リゾート服を秋の街で着る|重ねる1枚の丈と足元の色で旅っぽさを抜く

**手元にあるリゾート服を、秋の街で着るなら、あなたが直すのは2か所だけです。**上に重ねる1枚の丈と、足元の色。この2つを整えると、旅先のために買った1着が、ふだんの街の服に変わります。
リゾート服が街で浮いて見えるのは、柄や色のせいではありません。旅先の気配をつくっているのは、肩と腕が出ていること、素足にサンダルを合わせていること、そして全身が1枚の布だけでできていることです。秋の街では、まわりの人が上着を着て、甲の隠れる靴を履いています。その中に、1枚の布と素足のままで立つと、季節がずれて見えます。
この記事では、手持ちのリゾート服に何を重ねるか、どの靴を合わせるかを、自分で測れる長さと、目で確かめられる色で決めていきます。リゾートワンピースそのものの選び方はリゾートワンピースの選び方に、旅先での着方はリゾートワンピース 40代|秋冬の南の旅は、機内で座れるかで選ぶにまとめています。ここでは、旅から帰ってきたあとの話をします。
結論:重ねる1枚は裾から20cm離し、足元は柄のいちばん暗い色
決め方の基本は、この2行です。
| 直す場所 | 決め方 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 上に重ねる1枚の丈 | リゾート服の裾から20cm以上短く。または裾から5cm以内まで長く | 着て鏡の前に立ち、2つの裾の差をメジャーで測る |
| 足元の色 | リゾート服の柄の中で、いちばん暗い色にそろえる | 柄を手で隠しながら、いちばん暗い色を1つ選ぶ |
1行目は、上に重ねる1枚の長さの話です。リゾート服は、ロング丈のワンピースやスカートが多く、すそが揺れるのが特徴です。この上に何かを重ねると、2つの裾が縦に並びます。差がはっきりしていれば、2枚の服が重なっているとわかります。差がはっきりしないと、どこまでが上の服でどこからがリゾート服なのか、見ている人にはわかりません。
2行目は、足元の話です。リゾート服の柄は、明るい色と暗い色が混ざっていることがほとんどです。その中のいちばん暗い色に靴の色をそろえると、柄と靴が色でつながり、全身が1つにまとまります。
なぜ「旅っぽく」見えるのか
直す前に、何が旅先の気配をつくっているのかを、もう少し詳しく見ておきます。
リゾート服を街で着たときに浮いて見えるのは、次の3つが重なったときです。
ひとつ目は、肩と腕が出ていることです。袖のないもの、キャミソール型のもの、袖が短くて二の腕が見えるもの。秋の街では、ほとんどの人が肩と腕を覆っています。肩が出ているだけで、季節がひとつ前に見えます。
ふたつ目は、素足とサンダルです。足の甲とかかとが見えると、それだけで夏の装いに見えます。秋の街の足元は、甲の隠れる靴が中心です。
みっつ目は、全身が1枚の布だけでできていることです。リゾートワンピースは、それ1枚で装いが完成するように作られています。秋の街では、上着や羽織を重ねた、2枚以上の服の組み合わせが中心です。1枚の布だけで立っていると、重ねていないことがかえって目立ちます。
この3つのうち、2つ以上を直せば、リゾート服は街の服に見えます。肩と腕を覆う1枚を重ねれば、ひとつ目とみっつ目が同時に直ります。靴を替えれば、ふたつ目が直ります。だから、直すのは2か所で足りるのです。
重ねる1枚の丈を決める:差は20cm以上か5cm以内
上に重ねる1枚は、リゾート服の裾との差で選びます。
ロング丈のワンピースなら、裾はくるぶしのあたりにあります。上に重ねる1枚の裾が、そこから20cm以上短いなら、2枚の服がはっきり別のものに見えます。たとえば、ウエストで止まる短いカーディガン、腰骨までのジャケット、お尻が隠れるくらいのシャツなどです。
