オフィスカジュアル レディース 秋|朝の気温と席の空調で重ねる

**明日の朝、家を出る時間の気温を、天気予報の1時間ごとの欄で確かめてください。**そして、職場の自分の席の真上か斜め上に、空調の吹き出し口があるかを思い出してください。
秋のオフィスカジュアルは、この2つで決まります。朝の気温で外側の1枚を、席に当たる風で内側の1枚を選ぶ。それだけで、「朝は寒くて震えたのに、昼は汗をかいた」「席で冷えて、夕方まで肩がこわばった」という日がほとんどなくなります。
秋は、1日の中で気温がいちばん大きく動く季節です。朝は15℃を切っているのに、昼には23℃まで上がる日が続きます。さらに職場の中は、冷房から暖房への切り替えが席によってまちまちで、同じフロアでも窓際は暑く、吹き出し口の下は冷えます。
職場ごとの服装の幅を先に確かめたい人はオフィスカジュアル レディース診断で自分の職場の帯を、秋の色の暗さは秋のオフィスカジュアル レディースの色の選び方で決めてください。この記事は、そのうえで**「何枚を、どの順番で重ねるか」**だけを扱います。
結論:外側は朝の気温、内側は席の風で決める
秋の重ね着が難しいのは、1つの基準で全部を決めようとするからです。最高気温を見て服を決めると朝に寒く、朝の気温で決めると昼に暑くなります。
そこで、決める場所を2つに分けます。
| 決める1枚 | 何を見て決めるか | 境目 |
|---|---|---|
| いちばん外の1枚(羽織り・上着) | 家を出る時間の気温 | 20℃以上/15〜19℃/14℃以下 |
| いちばん内の1枚(トップス・インナー) | 席に当たる空調の風 | 吹き出し口から2m以内か、手の甲に風を感じるか |
外側は「通勤のための服」、内側は「席で過ごすための服」と考えてください。通勤の時間は朝の気温に左右され、席で過ごす時間は空調に左右されます。最高気温は、内側の1枚を半袖にするか長袖にするかを決めるときだけ使います。
この分け方をしておくと、朝の天気予報を見たときに迷うのは外側の1枚だけになります。内側の1枚は、席が変わらない限りほぼ同じ基準で選べるからです。
朝の気温を3つの帯に分ける
外側の1枚は、家を出る時間の気温で決めます。最高気温でも最低気温でもなく、自分が玄関を出る時刻の気温です。天気予報の1時間ごとの欄で、その時刻の数字を見てください。
| 家を出る時間の気温 | 外側の枚数 | 外側の厚さ |
|---|---|---|
| 20℃以上 | 0枚(トップス1枚で出る) | 羽織りは持たないか、席に置いてある1枚で足りる |
| 15〜19℃ | 1枚 | 薄手のカーディガン・シャツジャケット・裏地のないジャケット |
| 14℃以下 | 2枚 | 羽織りの上に、薄手のトレンチや軽い上着を1枚足す |
境目は20℃と15℃の2つだけです。この2つの数字を覚えておけば、秋のあいだはほぼ足ります。
20℃以上の朝は、外を歩いていても長袖1枚で寒くありません。ここで羽織りを足すと、駅に着くころには汗ばみます。15〜19℃の朝は、長袖1枚では風が通ると肌寒く感じる帯です。羽織りを1枚足すと、ちょうどよくなります。14℃以下になると、羽織り1枚では駅のホームで待つあいだに冷えます。羽織りの上にもう1枚、風を止める上着を重ねる日です。
通勤の時間が長い人は、帯を1つずらす
駅のホームや屋外で待つ時間が合計15分を超える人、または自転車や徒歩で20分以上移動する人は、帯を1つ寒い側にずらしてください。気温が17℃でも、外にいる時間が長ければ14℃以下の組み方が合います。
反対に、家から駅まで5分、電車を降りて職場まで3分という人は、外にいる時間がほとんどありません。この場合は帯を1つ暖かい側にずらして構いません。14℃の朝でも、羽織り1枚で足りることが多いはずです。通勤の手段ごとの傷みやすい場所はオフィスカジュアル レディースの選び方は通勤手段で変わるにまとめています。
席の空調を測る:吹き出し口からの距離と、手の甲の風
内側の1枚は、席に当たる空調の風で決めます。職場の中は、席によって体感が大きく違います。秋は冷房と暖房の切り替えの時期で、ある日は冷房、別の日は送風だけ、という日が続きます。
