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スポーツブラの選び方|足が浮く運動かどうかで、支える強さを決める

メグラシ編集部//読了 18分
木のベンチの上に、幅の広い帯で背中を寄せる形のスポーツブラと細いひものスポーツブラ、巻いた布のメジャー、たたんだ上着が置かれている

**今週やる運動で、両足が同時に地面から離れる瞬間はありますか。**走る、跳ぶ、ステップを踏んで切り返す。ひとつでもあるなら、あなたが選ぶのは「強い支え」のスポーツブラです。ひとつも無い──ヨガ、ピラティス、ウォーキング、マシンでの筋トレだけなら、「中」か「軽い」で足ります。

スポーツブラの選び方を、胸の大きさやカップの表記から始めると迷います。同じ人でも、ヨガの日と走る日で必要な強さが違うからです。先に決めるのは「何をするか」、次に「帯がどこで止まるか」。この順で見ていくと、売り場で手に取る枚数がぐっと減ります。

この記事では、運動を3段に分ける境目、下胸囲の測り方、試着室でできる確かめ方、秋冬の汗冷えに強い生地、そして「2段の間にいる人」の決め方を順に書きます。上に何を重ねるかはスポーツウェアの重ね着に分けてあります。

結論:足が浮くかどうかで、支える強さを3段に分ける

支えの段当てはまる運動見分ける目安
強いランニング、縄跳び、エアロビクス、テニスやバレーなどの球技、跳ぶ振りのあるダンス両足が同時に浮く瞬間が、1分に何度もある
中早歩き、マシンやダンベルの筋トレ、自転車、ゴルフ、登山足は浮かないが、腕を速く振る・体をひねる
軽いヨガ、ピラティス、ストレッチ、ゆっくりした散歩足が浮かず、上半身もゆっくり動く

胸の揺れの大きさは、運動の名前ではなく「着地の衝撃が何回、上半身に届くか」で決まります。足が浮く運動では、着地のたびに体全体が上下します。この上下に胸が少し遅れてついてくるので、支えが足りないと揺れが大きく、回数も多くなります。

段を1つ下げて選ぶと、走る日に揺れが気になって、腕の振りが小さくなります。反対に段を上げすぎると、ヨガの深い前屈やねじりで帯が食い込み、呼吸が浅く感じられます。**強ければ強いほど良い、というものではありません。**運動に合った段がいちばん楽です。

自分の運動を当てはめる|いちばん激しい5分で数える

運動の名前で段を決めないでください。同じ「ヨガ」でも、跳んで足を前後に入れ替える流れのあるクラスがあります。同じ「ジム」でも、マシンだけの日とスタジオで跳ぶ日があります。

決め方は簡単です。**その運動のなかで、いちばん激しい5分を思い出してください。**その5分のあいだに、両足が同時に地面から離れる回数を数えます。

  • ゼロ回:上半身もゆっくりなら「軽い」、腕を速く振ったり体を強くひねったりするなら「中」
  • 10回より少ない:「中」
  • 10回より多い:「強い」

走る運動なら、5分のあいだずっと足が浮いているので、迷わず「強い」です。早歩きは片足が必ず地面に残るので「中」。縄跳びやエアロビクスは数える必要もなく「強い」です。

週のなかでいくつかの運動をするなら、**いちばん強い段に合わせた1枚を、まず持ちます。**そのうえで、軽い段の運動を週に2回以上しているなら、軽い段をもう1枚足します。強い段の1枚で全部をこなすこともできますが、ヨガやストレッチの日に締めつけが気になるなら、その日だけ軽い段に替えると楽になります。

下胸囲は、息を吐ききったところで測る

サイズ表の数字で、いちばん大事なのは下胸囲です。スポーツブラの支えの大部分は、胸の下を一周する帯が受け持っています。帯が合っていないと、カップの形がどれほど良くても揺れは止まりません。

