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最高気温17度の服装|晴れと曇りで別の日。日差しと風で羽織りを決める

メグラシ編集部//読了 20分
秋の街の歩道で、日なたと建物の影の境目に立つ女性の胸元から膝まで。生成りの長袖シャツに薄手のベージュのカーディガンを羽織り、腕には畳んだ紺の薄い上着をかけている

**明日の天気予報を開いて、最高気温17度の横にある天気マークを見てください。**晴れですか、曇りですか。

晴れなら、明日は長袖1枚で歩けて、羽織りは手に持つ日です。曇りなら、羽織りを着て家を出る日です。同じ17度でも、日差しがあるかどうかで、着るものは1枚変わります。

最高気温17度は、服装の判断がいちばん割れる気温の1つです。長袖1枚で快適な人もいれば、羽織りがないと寒い人もいる。その差の大部分は、体質より先にその日の日差しと風で説明できます。日なたにいる時間が長ければ、17度は数字より暖かく感じます。日陰か曇りで、そこに風が加わると、17度は数字より冷たく感じます。

この記事では、天気予報のどこを見れば翌日の17度が「暖かい側」か「冷たい側」かを判断できるか、その境目を自分で測れる形で書きます。朝と昼の気温差で決める方法は秋の寒暖差の服装に、気温の目安と自分の感覚がずれるときの直し方は気温とコートの目安が合わないに分けてあります。ここでは、日差しと風だけを扱います。

結論:晴れの17度は羽織りを持つ日、曇りか風の日は着て出る日

判断の軸を、先に表にしておきます。表は答えではなく、どこで分かれるかを示すためのものです。

見るもの暖かい側の17度冷たい側の17度
天気マーク晴れ曇り・雨
風速3m/s以下4m/s以上
外にいる時間のうち日なた半分以上半分未満
羽織り手に持つかバッグに入れる着て出る
中に着るもの長袖1枚で主役になるもの薄手でよい。羽織りと2枚で考える

3つの条件のうち、1つでも冷たい側に入ったら、冷たい側の組み立てにしてください。晴れていても風が強ければ冷たい側、晴れていて風も弱くても、歩く道が日陰ばかりなら冷たい側です。3つとも暖かい側に揃ったときだけ、羽織りを着ずに出られます。

同じ17度でも、晴れと曇りで別の日になる理由

天気予報の気温は、日陰の風通しのよい場所で測った空気の温度です。つまり、日差しの暖かさは数字に含まれていません。

晴れた日の日なたでは、空気の温度に加えて、日差しが服と肌を直接温めます。とくに濃い色の服は日差しを吸って温まりやすく、日なたを10分も歩けば、背中や肩がじんわり暖かくなります。17度でも、日なたにいる間は20度前後の日と同じくらいに感じる人が少なくありません。

曇りの日は、この日差しの分がありません。空気の温度そのままの17度を体で受けることになります。しかも、晴れた日の17度は昼に向けて気温が上がっていく途中で日差しが加わるのに対して、曇りの日は朝から気温があまり上がらず、最高気温に届く時間も短くなりがちです。数字は同じでも、体が17度を感じている時間の長さが違うのです。

風は、この差をさらに広げます。風があると、肌のまわりの暖まった空気が吹き飛ばされ、体感温度が下がります。目安として、風速1m/sごとに体感が1度ほど下がるとよく言われます。風速4m/sなら、17度は13度前後の体感に近づきます。晴れていても、風が強い日は「晴れの17度」とは別物です。

天気予報で見るのは3つ|天気マーク・風速・最低気温

翌日の17度がどちら側かを判断するのに、予報で見るのは3つだけです。

1つ目は天気マークです。晴れか、曇りか。晴れのち曇りや曇りのち晴れのように時間で変わる日は、自分が外にいる時間帯のマークを見てください。時間ごとの予報が出ている天気予報なら、出かける時間と帰る時間の2点を確かめます。

2つ目は風速です。天気予報の画面で、気温の近くに小さく出ていることが多い数字です。境目は4m/sに置いてください。3m/sまでは、髪が少し揺れる程度で、体感への影響は小さい。4m/sを超えると、上着の裾がはためき、首元や袖口から冷たい空気が入ってくるのがわかります。

