メグラシ
着こなす

キャミワンピのリゾートコーデ|秋冬の旅は肩ひもの幅から組む

メグラシ編集部//読了 14分
南の島の海を見下ろす石垣の道で、白い半袖Tシャツの上に細い肩ひもの深い緑のキャミワンピを重ね、生成りのシャツを腕に掛けて歩く女性

**持っていこうと思っているキャミワンピを広げて、肩ひもの幅を定規で測ってください。**1cmに届かないですか。1〜3cmのあいだですか。それとも3cm以上ありますか。

秋から冬に南の島や暖かい海辺へ出かけるとき、キャミワンピは現地の昼には1枚で過ごせるいちばん軽い服です。けれど、出発地の朝は寒く、機内は冷え、現地でも夕方になると海風が肩に当たります。旅の時間のほとんどで、キャミワンピには何かを重ねることになるのです。

何を重ねるかを決めるのは、色や柄より肩ひもの幅です。細い肩ひもは下に着る一枚と相性がよく、太い肩ひもは上に羽織る一枚と相性がよい。この記事は、その測り方から組み立てます。

リゾートワンピース全体の選び方は朝の砂浜から夜の食事まで通せるかを5か所で測るに、袖のあるワンピースを日没後の気温で選ぶ方法は大人のリゾートワンピース袖ありにまとめてあります。ここでは、肩の出るキャミワンピだけを扱います。

結論:肩ひもの幅で、下に着るか上に羽織るかが分かれる

肩ひもの幅を測ったら、次の3つのどれかに入ります。

肩ひもの幅向いている重ね方1枚で着られる場面重ねる場面
1cm未満(細い)下に着る一枚が主役砂浜、プールサイドの昼街歩き、食事、機内、夕方以降
1〜3cm(中間)下に着ても上に羽織ってもよい昼の砂浜と街歩き食事、機内、夕方以降
3cm以上(太い)上に羽織る一枚が主役昼の砂浜と街歩き、昼の食事夜の食事、機内、夕方以降

細い肩ひもは「下に着る」、太い肩ひもは「上に羽織る」。この2つだけ覚えておけば、旅先で何を重ねるかに迷いません。中間の幅は、どちらでも組めるいちばん使いやすい幅です。

なぜ肩ひもの幅で決まるのか

キャミワンピに何かを重ねたとき、見た目がいちばん大きく変わるのは肩まわりです。重ねたものと肩ひもが、肩の上で重なるからです。

細い肩ひもの下に一枚着ると、肩ひもは細い線として下の一枚の上に乗ります。線が細いので、下の一枚の襟ぐりや袖の形がそのまま見えて、下の一枚とワンピースが1つの服のようにまとまります。

太い肩ひもの下に一枚着ると、肩の上に布が2枚重なって、肩まわりに厚みが出ます。下の一枚の袖が肩ひもの横からはみ出す形になり、2つの服を重ねていることがはっきり見えます。これを避けるには、下ではなく上に重ねるほうが収まります。

太い肩ひもの上に羽織ると、羽織りの肩の線がワンピースの肩ひもを包むので、厚みが出ません。細い肩ひもの上に羽織ると、それでも収まりますが、羽織りを脱いだ瞬間に肩が全部出るので、夕方以降に脱げないという不便が残ります。

肩ひもの測り方|定規と、肩に乗せたときの2つで見る

測るのは2か所です。

ひとつは、平らに置いたときの肩ひもの幅です。ワンピースを平らな台に置き、肩ひもの真ん中あたりで幅を定規で測ります。ひもが丸いものは、直径を測ってください。

もうひとつは、着たときに肩ひもが肩のどこに乗るかです。着て鏡の前に立ち、肩ひもが首の付け根と肩先のちょうど真ん中にあるか、首寄りか、肩先寄りかを見ます。

測るところ見方分かること
肩ひもの幅平らに置いて、真ん中で定規を当てる3つの幅のどれに入るか
肩ひもの位置着て、首の付け根と肩先の真ん中を探す下に着る一枚の襟ぐりの広さの上限
肩ひもの長さの調節金具で長さを変えられるか下に着る一枚の厚みに合わせられるか
前後の開き着て、胸元と背中の布の上端の高さ下に着る一枚の首元の形
脇の開き腕を下ろして、脇の下の布の上端下に着る一枚が脇から見えるか

