60代 旅行の服装 秋の終わり|行き先の朝の気温と寒がりかで分ける

**上着は、行き先の朝の最低気温で決めてください。**10度以上なら薄手の上着、5〜10度なら膝が隠れる丈のコート、5度を下回るなら軽いダウンです。昼の気温で選ぶと、宿を出る朝と、日が傾く帰り道で寒い思いをします。
**中に着る物は、あなたが寒がりか、歩くと汗ばむかで決めます。**寒がりの人は首・手首・足首の3か所に1つずつ足します。歩くと汗ばむ人は、前を開けられる上着にして、中を薄手2枚に分けます。どちらも、厚手のニット1枚で済ませないのがこつです。
この2つを決めておけば、上着は1着で通せます。気温が違う場所を回る旅でも、寒いほうに上着を合わせ、暖かいほうでは中を1枚抜くだけです。気温20度前後の時期の旅は気温20度の旅行 60代、秋の旅の服の形は60代の秋の旅行の服装に分けて書いています。
結論:上着は朝の気温、中は体質で決める
秋の終わりの旅で迷うのは、朝と昼の差が大きいからです。行き先によっては、朝の最低気温が5度で、昼の最高気温が16度という日が続きます。この差を上着1枚で受けようとすると、朝に合わせれば昼に暑く、昼に合わせれば朝に寒くなります。
そこで役割を分けます。**上着は朝に合わせて固定し、昼の暑さは中の枚数で逃がします。**上着は旅のあいだ着替えない物なので、いちばん寒い時刻に合わせておくと外しません。中の枚数は、その日の予定と体質で毎朝変えられます。
60代になると、同じ気温でも感じ方の個人差が大きくなります。同行者が「暖かい」と言う日に、自分だけ指先が冷えることもあれば、その反対もあります。だから気温の段とは別に、自分の体質の側でもう1つ分けておきます。
📋 早見表|朝の気温3段×体質2つ
| 行き先の朝の最低気温 | 寒がりの人 | 歩くと汗ばむ人 |
|---|---|---|
| 10度以上 | 薄手の上着+長袖+首に巻く物 | 前を開けられる薄手の上着+長袖1枚 |
| 5〜10度 | 膝丈コート+薄手ニット+首と足首 | 膝丈コート(前開き)+長袖+薄手の羽織り |
| 5度未満 | 軽いダウン+薄手ニット+3か所すべて | 軽いダウン(前開き)+長袖2枚 |
表は、どこで分かれるかを見るためのものです。実際の旅では、行き先が2か所あったり、寒がりなのに歩くと汗ばんだりします。そのときの決め方は、後ろの「どちらとも取れるとき」に書いています。
朝の最低気温の見方|出発3日前、行き先の地点で見る
予報を見るときは、住んでいる町ではなく、泊まる宿のある地点の最低気温を見てください。同じ県の中でも、盆地や山あいの温泉地は、平地より朝の気温が3〜5度低くなります。
見る日は2回です。出発の3日前に上着の段を決め、前日の夜に中の枚数を決めます。3日前と前日で最低気温が3度以上ずれていたら、上着の段を1つ動かします。2度までのずれなら、中の枚数で受けてください。
もう1つ見るのが、朝に宿を出る時刻です。朝食のあと8時台に出て紅葉の名所を回るなら、朝の最低気温に近い中を歩きます。10時を過ぎて出るなら、最低気温より2〜3度高いところから1日が始まります。出る時刻が遅い旅では、段を1つ下げてかまいません。
朝10度以上の行き先|薄手の上着1枚と、中は長袖1枚
朝の最低気温が10度以上なら、裏地のない薄手の上着で足ります。シャツのような生地のジャケットや、薄手のステンカラーの上着、厚手のカーディガンが目安です。中は長袖を1枚にします。
この段の行き先は、海沿いの町や南の地方に多くなります。昼には20度近くまで上がる日もあるので、上着は脱いで腕にかけても重くない物を選びます。手に持ったとき、たたんで片手に収まるかを家で確かめてください。
寒がりの人は、ここで首に巻く物を1つ足します。薄手のストールなら、昼はかばんに入れておけます。歩くと汗ばむ人は、上着の前を開けたまま歩けるかを見てください。前が閉じる形しかない上着だと、歩き始めて10分で暑くなります。
朝5〜10度の行き先|膝丈のコートと薄手ニット
