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秋コーデの重ね着が昼に暑い|脱げない順に着た日の直し方

メグラシ編集部//読了 13分
脱いだグレーのカーディガンを肩に掛けて袖を前で結び、白い長袖シャツの袖口を折り上げて秋の商店街を歩く女性

**今朝重ねた服を、頭の中で1枚ずつ外してみてください。**いちばん外の1枚を脱いだとき、残った姿で人前に出られますか。

秋の重ね着で昼に暑くなる日は、枚数より重ねた順番に原因があります。朝の寒さに合わせて重ねるのは正しいのですが、残る1枚が1枚で着られない服だと、暑くても脱げません。直し方は、脱ぐ1枚を外側に置き、その下の1枚を、1枚で人前に出られる服に替えることです。

10月は、朝と昼の差がいちばん開きやすい時期です。東京あたりの平地では、朝7時に14度、昼過ぎに23度という日が珍しくありません。気温と服装のずれを自分で測る方法は気温どおりの服装で寒い・暑いにまとめてあります。この記事は、重ねた服が脱げなくて暑い日の直し方だけを扱います。

結論:外す1枚は外側に、残る1枚は1枚で着られる服を内側に

脱げない重ね方は、ほぼ5つに分かれます。

脱げない重ね方脱げない理由組み替え
ニットの下が薄いキャミソールだけ脱ぐと下着に近い姿になる中を袖のある透けない1枚に
首の詰まった1枚を中に着た上を脱いでも首元が暑い首の詰まった1枚を外側に
ベストやジレの下が薄い半袖ベストを脱ぐと夏の姿に戻る中を長袖のシャツに
ワンピースの上にニットを重ねたニットを脱ぐとワンピースが季節外れニットを肩に掛ける前提で
厚い上着の中が夏服のまま上着を脱ぐと寒々しい中に薄い羽織りをもう1枚

**どれも、残る1枚が1枚で成立していません。**重ね着は、外側の1枚を脱いでも、その下がちゃんと1つの装いになっているときにだけ、昼に暑さを逃がせます。

今日は脱ぐ日か|最高と最低の差で決める

まず、その日が昼に1枚脱ぐ日かどうかを決めます。見るのは、天気予報の最高気温と最低気温の差です。

最高と最低の差その日の重ね方外す1枚
5度以内1枚か2枚で通す外さない
5〜8度羽織りを1枚足す昼に羽織りを外す
8〜10度羽織りと中の2段で考える昼に羽織り、夕方にまた着る
10度を超える羽織りを2枚に分ける昼に厚いほう、夕方まで薄いほう

差が8度を超える日は、朝の姿のまま昼を過ごすことはできないと考えてください。8度の差は、朝に中厚手のニットが要る気温から、昼に長袖1枚で足りる気温までの開きです。

予報の最低気温は、たいてい夜明け前の数字です。家を出る時刻の気温は、それより1〜3度高くなっています。朝7時に出る人と9時に出る人では、同じ日でも外す1枚の大きさが変わります。前日との比べ方は明日の気温と服装で、最高と最低の差から1枚か重ねるかを決める手順として見られます。

10月に重ね着で暑くなりやすい理由

10月の重ね着が暑くなるのは、気温の上がり方と、過ごす場所の両方が理由です。

時間と場所体で感じる暑さ起きること
朝の家を出る時刻肌寒い1枚多く重ねたくなる
混んだ電車の中外より数度暑い朝の時点で汗ばむ
昼の日なた予報の最高気温より暖かい上の1枚が要らなくなる
昼の屋内冷房も暖房もない日が多い外より暖かいことがある
夕方の帰り道15時を過ぎると下がり始める外した1枚がまた要る

**10月は、冷房も暖房も入っていない屋内が多い時期です。**夏は冷房、冬は暖房で屋内の温度が決まりますが、10月は外の暖かさがそのまま屋内に残ります。昼の屋内で暑くなるのは、そのためです。

もう1つの理由は、体がまだ夏の暑さに慣れていることです。朝の14度を寒いと感じて重ねても、昼の23度は夏の名残で暑く感じます。10月の朝の寒さは、そのまま信じて重ねると、昼に1枚余ります。

