ジムの服装 女性 初めて|秋冬の体験は、更衣室と靴の決まりで組む

**予約のときに、3つだけ聞いてください。**更衣室とロッカーがあるか、室内用の靴が要るか、タオルは借りられるか。この3つの答えで、初めての体験に着て行く服はほぼ決まります。
あなたがいま「何を着て行けばいいか分からない」と止まっているなら、それは服を選べないのではなく、ジムの中がどうなっているかを知らないからです。知らない場所に合わせて服を考えると、全部に備えようとして荷物が増え、当日になって靴を忘れる。初めての体験でいちばん多いのは、この形のつまずきです。
この記事は、ジムに通い始める前の「体験の1回」だけを扱います。通い始めてからの組み方はジム行き帰りの服装やスポーツジムの服装 女性40代に分けてあるので、そちらを見てください。
結論:着て行くか着替えるかを、先に決める
初めての体験で迷う人は、服から考え始めます。先に決めるのは、家から運動着で出るのか、ジムで着替えるのかです。これが決まると、持って行くものが半分になります。
| 更衣室 | 家から入口まで | 決め方 |
|---|---|---|
| ある | 15分を超える | ジムで着替える。行きは普段着、運動着は鞄に |
| ある | 15分以内 | どちらでもよい。秋冬は着替えるほうに寄せる |
| ない、または狭い | 何分でも | 運動着の上に一枚重ねて、着たまま行く |
境目を15分にしているのは、運動着のまま外を歩いて、体が冷え始める時間がそのくらいだからです。運動着は汗を外へ逃がすように作られているので、動いていないときは普段着より体温が逃げやすい。15分を超えて外を歩くと、着いたときには手先が冷えていて、最初の準備運動に時間がかかります。
更衣室がない、または体験の人は使えないというジムも少なくありません。予約のときに必ず確かめてください。聞きにくければ「当日、着替える場所はありますか」とだけ聞けば十分です。
予約の前に確かめる3つ
**1つめは、更衣室とロッカーの有無です。**ロッカーがあっても、鍵が硬貨式か暗証番号式かで、持って行くものが変わります。硬貨式なら小銭を1枚、別のポケットに入れておきます。
**2つめは、室内用の靴の決まりです。**外の靴のままでよい、靴底を拭けばよい、室内専用を持参、貸し出しあり。この4通りのどれかです。室内専用を求められて忘れると、体験そのものができないことがあります。服より先に、靴の決まりを確かめてください。
**3つめは、タオルの貸し出しです。**マシンを使ったあと座面を拭く決まりのジムでは、自分の汗を拭くタオルとは別に、拭き取り用の布が置いてあることが多いです。自分用のタオルは、顔を拭く小さいものを1枚持って行けば足ります。
この3つは、電話でも予約画面の問い合わせ欄でも聞けます。体験の申し込みをしたときに案内の文章が届くことも多いので、まずはそれを最後まで読んでください。持ち物の欄に、靴とタオルのことが書いてあるはずです。
着て行くなら、上に一枚、下はそのまま
着て行くと決めたら、運動着の上に一枚だけ重ねます。下は運動用のパンツのままで構いません。
重ねる一枚は、前が全部開くものにしてください。頭からかぶる服は、ジムの中で脱ぐときに髪が乱れ、汗をかいたあとは腕が抜けにくくなります。前開きなら、袖を抜くだけで済みます。
素材は、表が滑らかで、裏に起毛のない薄手のものが向いています。裏起毛の厚い上着は、着いた直後は暖かいのですが、運動を始めると暑すぎて脱ぐことになり、脱いだあとの置き場所に困ります。ジムの中は空調が効いていて、外より暖かいことがほとんどです。
外の気温が10℃を下回る日は、上の一枚に加えて、首を覆うものを1つ足してください。首に巻く薄い布か、首の詰まった上着で足ります。首が冷えないだけで、体の感じる寒さはかなり変わります。
