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リュックで旅行の服装|秋冬は肩ひもの当たる場所と上着の丈で選ぶ

メグラシ編集部//読了 14分
紅葉の山に囲まれた地方の駅のホームで、腰丈のオリーブ色のキルティングの上着に生成りのリュックを背負い、首にベージュの布を巻いた女性が、肩ひもに手を添えて電車を待っている

**旅に持っていくリュックを背負って、上着を着た状態で、横向きに鏡の前に立ってください。**リュックの底は、上着の裾より上にありますか、下にありますか。それとも同じ高さですか。

秋冬の旅にリュックを背負って出かけると、服とリュックが触れる場所で、いくつか困ることが起きます。**上着の裾が背中側だけ押し上げられる。肩ひもの当たるところだけニットやコートが毛羽立つ。背中は汗ばむのに、前は冷える。**どれも、気温や泊数ではなく、リュックの位置で決まることです。

この記事は、背負ったときのリュックの底の高さと、肩ひもが乗る場所の2つを測るところから、服を選びます。

旅の服の枚数の決め方は旅行の洋服の枚数に、旅に耐える1着の確かめ方は旅の服にまとめてあります。ここでは、リュックを背負う日の服だけを扱います。

結論:リュックの旅は、底の高さと肩ひもの位置で上着を選ぶ

背負ったときのリュックの底と、上着の裾の関係で、選ぶ上着の丈が決まります。肩ひもの位置で、選ぶ生地が決まります。

確かめることこうなっていれば選ぶ上着
底と裾の高さ裾が底より指3本以上上腰丈の上着
底と裾の高さ裾が底より指3本以上下お尻が覆われる丈か、長い上着
底と裾の高さ差が指3本未満丈の違う上着に替えるか、リュックの位置を変える
肩ひもの位置肩の縫い目と重なる縫い目が肩ひもから外れる上着
肩ひもの位置縫い目から外れているどの上着でも
生地こすると毛羽立つ肩ひもの当たる上着には選ばない

**上着の裾とリュックの底が同じ高さにあることが、いちばん困ります。**どちらかにはっきりずれていれば、裾は押し上げられません。

なぜ同じ高さが困るのかというと、歩くたびにリュックの底が上下に揺れ、そのたびに裾の縁を下から持ち上げるからです。底が裾より上なら底は裾に触れず、底が裾より下なら底は上着の生地の上を滑るだけで、縁には引っかかりません。**ちょうど縁の高さにあるときだけ、底が縁をすくい上げます。**駅のホームで振り返ったときに、背中側の裾だけがめくれて中の一枚が見えていたら、この形です。

早見表|リュックを背負う旅で、服の6か所に起きること

リュックを背負って歩くと、服のどこで何が起きるかを並べました。旅の前に、自分の服で起きそうなところに印をつけてみてください。

服の場所起きること原因防ぎ方
上着の背中の裾背中側だけめくれるリュックの底が裾を押し上げる底と裾の高さをずらす
上着の肩毛羽立つ、色が薄くなる肩ひもが歩くたびにこするこすれに強い生地を選ぶ
上着の胸肩ひもに引っ張られてしわが寄る肩ひもが前に回りこむ肩ひもを締めすぎない
背中汗ばむリュックが背中を覆う中を薄手にする
前身ごろ冷えるリュックのない前は外気に当たる前を閉められる重ね方にする
首まわり首に巻いた布が引っ張られる肩ひもの下に挟まる肩ひもの上に出して巻く

秋冬の旅で多いのは、上の2つ、裾と肩です。この2つは、服を選ぶ段階で防げます。

先に測る①|背負ったときの、リュックの底の高さ

リュックの底の高さは、リュックの大きさと、肩ひもの長さで変わります。旅に持っていくリュックに、旅と同じくらいの荷物を入れて背負ってから測ってください。荷物が少ないと底が上がり、旅の当日とは違う位置になります。

