旅行の服装 失敗|荷ほどきで3つに分けて、次の秋冬の旅を直す

**旅行から帰ってきたら、スーツケースを閉じたまま片づけないでください。**床に中身を全部出して、3つの山に分けるところから始めます。
旅行の服装の失敗は、旅のあいだには気づきにくいものです。寒ければ羽織り、足が痛ければ休み、その日をやり過ごして次の予定へ進みます。何がうまくいかなかったのかがいちばんよく見えるのは、帰ってきて荷ほどきをするときです。着なかった服、汚れたまま戻ってきた服、もう一度は着たくない服が、そこに全部並びます。
この記事は、その荷ほどきの時間を、次の秋冬の旅の準備に変えるための手順です。旅先で寒い・暑いと気づいたときのその場の直し方は気温20度の旅行 服装 50代に、出かける前に枚数を数える方法は秋旅行コーデは日数では決まらないに分けてあります。
結論:荷ほどきで3つの山に分け、困った山から直す
あなたがやることは、次の3つだけです。
| 順番 | やること | 決まること |
|---|---|---|
| 1 | 中身を「着た・着なかった・着たけど困った」に分ける | どこを直すか |
| 2 | 困った山の1枚ずつに、場所・時刻・服のどこかを書く | 原因が天気か服か |
| 3 | 1枚につき、次の旅で変えるところを1つだけ決める | 次の荷造りの変更点 |
| 4 | 着なかった山の枚数を数える | 次の同じ泊数で減らせる枚数 |
直すところは、1枚につき1つだけにしてください。困ったことを全部まとめて直そうとすると、次の荷造りでどれを変えたのか分からなくなり、また同じところでつまずきます。
📋 早見表|困ったことと、次の旅で変えるところ
よくある困りごとを並べました。自分の困った山にある1枚を、左の列に当ててください。
| 困ったこと | 先に確かめる | 次の旅で変えるところ |
|---|---|---|
| 着なかった服が2枚以上ある | 入れた理由 | 同じ泊数なら、その枚数を減らす |
| 靴で足が痛くなった | 歩いた距離と、靴を履いた回数 | 出発前に3回以上履いた靴にする |
| 朝晩が寒かった | 寒かった時刻 | 羽織りの厚みか、首元の1枚 |
| 昼に暑く、脱いだ上着が邪魔 | 脱いだあと何時間持ち歩いたか | 鞄に入る薄さの羽織りにする |
| 写真が毎日同じに見える | 写真に写っていた服 | 外側の1枚を2色にする |
| シワが取れなかった | 素材と、たたみ方 | 握って5秒で戻る生地にする |
| 雨で濡れて翌日乾かなかった | 宿で干せたか | 乾きの早い下を1本足す |
| 宿の中で着る服が足りない | 館内着の袖丈と丈 | 宿で羽織る1枚を足す |
| 食事の店で浮いた | 店の改まり具合 | 夜に替える1枚を入れる |
| 荷物が重くて移動がつらい | 片手で持ち上げられたか | 靴と羽織りを1つずつ減らす |
表の右の列は、次の旅で変える候補です。**1枚につき1つ選んで、記録に書いておきます。**記録の残し方は、記事の後半にまとめてあります。
山の分け方|着た・着なかった・着たけど困った
山を分けるときは、迷ったものほど早く決めてください。考えこむと、荷ほどきそのものが止まります。
| 山 | 入れるもの | 迷ったとき |
|---|---|---|
| 着た | 1回でも外で着たもの | 部屋着として着ただけなら「着なかった」へ |
| 着なかった | 一度も袖を通さなかったもの | 試しに着て脱いだだけなら「着なかった」へ |
| 着たけど困った | 寒い・痛い・シワ・浮いた、などがあったもの | 困ったのが一瞬でも、思い出せるなら「困った」へ |
| 別に置く | 汚れ・ほつれ・ボタンが取れたもの | 直す・洗う予定を先に決める |
**「着たけど困った」の山は、思い出せるかどうかで決めます。**旅のあいだに一度でも「これでなければよかった」と思った服は、こちらに入れてください。困った度合いの大きさは、ここでは比べません。
分けたら、3つの山の枚数を数えて書いておきます。たとえば、着た6枚・着なかった3枚・困った2枚。この3つの数が、次の旅の荷造りの出発点になります。
着なかった山①|「念のため」で入れた1枚
着なかった服のなかで多いのが、「寒かったら」「雨だったら」「汚したら」と、念のために入れた1枚です。