着替えるなら、行きの服は脱ぎやすさで選ぶ
着替えると決めたら、行きの服は「更衣室で速く脱げるか」で選んでください。体験の日は、受付の説明や書類の記入があり、着替えに使える時間が思っているより短いことがあります。
脱ぎやすい服の目安は、ボタンが3つ以内であることです。前にボタンが並ぶシャツや、背中にファスナーがある服は、狭い更衣室で手間取ります。上はかぶるだけの薄手のニットや長袖の綿の服、下はゴムの入ったパンツが扱いやすいです。
靴下は、運動用のものを最初からはいて行くと、更衣室でかがむ回数が減ります。運動用の靴下は、くるぶしが隠れる長さのものを選ぶと、靴の縁でかかとが擦れにくくなります。
着替えたあとの普段着は、畳まずに袋へ入れて構いません。ロッカーの奥行きが浅いことがあるので、厚い上着は丸めて上の段に置きます。
上は、バンザイしてもへそが出ない丈
運動用の上を選ぶときの境目は、ひとつだけです。**両手を真上に上げたとき、裾がへそより下に残るか。**鏡の前で一度試してください。
ジムの体験では、腕を上げる動きが思っているより多く出てきます。準備のストレッチで両腕を伸ばす、マシンの取っ手を頭の上でつかむ、横になって腕を上げる。どの動きでも、丈が短いと腹が出て、そのたびに裾を直すことになります。
裾がへそより下に残らない場合は、2つの選び方があります。ひとつは、腰骨が隠れるくらいの長めの丈を選ぶこと。もうひとつは、下のパンツのウエストを高めにして、上が上がっても肌が出ないようにすることです。どちらでも構いませんが、初めての日は長めの丈のほうが気にする回数が減ります。
袖は、秋冬なら長袖を選んでください。半袖でも動けますが、体験は説明と見学の時間が長く、立ったまま待つ時間に腕が冷えます。暑くなったら袖をひじまで上げれば済みます。袖口に締めのあるものは、上げた袖が落ちてこないので扱いやすいです。
首まわりは、丸首で詰まりすぎないものを選びます。横になったとき、襟の大きく開いた服は胸元がずれます。逆に首の詰まった服は、汗をかくと首にまとわりつきます。鎖骨が半分見えるくらいの丸首が、ちょうどよい境目です。
下は、しゃがんで膝裏がつっぱらないもの
下の境目も、ひとつです。**深くしゃがんだとき、膝裏とお尻がつっぱらないか。**これも家で一度試してください。
体験でよく使うのは、脚で押すマシン、座って漕ぐマシン、床でのストレッチです。どれも膝を深く曲げます。伸びない生地のパンツは、ここでつっぱり、膝の動きが小さくなります。
選び方は3通りあります。ひとつは、足首までの長いタイツ1枚。動きを邪魔しませんが、脚の線がそのまま出ます。ふたつめは、長いタイツの上に短めのパンツを重ねる組み方。脚の線がやわらぎ、腰回りも隠れます。みっつめは、腰回りにゆとりがあって足首で締まるパンツ。体の線は出にくく、裾が足元に溜まりません。
避けてほしいのは、裾が広がって足首で締まらないパンツです。座って漕ぐマシンでは、広がった裾がペダルの回る部分に近づきます。巻き込まれる心配だけでなく、足元が見えにくくなるので、初めての人には扱いにくいです。
ウエストのひもは、結んだ先を内側へしまってください。前に垂れたひもは、マシンの座面とお腹の間に挟まります。金具の付いたひもや、ベルトの付いたパンツは、座面を傷つけることがあるので避けます。
靴は、底が平らで溝の浅いものを
靴の決まりを確かめたら、次は靴そのものです。室内専用を求められていないジムでも、底が平らで、溝の浅い運動靴を選ぶと動きやすくなります。
走るための靴は、底が厚く、かかとが高くなっていることが多いです。歩く機械で使うには向いていますが、脚で押すマシンの足置きでは足が浮き、床でのストレッチでは足元が安定しにくい。初めての日は、底の厚さが指1本分くらいまでのものが扱いやすいです。
