里帰り出産の服|秋冬に帰るなら、滞在の週数と実家の寒さで決める

**里帰り出産に持っていく服は、2つのことだけで決まります。**枚数は「実家で何日おきに洗濯できるか」で、厚さは「実家の暖房のある部屋と、廊下や洗面所との温度の差」で決めてください。
滞在が4週間でも8週間でも、2日おきに洗濯できるなら、上下3〜4組で回ります。実家が暖房の効いた部屋と冷える廊下の差が大きい家なら、薄手の長袖に厚手の前開きの羽織りを1枚。差が小さい家なら、厚手を減らして、脱げる薄手の重ね着を増やします。
服の一覧から考えると、どうしても多めに詰めることになります。一覧はどの家にも当てはまるように作られているので、あなたの実家の洗濯機と暖房のことは知りません。この記事では、まず自分の予定と実家の様子を書き出し、そこから服を組み立てる順番で進めます。
秋に帰って冬に戻る人を中心に書いています。帰省のときの授乳服の選び方は授乳服の選び方|冬休みの帰省は、授乳する部屋があるかで決めるを、入院用のパジャマについてはマタニティパジャマの選び方を合わせて見てください。
結論:枚数は洗濯の回数、厚さは実家の寒さの差
先に、決め方を2つの表にしておきます。
| 実家で洗濯できる間隔 | 上下の組数の目安 |
|---|---|
| 毎日 | 2〜3組 |
| 2日おき | 3〜4組 |
| 週2回ほど | 5〜6組 |
| 暖房のある部屋と廊下・洗面所の差 | 持っていく厚さ |
|---|---|
| ほとんど差がない | 薄手の長袖を重ねて、脱いで調整 |
| 廊下に出ると羽織りたくなる | 薄手の長袖+厚手の前開きの羽織り1枚 |
| 廊下や洗面所で息が白くなるほど | 厚手の長袖+厚手の羽織り+足元を温めるもの |
この2つを決めておけば、残りは産前・入院・産後の3つの期間に、それぞれ何組ずつ振り分けるかを考えるだけです。
注意したいのは、滞在が長いほど枚数を増やす、という考え方をしないことです。滞在が長くなって変わるのは、季節と体の大きさです。枚数ではありません。
先に書き出す3つ|帰る日・戻る日・実家の暖房
鞄に服を詰める前に、紙かスマートフォンのメモに3つのことを書き出してください。
1つ目は、帰る日に妊娠何週か。そして、予定日まで実家で何週間過ごすか。帰る時期そのものは、担当の医師や助産師と相談して決めるものなので、ここではすでに決まった予定を書き写すだけで構いません。
2つ目は、自宅に戻る予定の日。産後何週間で戻るかと、その日の季節です。秋に帰って、戻る日が冬の入り口になる人は多いはずです。戻る日の季節が、帰る日の季節とどれだけ違うかを書いておきます。
3つ目は、実家の暖房の様子です。どの部屋に暖房があるか。廊下、洗面所、トイレはどのくらい冷えるか。自分が寝起きする部屋は、暖房のある部屋か、そうでない部屋か。この3つ目がいちばん大事なので、分からなければ、家族に電話で聞いてみてください。「去年の冬、廊下で上着を羽織っていたか」と聞くと、答えが返ってきやすくなります。
この3つが分かると、持っていく服の厚さと、季節をまたぐかどうかが見えてきます。
実家が、自宅と気候の違う地域にある場合は、その差も書き足してください。自宅より北の地域や、山あいの地域に帰るなら、同じ秋でも朝晩の冷え込みが早く来ます。雪の降る地域なら、戻る日の足元に、滑りにくい靴底が必要になるかもしれません。反対に、自宅より暖かい地域に帰るなら、自宅の感覚で冬服を詰めると、厚すぎて着ないまま終わることがあります。
地域の差は、天気予報の最低気温を、自宅の地域と実家の地域で並べて見ると分かりやすくなります。帰る予定の週と、戻る予定の週の両方について、去年の同じ時期の最低気温を調べておくと、季節をまたぐ場合の厚さの変わり方も見えてきます。
例|4週間の滞在、2日おきの洗濯、廊下が冷える家
書き出した3つから、実際にどう組み立てるかを1つの例で見てみます。帰る日から予定日まで2週間、産後2週間で戻る、合わせて4週間ほどの滞在。実家では2日おきに洗濯ができ、廊下と洗面所は冬になると羽織りが欲しくなる家です。