測り方は次の通りです。

  1. 鏡の前に立ち、素肌か、ごく薄い1枚の上からメジャーを当てる
  2. メジャーを胸のふくらみのすぐ下に回し、床と平行にする。背中側が下がりやすいので、鏡で横から確かめる
  3. 息を吸った状態で1回、息を吐ききった状態で1回、合わせて2回測る

吸ったときと吐いたときで、数cmの差が出るはずです。**サイズ表を見るのは、吐ききったときの数字です。**運動中の帯は、呼吸で広がる胸に合わせて少し伸びます。吸ったときの数字で選ぶと、吐いたときに帯がゆるみ、走るたびに胸の下で帯が上下します。

吸ったときに苦しくならないかは、測るときではなく試着で確かめます。数字は吐いたときで選び、着心地は吸ったときで確かめる。この分け方を覚えておくと、サイズの迷いが半分になります。

秋冬は、厚手のインナーを着たまま測りがちです。1枚着ているだけで、下胸囲は1〜2cm大きく出ます。運動のときにスポーツブラの下に何も着ないなら、測るときも素肌に近い状態で測ってください。

帯は前で指2本|着けたら最初にここを見る

スポーツブラを着けたら、まず前の中央で、帯と体の間に指を差し込みます。

  • 人差し指と中指の2本が、やっと入る:ちょうどいい
  • 3本が楽に入る:ゆるい。強い段で使うと、着地のたびに帯が上下する
  • 1本でもきつい:小さい。前屈やねじりで食い込み、帯の跡が赤く残る

次に、鏡に背中を映して、背中側の帯が水平になっているかを見ます。**背中の帯が肩甲骨の方へ上がっていたら、帯がゆるい合図です。**肩ひもが帯を引き上げているので、支えが肩に寄っています。

帯の幅も見ておきます。強い段で使うなら、帯の幅は3cm以上が目安です。細い帯は一点に力が集まるので、同じ締まり方でも食い込んで感じます。幅の広い帯は力が面に散るので、しっかり締まっていても苦しく感じにくくなります。

両腕を上に伸ばして、帯がずり上がらないか

指2本のあとは、両腕をまっすぐ上に伸ばし、そのまま3秒止まります。

このとき、帯が胸の下からずり上がって、ふくらみの下側が帯の下に出てきたら合っていません。原因は2つ考えられます。帯がゆるいか、カップ部分が浅くて胸を収めきれていないかです。

指2本のテストがちょうどなのに、腕を上げるとずり上がる場合は、帯ではなくカップが浅いほうです。同じサイズで、カップに深さのある形を試してください。

ヨガやピラティスでは、腕を頭の上に伸ばす姿勢が何度も出てきます。軽い段を選ぶときこそ、この3秒を省かないでください。軽い段は帯が細く締まりもやわらかいので、腕を上げたときにずれやすいからです。

試着室でできる3つの動き

売り場の試着室でも、運動に近い動きは確かめられます。音を立てない程度に、次の3つを順に試してください。

1. その場で小さく10回跳ぶ(強い段を選ぶときだけ) かかとを少し浮かせる程度で構いません。胸が帯と一緒に動いているか、少し遅れて動いているかを鏡で見ます。遅れて動くなら、支えが足りません。帯をひとつ小さくするか、カップが左右別々に包む形を試します。

2. 腕を前から後ろへ、大きく5回回す 肩ひもが肩から落ちないか、脇の生地が腕の付け根に食い込まないかを見ます。腕を大きく振る球技や水泳の前後で着るなら、ここがいちばん大事です。

3. 前屈して床に手を伸ばし、ゆっくり戻る 胸の上側から生地が浮いて、中が見えないかを見ます。帯が丸まって細くならないかも確かめます。ヨガで使うなら、この動きを2回繰り返してください。