外で履いている靴を室内でも使う場合は、家を出る前に底の砂を落とし、ジムの入口で湿った布で拭いてから入ります。雨の日は特に、底の溝に溜まった水で床が濡れます。秋冬は落ち葉が溝に挟まることもあるので、入口で一度、靴底を見てください。
ひもは、ほどけにくい結び方にして、余った先を靴の中へ入れておきます。マシンの間を歩くときに、垂れたひもを踏むことがあります。
体験の中身で、持って行くものが変わる
体験の中身は、ジムによって大きく3つに分かれます。予約のときに、どれに近いかを聞いておくと、服の重さを決めやすくなります。
**マシンの使い方の案内が中心の場合。**動く時間は短めで、説明を聞いて立っている時間が長くなります。長袖の上と、伸びるパンツで十分です。汗はそれほどかかないので、着替えの下着は無くても困らないことが多いです。
**スタジオでのレッスンに参加する場合。**音楽に合わせて体を動かすものや、床に座って伸ばすものがあります。汗の量が多くなるので、運動用の上を1枚と、帰りに着替える下着を持って行きます。床に座るレッスンでは、靴を脱ぐことがあるので、靴下に穴がないかを確かめておきます。
**歩く機械や漕ぐ機械を自由に使う場合。**自分のペースで動くので、汗の量は自分で決められます。ただ、初めての人は勢いで長く動いてしまいがちです。汗をかいたときに着替えられるよう、上の替えを1枚入れておくと安心です。
どれに当たるか分からない場合は、スタジオのレッスンに合わせて持って行ってください。いちばん汗をかく場合に備えておけば、他の2つでも困りません。
秋冬は、汗が引くまでの15分を見込む
秋冬にジムへ行くとき、いちばん気をつけてほしいのは帰り道です。運動を終えてから汗が引くまで、15分ほどかかります。この間に外へ出ると、汗が冷えて体が急に冷えます。
だから、運動を終えたら、すぐには外に出ないでください。更衣室か休憩の場所で、水を飲み、汗を拭き、上を着替えてから出ます。この15分を最初から予定に入れておくと、慌てずに済みます。
帰りの服は、行きの服と同じで構いません。ただし、首と手首を覆える一枚を、鞄に入れておいてください。首に巻く薄い布、袖口の締まった上着、薄手の手袋。この3つのどれかがあるだけで、汗で湿った肌が外気に触れる場所を減らせます。
髪が濡れている場合は、乾かしてから出ます。ドライヤーの有無も、予約のときに聞いておくとよいです。無い場合は、髪をまとめて帽子をかぶると、首元が冷えにくくなります。
鞄に入れる順番
持ち物は、ジムで出す順に上から入れてください。受付で出すもの、更衣室で出すもの、運動中に使うもの、帰りに使うもの、の順です。
| 順番 | 入れるもの |
|---|---|
| 1 | 受付で出すもの(身分証、申込みの控え) |
| 2 | 室内用の靴(袋に入れる) |
| 3 | 運動用の上下、靴下 |
| 4 | 小さいタオル、水 |
| 5 | 帰りの下着、首と手首を覆う一枚 |
靴は、他の服と触れないように袋に入れます。帰りの下着も、汗をかいた服と分けて入れられる袋を1枚用意しておきます。濡れた服を入れる袋が無いと、鞄の中が湿ったままになります。
鞄そのものは、ロッカーに入る大きさを選んでください。大きすぎる鞄は、ロッカーに入らず、更衣室の床に置くことになります。肩にかけられる中くらいの大きさが扱いやすいです。
当日の流れに沿って、服を確かめる
体験の日の動きは、どのジムでもおおよそ同じ順に進みます。受付、着替え、説明、体を動かす時間、汗を拭いて着替える時間、帰り道。この順に沿って、それぞれの場面で服が困らないかを、家を出る前に頭の中で一度たどってください。
受付では、書類を書く手元が空いているか