肩ひもの位置が肩先寄りのものは、下に着る一枚の襟ぐりが広いと、肩ひもが下の一枚の襟ぐりの外に落ちます。下に着る一枚の襟ぐりは、肩ひもの位置より首寄りで止まるものを選んでください。

秋冬の南の旅は、1日のうちに気温が3回変わる

秋冬に南へ出かける旅では、1日のうちに気温が大きく変わる場面が少なくとも3回あります。

場面気温の目安肩と腕
出発地の朝10℃前後、日によってはそれ以下覆う。上にもう一枚要る
機内・空港冷房で肌寒い覆う。薄手の長袖か羽織り
現地の昼25℃を超える日も多い出してもよい
現地の夕方以降昼より数℃下がり、海風が当たる覆うほうが楽
館内・飲食店冷房の効き方がまちまち羽織れるものを手元に

このうち、肩を出して過ごせるのは現地の昼だけです。キャミワンピは、この短い時間のために持っていく服ではなく、その前後の時間にも重ねて着られるかどうかで選ぶと、旅の荷物が軽くなります。

気温の読み方は、現地の予報の最高気温ではなく、日没の時刻の気温を見てください。見方は袖ありのリゾートワンピースの記事で詳しく扱っています。

細い肩ひも(1cm未満)|下に着る一枚を主役にする

肩ひもが1cm未満のキャミワンピは、下に着る一枚の襟ぐりと袖が、見た目の大部分を決めます。ワンピースは、その上に乗るもう一枚の層として考えてください。

下に着る一枚は、首元が詰まっていて、肩ひもの位置より首寄りで襟ぐりが止まるものを選びます。襟ぐりが広すぎると、細い肩ひもが襟ぐりの外に落ちて、肩の上で2本の線が交差して見えます。

下に着る一枚向いている場面合わせ方
首の詰まった半袖Tシャツ現地の昼の街歩き袖の長さは肘の上。袖の色をワンピースより明るく
首の詰まった長袖の薄手機内、夕方以降、寺社袖口を手首で止める
薄手のタートルネック出発地の朝、機内首元の色をワンピースに寄せる
襟付きのシャツ食事の場襟をワンピースの上に出す
袖のない薄手の一枚昼の砂浜肩ひもの下に隠れる幅のもの
何も着ない砂浜、プールサイドの昼日差しの強い時間は羽織りを手元に

下に着る一枚を2〜3枚持っていけば、ワンピース1着で毎日印象を変えられます。ワンピースを増やすより、下に着る一枚を増やすほうが、スーツケースの中の場所を取りません。

中間の肩ひも(1〜3cm)|下にも上にも組める

1〜3cmの肩ひもは、細すぎず太すぎず、下に着ても上に羽織っても形が崩れにくい幅です。1枚で着たときも、肩まわりが落ち着いて見えます。

下に着る場合は、細い肩ひもと同じく首の詰まった一枚が合います。ただし肩ひもにある程度幅があるので、下の一枚の袖が肩ひもの横からはみ出す見え方になります。下の一枚の色をワンピースに近づけると、はみ出した部分が目立ちません。

上に羽織る場合は、シャツ、薄手のカーディガン、襟のない短い上着のどれでも合います。羽織りの前を開けたときに、肩ひもが羽織りの襟の内側に収まるかを見てください。

重ね方合う一枚気をつけるところ
下に着る首の詰まった半袖・長袖の薄手下の一枚の色をワンピースに寄せる
上に羽織る前を開けて着るシャツ肩ひもがシャツの襟の内側に収まるか
上に羽織る薄手のカーディガン前を閉めたときの胸元の開き
上に羽織る襟のない短い上着ワンピースの胸元より上着の丈が短いこと
両方下に薄手、上に羽織り出発地の朝だけ。現地で上から脱ぐ

中間の幅は、出発地で下にも上にも重ねて、現地で1枚ずつ脱いでいく組み方にいちばん向いています。

太い肩ひも(3cm以上)|上に羽織る一枚を主役にする

肩ひもが3cm以上あるものは、形としてはタンクトップに近いワンピースです。1枚で着たときに肩まわりが落ち着いて見えるので、昼の食事や街歩きもそのまま通せます。

重ねるときは、下ではなく上に羽織ってください。太い肩ひもの下に一枚着ると、肩の上で布が2枚重なり、肩まわりに厚みが出ます。上に羽織れば、羽織りの肩の線が肩ひもを包むので、厚みは出ません。

