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旅行の服装 シワ|秋冬の旅は、宿で開けた朝に素材ごとに直す

メグラシ編集部//読了 15分
紅葉の見える窓辺の部屋で、木の台に開いたスーツケースがあり、しわの寄った白いブラウスと灰色のニットが入っている。横に木のハンガーが置かれた朝の光

**旅行に持っていく服を、1枚ずつ手で10秒握ってみてください。**離して30秒待ったとき、握った跡が消える服と、くっきり残る服に分かれます。

旅先でスーツケースを開けて、ブラウスに折り目が1本入っていた。パンツの膝に横ジワ、ニットの袖にたたみ跡の段。旅行の服のシワは、畳み方が下手だから起きるのではありません。多くは、素材が「吊るせば戻る側」か「熱をかけないと戻らない側」かを分けずに、同じ詰め方をしていることが原因です。

あなたのシワが、吊るしておいて翌朝に消える種類なら、直し方は宿の浴室だけで足ります。消えない種類なら、直し方より先に、持っていく服を1枚替えるほうが早い。この記事は、秋冬の旅に多いニット・ウールのパンツ・コート・薄手のブラウスに絞って、宿で直す方法と次の旅の詰め方を書きます。旅から帰って、着なかった服や合わなかった服を分ける話は旅行の服装 失敗に、リュックで動く旅はリュックで旅行の服装に分けてあります。

結論:シワは、戻る素材と戻らない素材で直し方が2つに分かれる

シワの直し方は、素材で2つに分かれます。

分かれ方主な素材宿での直し方次の旅で変えること
吊るせば戻る側ウール・ニット・厚手のジャージー・起毛前の晩に吊るして、浴室の湯気に当てる詰め方はそのままでよい
熱をかけないと戻らない側綿・麻・薄いレーヨン・張りのある化繊湿らせて手で伸ばし、残る折り目はアイロン枚数を減らすか、上の段に入れる
押されて形が崩れる側中わたのコート・ダウン振って空気を入れ、半日吊るす圧縮せず、いちばん上に置く
形そのものが崩れる側プリーツ・タック裾を下に向けて吊るし、ひだを手でそろえるねじって筒に入れ、立てて詰める

宿で直すのにいちばん効くのは、到着した夜に吊るすことです。朝に直そうとすると、戻る素材でも戻りきる前に着る時間が来ます。シワを見つけるのは朝でも、直し始めるのは前の晩だと考えておいてください。

もうひとつ、この表で覚えておきたいのは、右の列の「次の旅で変えること」です。吊るせば戻る側の服は、詰め方を工夫しなくても宿で戻ります。手間をかけるべきなのは、熱をかけないと戻らない側の服だけです。荷造りのときに全部の服を同じ丁寧さで畳む必要はなく、戻らない側の2〜3枚にだけ手をかければ足ります。秋冬の旅は、ニットやウールのように戻る側の服が中心になる季節なので、夏の旅より手間をかける服の枚数はもともと少なくて済みます。

📋 早見表|シワの出方と、原因と、宿での直し方

シワの出方主な原因宿での直し方かかる時間の目安
横に1本、くっきりした折り目2つ折りの線に重さがかかった湿らせて引き、残ればアイロン5〜10分
全体に細かいシワ隙間で服が動いて押された吊るして湯気に当てる一晩
ニットの袖や裾に段袖を内側に折った跡吊るして手で縦に伸ばす15〜30分
コートの背中や肩のへこみ上に重いものが載った振って空気を入れて吊るす半日
プリーツが開く・ずれる横に寝かせて詰めた裾を下に吊るして、ひだをそろえる一晩
パンツの膝の横ジワ移動中に長く座った立って吊るし、膝を手で伸ばす1〜2時間
襟の先が反る・折れる襟を下にして詰めた湿らせて指で押さえる5分
ボタンの間が波打つ前を留めずに畳んだ前を留めて吊るす一晩