受付では、申込みの書類に名前や連絡先を書くことが多いです。このとき、肩にかけた鞄や腕にかけた上着が邪魔になります。鞄は肩から下ろして足元に置けるもの、上着は脱いで腕にかけずに済むものだと、手元が空きます。
書類には、体の調子や運動の経験を聞く欄があることもあります。気になる点があれば、ここで正直に書いておくと、担当の人が体験の中身を合わせてくれます。服装のことで分からない点も、このときに聞いて構いません。
着替えでは、立ったまま脱ぎ着できるか
更衣室では、ベンチが混んでいて座れないことがあります。立ったまま脱ぎ着できる服かどうかを、家で一度試してください。片足立ちでパンツを脱ぎ替えるのが不安なら、下は家からはいて行くほうが安心です。
靴下をはき替える場合も、立ったままになることがあります。運動用の靴下を最初からはいて行けば、ここでかがむ必要がありません。
説明の時間は、立って待つ時間が長い
体を動かす前に、施設の使い方や安全の決まりを聞く時間があります。10分から20分ほど、立ったまま、または歩きながら説明を聞きます。この時間は体が動いていないので、秋冬は少し肌寒く感じることがあります。
説明の間は、上に前開きを1枚羽織ったままで構いません。体を動かし始めて温まってから脱げば十分です。脱いだ前開きは、腰に巻くか、案内された置き場所に置きます。腰に巻く場合は、袖を前で1回結ぶだけにして、垂れた袖が脚に当たらないようにしてください。
体を動かす時間は、服を直す回数を数える
体を動かし始めたら、服を直した回数を数えてみてください。裾を引き下ろす、ウエストを引き上げる、袖を上げ直す。3回を超えるようなら、その服は次から別のものに替える候補です。
体験の日は、服の相性を確かめる日でもあります。直した回数を覚えておくと、入会したあとに何を買い足せばいいかが分かります。
汗を拭く時間は、肌着から替える
運動を終えたら、汗を拭いてから着替えます。汗をかいた肌着をそのままにして上だけ替えると、湿った肌着が冷えて、帰り道で体が冷えます。替えの肌着を1枚持って行ける人は、肌着から替えてください。
持って行けない場合は、汗を拭くタオルでしっかり拭いてから、乾いた上を着ます。背中は手が届きにくいので、タオルを両手で持って背中に回すと拭きやすいです。
冷えやすい人、汗をかきやすい人が足すこと
体の事情によって、足したほうがよいものがあります。当てはまるものがあれば、ここまでの組み方に1つ足してください。
手足が冷えやすい人
手足が冷えやすい人は、説明の時間に指先が冷えて、マシンの取っ手を握りにくくなることがあります。体を動かし始めるまでは、薄手の手袋をはめておくと楽です。体が温まったら外してポケットに入れます。
足元は、くるぶしが隠れる運動用の靴下を選び、パンツの裾が足首を覆うものにしてください。足首が出ていると、空調の風が当たって冷えを感じやすくなります。長いタイツの上に短めのパンツを重ねる組み方も、足首まで覆えるので向いています。
汗をかきやすい人
汗をかきやすい人は、上の替えを2枚持って行ってください。1枚は運動の途中で替えるため、もう1枚は帰りのためです。運動の途中で汗を吸った上を替えると、汗が冷えて体が重く感じるのを防げます。
上の生地は、綿より、汗を外へ逃がす運動用の生地のほうが乾きが早いです。綿の上は、汗を吸うと重くなり、乾くまでに時間がかかります。手持ちが綿しかない場合は、替えを多めに持って行けば足ります。
膝や腰が気になる人
膝や腰に気になるところがある人は、受付の書類で必ず伝えてください。担当の人が、負担の少ない動きを選んでくれます。服装では、膝を深く曲げてもつっぱらないパンツを選ぶことが、いちばん大事です。
腰回りを冷やしたくない人は、上の丈を長めにして、お尻まで覆うものを選んでください。かがんだときに背中が出ないので、腰に風が当たりません。
どちらとも取れるときは、こう決める