上に羽織る一枚向いている場面合わせ方
前を開けて着るシャツ昼の街歩き、日差しの強い時間袖をまくって肘の下で止める
薄手のカーディガン夕方以降、館内、機内前のボタンを1〜2個だけ留める
襟のない短い上着夜の食事丈をワンピースの胸元の少し下で止める
大判の布を肩に掛ける夕方の海辺、寺社肩から腕の上までを覆う
薄手の長袖の上着出発地の朝首に巻くものと組む

下に何か着たい日は、袖のない薄手の一枚を、肩ひもの内側に収まる幅で選んでください。袖のない一枚なら、肩の上に重なるのは肩ひもの幅の中だけで、厚みは目立ちません。

背中と胸元の開き|下に着る一枚の首元を決める

肩ひもの幅と同じくらい、下に着る一枚の選び方を左右するのが、ワンピースの背中と胸元の開きです。

胸元の布の上端が、脇の下の高さとほぼ同じなら、下に着る一枚の首元はどんな形でも収まります。胸元が脇の下より深く開いているなら、下に着る一枚の首元が見えてくるので、首元の形と色を選ぶ必要があります。

背中は、肩甲骨の下の端より上で布が止まっているかを見てください。それより下まで開いているなら、下に着る一枚の背中がそのまま見えます。背中の開きが深いものは、下の一枚を背中まで見せる前提で、色と形を選びます。

開き目安下に着る一枚
胸元が脇の下の高さ浅い首元の形は自由
胸元が脇の下より深い深い首の詰まった一枚。色をワンピースに寄せる
背中が肩甲骨の下端より上浅い背中の形は自由
背中が肩甲骨の下端より下深い背中まで見せる前提で、色と形を選ぶ
背中で肩ひもが交差する交差下の一枚の背中が菱形に見える。無地を選ぶ

出発地から現地へ|1枚ずつ脱いでいく重ね方

秋冬の南の旅では、出発地の朝がいちばん寒く、現地の昼がいちばん暑くなります。出発の朝にいちばん多く重ねて、現地に着いたら1枚ずつ脱いでいくと、移動のために別の服を持っていく必要がなくなります。

中間の肩ひものキャミワンピを例に、脱いでいく順番を並べるとこうなります。

場面着ているもの脱いだもの脱いだものの行き先
出発地の朝下に長袖の薄手、ワンピース、上に厚手の上着、首に巻くもの――
空港に着いたら下に長袖の薄手、ワンピース、首に巻くもの厚手の上着手荷物の袋に丸めて入れる
機内下に長袖の薄手、ワンピース、首に巻くものを膝に――
現地の空港下に長袖の薄手、ワンピース首に巻くもの鞄へ
現地の昼ワンピースだけ、または下に半袖長袖の薄手宿で着替える
現地の夕方ワンピース、上に薄手の羽織り――

**出発地の厚手の上着は、現地では使いません。**帰りの日まで手荷物か、スーツケースの上のほうに入れておきます。現地で使う羽織りは、薄手のものを別に1枚持っていきます。

細い肩ひもで出発する日の重ね方

細い肩ひものキャミワンピで出発する日は、下に着る一枚が防寒の主役になります。出発地では下に長袖の薄手を着て、上に厚手の上着を重ねます。

機内では、厚手の上着を脱いでも、下の長袖があるので肩と腕は冷えません。現地に着いたら、宿で下の長袖を半袖に替えるか、脱いでワンピース1枚にします。

場面下に着る一枚上に重ねる一枚
出発地の朝長袖の薄手、首の詰まったもの厚手の上着
機内長袖の薄手膝に掛ける布
現地の昼半袖、または何も着ない―
現地の夕方長袖の薄手に戻す薄手の羽織り

太い肩ひもで出発する日の重ね方

太い肩ひもは上に羽織るのが基本なので、出発地では羽織りを2枚重ねるのがいちばん収まりのよい組み方です。ワンピースの上に薄手のカーディガン、その上に厚手の上着。

機内で厚手の上着を脱ぎ、カーディガンは着たままにします。現地に着いたらカーディガンも脱いで、ワンピース1枚になります。夕方にもう一度カーディガンを羽織ります。羽織りを1枚、旅のあいだずっと持ち歩く形です。