自分の席を、次の2つで確かめてください。
- **天井の吹き出し口との距離。**席に座ったまま天井を見上げて、いちばん近い吹き出し口が真上か、斜め上でおよそ2m以内にあるか
- **手の甲に当たる風。**席に座って、手の甲を上に向け、肩の高さに5秒かざす。風を感じるか
どちらかに当てはまれば「風が当たる席」です。どちらにも当てはまらなければ「風が当たらない席」です。
窓際の席は、別に考える
窓際の席は、午前と午後で体感が逆になることがあります。東向きの窓なら朝に日が入って暖かく、午後は日が回って冷えます。西向きなら反対です。窓際の人は、自分の席にいちばん長く日が当たる時間帯を思い出してください。日が当たる時間が長いなら「風が当たらない席」、日が当たらず窓のガラスが冷たくなる時間が長いなら「風が当たる席」として扱います。
席が日によって変わる人
フリーアドレスで毎日席が変わる人は、職場でいちばん冷える席を基準にしてください。暑い席に座った日は脱げば済みますが、冷える席に座った日に足せる1枚がないと困るからです。
4つの日の型:朝の気温×席の風
朝の気温と席の風を組み合わせると、秋の日はおおよそ4つの型に分かれます。
| 日の型 | 朝の気温 | 席の風 | 組み方 |
|---|---|---|---|
| 型1 | 20℃以上 | 当たらない | 長袖か七分袖のトップス1枚 |
| 型2 | 20℃以上 | 当たる | 首か手首を覆うトップス1枚、席に羽織りを1枚置く |
| 型3 | 19℃以下 | 当たらない | 薄手のトップス+脱げる羽織り |
| 型4 | 19℃以下 | 当たる | 首か手首を覆うトップス+脱いでも席で使える羽織り |
この表は答えを出すためではなく、どこで分かれるかを見るためのものです。型1と型2の違いは内側だけ、型1と型3の違いは外側だけ、と見てください。
いちばん迷うのは型4の日です。朝は寒く、席でも冷えるので、つい厚いニットを1枚着て出たくなります。でも厚いニットは、昼すぎに暖房が入ったり、外に出たりしたときに脱げません。型4の日こそ、薄いものを2枚重ねてください。
内側の1枚:首か手首を覆うかが境目
席で風が当たる人の内側の1枚は、首か手首のどちらかを覆う形を選びます。体が冷えたと感じやすいのは、首の後ろと手首です。風が当たる席では、ここが出ているかどうかで、午後の体感が変わります。
| 内側の形 | 首 | 手首 | 合う席 |
|---|---|---|---|
| 半袖・Vネック | 出る | 出る | 風が当たらない席・窓際で日が入る席 |
| 長袖・Vネック | 出る | 覆う | 風が弱く当たる席 |
| 半袖・ハイネック | 覆う | 出る | 風が肩から上に当たる席 |
| 長袖・クルーネックより高い襟 | 覆う | 覆う | 吹き出し口の真下 |
風が上から当たる席なら首を、横から当たる席なら手首を優先してください。吹き出し口の真下の席は、両方を覆う形が楽です。
首を覆うと、顔まわりが重く見えないか
首を覆う形は、秋の始まりにはまだ早く見えるのではないか、と心配する人がいます。気になる場合は、襟の高さを首の付け根から2〜3cmにとどめてください。首の半分まで覆うタートルネックではなく、首に沿って少し立ち上がる程度の高さです。これなら秋の入り口でも重く見えず、首の後ろだけは風から守れます。
手首を覆うと、袖が邪魔にならないか
キーボードを打つ仕事では、手首まである長袖が机に当たって煩わしいことがあります。この場合は、袖口が細く絞られた形か、袖口にゴムや折り返しのある形を選んでください。袖口が広がる形は、机の上で物に引っかかります。袖を手首の骨より1〜2cm上で止められる形が、仕事中は扱いやすくなります。
外側の1枚:脱いだあと椅子の背に掛けられるか
外側の1枚を選ぶときに確かめてほしいのは、脱いだあとにどこに置くかです。
秋の外側の1枚は、1日のうちに何度も脱いだり着たりします。駅に着いて脱ぎ、席で寒くなって着て、昼に外へ出るときにまた着る。そのたびにロッカーへ行くのは手間なので、多くの人は椅子の背に掛けます。