横向きに鏡の前に立ち、リュックの底が体のどこにあるかを見ます。

底の位置よくあるリュック合う上着の丈
ウエストより上小さな日帰り用どの丈でも
ウエストから腰骨のあいだ中くらいの1泊用腰骨より上の短い丈、またはお尻が覆われる丈
腰骨の高さ中くらいの1泊用、肩ひもを長めにしたとき腰丈は避け、お尻が覆われる丈か長い丈
腰骨より下大きな2泊以上用長い丈か、ウエストで止まる短い丈

肩ひもを短くすると、底は上がります。上着と底の高さが重なってしまうときは、上着を替える前に、肩ひもを指2本ぶん短くしてみてください。それで底が上着の裾から離れれば、手持ちの上着のまま行けます。

先に測る②|肩ひもが乗る場所と、肩の縫い目

肩ひもは、首の付け根と肩先のあいだに乗ります。そこに服の肩の縫い目があると、縫い目が歩くたびにこすれて、そこだけ毛羽立ったり、縫い目の糸が擦り切れたりします。

上着を着てリュックを背負い、鏡の前で、肩ひもの下に縫い目があるかを見ます。

上着の肩の形縫い目の位置肩ひもとの関係
肩先で縫い目がある形肩の上を前後に通る線と、肩先肩の上の線が肩ひもの下に入る
肩の縫い目が腕のほうへ落ちる形二の腕の上肩ひもから外れる
首から袖までつながる形首から脇へ斜めに肩ひもと斜めに交わる
肩に縫い目のない形なしこすれる縫い目がない

肩の縫い目が腕のほうへ落ちる形の上着は、肩ひもと縫い目が重なりにくく、リュックの旅に向いています。肩の上を前後に通る縫い目は、肩ひもの真下に入りやすいので、縫い目の上の生地がこすれに強いかを、次の確かめ方で見てください。

先に測る③|こすれに弱い生地か:手のひらで10回こする

肩ひもが当たる場所は、旅のあいだ何千歩ぶんもこすれ続けます。こすれに弱い生地は、旅から帰ったときに、肩のところだけ表面が変わってしまいます。

上着の肩のあたりを、手のひらで強めに10回こすってください。

こすったあとの表面こすれへの強さリュックの旅では
変わらない強い使える
少しだけ毛羽が立つ中くらい1泊までなら使える
毛羽が立って白っぽくなる弱い肩ひもの当たる上着には選ばない
小さな毛玉ができる弱い選ばない
生地の種類こすれへの強さの目安
表面がつるりとした化学繊維の織り強い
目の詰まった綿の織り強い
キルティング中くらい。表面の生地による
起毛したウール弱い
毛足の長いニット弱い
ふわっとした毛足のある生地弱い

こすれに弱い上着は、リュックの旅では中に着ることにして、外側にはこすれに強い上着を重ねると、お気に入りの1着を傷めずに済みます。

こすれの跡は、旅の初日には目立たず、帰りの電車でふと気づくことが多いものです。肩ひもの当たる場所は、自分の目からは見えにくい位置にあるからです。旅の前の10回は、旅のあいだの数日ぶんのこすれを早回しで確かめる手順だと考えてください。

上着の丈|リュックの底より短いか、長いか

上着の丈は、リュックの底との位置関係で選びます。

上着の丈背負ったときの見え方向いているリュック
ウエストで止まる短い丈裾が底より上で、押し上げられない中くらい、大きい
腰骨にかかる腰丈底と重なりやすい小さな日帰り用
お尻が覆われる丈底より下に裾が出る中くらい
膝にかかる長い丈裾が底よりずっと下どれでも。ただし背中にしわが寄る
くるぶし近くまでの長い丈底が背中の中ほどを押す小さなリュックなら

長い上着は、裾は押し上げられませんが、リュックが背中の上半分を押さえるので、背中の真ん中に横じわが寄ります。旅のあいだ、背中のしわが気にならない生地か、しわがすぐ戻る生地を選んでください。