もうひとつの道は、上に重ねる1枚を、リゾート服の裾から5cm以内まで長くすることです。ロング丈のコートやガウンのような羽織を重ねると、前を開けたときに、リゾート服が縦に細く見えます。上に重ねたものが外側の枠になり、リゾート服はその中の柄の帯として見えます。
避けたいのは、差が10cm前後の丈です。ふくらはぎのあたりで止まる羽織を、くるぶし丈のワンピースに重ねると、2つの裾が近い高さで重なり、どちらがどちらかわかりにくくなります。歩くたびに2つの裾が揺れて重なるので、足元がもたついて見えます。
確かめるときは、実際に着て鏡の前に立ち、2つの裾の差をメジャーで測ってください。目で見て判断すると、羽織の裾が揺れて長さがずれて見えることがあります。測った差が12〜18cmなら、その組み合わせは避けて、もっと短いものか、もっと長いものに替えます。
透けを確かめる:手をかざして指の形が見えるか
リゾート服は、薄手で透ける生地が多くなります。夏の旅先では涼しくてよいのですが、秋の街では、透けが季節のずれをつくります。
確かめ方は簡単です。リゾート服を窓の明かりにかざし、生地の裏から手のひらを当ててください。表側から、指の形がはっきり見えるかどうかを見ます。
- 指の形がはっきり見える:下に1枚着ます。ワンピースならペチコートか、長めのキャミソール。スカートなら裏地のあるペチコート
- 指があることはわかるが、形はぼやける:上に重ねる1枚で胸から上を覆えば、そのまま着られます
- 指がまったく見えない:透けは気にしなくて構いません
下に着る1枚の色は、リゾート服の地の色に近いものを選んでください。白地のワンピースなら白か生成り、黒地なら黒です。柄の中の色に合わせると、透けたときに下の1枚の輪郭が浮いて見えることがあります。
透ける生地は、秋の風が当たると体が冷えます。下に1枚着ると、見た目だけでなく、体の冷えも抑えられます。
丈の差が決まったら、袖口の位置も見ておいてください。上に重ねる1枚の袖口が、手首の骨にかかるくらいだと、腕が長く見えて、全身がすっきりします。袖口が手の甲を覆うほど長いと、袖がだぶついて、リゾート服のやわらかさと重なって全体が重く見えます。そのときは袖を一度折り返して、手首が少し見える位置にしてください。
柄の大きさで、重ねる面積を変える
柄の大きさによって、上に重ねる1枚がどれくらいの面積を覆うべきかが変わります。
柄の大きさは、手のひらと比べて決めます。リゾート服の柄の中で、いちばん大きな花や葉や模様の上に、手のひらを広げて置いてください。
| 柄の大きさ | 上に重ねる面積 | 重ねる1枚の例 |
|---|---|---|
| 手のひらより小さい | 肩と腕を覆えば足りる | 短いカーディガン、袖のある薄手のニット |
| 手のひらと同じくらい | 胸から上を覆う | 前を閉められるカーディガン、短いジャケット |
| 手のひらより大きい | 上半身全体と腰まで覆う | 腰骨までのジャケット、ロング丈の羽織 |
柄が大きいほど、リゾート服は旅先の気配が強くなります。大きな花や葉の柄は、南の島の植物を思わせるからです。上に重ねる1枚で覆う面積を広くすると、見える柄の量が減り、街の装いに近づきます。
逆に、柄が小さいものや、無地に近いものは、覆う面積が小さくても街で着られます。短いカーディガンを1枚重ねるだけで、ほとんど違和感がなくなります。
足元の色を決める:柄の中のいちばん暗い色
靴は、サンダルをやめて、甲を覆うものにしてください。ローファー、バレエシューズ、ショートブーツ、スニーカーなどです。
色は、リゾート服の柄の中で、いちばん暗い色にそろえます。
いちばん暗い色を見つけるには、柄を目を細めて見てください。細かい部分がぼやけて、明るい色と暗い色の面だけが見えてきます。その中で、いちばん暗く沈んで見える色が、靴の色の候補です。茶色の枝、紺の影、深い緑の葉、黒の輪郭線などが多くなります。