この8つのうち、家を出る前に防げるのは6つです。残りの2つ、パンツの膝と全体の細かいシワは、移動中と宿の過ごし方で防ぎます。

先に見る①|タグの素材表示で、戻る側か戻らない側かを分ける

服の内側にある素材表示を見てください。いちばん多く入っている素材が、その服のシワの性格をほぼ決めます。

いちばん多い素材シワの出やすさ出たときの戻りやすさ
毛(ウール)出にくい吊るせば戻る
綿出やすい熱をかけないと戻りにくい
麻とても出やすい熱をかけないと戻らない
レーヨン出やすい湿らせると戻るが、縮みやすい
ポリエステル出にくい一度ついた折り目は残りやすい
アクリル出にくい吊るせば戻るが、熱に弱い
混紡(毛と化繊など)中くらい多いほうの性格に寄る

ここで気をつけたいのは、ポリエステルは「シワが出にくい」と「出たら戻りにくい」が両方あることです。普段の着用ではシワになりませんが、スーツケースの中で強く押されて一度折り目がつくと、湯気だけでは消えにくくなります。張りのある化繊のスカートやブラウスは、出にくいから大丈夫と思わず、上の段に入れてください。

先に見る②|手で10秒握って、離して30秒待つ

素材表示が混紡で読みにくいときや、表示が切ってあるときは、手で確かめます。

  1. 服の裾の目立たない場所を、片手でぎゅっと10秒握る
  2. 手を離して、そのまま30秒待つ
  3. 握った跡がどれくらい残っているかを見る
30秒後の様子判定旅での扱い
跡がほとんど見えない戻る側どこに詰めてもよい
細い線が少し残るが、手でなでると消える中間中の段に入れて、宿で吊るす
握った形の線がはっきり残る戻らない側上の段に入れるか、1枚減らす
線が残り、なでても消えない戻らない側の強いもの旅には別の1枚を選ぶ

この確かめ方は、荷造りの前の晩に、持っていく候補を並べたまま全部やっても5分かかりません。4段目に入った服が2枚以上あるなら、そのうち1枚は替えたほうが旅先で楽になります。

先に見る③|生地の厚みと、スーツケースの中の段

同じ素材でも、生地の厚みで詰める位置が変わります。スーツケースの中を、底・中・上の3段に分けて考えてください。

段入れるもの理由
底靴・ポーチ・洗面用品・重いもの重さで上の服を押さない
底の上厚手のニット・ウールのパンツ押されても戻る、下の凹凸をならす
中カットソー・薄手のニット・肌着戻りやすく、上下の詰め物になる
上綿や麻のブラウス・張りのある化繊何も載せない
いちばん上中わたのコートを着ない日の上着押すと形が崩れる
隙間靴下・巻きもの服が動かないように埋める

いちばん大事なのは、戻らない服の上には何も載せないことです。シワは折り目に重さがかかって起きるので、上の段に置くだけで折り目の線が浅くなります。逆に、戻る服は下の段に入れても宿で吊るせば戻るので、ここで場所を取り合わないようにします。

シワ①|畳んだ折り目が、横に1本くっきり残る

綿や麻のブラウス、薄い化繊のスカートでいちばん多いシワです。2つ折りにした線に、上の服の重さがかかって、横に1本の線が入ります。

原因は折り目の位置と回数です。ブラウスを3つ折りにすると線は2本になり、4つ折りにすると線が交差する点ができます。交差した点は、湯気でもアイロンでもいちばん戻りにくい場所です。

畳み方折り目の数宿で直す手間
縦に2つ折りだけ縦1本吊るせば目立たなくなりやすい
縦横に2つ折り縦1本・横1本横の1本を直す
3つ折り2本2本とも直す
4つ折り以上交差する点ができる交差した点が残る
折り目に薄い布を挟む線が丸くなる手で伸ばすだけで足りることが多い

直し方は、折り目を霧吹きか濡らした手で軽く湿らせ、両手で布を折り目の両側から挟んで、折り目と直角の方向に引きます。そのあとハンガーに掛けて、乾くまで待ちます。湿らせすぎると乾くまでに時間がかかるので、指先が少し冷たく感じる程度にとどめてください。