| 入れた理由 | 着なかったわけ | 次の旅で |
|---|---|---|
| 寒かったら着る | 予報より暖かかった | 次の予報で、最低気温が同じなら外す |
| 雨だったら着る | 雨が降らなかった | 降水の予報が続く旅だけ入れる |
| 汚したら着替える | 汚さなかった | 1泊なら外す。2泊以上なら下だけ残す |
| 改まった店に行くかも | 行かなかった | 店を予約した旅だけ入れる |
念のための1枚は、**出番がなかったからといって要らなかったとは限りません。**天気が違えば着ていたかもしれないからです。ここで見るのは、その1枚の代わりになるものが、スーツケースの中に他にあったかどうかです。他の1枚で代わりがきくなら、次の旅では外して構いません。
念のための枠は、旅の長さにかかわらず1枚までと決めておくと、荷物がふくらみにくくなります。寒さに備える1枚と雨に備える1枚の両方を入れたくなったら、両方を兼ねられる、水をはじく薄手の羽織りを1枚にまとめられないかを先に考えてください。
着なかった山②|組む相手がいなかった1枚
もう1つ多いのが、上か下のどちらかだけが浮いて、組む相手がいなかった1枚です。
| 着なかった1枚 | 組めなかった理由 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 柄のトップス | 下が全部、柄か強い色だった | 下を無地の1本にそろえる |
| 明るい色のスカート | 合う靴を持っていかなかった | 靴を先に決めて、それに合う下を選ぶ |
| 丈の短い羽織り | 下が全部ワイドだった | 下の幅と羽織りの丈を一緒に決める |
| 厚手のニット | 中に着る薄い1枚がなかった | ニットを入れるなら、中の1枚を必ず組む |
組む相手がいなかった1枚は、服そのものではなく、組み合わせを決めずに入れたことが原因です。次の旅では、上下をセットにして並べてから詰めてください。床に上下を組んで並べ、組めなかったものはその時点で外します。
困った山①|靴で足が痛くなった
旅の困りごとでいちばん長く残るのが、足の痛みです。痛くなったのが何日目の何時ごろだったかを思い出してください。
| 痛くなった時刻 | 考えられる原因 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 1日目の昼まで | 履き慣れていない靴 | 出発前に3回以上、外で履いた靴にする |
| 1日目の夕方 | 歩いた距離が靴の想定より長い | 歩く日は底の厚い靴を1足目にする |
| 2日目の朝から | 同じ靴を続けて履いた | 2泊以上なら、靴を2足にする |
| 石畳や坂のあと | 底が薄い・かかとが硬い | 底の厚みが指1本分ある靴にする |
**新しい靴は、出発前に3回以上、合わせて1日分くらいは外で履いておきます。**家の中で履いただけでは、歩いたときに当たるところが分かりません。足の痛みが強く残るときは、服の話とは別に、無理をせず休んでください。
靴を2足にするなら、2足目はかかとの高さや当たるところが1足目と違うものにします。同じ形の靴を2足持っていっても、当たるところが同じなので、履き替えても楽になりません。
困った山②|朝晩が寒かった
秋冬の旅で多いのが、昼はちょうどよかったのに、朝と夜が寒かったという失敗です。
| 寒かった場面 | 足りなかったもの | 次の旅で |
|---|---|---|
| 朝、宿を出た直後 | 羽織りの厚み | 朝の気温で羽織りを選ぶ |
| 日が沈んだあとの帰り道 | 首元を覆う1枚 | 鞄に入る薄手の巻きものを入れる |
| 寺社や古い建物の中 | 足元の冷え | 厚手の靴下を1足足す |
| 海辺や高台 | 風を止める1枚 | 前を閉められる羽織りにする |
寒かったときは、羽織りの厚みが足りなかったのか、覆う場所が足りなかったのかを分けてください。厚い羽織りを着ていても首元や足首が空いていれば、そこから冷えます。覆う場所の不足なら、羽織りを替えるより、小さな1枚を足すほうが荷物は軽く済みます。
寒かった時刻を思い出すときは、写真に残っている時刻を見るのが確かです。写真の中で肩をすくめていたり、手を袖に入れていたりする時刻が、寒かった時刻です。その時刻の予報の気温を調べて記録に書いておけば、次の旅で何度を下回ったら1枚足すかの目安になります。