脱げない重ね方①|ニットの下が薄いキャミソールだけ

いちばん多い形です。朝の寒さに合わせてニットを着たけれど、ニットの下は薄いキャミソール1枚。昼に暑くなっても、ニットを脱ぐと下着に近い姿になるので脱げません。

ニットの下に着ていたもの脱いだときの姿人前に出られるか
薄いキャミソール肩と背中が出る出られない
肌着の半袖下着に見える出られない
肌の色の薄い長袖透けて下着が見える出られない
袖のある無地のカットソー1枚の装いになる出られる
シャツやブラウス1枚の装いになる出られる

**ニットの下は、ニットを脱いでも1枚で外を歩ける服にしてください。**それだけで、昼に暑くなったときの選択肢が「我慢する」から「脱ぐ」に変わります。

この形が多いのは、夏のあいだにキャミソールの上に1枚で着る服に慣れているからです。夏の1枚をニットに置き換えただけなので、中の1枚は夏のままになっています。秋の重ね着は、外側を秋にするだけでなく、中の1枚も「秋に1枚で着られるもの」に入れ替えて、はじめて脱げる形になります。

かぶるタイプのニットは、脱ぐときに髪や首元のアクセサリーに引っかかりやすく、人前で脱ぐのをためらう原因にもなります。昼に脱ぐ予定がある日は、かぶるニットより前の開くカーディガンのほうが、脱ぐ手間そのものが小さく済みます。

直し方①|中を、透けない袖のある1枚に替える

ニットの中に着る1枚は、次の3つを満たすものを選びます。

確かめるところ満たす条件確かめ方
透け下着の線が見えない窓の光に向けて、手のひらを当てて見る
袖肩が隠れる袖がある半袖以上
形1枚で着たときに形が整っている裾を出しても入れても成立する

この3つを満たすのは、無地の長袖カットソー、袖のある薄手のブラウス、綿のシャツです。**ニットの首元から中の衿や縁が1cmほど見えても、秋の重ね着としては自然です。**むしろ、中の1枚が少し見えているほうが、脱いだときに「中に着ていた1枚」として違和感なく1枚の姿に移れます。

それでも肌に直接当たる1枚が欲しいときは、キャミソールの上に、さらに薄いカットソーを着て、その上にニットを重ねます。3枚になりますが、キャミソールとカットソーはどちらも薄いので、枚数のわりに暑くなりません。秋冬のニットの下に着るキャミソールの丈や脇の深さはキャミソールの選び方で確かめられます。

脱げない重ね方②|首の詰まった1枚を中に着た

朝の首元の寒さが気になって、首の詰まった薄いタートルネックを中に着て、その上にシャツやカーディガンを重ねた。昼に上の1枚を脱いでも、首元が詰まったままなので暑さが抜けません。

首の詰まった1枚の位置昼に上を脱いだとき暑さの抜け方
いちばん内側首元が詰まったまま抜けない
中間外の1枚を脱いでも残る抜けにくい
いちばん外側脱げば首元が開く抜ける
首に巻くストールで代用外せば首元が開くすぐ抜ける

**首の詰まった1枚は、内側に入れると脱げない1枚になります。**首元の寒さは、朝と夕方だけのことが多いので、首元を覆うものは外して持てる形にしておくのが向いています。

首元は、体の中でも暑さと寒さを感じやすい場所です。朝の冷たい風が首元に当たると、それだけで1枚多く重ねたくなります。ところが昼の日なたでは、首元が詰まっているだけで、上半身全体が暑く感じます。首元をどう覆うかを決めるのは、何枚重ねるかを決めるより先にしてください。

直し方②|首元は、外して持てるもので覆う

首元の寒さを防ぎたいけれど、昼には外したい。そういう日は、首を覆う役を、着る服から外して持てるものに移します。

首元を覆う方法外したあと向いている日
薄いストールを巻く鞄に入る差が8度を超える日
衿のあるシャツの衿を立てる衿を戻すだけ差が5〜8度の日
首の詰まったニットを外側にニットを脱ぐ最高気温が18度以下の日
ボタンのあるカーディガンを上まで留めるボタンを外す朝だけ冷える日

**ストールを1枚持つと、首元の寒さと昼の暑さを1つの道具で両方受け止められます。**薄いストールは、たたむと手のひらほどの大きさになるので、通勤の鞄にも入ります。首元の詰まったタートルネックは、最高気温が18度を下回る日まで、外側に着る1枚として取っておいてください。