シワ②|細かいシワが、全体に寄る

スーツケースの中に隙間があって、移動中に服が動いたときにできるシワです。1本の線ではなく、全体にちりめんのような細かい波が出ます。

これは戻る素材なら、到着した夜に吊るすだけでほとんど消えます。消えにくいのはレーヨンと薄い綿です。

素材吊るしただけで湯気に当てると手で伸ばすと
ウール・ニットほぼ消える消える不要
厚手のジャージーほぼ消える消える不要
薄い綿少し残る少し残る消えやすい
レーヨン残る消えやすい消えやすいが縮みに注意
麻残る少し残る少し残る

次の旅では、隙間を靴下や巻きもので埋めて、服が動かないようにすることで防げます。詰めすぎて押されるのも、空きすぎて動くのも、どちらもシワになります。スーツケースを閉めたあと、持ち上げて軽く揺らしてみて、中で音がしない程度が目安です。

シワ③|ニットの袖や裾に、たたみ跡の段がつく

秋冬の旅でいちばん多いのが、ニットの袖を内側に折り込んだ跡です。袖の途中に、横向きの段がうっすらと出ます。

ニットは戻る素材なので、慌てなくて大丈夫です。ハンガーに掛けると肩が伸びるので、**ニットは平らなところに広げるか、袖を下にして二つ折りでハンガーの横棒に掛けます。**段の部分を両手で持って、縦方向にやさしく引くと、編み目が元の位置に戻ります。

ニットの厚み段の出方直し方
薄手(向こうが透ける程度)細い線手で縦に引いて、15分置く
中くらいはっきりした段湯気に当ててから手で引く
厚手(ざっくり編み)ほとんど出ない広げて置くだけ
細かい編みのカーディガンボタンの列が波打つ前を留めて置く

次の旅では、袖を内側に折る代わりに、袖を体の部分の上に重ねてから全体をくるくる丸めると、段がつきません。ニットは丸める詰め方がいちばん向いている服です。

シワ④|コートの背中や肩に、押されたへこみ

秋冬の旅で、着ていかないコートや中わたの上着をスーツケースに入れると、背中や肩がへこんだまま出てきます。これはシワというより、詰め物がつぶれた状態です。

上着の種類押されたときの様子戻し方戻るまで
ダウン・中わた平たくなる両手で持って振り、空気を入れる半日〜一晩
ウールのコート肩の形が崩れる肩の厚いハンガーに掛ける一晩
薄手の化繊の上着細かいシワ吊るすだけ数時間
起毛のコート毛が寝る手で毛の流れに逆らってなでるすぐ

上着はなるべく着て移動し、スーツケースには入れないのがいちばんです。どうしても入れるなら、いちばん上に、畳まずにふんわり載せて閉めてください。圧縮する袋に入れると、ウールのコートは肩の形が戻るまで時間がかかります。

シワ⑤|スカートのプリーツが開く・ずれる

プリーツスカートは、横に寝かせて詰めると、ひだが開いたり、隣のひだと重なったりします。

詰める前に、スカートを裾からねじって細い筒にし、ひだがほどけないように筒状の袋か、使わない靴下の筒の部分に通して、縦に立てて詰めます。こうするとひだが1本ずつ押さえられたまま運べます。

ひだの種類寝かせて詰めるとねじって立てると
細かいプリーツ開いて広がるほぼそのまま
幅の広いプリーツ重なってずれるずれにくい
タックだけのスカート前に折り目がつく前の折り目が出にくい
ギャザー細かいシワ細かいシワが少し出る