試着できない売り場で買ったときは、届いた日に家で同じ3つを試します。タグを切る前に試すと、合わなかったときに交換の相談がしやすくなります。

肩ひもは、幅と背中の形で負担の場所が変わる

肩ひもは、帯ほど支えを担っていません。それでも、幅と背中での形によって、どこに負担がかかるかが変わります。

幅は、軽い段なら1cm前後の細いものでも足ります。強い段なら2cm以上か、背中で寄せる形を選びます。細いひもで強い支えを求めると、肩の一点に食い込みます。

背中の形は、大きく分けて3つです。

  • 背中で1本に寄せる形(Y字やI字):腕を大きく振っても、ひもが肩から落ちにくい。走る運動や球技に向く
  • 背中で交差する形(X字):寄せる力が強く、肩甲骨の動きを妨げにくい。腕を回す運動に向く
  • まっすぐ下りる形:着脱が楽で、締めつけ感が少ない。ヨガやストレッチ、ウォーキングに向く

肩ひもの長さを調節できるかどうかも見てください。調節できない形は、肩から帯までの距離がちょうど合う人にしか合いません。着けたときに肩ひもが浮く、あるいは肩に食い込むなら、調節できる形を選びます。

首や肩がこりやすい人は、肩だけで吊る形を避けて、帯の締まりで支える形にしてください。肩ひもを短くして持ち上げるのは、こりを増やす選び方です。

留め具で選ぶ|かぶる・後ろで留める・前で留める

留め具の違いは、着脱のしやすさだけではありません。サイズの調節幅も変わります。

かぶるタイプは、縫い目と金具が少なく、肌あたりがやわらかいのが良いところです。軽い段と中の段に多い形です。強い段でかぶるタイプを選ぶと、運動のあと汗で生地が肌に貼りつき、脱ぐときに腕が上がりきらず苦労することがあります。

後ろでホックを留めるタイプは、ホックの列で帯の長さを1〜2cm単位で変えられます。サイズ表の間にいる人や、体調で下胸囲が変わりやすい人に向きます。強い段に多い形です。ただし、仰向けで背中を床やベンチにつける種目では、ホックが背中に当たることがあります。

前でファスナーやホックを留めるタイプは、肩を上げずに着脱できます。着替えの時間が短いジムや、腕を頭の上まで上げにくい人に向きます。

自分がどれに向くかは、ひとつの動きで分かります。**両腕を上げて、ひじを耳の横につけたまま10秒保てますか。**保てるなら、どの形でも着脱できます。途中でつらくなるなら、かぶるタイプは避けて、前で留めるタイプを選んでください。秋冬は運動後に体が冷えて肩まわりがこわばりやすいので、夏より脱ぎにくく感じます。

カップの形とパッドの扱い

スポーツブラのカップは、大きく2つの考え方に分かれます。

  • 押さえる形:胸全体を体に向けて押さえ、動ける幅を減らす。一枚の生地で胸をまとめる
  • 包む形:左右を別々に包んで、それぞれの動きを止める。普通のブラに近い作り

軽い段と中の段は、押さえる形で足ります。強い段では、押さえる形だけだと胸が左右に広がって揺れることがあるので、包む形か、包む形と押さえる形を組み合わせたものを選びます。

取り外せるパッドが付いているものは、洗うときに外してください。入れたまま洗うと、パッドが中で折れたり、乾いたあとに角がよれたりします。戻すときは、パッドの厚い側を下、薄い側を上にして入れます。逆に入れると、胸の上側に段差が出ます。

明るい色のウェアの下に着るときは、パッドの形が外から見えないかも確かめます。白や淡い色のトップスの下では、パッドの縁が線になって出ることがあります。気になるなら、パッドなしで押さえる形にするか、パッドの縁が薄く削いである形を選びます。

秋冬に効く生地の選び方|汗が冷える前に乾くか

秋冬の運動で困るのは、運動しているあいだより、終わってからです。汗が肌の近くに残ったまま外の空気に触れると、体はすぐに冷えます。ジムを出てから駅までの10分、走り終えて家に着くまでの10分が、いちばん冷える時間です。