椅子の背に掛けたときに、次の3つを満たすかを見てください。
- 肩の部分が椅子の背から落ちずに留まる
- 裾が床に触れない
- 背中を椅子に預けたとき、自分の背中で押しつぶしてもしわが残りにくい
裾が床に触れる長さの上着は、椅子の背ではなくロッカーかハンガーに掛けることになります。この場合、席で寒くなったときに使えないので、席に置いておく羽織りが別にもう1枚必要になります。
羽織りの素材は、握って10秒で決める
椅子の背に掛ける羽織りは、背中で押しつぶされても形が戻る素材が向いています。店で選ぶときは、布の端を手のひらで握って10秒待ち、離してください。握った跡がすぐに消えるものは、椅子の背に掛けて使っても、夕方まで形が保てます。跡が残るものは、席ではなくハンガーに掛ける上着として使ってください。
脱ぎ着の順番:駅から席まで、席から会議室まで
秋の重ね着は、何を着るかよりも、どの順番で脱ぐかで快適さが変わります。
朝の通勤で、いちばん体が温まるのは電車の中と、駅から職場までの早歩きです。職場に着いたときに汗ばんでいると、そのあと席で冷えます。汗をかいたまま空調の風に当たると、体感は実際の室温より低くなるからです。
そこで、脱ぐ順番を決めておきます。
- **電車に乗ったら、いちばん外の1枚の前を開ける。**脱がなくても、前を開けるだけで熱がこもりにくくなります
- **職場のビルに入ったら、いちばん外の1枚を脱ぐ。**エレベーターを待つあいだに脱いで、腕に掛けておきます
- **席に着いたら、5分は羽織りを着ない。**体の熱が引いてから、寒ければ羽織ります
この順番を守ると、席に着いてから「暑い」と「寒い」を行き来することが少なくなります。
会議室が別の温度のとき
席では暑いのに、会議室は冷える。秋にはよくあることです。会議室には窓がなかったり、人が入る前から冷房が入っていたりします。会議が30分を超える日は、羽織りを腕に掛けて持って行ってください。会議室に着いてから寒いと気づいても、席に取りに戻るのは難しいからです。
どちらとも取れる日①:朝は寒いのに、昼は25℃近くまで上がる
秋の前半は、朝が14℃、昼が24℃という日が珍しくありません。外側を朝の気温で決めると、昼に外へ出たときに暑すぎます。内側を昼の気温で決めると、朝に寒すぎます。
この日は、外側と内側の役割をはっきり分けて、真ん中の層を作らないのが答えです。
具体的には、次の組み方にします。
- 内側の1枚は、昼の気温に合わせる。24℃なら半袖か、薄手の七分袖でも構いません
- 外側の1枚は、朝の気温に合わせる。14℃なら、羽織りの上にもう1枚足す日ですが、この日は「厚い1枚」ではなく「薄い2枚」にします
- その2枚は、どちらも椅子の背に掛けられる薄さにする
厚いニットを1枚着て出ると、昼に脱ぐと下が肌着になってしまい、脱げません。カーディガンの下に厚手のブラウスを着ると、カーディガンを脱いでも暑いままです。真ん中の層を作らず、内側は昼の服、外側は朝の服と割り切ってください。
昼に外へ出ない日は、どうするか
一日中ビルの中にいる日は、昼の外の気温は関係ありません。この場合、内側の1枚は席の風で決めて、外側の1枚は朝の気温で決めて、帰りの時間の気温も確かめてください。秋は夕方から急に冷えます。帰る時間が19時を過ぎるなら、朝より2〜3℃低い気温を見込んで、外側の1枚を選びます。朝が17℃で外側1枚と決めても、帰りが14℃なら2枚の帯です。その日は羽織りの上にもう1枚、ロッカーに置いておくか、たたんでかばんに入れられる薄い上着を持って出てください。
外回りがある日は、どうするか
午後に外回りがある日は、昼の外の気温が大事になります。この場合は、外回りのあいだに着ている1枚を基準にしてください。外回りでは、羽織りを手に持って歩くことが多くなります。手に持ったときにしわになりにくく、かばんに入れられる薄さのものを外側にしておくと、気温が上がっても困りません。
どちらとも取れる日②:席は暑いのに、会議室やトイレが冷える
窓際で日が入る席の人は、席では暑くて半袖でいたいのに、会議室やトイレ、給湯室に行くたびに冷える、という悩みを抱えがちです。