脱げない重ね方③|ベストやジレの下が、薄い半袖

秋らしく見せたくて、夏の半袖ブラウスや半袖カットソーの上に、ニットのベストやジレを重ねた。朝は袖が寒く、昼はベストが暑い。どちらに合わせても外れます。

組み合わせ朝の体感昼の体感
薄い半袖+ニットのベスト袖が出ている腕が冷えるベストの身頃が暑い
薄い半袖+長いジレ袖が冷えるジレの丈の分だけ暑い
長袖のシャツ+ニットのベストちょうどよいベストを脱げばシャツ1枚
長袖のカットソー+薄いジレちょうどよいジレを脱げばカットソー1枚

**ベストは、身頃だけを温める服です。**袖を温めることはできないので、朝の寒さが袖に来る日は、中を長袖にしないと寒さが残ります。そして昼にベストを脱いだとき、中が薄い半袖だと、10月の昼でも夏の名残の姿に見えます。

直し方③|ベストの中は長袖、脱いだらシャツ1枚

ベストを着る日は、中を長袖のシャツか長袖のカットソーにします。

中に着る1枚朝の姿昼にベストを脱いだ姿
綿の長袖シャツ衿と袖が出て秋らしいシャツ1枚で整う
長袖の無地カットソー袖が出て落ち着くカットソー1枚で整う
薄手の長袖ブラウス袖に表情が出るブラウス1枚で整う

**昼に暑くなったら、ベストを脱いで、シャツの袖を折り上げます。**袖を2回ほど折ってひじの下まで上げると、長袖のシャツでも暑さが抜けます。ベストは、たたむと薄い板のようになるので、鞄の背に沿わせて入れられます。

手持ちの夏の半袖を秋に着るなら、ベストではなく、カーディガンを重ねてください。カーディガンなら、朝は袖まで覆い、昼は脱いで半袖1枚に戻れます。ただし、半袖1枚で10月の屋外に出てよいかは、昼の気温が22度以上ある日に限ります。

脱げない重ね方④|ワンピースの上にニットを重ねた

薄手のワンピースの上に、腰の高さで止まるニットやカーディガンを重ねた形です。朝は上半身が温かくちょうどよいのに、昼に暑くなってニットを脱ぐと、ワンピースが夏のままに見えます。

ワンピースの生地ニットを脱いだときの見え方脱げるか
透ける薄い生地夏の姿に戻る脱ぎにくい
袖のない形肩が出て季節外れ脱ぎにくい
張りのある綿、長袖秋の1枚として整う脱げる
薄いウール混、長袖秋の1枚として整う脱げる

**ワンピースの上に重ねる日は、ワンピース単体で10月に着られるかを先に確かめてください。**袖がなく、透けるワンピースは、ニットを脱げない前提で着ることになります。

直し方④|脱ぐ前提なら、ニットを肩に掛けて出る

袖のない、または透けるワンピースに重ねたい日は、ニットを着るのではなく、最初から肩に掛けて出かけます。

ニットの持ち方朝の寒さ昼の暑さ
袖を通して着る防げる脱ぐとワンピースが季節外れ
肩に掛けて袖を前で結ぶ背中と肩は防げる結び目をほどいて腕に掛ける
腰に巻く防げない見た目がカジュアルに寄る

肩に掛けたニットは、朝の肩と背中の冷えを受け止め、昼には結び目をほどくだけで外せます。ワンピースの日は、着る羽織りより、掛ける羽織りのほうが昼の暑さに強いと覚えておいてください。

袖のあるワンピースなら、上に重ねるのはニットより、前の開くカーディガンが向いています。前を開ければ暑さが抜け、脱いでもワンピースの袖が残るので、季節外れに見えません。

脱げない重ね方⑤|厚い上着の中が夏服のまま

朝の寒さで、厚めのジャケットやコートを羽織った。中は夏から着ている薄いブラウス1枚。昼に上着を脱ぐと、寒々しい夏の姿に戻ってしまうので、脱げずに暑いまま過ごす形です。

上着の中の1枚上着を脱いだ姿起きること
薄い半袖ブラウス夏の姿周りから浮くので脱げない
透ける長袖夏の素材が目立つ脱ぎにくい
中厚手の長袖秋の1枚脱げる
薄い長袖+カーディガン秋の重ね着上着を脱げる