**綿の多い生地は、走る・跳ぶ日には避けてください。**綿は汗をよく吸いますが、吸ったまま抱え込みます。運動が終わったあとも湿ったまま肌に貼りつき、そこから冷えます。ヨガやストレッチのように汗の量が少ない運動なら、綿の肌ざわりの良さを選んでも構いません。

走る・跳ぶ運動には、汗を吸ってすぐ外へ広げる化学繊維の生地を選びます。タグや売り場の説明に「吸汗速乾」と書かれているものが目安です。

家で確かめる方法もあります。洗ったあと、部屋に干して何時間で乾くかを見てください。秋冬の部屋干しで半日以内に乾く生地なら、運動中も汗を溜めにくい生地です。翌朝まで湿っている生地は、汗の多い運動では冷えのもとになります。

**秋冬だからといって、厚手のスポーツブラを選ぶ必要はありません。**保温は、上に重ねる長袖や上着の役目です。スポーツブラは一番下の1枚なので、汗を肌から離すことだけに専念させてください。厚手のものは乾くのが遅く、かえって冷えます。

運動のあと着替えずに帰る人は、替えを1枚持つだけで帰り道の寒さが変わります。ジムの行き帰りに着るものはジムの服装 女性50代で、着て行くか着替えるかの分け方を書いています。

どちらとも取れる場合|2段の間にいる人の決め方

ここまでの目安で決めきれない人は少なくありません。よくある迷い方ごとに、決め方を置きます。

ヨガだが、跳んで足を入れ替える流れがある 足が浮くのは、1回のクラスで数回から十数回です。数えて10回より少なければ「中」、多ければ「強い」です。ゆっくりしたクラスと跳ぶクラスの両方に出るなら、跳ぶクラスに合わせた1枚を基本にしてください。

ウォーキングの途中で、ときどき走る 走る時間が全体の1割より短くても、走るあいだは足が浮いています。着地の衝撃は、走った分だけ確実に届きます。歩くのが中心でも「強い」を選びます。帯の締まりが気になるなら、強い段のなかで帯の幅が広い形を選ぶと、締まりを面で受けるので歩く時間も楽です。

マシンの筋トレが中心で、最後にだけ5分走る 強い段を1枚で通すのが簡単です。ただ、ベンチに仰向けになる種目が多いなら、後ろにホックがある形は背中に当たります。この場合は、前で留める強い段か、かぶるタイプの強い段を選びます。

ホットヨガに通っている 動きの強さは「軽い」です。ただし汗の量は、走る運動と同じかそれ以上になります。段は軽いものを、生地は強い段と同じく汗を外へ広げるものを選んでください。帰りに上へ重ねる一枚は、汗が引くまでの時間で決めます。スタジオを出てから汗が引くまで10分かかるなら、その10分は前を開け閉めできる上着で調節してください。

指2本はちょうどなのに、跳ぶと揺れる 帯は合っています。足りないのはカップの深さか、左右の止め方です。押さえる形を着ているなら、包む形に替えてください。帯をさらに小さくすると、揺れは減っても前屈で食い込みます。

左右で大きさが少し違う 大きい方に合わせて選び、小さい方にパッドを足すか、肩ひもの長さで調節します。左右差はよくあることで、気にする必要はありません。小さい方に合わせると、大きい方がカップからはみ出し、そこから揺れます。

サイズ表の2つの間で、どちらも少し合わない 後ろでホックを留める形を選びます。ホックの列で、間を埋められるからです。かぶるタイプで選ぶなら、強い段は小さい方、軽い段は大きい方です。

運動中に胸や肩が痛くなる まず運動を止めて、帯の締まりと肩ひもの長さを合わせ直してください。帯がゆるいと揺れで痛み、肩ひもが短いと肩に食い込みます。合わせ直しても痛みが続く場合は、着るものだけの問題とは限りません。医療機関で相談してください。