この色に靴をそろえると、柄と足元が色でつながります。見ている人の目は、柄の中の暗い色から、そのまま足元へと下りていきます。全身が1つの色の流れでまとまって見えるのです。
いちばん暗い色が、黒や紺のように街の靴に多い色なら、手持ちの靴がそのまま使えます。深い緑やえんじのように、靴にはあまりない色なら、それに近い茶色か黒で代えてください。暗さが近ければ、色が少し違っても、つながって見えます。
避けたいのは、柄の中にない明るい色の靴です。白のスニーカーは便利ですが、柄の中に白がないリゾート服に合わせると、足元だけが浮いて見えます。
靴下とタイツは、靴とリゾート服の間をつなぐ
足元を整えるとき、もうひとつ考えたいのが、靴とリゾート服の裾の間に見える部分です。ロング丈なら、ここはくるぶしのあたりのわずかな幅になります。ふくらはぎ丈なら、すねが10〜20cmほど見えます。
この部分を素足にするか、靴下やタイツで覆うかで、季節の見え方が変わります。秋の街では、覆うほうが季節に合います。
色は、靴と同じ色にしてください。靴と靴下(またはタイツ)が同じ色だと、足元が1つの塊になり、そこから上のリゾート服へ自然につながります。靴と違う色の靴下を合わせると、足元に色の境目が2つでき、視線が足元で止まってしまいます。
ロング丈で、くるぶしのあたりしか見えない場合は、靴と同じ色の短い靴下でも足ります。ふくらはぎ丈で、すねが大きく見える場合は、タイツにしたほうがまとまります。
袖の有無で、重ねる1枚の形を変える
リゾート服の袖の形によって、上に重ねる1枚の形も変わります。
袖のないもの、キャミソール型のものは、2通りの道があります。ひとつは、上に羽織を重ねて肩と腕を覆う方法。もうひとつは、肩ひもの下に長袖のカットソーやニットを着る方法です。
下に着る方法を選ぶと、リゾート服は上半身では胸から下だけが見えるようになります。柄の見える量がぐっと減るので、柄の大きいものでも街で着やすくなります。下に着る1枚は、首の詰まった細い編みのニットか、薄手のカットソーにしてください。色は、柄の中にある色から選ぶとまとまります。
半袖や五分袖のものは、上に羽織を重ねるのが基本です。袖の上にもう1枚の袖が重なるので、羽織の袖口はリゾート服の袖より長くしてください。リゾート服の袖が羽織の袖口から出てくると、もたついて見えます。
長袖のものは、すでに腕が覆われているので、重ねる1枚は短いベストや、袖のない羽織でも構いません。肩と腕を覆う必要がない分、重ねる1枚の選び方は自由になります。
どちらとも取れるとき① 柄の色が全部明るい
ここからは、基本の決め方では決めきれない場合の判断です。
いちばん多いのが、柄の中に暗い色がないケースです。白地に黄色やオレンジの花、水色の地に白の模様など、全体が明るい色だけでできているリゾート服です。
このときは、柄の中の色ではなく、地の色の明るさに合わせて靴を選んでください。
- 地が白や生成りなど、いちばん明るい色:靴はベージュか、薄い茶色。白い靴は、地と同じ色になるので足元が消えて見えることがあります
- 地が水色や薄いピンクなど、色のある明るい色:靴はグレーかベージュ。地の色から鮮やかさを抜いた色です
暗い色の靴を合わせたい場合は、上に重ねる1枚も暗い色にしてください。暗い色の羽織と暗い色の靴が上下で挟むと、明るいリゾート服が真ん中で浮かずに、全身が1つにまとまります。上に暗い色があるのに足元だけ明るいと、重心がずれて見えます。逆に、足元だけ暗くて上が明るいと、靴だけが重く見えます。
どちらとも取れるとき② 羽織の丈がちょうど10cm差しかない
手持ちの羽織が、リゾート服の裾から10cm前後の丈しかないことがあります。新しく買い足したくないときは、どうするか。
方法はふたつあります。