**上着の中を夏服のまま残すと、上着が脱げない服になります。**10月の上着は、朝と夕方の数時間だけ必要なことがほとんどなので、昼に脱いでも中が秋の姿として成立している必要があります。

とくに外しやすいのは、職場に着いて上着を脱ぐ人です。朝の通勤で上着が必要でも、職場の中では上着を脱いで過ごします。そのとき中が夏のブラウスだと、職場の中で1人だけ季節が戻ったように見えるので、上着を着たまま席に座ることになります。上着を脱ぐ場所がはっきりしている日ほど、中の1枚を秋のものにしておくことが効いてきます。

直し方⑤|上着の中に、薄い羽織りをもう1枚

厚い上着が要るほど朝が冷えるのに、昼には暑くなる日は、上着1枚の厚みを、薄い2枚に分けます。

組み方朝昼夕方
厚い上着1枚+薄い中ちょうどよい暑いが脱げないちょうどよい
薄い上着+カーディガン+中ちょうどよい上着を脱ぐ上着を着直す
カーディガン+中+ストール首元まで温かいストールとカーディガンを外す両方を戻す

**厚い1枚より、薄い2枚のほうが、1日の中で外す量を細かく選べます。**昼に上着を脱いでも、中にカーディガンがあれば秋の重ね着として成立します。厚い上着は、最高気温が15度を下回る時期まで、まだ出番を待たせておいてください。羽織り12種を何度から着るかの目安は羽織りの気温早見表で確かめられます。

素材で暑さが変わる|同じ枚数でも暑い重ね方

脱げる順番で重ねても、生地の選び方によっては、脱ぐ前から暑くなります。同じ2枚重ねでも、空気が抜ける生地と抜けない生地では、昼の暑さの感じ方が違います。

中の1枚の生地汗をかいたとき昼の暑さ
綿のカットソー汗を吸って、少しずつ乾くこもりにくい
綿のシャツ汗を吸い、風が通るこもりにくい
化繊のなめらかなブラウス汗を吸いにくく、肌に貼りつくこもりやすい
薄いウールのニット汗を吸って外へ逃がすこもりにくい
起毛した化繊のニット熱を抱えたまま逃がさないこもりやすい

**肌に近い1枚ほど、汗を吸う生地を選んでください。**外側の羽織りは化繊でもかまいませんが、肌に触れる1枚が汗を吸わないと、重ねた枚数以上に暑く感じます。

起毛した化繊のニットは、朝の寒さには頼りになる一方で、日なたに出ると熱がこもりやすい生地です。10月の前半は、起毛のない、目の詰まった薄いニットを選ぶと、朝と昼の両方で外しにくくなります。起毛したニットは、最高気温が18度を下回る頃から出番にしてください。

汗をかいたあと、夕方に冷えるとき

昼に暑くて汗をかき、そのまま夕方を迎えると、帰り道で急に寒く感じることがあります。脱いだ1枚を着直しても、中の1枚が湿ったままだと、温まるまでに時間がかかります。

昼の状態夕方に起きること防ぎ方
汗をかいたまま羽織りを着ていた羽織りの内側も湿る暑くなった時点で脱ぐ
中の1枚が汗を吸わない生地肌に湿りが残る中を綿に替える
首元を覆ったまま過ごした首まわりが湿る昼にストールを外す
夕方まで脱いだ1枚を持っていた着直せば温まる15時を過ぎたら早めに着る

**昼に我慢して暑いままでいると、夕方の寒さまで引き受けることになります。**暑くなったら、その時点で外す。外した1枚は、日が傾き始める15時過ぎに、寒くなる前に着直す。この2つの時刻を決めておくと、1日を通して体感が大きくぶれません。

脱いだ1枚の持ち方|持てない1枚は重ねない

脱げる順番で重ねても、脱いだ1枚の持ち方が決まっていないと、結局脱がずに我慢することになります。

脱いだ1枚持ち方向いている場面
薄手のカーディガン縦に3つ折りにして丸め、鞄に入れる通勤、買い物
中厚手のカーディガン肩に掛けて袖を前で結ぶ街歩き、休日
ニットのベスト平らにたたんで鞄の背に沿わせる通勤
薄いジャケット二つ折りにして腕に掛ける職場、食事
ストール小さくたたんで鞄に入れるどの場面でも
厚手の上着腕に掛けて持つ移動の少ない日