朝と夜で運動が違う 朝はヨガ、夜はジムでスタジオのプログラム、というように1日に2つの運動をするなら、それぞれの段で1枚ずつ持ち、間に着替えます。1枚で通したい場合は強い段に合わせますが、朝のヨガで締めつけが気になるなら、ホックの列を朝だけ1つゆるめる方法があります。後ろでホックを留める形なら、これができます。

普段のブラのサイズしか知らない 普段のブラの表記は、スポーツブラ選びの目安になりません。作りが違うので、同じ表記でも帯の締まり方が変わるからです。下胸囲を測り直して、スポーツブラのサイズ表で選んでください。測るのは、先に書いた通り息を吐ききったときです。

試着ではちょうどだったのに、運動の後半でゆるくなる 汗を吸うと、生地はわずかに伸びます。後半でゆるく感じるなら、ホックの列を1つきつい方にするか、強い段なら帯をひとつ小さくします。試着のときに指2本がちょうどだったなら、汗をかく運動では指1本半くらいの締まりから始めてもいいでしょう。

家事や在宅の日の普段着の下にも着たい 軽い段を選びます。普段着の下に着るなら、縫い目やパッドの縁が外に響かない形を選んでください。強い段を一日中着ていると、座っているときに帯が苦しく感じられます。運動の日と普段の日で、段を分けるほうが楽です。

首まわりから見えるのが気になる ウェアの首の開きから、スポーツブラの縁が見えることがあります。気になるなら、首まわりの開きが浅い形を選ぶか、ウェアの首の開きより内側に縁が収まるかを、鏡の前で前かがみになって確かめてください。

久しぶりに運動を再開する 何をするかがまだ決まっていないなら、まず「中」を1枚持ちます。2〜3週間続けて、走る・跳ぶ運動が増えてきたら強い段を足し、ヨガやストレッチが中心になったら軽い段を足します。最初から全部をそろえる必要はありません。

どの迷い方でも、最後はいちばん激しい5分に合わせるところに戻ります。迷ったら、その5分を思い出してください。

何枚持つか|週の回数と乾く時間で決める

スポーツブラは、洗って乾くまで次に使えません。何枚持つかは、運動する回数と乾く時間で決まります。

  • 週1〜2回:1枚で回る。ただし秋冬の部屋干しで翌日に乾かないなら2枚
  • 週3回以上:2枚を交互に使う
  • 強い段と軽い段の運動を両方する:段ごとに1枚ずつ

1枚を毎日のように続けて着ると、帯が伸びたまま戻りきらないうちに次の運動が来ます。2枚を交互に使うと、帯が休む時間ができるので、1枚あたりが長く持ちます。結果として、1枚を早く買い替えるより出費は変わりません。

秋冬は乾くまでの時間が夏より長くなります。夏に1枚で回っていた人も、気温が下がってきたら乾き具合を見て、翌日に湿っているなら2枚目を足してください。

替えどき|帯の戻りが遅くなったら

スポーツブラは、見た目がきれいなままでも支える力が落ちていきます。替えどきは、目で見るより手で確かめます。

**帯を左右に10cmほど引っぱって、ぱっと離してください。**すぐに元の長さに戻るなら、まだ使えます。戻りが遅い、あるいは戻ったあとに帯が波打っているなら替えどきです。

着けたときに、前の帯へ指が3本楽に入るようになった場合も同じです。最初は指2本だった帯が伸びて、支えが足りなくなっています。

長く持たせる洗い方も書いておきます。

  • 洗濯ネットに入れる。ホックは留めてから入れる
  • 柔軟剤は控えめに。生地によっては、汗を吸う働きが落ちることがある
  • 乾燥機に入れず、形を整えて干す。帯を吊るすと伸びるので、平らに干すか、中央で二つ折りにして掛ける