困った山③|昼に暑くて、脱いだ上着が邪魔になった
秋の旅では、寒さより、脱いだあとの上着の置き場に困ったという声が多くなります。
| 脱いだ上着 | 困ったこと | 次の旅で |
|---|---|---|
| 厚手のコート | 腕にかけて持ち歩いた | 薄手の羽織りを2枚重ねにする |
| 張りのあるジャケット | 鞄に入らない | たためて鞄に入る羽織りにする |
| 長い丈の羽織り | 腰に巻くと引きずる | 丈を腰からお尻までにする |
| 脱ぎにくい上着 | 脱ぐのをあきらめて汗をかいた | 前開きで、片手で脱げる形にする |
**脱いだ上着を2時間以上持ち歩いたなら、その上着は厚すぎます。**次の旅では、1枚の厚い上着を、薄い2枚の重ね着に分けてください。暑くなったら外側だけを脱いで鞄に入れられます。
困った山④|写真を見返すと、毎日同じ服に見える
荷ほどきのあとに写真を見返して、毎日同じ服を着ているように見えて残念に思うことがあります。服は日ごとに替えていたのに、そう見えるのはなぜでしょうか。
| 写真で同じに見える理由 | 確かめ方 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 外側の羽織りが毎日同じ | 写真の上半身を見る | 羽織りを2色にする |
| 写真が胸から上ばかり | 全身が写った写真の枚数 | 首元の色を日ごとに変える |
| 中の服の色が近い | 中の服を並べて見る | 中の服の明るさを日ごとに変える |
| 鞄と靴が毎日同じ | 写真の手元と足元 | 鞄の色を変えるか、巻きものを足す |
旅の写真は、外に出ている時間に撮ることが多いので、写るのはたいてい外側の1枚です。中の服を日ごとに替えても、羽織りが同じなら同じ服に見えます。写真をたくさん撮る旅なら、羽織りを2色にするか、首元に入れる巻きものの色を日ごとに変えてください。
荷ほどきの日に、旅の写真を日付順に並べて、上半身だけを見比べてみると、どこが同じに見えていたのかがすぐ分かります。羽織りを2色にするなら、明るい1枚と濃い1枚に分けると、写真の中で日ごとの違いがはっきり出ます。
困った山⑤|シワが取れなかった
スーツケースから出したときのシワが、旅のあいだずっと取れなかったという失敗です。
| 素材の様子 | シワの出方 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 握って離すと、跡が残る | 着ても伸びない | 旅には持っていかない |
| 握って離すと、5秒で戻る | 着ているうちに伸びる | そのまま持っていってよい |
| 張りのある薄い生地 | 折り目がくっきり残る | たたまずに丸めて詰める |
| 柔らかく落ち感のある生地 | 細かいシワが全体に出る | 吊るせる宿なら、着く夜に吊るす |
荷造りの前に、**生地を手のひらで5秒握って離してみてください。**跡が残る生地は、スーツケースの中で必ずシワになります。持っていきたい1枚がその生地なら、たたまずに丸めて、他の服のあいだに挟むと折り目が残りにくくなります。
困った山⑥|雨で濡れて、翌日に乾かなかった
秋は長雨、冬は冷たい雨の日があります。濡れた服が翌朝までに乾かず、乾いた服が足りなくなる失敗です。
| 濡れたもの | 乾かなかった理由 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 厚手の下 | 部屋に干しても乾くまで1日以上 | 乾きの早い下を1本足す |
| 裾の長いスカート | 裾だけが濡れて重くなった | 雨予報の日は、くるぶし上の丈にする |
| 布の靴 | 中まで濡れた | 雨の日用に、水を通しにくい靴を1足 |
| 羽織り | 肩と背中が濡れた | 水をはじく羽織りか、傘を大きくする |
雨の旅の組み方は、雨の日の旅行の服装に詳しくまとめてあります。荷ほどきで見るのは、濡れたのが上か下か足元かです。濡れた場所が分かれば、次の旅で替えるのはそこだけで足ります。
困った山⑦|宿の中で着る服が足りなかった
観光の服は足りていたのに、宿の中で過ごす時間に困ったという失敗も、秋冬の旅では多くなります。
| 宿の中で困った場面 | 足りなかったもの | 次の旅で |