ひとつは、リゾート服のほうを短くすることです。ウエストにベルトを巻いて、上に少したるませると、裾が5〜8cmほど上がります。これで羽織の裾との差が広がります。ベルトの色は、靴と同じ色にすると、足元と腰が色でつながります。
もうひとつは、羽織の前を閉めないことです。前を開けて着ると、羽織は体の左右に縦に垂れ、リゾート服は中央に縦に細く見えます。裾の差が近くても、左右と中央に分かれて見えるので、もたつきが減ります。
それでも決まらないなら、羽織の袖をまくり、手首を出してください。手首が見えると、全身のどこかに肌が出て、重さが抜けます。
どちらとも取れるとき③ 気温が日によって大きく違う
秋は、同じ週の中でも、暖かい日と冷える日が交互に来ます。リゾート服を着るつもりの日に、急に冷え込むこともあります。
境目は、最高気温が20度を超えるかどうかです。
- 最高気温が20度を超える日:重ねる1枚はカーディガンかシャツ程度で足ります。靴下は薄手か、足首までのもの
- 最高気温が15〜20度の日:重ねる1枚をジャケットかニットにし、タイツを合わせます
- 最高気温が15度を下回る日:コートを重ねる日です。リゾート服の裾がコートの裾より長くなるなら、その差を20cm以上にとれるコートを選びます
最高気温が15度を下回る日に、薄手のリゾート服を着るのは、体が冷えやすくなります。どうしても着たいなら、下に薄いニットのワンピースか、スカートの下にレギンスを1枚重ねて、生地の厚みを補ってください。
どちらとも取れるとき④ 職場に着ていけるか迷う
休日だけでなく、通勤にも着られるかどうか、気になる人もいるでしょう。
判断は、3つの条件がそろっているかで決めます。
- 柄が手のひらより小さい
- 透けがない(手をかざしても指の形が見えない)
- 丈がふくらはぎ以上ある
3つともそろっているなら、上に重ねる1枚を前を閉められるものにし、靴を甲の隠れるものにすれば、着ていける職場は多いでしょう。前を閉めると、柄の見える面積がさらに減ります。
ひとつでも欠けているなら、休日に回したほうが安心です。特に、柄が大きいもの、背中が大きく開いたもの、光沢の強いものは、どれほど上に重ねても、旅先の気配が残ります。
迷うときは、職場で座っている自分を想像してください。机に向かっているとき、まわりの人から見えるのは胸から上です。上に重ねる1枚を前を閉めて着れば、胸から上はふつうの羽織に見えます。リゾート服の柄は、腰から下にしか見えません。
リゾートスカートやセットアップのとき
ここまでワンピースを中心に話してきましたが、リゾート服にはスカートだけのもの、上下がそろいの柄のセットアップもあります。
リゾートスカートは、上半身を自由に組めるので、ワンピースより秋の街に寄せやすくなります。上には、柄の中のいちばん暗い色か、地の色に近い無地のニットを合わせてください。ニットの裾はスカートの中に入れるか、ウエストより少し下で止まる短い丈にします。腰骨より長いニットを外に出すと、スカートの柄が見える面積が減りすぎて、リゾートスカートを着ている意味が薄れます。
上下そろいのセットアップは、上下を一緒に着ると全身が1つの柄になり、旅先の気配がもっとも強くなります。秋の街では、上と下を分けて着るのがおすすめです。下だけをはいて、上を無地のニットにする。あるいは上だけを着て、下を暗い色のパンツにする。分けて着ると、柄が全身の半分になり、手持ちの服とも組みやすくなります。
上下を一緒に着たい日は、上に重ねる1枚を、前を閉められるものにしてください。前を閉めると、上の柄が隠れて、下の柄だけが見えます。結果として、スカートだけをはいているのと同じ見え方になります。
手持ちの羽織で足りるか、買い足すか
リゾート服を秋に着るために、新しく羽織を買うべきかどうか、迷う人も多いでしょう。