場面ワンピースの上にさらに上に
出発地の朝薄手のカーディガン厚手の上着、首に巻くもの
機内薄手のカーディガン―
現地の昼何も着ない。カーディガンは腰か鞄へ―
現地の夕方薄手のカーディガン―

帰りの日は、脱いだ順を逆にたどる

帰りの日は、行きと反対に、現地の昼から出発地の夜へ向かって寒くなっていきます。行きに脱いだ順番を、逆にたどって着ていくと考えてください。

帰りの日にいちばん困るのは、到着地の夜です。現地を昼に出て、夜に出発地へ着くと、行きの朝より冷えていることがあります。行きの朝に着ていた厚手の上着は、スーツケースの底ではなく、手荷物か、スーツケースを開けてすぐ取り出せる上のほうに入れておきます。

場面足していくものどこから出すか
現地の宿を出る下に長袖の薄手、または上に薄手の羽織り前の晩に出しておく
現地の空港首に巻くもの手荷物
機内膝に掛ける布手荷物
到着地の空港厚手の上着手荷物、またはスーツケースの上のほう
到着地の夜の帰り道首に巻くものを巻き直す―

帰りの日のキャミワンピは、行きの日と同じ組み方で構いません。行きの朝と同じ組を1つ、帰りの日のぶんとして残しておくと、荷造りのときに迷いません。

足元と小物|重ねる一枚に合わせて替える

キャミワンピに重ねるものが変われば、足元と小物の釣り合いも変わります。肩まわりに布が増える場面では、足元にも少し重さを足すと、上下の釣り合いが取れます。

重ね方足元鞄首や頭まわり
ワンピース1枚足の甲の出るサンダル小さなかご、布の鞄日差しの強い時間は帽子
下に半袖甲の出るサンダル、布の靴布の鞄何もなくてよい
下に長袖甲の覆われた靴小さな革の鞄細い布を首に
上に羽織り甲の覆われた靴、かかとの低い靴小さな革の鞄何もなくてよい
出発地の朝の重ね方靴下と甲の覆われた靴手荷物と兼ねる鞄首に巻く厚手のもの

出発地の朝は、現地で履くサンダルを足に履いていかないほうが楽です。出発地では靴下と甲の覆われた靴で出て、サンダルはスーツケースに入れておきます。現地の宿で履き替えれば、行きの寒さと現地の暑さのどちらにも合います。

場面ごとの組み方|砂浜・街・寺社・食事

現地に着いてからは、場面ごとに重ねるものを変えます。

場面細い肩ひも中間の肩ひも太い肩ひも
砂浜・プールサイドの昼1枚で1枚で1枚で
昼の街歩き下に半袖1枚で、または下に半袖1枚で
寺社・史跡下に半袖以上下に半袖、または上に羽織り上に羽織り
昼の食事下に半袖1枚で1枚で
夜の食事下に長袖か、上に羽織り上に羽織り上に羽織り
夕方の海辺の散歩下に長袖、上に大判の布上に羽織り上に羽織り

寺社や史跡の中には、肩を出したまま入らないよう求められる場所があります。その日の予定に寺社が入っているなら、肩と腕を覆える一枚を鞄に入れて出かけてください。細い肩ひもなら下に半袖を着て出れば、そのまま入れます。

日差しの強い時間は、肩の上に一枚

秋冬でも、南の島の昼の日差しは強いままです。日差しの強い時間に長く外にいるなら、肩の上に薄い一枚を掛けておくと、日差しを避けられます。

いちばん手軽なのは、前を開けて着るシャツを羽織って、袖をまくる組み方です。肩と背中の上のほうは覆われ、腕は肘から先が出るので、暑さも抑えられます。細い肩ひものワンピースなら、下に半袖の一枚を着るだけでも、肩の上は覆えます。

日差しを避けるための一枚は、白や薄い色の、光を通しにくい布を選んでください。濃い色は日差しの熱を吸いやすく、透ける薄い布は日差しも通します。

帽子を合わせる日は、肩の上の一枚と帽子のつばの広さで、日差しの当たる場所を分けて考えると決めやすくなります。つばの広い帽子なら首の後ろまで影が落ちるので、肩の上の一枚は薄いもので足ります。つばの狭い帽子や、帽子をかぶらない日は、首の後ろと肩の上が日差しを受け続けるので、襟のあるシャツを立てて羽織ると覆える範囲が広がります。