|---|---|---|
| 館内着で食事処へ行った | 肩と腕を覆う1枚 | 宿で羽織る薄手の1枚を入れる |
| 湯上がりに廊下が寒かった | 首から肩の上を覆うもの | 薄手の巻きものを1枚 |
| 部屋の中で足が冷えた | 足元 | 厚手の靴下を1足 |
| 翌朝、着替えるまでの時間 | 部屋で着られる楽な上 | 寝間着の上に羽織る1枚 |
温泉の宿での困りごとは温泉旅行に持っていけばよかったものにまとめてあります。**宿の中の服は、観光の服と別に数えてください。**観光の服を1枚減らしても、宿の中の1枚は減らさないほうが、旅全体の困りごとは減ります。
困った山⑧|食事の店で、自分だけ浮いた
昼の観光の服のまま夜の食事に出かけて、店の雰囲気と合わずに落ち着かなかったという失敗です。
| 浮いた理由 | 店の様子 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 歩きやすさ優先の靴 | 床が絨毯や白木の店 | 夜だけ替えられる靴を1足 |
| 外側がスポーツ寄りの羽織り | 照明を落とした店 | 夜に替える羽織りを1枚 |
| 鞄が大きい | 席の横に置く場所がない | 小さな鞄を折りたたんで入れる |
| 上が厚手のニット1枚 | 店の中が暖かい | 脱いでも整う中の1枚を着ておく |
予約した店があるなら、**その夜だけ替える1枚を、最初から決めて入れておきます。**全身を替える必要はありません。羽織りか靴のどちらか1つを替えるだけで、昼の服のまま店に入るより落ち着きます。案内の読み方はディナーのドレスコードを参考にしてください。
困った山⑨|荷物が重くて、移動がつらかった
駅の階段や乗り換えで、スーツケースやボストンバッグが重くてつらかったという失敗です。
| 重かった原因 | 荷ほどきで分かること | 次の旅で |
|---|---|---|
| 靴が3足以上 | 1回しか履かなかった靴がある | 靴は2足までにする |
| 厚手のニットが2枚以上 | 1枚は着なかった | 厚手は1枚にして、薄手を重ねる |
| 羽織りが2枚以上 | 両方とも着たが、同じ用途 | 用途の違う2枚にするか、1枚に絞る |
| 着なかった山が3枚以上 | 念のための1枚が多い | 念のための枠を1枚までにする |
荷物の重さは、**靴と厚手の服でほぼ決まります。**次の旅では、詰め終わったあとに片手で持ち上げて、10秒持っていられるかを確かめてください。持っていられなければ、靴か厚手の1枚を外します。
困った山⑩|鞄に入らない・出しにくい
スーツケースではなく、旅のあいだに持ち歩く鞄で困ったという失敗もあります。
| 困ったこと | 原因 | 次の旅で |
|---|---|---|
| 脱いだ羽織りが入らない | 鞄が小さすぎる | 羽織りをたたんで入る大きさにする |
| 切符や財布が底に沈む | 中に仕切りがない | 小さな袋で分ける |
| 肩から何度もずり落ちる | 持ち手が短い・細い | 斜めにかけられる鞄にする |
| 鞄が服の色から浮いた | 毎日同じ鞄だった | 服の色と合う色を1つ選んでおく |
**鞄の大きさは、脱いだ羽織りが入るかどうかで決めます。**秋冬の旅は、昼に脱ぐ1枚が出ることが多いので、その1枚が入らない鞄だと、結局腕にかけて歩くことになります。
「天気のせい」か「服のせい」かを分ける
困った山の1枚を見て、それが服のせいだったのか、その日の天気のせいだったのかを分けておくと、次に直すところを間違えません。
| 見るもの | 服のせい | 天気のせい |
|---|---|---|
| 予報との差 | 予報どおりの日に困った | 予報より冷えた・暑かった |
| 困った日数 | 何日も続けて困った | その日だけ困った |
| 同行者 | 同行者は平気だった | 同行者も同じように困った |
| 場所 | どこにいても困った | 海辺や高台など特定の場所だけ |
**右の列に2つ以上当たるなら、天気のせいとみなしてください。**その場合、服の選び方は変えずに、次の旅で鞄に入れる1枚を足すだけで足ります。左の列に2つ以上当たるなら、服そのものを替える候補です。
同行者と比べて気づいたこと
一緒に旅をした人の服装と比べると、自分の失敗の原因が見えやすくなります。