3つ目は最低気温です。最高気温が17度でも、最低気温が8度の日と13度の日では、朝の空気がまったく違います。最低気温が10度を下回る日に朝早く家を出るなら、日中が晴れの予報でも、朝の時間帯は羽織りを着て出てください。最低気温の見方と羽織りの要否の関係は16度の服装でも詳しく書いています。

この3つを、前の晩に1回だけ見る。それで翌日の17度が、暖かい側か冷たい側かが決まります。

晴れの17度|長袖1枚が主役、羽織りは畳める薄さで

3つとも暖かい側に揃った日は、長袖1枚で歩くことを前提に組み立てます。

長袖1枚が主役になるので、その1枚は外で見られても成立するものを選んでください。薄手のニット、しっかりした生地のシャツ、厚みのあるカットソー。肌着が透けるほど薄いものや、部屋着に近い柔らかさのものは、1枚で歩くと心もとなく見えます。

羽織りは、着るためではなく、持つために選びます。手に持っても腕にかけても邪魔にならない、薄手のカーディガンやシャツジャケットが向いています。畳んでバッグに入れられる厚さなら、なお楽です。晴れの17度でも、夕方に日が傾くと急に冷えるので、羽織りを置いて出るのはおすすめしません。

色は、晴れの日は明るめでも大丈夫です。日差しが服の色をきれいに見せてくれるので、白や生成り、明るいベージュが映えます。ただし、明るい色は日差しを返すので、濃い色ほどは温まりません。寒がりの人は、晴れの日でも上半身のどこかに濃い色を1つ入れておくと、日なたでの暖かさを取り込めます。

晴れの17度でいちばん多い失敗は、朝の涼しさに合わせて厚手のニットを選んでしまうことです。家を出る時間の空気は、最高気温よりずっと低いことが多く、玄関を出た瞬間は「寒い」と感じます。でも、晴れの日は気温が上がるのが早く、日なたを歩き始めて15分もすれば、厚手のニットでは汗ばんできます。晴れの17度は、玄関の寒さではなく、昼の日なたに合わせて中の1枚を選ぶ。朝の寒さは、羽織りを着て出て、暖かくなったら脱いでバッグに入れることでしのいでください。

下は、晴れの日なら薄手のパンツやスカートでも寒くありません。日差しは脚にも当たるので、上半身ほど冷えを感じにくいからです。ただ、ひざ下が素足だと、日陰に入ったときや夕方に急に冷えます。スカートの日は、薄いタイツか、足首まで隠れる丈を選んでおくと、1日を通して楽に過ごせます。

曇りの17度|羽織りを着て出る。中は薄くていい

天気マークが曇りの日は、羽織りを着て家を出ます。

ここで大事なのは、羽織りを着るぶん、中に着るものは薄くてよいということです。曇りの17度で失敗する人の多くは、中も厚手のニットにして、さらに羽織りを着てしまいます。曇りの日でも、屋内や電車の中は暖かいので、羽織りを脱いだときに厚手のニットでは暑くなります。

中は、長袖の薄手のカットソーやシャツで十分です。羽織りと合わせて2枚で1枚分の暖かさと考えてください。外では2枚、屋内では羽織りを脱いで1枚。この切り替えができるのが、曇りの17度の正しい組み立てです。

羽織りは、晴れの日よりも少し厚みのあるものを選びます。厚手のカーディガン、ジャケット、裏地のある薄手のブルゾン。曇りの日は日差しの暖かさがないので、羽織りそのものに暖かさを持たせる必要があります。

羽織りの丈も、曇りの日は少し気にしてください。腰より短い丈の羽織りは、動きやすくて軽い反面、腰からお尻のあたりが外気にさらされます。曇りの17度で外を歩く時間が長い日は、お尻が隠れるくらいの丈があると、体の中心が冷えにくくなります。逆に、外を歩くのが駅までの10分ほどなら、短い丈で十分です。