ここまでの境目で決まらないことがあります。いちばん迷いやすい4つの場合を、それぞれ書いておきます。
更衣室はあるが、狭くて混みそうな場合
更衣室が狭い、または夕方の混む時間に行くと分かっている場合は、下だけ着て行き、上だけ着替える組み方にしてください。下を家ではいて行けば、更衣室で脱ぐのは上の一枚だけになります。
下に運動用のパンツをはいて、その上に丈の長いスカートや、ゆとりのあるパンツを重ねて出かけます。ジムに着いたら、上に重ねたものを脱いで、運動用の上に替えるだけです。スカートを重ねる場合は、ゴムのウエストのものなら、立ったままでも脱ぎ着ができます。
家から入口までが、10分から20分のあいだの場合
15分の境目のまわりで迷うときは、外の気温で決めてください。外が15℃より暖かい日は着て行く、15℃を下回る日は着替える、という分け方です。
秋の始まりの昼間は、15℃を超える日が多く、運動着に一枚重ねるだけで歩けます。日が短くなって夕方に行く日は、同じ道でも気温が下がっているので、着替えるほうに寄せてください。行きは着て行き、帰りは着替える、という分け方もできます。帰りのほうが汗で体が冷えやすいからです。
外の気温が、10℃から15℃のあいだの場合
この気温の日は、行きは寒くないのに、帰りに急に寒くなります。運動のあとの汗が理由です。
行きは、運動着の上に薄手の前開きを1枚だけ重ねてください。帰りは、その前開きの下にもう1枚、乾いた長袖を入れます。行きに着た運動用の上は、汗で湿っているので、帰りには着ないほうがよいです。乾いた長袖1枚と、行きの前開きを重ねる。この組み方なら、鞄に入れるのは長袖1枚で済みます。
体験の中身が、当日決まる場合
当日に担当の人が様子を見て決めるジムもあります。この場合は、スタジオのレッスンにも、マシンの案内にも対応できる組み方にしておきます。
上は長袖で、袖をひじまで上げられるもの。下は、伸びるパンツか、長いタイツに短めのパンツを重ねたもの。靴は底の平らな運動靴。この3つで、ほとんどの中身に対応できます。替えの上を1枚入れておけば、汗の量が多い中身になっても困りません。
避けたほうがよい服と小物
初めての体験で、次のものは避けてください。どれも、着ている本人より、マシンや周りの人に当たることが理由です。
- 伸びないパンツ(膝が深く曲がらない)
- 金具やビーズの付いた服(座面や背もたれを傷つける)
- 長く垂れる首飾りや、大きな耳飾り(横になる動きで当たる)
- 裾が広がって締まらないパンツ(足元が見えにくい)
- 裏起毛の厚い上(運動を始めるとすぐ暑くなる)
首飾りや指輪は、家に置いて行くのがいちばん確実です。ロッカーに入れる場合は、小さな袋にまとめてから入れると、落としたときに見つけやすくなります。
腕時計は、運動用のものならつけたままで構いません。金属のベルトの時計は、マシンの取っ手に当たって傷がつくことがあるので外しておきます。
体型が気になる人へ:隠すより、ずれないこと
初めてジムに行くとき、体型が気になって、何を着ればいいか分からなくなる人は多いです。そういうときは、体を隠すことより、動いたときに服がずれないことを優先してください。
ずれる服は、直す回数が増え、そのたびに自分の体に目が行きます。ずれない服は、着ていることを忘れられます。体験の日に大事なのは、服を忘れて動けることです。
上は、お尻が半分隠れる丈の、少しゆとりのある長袖。下は、腰回りにゆとりがあって足首で締まるパンツか、長いタイツに短めのパンツを重ねたもの。この組み方は、体の線を出しすぎず、動いても裾がずれません。
色は、上下で明るさを分けると落ち着きます。上を明るく、下を暗くする、またはその逆。上下とも同じ暗い色にすると、汗の跡が目立ちにくくなります。汗の跡が気になる場合は、背中と脇に色の濃い部分がある服を選ぶと、濡れても目立ちません。