| 比べるところ | 気づくこと | 次の旅で |
|---|---|---|
| 羽織りの厚み | 自分だけ寒かった・暑かった | 自分の寒がり・暑がりに合わせて1段変える |
| 靴 | 相手は疲れていなかった | 相手の靴の底の厚みを見ておく |
| 荷物の大きさ | 自分だけ大きかった | 着なかった山の枚数を減らす |
| 写真の写り方 | 並ぶと服の色がぶつかった | 次は事前に色を伝え合う |
同行者と比べるのは、相手に合わせるためではありません。同じ天気の同じ場所で、自分の服のどこが違ったかを見るためです。違いが分かれば、直すところも1つに絞れます。
旅の記録を1枚に残す
荷ほどきで分かったことは、その日のうちに1枚の記録にまとめておきます。次の旅の荷造りは、この1枚を読むところから始めます。
| 書くこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 行き先と時期 | 海の近くの町・10月中旬 |
| 泊数 | 2泊3日 |
| 朝と昼の気温 | 朝12度・昼21度 |
| 持っていった枚数 | 上5枚・下2本・羽織り2枚・靴2足 |
| 着なかった枚数 | 上1枚・羽織り1枚 |
| 困ったことと次に変えること | 夜の帰り道で首が寒い→巻きものを1枚足す |
書くのは数字と、変えることを1行だけにしてください。旅の思い出まで書こうとすると、記録が長くなり、次に読み返さなくなります。スマートフォンのメモに残しておけば、次の旅の支度をするときにすぐ開けます。
次の秋冬の旅に当てはめる|行き先の気温差をそろえて読む
記録を次の旅に使うときは、行き先が違っても、朝と昼の気温がどれだけ離れているかをそろえて読みます。
| 前の旅の気温差 | 次の旅の気温差 | 記録の使い方 |
|---|---|---|
| 5度未満 | 5度未満 | 記録の枚数をそのまま使う |
| 5〜10度 | 5〜10度 | 記録の枚数をそのまま使う |
| 5〜10度 | 10度超 | 羽織りの厚みを1段上げる |
| 10度超 | 5〜10度 | 羽織りを1枚減らす |
秋の旅の記録は、冬の旅にもそのまま使えるとは限りません。**気温差が同じ帯に入っていれば、枚数はそのまま使えます。**帯が違うときは、羽織りだけを動かして、上下の枚数は記録のままにしておくと、荷造りが早く終わります。冬の旅の組み方は旅行の服装 冬にまとめてあります。
泊数が変わるときの直し方
前の旅と次の旅で泊数が違うときは、記録の枚数をそのまま使えません。どこを増やし、どこを据え置くかを決めておきます。
| 泊数の変わり方 | 増やすもの | 据え置くもの |
|---|---|---|
| 1泊増える | 中に着る上を1枚 | 羽織り・靴 |
| 2泊増える | 上を2枚・下を1本 | 羽織り・靴 |
| 1泊減る | 減らすのは上を1枚 | 羽織り・靴・宿の1枚 |
| 洗濯できる宿に替わる | 増やさない | 全部そのまま |
泊数で動かすのは、中に着る上と下だけです。羽織りと靴は、泊数ではなく気温差と歩く距離で決まるので、泊数が変わっても据え置きます。
どちらとも取れるとき①|1回だけ着た服
着た山に入れたけれど、旅のあいだに1回しか着なかった服は、次も持っていくかどうか迷います。
| 1回だけ着た理由 | 次の旅で |
|---|---|
| その1回のために入れた服だった | 同じ予定がある旅だけ入れる |
| 着心地がよくなかった | 困った山へ移して、理由を書く |
| 他の服と組みにくかった | 着なかった山②と同じ扱いにする |
| 気に入っていたが出番が少なかった | 次は2回着られる組み方を先に決める |
**1回だけ着た理由が「その予定のため」なら、その服は役目を果たしています。**次の旅に同じ予定がなければ外し、あれば入れます。理由が着心地や組みにくさなら、着た山ではなく困った山に移して考えてください。
どちらとも取れるとき②|困ったのが1回だけ
旅のあいだずっとではなく、1回だけ困った服を、次も持っていくかどうか迷うことがあります。
| 困った1回の様子 | 判断 |
|---|---|
| その日の天気が予報と違った | 服はそのまま。鞄に1枚足す |
| 特定の場所でだけ困った | 次の旅に同じ場所があれば替える |