上着の形|前を開けられるか、フードがあるか

リュックの旅では、上着を脱ぐたびにリュックを下ろすことになります。だから、上着を脱がずに温度を調整できる形が便利です。

上着の形リュックとの相性調整のしかた
前開き、ファスナーよい前を開け閉めする
前開き、ボタンよいボタンを上から外していく
かぶって着る形調整できない脱ぐたびにリュックを下ろす
フード付きフードが肩ひもの上で丸まるフードを上着の内側にしまう
襟の大きな形襟が肩ひもに引っ張られる襟を立てずに寝かせる

前開きで、上から下まで開けられる上着がいちばん扱いやすい形です。フード付きの上着は、背負うとフードがリュックと背中のあいだに挟まったり、肩ひもの上で丸まったりするので、フードを外せるか、内側にしまえるかを確かめておきます。

中に着るもの|背中は温まり、前は冷える

リュックが覆う背中は温まり、リュックのない前は外気に当たって冷えます。この差は、リュックが大きいほど、荷物が重いほど大きくなります。

中に着るもの背中前向き不向き
厚手のニット1枚汗ばむちょうどよい背中の汗が冷えやすい
薄手の長袖1枚ちょうどよい冷える前開きの重ね着と組む
薄手の長袖と前開きの薄いものちょうどよい前を閉めて温める向いている
吸湿して温まる薄手の肌着と薄手の長袖汗ばみやすいちょうどよい歩く時間が短い日に

中は薄く、前で調整する。これがリュックの旅の重ね方の基本です。前開きの薄いカーディガンやベストを中に重ねると、前を閉めれば温まり、開ければ背中の熱が抜けます。

背中の汗は、歩いているあいだは気になりませんが、立ち止まってリュックを下ろした瞬間に冷えます。寺の境内でひと休みしたとき、駅で電車を待つとき、店に入って上着を脱いだとき。リュックを下ろす前に前を開けておくと、背中の熱が先に抜けて、下ろしたあとの冷え方がやわらぎます。

首まわり|首に巻くものは、肩ひもの上に出す

首に巻くものは、秋冬の旅で前の冷えを補ういちばん手軽な方法です。ただ、リュックの肩ひもと重なると、巻いた布が引っ張られて崩れます。

巻き方肩ひもとの関係向き不向き
首に巻いて、端を前に垂らす端が肩ひもの下に挟まる歩くたびに引っ張られる
首にぐるりと巻いて、結び目を前に肩ひもの内側に収まる向いている
首に巻いて、端を肩ひもの上に出す肩ひもに乗る崩れにくい
大判の布を肩にかける肩ひもの下で丸まるリュックの日は避ける

リュックを背負ってから首に巻くと、肩ひもの上に布を出せます。先に巻いてから背負うと、布の端が肩ひもの下に挟まって、首元が引っ張られます。

髪|下ろすと、肩ひもに挟まる

肩より長い髪を下ろしていると、リュックを背負うたびに、髪が肩ひもの下に挟まります。挟まった髪は引っ張られ、肩ひもの下でこすれて絡まります。

髪の扱い肩ひもとの関係
肩より短い挟まらない
肩につく長さで下ろす毛先が肩ひもに触れる
肩より長く下ろす背負うたびに挟まる
低い位置でひとつにまとめる結んだ毛先がリュックの上に乗る
高い位置でまとめる挟まらない

背負う前に、髪を片側の肩の前に流してから背負い、背負ってから後ろに戻すと、挟まらずに済みます。毎回それが面倒なら、旅のあいだは高めにまとめておくと楽です。

下|リュックの底が当たる場所

リュックの底が腰骨より下にあると、歩くたびに底が腰からお尻のあたりに当たります。下に何をはくかで、こすれ方が変わります。

下の形底が当たったとき
張りのある生地のパンツこすれても表面が変わりにくい
やわらかいニットのパンツこすれて毛羽立つことがある
薄手のスカート裾が底に巻きこまれて上がることがある
厚手のスカート底に押されて広がる