宿では、裾を下にしてウエストをハンガーのクリップで挟んで吊るし、ひだを手で1本ずつ上から下へそろえておきます。一晩吊るせば、裾の重さでひだが自然に落ちます。

シワ⑥|パンツの膝と、座ったあとの横ジワ

スーツケースの中ではなく、移動中にできるシワです。新幹線や飛行機、バスで長く座ると、膝の裏と脚の付け根に横ジワがたまります。

座る時間出るシワ着いてからの直し方
1時間以内立てばほぼ消える不要
1〜2時間膝の裏に横ジワ立って数分歩く
2〜4時間膝の裏と付け根に残る宿で吊るす
4時間以上膝が前に出たまま戻らない一晩吊るし、湯気に当てる

秋冬の旅でウールのパンツを履いていく日は、座るたびに膝の位置を少し引き上げて、生地に余裕を作っておくと、膝が前に出にくくなります。長く座る移動の日は、移動用の1本と、着いてから履く1本を分けるのも方法です。夜行バスのように座ったまま夜を越す移動は、夜行バスの服装に分けて書いてあります。

宿でできる直し方|湯気・吊るす・手で伸ばすの使い分け

宿にあるものだけで直す方法は、3つです。

方法やり方向く素材向かない素材
吊るすハンガーに掛けて一晩置くウール・ニット・厚手のジャージー麻
湯気に当てる入浴後の浴室に15〜20分吊るすウール・レーヨン・綿中わたのコート
手で伸ばす湿らせて、折り目と直角に引く綿・麻・ブラウス薄いニット
重ねて押さえる平らなところに広げて、上から手のひらで押す綿・麻の小さい折り目プリーツ
熱を当てる借りたアイロンや、離した温風綿・麻アクリル・薄い化繊

湯気に当てるときは、浴室の中に湯気が十分に残っているうちに掛けて、服が濡れない程度の距離に吊るしてください。**服が濡れるほど近いと、乾くまでにかえって時間がかかります。**終わったら浴室の外に出して、乾いた空気の中で吊るしておくと、湯気で戻った形がそのまま落ち着きます。

宿でアイロンが借りられないとき

アイロンの貸し出しがない宿では、手で伸ばす方法と、乾いた状態で押さえる方法を組み合わせます。

  1. 折り目の部分だけを、手を湿らせて軽くなでる
  2. 平らなテーブルにタオルを敷き、その上に服を広げる
  3. 折り目の両側を手で持って、直角の方向にゆっくり引く
  4. 手のひらを当てて、体重を少しかけて10秒押さえる
  5. ハンガーに掛けて、乾くまで触らない

温風を使うなら、20cm以上離して、弱い風で当ててください。**アクリルや薄い化繊は熱で表面が変わることがあるので、温風は綿と麻だけにとどめます。**どうしても消えない1本の折り目は、その日は上に羽織るものを重ねて、見える位置から外すほうが早い場合もあります。

詰め方|畳むより先に、どこに入れるかを決める

次の旅でシワを減らすなら、畳み方の工夫より、どこに入れるかを先に決めるほうが効きます。

決める順番決めることここで減るシワ
1戻らない服の枚数折り目のシワ
2戻らない服を上の段に置く横に1本の折り目
3重いものを底に置く押されたへこみ
4隙間を靴下や巻きもので埋める全体の細かいシワ
5折り目に薄い布を挟むくっきりした線
6着ない上着は入れないコートのへこみ

**1番目の「戻らない服の枚数」で、旅先の手間がほとんど決まります。**戻らない服が1枚なら、宿で直す時間は5分です。3枚あると、朝の支度の時間をシワが取り合います。

丸める・畳む・挟む|3つの詰め方の向き不向き

詰め方には3つの型があります。服ごとに向く型が違うので、1つに決めずに使い分けてください。

詰め方やり方向く服向かない服
丸める袖を胴に重ねて、裾からくるくる巻くニット・カットソー・肌着張りのあるブラウス
畳む2つ折りまでで止めるパンツ・厚手のスカート麻のブラウス
挟む2枚を重ねて、折り目に互いを挟むブラウス2枚・シャツ厚手のニット
立てるねじって筒にし、縦に入れるプリーツスカートジャケット
載せる畳まずにいちばん上に広げるコート・ジャケット小さいもの