洗濯が2日おきなので、組数は3〜4組。期間は産前・入院・産後に分かれますが、入院中は病院のパジャマを借りられるとすると、自分で用意するのは産前と産後の服になります。
産前と産後で兼ねられる、ウエストがゴムで調整できる長袖のワンピースを2枚。前開きの長袖シャツを2枚。マタニティのボトムを2本。これで上下4組ほどが組めます。そこに、廊下用の厚手の前開きカーディガンを1枚。寝る部屋が寒ければ、夜用に薄手のカーディガンをもう1枚。
授乳のために、前開きのシャツを授乳口のあるトップスに置き換えるかは、産前に手持ちで試してから決めます。試して不便なら、産後に1〜2枚だけ足せば足ります。これに、帰る日に着ていく上着と、移動の日の靴を加えれば、服の荷物はほぼ揃います。
期間を3つに分ける|産前・入院・産後
里帰り中の服は、3つの期間に分けて考えます。帰ってから入院するまでの産前。入院している数日間。退院してから自宅に戻るまでの産後。
3つの期間で、必要な服の形が違います。産前は、お腹のふくらみに合うゆとりのある服。入院中は、前が開いて、上下が分かれている服。産後は、授乳しやすく、まだゆとりのある服。
ここで大事なのは、3つの期間にまたがって使える服を、先に見つけておくことです。たとえば、前開きのゆったりした長袖のシャツやカーディガンは、産前の羽織りにも、入院中の羽織りにも、産後の授乳のときにも使えます。ウエストがゴムで調整できるパンツやスカートは、産前と産後の両方で使えることがあります。
またがって使える1枚が多いほど、全体の枚数は減ります。手持ちの服を並べて、3つの期間のうち2つ以上で使えそうなものに印をつけてください。印のついた服から鞄に入れていくと、詰めすぎを防げます。
産前の服|入院までの日数で組数を決める
帰ってから入院するまでの期間は、人によって数日から1か月以上まで幅があります。ただ、この期間の長さで枚数を増やす必要はありません。最初の表のとおり、洗濯の回数で組数が決まります。
産前の服で確かめたいのは、帰る日のお腹の大きさで着られる服が、入院する日まで着られるかどうかです。妊娠の後半は、数週間でお腹まわりの寸法が変わることがあります。帰る日にちょうどいい服は、入院の頃には少し窮屈になっているかもしれません。
確かめ方は、手持ちのマタニティのボトムを履いて、ウエストの調整がどれだけ残っているかを見ることです。アジャスターのボタンがいちばん内側で留まっているなら、まだ余裕があります。いちばん外側で留まっているなら、帰ってからの数週間で足りなくなるかもしれません。その場合は、ゆとりの残っているボトムを優先して持っていきます。
トップスは、着丈がお腹の下まで届くかで見てください。お腹が前に出ると、トップスの前の丈は上がります。いまの時点でお腹の下ぎりぎりの丈なら、入院の頃には足りなくなります。前の丈が長めのもの、またはワンピースのように上下つながった服を1〜2枚入れておくと安心です。
産前の服の手持ちの見直し方は、妊娠中期の服装|秋冬はお腹の前に重なる枚数で決めるの考え方とも重なります。寸法の見方を先に知っておくと、持っていく服を選びやすくなります。
入院の服|病院の決まりを先に確かめる
入院中の服は、病院によって決まりがあります。パジャマや産褥ショーツを貸し出す病院もあれば、すべて自分で用意する病院もあります。まず入院案内を見て、何を用意するのか、何が貸し出されるのかを確かめてください。里帰り先の病院の入院案内は、妊婦健診で通い始めたときに受け取ることが多いので、帰る前に取り寄せられるなら、事前に読んでおくと荷物が決めやすくなります。
自分で用意する場合、入院中の服で大事なのは、前が開くことと、上下が分かれていることの2つです。診察や授乳のときに、前を開けて対応できる形が求められることが多いからです。
マタニティ用のパジャマを新しく買う前に、手持ちの前開きのパジャマで足りないかを確かめてください。確かめるのは、上着の前を開けたときに授乳がしやすいか、ズボンのウエストにゆとりがあるか、の2点です。手持ちの前開きのパジャマで、ウエストがゴムの緩いものなら、そのまま使えることもあります。
