、朝と夕方も長袖1枚に薄手の羽織りで足ります。最低気温が12度を下回る日は、朝の時間帯の体感が、厚手の羽織りを着たくなる水準まで下がります。

最高気温と最低気温の差が8度以上ある日は、昼と朝夕で別の服が必要になる日です。この日は、朝の寒さに合わせて羽織りを着て家を出て、昼に脱ぐ前提で組みます。中の長袖は、昼の暑さに合わせて薄手にしてください。朝の寒さに合わせて中の長袖まで厚手にすると、昼に羽織りを脱いでも暑さが残ります。

秋の日は短く、夕方の気温の下がり方が早くなります。日が傾いてから1時間ほどで、体感が3〜4度下がることもあります。帰りが日没後になる日は、朝に晴れていても、夕方の帰り道のために羽織りを持って出てください。帰りの時刻で羽織りを決める考え方は、19度の服装60代の記事でも扱っています。

天気が途中で変わる日は、前を開けられて鞄に入る1枚を選ぶ

いちばん迷うのは、天気が一日の途中で変わる日です。朝は晴れているけれど、昼から曇って風が強まる。朝は曇りで、昼から晴れる。予報のマークが「晴れのち曇り」や「曇り時々晴れ」になっている日は、どちらの天気に合わせればいいかが決まりません。

こういう日は、羽織りに2つの条件をつけて選んでください。

1つ目は、前を開けられることです。前を閉じれば風を防ぎ、開ければ熱を逃がせる。前ボタンやファスナーのある羽織りなら、天気が変わるたびに脱いだり着たりしなくても、前の開け閉めだけで体感を2度ほど動かせます。頭からかぶるタイプの羽織りは、暑くなったときに脱ぐしかなく、調整の幅が狭くなります。

2つ目は、脱いだときに鞄に入ることです。天気が回復して暑くなったときに、羽織りを手に持って歩くのは負担です。小さくたためて、鞄の中で場所をとらない重さのものを選んでください。目安は、両手で丸めたときにこぶし2つ分の大きさに収まるかどうかです。

天気が途中で変わる日に、どちらの天気に合わせて羽織りの素材を選ぶかで迷ったら、悪いほうの天気に合わせてください。風が強まる予報なら風を通さない素材を、雨の可能性があるなら撥水の素材を選びます。良いほうの天気に合わせて薄手のニットを持って出ると、風が強まったときに寒さを防げません。悪いほうに合わせた羽織りは、天気が良くなれば脱いで鞄に入れれば済みます。

それでも迷うときは、その日にいちばん長く外にいる時間帯の天気に合わせてください。朝の通勤が30分、昼の外出が10分、夕方の帰りが30分なら、朝と夕方の天気が基準になります。昼だけ晴れる予報なら、昼の暖かさは脱ぐことで対応し、朝と夕方の天気に合わせて羽織りを決めます。

予報そのものが外れることもあります。前の晩の予報では晴れだったのに、朝起きたら曇っている。こういう日は、前の晩に決めた服をそのまま着るのではなく、家を出る直前に窓の外を見て、空の暗さと木の揺れ方を確かめてください。空が灰色に暗く、木の枝が揺れているなら、晴れの日の服に羽織りを1枚足します。窓の外を見る10秒で、一日の寒さの外れを防げます。

天気が途中で変わる日にいちばん避けたいのは、羽織りを持たずに出ることです。持って出て使わなかった羽織りは鞄の中で邪魔になるだけですが、持たずに出て寒かった日は、一日中寒さを我慢することになります。迷ったら持つ、と決めておけば、朝の判断はひとつ減ります。

羽織りの素材は、風を通すかどうかで選ぶ

19度の日の羽織りを選ぶときは、厚さよりも、風を通すかどうかを先に見てください。

風を通す素材の代表は、ニットです。編み目の隙間から空気が出入りするので、風のない日には暖かさを保ちながら蒸れにくく、着心地がよい素材です。ただし風の強い日は、編み目から風が入り込み、厚手でも寒く感じます。