スカートの日は、リュックの底を腰骨より上にすると、裾が巻きこまれません。肩ひもを短くするか、底の高さが合う小さめのリュックにしてください。

靴|荷物の重さで、足元の負担が変わる

リュックに荷物を入れて歩くと、手に持つ鞄の日より、足元に重さがかかります。秋冬の旅は、石段や坂、雨上がりの道を歩くこともあります。

靴の形リュックの旅で
底の薄い平たい靴長く歩くと足裏に響く
底に厚みのある運動靴向いている
足首まで覆う短い靴冷えにくく、向いている
甲を紐や留め具で締められる靴足が靴の中で動かず、向いている
かかとの高い靴荷物の重さで歩きにくい

荷物の重さがあるぶん、甲を締められて、底に厚みのある靴が歩きやすくなります。

色|肩ひもと服の、色移りと汚れ

リュックの肩ひもや背中の当たる面は、歩くたびに服とこすれます。色の濃いリュックと明るい色の服、明るい色のリュックと濃い色の服の組み合わせでは、こすれた場所に色や汚れが残ることがあります。

組み合わせ起きやすいこと
濃い色のリュックと、白や生成りの上着肩と背中に色が移ることがある
明るい色のリュックと、濃い色の上着リュックの側に汚れが移る
革や合成皮革の肩ひもと、明るい色のニット肩に色が移ることがある
同じくらいの明るさの組み合わせ移っても目立ちにくい

新しいリュックや、濡れたリュックは色が移りやすくなります。明るい色の上着の日は、旅の前に白い布で肩ひもをこすって、色がつかないかを確かめてください。

屋内と屋外の出入り|リュックを下ろさずに調整する

秋冬の旅は、暖かい駅や車内、店と、冷たい外を何度も行き来します。そのたびに上着を脱ぎ着すると、毎回リュックを下ろすことになります。

出入りの場面リュックを下ろさない調整
暖かい電車に乗る上着の前を開ける、首の布を外す
外へ出る前を閉める、首に布を巻く
店に少しだけ入る前を開けるだけ
長く屋内にいるリュックを下ろして上着も脱ぐ

前を開ける、首の布を外す、の2つで調整できる幅を持っておくと、短い出入りではリュックを下ろさずに済みます。

秋の初めと冬の立ち上がりでは、この幅の持ち方が変わります。秋の初めは外もそれほど冷えないので、上着を持たずに、前開きの薄いものと首の布だけで出かけられる日もあります。冬に近づくと、外では上着の前を閉め、首に布を巻き、それでも電車に乗れば前を開けて布を外す、という往復が1日に何度も起きます。出入りの多い日ほど、脱がずに済む調整を多く持っておくと、旅の1日が軽くなります。

電車やバスで、前に抱える日

混んだ電車やバスでは、リュックを前に抱えることがあります。このとき、リュックは服の前身ごろに当たります。

前身ごろにあるもの抱えたときに起きること
金属のボタン、飾りリュックの表面にこすれる
胸元の飾り、ブローチ押されて向きが変わる、外れる
ふわっとした毛足の生地リュックの表面でこすれて毛羽立つ
つるりとした生地変わりにくい

前に抱える時間が長い旅では、胸元の飾りはリュックを抱える前に外しておくと、落とさずに済みます。

リュックの大きさで変わること

リュックの大きさで、底の高さも、背中の汗のかき方も、服へのこすれ方も変わります。

リュックの大きさ底の位置の目安背中上着の選び方
小さな日帰り用ウエストより上汗ばみにくいどの丈でも
中くらいの1泊用ウエストから腰骨少し汗ばむ底と裾をずらす
大きな2泊以上用腰骨より下汗ばむ短い丈か長い丈、中は薄く

2泊以上の旅で大きなリュックを背負うなら、中に着るものを1段薄くして、前の冷えは首に巻くものと前開きの重ね着で補ってください。

1泊2日の組み方の例

中くらいのリュックで、秋冬に1泊2日の旅をするときの組み方の例です。

1日目2日目
上着お尻が覆われる丈、前開き、つるりとした織り同じ
中の重ね着前開きの薄いもの同じ
中に着る一枚薄手の長袖替えの薄手の長袖
下張りのある生地のパンツ同じ
首まわり薄い布を首にぐるりと巻く同じ
靴底に厚みのある運動靴同じ