まずは、手持ちの羽織を全部出して、リゾート服の上に1枚ずつ重ねてみてください。確かめるのは、この記事で挙げた3つです。
- 裾の差が20cm以上か、5cm以内か
- 柄の大きさに対して、覆う面積が足りているか
- 色が、柄の中のどれかの色、または地の色に近いか
3つを満たす羽織が1枚でもあれば、買い足す必要はありません。満たす羽織がない場合も、すぐに買うのではなく、ベルトでワンピースの丈を変える、前を開けて着る、袖をまくる、といった方法を先に試してください。
それでも合うものがないなら、買い足すのはウエストで止まる短い丈のカーディガンを1枚にしてください。ロング丈のリゾート服の多くと、裾の差を20cm以上とれます。色は、手持ちのリゾート服の柄に多い暗い色、たとえば紺、こげ茶、濃いグレーのどれかにすると、1枚で何着ものリゾート服に合わせられます。短い丈のカーディガンは、リゾート服だけでなく、秋冬のロングスカートやワンピース全般にも使えるので、無駄になりにくい1枚です。
雨の日に着るとき
秋は雨の日も多くなります。リゾート服は、すその長いものが多く、雨の日に着るとすそが濡れやすくなります。
雨の日にリゾート服を着るなら、すそがくるぶしより5cm以上上にあるものを選んでください。くるぶしまであるものは、歩くたびに地面からの跳ね返りを受けます。
足元は、甲の隠れる靴の中でも、水を吸いにくい素材のものにします。ショートブーツが向いています。すそとブーツの上端の間に、少しすき間があると、すそがブーツに当たって汚れにくくなります。
上に重ねる1枚は、雨を受けても重くなりにくい素材を選んでください。ニットは雨を吸うと重くなり、乾くまで時間がかかります。薄手のジャケットや、撥水のある羽織が向いています。
素材で見分ける:秋に着やすいリゾート服、着にくいリゾート服
同じリゾート服でも、素材によって秋の街での着やすさが変わります。手持ちのものを、生地を指でつまんで確かめてください。
着やすいのは、つまんだときに少し厚みを感じるものです。レーヨンやポリエステルのとろみのある生地、目の詰まった綿、麻と綿の混ざった生地などです。これらは、上に重ねる1枚との厚みの差が小さく、重ねたときに生地同士がなじみます。
着にくいのは、つまむと指が透けて見えるほど薄いもの、そして光沢の強いものです。薄すぎる生地は、上に羽織を重ねると、羽織の重みで体に張りつき、脚の形が出てしまいます。光沢の強い生地は、秋の街の落ち着いた光の中で、そこだけ光って見えます。
着にくい側に入るリゾート服でも、着られないわけではありません。薄すぎるものは、下に1枚着て厚みを足します。光沢の強いものは、上に重ねる1枚を光沢のない起毛の素材(ニットやネル)にして、光る面積を減らします。素材の違いを、もう1枚の素材で打ち消す、という考え方です。
鏡の前で確かめる手順
組み合わせが決まったら、出かける前に鏡の前で確かめてください。手順は4つです。
- **重ねる1枚とリゾート服の裾の差を測る。**20cm以上か、5cm以内かを確かめます。12〜18cmなら組み合わせを替えます
- **柄の中のいちばん暗い色と、靴の色を並べて見る。**目を細めて、同じくらいの暗さに見えるかを確かめます
- **窓の明かりの前に立ち、透けを確かめる。**脚の形がはっきり見えるなら、下に1枚足します
- **少し離れて、全身を見る。**肩、腕、足の甲のうち、肌が出ている場所がいくつあるかを数えます。秋の街なら、出ているのは手首か首元のどちらか1か所までにしておくと、季節がずれて見えません
最後の手順は、全身の肌の出し方を確かめるものです。リゾート服は肌を出すように作られているので、何も考えずに着ると、肩も腕も足の甲も出てしまいます。秋の街では、1か所だけ出して、残りは覆う。これが、季節に合った見え方の目安です。
季節が進んで、冬に入ったら