曇りの日は、帰りの時間に雨が降り出すこともあります。予報の降水確率が30%を超えているなら、羽織りは水をはじきやすい、表面のつるりとした素材を選んでおくと、急な雨でも中まで濡れにくく、体が冷えるのを防げます。

風が4m/sを超える日|素材を「風を通さない側」に替える

風速が4m/sを超える日は、晴れていても曇りの日の組み立てに寄せてください。そのうえで、羽織りの素材を、風を通さない側に替えます。

ざっくり編んだニットのカーディガンは、目の間から風が通り抜けるので、風の強い日にはあまり役に立ちません。17度の風の日に効くのは、目の詰まった生地です。綿のしっかりしたシャツジャケット、薄手のトレンチ、ナイロンのブルゾン。表面がつるりとしていて、手のひらを当てて息を吹きかけても、反対側に息がほとんど抜けないものが、風を通さない素材です。

風の日に着るときは、前を閉めることも大事です。前を開けて着ると、羽織りの中に風が入り、背中まで抜けていきます。ボタンやファスナーを上まで閉めるか、少なくともお腹のあたりまでは閉めてください。

首元からも風は入ります。風の日は、襟のある服や、首にスカーフを1枚巻くだけで、体感が大きく変わります。17度でマフラーはまだ早いですが、薄いスカーフなら暑くなったらすぐ外せます。

雨の17度|湿った冷えは、乾いた冷えより長く続く

雨の日の17度は、曇りの日よりもう一段、冷たい側に寄ります。空気が湿っていると、肌に触れた冷たさが逃げにくく、同じ温度でも長く冷たく感じるからです。

雨の日は、羽織りを着て出るのは前提として、中に着るものの素材を、濡れても冷えにくいものにしてください。綿のカットソーは、雨で湿ると乾きにくく、体温を奪い続けます。ウールが混ざったものや、化繊の入った薄手のニットのほうが、湿っても冷えにくい性質があります。

足元は、雨の日にいちばん冷えやすい場所です。靴の中まで濡れると、17度でも足先から体全体が冷えていきます。雨の日の靴の選び方は雨の日の靴 女性にまとめてあります。

どちらとも取れるとき① 晴れのち曇り、曇りのち晴れ

1日のうちで天気が変わる日は、自分が外にいる時間帯のマークで決めてください。

朝の通勤時に晴れていて、夕方の帰り道が曇りになる予報なら、出るときは長袖1枚、帰るときは羽織りを着る。この場合、羽織りは「持つ」側ですが、帰りには必ず着ることになるので、手に持つのではなくバッグに入れて、両手を空けておくと楽です。

朝が曇りで、昼から晴れる予報なら、出るときは羽織りを着て、昼に脱ぐことになります。脱いだ羽織りを1日持ち歩くことになるので、畳んで小さくなるものを選んでください。厚手のジャケットを着て出ると、晴れた昼に置き場がなくなります。

天気が変わる日は、どちらの時間帯に外にいる時間が長いかも考えます。朝の30分と夕方の30分なら同じ重さですが、昼休みに1時間外を歩く予定があるなら、その時間帯の天気を優先してください。

どちらとも取れるとき② 晴れだが、歩く道が日陰ばかり

予報は晴れで、風も弱い。それでも寒かった、という日は、歩いた道を思い出してください。

ビルが並ぶ街や、北向きの道、高い建物の東側を朝に歩く道は、晴れていても日差しが届きません。日陰を歩いている間は、曇りの日と同じ17度を体で受けています。外にいる時間のうち、日なたが半分に届かないなら、晴れの日でも曇り扱いにしてください。

日なたと日陰の割合は、いつも歩く道なら一度確かめておけば十分です。駅までの道、職場の近く、よく行く店のまわり。晴れた日に一度、どこまで日なたでどこから日陰かを見ておくと、それ以降は予報の晴れマークを見ただけで、自分にとっての17度がどちら側かがわかります。