入院中は、病室の温度が一定に保たれていることが多いので、厚手のパジャマより、薄手のパジャマに前開きのカーディガンを1枚足すほうが調整しやすくなります。カーディガンは、産前の羽織りと兼ねてください。
入院の数日分の枚数は、パジャマ2〜3組が目安です。病院に洗濯の設備があるか、家族が持ち帰って洗えるかで変わります。家族が毎日来られるなら2組で回ります。
入院の服は、別の鞄に分けておく
入院の日は、急に来ることもあります。そのとき、産前の服と入院の服が同じ鞄に入っていると、家族が代わりに荷物を持ってくるときに、どれを持っていけばいいか分かりません。
入院の服は、実家に着いたらすぐに別の鞄に分けて、玄関の近くや、家族の分かる場所に置いておいてください。鞄の中には、パジャマ、前開きのカーディガン、靴下、退院の日に着る服を入れておきます。退院の日の服は、産前に着ていたゆとりのある服で構いません。前開きのワンピースか、ゆとりのあるトップスとボトムの組み合わせを1組入れておけば足ります。
家族に何が入っているかを伝えておくと、入院中に足りないものが出たときも、実家から届けてもらいやすくなります。
産後の服|授乳と、上下が分かれているか
退院してから自宅に戻るまでの産後は、授乳のしやすさがいちばんの基準になります。授乳口のある服を用意する人もいれば、前開きのシャツや、裾をまくり上げやすい服で済ませる人もいます。
授乳のしやすさは、その場で試すまで分からないこともあります。産前のうちに、手持ちの前開きの服や、裾がゆったりした服を着てみて、前を開けたり、裾を上げたりする動きをしてみてください。片手で開けられるか、開けたときに背中やお腹がどれだけ出るか。この2つを見ておくと、産後に使える服が分かります。
産後の体は、すぐには産前の大きさに戻らないことがほとんどです。お腹まわりのゆとりは、産前と同じくらい残しておいてください。産前に着ていたマタニティのボトムを、そのまま産後にも使えるように持っていくと、産後のためにボトムを別に用意する必要がなくなります。
授乳服を何枚用意するかも、洗濯の回数で決めます。授乳のときに服が汚れることもあるので、産前の組数より1組多めにしておくと、洗濯が間に合わない日も困りません。
産後の外出の服|健診とお宮参り
里帰り中の産後にも、外に出る日があります。産後の健診や赤ちゃんの健診、それから実家の近くでお宮参りを済ませる家族もいます。家の中の服だけでは足りない日なので、外出用の1組を考えておいてください。
外出用といっても、新しく用意する必要はほとんどありません。産前に着ていたワンピースや、ゆとりのあるきれいめのトップスとボトムがあれば、そのまま使えます。条件は3つです。授乳ができるか、抱っこ紐をつけても苦しくないか、座ったり立ったりしやすいか。
健診では、診察のために服を脱いだり、前を開けたりすることがあります。上下が分かれた服のほうが対応しやすいので、ワンピースより、トップスとボトムの組み合わせが向いています。
お宮参りは、写真に残ることも多い日です。ただ、産後すぐの体で慣れない服を着るより、着慣れた服に羽織りを1枚重ねるほうが、当日の負担は小さくなります。お宮参りの服については、お宮参りの服装ワンピース 冬で、上着を脱ぐ前提の丈と色の選び方を書いています。
外出用の1組は、帰るときに持っていく服の中から、きれいめのものを1組だけ選んで決めておくと、産後に慌てずに済みます。
産後に手持ちの服が合わないと感じたときの考え方は、産後の服がない|マタニティ服は大きく前の服は入らない時の直し方にまとめています。
実家の寒さを測る|部屋と廊下の差を見る
厚さを決めるのは、実家の寒さです。ただ、実家全体が寒いか暖かいかではなく、暖房のある部屋と、廊下・洗面所・トイレとの差で考えてください。