| 疲れていた日だった | 服はそのまま。予定の組み方を見直す |
| 困った度合いが大きかった | 1回でも替える |
**困ったのが1回だけでも、その1回で旅の予定が変わったなら、替える側に入れます。**たとえば、靴が痛くて予定していた散歩をやめたなら、その靴は次の旅には持っていきません。
どちらとも取れるとき③|困った山が多すぎて、どこから直すか分からない
困った山が4枚、5枚と多いときは、全部を一度に直そうとしないでください。
| 順番 | 直すもの | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 靴 | 足の痛みは旅全体の予定を変える |
| 2 | 寒さ・暑さ | 毎日、何時間も続く |
| 3 | 荷物の重さ | 移動のたびにつらくなる |
| 4 | 写真の見え方・シワ | 旅の予定は止めない |
**上から2つまでを、次の旅で直します。**残りは記録に書いておき、その次の旅で直します。1回の旅で直すところを2つに絞ると、何を変えたら何がよくなったのかが、次の荷ほどきで分かります。
よくある行き違い
**「着なかった服は、全部要らなかった」。**念のために入れた1枚は、天気が違えば着ていたかもしれません。入れた理由で分けてから、外すかどうかを決めてください。
**「困ったことは、全部まとめて直せばいい」。**一度に全部変えると、次の旅で何がよくなったのか分からなくなります。直すのは1枚につき1つ、1回の旅で2つまでです。
**「寒かったから、次はもっと厚い上着を持っていく」。**寒さの原因が、首元や足首が空いていたことなら、厚い上着を足しても直りません。どこが冷えたかを先に確かめてください。
**「荷ほどきは、疲れているから後回しでいい」。**数日経つと、どの服でどこが困ったのかを思い出せなくなります。帰った日か次の日のうちに、3つの山に分けるところまで済ませてください。
装いに活かすなら
旅行の服装の失敗は、**帰ってきて荷ほどきをするときに、着た・着なかった・着たけど困ったの3つの山に分けると見えてきます。**困った山の1枚ずつに、場所と時刻と服のどこかを書いて、次の旅で変えるところを1つだけ決めてください。
着なかった山の枚数は、次の同じ泊数の旅で減らせる枚数の目安です。困った山は、靴と寒さ・暑さから順に、1回の旅で2つまで直します。荷ほどきの日に書いた1枚の記録が、次の秋冬の旅の荷造りの最初の1行になります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 旅行から帰ったら、服装の何を見直せばいいですか
- スーツケースを開けたら、中身を3つの山に分けてください。1回でも着た服、一度も着なかった服、着たけれど困ったことがあった服です。見直すのは3つ目の山からです。困った1枚ごとに、どこで、何時ごろ、服のどこが困ったかを書き出して、次の旅で変えるところを1つだけ決めます。着なかった山は、次の同じ泊数の旅で減らしてよい枚数の目安になります。
- Q. 着なかった服は、次の旅では持っていかないほうがいいですか
- 入れた理由で分けてください。「寒かったら着る」のように天気に備えて入れた1枚なら、今回は出番がなかっただけで、次の旅の予報によっては要ります。「何となく」入れた1枚や、合わせる下が無くて着られなかった1枚は、次の旅では外して構いません。迷う1枚は、次の旅でも入れてみて、2回続けて着なかったら外します。
- Q. 寒かったのが天気のせいか、服のせいか分かりません
- 旅の写真か予定表を見て、寒かった時刻と場所を思い出してください。予報の気温どおりの日に寒かったなら、服の選び方を直します。予報より冷えた日や、風が強かった日だけ寒かったなら、天気のせいです。その場合は服を変えるより、次の旅で鞄に入れる1枚を足すほうが早く直ります。
- Q. 失敗した服装を、次の旅に活かすにはどうすればいいですか
- 旅ごとに1枚の記録を残すのがいちばん確かです。行き先、泊数、朝と昼の気温、持っていった枚数、着なかった枚数、困ったことと次に変えることを書いておきます。次に似た季節や行き先へ出かけるとき、その1枚を見てから荷造りを始めると、同じ失敗を繰り返しにくくなります。
— メグラシ編集部