日なたか日陰かは、時間帯でも入れ替わります。朝は東から日が当たるので、道の西側が日なた、東側の建物の影になる側が日陰です。昼は日が高く、影が短いので、どの道も日なたが増えます。夕方は西から日が差し、今度は東側が日なたになります。同じ道でも、朝の通勤では日陰ばかりだったのに、帰りは日なたを歩く、ということはよくあります。朝だけ冷たい側、昼から暖かい側、という日は、出るときは羽織りを着て、昼以降はバッグに入れる組み立てにしてください。

逆に、川沿いや公園、開けた住宅地のように、日差しを遮るものが少ない道を歩く人は、晴れの日の17度をかなり暖かく感じます。こういう道が中心の人は、晴れの日は羽織りを持たなくてもよいくらいですが、風が出たときのために、薄いものを1枚はバッグに入れておいてください。

どちらとも取れるとき③ 昼は外、日が落ちてから帰る

晴れの17度でも、日が落ちると体感は一気に下がります。日差しが消えると、空気の温度そのものが下がり始めるうえに、日なたでの暖かさがなくなるからです。

帰りが日没後になる日は、昼の天気が晴れでも、帰り道は曇りの日と同じ組み立てにしてください。羽織りは必ず持って出て、帰るときに着ます。秋は日が短いので、夕方の早い時間でも、日が傾くと日陰が長く伸びて、気温以上に冷たく感じます。

夜まで外にいる予定があるなら、羽織りは晴れの日用の薄いものではなく、曇りの日用の少し厚いものを選んでおくと安心です。昼は手に持つことになりますが、夜に寒さを我慢するよりは楽です。

日没の時刻は、天気予報のアプリや画面に出ていることが多いので、気温と一緒に確かめておいてください。帰りの時刻が日没の1時間以上あとになる日は、最高気温17度の日でも、帰り道の気温は12〜13度前後まで下がっていることがあります。最低気温の数字は翌朝の値であることが多いので、夜の帰り道の気温は、最高気温と最低気温の間のどこかにあると考えてください。帰りが遅い日ほど、最低気温に近づきます。

夜の外出がある日は、羽織りに加えて、首に巻ける薄いスカーフを1枚バッグに入れておくと、気温の下がり方に合わせて段階的に暖かくできます。羽織りを着て、それでも寒ければスカーフを巻く。2段階で調整できると、夜の予定を寒さで早めに切り上げることがなくなります。

どちらとも取れるとき④ 電車や屋内で過ごす時間が長い

17度の日の服装を決めるとき、外にいる時間だけを考えがちですが、1日の大半を電車や屋内で過ごす人は、屋内に合わせたほうが快適です。

屋内は、外の天気にかかわらず20度を超えていることが多いです。曇りの17度だからと厚手のニットを着ると、職場や電車の中で暑くなります。屋内で過ごす時間が長い人は、中に着るものを屋内で快適な薄さにして、外の天気の差は羽織りだけで調整してください。

この場合、羽織りの役目は、外を歩く時間だけをしのぐことです。晴れなら薄い羽織りを持つか着ないか、曇りなら少し厚い羽織りを着る。中に着るものは、天気に関係なく同じでも構いません。天気で替えるのは羽織りだけと決めておくと、毎朝の判断がずっと速くなります。

ただし、電車の中は季節の変わり目に温度が読みにくい場所です。暖房が入り始める前の時期は、混んだ車内は暑く、空いた車内は窓からの冷気で寒い、ということが起こります。電車に長く乗る日は、羽織りを脱いでも着ても調整できるように、前開きのものを選んでおくと、車内の温度に合わせてすぐに対応できます。頭からかぶる形の羽織りは、混んだ車内では脱ぎ着がしにくいので、17度の通勤日にはあまり向きません。

職場の冷房や暖房の効き具合も、人によって違います。自分の席が窓際か、空調の吹き出し口の近くかで、同じ屋内でも体感が変わります。屋内で寒いと感じやすい人は、羽織りとは別に、席に置いておける薄いカーディガンを1枚用意しておくと、外の天気に関係なく屋内の寒さをしのげます。