風を通しにくい素材は、目の詰まった織物です。綿の平織りや綾織りのシャツ、薄手のジャケット、撥水加工の上着がこれにあたります。生地の厚さは薄くても、風を止める力があるので、風の強い日には薄手のニットより暖かく感じます。

手持ちの羽織りが風を通すかどうかは、生地を口元に当てて息を吹きかけると分かります。息が向こう側に抜けていく感覚があれば、風を通す素材です。息が生地に当たって跳ね返る感覚なら、風を通しにくい素材です。手持ちの羽織りを一度この方法で分けておくと、風の強い日にどれを選べばいいかが迷わなくなります。

ニットの羽織りを風の強い日に使いたいときは、中に着る長袖を目の詰まった織物のシャツにしてください。中の1枚が風を止めてくれれば、外のニットは暖かさを保つ役に回れます。

風を通さない羽織りにも、弱いところがあります。汗をかいたときに湿気が逃げにくく、中が蒸れやすいことです。歩く時間が長い日や、電車の乗り換えで階段を何度も上り下りする日は、風を通さない羽織りの中が汗ばんで、立ち止まったときにその汗が冷えることがあります。こういう日は、羽織りの前を少し開けて歩き、立ち止まったら閉じる、という使い方にしてください。脇の下や背中に通気のための切り込みがある上着なら、蒸れにくさがさらに増します。

素材を選ぶときに迷ったら、その日にいちばん長く過ごす外の場面で決めます。歩いている時間が長いなら蒸れにくさを優先して風を少し通す素材を、立ち止まっている時間が長いなら風を止める素材を選んでください。

中に着る長袖は、昼の体感に合わせて厚さを決める

羽織りの下に着る長袖の厚さは、一日のうちでいちばん暖かい時間の体感に合わせます。羽織りは脱げますが、中の1枚は脱げないからです。

晴れて風が弱い日の昼の体感は、20度を超えます。この日の中の長袖は、薄手の綿のカットソーや、薄いシャツのように、汗をかいても蒸れにくいものにしてください。中厚手のニットを着ていると、日なたを歩くうちに暑くなって、脱ぎたくても脱げなくなります。

曇りや風の日で、昼の体感が17度前後にとどまる日は、中の長袖を少し厚くしてもかまいません。薄手のニットや、目の詰まった綿のシャツくらいの厚さが使えます。ニットをいつから着るかの目安はニットはいつから?最高気温で薄手と中厚手を替えるにまとめていて、19度は中厚手に替え始める境目にあたります。

中の長袖の素材は、汗を吸って乾きやすいものが向いています。綿は汗をよく吸いますが乾くのに時間がかかり、毛は汗を吸っても冷たく感じにくい性質があります。日なたと日かげを行き来して汗をかいたり冷えたりをくり返す日は、薄手の毛のニットか、綿に他の繊維を混ぜて乾きやすくした長袖を選ぶと、体感が安定します。

迷ったときは、薄手のほうを選んでください。寒いときは羽織りを足せますが、暑いときに中の1枚を脱ぐことはできません。19度の日は、中を薄く、外で調整する、と覚えておくと失敗しません。

首元と足首を覆うと、羽織りを厚くしなくて済む

19度の日に寒さを感じやすいのは、首元と足首です。体の中でも皮膚の近くを太い血管が通っている場所で、ここが冷えると体全体が冷えたように感じます。

首元は、襟のある服を選ぶか、薄手のスカーフを1枚巻くだけで体感が変わります。襟ぐりが大きく開いた長袖を着る日は、首元に風が入り込んで、数字より寒く感じます。風の強い日は、襟が首に沿うシャツか、首元の詰まったカットソーを選んでください。薄手のスカーフは鞄に入れておけるので、天気が変わる日にも便利です。