暖房の効いた部屋で過ごしている時間は、薄着でも寒さを感じません。困るのは、部屋を出て廊下や洗面所に移動したときです。産前はトイレの回数が増える人も多く、産後は夜中の授乳やおむつ替えで部屋を出入りすることがあります。そのたびに、暖かい部屋と冷えた廊下を行き来することになります。
この行き来に合わせて服を考えると、答えは「脱ぎ着しやすい1枚」になります。部屋の中では脱いでいて、廊下に出るときにさっと羽織れる、前開きの羽織りです。
実家の寒さを家族に聞くときは、「冬の夜、廊下や洗面所で上着を羽織っているか」「寝る部屋に暖房はあるか」の2つを聞いてみてください。この2つが分かれば、持っていく羽織りの厚さが決まります。
寒い家の場合|羽織り1枚と、足元
廊下や洗面所が冷える家に帰る場合は、厚手の前開きの羽織りを1枚、必ず持っていってください。厚手のカーディガンや、裏起毛のフード付きの羽織りなど、部屋の中でも着られて、前を開け閉めしやすいものが向いています。
羽織りは、丈がお尻まで隠れる長さのものを選ぶと、座ったときや、かがんだときにも背中が出ません。産前はお腹が前に出るので、前を閉めなくても着られる、ゆったりした身幅のものにしてください。
足元も、寒い家では大事な場所です。廊下の床が冷たいと、部屋を出るたびに足元から寒さを感じます。厚手の靴下と、かかとまで覆うスリッパがあると、廊下の行き来が楽になります。かかとのないスリッパは、つまずきやすいので、かかとのあるものを選んでください。
寝る部屋に暖房がない場合は、パジャマの上に着る羽織りも用意します。夜中に起きて授乳するときに、パジャマ1枚では寒く感じることがあるからです。日中の羽織りと兼ねられるなら1枚で済みますが、汚れやすい時期なので、2枚あると交代で洗えます。
暖かい家の場合|脱げる形にする
実家が、廊下まで暖房が行き届いている家や、気候の穏やかな地域の家なら、厚手の服はほとんどいりません。むしろ、部屋の中が暖かすぎて、厚手の服では汗ばむことがあります。
暖かい家に帰る場合は、薄手の長袖を中心にして、脱いで調整できる重ね着にします。半袖のインナーの上に薄手の長袖を重ね、暑ければ長袖を脱ぐ。この2枚の重ね着を基本にすると、部屋の温度に合わせやすくなります。
羽織りは、薄手のカーディガンが1枚あれば十分です。外に出るときだけ、上着を羽織ります。
暖かい家では、暖房で部屋の空気が乾き、汗をかいたあとに着替えたくなる日もあります。着替えの回数が増えると、組数が足りなくなることがあるので、上下の組数とは別に、薄手のインナーを数枚多めに入れておくと、インナーだけを替えて済ませられます。インナーは小さくたためるので、荷物の量にはほとんど響きません。
暖かい家でも、季節が冬に近づくと、朝晩は冷えることがあります。薄手の羽織りに加えて、厚手の羽織りを1枚だけ持っていくか、家族に送ってもらえるように準備しておくと安心です。
洗濯の回数で、枚数を減らす
ここまで何度か書いてきたとおり、枚数を決めるのは洗濯の回数です。実家の洗濯の様子を、帰る前に確かめておいてください。
確かめたいのは、洗濯機を自分で使ってもいいか、家族の洗濯と一緒に回すのか、乾燥機があるか、の3つです。家族と一緒に回す場合、家族の洗濯の回数に合わせることになります。週に2〜3回なら、5〜6組を持っていく必要があります。
乾燥機がない家で冬に洗濯すると、乾くまでに時間がかかります。厚手の服は乾きにくいので、厚手の羽織りを洗う回数を減らすために、羽織りの下に着る薄手の服を多めにしておくと、乾きやすい服だけを回せます。
赤ちゃんの服の洗濯が始まると、洗濯の回数そのものが増えることもあります。産後は、自分の服を赤ちゃんの服と分けて洗うか、一緒に洗うかで、洗濯の回数が変わります。家族と相談して、産後の洗濯の流れを決めておくと、自分の服の枚数も決めやすくなります。
冬の部屋干しが多い家なら、素材も枚数に関わります。綿の厚手のトレーナーやスウェットは、乾くまでに1日以上かかることがあります。薄手の綿や、綿と化繊の混ざった生地は、室内でも一晩で乾きやすくなります。乾きにくい服が多いと、洗濯の回数が同じでも、着られる組数が実質的に減ります。持っていく服を選ぶときに、洗濯表示と生地の厚さを見て、乾きやすいものを多めにしておくと、組数を増やさずに済みます。