足元と首元|17度で先に冷えるところ

17度の日、上半身の羽織りで迷う人は多いのですが、実は先に冷えるのは足首まわりと首元です。

足首は、ふくらはぎから足の甲にかけて、肌と服のすき間が大きく、風が入りやすい場所です。晴れの日は、足の甲が少し見える靴でも寒くありませんが、曇りや風の日は、足首まで覆う靴か、靴下を少し厚手にするだけで、全身の体感が楽になります。羽織りで迷う日ほど、足元を1段暖かくしておくと失敗が減ります。

首元は、襟のない服で風の日に出ると、首すじから冷たい空気が入ってきます。晴れの日は首元を開けていて構いませんが、曇りや風の日は、襟のある服を選ぶか、薄いスカーフを1枚持っておくと安心です。

上半身の羽織りを1枚増やすより、足首と首元を1段暖かくするほうが、17度の日は効きます。羽織りを着るか持つか迷ったら、まず足元と首元から暖かくしてみてください。

手首も、首と足首ほどではありませんが、風の日に冷えを感じやすい場所です。袖口が広く開いた服は、腕を振って歩くたびに袖の中に風が入ります。風速4m/sを超える日は、袖口が手首に沿うものを選ぶか、羽織りの袖口を少し絞って着ると、腕から体が冷えるのを防げます。

靴下は、17度の日にいちばん手軽に調整できる道具です。晴れの日は薄手の靴下、曇りや風の日は少し厚手のものか、くるぶしより上まで覆う丈のものに替える。靴を替えなくても、靴下を1段変えるだけで足首まわりの体感ははっきり違います。前の晩に羽織りを決めるとき、靴下も一緒に決めておくと、朝の着替えが一度で済みます。

色と素材|晴れの日は明るく軽く、曇りの日は厚みで

17度の日の服は、天気によって色と素材の選び方が変わります。

晴れの日は、明るい色が日差しに映えて、軽やかに見えます。素材も、薄手の綿やレーヨンなど、軽いものが合います。ただし、明るい色は日差しを返すので、暖かさは取り込みにくいです。寒がりの人は、羽織りだけ濃い色にしておくと、日なたで羽織ったときにすぐ温まります。

曇りの日は、空が暗いぶん、服も中間から濃い色のほうが落ち着いて見えます。素材は、色よりも厚みで暖かさを取ります。目の詰まったニット、起毛した綿、ウールの混ざった生地。曇りの日に明るい薄手の服を着ると、見た目にも寒そうに見えるので、どこか1か所に厚みのある素材を入れてください。

秋の17度は、夏服と冬服の間にある気温です。夏の名残の薄い素材と、冬に向かう厚い素材を、天気で使い分ける時期だと考えると、手持ちの服をうまく回せます。

自分の「暖かい側」と「冷たい側」を、1回歩いて確かめる

ここまでの境目は、多くの人に当てはまる目安です。ただ、同じ17度、同じ晴れでも、暑がりの人と寒がりの人では感じ方が違います。目安を自分用に直すには、17度前後の日に1回、日なたと日陰を歩き比べてみてください。

やり方は簡単です。最高気温が16〜18度の晴れた日の昼に、長袖1枚で外に出ます。まず日なたを10分歩いて、背中や腕がどう感じるかを覚えておきます。次に、ビルの陰や木陰を10分歩いて、同じように感じ方を比べます。

日なたでも少しひんやりするなら、あなたは目安より寒がりの側です。晴れの17度でも、羽織りは持つのではなく着て出る日が多くなります。日陰でも長袖1枚で平気なら、目安より暑がりの側です。曇りの17度でも、羽織りは薄いものを持つだけで足ります。

この1回の確かめで、予報の天気マークを見たときの判断が、自分の体に合ったものに変わります。同じことを風の強い日にも1回やっておくと、風速4m/sという境目が、自分にとって3m/sなのか5m/sなのかもわかります。目安の数字を自分の数字に置き換えておけば、次に17度の予報を見たとき、迷う時間はほとんどなくなります。

記録しておくなら、日付と、最高気温・天気・風速、そのとき着ていたもの、寒かったか暑かったかの4つで十分です。携帯のメモに3回分たまれば、自分の暖かい側と冷たい側の境目が、かなりはっきり見えてきます。