足首は、パンツの丈と靴下で覆います。くるぶしが出る丈のパンツに浅い靴を合わせると、足首の素肌が風に当たって冷えます。19度の日は、くるぶしが隠れる丈のパンツか、靴下を見せる組み方にしてください。スカートの日は、薄手のタイツか、くるぶしの隠れる短いブーツを合わせると安心です。

手首も、首元や足首と同じように冷えを感じやすい場所です。袖口が広く開いた長袖は、腕を動かすたびに風が入り込みます。風の日は袖口が手首に沿う長袖を選ぶか、羽織りの袖を手の甲に少しかかる長さにしておくと、腕から冷えが上ってくるのを防げます。

首元と足首を覆うと、羽織りを1段薄くしても同じ体感が得られます。風を通さない厚手の羽織りを持って出るほどではないけれど、少し肌寒いかもしれない日は、羽織りではなく首元と足首で調整すると、荷物が軽く済みます。

寒がりか暑がりかを、自分の記録で確かめる

ここまでの目安は、平均的な体感をもとにしています。実際には、同じ天気でも寒く感じる人と暑く感じる人がいます。自分がどちらに寄っているかを知っておくと、目安を自分に合わせて使えます。

確かめ方は、記録をつけることです。19度前後の日に、着た服と、その日の天気、風速、外にいた時間、寒かったか暑かったかを、短く書き留めておきます。長袖1枚・曇り・風3メートル・外40分・少し寒い、という程度で十分です。

5日分ほど記録がたまると、自分の傾向が見えてきます。目安どおりの服で寒いと感じた日が多ければ、寒がりの側です。予報の数字から2度ほど引いて考えると、ちょうどよくなります。目安どおりの服で暑いと感じた日が多ければ、暑がりの側です。予報の数字に1〜2度足して考えてください。

記録をつけると、自分の弱いところも分かります。風の日だけ寒い人、朝だけ寒い人、座っている時間に寒い人。弱いところが分かれば、そこだけを覆う1枚を用意すればよく、全身を厚くする必要はありません。

記録は、毎年の同じ時期に役立ちます。去年の秋の記録を読み返すと、19度の日に何を着て寒かったか、何を着てちょうどよかったかがすぐに分かります。季節が一巡するまで続けると、19度だけでなく、15度や23度の日の自分の境目も見えてきます。23度前後の日の服の分かれ目は23度の服装でまとめています。

家族で出かける日は、自分の記録に加えて、一緒に出かける人の傾向も覚えておくと便利です。子どもは大人より体温が高く、動き回るので、大人が肌寒いと感じる日でも暑がることがあります。反対に、年配の家族は大人より寒さを感じやすいことがあります。自分の羽織りとは別に、家族のための薄手の1枚を鞄に入れておくと、出先で困りません。

屋内と屋外を行き来する日は、室内の温度も見ておく

19度の日は、建物の中の温度が外と大きく違うことがあります。暖房を入れるにはまだ早く、冷房はもう止めている時期なので、室内の温度は建物によってばらばらです。日の当たる窓の多い部屋は25度近くまで上がり、北向きの部屋や地下の売り場は18度前後まで下がることもあります。

屋内にいる時間が長い人は、外の天気だけでなく、その日に過ごす部屋の温度も思い出してください。日当たりのよい職場で一日座っているなら、中の長袖は薄手にして、羽織りは外を歩くときだけ着る組み方が合います。冷えやすい部屋で過ごすなら、羽織りを室内でも着たままにできる、薄くて柔らかいものを選んでください。外で着る風を通さない上着とは別に、室内用の薄手のカーディガンを1枚持つ日もあってかまいません。

電車やバスの中も、ひとつの室内です。19度の日の車内は、乗っている人の数で温度が変わります。混み合う時間帯は暖かく、羽織りを着ていると汗ばむほどです。乗る前に前を開けておき、降りたら閉じる。この開け閉めを習慣にすると、車内で汗をかいてから外の風に当たって冷える、という失敗を防げます。