週2回の運動で使っているなら、1年たったところで一度、帯の戻りを確かめてください。

帯のほかにも、替えどきの合図はあります。

  • 洗っても汗のにおいが残る:化学繊維の生地は、汗の成分が繊維の奥に残りやすいことがあります。洗う前に、ぬるま湯に30分ほどつけておくと落ちやすくなります。それでも残るなら、生地の働きも落ちています
  • パッドの形が戻らない:洗ったあとにパッドが折れたまま、角が丸まったままなら、パッドだけでも替えどきです。替えのパッドが付いていない形なら、本体ごと見直します
  • 肩ひもの調節が利かなくなった:調節の金具が滑って、運動中にひもが伸びてくるなら、支えが肩に寄らずに抜けています

しまうときは、帯を伸ばしたまま引き出しに押し込まず、カップの形を整えて重ねてください。強い段と軽い段を分けてしまっておくと、運動の日に取り違えずに済みます。秋冬は乾ききらないまましまうと、においが残る原因になります。指で帯の内側を触って、湿り気が残っていないか確かめてからしまいます。

上に何を重ねるか|秋の運動着の一番下として

スポーツブラは、運動着の一番下の1枚です。秋の外の運動なら、その上に汗を肌から離す薄い長袖、さらに風を止める1枚を重ねる、という順番が基本になります。

重ねるときに見ておきたいのは3つです。

  • 脇の縫い目:スポーツブラの脇の縫い目と、上に着るウェアの袖ぐりが同じ場所に重なると、腕を振るたびにこすれます。脇の縫い目が平らに仕上げてある形なら、こすれにくくなります
  • 色の透け:白や淡い色のトップスの下に黒いスポーツブラを着ると、形がそのまま見えます。肌に近い色を選ぶと透けにくくなります
  • 背中の見え方:ヨガで肩の出るウェアを着るなら、スポーツブラの背中の形がそのまま見えます。見せてもいい形を選ぶか、見せたくなければまっすぐ下りる形にします

夕方から走る日の服の組み方はランニングウェア 女性|夕方から走る日、朝のヨガの装いは朝ヨガの装い、秋の外歩きはウォーキングの服装 秋 女性にまとめています。ジムで色を楽しみたいときはかわいいジムの服装 女性が参考になります。

運動ごとに、強さのほかに見ておくところ

段が決まったら、運動ごとに見る場所が少しずつ違います。自分の運動のところだけ読んでください。

ランニング・縄跳び

着地のたびに体が上下するので、段は「強い」です。そのうえで見ておきたいのは、帯の下の縁が肌をこすらないかです。走ると腕を前後に振るので、帯の脇から背中にかけての縁が、同じ場所を何千回もこすります。縁が平らに仕上げてあるか、縫い代が外側に出ているかを触って確かめてください。

秋冬に走るなら、走り始めの寒さで肩をすくめがちです。肩をすくめると肩ひもが首の方へ寄るので、背中で寄せる形のほうがずれにくくなります。夕方に走る日の上の組み方は、先に挙げた記事を参考にしてください。

ヨガ・ピラティス

段は「軽い」です。見ておきたいのは、仰向けやうつ伏せになったときに当たるものがないかです。背中のホック、肩ひもの調節の金具、背中で寄せた部分の厚みは、床に寝たときに背骨や肩甲骨に当たります。ヨガマットの上で一度仰向けになって、当たる場所がないかを確かめてください。

逆さになる姿勢や深い前屈では、胸の上側から生地が浮きやすくなります。首まわりの開きが浅めの形を選ぶと、前屈でも中が見えにくくなります。

ジムの筋トレ

段は「中」です。見ておきたいのは、ベンチやマシンの背もたれに当たる背中の作りです。仰向けでダンベルを持ち上げる種目が多いなら、背中にホックのない形が楽です。腕を頭の上へ引く種目では、肩ひもが外へ逃げないかも見ます。