移動の日の服|座る時間と乗り換え
帰る日の移動は、電車、新幹線、飛行機、車など、人によって違います。移動の手段や時期は、担当の医師や助産師と相談して決めてください。ここでは、決まった移動の日に何を着るかだけを書きます。
移動の日の服は、座る時間の長さで考えます。長く座ると、お腹まわりやウエストが締めつけられて苦しく感じることがあります。ウエストのゴムが緩いボトムか、ワンピースのように上下がつながった服が楽です。
乗り換えや待ち時間がある場合は、建物の中と外の温度差に合わせて、脱ぎ着しやすい服にします。駅や空港の中は暖房が効いていても、ホームや乗り場は冷えることがあります。前開きの羽織りを着て、上にコートを重ねる形にすると、建物の中ではコートを脱ぎ、外では羽織ることができます。
靴は、脱ぎ履きしやすく、かかとの低いものを選んでください。移動の日は足元がきつく感じる人もいるので、普段より少しゆとりのある靴が楽です。
帰る日の服を、実家での1組目にする
移動の日に着ていく服は、実家に着いてからも使う1組として数えてください。移動のための特別な服を用意すると、その服は実家に着いた日から出番がなくなり、荷物が1組分増えるだけになります。
移動の日の服を、ウエストのゴムが緩いワンピースと、前開きの羽織りにしておけば、実家でもそのまま普段着になります。上に重ねたコートは、実家の近くに出かけるときの上着として使えます。帰る日と戻る日の季節が近いなら、戻る日の上着も同じ1枚で済みます。
こうして、移動の日の服、入院の日の羽織り、産後の外出の服と、1枚に2つ以上の役目を持たせていくと、全体の枚数は自然に少なくなります。鞄に入れる前に、それぞれの服に役目をいくつ持たせられるかを数えてみてください。役目が1つしかない服は、本当に必要かをもう一度考える候補です。
戻る日の服|赤ちゃんを抱いて帰る日
自宅に戻る日は、赤ちゃんを抱いての移動になります。秋に帰って冬に戻る人は、帰る日よりも寒い季節の移動です。
戻る日の服で大事なのは、上着です。赤ちゃんを抱っこ紐で抱いたまま上着を着ると、前が閉まらないことがあります。手持ちのコートで前が閉まるかどうかは、抱っこ紐をつけた状態で確かめないと分かりません。産前に確かめる場合は、クッションやタオルを巻いたものを抱いて、コートの前が閉まるかを見てください。
前が閉まらないなら、抱っこ紐の上から羽織れる大きめのコートや、ケープ型の上着を使う方法があります。あるいは、コートの前を開けたまま、赤ちゃんの上にブランケットをかける形でも移動できます。抱っこ紐の上に着るコートについては、マタニティコートは必要?で、手持ちのコートがどれだけ閉まらないかの見方を書いています。
戻る日の移動は、帰る日よりも荷物が増えます。赤ちゃんの荷物、授乳の道具、おむつ。母親の服は、そのぶん身軽にしておきたいところです。前開きの羽織りに上着を重ねる形は、行きと同じで構いません。授乳の時間が移動中にかかりそうなら、上着の下に授乳口のあるトップスか、前開きのシャツを着ておくと、上着を脱がずに対応しやすくなります。
靴は、赤ちゃんを抱いて足元が見えにくくなるので、かかとが低く、脱げにくいものにしてください。ひもを結ぶ靴より、足を入れるだけで履ける靴のほうが、抱いたまま履き替えるときに楽です。
戻る日の服は、帰るときに持っていく必要はありません。家族に送ってもらうか、産後に宅配で送る形にすると、行きの荷物を減らせます。
どちらとも取れるとき①|滞在が長く、季節をまたぐ
秋に帰って、戻るのが真冬になる。滞在が2か月を超えるような場合は、帰る日と戻る日で季節が大きく変わります。
季節をまたぐ滞在で、全部の服を最初に持っていくと、荷物が大きくなるうえに、使わないまま送り返す服が出てきます。季節をまたぐ場合は、服を2回に分けて届ける前提で考えてください。