晴れにも曇りにも使える羽織りを、1枚だけ選ぶなら

17度の日に備えて羽織りを1枚だけ選ぶなら、晴れの日に持ち歩けて、曇りや風の日に着て役に立つものが理想です。条件は3つあります。

1つ目は、畳んだときに、バッグに入る大きさになること。晴れの日は持ち歩く時間が長いので、手に持ち続けるものは負担になります。畳んで、普段のバッグの中に入るかどうかを確かめてください。

2つ目は、目が詰まっていて、風を通しにくいこと。ざっくりしたニットは、晴れの日に持つには軽くて便利ですが、風の日には役に立ちません。手のひらを当てて息を吹きかけ、反対側にあまり抜けないものを選ぶと、風の日にも頼れます。

3つ目は、前を閉められること。ボタンかファスナーで前を閉じられると、風の日や日没後に、羽織りの中に入ってくる空気を止められます。前を開けて着る形のものは、晴れの日には軽やかですが、冷たい側の17度では暖かさが足りません。

この3つを満たすものとしては、薄手のシャツジャケット、目の詰まった綿のカーディガン、軽いナイロンのブルゾンなどがあります。色は、手持ちの長袖のどれと合わせても浮かない、中間の明るさの色が使いやすいです。晴れの日にも曇りの日にも同じ1枚を持っていけるので、毎朝の判断は「着て出るか、バッグに入れるか」だけになります。

前の日の夜に決める手順

最後に、17度の日の服を前の晩に決める手順をまとめておきます。

  1. 天気予報で、明日の天気マーク・風速・最低気温を見る
  2. 晴れ・風速3m/s以下・外にいる時間の半分以上が日なた、の3つが揃えば暖かい側。1つでも欠ければ冷たい側
  3. 暖かい側なら、長袖1枚を主役に選び、薄い羽織りをバッグに入れる
  4. 冷たい側なら、薄い長袖と少し厚い羽織りを組み合わせ、羽織りを着て出る
  5. 風の日は羽織りを風を通さない素材に、雨の日は中を湿っても冷えにくい素材に替える
  6. 帰りが日没後なら、晴れの日でも羽織りは必ず持つ
  7. 迷ったら、足首と首元を1段暖かくする

この手順は、17度だけでなく、15度から19度くらいの日にも使えます。数字だけで服を決めずに、天気マークと風速を1回見る。それだけで、同じ17度でも、晴れの日と曇りの日を別の日として着分けられるようになります。

よくある問い

Q. 最高気温17度は、長袖1枚で大丈夫ですか
晴れていて、風が弱く、外にいる時間の半分以上が日なたなら、長袖1枚で歩けます。羽織りは手に持つか、バッグに入れておけば足ります。曇りの日や、風速が4m/sを超える日は、長袖1枚では肌寒く感じやすいので、薄手の羽織りを着て出てください。
Q. 17度でコートはまだ早いですか
ウールのコートは、多くの人にとってまだ早い気温です。17度で着ると、日なたを歩いたときに暑くなりやすく、脱いでも手に持つには重くかさばります。曇りや風の日でも、カーディガンや薄手のジャケット、風を通しにくいシャツ素材の羽織りで足ります。最低気温が10度を下回る日に、朝早くから外に出るなら、薄手のコートを検討してください。
Q. 晴れの予報なのに、出かけたら寒かったのはなぜですか
考えられるのは、風か日陰です。予報の天気マークが晴れでも、風速が4m/sを超えていると体感は下がります。また、ビルの多い街や北向きの道では、晴れていても歩く時間の大半が日陰になり、曇りの日と同じくらい涼しく感じます。翌日の予報で風速を確かめ、歩く道が日陰中心なら、曇りの日の組み立てにしてください。
Q. 17度の日の足元は何がいいですか
晴れの日はスニーカーやローファーなど、足の甲が少し見える靴でも寒くありません。曇りや風の日は、足首まで覆う靴か、靴下を厚手に替えると、体感がぐっと楽になります。17度で先に冷えるのは、上半身より足首まわりです。羽織りで迷う日ほど、足元を1段暖かくしておくと失敗が減ります。

— メグラシ編集部

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