「挟む」は、2枚の服を互い違いに重ねて、片方の折り目の内側にもう片方が入るように畳む方法です。**折り目の内側に布があると、折り目が鋭い線にならず、丸いカーブになります。**丸いカーブは、吊るすだけで消えやすくなります。

移動中にできるシワ|座る時間と、上着を脱ぐか

スーツケースの中だけでなく、着て移動している服にもシワはできます。秋冬は上着を着たまま座るかどうかで、背中のシワの出方が変わります。

移動の形上着を着たまま座ると上着を脱いで座ると
新幹線・特急背中と腰にシワ中の服の背中にシワ
飛行機背中のシワと、膝の上の上着のシワ上着を棚に入れれば上着は無事
車シートベルトの位置に斜めのシワ中の服に斜めのシワ
バス背中と膝の裏膝の裏

着いてすぐ人に会う予定がある日は、上着を脱いで、畳まずに膝の上か棚に置いて移動するほうが、着いたときの見た目が整います。中の服に出た背中のシワは上着で隠れますが、上着の背中のシワは隠れないからです。

秋冬の旅に多い服|シワの性格の一覧

秋冬の旅に持っていくことの多い服を、シワの性格で並べます。

服シワの出やすさ戻りやすさ詰める段
ウールのニット出にくい戻る底の上
薄手のハイゲージニット少し出る戻る中
綿のシャツ・ブラウス出やすい戻りにくい上
化繊のとろみブラウス出にくい一度出ると戻りにくい上
ウールのパンツ少し出る戻る底の上
綿のチノパン出やすい戻りにくい中
ジャージー素材のワンピース出にくい戻る中
プリーツスカートひだが崩れる吊るせば戻る立てて詰める
デニム出にくい膝は戻りにくい底の上

秋冬の旅は、夏の旅よりシワに強い服が多い季節です。ニットとウールは、出ても戻ります。シワの手間が増えるのは、ニットの中に着る綿のシャツと、食事の日のとろみブラウスです。この2つを何枚持っていくかが、旅先の朝の手間を決めます。

泊数で変わること|1泊・2泊・3泊以上

泊数が増えるほど、スーツケースの中で服が押されている時間が長くなります。同時に、宿で吊るせる夜も増えます。

泊数シワの出方宿での直し方戻らない服の上限
1泊着る服が少なく、押される時間も短い着いた夜に1枚吊るす2枚まで
2泊2日目の服が長く押される着いた夜に2日目と3日目を吊るす2枚まで
3泊以上後半の服ほどシワが深い毎晩、翌日の服を1枚ずつ吊るす3枚まで
途中で宿を移る詰め直すたびにシワが増える移る前の晩に戻る素材で通す1枚まで

途中で宿を移る旅は、詰め直すたびに服が畳み直されます。移動の多い旅ほど、戻る素材の服を中心に組むと、朝の手間が増えません。旅先で気温が合わなかったときの直し方は、気温20度の旅行の服装に分けてあります。

帰りの荷物|着た服のシワを、家まで持ち帰らない

帰りのスーツケースは、着た服と着ていない服が混ざります。ここで適当に詰めると、着ていない服にまでシワがつき、家に帰ってからの手間が増えます。

服の状態帰りに入れる場所帰ってからすること
着ていない・戻らない素材上の段そのまま吊るす
着ていない・戻る素材中の段そのまましまう
着た服(洗う)底の上・袋に入れる洗う
着た服(洗わずに吊るす)上の段に軽く載せる帰った夜に吊るす
買ったもの隙間か別の袋袋から出す

**着ていない服は、着た服と別の袋に分けて、上の段に戻してください。**着ていない服にシワがついて帰ってくると、次に着るときに直す手間が1回増えます。

宿の部屋で、吊るす場所が足りないとき

宿の部屋は、ハンガーの数も掛ける場所も限られています。旅館の部屋では、上着を掛ける場所が入口の近くに1か所だけ、ということも珍しくありません。吊るす服が多い日は、どれを吊るして、どれを広げて置くかを分けます。