この場合、内側は「席に合わせる」、外側は「移動先に合わせる」と分けます。席では半袖か薄い長袖1枚で過ごし、席を離れるときだけ羽織る。そのために、羽織りは片手で羽織れて、ボタンを留めなくても前が落ち着く形を選んでください。
前を留めないと前が開いて広がってしまう羽織りは、席を立つたびに留め直すことになります。前立てがまっすぐ落ちる形、または前を軽く重ねて着る形なら、さっと羽織って移動できます。
席を離れる回数で、羽織りを決める
1日に席を離れる回数を、だいたいでよいので数えてみてください。
- 5回以下なら、羽織りは椅子の背に掛けたままで、離れるときに羽織る形で足ります
- 6〜10回なら、羽織りを着たまま過ごし、席で暑いときだけ袖をまくれる形が楽です
- 11回以上なら、羽織りではなく、内側の1枚を首か手首を覆う形にして、羽織りなしで移動できるようにしてください
席を離れる回数が多い人ほど、羽織りの脱ぎ着が手間になります。手間を減らすには、内側の1枚で冷えを防ぐほうが合っています。
どちらとも取れる日③:周りは半袖なのに、自分だけ寒い
同じフロアにいても、寒さの感じ方は人によって違います。周りが半袖で過ごしているのに、自分だけ羽織りが手放せない。そんなとき、ひとりだけ厚着をしているように見えて落ち着かない、という声をよく聞きます。
この場合は、見える部分を周りと同じにして、見えない部分で温める方法が合っています。
- トップスは周りと同じように、半袖か七分袖にする
- その下に、首元だけを覆う薄いインナーを1枚重ねる。襟元から少しだけのぞく程度にとどめる
- 席には、ひざ掛けを1枚置いておく。足元と腰を温めると、上半身の体感も変わる
- 羽織りは、薄手で色をトップスと近づけたものにする。羽織っても、服を1枚足したように見えにくい
寒さの原因が足元にある場合
上半身は寒くないのに、なんとなく体が冷える。そういう人は、足元を見てください。秋の前半まで素足にパンプスで通している場合、足首から冷えが上がってきます。席に着いたら、足首を覆う薄いソックスに替えるか、ストッキングを穿く日を早めに始めてください。足元の秋への切り替えはオフィスカジュアルのサンダル|秋に足元だけ夏に見えるときの直し方で、見た目の側から扱っています。
足元:素足をやめる境目
重ね着の話は上半身に集中しがちですが、秋の体感をいちばん左右するのは足元です。
素足をやめる境目は、家を出る時間の気温が18℃を切った日を目安にしてください。18℃を切ると、通勤の途中で足首が冷えて、職場に着いてからも温まりにくくなります。
19℃以上の朝なら、素足か、浅いソックスでも冷えは気になりません。15〜18℃の朝は、薄手のストッキングか、足首の骨が隠れるソックスに替える帯です。14℃以下になったら、やや厚手のタイツか、くるぶしより上まであるソックスにしてください。上半身の外側の境目が20℃と15℃なのに対して、足元の境目は18℃と14℃と、少しだけ早めに来ます。足首は服で覆われていない時間が長く、通勤の途中で冷えやすいからです。
席の下に空調の吹き出し口がある職場や、床に近いところが冷える職場では、この境目を1帯ずつ寒い側にずらしてください。床の冷えは、座った状態で足の甲を床から5cmほど浮かせてみるとわかります。浮かせたときに足の裏がふっと楽になるなら、床が冷えています。
パンツとスカートで、足元の切り替えの時期は違う
パンツで通勤している人は、足首から上が布で覆われているので、素足の時期を少し長くとれます。くるぶしが出る丈のパンツなら18℃、くるぶしまで隠れる丈なら16℃くらいまでは、ソックスだけで過ごせることが多いはずです。
スカートの人は、膝から下が外気に触れる面積が大きいので、パンツの人より早めに切り替えてください。ひざ丈のスカートなら、19℃を切った朝から薄いストッキングを始めるのが目安です。ミモレ丈やロング丈なら、パンツと同じくらいの時期まで素足で過ごせます。
色と素材で、薄い服でも秋に見せる
秋の始まりは、気温はまだ高いのに、周りの服の色や素材が少しずつ秋に寄っていきます。薄い服を着ていても、色と素材の選び方で季節に合って見えます。