朝の最低気温が5〜10度なら、膝が隠れる丈のコートを選びます。腰までの短い上着だと、お尻と太ももの裏が冷えます。ベンチや石段に腰かける時間が長い旅ほど、この差が出ます。
中は薄手のニットか、長袖の上に薄い羽織りを重ねます。厚手のニット1枚にしないのは、建物に入ったときに脱げないからです。寺の本堂や美術館の中は暖房が控えめでも、歩いてきた体には暑く感じます。そのとき脱げる1枚があるかどうかで、汗をかかずに済みます。
コートの生地は、ウールが多めの物なら風を通しにくく、薄手でも暖かく感じます。合わせる色は、旅の写真に紅葉が写ることが多いので、背景に沈まない紺・グレー・生成りが無難です。
朝5度を下回る行き先|軽いダウンを、たためるかで選ぶ
朝の最低気温が5度を下回るのは、山あいの温泉地や北の地方です。ここではコートより、軽いダウンのほうが向いています。同じ暖かさでも重さが半分ほどで、乗り物の中では小さくたためるからです。
選ぶときは、たたんだときの大きさを確かめてください。バスや列車の座席で膝の上に置けるか、かばんに押し込めるかが目安です。丈は腰が隠れる長さから膝上までが、歩いても階段を上っても邪魔になりません。
中は薄手のニットと長袖、または長袖2枚です。ダウンは暖かいぶん、屋内に入ると一気に暑くなります。中に厚手を着ていると、ダウンを脱いでも暑いままです。中は薄く、外は軽く暖かく、と分けておいてください。
寒がりの人|首・手首・足首の3か所に足す
寒がりの人が上着を厚くすると、肩が凝り、昼に脱いだときの荷物も増えます。それより、首・手首・足首の3か所を覆うほうが、少ない物で暖かく感じます。

首は、薄手のストールかネックウォーマーです。旅先で巻き直しやすい、長すぎない物を選びます。手首は、袖口の詰まった長袖を中に着るか、手首までのアームカバーを使います。足首は、くるぶしを覆う靴下と、裾が足首に落ちる丈のパンツで隙間をなくします。
朝の気温の段が上がるほど、足す所を減らします。10度以上なら首だけ、5〜10度なら首と足首、5度未満なら3か所すべてが目安です。
歩くと汗ばむ人|前を開けられる上着と、脱いで持てる中
歩くと汗ばむ人が困るのは、汗が冷えて、止まったときに寒くなることです。紅葉の参道を20分歩いて汗ばみ、そのあと茶屋で座ると、背中が急に冷えます。
これを防ぐには、上着の前を開けて歩ける形を選び、中は薄手を2枚にします。歩いているあいだは前を開け、止まったら閉じる。中の1枚は、汗ばんだらかばんに入れられる薄さにします。
中に着る長袖は、綿だけの物より、汗が乾きやすい混紡のほうが冷えにくくなります。家で一度、汗ばむくらい歩いてから座り、10分後に背中が冷たく感じないかを確かめておくと安心です。
乗り物と屋内の暖房|バスと列車、宿の中
秋の終わりの旅は、外より中のほうが暑いことがあります。観光バスや列車は暖房が強めで、上着を着たままだと30分で汗ばみます。乗ったら上着は脱いで膝にかけ、降りる前に着直してください。
宿の中も暖かいことが多いので、館内では長袖1枚で過ごせるようにしておくと楽です。夕食の席で中のニットが暑すぎて困った、という相談はよくあります。中を薄手2枚にしておけば、1枚脱いで調整できます。
美術館や寺の本堂は、反対に足元が冷えます。靴を脱いで上がる場所では、くるぶしを覆う靴下が役に立ちます。靴を脱ぐ予定がある日は、靴下の色を服に合わせておくと、脱いだときも気になりません。
足元|紅葉の参道と石段を歩く日
足元は、気温より歩く場所で決めます。紅葉の名所は、落ち葉が積もった石段や、砂利の参道が多くなります。底が平らで滑りにくく、脱ぎ履きのしやすい靴を選んでください。
朝5度を下回る行き先では、くるぶしまで覆う短いブーツが暖かく、裾の隙間からの冷えも防げます。10度以上の行き先なら、歩き慣れた運動靴で十分です。旅のために新しい靴を下ろすのは避け、出発の2週間前から何度か履いて慣らしておきます。
どちらとも取れるとき①|行き先が2か所で気温が違う