服吊るす場所がないときの置き方置く場所の例
綿・麻のブラウス必ず吊るす部屋のハンガー
ウールのコート必ず吊るす入口の上着掛け
ニット平らに広げる座卓の上・椅子の座面
ウールのパンツ椅子の背に二つ折りで掛ける椅子の背
プリーツスカート吊るすのが向く浴室の手すり
カットソー畳んだままでよいスーツケースの上

ハンガーが足りないときは、戻らない素材の服からハンガーを使い、戻る素材の服は平らに広げる順番にしてください。ニットはもともと吊るすより広げるほうが形が崩れないので、ハンガーを譲っても困りません。荷物に余裕があるなら、たためる細いハンガーを1本だけ持っていくと、ブラウス1枚ぶんの場所が確保できます。

連泊の夜と朝|前の晩にすること、朝にすること

連泊の旅では、毎晩の小さな手間で、朝の支度の時間が大きく変わります。夜と朝でやることを分けておくと、迷いません。

いつすることかかる時間
着いた夜翌日の服をスーツケースから出して吊るす3分
入浴後湯気の残る浴室に、戻りにくい服を15〜20分吊るす待つだけ
寝る前浴室から出して、部屋で吊るし直す1分
朝起きたら胸から上と袖口の折り目だけ確かめる2分
着る前残った折り目を湿らせて手で引く5分
出かける前翌日の服を上の段に移しておく1分

**夜の手間は合わせて5分ほどで、朝の手間を10分以上減らせます。**特に入浴後の浴室は、宿で手に入るいちばん効く湯気です。翌日の服をその日のうちに決めておくことが、そのままシワの対策になります。

どちらとも取れるとき①|素材表示が混紡で、どちらか分からない

毛と化繊、綿と化繊のように、2つ以上の素材が混ざっていると、どちらの性格に寄るか分かりにくくなります。

混ざり方寄る性格判断のしかた
毛が半分以上戻る側底の上に入れてよい
毛が半分未満で、化繊が多い出にくいが一度つくと残る上の段に入れる
綿が半分以上戻りにくい側上の段に入れる
綿と化繊が半々中間握る見分け方で決める
麻が少しでも入る戻りにくい側に寄る上の段に入れる

表示を見ても迷うときは、手で10秒握る見分け方に戻ってください。**表示より、手で握った結果のほうが、その服のいまの性格を正しく表しています。**洗いを重ねた服は、買ったときより戻りにくくなっていることがあるからです。

どちらとも取れるとき②|朝の時間がなく、直す時間が10分しかない

前の晩に吊るし忘れて、朝に気づいたときは、10分でできることに絞ります。

残り時間優先する場所方法
10分胸から上の横の折り目湿らせて手で引く
5分襟と袖口指で押さえて形を整える
3分前のボタンの間前を留めて、手で下に引く
時間がない全体上に1枚重ねて、折り目を隠す

**朝の10分では、湯気を待つより、手で伸ばすほうが早く効きます。**湯気は時間がかかる方法なので、朝は浴室を使っているあいだに吊るしておける場合だけにしてください。直しきれなかった服は、その日は上着の下に回し、翌日の服と入れ替えるのも手です。

どちらとも取れるとき③|シワが残っても着ていいか迷う

シワをどこまで直すかは、人によって気になり方が違います。迷ったときは、見える距離で決めてください。

確かめる距離折り目が見えるとき見えないとき
鏡から50cm胸元・袖口なら直すそのまま着てよい
鏡から2m線として見えるなら直すそのまま着てよい
写真を撮る日上半身は直す下半身はそのまま
上着を脱がない日上着だけ直す中の服はそのまま

写真に写るのは、たいてい胸から上と、立ち姿の全身です。胸から上に横の折り目が1本あるなら直し、膝の裏のシワは気にしすぎなくて構いません。逆に、人と向かい合って長く話す食事の日は、袖口と襟が目に入るので、そこだけは整えてから出かけます。