替えるのは中に着る一枚だけにすると、リュックの中は小さくまとまります。

上着と下を2日とも同じにするのは、リュックの中の場所を空けるためです。中に着る一枚は丸めると手のひら2つぶんほどに収まりますが、上着や下は1枚でリュックの半分近くを使います。1泊なら、上着と下は着て行くもの1組で足ります。2泊以上の旅では、下だけもう1本足して、上着は同じものを通してください。替えの組み方は秋の3泊4日の着まわしも参考になります。

写真に写ったとき

旅の写真では、リュックの肩ひもが服の前に2本の線として写ります。肩ひもの色と服の色の差が大きいと、写真では肩ひもが目立ちます。

肩ひもと服の色写り方
近い色肩ひもが服になじむ
差が大きい肩ひもの2本の線が目立つ
服に柄がある肩ひもは目立ちにくい

写真を撮るときだけリュックを下ろすという方法もあります。記念の写真を撮る場所が決まっているなら、そこではリュックを下ろすと決めておくと、服の形がそのまま写ります。

旅先で気づいたとき|その場でできる直し方

出かける前に確かめていても、旅先で初めて気づくことはあります。荷物が増えて底の位置が下がった、雨で上着が重くなった、思ったより歩いた。そういうときに、その場でできる直し方をまとめました。

気づいたことその場での直し方
背中の裾がめくれている肩ひもを指2本ぶん短くして、底を上げる
裾がまためくれる上着の前を閉めて、裾を下へ引いてから背負い直す
肩のところが毛羽立ってきた首に巻いた布を、肩ひもの下に挟む
背中が汗ばんでいる屋内に入る前に前を開け、下ろしたら背中を拭く
前が冷える首の布を巻き直し、中の重ね着の前を閉める
肩ひもが首に寄ってくる胸の前の留め具があれば留める。なければ肩ひもを少し長く

いちばん効くのは、肩ひもの長さを変えることです。底の高さも、肩ひもの乗る位置も、肩ひもの長さで動きます。旅のあいだに一度も肩ひもを調整しない人は多いのですが、荷物の量は日によって変わるので、朝に背負ったときに毎日一度だけ、鏡か窓で底の位置を見てください。

どちらとも取れるとき①|長いコートしか持っていない

秋冬の上着が、膝にかかる長いコートしかないこともあります。長いコートは裾が押し上げられない代わりに、背中にしわが寄り、肩がこすれます。

気になること調整のしかた
背中に横じわが寄るリュックを小さめにして、背中の上半分だけに収める
肩がこすれる肩ひもの当たる場所に、薄い布を首から垂らして挟む
裾が歩きにくい前のボタンを下から2つ外す

こすれに弱い生地の長いコートなら、旅のあいだは肩ひもの当たる場所に布を1枚挟むだけでも、表面の変わり方はずいぶん減ります。

どちらとも取れるとき②|リュックか、ショルダーバッグか

両手が空くリュックにするか、出し入れしやすいショルダーバッグにするかで迷う人もいるはずです。決め方は、その旅で歩く時間と、物を出し入れする回数です。

旅の中身向いている鞄
歩く時間が長い、坂や石段が多いリュック
荷物が重いリュック
店や施設に何度も出入りするショルダーバッグ
切符や財布を何度も出すショルダーバッグ、または両方
きちんとした食事の予定があるショルダーバッグか、小さなリュック

迷ったら、大きな荷物はリュックに入れ、よく出すものだけ小さな肩掛けの鞄に分けると、両方のよいところがとれます。秋冬に肩掛けの鞄を上着の上から使うときの長さはアラフォーのショルダーバッグで扱っています。

どちらとも取れるとき③|きちんとした食事の予定がある

旅の途中に、少しきちんとした店での食事がある日は、リュックで行ってよいか迷うかもしれません。店ではリュックを下ろすので、気にするのは、上着を脱いだあとの中の一枚です。