色は、同じ色でも1段だけ暗くしてください。夏に白を着ていたなら、生成りや薄いグレーに。水色を着ていたなら、グレーがかった青に。明るさを1段落とすだけで、半袖でも夏の服には見えにくくなります。
素材は、表面に光沢があるものより、少し凹凸のあるものを選んでください。とろみのある薄い生地より、細かい畝のある生地や、ごく薄い起毛のある生地のほうが、同じ厚さでも秋に見えます。
色をどこまで暗くするかは、秋のオフィスカジュアル レディースの色の選び方で3か所の数え方を書いています。
1週間の回し方:前の晩に、翌朝の気温を1回だけ見る
秋の朝は、何を着るかで迷う時間が長くなりがちです。迷う時間を減らすには、前の晩に、翌朝の家を出る時間の気温を1回だけ見る習慣をつけてください。
前の晩に見る数字は1つだけです。家を出る時刻の気温。それを見て、外側の枚数を決めて、椅子の背に掛ける羽織りを玄関に出しておきます。内側の1枚は、席が変わらない限り、決まった数枚の中から選ぶだけです。
内側は、席に合う形を3〜4枚そろえる
風が当たる席の人は、首か手首を覆う形を3〜4枚。風が当たらない席の人は、Vネックや半袖も含めて3〜4枚。これを1週間で回せば、内側の1枚で迷うことはほとんどなくなります。
外側は、厚さの違う2枚をそろえる
外側は、薄手のカーディガンかシャツジャケットのような「羽織り」を1枚と、それより1段厚い「上着」を1枚。この2枚があれば、20℃以上の日は持たず、15〜19℃の日は羽織り、14℃以下の日は羽織りと上着、と分けられます。
秋の半ばを過ぎると、上着の上にさらにコートが必要な日が出てきます。そこから先の組み方は冬のオフィスカジュアル レディース|コートを脱いだ後が本体で扱っています。
よくある失敗と、その直し方
秋の重ね着でよく起こる失敗を、原因と直し方で並べます。
**朝は寒く、昼は暑くて脱げない。**いちばん多い失敗です。原因はほぼ決まっていて、厚い1枚で家を出ています。厚手のニットや、裏地の付いた上着を1枚だけ着て出ると、暑くなったときに脱ぐと下が薄すぎて、脱げないまま過ごすことになります。直し方は、同じ暖かさを薄い2枚に分けること。外側の1枚は脱いでも困らない形にして、内側の1枚は昼の気温に合わせます。
**席に着くと汗ばみ、そのあと冷える。**電車の中や、駅から職場までの早歩きのあいだ、外側の1枚を着たままにしていると起こります。体が温まりすぎた状態で席に着き、汗が引くときに空調の風で冷やされるからです。電車に乗ったら前を開け、ビルに入ったら脱ぐ。順番を決めておくだけで、ほとんど起こらなくなります。
**午後になると肩や首の後ろがこわばる。**首の後ろに空調の風が当たっている合図です。本人は寒いと感じていないことも多いのですが、夕方になって肩が重いと気づきます。内側の1枚を、首を覆う形に替えてみてください。襟が首の付け根から2〜3cm立ち上がる程度で十分です。
**羽織りが椅子の背からずり落ちる。**肩の部分が滑る素材だと、椅子の背に掛けても少し体を動かしただけで落ちます。表面に少し凹凸のある素材か、肩に縫い目のある形を選ぶと、椅子の背に引っかかって留まります。
**会議中に冷える。**羽織りを席に置いてきた日に起こります。30分を超える会議には、寒くなくても腕に掛けて持って行く、と決めておいてください。
**ひとりだけ厚着をしているように見える。**羽織りの色が、トップスと大きく離れているときに起こります。白いブラウスに濃い紺のカーディガンを重ねると、羽織っただけで「1枚足した」ように見えます。羽織りの色をトップスに近づけると、重ねていることが目立たなくなります。
このうち、自分に当てはまるものが2つ以上あるなら、まず外側と内側の決め方を分けるところから始めてください。1つずつ直すより、決め方を分けるほうが早く片づきます。
予報が外れた日の、その場での直し方
前の晩に見た予報より、朝が2〜3℃寒かった。家を出てから気づくことがあります。このとき、引き返して着替える必要はありません。首を覆うものを1枚、かばんに入れておけば足ります。薄いストールや、首に巻ける細長い布を1枚入れておくと、寒い朝は首に巻き、職場では膝に掛け、会議室では肩に掛けて使えます。1枚で3つの場所を補えるので、秋のあいだはかばんに入れたままにしておいてください。