鏡の多いジムでは、最初のうち自分の姿が気になって、動きが小さくなることがあります。そういうときは、鏡を見る回数を決めてしまうのが楽です。マシンに座る前に1回、動きを終えたあとに1回。それ以外は、担当の人の手元や、マシンに貼られた使い方の図を見て動きます。服が動きの邪魔をしていなければ、鏡を見る理由は少なくなります。体験の日に服を直す回数が少なかったなら、その組み方はあなたに合っています。
体験のあとに入会するなら、買い足す順番
体験を終えて入会を決めたら、運動着を買い足したくなるかもしれません。急いで全部をそろえる必要はありません。次に足すのは、靴、上の替え、下の替えの順です。
靴が先なのは、体験で使った靴が合わなかったと感じた場合、他の何よりも動きに響くからです。体験のあと、足の裏や指が痛くなかったか、マシンの足置きで足が浮かなかったかを思い出してください。気になる点があれば、靴から見直します。
上の替えが次なのは、上がいちばん汗を吸うからです。週に2回通うなら、上は2枚あれば洗って回せます。下は、1枚でも数回は使えるので、最後で構いません。
通い始めて1か月ほどすると、自分がどのマシンを多く使うか、どのレッスンに出るかが分かってきます。そのあとで、使う動きに合わせて選び直すと、無駄な買い物が減ります。
売り場で試すときは、2つの動きだけでよい
運動着を買い足すときは、売り場の試着室で2つの動きを試してください。両手を真上に上げる動きと、深くしゃがむ動きです。体験の日に家で試したのと同じ2つです。
両手を上げたとき、裾がへそより下に残るか。しゃがんだとき、膝裏とお尻がつっぱらないか。この2つが通れば、その服はジムで困りません。見た目が気に入っても、どちらかが通らない服は、通うたびに直す回数が増えます。
試着室が狭くてしゃがめない場合は、片足を椅子の高さほどに上げてみるだけでも、膝の曲がり具合は確かめられます。靴を買う場合は、売り場で数歩歩くだけでなく、つま先立ちとかかと立ちを1回ずつしてください。足の指が靴の先に当たらないか、かかとが浮かないかが分かります。
洗い替えの数は、通う回数から決める
運動着の数は、1週間に通う回数から決めると迷いません。週に1回なら上下1組で回ります。週に2回なら、上を2枚、下を1枚。週に3回以上なら、上下とも2組あると、洗濯が間に合わない日に困りません。秋冬は洗濯物が乾きにくいので、夏より1枚多めに見込んでおくと安心です。
よくある迷い
初めてでも、運動用の服を新しく買ったほうがいいですか
手持ちで間に合うなら、新しく買う必要はありません。伸びるパンツと長袖の綿の上、底の平らな運動靴があれば、体験は十分こなせます。体験のあとで続けると決めたときに、足りないものだけ足してください。
化粧はしたまま行っても大丈夫ですか
構いません。ただ、汗で崩れやすくなるので、薄めにしておくと帰りに直す手間が減ります。顔を拭く小さいタオルを1枚持って行けば、運動中に汗を押さえられます。
髪はまとめたほうがいいですか
肩より長い場合は、まとめてください。横になる動きや、頭の上でつかむマシンで、髪が顔にかかります。まとめる位置は、横になったときに頭の後ろに当たらない、少し高めの位置が楽です。
他の人と服がかぶったら恥ずかしいです
ジムでは、似た運動着を着ている人が多く、服がかぶるのは珍しいことではありません。周りの人も自分の運動に集中しています。気になるなら、上下のどちらかに明るい色を1つ入れるだけで、印象は変わります。
仕事帰りに寄る場合、通勤の服はどうすればいいですか
仕事帰りに体験へ寄る場合は、着替えるほうに決めてください。通勤の服のまま運動はできないので、運動着を鞄に入れて行くことになります。このとき困るのは、鞄の大きさです。通勤の鞄に運動着と靴が入らない場合は、運動着と靴を薄い袋にまとめて、通勤の鞄とは別に持ちます。