外にいる分数で、羽織りを着るか持つかを決める

羽織りを持って出ると決めたら、最後に、着て出るか、鞄に入れて持つかを決めます。決め手になるのは、外にいる分数です。

通勤や子どもの送り迎えのように、外にいる時間が1回あたり15分以内なら、羽織りは鞄に入れて持つだけで足ります。歩いているうちに体が温まるので、寒いのは家を出てからの数分だけです。寒ければ駅のホームや信号待ちで羽織ればいいでしょう。

公園で子どもを遊ばせる、屋外で人を待つ、外で行事を見るように、外に30分以上いて、その間あまり動かない予定がある日は、羽織りを着て出てください。動かずに外にいると、体が温まらず、体感が予報の数字よりさらに下がります。

外にいる時間が長く、しかも途中で天気が変わる日は、羽織りを着て出たうえで、首元に巻くスカーフを鞄に入れておくと安心です。羽織りの前を閉め、スカーフを巻けば、体感をさらに2度ほど上げられます。

19度の日の組み合わせを、天気別に3つ

最後に、天気別の組み合わせを3つ挙げます。手持ちの服に置き換えて使ってください。

晴れて風が弱い日は、薄手の綿の長袖カットソーに、くるぶしの隠れる丈のパンツ、靴下の見える浅い靴。羽織りは持たないか、日かげを歩く時間が長い人だけ薄手のカーディガンを鞄に入れます。日なたにいる時間が長い人は、淡い色の長袖にすると暑くなりすぎません。

曇りの日か、風速3メートル前後の日は、長袖のシャツに前を開けられる薄手のカーディガンを重ね、パンツはくるぶしの隠れる丈にします。立ち止まる時間が長い日は、カーディガンの前を閉じます。首元が開いたシャツなら、薄手のスカーフを1枚足してください。

風速5メートル以上の日や雨の日は、目の詰まった綿のシャツか薄手のニットに、風を通さない薄手の上着を重ねます。足元はくるぶしの隠れる丈のパンツに厚手の靴下、または短いブーツ。雨の日は上着を撥水のものにして、スカートより裾の濡れにくいパンツを選びます。

19度は、季節が秋から冬へ動いていく途中の気温です。この先、最高気温が15度を下回る日が増えてきたら、羽織りを前の開く1枚から、暖房の効いた室内で前を開けられる冬の1枚へと移していきます。その移り方は初冬コーデ|暖房で暑く外で寒い日は前を開けられる1枚を足すにまとめています。

よくある問い

Q. 19度は半袖でも大丈夫ですか
晴れて風が弱く、日なたを歩く時間が長い日なら、半袖で過ごせる人もいます。ただ、日かげや屋内の冷房、夕方の気温の下がり方を考えると、19度の日の土台は長袖1枚にしておくほうが安心です。半袖を着たい日は、薄手の羽織りを1枚持って出てください。
Q. 19度の日にコートは必要ですか
厚手のコートはまだ必要ありません。ただし風速が5メートルを超える日や雨の日は、体感が14〜15度前後まで下がることがあるので、風を通さない薄手の上着があると安心です。綿の織物の羽織りや、薄手の撥水の上着が使いやすいです。
Q. 朝は寒いのに昼は暑い日はどうすればいいですか
最低気温と最高気温の差が8度以上ある日は、朝の寒さに合わせて羽織りを着て出て、昼に脱ぐ前提で組みます。前を開けられる形で、脱いだときに鞄に入る重さのものを選んでください。中の長袖は、昼の暑さに合わせて薄手にします。
Q. 寒がりなので、19度でも寒く感じます
寒がりの人は、予報の数字から自分で2度ほど引いて考えてください。そのうえで、首元と足首を覆うと、羽織りを厚くしなくても体感がかなり変わります。数日分、着た服と寒かったかどうかを書き留めておくと、自分にとっての境目がはっきりします。

— メグラシ編集部

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