シワが気になって旅の予定に集中できないときは、その服をその日の服から外すのも、立派な直し方です。旅の服は、予定どおりに着ることより、その日を気持ちよく過ごせることのほうが大事です。外した服は、翌日の朝までに吊るしておけば、次の日にはたいてい着られる状態に戻っています。持っていった服を全部着なければ、と考えすぎないでください。1枚を翌日に回すだけで、朝の慌ただしさはかなり減ります。

よくある行き違い

**「シワにならない畳み方を覚えれば、全部解決する」。**畳み方で減らせるのは折り目の深さまでです。戻らない素材は、どう畳んでも何かしらの線が残ります。持っていく服を替えるほうが早いことが多いです。

**「圧縮すれば荷物が減って、シワも出ない」。**圧縮すると、全体が強く押されるので、戻らない素材ほど折り目が深くなります。圧縮してよいのは、ニットやカットソーのような戻る素材だけです。

**「ポリエステルはシワにならないから安心」。**普段は出にくいのですが、スーツケースの中で強く押されてついた折り目は、湯気だけでは消えにくい性格があります。

**「朝に浴室の湯気で直せばいい」。**湯気は効きますが、時間がかかります。朝ではなく、前の晩の入浴後に吊るしておくほうが確実です。

装いに活かすなら

旅行の服のシワは、素材が「吊るせば戻る側」か「熱をかけないと戻らない側」かで、直し方が2つに分かれます。ニットとウールは吊るして湯気に当てれば戻り、綿・麻・張りのある化繊は手で伸ばすか熱をかけないと戻りません。

次の旅の前の晩に、持っていく服を並べて、1枚ずつ手で10秒握ってみてください。30秒たっても跡がはっきり残る服が2枚以上あるなら、1枚を戻る素材の服に替える。そして到着した夜に、翌日の服を吊るしておく。この2つだけで、旅先でスーツケースを開けた朝に、シワで1枚あきらめることはほとんどなくなります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 旅行先でアイロンがないとき、シワはどうすればいいですか
まず素材を見てください。ウールやニット、厚手の化繊なら、前の晩にハンガーに掛けて、入浴後の湯気が残る浴室に15〜20分吊るすだけで、たたみ跡はほとんど目立たなくなります。綿や麻、薄いレーヨンの折り目は湯気だけでは戻りきりません。霧吹きか濡らした手で折り目を軽く湿らせ、両手で布を挟んで縦横に引いてから吊るしてください。それでも残る1本の折り目は、宿によっては受付でアイロンを貸してもらえるので、到着した日のうちに聞いておくと朝に慌てません。
Q. シワにならない畳み方はありますか
畳み方より効くのは、詰める位置と、折り目を作る回数です。重いもの、たとえば靴やポーチを底に置き、その上に戻りやすいニットやウール、いちばん上に戻りにくい綿や麻のブラウスを置きます。ブラウスは2つ折りまでにとどめ、折り目の内側に薄いニットや肌着を1枚挟むと、折り目が鋭い線になりません。くるくる丸める詰め方は、ニットやカットソーには向きますが、張りのあるブラウスやプリーツには丸めた跡が残ります。
Q. シワが少し残ったまま着ても大丈夫ですか
どこに残っているかで決めてください。胸から上と、肘から先の袖は人の目が向きやすく、写真にも写るので、ここに横の折り目が1本ある場合は直してから着ます。背中の下半分や、上着で隠れる場所なら、歩いているうちに体温で少しずつ戻る素材も多いです。迷ったときは、鏡から2m離れて全身を見て、折り目が線として見えるかどうかを基準にすると判断が早くなります。
Q. 秋冬の旅行で、シワを気にしなくていい服はどれですか
ウールのニット、厚手のジャージー素材のワンピースやパンツ、起毛した生地、細かい凹凸のある織りの生地は、シワが出ても戻りやすく、出ても目立ちにくい側です。逆に、薄い綿のブラウス、麻、張りのある化繊のスカートは、折り目が線として残りやすい側です。旅の服を選ぶ段階で、手で10秒握って離す見分け方を1枚ずつやっておくと、戻らない服を持っていく枚数を減らせます。