気にすること準備
肩ひものしわ張りのある生地の一枚を中に着る
背中の汗の跡移動中は前を開けて熱を逃がす
リュックの見え方上着になじむ色のリュックにする
リュックの置き場所足元に置ける大きさにする

中の一枚が整っていれば、リュックで来たかどうかは、席に着いてからはほとんど分かりません。

よくある行き違い

よくある思い込み実際に起きること
腰丈の上着はリュックと合わせやすい底と裾が同じ高さになりやすく、背中側の裾が押し上げられる
長いコートなら裾の心配はない裾は大丈夫でも、背中に横じわが寄り、肩がこすれる
寒い日は中を厚くすればいい背中は汗ばみ、前は冷えて、差が大きくなる
首に巻いてから背負えばいい布の端が肩ひもの下に挟まって引っ張られる
リュックなら服を選ばないこすれに弱い生地は、肩のところだけ毛羽立つ
屋内に入るたびに上着を脱ぐ毎回リュックを下ろすことになる。前の開け閉めで足りる

装いに活かすなら

リュックで旅に出る前に、旅と同じ荷物を入れて背負い、横向きに鏡の前に立ってください。リュックの底と上着の裾が同じ高さなら、上着の丈を替えるか、肩ひもを短くします。肩ひもの下に縫い目があるなら、手のひらで10回こすって、毛羽立たない生地かを見ます。

中は薄く、前で調整する。首の布は背負ってから巻く。この2つを足せば、リュックを下ろさずに屋内と屋外を行き来できます。リュックの旅で服が傷むのも、寒いのも暑いのも、服とリュックが触れる場所で起きています。触れる場所を先に測っておけば、手持ちの上着のままでも、たいていは間に合います。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. リュックで旅行するとき、上着はどの丈がいいですか
背負ったときのリュックの底の高さで決めてください。リュックの底が腰骨のあたりにあるなら、裾がそれより上で止まる腰丈の上着か、反対にずっと下まで届く長い上着が合います。裾がリュックの底とちょうど同じ高さにある上着は、歩くたびに底が裾を押し上げて、背中側だけ裾がめくれた形になります。底と裾の差が指3本ぶん以上あれば、どちらの丈でも気になりません。
Q. リュックの肩ひもでコートが毛羽立ちます
肩ひもが当たる場所は、歩くたびにこすれ続けるので、毛足の長いニットや起毛した生地、やわらかいウールのコートは毛羽立ちやすくなります。旅の前に、上着の肩のあたりを手のひらで10回こすってみて、表面が白っぽくなったり毛羽が立ったりするなら、リュックの旅には向かない生地です。表面がつるりとした織りの上着か、肩ひもの当たる場所に縫い目がない上着を選ぶと、こすれの跡が残りにくくなります。
Q. リュックを背負うと背中だけ汗をかきます。秋冬はどう重ねればいいですか
リュックが当たる背中は温まり、リュックのない前側は外気で冷えます。中に厚手のものを着ると、背中は汗ばむのに前は寒いという差が大きくなります。中は薄手の長袖にして、その上に前を開けられる薄いものを重ね、寒さは前を閉める、首に布を巻く、で調整してください。背中の汗が気になる日は、屋内でリュックを下ろしたときに、前を開けて背中の熱を逃がすと、汗が冷えずに済みます。
Q. 旅行で食事の予定があっても、リュックで行けますか
行けます。リュックの肩ひもが当たる場所と、背中の汗の跡が、服のきちんとした印象を崩しやすいので、そこだけ考えておきます。食事の店に入ったらリュックは下ろすので、上着を脱いだときの中の一枚が整っていれば十分です。肩ひもでしわになりにくい、張りのある生地の一枚を中に着て、背中に汗をかきすぎないよう、移動中は前を開けておいてください。リュックの色を上着になじむ色にしておくと、店に入るまでの見え方も落ち着きます。

— メグラシ編集部

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