頭の上肩の上の一枚首の後ろ
つばの広い帽子薄手の一枚、または下に半袖帽子の影で覆われる
つばの狭い帽子前を開けたシャツ襟を立てる
帽子なし襟のあるシャツ、大判の布襟を立てるか、布を掛ける

透け方|昼の強い光で確かめる

キャミワンピは、薄い生地のものが多い服です。室内では透けなくても、南の島の昼の強い光の下では透けることがあります。

確かめ方は、生地を1枚だけ手に取り、窓の光にかざして、向こうの文字が読めるかを見ます。読めるなら、昼の外では下が透けて見えます。

透け方窓にかざして下に着るもの
透けない文字が見えない何でもよい
少し透ける文字の形がぼんやり見える肌に近い色の、ワンピースの丈に近い長さの一枚
よく透ける文字が読める裾まで届く下着か、ワンピースの下に薄いスカート

透けるワンピースに下着を合わせるときは、肌に近い色を選んでください。白いワンピースに白を合わせると、光の下では白い形がそのまま浮いて見えます。

しわ|スーツケースから出して30分で戻るか

旅先では、アイロンをかける手間はできるだけ省きたいものです。キャミワンピの生地は、スーツケースに入れたときのしわの付き方で、旅に向いているかが分かります。

家で確かめるなら、生地の一か所を手で10秒握って離し、30分後にしわが消えているかを見てください。消えていれば、スーツケースから出して吊るしておけば着られます。

生地の性格しわ旅での扱い
化学繊維のとろみのある生地付きにくく、すぐ戻る丸めてスーツケースへ
綿の薄手付きやすいたたんで上のほうへ。着る前に吊るす
麻付きやすく、戻りにくいしわも味として着る前提で
艶のある生地付くと光で目立つ夜の食事用に1着だけ

色と柄|秋冬の旅なら、昼と夜の両方で使える明るさ

秋冬の南の旅は、昼の光は強く、日没は夏より早く訪れます。ワンピースを1着で昼も夜も着るなら、強い光の下でも暗い室内でも沈まない、中くらいの明るさの色が通しやすくなります。

秋冬の旅の写真は、夏の旅よりも日の傾いた時間に撮ることが多くなります。夕方の斜めの光の中では、白や淡い色はオレンジがかって見え、深い色は落ち着いて見えます。昼と夕方の両方で写真に残したいなら、深い緑や紺のような、光の色に左右されにくい色が扱いやすい側です。

下に着る一枚と上に羽織る一枚の色で、ワンピースの印象を変えられるので、ワンピースそのものは柄の少ないものが組みやすくなります。柄のあるワンピースなら、下と上の一枚は柄の中の1色に合わせてください。

ワンピースの色下に着る一枚上に羽織る一枚
深い緑・紺白、生成り生成り、薄いベージュ
黒白、明るい灰色白いシャツ
生成り・白生成り、濃い茶濃い茶、紺
くすんだ赤・茶生成り生成り、濃い茶
柄もの柄の中の1色柄の中のいちばん薄い色

丈|下に着る一枚が長袖なら、ふくらはぎまで

キャミワンピの丈は、下に着る一枚が長袖になるかどうかで選びます。長袖の上にキャミワンピを重ねると、上半身の布の量が増えるので、裾が膝上だと全体の釣り合いが上に寄ります。

長袖を下に着る場面が多い旅なら、ふくらはぎにかかる丈のほうが釣り合いが取れます。マキシ丈を選ぶときの裾と床のすき間の測り方はマキシワンピでリゾートへで扱っています。

丈下に半袖下に長袖1枚で
膝上合わせやすい上に寄りやすい砂浜の昼に
膝下合わせやすい合わせやすい街歩きに
ふくらはぎ合わせやすいいちばん釣り合う食事にも
足首まで合わせやすい合わせやすい夜の食事にも

どちらとも取れるとき①|肩ひもが1cmと3cmの境目にある

測った幅が1cmちょうど、3cmちょうどのように境目に来たら、肩ひもの位置で決めてください。

肩ひもが首寄りに乗るものは、下に着る一枚の襟ぐりの内側に収まりやすいので、細い側として扱います。肩先寄りに乗るものは、下に着ると袖の上に乗りやすいので、太い側として扱います。

それでも決まらないときは、手持ちの半袖の一枚を下に着て、鏡の前で肩まわりを見てください。下の一枚の袖と肩ひものあいだに、肌が1cm以上見えていれば、下に着る組み方で収まります。すき間がなく重なっているなら、上に羽織るほうが合います。