— メグラシ編集部

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リュックで旅行の服装|秋冬は肩ひもの当たる場所と上着の丈で選ぶ

リュックを背負って秋冬の旅に出ると、上着の裾がリュックの底に押し上げられたり、肩ひもの当たるところだけニットやコートが毛羽立ったり、背中だけ汗をかいて前は冷えたりします。どれも服とリュックが触れる場所で起きることなので、先に決めるのは、背負ったときのリュックの底の高さと、肩ひもが乗る場所です。リュックの底と上着の裾の差の測り方、肩の縫い目の位置、こすれに弱い生地の見分け方から、上着の丈と形、中に着るもの、首に巻くものと髪、屋内に出入りするときの調整、電車で前に抱える日、リュックの大きさごとの組み方、きちんとした食事の予定がある日の考え方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 14分
夜行バスの服装|秋冬は、降りた朝の予定と着替える場所で決める

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夜行バスの服装|秋冬は、降りた朝の予定と着替える場所で決める

秋冬の夜行バスの服装は、車内の過ごしやすさだけで選ぶと、降りた朝に困ります。分かれ目は、到着した朝にそのまま観光や用事に向かうのか、どこかで着替えられるのか。到着の時刻と開いている場所の確かめ方、出発地と到着地の朝の気温差、座ったまま一晩過ごすための腰まわりと足元、車内に持ち込む上着と小さな袋の中身、着替えの有無で変わる上下の組み方、帰りの夜行バスまで、夜から翌朝までの予定の順に決める記事です。

メグラシ編集部/読了 15分
40代ママファッション|秋冬の平日服は、いちばん下の子の年齢で選ぶ

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40代ママファッション|秋冬の平日服は、いちばん下の子の年齢で選ぶ

40代のママの平日服は、自分の年代より、いちばん下の子の年齢で決まります。下の子が0〜2歳なら抱き上げる回数、3〜5歳なら送り迎えと自転車、小学生なら学校の中に入る用事、中学生なら外で見守る時間が、1日の動きを決めるからです。平日の1日でしゃがむ・抱き上げる回数、外で立っている時間、校内や園内に入る回数を数え、動きと身なりの配分を出します。秋冬の羽織り、ボトムス、靴、バッグ、色、素材を段階ごとに分け、上の子と年が離れている家、仕事のある日とない日、年長と小1の境目、2人の用事が同じ日の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
ゴルフ旅行の服装 女性|秋冬は2回のラウンドと宿の夜で枚数を決める

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ゴルフ旅行の服装 女性|秋冬は2回のラウンドと宿の夜で枚数を決める

泊まりのゴルフ旅行は、1日のラウンドの服装をそのまま2倍にすると、荷物が大きくなりすぎます。秋冬のゴルフ旅行の服は、ラウンドの回数、クラブハウスで入浴して着替えるか、宿で過ごす夜の3つで数えます。肌に触れる1枚目と靴下はラウンドの回数ぶん、中間の1枚と上着は2日で1枚を回し、宿の夜は移動日の服と兼ねる。2日目の朝の冷え込み、濡れたシューズの乾かし方、荷物の分け方、迷ったときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分
授乳服の選び方|冬休みの帰省は、授乳する部屋があるかで決める

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授乳服の選び方|冬休みの帰省は、授乳する部屋があるかで決める

授乳中の帰省で迷うのは、手持ちの前開きで足りるのか、授乳服を持っていくべきかです。決め手は服ではなく、帰省先に戸を閉められる部屋があるかどうか。個室がある家・寝室だけの家・居間しかない家の3つに分けて、要る服と要らない服、授乳口の形の選び方を並べました。車と電車の移動、滞在日数と洗濯から出す枚数、暖かい居間と寒い廊下の温度差での重ね方、夜の授乳の寝間着、親戚の前に出る服まで。出発前に家族に聞いておく5つの質問から始められる形にしています。

メグラシ編集部/読了 12分

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