**朝、重ねる前に、その1枚を脱いだらどう持つかを決めてください。**鞄に入らない、肩に掛けると形が崩れる、腕に掛けると両手がふさがる。そういう1枚は、昼に脱ぐ日には向いていません。

鞄の大きさも一緒に考えます。通勤の鞄が小さい日は、鞄に入る厚みのものだけを重ね、厚手のものは重ねない。それだけで、昼に脱いだ1枚の行き場に困ることがなくなります。

脱いだあと、見た目が崩れるとき

脱いだ1枚の持ち方によっては、見た目が崩れることがあります。

持ち方崩れ方直し方
腰に巻く裾が広がり、カジュアルに寄る肩に掛けるか、鞄に入れる
肩に掛けたが袖が垂れる前が重く見える袖を前で1回結ぶ
腕に掛けて持つ片側だけ重くなる鞄と反対の腕に掛ける
鞄に押し込む取り出したとき、しわが残る縦に3つ折りにして丸める

**腰に巻くのは、休日の動き回る日だけにしてください。**腰に巻くと、上下の境目に布のかたまりができて、職場や食事の席ではくだけて見えます。肩に掛けるなら、袖を前で1回だけ結ぶと、垂れた袖が前に広がりません。

下半身で暑いとき|途中で脱げないものを選んだ

上半身は脱げても、下半身はほとんど脱げません。朝の寒さに合わせて厚いタイツや起毛したパンツを選ぶと、昼に暑くても1日そのままです。

下半身の選び方朝昼10月に向くか
厚いタイツ温かい暑い最高気温15度以下の日だけ
薄いタイツ少し寒いちょうどよい最高気温20度以下の日
起毛したパンツ温かい暑い10月の後半から
張りのある綿のパンツちょうどよいちょうどよい10月を通して
靴下と長いスカート少し寒いちょうどよい10月の前半

**下半身は、朝ではなく昼の気温に合わせて選んでください。**上半身は1枚脱いで調整できますが、下半身は1日を通して同じものを着ることになります。朝の寒さは、上半身の羽織りとストールで受け止め、下半身は昼にちょうどよい厚みにしておきます。

足元も同じです。朝の寒さでブーツを早く出すと、昼の日なたで足元だけが暑くなります。10月の前半は、甲を覆う靴に靴下を合わせる程度にとどめ、筒のあるブーツは最高気温が18度を下回る日から履くと、昼に足元で困ることが減ります。

屋内で暑いとき|電車・職場・店の中

外では脱がなくてよかったのに、屋内に入ると暑い。10月は、屋内で暑さを感じる場面が増えます。

場所暑くなる理由その場での直し方
混んだ電車人の熱と、閉じた空気乗る前に上の1枚の前を開ける
職場の席日差しが窓から入る羽織りを椅子の背に掛ける
飲食店の中調理の熱と人の熱ストールを外し、袖を折り上げる
店で試着をするとき着脱で汗ばむ試着の前に羽織りを脱ぐ

**屋内に入る前に、上の1枚の前を開けておくだけで、暑さの上がり方が変わります。**電車に乗ってから脱ぐのは難しいので、ホームで前を開けておくのが早道です。前を開けられない、かぶるタイプのニットを外側に着る日は、電車に乗る時間が長い日を避けてください。

職場の席が窓際なら、椅子の背に掛けた羽織りは、午後の日差しが弱まる頃にまた肩に掛けられます。店の中で暑くなったときは、食事を始める前に外しておくと、食べているあいだに汗ばむことが減ります。どの場所でも、暑いと感じてから脱ぐより、暑くなりそうな場所に入る直前に外すほうが楽です。

どちらとも取れるとき①|朝は寒いのに、昼の予報は暑い

最低気温は12度、最高気温は24度。朝は中厚手のニットが欲しく、昼は半袖でもよいくらい。差が12度も開く日は、どちらに合わせても外れます。

合わせ方朝昼夕方
朝に合わせてニットちょうどよい暑くて脱げないちょうどよい
昼に合わせて長袖1枚寒いちょうどよい寒い
長袖1枚+カーディガン+ストールちょうどよい2つを外す2つを戻す

**差が10度を超える日は、温める役を2つに分けて、それぞれを外して持てるものにします。**長袖1枚を土台にして、カーディガンとストールを上に重ねる。朝は3つ、昼は1つ、夕方は3つに戻す。かぶるタイプのニットは、この日には着ないでください。外すのに手間がかかり、外したあとの持ち方にも困るからです。