どちらとも取れるとき②|現地の夕方の気温が読めない

旅の日が近づいても、現地の日没の気温が読めないことがあります。この場合は、下に着る一枚と上に羽織る一枚の両方を1枚ずつ持っていってください。

細い肩ひもなら下に着る長袖を、太い肩ひもなら上に羽織る薄手のカーディガンを、夕方に向けて鞄に入れておきます。どちらの幅でも、両方を持っていれば、寒ければ重ね、暑ければ使わずに済みます。重ねる一枚は薄手を選べば、2枚でも手のひらほどの大きさに丸められます。

現地に着いてからは、初日の夕方に一度、外に出て肩と腕の冷え方を確かめてください。初日に下の長袖で寒くなかったなら、2日目からは羽織りを宿に置いて出かけても困りません。反対に、初日に長袖でも冷えたなら、2日目からは下に長袖、上に羽織りの両方を夕方に向けて持ち歩きます。旅の予定は、初日の夕方の体感で組み直すと、残りの日の荷物が決まります。

どちらとも取れるとき③|1着しか持っていけない

スーツケースの都合で、キャミワンピを1着しか持っていけない日もあります。そのときは、中間の幅(1〜3cm)の肩ひもで、ふくらはぎ丈、中くらいの明るさの無地を選んでください。

中間の幅なら、下に着ても上に羽織っても形が崩れません。ふくらはぎ丈なら、下が長袖でも半袖でも釣り合いが取れます。中くらいの明るさの無地なら、昼の光の下でも夜の室内でも使え、下と上の一枚の色で毎日の印象を変えられます。

選ぶ軸1着だけのときの選び方
肩ひもの幅1〜3cm
丈ふくらはぎにかかる
色中くらいの明るさ
柄無地か、遠目で無地に見える細かい柄
生地握って30分でしわが戻る
透け窓にかざして文字が見えない

どちらとも取れるとき④|肩を出すことに慣れていない

ふだん肩を出す服を着ない人には、キャミワンピ1枚で外に出るのは落ち着かないかもしれません。その場合は、旅のあいだずっと下に一枚着る前提で、細い肩ひものものを選ぶと組みやすくなります。

細い肩ひもは、下に着る一枚と1つの服のようにまとまるので、重ね着をしている印象が薄く、自然に見えます。下の一枚を半袖・長袖・襟付きと替えていけば、ワンピース1着で毎日違う服に見えます。肩を出すかどうかは好みで決めてよく、肩を出さずにキャミワンピを着るのも、この服の着方のひとつです。

スーツケースの中で|重ねる一枚と組にして入れる

キャミワンピと、下に着る一枚・上に羽織る一枚は、1日ぶんずつ組にしてスーツケースに入れておくと、旅先で迷いません。

組にするときは、ワンピースを縦に三つ折りにし、その上に下に着る一枚を重ねて、端から丸めます。丸めた組を1日ぶんとして並べておけば、その日の朝に1つ取り出すだけで済みます。

入れ方向いている生地取り出したら
丸めるとろみのある化学繊維、薄手の綿そのまま着られる
たたむ麻、艶のある生地吊るして30分置く
袋に入れて上のほうへ夜の食事用の1着吊るしてから着る

よくある行き違い

よくある思い込み実際に起きること
南の島だからキャミワンピ1枚で過ごせる1枚で過ごせるのは現地の昼だけ。出発地・機内・夕方は重ねる
細い肩ひもの上に羽織れば夜も大丈夫羽織りを脱げなくなる。細い肩ひもは下に着るほうが扱いやすい
太い肩ひもの下に長袖を着れば暖かい肩の上に布が2枚重なって厚みが出る。上に羽織るほうが収まる
室内で透けなければ外でも透けない南の島の昼の光では透けることがある。窓にかざして確かめる
出発地の上着を現地でも着る現地では使わない。現地用の薄手の羽織りを別に持つ
ワンピースを日数ぶん持っていく下に着る一枚を替えれば、ワンピースは1〜2着で足りる

装いに活かすなら

秋冬の南の旅でキャミワンピを着るなら、肩ひもの幅を先に測ってください。1cm未満なら下に着る一枚を主役に、3cm以上なら上に羽織る一枚を主役に、1〜3cmならどちらにも組めます。