山あいの温泉地に泊まって、翌日は海沿いの町を回る。こういう旅では、朝の最低気温が5度以上違うことがあります。
このときは、**寒いほうの朝の気温に上着を合わせ、その1着で通します。**暖かいほうでは、中の1枚を抜いて調整します。上着を2着持っていくと、かばんが大きくなり、使わない1着を運び続けることになります。
どうしても暖かいほうで上着が重いと感じそうなら、上着を前開きの物にしておいてください。開けて歩くだけで、体感は2〜3度下がります。
どちらとも取れるとき②|寒がりなのに歩くと汗ばむ
60代の相談でいちばん多いのが、この組み合わせです。朝は寒いのに、歩き始めると汗ばみ、止まるとまた冷える。
この場合は、体質の2つを両方取ります。上着は前開きにして、首に外せる物を巻き、中は薄手2枚にします。歩くときは前を開けて首の物を外し、止まったら前を閉めて巻き直します。暖かさを上着の厚みで取らず、外せる小物で取るのが、両方を満たす方法です。
足首だけは、歩いても汗ばみにくい場所なので、寒がりの側に合わせて覆っておいてください。
どちらとも取れるとき③|予報が3日前と前日で変わった
3日前に「5〜10度」の段で準備したのに、前日の予報で朝の最低気温が4度になった。こういうときは、上着を替えずに、中と小物で受けます。
1〜2度のずれなら、首に巻く物を1つ足すだけで足ります。3度以上下がったら、中を1枚足して、足首を覆います。それでも足りないと感じる人は、薄手のダウンのベストを中に足すと、上着を替えずに1段上げられます。
反対に、予報が暖かくなった場合は、中を1枚抜いてください。上着はそのままで、前を開けて歩けば足ります。
荷物を増やさない|重ね着で1段ずつ上げ下げする
荷物を増やさないこつは、全部の服を1段ずつ上げ下げできる組み合わせにしておくことです。上着1着、中の長袖2枚、薄手のニット1枚、首の物1つ。これで、朝10度から朝3度くらいまでを受けられます。

色は、中の物どうしがどの組み合わせでも合うように、2色までに絞ってください。中の3枚がどれとどれを重ねても合うなら、旅の日数が増えても、足すのは下着と靴下だけで済みます。
2泊以上の旅なら、中の長袖は宿で洗って干せる薄手の物にしておくと、枚数をさらに減らせます。
まとめ
- 上着は行き先の朝の最低気温で決める。10度以上・5〜10度・5度未満の3段
- 中は体質で決める。寒がりは首・手首・足首に足し、歩くと汗ばむ人は前開きの上着と薄手2枚
- 行き先が2か所なら寒いほうに上着を合わせ、暖かいほうでは中を1枚抜く
- 予報は3日前と前日の2回見る。3度以上ずれたら段を1つ動かす
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よくある問い
- Q. 60代の秋の終わりの旅行に、コートは要りますか
- 行き先の朝の最低気温で決めてください。10度以上なら裏地のない薄手の上着で足ります。5〜10度なら膝が隠れる丈のコート、5度を下回るなら軽いダウンが向きます。昼の気温ではなく、宿を出る朝の気温で見るのが外さないこつです。
- Q. 寒がりなのに、歩くと汗をかきます。どうすればいいですか
- 上着を厚くするのではなく、上着の前を開けられる形にして、首まわりを外せる物で温めてください。歩いているあいだは前を開けてストールを外し、止まったら前を閉めて巻き直します。中を厚手のニット1枚にするより、薄手を2枚にしたほうが調整がききます。
- Q. 2泊3日で、山と海沿いの両方に行きます。服はどうそろえますか
- 寒いほうの朝の気温に上着を合わせて、その1着で通してください。暖かいほうでは上着の中の1枚を抜いて調整します。上着を2着持つより、中の枚数で上下させるほうが荷物が軽く済みます。
- Q. 旅行の何日前に服を決めればいいですか
- 上着の段は出発の3日前に決め、中の枚数は前日の予報で最終確認してください。3日前と前日で最低気温が3度以上ずれたら、段を1つ動かします。
— メグラシ編集部