どちらとも取れるとき②|1日のほとんどを屋内で過ごす

朝と夕方の移動は短く、1日の大半を職場や家の中で過ごす。その場合は、外の気温より、屋内の温度に合わせて重ねます。

屋内の過ごし方合わせる気温重ね方
窓際の席で日が当たる屋外の昼より暖かい中を薄く、羽織りを脱げる形に
窓から離れた席屋外の昼に近い長袖1枚と羽織り
人の出入りの多い場所扉が開くたびに外気が入る羽織りを手元に置く
家で過ごす朝晩は冷える部屋で羽織る1枚を用意

**屋内が中心の日は、移動中の寒さを羽織りで受け止め、屋内に着いたら脱ぐ前提で組みます。**外を歩く時間が往復で30分以内なら、厚い上着は要りません。

どちらとも取れるとき③|脱ぐ場所がない日

子どもの行事、外回り、写真を撮る日。人前に出続けていて、途中で服を脱いだり持ち替えたりしにくい日があります。

脱ぎにくい予定起きること重ね方
子どもの行事写真に写る、荷物が多い前の開く羽織り1枚と、中の1枚だけ
外回り鞄が仕事の荷物でいっぱい羽織りは薄く、たたんで入る厚みに
写真を撮る日脱いだ姿と着た姿の両方が写る脱いでも着ても成立する組み合わせ
式や改まった席途中で脱ぐのがためらわれる中の1枚をきちんとした形に

**脱げない日は、重ねる枚数を2枚までにして、中の1枚を昼の気温に合わせます。**朝の寒さは、移動のあいだだけ羽織りで受け止め、会場に着いたら脱いで、その後は中の1枚で過ごす前提にします。中の1枚が昼の気温に合っていれば、脱げなくても困りません。

出かける前の30秒|脱いだ姿を鏡で見る

重ねた姿を鏡で見るとき、外側の1枚を脱いだ姿も、一緒に見てください。

鏡で見るところ確かめることだめなら
外の1枚を脱いだ姿1枚で外を歩けるか中を替える
首元外の1枚を脱いで、首元が詰まっていないか首の詰まった1枚を外側に
袖外の1枚を脱いで、袖があるか中を長袖にする
脱いだ1枚鞄に入るか、肩に掛けられるか薄い1枚に替える

**30秒あれば、昼に脱げるかどうかが分かります。**脱いだ姿で人前に出られないと分かったら、そのときに中の1枚を替えてください。家を出てからでは、替えることができません。

10月の前半・後半・11月で、重ね方が変わる

脱げる重ね方の組み立ては、時期によって変わります。東京あたりの平地を目安にしています。

時期朝と昼の差の目安土台の1枚外す1枚
10月の前半7〜9度薄い長袖、半袖も残る薄いカーディガン、ストール
10月の後半8〜10度中厚手の長袖カーディガン、薄い上着
11月の前半7〜9度薄いニット上着
11月の後半6〜8度中厚手のニット上着、ストール

**10月の後半は、朝と昼の差がいちばん開きやすい時期です。**この時期は、外す1枚を2つに分けておくと、1日を通して楽に過ごせます。11月に入ると差は少し縮みますが、そのかわり上着が要る日が増えるので、外す1枚が上着に変わります。10月の上旬・中旬・下旬でどう重さを変えるかは10月の気温と服装にまとめてあります。

次の日のために|暑かった時刻と場所を書き留める

重ね着で暑かった日は、何時に、どこで暑くなったかを1行だけ書き留めておきます。

日付最高と最低の差暑かった時刻と場所次に替える1点
例:10月6日9度12時、昼食の店の中中をシャツに替える
例:10月10日7度8時、混んだ電車ホームで前を開ける
例:10月17日10度14時、窓際の席羽織りを薄くする
例:10月24日11度13時、外回りの途中ストールで首元を受ける