旅の時間のほとんどは、キャミワンピに何かを重ねて過ごします。出発地で一番多く重ねて、現地に着いたら1枚ずつ脱いでいく。その順番を先に決めておけば、ワンピースは1〜2着、下に着る一枚と上に羽織る一枚を数枚で、旅のあいだの服がそろいます。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 秋冬のリゾートにキャミワンピは寒くないですか
昼の日差しの中では1枚で過ごせても、夕方の風、館内の冷房、機内では肩と腕が冷えます。キャミワンピは1枚で着る服というより、重ねる土台として持っていくと考えてください。肩ひもが細いものは下に長袖か半袖の一枚を、肩ひもが太いものは上に羽織りを重ねる前提で組むと、昼と夜の気温差を1着で越えられます。
Q. キャミワンピの下に何を着ればいいですか
肩ひもの幅と、行き先の昼の気温で決めます。肩ひもが1cm未満の細いものなら、下に着る一枚の襟ぐりと袖が見た目の大部分を決めるので、首元の詰まった半袖か長袖の薄手を選びます。昼が暑い日は半袖、夕方以降や機内では長袖が向いています。肩ひもが3cm以上あるものは、下に重ねると肩まわりが厚く見えやすいので、下には何も着ずに、上に羽織りを足すほうが合わせやすくなります。
Q. 寺院や史跡に行く予定がある日は、どうすればいいですか
肩を出したまま入らないよう求められる場所があるので、肩と腕を覆える一枚をその日の鞄に入れておいてください。肩ひもが細いキャミワンピなら、下に半袖以上の一枚を着て出かければ、そのまま入れます。肩ひもが太いものなら、シャツか薄手のカーディガンを羽織れば済みます。羽織りを腰に巻いて移動し、入る前に袖を通すのがいちばん手間がかかりません。
Q. キャミワンピを1着しか持っていけません。どれを選べばいいですか
肩ひもが1〜3cmの中間の幅のものを選んでください。下に着ても上に羽織っても形が崩れにくく、昼に1枚で着たときも肩まわりが落ち着いて見えます。色は、昼の強い光の下でも夜の室内でも使える、中くらいの明るさのものが通しやすくなります。丈はふくらはぎにかかるくらいにしておくと、下に着る一枚が長袖でも短く見えません。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
南の島のホテルのベッドに、色の違うサマードレス3枚と薄手の羽織り、大判の布、サンダル、手書きの予定表が広げられているPick

着こなす

サマードレスでリゾートへ|冬の南の旅は予定表から着る回数を数える

秋冬に南の島や暖かい海辺へ出かけるとき、サマードレスを何枚持っていくかは、泊数ではなく予定表で決まります。現地の最高気温で1枚で着られる日かどうかを確かめ、1日を朝・昼・夕・夜の4枠に分けて、1枚で着る枠・重ねて着る枠・着ない枠に色分けする。そうすると着る回数が数えられ、1着を何枠に回せるかが分かります。移動日、砂浜、街歩き、寺院、船、夕食、雨の日の7つの場面ごとの着方、旅先の洗濯、写真に同じ服が並ばない色の組み方、スーツケースの詰め方までまとめました。

続きを読む
秋の商店街の歩道で、長い丈のキャメルのコートの前を開け、同じ色味のニットと濃い茶色のパンツを合わせ、肩にバッグを掛けて歩く50代の女性

着こなす

50代・150cmの秋冬ファッション|重ね着が増える月の丈の段差

身長150cm前後の50代が秋冬に服を重ねると、裾の線が肩から足元までに何本も入り、服の量が多く見えやすくなります。決めるのは、横に入る線の数です。全身を撮って裾の線を数え、2本までにする。裾と裾の間は3cm以内でそろえるか、10cm以上離す。前と後ろの裾の高さは横から撮って2cm以内。秋の入り口から冬に入るまでの月ごとの組み方、買い物や食事や旅行など予定ごとの変え方、手持ちのコートが中途半端な丈のときの決め方まで、150cmの着丈の目安と一緒にまとめました。