通勤の服は、ロッカーの中でしわにならないように、上着をハンガーにかけられるか受付で聞いてください。ハンガーが無い場合は、上着を縦に二つ折りにして、ロッカーの上の段に寝かせて置くと、しわが少なくて済みます。帰りは通勤の服に戻すので、汗を拭く時間を長めに取ってから着替えてください。
友人と一緒に体験に行く場合、服を合わせたほうがいいですか
合わせる必要はありません。それぞれ自分の体と動きに合う服を選んでください。2人で行く場合に気をつけたいのは、片方だけが室内用の靴を忘れることです。予約のときに聞いた靴の決まりを、前の日に2人で確かめ合っておくと安心です。
生理の日に体験の予約が重なってしまいました
体調に無理がなければ、行って構いません。下は、色の濃いパンツを選び、長いタイツの上に短めのパンツを重ねる組み方にすると、気になることが減ります。上は、お尻まで隠れる長めの丈にしてください。体調がすぐれない場合は、予約の日を替えてもらうのがいちばんです。多くのジムは、体験の日を替える連絡に応じてくれます。
体験の日に雨が降ったらどうすればいいですか
雨の日は、着替えるほうに寄せてください。運動着のまま雨の中を歩くと、濡れた生地が冷えて、着いたときには体が冷えています。行きは普段着に雨具を合わせ、運動着と室内用の靴は濡れないように袋に入れて鞄にしまいます。外で履いてきた靴を室内でも使う場合は、入口で底の水をよく拭き取ってください。
ほかの運動の装いは、冬のランニングウェア 女性やスポーツブラの選び方 秋冬にもまとめています。
よくある問い
- Q. 初めてのジム体験は、普段着で行っても大丈夫ですか
- 動く時間が短い案内だけなら、普段着の一部で間に合うことがあります。ただし、ジーンズ、金具の付いたベルト、裾の広がったスカートはマシンの座面やベルトに当たるので避けてください。ジャージ素材の上下や、伸びるパンツに長袖の綿の上を合わせる程度で十分です。普段着で行くなら、腕を上げたときに腹が出ないか、しゃがんだときに膝裏がつっぱらないかを家で一度試してから出かけてください。この2つが通れば、体験の中身はほぼこなせます。
- Q. 室内用の靴を持っていません。外で履いているスニーカーではだめですか
- ジムによって決まりが違います。外の靴をそのまま使ってよいところ、拭けばよいところ、室内専用の靴を求めるところの3通りがあります。予約のときに一言聞くのがいちばん早く確実です。室内専用を求められて手元に無い場合は、底が平らで溝の浅い運動靴を一足用意してください。走るための厚い底の靴は、マシンの足置きで足が浮きやすく、初めての人には扱いにくいことがあります。貸し出しのあるジムもあるので、それも合わせて聞いておくと安心です。
- Q. 体型が気になって、ぴったりした服を着るのに抵抗があります
- ぴったりした服を選ぶ必要はありません。大事なのは、動いたときに服がずれないことです。上はお尻が半分隠れる丈の少しゆとりのある長袖、下は腰回りにゆとりがあって足首で締まるパンツにすると、体の線は出にくく、裾もマシンに巻き込まれません。下にぴったりした長いタイツをはき、その上に短めのパンツを重ねる組み方も、脚の線をやわらげながら動きやすさを保てます。周りの人は自分の運動に集中しているので、思っているほど見られていません。
- Q. 寒い日は、運動中も長袖のままでいいですか
- 長袖のままで構いません。体験の多くは、最初の説明と見学の時間が長く、体が温まるまでに時間がかかります。最初は長袖で始め、汗がにじんできたら袖をひじまで上げるか、上に重ねた一枚を脱ぐ、という順で調整してください。脱いだものを置く場所がない場合もあるので、腰に巻ける薄手のものか、小さく畳める上着を選んでおくと困りません。
— メグラシ編集部