1回目は、帰る日に持っていく産前の服と入院の服。2回目は、産後の後半に使う厚手の服と、戻る日の上着です。2回目は、自宅にいる家族に送ってもらうか、帰る前に箱に詰めておき、産後に送ってもらう形にします。
2回目の箱には、手持ちの冬服の中から、ゆとりがあり、前が開くものを選んで詰めてください。産後はまだお腹まわりにゆとりが必要なので、細身の冬服は入れなくて構いません。
どちらとも取れるとき②|実家に残した昔の服を使うか
実家に、学生時代や独身の頃の服が残っていることがあります。それを使えば荷物が減りますが、使えるかどうかは迷うところです。
昔の服は、産前の体にはほとんど合いません。使えるのは、産後のうち、家の中だけで着る部屋着や、上に羽織るもの、それから寝るときの重ね着です。前開きのカーディガンや、ゆったりした長袖のトレーナーなどは、サイズが合えば十分に役に立ちます。
確かめるのは、帰ってすぐです。実家に着いた最初の数日で、昔の服を出して、ゆとりのあるものだけを選び、それ以外はしまっておきます。使える服が見つかれば、2回目の箱に入れる服を減らせます。
どちらとも取れるとき③|送るか、持っていくか
荷物を送るか、手で持っていくか。これは、移動の手段と、一緒に移動する家族の有無で決めてください。
車で家族が運転して帰るなら、手で持っていっても負担は大きくありません。電車や飛行機で、1人で移動するなら、重い荷物を持つのは避けたいところです。その場合は、服のほとんどを宅配で送り、手で持つのは移動の日に使うものと、着いてすぐ使う1〜2日分だけにします。
送る場合は、帰る日の数日前に届くように手配しておくと、着いた日にすぐ使えます。箱の外側に「産前」「入院」「産後」と書いておくと、実家で開けるときに迷いません。
戻るときの荷物も、同じように考えておきます。里帰りの間に、赤ちゃんの服やおむつ、いただいたお祝いの品などで、荷物は帰ったときより増えていることがほとんどです。自分の服のうち、戻る日に着る1組と、着いてすぐ使う1〜2日分だけを手元に残し、残りは先に宅配で自宅に送っておくと、戻る日の移動が軽くなります。
送り返す前に、里帰り中にほとんど着なかった服がないかを見ておいてください。着なかった服があれば、それは次に同じような滞在をするときに、持っていかなくていい服です。2人目の里帰りや、長い帰省のときの荷物を考える手がかりになるので、メモに残しておくと役に立ちます。
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よくある問い
- Q. 里帰り出産には、服を何枚くらい持っていけばいいですか
- 枚数は、滞在の週数ではなく、実家で何日おきに洗濯できるかで決めます。2日おきに洗えるなら、上下とも3〜4組で回ります。実家の洗濯の都合で週に2回ほどなら、5〜6組にします。滞在が長くなっても、洗濯の回数が同じなら枚数は増やさなくて済みます。
- Q. 秋に帰って冬に戻る場合、冬服も全部持っていくべきですか
- 全部持っていく必要はありません。帰る日に着ていく上着と、産後すぐに使う厚手の羽織りだけを持ち、冬の後半に使う服は、家族に送ってもらうか、宅配で送る前提にすると荷物が半分近くになります。戻る日の上着は、赤ちゃんを抱いたときに前が閉まるかで選んでください。
- Q. 入院のときの服は、マタニティパジャマを買わないといけませんか
- 病院によってはパジャマを貸し出していることもあるので、まず入院案内を確かめてください。自分で用意する場合は、前が開いて、上下が分かれているものなら、マタニティ用でなくても使えることがあります。授乳のしやすさとお腹まわりのゆとりを、手持ちの前開きの服で確かめてから決めると、買うものを減らせます。
- Q. 実家に昔の服が残っています。それを使ってもいいですか
- 使えます。ただ、産前の体には合わないことが多いので、使い道は産後のうち、家の中だけで着る服か、上に羽織るものに絞ると無駄がありません。前開きのカーディガンや、ゆったりした長袖の部屋着は、産前でも産後でも役に立つことがあります。
— メグラシ編集部