秋が深まり、冬に入ると、リゾート服を街で着る機会はさらに減ります。それでも、着られないわけではありません。
冬に着るなら、リゾート服を「中に着る1枚」として扱ってください。上にコートを重ね、前を閉めて着ると、リゾート服はコートの裾から下に見える柄の帯になります。コートの裾とリゾート服の裾の差は、20cm以上にしておきます。
靴はブーツにし、タイツを合わせます。タイツの色は、靴と同じ色にすると、脚が1本の線にまとまります。
冬の室内で上着を脱いだときには、リゾート服が全身に見えることになります。このとき、上に重ねるもう1枚として、ニットのカーディガンを持っていってください。室内で羽織るだけで、上半身の季節が合います。
着たあとの手入れとしまい方
秋に街で着ると、夏の旅先で着たときよりも、着る回数が増えます。リゾート服は薄手でやわらかい生地が多いので、洗い方としまい方で持ちが変わります。
洗うときは、洗濯表示を確かめたうえで、ネットに入れて弱い水流で洗ってください。柄のある生地は、裏返して洗うと色が落ちにくくなります。干すときは、裾が長いものほど重みで伸びやすいので、ハンガーにかけるより、物干しに二つ折りでかけるほうが形が崩れません。
秋に着たあと、冬の間しまっておくなら、たたまずにハンガーにかけておくのがおすすめです。とろみのある生地は、たたむと折り目がつきやすく、春先に出したときにしわを伸ばす手間が増えます。
夏に旅先のために買った1着は、こうして季節をまたいで着ることができます。旅の記憶のある服を、ふだんの街で着る。それは、旅を思い出す時間を、日々の中に少しだけ持ち込むことでもあります。
夜の食事の場で着るときはホテルディナーの装い、キャミソール型の1着を秋冬の旅で着るときはキャミワンピースのリゾートの着方 秋冬も参考にしてください。
よくある問い
- Q. 夏に旅行用に買ったリゾートワンピースを、秋に普段着として着てもおかしくないですか
- おかしくありません。旅先の気配が出るのは、ワンピースそのものより、素足とサンダル、それに上半身の肌の出し方です。上に1枚重ねて肩と腕を覆い、足元を甲の隠れる靴に替えれば、街で着ても浮きにくくなります。柄が大きい場合は、重ねる1枚の面積を広くとってください。
- Q. 重ねるのはカーディガンとジャケットのどちらがいいですか
- リゾート服の生地がやわらかく揺れるものなら、カーディガンのような同じくやわらかいものが合います。ジャケットのように肩のかたいものを重ねる場合は、裾から20cm以上短い丈にして、上下で別のものとして見せてください。丈が近いと、かたい生地とやわらかい生地が同じ高さで並び、ちぐはぐに見えます。
- Q. キャミソール型のリゾートワンピースでも秋に着られますか
- 着られます。肩ひもの下に、首の詰まった長袖のカットソーかニットを1枚着てください。ワンピースの下に着る1枚は、ワンピースの柄の中にある色から選ぶとまとまります。この着方をすると、ワンピースは上半身では胸から下だけに見えるので、柄の量が減って街で着やすくなります。
- Q. 職場に着ていっても大丈夫ですか
- 柄が手のひらより小さく、透けがなく、丈がふくらはぎ以上あるなら、重ねる1枚と靴を整えれば着ていける職場が多いでしょう。柄が大きいもの、背中が大きく開いたもの、光沢の強いものは、休日に回したほうが安心です。迷うときは、上に重ねる1枚を前を閉めて着られるものにすると、柄の見える面積を減らせます。
- Q. タイツを合わせてもいいですか
- 合わせて構いません。タイツの色は、足元の靴と同じ色か、それより少し明るい色にしてください。リゾート服の柄の中にある暗い色と靴とタイツが1本の線でつながると、脚が街の装いに見えます。肌色のストッキングは、素足に近く見えるので、旅先の気配を残したい日に向きます。
— メグラシ編集部