反対に、予報より暖かかった日は、外側の1枚を職場のロッカーに置いて帰る手もあります。翌朝が寒ければ、職場に着いてからその1枚を使えます。羽織りを職場に1枚置いておくと、予報が外れた日の逃げ道になります。
何を直しても寒いとき
外側と内側を分けて、席の風も確かめて、足元も替えた。それでも寒い場合は、服ではなく、席の場所そのものに原因があることがあります。吹き出し口の真下や、出入り口の近くで扉が開くたびに外気が入る席は、服だけでは調整しきれません。その場合は、ひざ掛けや薄い羽織りを席に常に置いておき、服の側では無理をしないでください。
仕事の中身でも、重ね方は変わる
最後に、仕事の中身による違いに触れておきます。
一日中座っている仕事と、立ったり歩いたりする仕事では、体の温まり方が違います。座っている時間が長いほど、体は冷えやすくなります。立ち仕事や、社内を歩き回る仕事では、席に座っている人より1枚少なくて足りることが多いです。
来客対応や社外の打ち合わせがある日は、内側の1枚に加えて、ジャケット型の羽織りを選んでおくと、そのまま人前に出られます。カーディガンでは軽すぎる場面でも、ジャケット型なら着たまま応対できます。
在宅勤務と出社が混ざる週
週のうち何日かは家で働き、残りの日に出社する人は、出社の日の服だけを、この記事の決め方で選んでください。家で働く日は、空調も服も自分で調整できるので、外側と内側を分ける必要はありません。
出社の日が週に2日以下なら、内側の1枚は2〜3枚で回せます。そのかわり、出社の日の朝の気温は、日によって大きく違うことがあります。週の初めに出社して、次が週の終わりなら、そのあいだに気温が5℃以上下がることも、秋には珍しくありません。出社の日の前の晩に、その朝の気温を1回だけ見る習慣は、出社の日が少ない人ほど大事です。
出社の日が少ないと、職場に置いておく羽織りも忘れがちです。久しぶりに出社したら、席の空調が冷房から暖房に切り替わっていた、ということもあります。出社の日が少ない人は、羽織りを職場に置かず、毎回かばんに入れて持って行くほうが確実です。そのために、たたんでかばんに入る薄さの羽織りを1枚決めておいてください。
仕事の中身ごとの上下の選び方はオフィスカジュアル レディース|1日の仕事の中身から上下を選ぶで、季節を問わず使える形にまとめています。この記事では、そこに秋の気温と空調の2つを足して考えてください。
秋のオフィスカジュアルで迷ったら、思い出すのは2つだけです。家を出る時間の気温と、自分の席に当たる風。この2つが決まれば、何を重ねるかは自然に決まります。
よくある問い
- Q. 秋のオフィスカジュアルは、何℃からジャケットやカーディガンを着ればいいですか
- 朝7時ごろの気温が19℃以下なら、羽織りを1枚足すのが目安です。20℃以上なら、羽織りは持たずにブラウスやニット1枚で出られます。14℃以下になったら、羽織りの上にさらに薄い上着を足す日が出てきます。ただし最高気温ではなく、家を出る時間の気温を見てください。
- Q. 職場が暑いのか寒いのか、自分の席がわかりません
- 席に座って、手の甲を上に向けて肩の高さに5秒かざしてください。風を感じるなら、空調が当たる席です。天井の吹き出し口を見上げて、席からの距離がおよそ2m以内かも確かめます。どちらかに当てはまれば、首か手首を覆う1枚を内側に選ぶと、昼すぎに寒くなりにくくなります。
- Q. 朝は寒いのに、昼には暑くなる日は何を着ればいいですか
- いちばん外の1枚を、脱いで椅子の背に掛けられる薄さのものにします。中の1枚は半袖でも構いません。朝の気温で外側を決めて、昼の気温では中側を決める、と考えると組みやすくなります。厚いニット1枚で出ると、脱げずに困ります。
- Q. 周りは半袖なのに、自分だけ寒いです。浮きませんか
- 袖を見せない形で温める方法があります。半袖のトップスの下に薄い長袖の肌着を重ねるのではなく、首元を覆うインナーを1枚と、ひざ掛けや薄手の羽織りを席に置いておく方法です。見た目は周りと同じ半袖のまま、体を冷やす場所だけ覆えます。
— メグラシ編集部