スタジオで跳ぶプログラムにも出る日は、その日だけ強い段に替えてください。ジムに着ていく服との組み方はスポーツジムの服装で書いています。

ゴルフ・テニスなど腕を大きく振る運動

ゴルフは足が浮かないので「中」、テニスは跳んで切り返すので「強い」です。どちらも腕を大きく振り抜くので、脇の生地が腕の付け根に食い込まないか、肩ひもが落ちないかが大事になります。試着室での「腕を回す」動きを、いつもの倍の10回にして確かめてください。

ゴルフは1日外にいるので、朝と昼で気温が大きく変わります。汗をかいたあとに風に当たる時間が長いので、生地は汗を外へ逃がすものを選びます。

ウォーキング・登山

段は「中」ですが、時間が長いのが特徴です。2時間、3時間と着続けるので、締めつけの少なさを優先します。帯の幅が広く、締まりを面で受ける形が向きます。登山でリュックを背負うなら、リュックの肩ベルトがスポーツブラの肩ひもと同じ場所に重ならないかも見てください。重なると、その一点に重さが集まって肩が痛くなります。

途中で走る区間があるなら、先に書いた通り「強い」に上げます。

売り場で迷ったときの順番

最後に、売り場で手に取ってから決めるまでの順番を並べておきます。

  1. いちばん激しい5分を思い出し、足が浮く回数で段を決める
  2. 吐ききったときの下胸囲で、サイズ表のサイズを決める
  3. 着けて、前の帯に指2本がやっと入るか確かめる
  4. 両腕を上に伸ばして3秒、帯がずり上がらないか見る
  5. 跳ぶ・腕を回す・前屈するの3つで、揺れと食い込みを見る
  6. 走る・跳ぶ日に使うなら、生地が汗を外へ広げるものか確かめる
  7. ひじを耳の横で10秒保てるかで、留め具の形を決める

この順番のうち、1と2が決まっていれば、売り場で迷う時間はかなり短くなります。3から7は、手に取った候補を1枚ずつ落としていくための確かめです。段と下胸囲さえ決まれば、あとは体が答えを出してくれます。

よくある問い

Q. スポーツブラは普通のブラと何が違うのですか
普通のブラは止まっているときや歩くときの形を整えるのが役目で、肩ひもとカップで支えます。スポーツブラは上下に揺れる動きを止めるのが役目で、支えの大部分を胸の下を一周する帯が受け持ちます。だから選ぶときは、カップの表記より先に下胸囲と帯の締まり方を見てください。
Q. ヨガとランニングを両方する場合、1枚で済ませてもいいですか
1枚にするなら強い段に合わせます。ただし強い段は帯がしっかり締まるので、ヨガで深く前屈したりねじったりすると窮屈に感じることがあります。週に両方を2回以上するなら、強い段と軽い段を1枚ずつ持つほうが、どちらの運動でも楽です。
Q. サイズ表の2つのサイズの間に入りました。どちらを選べばいいですか
走る・跳ぶ運動に使う強い段なら小さい方、ヨガやストレッチに使う軽い段なら大きい方が目安です。迷ったら、後ろでホックを留める形を選ぶと、ホックの列で帯の長さを1〜2cm単位で調節できるので、間のサイズを埋められます。
Q. どのくらいで買い替えればいいですか
帯を左右に10cmほど引っぱって離し、すぐに元に戻らなくなったら替えどきです。着けたときに前の帯へ指が3本楽に入るようになった場合も同じです。週2回の運動で使っているなら、1年たったところで一度この2つを確かめてください。
Q. 運動中に胸や肩が痛くなります
まず運動を止めて、帯の締まり方と肩ひもの長さを合わせ直してください。帯がゆるいと揺れで痛み、肩ひもが短すぎると肩に食い込みます。合わせ直しても痛みが続くときは、着るものの問題とは限らないので、医療機関で相談してください。

— メグラシ編集部

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