続きを読む

Let a Stylist Choose

着る服選びは、 プロにおまかせ。

好みやサイズをもとに、airClosetのスタイリストが服を選んで自宅へ届けます。

airClosetを見てみる

月額 / 自宅で試着 / airClosetサイト

あわせて読みたい

サマードレスでリゾートへ|冬の南の旅は予定表から着る回数を数える

着こなす

サマードレスでリゾートへ|冬の南の旅は予定表から着る回数を数える

秋冬に南の島や暖かい海辺へ出かけるとき、サマードレスを何枚持っていくかは、泊数ではなく予定表で決まります。現地の最高気温で1枚で着られる日かどうかを確かめ、1日を朝・昼・夕・夜の4枠に分けて、1枚で着る枠・重ねて着る枠・着ない枠に色分けする。そうすると着る回数が数えられ、1着を何枠に回せるかが分かります。移動日、砂浜、街歩き、寺院、船、夕食、雨の日の7つの場面ごとの着方、旅先の洗濯、写真に同じ服が並ばない色の組み方、スーツケースの詰め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
50代・150cmの秋冬ファッション|重ね着が増える月の丈の段差

着こなす

50代・150cmの秋冬ファッション|重ね着が増える月の丈の段差

身長150cm前後の50代が秋冬に服を重ねると、裾の線が肩から足元までに何本も入り、服の量が多く見えやすくなります。決めるのは、横に入る線の数です。全身を撮って裾の線を数え、2本までにする。裾と裾の間は3cm以内でそろえるか、10cm以上離す。前と後ろの裾の高さは横から撮って2cm以内。秋の入り口から冬に入るまでの月ごとの組み方、買い物や食事や旅行など予定ごとの変え方、手持ちのコートが中途半端な丈のときの決め方まで、150cmの着丈の目安と一緒にまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分
ビキニの上に着るやつ|秋冬のプールと冬の南の島で、ずれと冷えを直す

着こなす

ビキニの上に着るやつ|秋冬のプールと冬の南の島で、ずれと冷えを直す

ビキニの上に着るものを選んで失敗するのは、上下が分かれている水着なのに、上か下のどちらを覆いたいかを決めずに1枚を選ぶからです。上着の裾とボトムの上端の重なり、首の後ろの結び目の位置、ショートパンツの裾と脚ぐりの差の3つを測れば、動くたびにめくれる、結び目が当たる、裾から水着がのぞくといった失敗は先に避けられます。秋冬の屋内プール、水着で入る温泉、冬の南の島で起きやすい7つの失敗と、その場での直し方までをまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分
冬のカーディガンコーデ|コートの中でもたつく・着ぶくれる日の直し方

着こなす

冬のカーディガンコーデ|コートの中でもたつく・着ぶくれる日の直し方

冬にカーディガンを着てコートを重ねると、袖がずり上がる、裾がのぞく、前を留めるとボタンの間が開く、腕が曲げにくい。こうしたもたつきは、カーディガンが冬に向かないからではなく、袖・裾・前・厚み・表面の5か所のどこかで、コートとの寸法が合っていないから起きます。鏡の前で1分で原因を見つける方法、袖丈の差・裾の差・つまんだ厚みの目安、手持ちの1枚が起こしやすい失敗、直しても合わないときの替え方まで、失敗の場所ごとにまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
明日の気温と服装|最高と最低の差で、1枚か重ねるかが決まる

着こなす

明日の気温と服装|最高と最低の差で、1枚か重ねるかが決まる

明日の服を気温で決めるとき、最高気温だけを見ると朝と夜に外れます。見るのは、予報の最高気温と最低気温の差です。差が7度までなら1枚で通し、8〜11度なら上の1枚を脱げるものにし、12度以上なら3枚に分けて真ん中を薄くします。9月末から10月に差が開きやすい理由、脱げる1枚の確かめ方、風の強い日や夕方だけ出かける日の読み替えまで、前夜に1分で決められる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分
マキシワンピでリゾートへ|秋冬の南の旅は、裾と床のすき間で選ぶ

着こなす

マキシワンピでリゾートへ|秋冬の南の旅は、裾と床のすき間で選ぶ

秋から冬に南の島や暖かい海辺へ出かけるとき、マキシ丈のリゾートワンピは昼の日差しにも夕方の風にも合わせやすい1枚です。迷うのは色や柄より、裾が床から何cm浮いているか。旅先で履く靴のまま立って、すき間に指が何本入るかを数えれば、砂浜・石段・船・夜の食事のどこで着られるかが決まります。昼と夜の気温差で袖を選ぶ方法、風で裾が持ち上がらないかの確かめ方、黒や濃い色を選ぶ日、機内と夕方の羽織、スーツケースでのしわの防ぎ方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込