**暑くなる時刻と場所は、人によってほぼ決まっています。**2週間ほど書き留めると、自分がどの時刻に1枚外したくなるかが分かります。それが分かれば、朝に重ねる時点で、外す1枚をどれにするかを決められます。

暑かったのが電車の中なら、外す1枚は乗る前に前を開けられる羽織り。昼食の店の中なら、外す1枚はストール。時刻と場所が分かると、外す1枚の形まで決まります。朝の寒さに迷う日も、書き留めた数行を見れば、重ねる順番がすぐに決まるはずです。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 秋の重ね着で、昼に暑くなるのはなぜですか
10月の晴れた日は、朝と昼の気温差が8度から10度ほど開くことがあるからです。朝の寒さに合わせて重ねると、昼の日なたや電車の中では1枚多くなります。暑くなること自体は防げないので、昼に1枚脱げる順番で重ねておくことが大切です。脱ぐ1枚をいちばん外側に置き、その下の1枚は、1枚でも人前に出られる服にしてください。
Q. ニットの下にキャミソールしか着ていないので、暑くても脱げません
中の1枚を、袖のある透けないカットソーかシャツに替えてください。キャミソールだけだと、ニットを脱いだ瞬間に下着に近い姿になるので、暑くても脱げません。中の1枚が1枚で外を歩ける服なら、昼に暑くなったときにニットを脱いで肩に掛けられます。ニットの首元から中の衿が少し見えても、秋の重ね着としては自然です。
Q. 脱いだ上着やカーディガンの持ち方が分かりません
たたんで鞄に入る厚みかどうかで決めます。薄手のカーディガンなら、縦に3つ折りにして丸めると、通勤用の鞄に入ります。厚手のものは、肩に掛けて袖を前で軽く結ぶか、腕に掛けて持ちます。腰に巻くと、裾が広がってカジュアルに寄るので、職場や食事の日は避けてください。持てない厚みの上着は、昼に脱ぐ日には重ねないのがいちばんの対策です。
Q. 朝は寒いけれど、昼に暑くなる日は何枚重ねればいいですか
最高と最低の差で決めます。差が5度以内なら1枚か2枚で通せます。差が5度から8度なら、羽織り1枚を足して昼に脱ぐ前提にします。差が8度を超える日は、羽織りと中の1枚の2段で考え、昼に羽織りを脱ぎ、夕方にまた着る形にします。枚数を増やすより、脱ぎ着しやすい1枚を外側に置くほうが、1日を通して楽に過ごせます。

— メグラシ編集部

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メグラシ編集部/読了 12分
40代ファッション カジュアル|袖・裾・襟の着方で大人に寄せる

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40代ファッション カジュアル|袖・裾・襟の着方で大人に寄せる

40代のカジュアルは、同じTシャツやシャツ、ニット、デニムでも、袖・裾・襟の3か所の着方で見え方が変わります。袖は手首から何cm上で止めるか、裾は前だけ何cm入れるか、襟はボタンをいくつ開けて後ろにどれだけ抜くか。全身の写真で今の3か所を確かめる方法、アイテム別の動かし方、1日に動かすのは2か所までという上限、秋に袖をまくると寒い日や、前だけ入れるとだらしなく見える気がするときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 20分
秋コーデの着回し|上下の組める数は、明るさの段と生地の厚みで決まる

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秋コーデの着回し|上下の組める数は、明るさの段と生地の厚みで決まる

秋の着回しが詰まるのは、服の枚数ではなく、組める上下の数が少ないからです。組めるかどうかは、上下の明るさの段差と、生地の厚みの差の2つでほぼ決まります。手持ちの上と下に明るさ5段・厚み3段の番号を振り、表にして組める数を数える手順、足すならどの1枚が数をいちばん増やすか、10月の前半と後半で使う厚みが入れ替わる理由、どちらとも取れる服の数え方まで。

メグラシ編集部/読了 14分
気温どおりの服装で寒い・暑い|予報と自分のずれを3日で測って直す

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気温どおりの服装で寒い・暑い|予報と自分のずれを3日で測って直す

予報の気温に合わせて着たのに、朝は寒く、昼は暑い。外れるのは服の選び方ではなく、予報の数字と自分の一日のあいだに「ずれ」があるからです。予報の気温がどこで測った何度なのか、体感を動かす日なた・風・移動・屋内の目安、3日間の記録から自分のずれを数字で出す方法、ずれの大きさごとに足す・引く1枚、寒かった日と暑かった日に出先でできる直し方までまとめました。記録が毎回ばらつく人、家族と感じ方が違う人、予報そのものが外れた日の考え方も入れています。

メグラシ編集部/読了 13分

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